JP2002186521A - 歯ブラシ - Google Patents
歯ブラシInfo
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- JP2002186521A JP2002186521A JP2000388892A JP2000388892A JP2002186521A JP 2002186521 A JP2002186521 A JP 2002186521A JP 2000388892 A JP2000388892 A JP 2000388892A JP 2000388892 A JP2000388892 A JP 2000388892A JP 2002186521 A JP2002186521 A JP 2002186521A
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- tapered
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- toothbrush
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目、歯間三角
部、歯周ポケットなどの汚れや歯垢の除去効果に優れる
とともに、歯ブラシの交換時期を知らせるインジケータ
機能にも優れた歯ブラシを提供すること。 【解決手段】 ヘッド部1の植毛面2に複数の刷毛3が
固定された歯ブラシにおいて、刷毛3の一部または全部
を、ヘッド部固定側から刷毛の先端方向に向かって連続
的または不連続的に断面積が小さくなるテーパー状とさ
れ、かつ、その一部分を着色して着色部4とされたテー
パー状毛から構成する。
部、歯周ポケットなどの汚れや歯垢の除去効果に優れる
とともに、歯ブラシの交換時期を知らせるインジケータ
機能にも優れた歯ブラシを提供すること。 【解決手段】 ヘッド部1の植毛面2に複数の刷毛3が
固定された歯ブラシにおいて、刷毛3の一部または全部
を、ヘッド部固定側から刷毛の先端方向に向かって連続
的または不連続的に断面積が小さくなるテーパー状とさ
れ、かつ、その一部分を着色して着色部4とされたテー
パー状毛から構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯と歯の間、歯と
歯ぐきの境目、歯間三角部、歯周ポケットなどの汚れや
歯垢の除去効果に優れるとともに、歯ブラシの交換時期
を知らせるインジケータ機能にも優れた歯ブラシに関す
る。
歯ぐきの境目、歯間三角部、歯周ポケットなどの汚れや
歯垢の除去効果に優れるとともに、歯ブラシの交換時期
を知らせるインジケータ機能にも優れた歯ブラシに関す
る。
【0002】
【従来の技術】口腔内の細かい隙間の汚れ、例えば、歯
と歯の間、歯と歯ぐきの境目、歯間三角部、歯周ポケッ
トなどの汚れや歯垢を除去するための歯ブラシとして
は、代表的なものとして、図2に示すような刷毛の先端
方向に向かって連続的もしくは不連続的に断面積が小さ
くなるテーパー状毛21を植毛した歯ブラシが知られて
いる(例えば、特開昭56−155628号、実開平6
−154号参照)。
と歯の間、歯と歯ぐきの境目、歯間三角部、歯周ポケッ
トなどの汚れや歯垢を除去するための歯ブラシとして
は、代表的なものとして、図2に示すような刷毛の先端
方向に向かって連続的もしくは不連続的に断面積が小さ
くなるテーパー状毛21を植毛した歯ブラシが知られて
いる(例えば、特開昭56−155628号、実開平6
−154号参照)。
【0003】上記テーパー状毛を構成するモノフィラメ
ントの素材としては、ポリプロピレン、ポリアミド、ポ
リエステル、ポリブチレンテレフタレート(PBT)な
どの樹脂が用いられるが、加工処理のしやすさや、加工
後のモノフィラメントの表面の滑らかさの点から、ポリ
ブチレンテレフタレートを強アルカリによって化学的に
処理する方法が一般的である。
ントの素材としては、ポリプロピレン、ポリアミド、ポ
リエステル、ポリブチレンテレフタレート(PBT)な
どの樹脂が用いられるが、加工処理のしやすさや、加工
後のモノフィラメントの表面の滑らかさの点から、ポリ
ブチレンテレフタレートを強アルカリによって化学的に
処理する方法が一般的である。
【0004】この化学処理したテーパー状毛の場合、刷
毛の先端部太さを0.02mmと細くすることが可能で
あり、歯と歯の間や、歯と歯ぐきの境目、歯間三角部、
歯周ポケットなどの隙間への毛先の到達性に優れ、しか
も、刷毛のヘッド部固定側は6〜8ミル(0.152〜
0.203mm)程度と、ある程度の太さを維持するこ
とが可能なため、長時間のブラッシングによる耐久性に
優れ、通常の円柱状毛と比べて、長期間のブラッシング
によってもへたりにくいといった特徴を有する。
毛の先端部太さを0.02mmと細くすることが可能で
あり、歯と歯の間や、歯と歯ぐきの境目、歯間三角部、
歯周ポケットなどの隙間への毛先の到達性に優れ、しか
も、刷毛のヘッド部固定側は6〜8ミル(0.152〜
0.203mm)程度と、ある程度の太さを維持するこ
とが可能なため、長時間のブラッシングによる耐久性に
優れ、通常の円柱状毛と比べて、長期間のブラッシング
によってもへたりにくいといった特徴を有する。
【0005】よく用いられているテーパー状毛の代表的
なものは、モノフィラメントの全長が31mm、中央部
の太さが7.5ミル(0.1908mm)程度であり、
このモノフィラメントを二つ折りにして、歯ブラシヘッ
ド部の植毛面に形成された植毛穴に、平線(金属片)を
用いて固定している。
なものは、モノフィラメントの全長が31mm、中央部
の太さが7.5ミル(0.1908mm)程度であり、
このモノフィラメントを二つ折りにして、歯ブラシヘッ
ド部の植毛面に形成された植毛穴に、平線(金属片)を
用いて固定している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】通常の円柱状毛を用い
た歯ブラシの場合、長期間使用すると、ヘッド部に固定
された刷毛の毛先が徐々に湾曲して外側へ開いてくる
が、毛先が開くと口腔内の清掃力が低下するため、通
常、毛先が開いたら新しい歯ブラシと交換するのが好ま
しい。
た歯ブラシの場合、長期間使用すると、ヘッド部に固定
された刷毛の毛先が徐々に湾曲して外側へ開いてくる
が、毛先が開くと口腔内の清掃力が低下するため、通
常、毛先が開いたら新しい歯ブラシと交換するのが好ま
しい。
【0007】円柱状毛を用いた歯ブラシの場合、例え
ば、ヘッド部裏側から見て、外側へ開いた毛先がヘッド
部周縁からはみ出していたら新しい歯ブラシと交換す
る、といった交換時期の目安にもなっている。
ば、ヘッド部裏側から見て、外側へ開いた毛先がヘッド
部周縁からはみ出していたら新しい歯ブラシと交換す
る、といった交換時期の目安にもなっている。
【0008】しかしながら、前述したテーパー状毛を用
いた歯ブラシの場合、ブラッシング方法にもよるが、円
柱状毛のようにはなかなか毛先が湾曲せず、むしろ徐々
に先端部が磨耗して毛丈が短くなるといった特徴を有す
る。したがって、一般の円柱状毛を用いた歯ブラシのよ
うに毛先の開き具合によって新しい歯ブラシとの交換時
期の目安とすることができにくい、といった問題があっ
た。
いた歯ブラシの場合、ブラッシング方法にもよるが、円
柱状毛のようにはなかなか毛先が湾曲せず、むしろ徐々
に先端部が磨耗して毛丈が短くなるといった特徴を有す
る。したがって、一般の円柱状毛を用いた歯ブラシのよ
うに毛先の開き具合によって新しい歯ブラシとの交換時
期の目安とすることができにくい、といった問題があっ
た。
【0009】歯ブラシの交換時期を視覚的に知らせるよ
うにした歯ブラシとして、特開平2−152406号に
記載のものが知られているが、この歯ブラシは、円柱状
毛を着色したもので、経時に従って刷毛の外側が歯磨剤
で磨耗され、着色された毛の色が徐々に薄くなっていく
ことにより、新しい歯ブラシとの交換時期を知らせるよ
うにしたものである。
うにした歯ブラシとして、特開平2−152406号に
記載のものが知られているが、この歯ブラシは、円柱状
毛を着色したもので、経時に従って刷毛の外側が歯磨剤
で磨耗され、着色された毛の色が徐々に薄くなっていく
ことにより、新しい歯ブラシとの交換時期を知らせるよ
うにしたものである。
【0010】しかしながら、この歯ブラシの場合、必ず
しも毛のへたり具合(湾曲の程度)と毛の色の脱色とが
一致せず、刷毛が開いていないにもかかわらず、着色が
薄くなるといった問題があり、新しい歯ブラシとの交換
時期を知らせるインジケータとしての機能には必ずしも
好ましいとはいえなかった。
しも毛のへたり具合(湾曲の程度)と毛の色の脱色とが
一致せず、刷毛が開いていないにもかかわらず、着色が
薄くなるといった問題があり、新しい歯ブラシとの交換
時期を知らせるインジケータとしての機能には必ずしも
好ましいとはいえなかった。
【0011】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたもので、歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目、歯間三角
部、歯周ポケットなどの汚れや歯垢の除去効果に優れる
とともに、歯ブラシの交換時期を知らせるインジケータ
機能にも優れた歯ブラシを提供することを目的とする。
れたもので、歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目、歯間三角
部、歯周ポケットなどの汚れや歯垢の除去効果に優れる
とともに、歯ブラシの交換時期を知らせるインジケータ
機能にも優れた歯ブラシを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、ヘッド部の植毛面に複数の刷毛が固定さ
れた歯ブラシにおいて、前記刷毛の一部または全部が、
ヘッド部固定側から刷毛の先端方向に向かって連続的ま
たは不連続的に断面積が小さくなるテーパー状とされ、
かつ、その一部分を着色されたテーパー状毛からなるこ
とを特徴とするものである。なお、前記テーパー状毛
は、刷毛先端部を着色するか、刷毛先端部とその他の部
分とを異なる色に着色することが好ましい。
め、本発明は、ヘッド部の植毛面に複数の刷毛が固定さ
れた歯ブラシにおいて、前記刷毛の一部または全部が、
ヘッド部固定側から刷毛の先端方向に向かって連続的ま
たは不連続的に断面積が小さくなるテーパー状とされ、
かつ、その一部分を着色されたテーパー状毛からなるこ
とを特徴とするものである。なお、前記テーパー状毛
は、刷毛先端部を着色するか、刷毛先端部とその他の部
分とを異なる色に着色することが好ましい。
【0013】上記構成の歯ブラシとした場合、刷毛先端
が細く尖っているため、ブラッシング時、毛先が歯と歯
の間、歯と歯ぐきの境目、歯間三角部、歯周ポケットな
どに入り込みやすく、これらの部分の汚れや歯垢を効果
的に除去できる。そして、経時に従ってテーパー状をし
た刷毛の先端部から刷毛が磨耗していくので、テーパー
状毛の着色部の長さあるいは刷毛毛丈に対する着色部の
比率が変化し、これによって使用者に歯ブラシの交換時
期を簡単かつ確実に知らせることができる。
が細く尖っているため、ブラッシング時、毛先が歯と歯
の間、歯と歯ぐきの境目、歯間三角部、歯周ポケットな
どに入り込みやすく、これらの部分の汚れや歯垢を効果
的に除去できる。そして、経時に従ってテーパー状をし
た刷毛の先端部から刷毛が磨耗していくので、テーパー
状毛の着色部の長さあるいは刷毛毛丈に対する着色部の
比率が変化し、これによって使用者に歯ブラシの交換時
期を簡単かつ確実に知らせることができる。
【0014】上記構成になる歯ブラシは、例えば、ヘッ
ド部の植毛面に複数の刷毛を固定した後、該刷毛をグラ
インド加工し、もしくは酸やアルカリ、有機溶剤で化学
的に処理することにより、ヘッド部固定側から刷毛の先
端方向に向かって連続的または不連続的に断面積が小さ
くなるテーパー形状に形成し、該テーパー形状とされた
刷毛の所定部分を着色加工することにより、あるいは、
あらかじめ刷毛をグラインド加工し、もしくは酸やアル
カリ、有機溶剤で化学的に処理することにより、ヘッド
部固定側から刷毛の先端方向に向かって連続的または不
連続的に断面積が小さくなるテーパー形状とした後、該
テーパー形状をした複数の刷毛をヘッド部植毛面に固定
し、該固定された刷毛の所定部分を着色加工することに
より、製造することができる。
ド部の植毛面に複数の刷毛を固定した後、該刷毛をグラ
インド加工し、もしくは酸やアルカリ、有機溶剤で化学
的に処理することにより、ヘッド部固定側から刷毛の先
端方向に向かって連続的または不連続的に断面積が小さ
くなるテーパー形状に形成し、該テーパー形状とされた
刷毛の所定部分を着色加工することにより、あるいは、
あらかじめ刷毛をグラインド加工し、もしくは酸やアル
カリ、有機溶剤で化学的に処理することにより、ヘッド
部固定側から刷毛の先端方向に向かって連続的または不
連続的に断面積が小さくなるテーパー形状とした後、該
テーパー形状をした複数の刷毛をヘッド部植毛面に固定
し、該固定された刷毛の所定部分を着色加工することに
より、製造することができる。
【0015】もちろん、テーパー状毛をヘッド部植毛面
に固定する前にその刷毛の一部分を着色してもよい。ま
た、刷毛先端部を他の部分とは視覚的に異なる色調を有
するように着色した後、ヘッド部の植毛面に刷毛を固定
してもよい。
に固定する前にその刷毛の一部分を着色してもよい。ま
た、刷毛先端部を他の部分とは視覚的に異なる色調を有
するように着色した後、ヘッド部の植毛面に刷毛を固定
してもよい。
【0016】テーパー状毛の着色部位は、先端部付近が
好ましいが、逆に先端部付近以外の部分を着色してもよ
いし、先端部付近と先端部以外を異なる色でそれぞれ着
色してもよい。すなわち、テーパー状毛の先端部を他の
部分とは視覚的に異なる色調を有するように着色してあ
ればよいものである。
好ましいが、逆に先端部付近以外の部分を着色してもよ
いし、先端部付近と先端部以外を異なる色でそれぞれ着
色してもよい。すなわち、テーパー状毛の先端部を他の
部分とは視覚的に異なる色調を有するように着色してあ
ればよいものである。
【0017】テーパー状毛の先端部付近を着色する場
合、テーパー状毛の最先端から3mm程度まで、より好
ましくは2mm程度までの部分を着色するのが好まし
い。
合、テーパー状毛の最先端から3mm程度まで、より好
ましくは2mm程度までの部分を着色するのが好まし
い。
【0018】着色の色調は特に限定しないが、青や緑の
ように比較的はっきりとした色調が好ましい。もちろ
ん、口腔内で使用するものであるから、着色剤は安全性
が高いものである必要があり、例えば、食品分野医薬品
分野、化粧品分野などにおいて使用されている安全性の
高い着色料が好ましい。
ように比較的はっきりとした色調が好ましい。もちろ
ん、口腔内で使用するものであるから、着色剤は安全性
が高いものである必要があり、例えば、食品分野医薬品
分野、化粧品分野などにおいて使用されている安全性の
高い着色料が好ましい。
【0019】ヘッド部固定側から刷毛の先端方向に向か
って連続的もしくは不連続的に断面積が小さくなるテー
パー状の刷毛とは、例えば、特開昭56−155628
号、実開平6−154号、特開平6−141923号、
特願平10−189241号、特願平10−19618
7号に示されるように、刷毛の先端方向に向かって連続
的に断面積が小さくなるテーパー状毛をいうが、必ずし
も断面積は連続的に変化する必要はなく、不連続的に変
化してもよい。また、連続的に変化する場合でも、直線
状に変化するだけでなく、曲線(湾曲)状に変化しても
よいものである。
って連続的もしくは不連続的に断面積が小さくなるテー
パー状の刷毛とは、例えば、特開昭56−155628
号、実開平6−154号、特開平6−141923号、
特願平10−189241号、特願平10−19618
7号に示されるように、刷毛の先端方向に向かって連続
的に断面積が小さくなるテーパー状毛をいうが、必ずし
も断面積は連続的に変化する必要はなく、不連続的に変
化してもよい。また、連続的に変化する場合でも、直線
状に変化するだけでなく、曲線(湾曲)状に変化しても
よいものである。
【0020】また、テーパー状毛の断面形状は、必ずし
も円形である必要はなく、例えば、特開昭58−158
12号や特開昭60−88110号、実開平1−594
21号に示されるように、楕円形や多角形であってもよ
い。
も円形である必要はなく、例えば、特開昭58−158
12号や特開昭60−88110号、実開平1−594
21号に示されるように、楕円形や多角形であってもよ
い。
【0021】また、植毛されるテーパー状毛のテーパー
度はある程度均一に揃っている方が好ましいが、不揃い
であってもよく、特に限定はない。
度はある程度均一に揃っている方が好ましいが、不揃い
であってもよく、特に限定はない。
【0022】テーパー状毛を構成するモノフィラメント
の素材としては、従来の場合と同様に、ポリプロピレ
ン、ポリアミド、ポリエステル、ポリブチレンテレフタ
レート(PBT)などの樹脂が用いられるが、加工処理
のしやすさや、加工後のモノフィラメントの表面の滑ら
かさの点から、ポリブチレンテレフタレートを強アルカ
リ処理したものがより好ましい。
の素材としては、従来の場合と同様に、ポリプロピレ
ン、ポリアミド、ポリエステル、ポリブチレンテレフタ
レート(PBT)などの樹脂が用いられるが、加工処理
のしやすさや、加工後のモノフィラメントの表面の滑ら
かさの点から、ポリブチレンテレフタレートを強アルカ
リ処理したものがより好ましい。
【0023】刷毛の太さは特に限定はなく、テーパー状
に加工されたモノフィラメントであればよいが、特に先
端部太さが0.02mm、ヘッド部固定側太さが6〜8
ミル(0.152〜0.203mm)のものが、口腔内
における使用性の点からより好ましい。
に加工されたモノフィラメントであればよいが、特に先
端部太さが0.02mm、ヘッド部固定側太さが6〜8
ミル(0.152〜0.203mm)のものが、口腔内
における使用性の点からより好ましい。
【0024】ヘッド部を含む歯ブラシハンドルの素材と
しては特に限定はなく、例えば、ポリプロピレン、ポリ
エチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレン
テレフタレート、ポリメタクリル酸メチル、プロピオン
酸セルロース、ポリウレタン、ポリアミド、ABSなど
の樹脂が用いられるが、成形性とコストの点でポリプロ
ピレンがより好ましい。
しては特に限定はなく、例えば、ポリプロピレン、ポリ
エチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレン
テレフタレート、ポリメタクリル酸メチル、プロピオン
酸セルロース、ポリウレタン、ポリアミド、ABSなど
の樹脂が用いられるが、成形性とコストの点でポリプロ
ピレンがより好ましい。
【0025】
【発明の実施の形態】図1に本発明に係る歯ブラシの一
実施の形態を示す。図1(a)は実施の形態に係る歯ブ
ラシのヘッド部の略示拡大側面図、(b)はテーパー状
毛の先端部分の拡大側面図であって、図中、1はヘッド
部、2は植毛面、3は植毛面2に植毛されたテーパー状
毛からなる刷毛である。
実施の形態を示す。図1(a)は実施の形態に係る歯ブ
ラシのヘッド部の略示拡大側面図、(b)はテーパー状
毛の先端部分の拡大側面図であって、図中、1はヘッド
部、2は植毛面、3は植毛面2に植毛されたテーパー状
毛からなる刷毛である。
【0026】図示例の歯ブラシは、すべての刷毛3をテ
ーパー状毛とし、その先端部を着色料で着色したもので
ある。すなわち、使用した刷毛3は、先端部太さが約
0.02mm、ヘッド部固定側(毛の根元部)の太さが
0.20mm、毛丈が11mmのテーパー状毛からな
り、最先端から約2mmまでの部分を着色して磨耗判定
のための着色部4とした。
ーパー状毛とし、その先端部を着色料で着色したもので
ある。すなわち、使用した刷毛3は、先端部太さが約
0.02mm、ヘッド部固定側(毛の根元部)の太さが
0.20mm、毛丈が11mmのテーパー状毛からな
り、最先端から約2mmまでの部分を着色して磨耗判定
のための着色部4とした。
【0027】上記のようなテーパー状毛からなる刷毛3
を用いた歯ブラシは、刷毛先端が細く尖っているため、
ブラッシング時、毛先が歯と歯の間、歯と歯ぐきの境
目、歯間三角部、歯周ポケットなどに入り込みやすく、
これらの部分の汚れや歯垢を効果的に除去することがで
きる。そして、経時に従ってテーパー状をした刷毛3の
先端部側から磨耗していき、先端部の着色部4の長さが
徐々に短くなっていく。したがって、この着色部4の長
さの変化から歯ブラシの交換時期を簡単かつ確実に知る
ことができる。
を用いた歯ブラシは、刷毛先端が細く尖っているため、
ブラッシング時、毛先が歯と歯の間、歯と歯ぐきの境
目、歯間三角部、歯周ポケットなどに入り込みやすく、
これらの部分の汚れや歯垢を効果的に除去することがで
きる。そして、経時に従ってテーパー状をした刷毛3の
先端部側から磨耗していき、先端部の着色部4の長さが
徐々に短くなっていく。したがって、この着色部4の長
さの変化から歯ブラシの交換時期を簡単かつ確実に知る
ことができる。
【0028】ちなみに、上記実施の形態に係る歯ブラシ
を用いて、通常の歯磨剤を使い、2ヶ月間にわたるブラ
ッシングの使用試験を行なったところ、着色部4が徐々
に磨耗して短くなっていき、この着色部4の長さの変化
から刷毛3の磨耗状態を視覚的に簡単かつ確実に識別で
きることが確認された。
を用いて、通常の歯磨剤を使い、2ヶ月間にわたるブラ
ッシングの使用試験を行なったところ、着色部4が徐々
に磨耗して短くなっていき、この着色部4の長さの変化
から刷毛3の磨耗状態を視覚的に簡単かつ確実に識別で
きることが確認された。
【0029】なお、前記実施の形態では、植毛面2に固
定されたテーパー状毛のすべての先端部を着色したが、
着色していない通常のテーパー状毛と組み合わせて植毛
してもよいし、通常の柱状毛と組み合わせて植毛しても
よいものである。
定されたテーパー状毛のすべての先端部を着色したが、
着色していない通常のテーパー状毛と組み合わせて植毛
してもよいし、通常の柱状毛と組み合わせて植毛しても
よいものである。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ヘッド部に固定された刷毛の一部または全部を、ヘッド
部固定側から刷毛の先端方向に向かって連続的または不
連続的に断面積が小さくなるテーパー状とされ、かつ、
その一部分を着色されたテーパー状毛としたので、歯ブ
ラシの長期間使用による毛先の磨耗程度を視覚的に確認
することができ、使用者に対して新しい歯ブラシとの交
換時期を確実かつ効果的に知らせることができる。な
お、刷毛先端部を着色するか、あるいは、刷毛先端部と
その他の部分とを異なる色に着色すれば、前記効果をよ
り確実に発揮させることができる。
ヘッド部に固定された刷毛の一部または全部を、ヘッド
部固定側から刷毛の先端方向に向かって連続的または不
連続的に断面積が小さくなるテーパー状とされ、かつ、
その一部分を着色されたテーパー状毛としたので、歯ブ
ラシの長期間使用による毛先の磨耗程度を視覚的に確認
することができ、使用者に対して新しい歯ブラシとの交
換時期を確実かつ効果的に知らせることができる。な
お、刷毛先端部を着色するか、あるいは、刷毛先端部と
その他の部分とを異なる色に着色すれば、前記効果をよ
り確実に発揮させることができる。
【0031】さらに、テーパー状毛は側面よりも先端側
からの磨耗の度合いが大きいため、先端部に他の部分と
は視覚的に異なる色調を与えることにより、例えば、歯
と歯の間、歯と歯ぐきの境目、歯間三角部、歯周ポケッ
トなどの口腔内の細かい隙間の汚れや歯垢を除去する機
能の低下を的確に使用者に知らせることが可能となり、
新しい歯ブラシとの交換時期を知らせるインジケータ機
能に優れた歯ブラシとすることができる。
からの磨耗の度合いが大きいため、先端部に他の部分と
は視覚的に異なる色調を与えることにより、例えば、歯
と歯の間、歯と歯ぐきの境目、歯間三角部、歯周ポケッ
トなどの口腔内の細かい隙間の汚れや歯垢を除去する機
能の低下を的確に使用者に知らせることが可能となり、
新しい歯ブラシとの交換時期を知らせるインジケータ機
能に優れた歯ブラシとすることができる。
【図1】本発明に係る歯ブラシの一実施の形態を示すも
ので、(a)はヘッド部の略示拡大側面図、(b)は先
端部を着色したテーパー状毛の先端部分の拡大側面図で
ある。
ので、(a)はヘッド部の略示拡大側面図、(b)は先
端部を着色したテーパー状毛の先端部分の拡大側面図で
ある。
【図2】従来用いられているテーパー状毛の先端部分の
拡大側面図である。
拡大側面図である。
1 ヘッド部 2 植毛面 3 刷毛(テーパー状毛) 4 着色部
Claims (3)
- 【請求項1】 ヘッド部の植毛面に複数の刷毛が固定さ
れた歯ブラシにおいて、 前記刷毛の一部または全部が、ヘッド部固定側から刷毛
の先端方向に向かって連続的または不連続的に断面積が
小さくなるテーパー状とされ、かつ、その一部分を着色
されたテーパー状毛からなることを特徴とする歯ブラ
シ。 - 【請求項2】 刷毛先端部が着色されていることを特徴
とする請求項1記載の歯ブラシ。 - 【請求項3】 刷毛先端部とその他の部分とが異なる色
に着色されていることを特徴とする請求項1記載の歯ブ
ラシ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000388892A JP2002186521A (ja) | 2000-12-21 | 2000-12-21 | 歯ブラシ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000388892A JP2002186521A (ja) | 2000-12-21 | 2000-12-21 | 歯ブラシ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002186521A true JP2002186521A (ja) | 2002-07-02 |
Family
ID=18855553
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000388892A Pending JP2002186521A (ja) | 2000-12-21 | 2000-12-21 | 歯ブラシ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002186521A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007289725A (ja) * | 2002-12-03 | 2007-11-08 | Young-Jun Kwon | 一側の毛先だけテーパー状に先鋭化された針状毛が植毛された歯ブラシ |
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- 2000-12-21 JP JP2000388892A patent/JP2002186521A/ja active Pending
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