JP2004175483A - 長尺ロール状粘着テープ用芯、長尺ロール状粘着テープおよびロール状粘着テープ単巻 - Google Patents

長尺ロール状粘着テープ用芯、長尺ロール状粘着テープおよびロール状粘着テープ単巻 Download PDF

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Abstract

【課題】巻芯に直接巻かれた部分の粘着テープを巻き戻した際に、剥離性フィルムや発泡シートが剥がれることなく、巻回された粘着テープを最後まで使用することができるロール状粘着テープ単巻、および長尺ロール状粘着テープ、ならびに、これに用いる長尺ロール状粘着テープ用芯を提供する。
【解決手段】円筒形の紙巻の外周に、発泡シートおよび剥離性フィルムを順次周設してなる長尺ロール状粘着テープ用芯であって、上記発泡シートと剥離性フィルムとの間に薄紙が介在している。上記粘着テープ用芯の少なくとも片端に、未巻回部を残して粘着テープを巻回することによって、長尺ロール状粘着テープを作製する。また、この長尺ロール状粘着テープを、周方向に切断してロール状粘着テープ単巻を作製する。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロール状粘着テープ単巻に使用される芯、およびこれを用いた長尺ロール状粘着テープ、ならびにロール状粘着テープ単巻に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ロール状粘着テープ単巻は、芯に幅広の粘着テープを巻回した長尺ロール状粘着テープ(以下、ログロールという)を作製し、このログロールを回転させながら、切断刃によって所定の幅に切断して作製されるのが一般的である。そして、ログロールに幅広の粘着テープを巻回するに際して、幅広の粘着テープに皺が寄ってしまうのを防ぐために、適度な張力を幅広の粘着テープに加えながら巻芯に巻回している。
【0003】
しかしながら、上記のようにログロールを切断して作製されるロール状粘着テープ単巻はいくつかの問題点を有していた。例えば、ログロールを切断する際に巻芯が変形したり、ログロールに巻回された幅広の粘着テープには張力が加えられているために、時間経過などによって粘着テープに収縮しようとする力が働いて、巻芯が側面に突き出してタケノコ状になる所謂タケノコ現象を生じたり、巻回した粘着テープ内部に隙間(巻巣)ができてしまう。
【0004】
そこで、従来からこれらの問題点を解決するために様々の検討がなされており、ログロールに用いられる巻芯に工夫を施すことも検討もされている。
【0005】
まず、前者の問題点を解決するためには、巻芯をプラスチック製にする方法が考えられる。しかし、プラスチック製の巻芯は、種類によっては廃棄処理時に燃焼して有毒ガスを発生する場合がある。そこで、この問題を解決するために、切断時の変形にも充分に耐え得る強度を有する紙製の巻芯(以下、紙管という)を用いることが一般に用いられているが、この紙管は後者の問題点であるタケノコ現象を防止できるだけの弾力性や応力緩和性に乏しいので、この紙管を巻芯として用いたロール状粘着テープ単巻は、タケノコ現象や巻巣を発生しやすいという問題がある。
【0006】
そこで、上記のタケノコ現象や巻巣の発生を防止するために、クッション材として、パルプ繊維からなるシートを発泡させて作製されるシート(以下、発泡シートという)を紙管に巻回した巻芯が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【0007】
しかし、このような紙管に発泡シートを巻回した巻芯を用いたロール状粘着テープ単巻は、パルプを主成分とする発泡シートに直接粘着テープを貼付、巻回しているので、巻回された粘着テープを最後まで使用することができない。このように巻芯部分に直接貼着された部分の粘着テープは、一見、少量にも思えるが、ロール状粘着テープ単巻を大量に生産するとなると、多大な無駄部分となるのである。
【0008】
【特許文献1】
特開平10−212690号公報
【特許文献2】
特開2000−170096号公報
【0009】
上記したようなロール状粘着テープ単巻の巻芯部分に直接貼付している粘着テープまで使用するためには、巻芯の表面に適度な離型性が要求される。そこで、有毒ガス発生やタケノコ現象などを発生せず、さらに離型性を有する巻芯として、紙管に巻き付けた発泡シート表面に、セロハンやプラスチックフィルムなどの剥離性を有するフィルムを巻き付けた巻芯も考えられる。このような紙管/発泡シート/剥離性フィルムの積層構造からなる巻芯を用いることによって、巻芯の表面に貼付された粘着テープを最後まで使用できるようになる。しかしながら、この紙管/発泡シート/剥離性フィルムからなる巻芯を用いたロール状粘着テープ単巻は、発泡シートと剥離性フィルムとの密着性に劣るため、巻芯に巻回された粘着テープを使用時に巻き戻した場合、表面の剥離性フィルムが発泡シートから剥れてしまう恐れがある。
【0010】
さらに、上記巻芯に用いられる剥離性フィルムは、一般的に発泡シートに比べて剛性が高くて弾力性に劣るので、紙管/発泡シート/剥離性フィルムからなる巻芯に外から応力がかかると、その応力を充分に緩和できずに発泡シートとの層間破壊を招いてしまう。つまり、このような巻芯からなるログロールを回転させながら切断刃で切断する際、この切断刃がログロールに巻回された粘着テープを、ログロールが回転する方向と反対の方向へ引っ張ることになる。そして、この粘着テープへの張力は、剥離性フィルムでは充分に緩和しきれずに、発泡シート中の繊維にも応力がかかり、発泡シートと剥離性フィルムと間の層間破壊が起こるのである。その結果、巻芯に巻回された粘着テープを巻き戻すと、発泡シートの一部が紙管から剥れてしまったりする場合がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、巻芯に直接巻回した部分の粘着テープを巻き戻した時、剥離性フィルムや発泡シートが剥れることなく、巻回された粘着テープを最後まで使用することができるロール状粘着テープ単巻の作製を可能にするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を達成すべく鋭意検討を行った結果、上記ロール状粘着テープ単巻に用いる芯を、紙管/発泡シート/薄紙/剥離性フィルムの構造にすることによって、上記課題が達成されることを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0013】
即ち、本発明の第1は、円筒形の紙管の外周に、発泡シートおよび剥離性フィルムを順に周設してなる長尺ロール状粘着テープ用芯であって、上記発泡シートと剥離性フィルムとの間に薄紙が介在していることを特徴とする長尺ロール状粘着テープ用芯を提供するものである。
【0014】
さらに、本発明の第2は、上記請求項1記載の長尺ロール状粘着テープ用芯の少なくとも片端に、未巻回部分を残して粘着テープが巻回されてなる長尺ロール状粘着テープを提供するものである。
【0015】
また、本発明の第3は、上記請求項2記載の長尺ロール状粘着テープを、周方向に切断してなるロール状粘着テープ単巻を提供するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の長尺ロール状粘着テープ用芯に用いられる紙管は、円筒形であり、幅広の粘着テープを巻回する長尺ロール状粘着テープ用芯(以下、長尺芯という)の中心部としての役割を果たし、ログロール切断の際の変形に耐え得る程度の機械的強度を有するものであればその素材や厚さに限定はなく、自体公知のものを使用することができる。具体的には、段ボール、古紙、抄紙用パルプなどを配合した板紙や、上質紙などを使用することができ、何れを使うかは使用用途に応じて適宜決定してもよい。例えば、医療用途に用いる場合には、上質紙からなる厚さ0.3〜2.0mmの紙管を用いることが好ましい。
【0017】
また、上記紙管の外周には発泡シートが周設されている。本発明において用いる発泡シートは、好ましくはパルプ繊維からなるシートを発泡させて弾力性を持たせたシートである。この発泡シートは、優れた弾力性を有するので、長尺ロール状粘着テープ用芯に幅広の粘着テープを巻回する際に、所謂クッションの役割を果たし、ログロールを切断してロール状粘着テープ単巻としたときの巻巣やタケノコ現象の発生を防止することができる。上記発泡シートは坪量50〜200g/m、厚さ0.03〜0.3mmとなるように、紙管に周設される。好ましくは、坪量70〜150g/m、厚さ0.05〜0.2mmのものが好適である。このような発泡シートの素材については特に限定はなく、例えば、特開平10−212690号公報、特開2000−170096号公報などに記載されるパルプ繊維を主成分とするシートを発泡させたものを用いることが好ましい。
【0018】
本発明の長尺ロール状粘着テープ用芯の最外層として上記発泡シートの外周に周設される剥離性フィルムは、巻回される粘着テープとの離型性を向上させ、芯に直接貼着した部分の粘着テープの使用を可能にすることができる。このような剥離性フィルムの素材としては、例えば、ポリエチレン、セロハン、ポリプロピレン、ポリエステル、紙などを使用できる。なお、素材自体に剥離性を有する場合には、そのままで使用してもよいが、剥離性を有さない素材を用いる場合には、その表面をシリコーン樹脂やフッ素樹脂などの剥離剤で剥離処理して用いることはできる。上記のような剥離性フィルムの素材や厚みは、適宜選択することができるが、内面側で接する薄紙や、外面側で接する粘着テープとの密着性や剥離性を考慮すると、厚さ0.01〜0.2mmのセロハンを用いることが好適である。
【0019】
本発明では、上記発泡シートと剥離性フィルムの間に薄紙を介在させることを特徴とする。なお、本発明において「薄紙」とは、発泡させていないパルプ繊維からなる通常の紙である。本発明では前記発泡シートと区別をするために、薄紙と定義する。本発明では、この薄紙を発泡シートと剥離性フィルムの間に介在させることによって、個々のロール状粘着テープ(単巻)を、使用時に最後まで巻き戻した時にも、剥離性フィルムや発泡シートの一部が剥れることなく、巻芯に巻回している粘着テープを最後まで使用できるようになる。これは、本発明で薄紙が剥離性フィルムよりも柔軟で弾力性もあるので、ログロールを切断した時に剥離性フィルムでは緩和できなかった応力が緩和され、その結果、発泡シートにまで応力が伝わりにくくなり、発泡シートとの層間破壊を防止できるためであると考えられる。このような薄紙は、坪量10〜100g/m、好ましくは30〜50g/m、厚さ0.03〜0.2mm、好ましくは0.06〜0.1mmとなるように発泡シートの外周に周設されることが好ましい。また、上記薄紙の材質としては、特に限定はないが、例えば、ケント紙、上質紙、和紙、クラフト紙、塗工紙、印刷用紙などを使用することができ、均一な厚みの点から和紙を用いることが好ましい。
【0020】
上記したように、本発明の長尺ロール状粘着テープ用芯は、円筒形の紙管の外周に発泡シート、薄紙および剥離性フィルムを順次周設されているが、この周設方法としては、それぞれの構成部材が剥がれることがなく一体化して丈夫な芯となるようにするために、例えば公知の接着剤を片面に塗布してなる発泡シートを紙管に巻回して接着固定し、続いて薄紙、剥離性フィルムも同様の方法で接着剤を用いて巻回して接着固定することが好ましい。
【0021】
このときに用いる接着剤としては、動物ニカワ、ポリ酢酸ビニルエマルジョン、無機質水ガラスなどが例示できるが、その中でも特に良好な初期接着力の点から、ポリ酢酸ビニルエマルジョンを坪量10〜50g/m程度で塗布することが好ましい。また、薄紙や剥離性フィルムの巻回方法としては、スパイラル巻きや平巻きなどの公知の方法によって行うことができる。
【0022】
次に、本発明の長尺ロール状粘着テープおよびロール状粘着テープ単巻の製造方法の一例について説明する。
【0023】
まず、前記した本発明の長尺ロール状粘着テープ用芯に幅広の粘着テープを巻回して長尺ロール状粘着テープ(ログロール)を作製する。そして、このログロールを一軸切断機や、二軸切断機などの多軸切断機を用いて周方向に所望の幅(用途によって異なるが、通常12〜100mm)で切断し、本発明のロール状粘着テープ単巻を作製する。
【0024】
上記ログロールの切断時の条件は特に限定されないが、例えばログロールの芯(紙管部)に鉄棒(支持棒)を通し、次いで芯の片端をチャックによって把持したのち、鉄棒と共にログロールを回転させ、回転丸刃を間欠駆動させることによって所定幅で切断する。
【0025】
さらに、ロール状粘着テープ単巻を作製する場合には、チャックで固定した側の芯に、発泡シートまで至る切れ目を施すことが好ましい。この理由は、切れ目を設けることによって、ログロール切断時に切断刃が発泡シートに加える力が切れ目で緩和されるため、発泡シート自体に加わる力をさらに低減できるからである。なお、本発明のロール状粘着テープ単巻の作製方法は、上記の切断方法に限られたものではないため、切れ目の必要性の有無はそれぞれの切断方法によって適宜決定するものである。例えば、片方だけでなく、両方をチャックで固定して切断する場合は両端に切れ目を入れるとよく、また、非接触の切断方法(例えばレーザーなどで切断する方法)では、上記のような切れ目は不必要である。
【0026】
【実施例】
以下に本発明の実施例を示して具体的に説明するが、何らこれらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であることは云うまでもない。
【0027】
実施例1
発泡シート(新王子製紙社製、商品名:フワットライト、坪量150g/m、厚さ約0.8mm)の片面に、接着剤としてポリ酢酸ビニルエマルジョンを10g/m塗布し、これを上質紙からなる紙管(内径25mm、厚さ約1.6mm、幅1.25m)にスパイラル巻きにて1回巻回する。続いて、発泡シートを上記巻回方法と同様にして、薄紙(名古屋パルプ社製、商品名:金鯱、坪量45g/m、厚さ約0.06mm)の片面に接着剤(上記と同じ)を塗布して1回、セロハン(坪量52g/m、厚さ0.03mm)にも接着剤(上記と同じ)を塗布して1回、順に巻回し、内径25mm、厚さ2.5mm、長さ1.25mの本発明の長尺ロール状粘着テープ用芯を作製した。
【0028】
次に、ポリオレフィン基材(厚さ0.11mm)の片面にアクリル系粘着剤層(厚さ0.05mm)が形成された幅広の粘着テープ(幅1.2m)を、上記長尺ロール状粘着テープ用芯の両端に間隙(未巻回部分)を設けて9mの長さに巻回し、長尺ロール状粘着テープ(ログロール)を作製した。
【0029】
続いて、鉄棒をログロールの芯に通し、この芯の固定した側の一端に、発泡シートまで至る切れ目を施した。そして、切れ目を施した側の長尺芯をチャックで固定して鉄棒ごとログロールを回転させ、切れ目を施した他端から一軸切断機を用いて12mm幅に切断して本発明のロール状粘着テープ単巻を作製した。
【0030】
実施例2
セロハンをポリエチレンフィルム(坪量15g/m、厚さ0.02mm)にしたこと以外は、実施例1と同様の方法で本発明のロール状粘着テープ単巻を作製した。
【0031】
実施例3
ログロールの一端に、発泡シートまで至る程度の切れ目を施さなかったこと以外は、実施例1と同様の方法で本発明のロール状粘着テープ単巻を作製した。
【0032】
比較例1
セロハンを巻回しなかった以外は、実施例1と同様の方法でロール状粘着テープ単巻を作製した。
【0033】
比較例2
薄紙を巻回しなかった以外は、実施例1と同様の方法でロール状粘着テープ単巻を作製した。
【0034】
比較例3
発泡シートと薄紙を巻回しなかった以外は、実施例1と同様の方法でロール状粘着テープ単巻を作製した。
【0035】
実施例1〜3、および比較例1〜3で作製したロール状粘着テープ単巻を常温で2日間保存したものについて以下の評価を行い、その結果を表1に記載した。
【0036】
<タケノコ現象>
芯周辺の粘着テープ側面から盛り上がる、所謂タケノコ現象が観察厚保されたものを×、このような現象が観察されなかったものを○とした。
【0037】
<テープ使用量と芯破損>
芯に直接貼り付けた部分の粘着テープを巻き戻した際、粘着テープが芯に貼り付いて最後まで使用できなかったものを×、芯のセロハンや薄紙および発泡シートが完全に剥れてしまったが、セロハンから粘着テープを剥がして使用できたものを△、セロハンや薄紙および発泡シートの一部のみが紙管から剥れてしまったものを○、何の問題もなく最後まで使用できたもの◎として評価した。
【0038】
【表1】
Figure 2004175483
【0039】
表1の結果から明らかなように、タケノコ現象を生じず、芯の破損することなく粘着テープを最後まで使用できるロール状粘着テープ単巻に用いる芯には、発泡シート、薄紙、剥離性フィルムが必須であることが判る。また、ログロールの芯に鉄棒を通し、芯の一端をチャックで固定して、鉄棒ごとログロールを回転させて切断する方法を行った場合には、実施例1、2のように長尺芯の一端に切れ目を入れたものが、切れ目を入れなかった実施例3に比べてテープ使用量と芯破損の評価について、より良好な結果が得られることも判明した。
【0040】
【発明の効果】
本発明のロール状粘着テープ用芯は、紙管表面に形成した発泡シートと剥離性フィルムとの間に薄紙を設けたものである。このような構造の芯を用いたロール状粘着テープ単巻は、タケノコ現象を生じず、粘着テープを最後まで使用することができる。さらに、薄紙を設けることによってログロールの切断時に発泡シートへかかる力を低減し、発泡シートの層間破壊を防ぐことができるため、芯を破損することなく粘着テープを最後まで使用できるのである。

Claims (3)

  1. 円筒形の紙管の外周に、発泡シートおよび剥離性フィルムを順に周設してなる長尺ロール状粘着テープ用芯であって、上記発泡シートと剥離性フィルムとの間に薄紙が介在していることを特徴とする長尺ロール状粘着テープ用芯。
  2. 請求項1記載の長尺ロール状粘着テープ用芯の少なくとも片端に、未巻回部分を残して粘着テープが巻回されてなる長尺ロール状粘着テープ。
  3. 請求項2記載の長尺ロール状粘着テープを、周方向に切断してなるロール状粘着テープ単巻。
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