JP2004175359A - 飲用容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】飲みやすく、且つ、開口部の開度を調節できる飲用容器を提供する。
【解決手段】把手3を有する容器本体1と、該容器本体1の開口部2を開閉する蓋体19と、を備えた飲用容器Cにおいて;前記蓋体10に柄15を取り付け、前記柄15と前記把手3を上下重ねるように配置し、前記柄15と前記把手3を係合部17により連接させ、前記係合部17より前記蓋体10と反対方向の前記柄15を操作部15bとし、前記操作部15bによって前記係合部15を支点として前記蓋体10を上下方向及び左右方向に回動可能にする。
【選択図】 図3
【解決手段】把手3を有する容器本体1と、該容器本体1の開口部2を開閉する蓋体19と、を備えた飲用容器Cにおいて;前記蓋体10に柄15を取り付け、前記柄15と前記把手3を上下重ねるように配置し、前記柄15と前記把手3を係合部17により連接させ、前記係合部17より前記蓋体10と反対方向の前記柄15を操作部15bとし、前記操作部15bによって前記係合部15を支点として前記蓋体10を上下方向及び左右方向に回動可能にする。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、家庭やキャンプ場等で用いられる、湯飲み、マグカップ、コップ等の飲用容器に関するものであり、更に述べると、把手と蓋体とを備えた飲用容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
飲用容器、例えば、マグカップ、の容器本体には、把手と開口部とが設けられている。この開口部には、蓋体が設けられているが、この蓋体は、容器本体と別個独立に形成されている。そのため、飲用容器の内容物、例えば、熱いお茶、を飲む度毎に蓋体の着脱を繰り返さなければならないので、面倒である。
【0003】
又、蓋体を容器本体から外してテーブル上に置くと、該蓋体の内面に付着している、水滴が落ちてテーブルを濡らしてしまう。そのため、該蓋体を伏せたままテーブルに置くこともできず、ひっくり返して置かざるを得ない。
【0004】
しかし、前述のようにして蓋体をテーブルに置いたとしても、蓋体の内面には、まだ水滴が残っている。そのため、該蓋体をひっくり返して容器本体に被せると、前記水滴が落ちてしまう。
又、蓋体を指で摘み、水滴を気にしながらの蓋体を開閉するのは、大変面倒であるとともに、蓋体を指先だけでは確実に挟持することができず、落としてしまうことがある。
【0005】
そこで、前記問題を解決するため、蓋体に柄を設け、該柄を把手にヒンジ結合し、該柄の後端部を操作部にすることが考えられる。
この従来例では、操作部を親指で押し下げると、前記蓋体は、ヒンジ部を支点として上方向に回動するので、開口部が開き、又、該親指を前記操作部から離すと、蓋体は自重により落下し開口部を封鎖する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来例には、次の様な問題がある。
a・蓋体は、上下方向にしか回動できないので、注出時に蓋体を開けると、前記開口部が全部開放される。そのため、寒い場所などで、内容物、例えば、熱いお茶、を飲む場合には、内容物が外気に触れ、さめやすくなる。
【0007】
b・蓋体を開け、開口部に直接口を付けて内容物、例えば、お茶、を飲もうとすると、蓋体が顔に接近して邪魔になるので、飲みにくい。
【0008】
この発明は、上記事情に鑑み、飲みやすく、且つ、開口部の開度を調節できる様にすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は、把手を有する容器本体と、該容器本体の開口部を開閉する蓋体と、を備えた飲用容器において;前記蓋体に柄を取り付け、前記柄と前記把手を上下重ねるように配置し、前記柄と前記把手を係合部により連接させ、前記係合部より前記蓋体と反対方向の前記柄を操作部とし、前記操作部によって前記係合部を支点として前記蓋体を上下及び及び左右方向に回動できるようにしたことを特徴とする。
【0010】
この発明は、把手を有する容器本体と、該容器本体の開口部を開閉する蓋体と、を備えた飲用容器において;前記蓋体に設けられた柄と、前記柄と把手とを連結し、前記柄を上下及び左右方向に回動可能に支持するヒンジ手段と、を備えていることを特徴とする。
【0011】
この発明は、把手を有する容器本体と、該容器本体の開口部を開閉する蓋体と、を備えた飲用容器において;前記把手に突設された係止ピンと、前記蓋体に接続され、係合穴が前記係止ピンに挿着されている柄であって、前記蓋体を上下及び左右方向に回動せしめる操作部を有する柄と;を備えていることを特徴とする。なお、係止ピンは、前記柄に突設することもできる。
【0012】
この発明は、把手を有する容器本体と、該容器本体の開口部を開閉する蓋体と、を備えた飲用容器において;前記把手に形成された係止長穴と、前記蓋体に接続され、前記係止長穴と対向する係合長穴を有する柄であって、後端部が操作部になっている柄と;前記両長穴に摺動自在に挿着され、前記柄を上下及び左右方向に回動可能に支持する固定ピンと、を備えていることを特徴とする。
【0013】
この発明は、把手を有する容器本体と、該容器本体の開口部を開閉する蓋体と、を備えた飲用容器において;前記把手に突設された貫通穴と、前記蓋体に接続され、前記貫通穴に対向する係合穴を有する柄であって、後端部が操作部になっている柄と、前記両穴に挿着され、前記柄を上下左右に回動可能に支持する係合ボルトと、前記係合ボルトに螺着され、前記柄の当接部に離接する調整ナットと、を備えていることを特徴とする。
【0014】
この発明は、把手を有する容器主体と、該容器本体の開口部を開閉する蓋体と、を備えた飲用容器において;ねじ通路部と操作部を有する柄と、前記ねじ通路部の一端側に挿着され、該柄を蓋体に固定せしめる蓋用ねじと、前記ねじ通路部の他端側に挿着され、把手に螺着される係合ねじであって、該柄を上下及び左右方向に回動可能に支持する係合ねじと、を備えていることを特徴とする。
【0015】
この発明の係止ピンの先端には、螺合ストッパ、又は、湾曲ストッパが設けられていることを特徴とする。
【0016】
この発明の蓋体の上面を上部に突設させ、前記蓋体の内側には、断熱層、又は、断熱材が設けられていることを特徴とする。飲用容器には、蓋体の横方向の回転を規制するストッパが設けられていることを特徴とする。このストッパは、柄の水平接続部、又は、把手の上水平部に設けられていることを特徴とする。このストッパは、固定位置が調整可能なL字状ストッパであることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
この発明の第1実施の形態を図1〜図3により説明する。
飲用容器、例えば、マグカップ、は、容器主体1と蓋体10とを備えている。容器主体1は、有底円筒状体であり、その上端には、開口部2が設けられ、その外周面には、把手3が設けられている。
【0018】
この把手3は、上水平部3aと、下水平部3bと、前記両部3a、3bを連結する傾斜部3cと、を備えている。前記上水平部3aには、係止ピン5の基端部5aが固定されている。
【0019】
蓋体10は、前記容器主体1の開口部2を覆う円盤状体であり、その外周縁には、円筒壁11が立設されている。この円筒壁11の長さは、必要に応じて適宜選択される。
【0020】
蓋体10の円筒壁11には、柄15が連結されている。この柄15は、水平接続部15aと操作部15bとを備えているが、この操作部15bは、柄15の後端部側に位置し、斜め上方、即ち、把手3と反対側に傾斜している。
【0021】
前記水平接続部15aと操作部15bとの境界部には、係合穴16が設けられている。この係合穴16は、係止ピン5に遊嵌合され、該係止ピン5の先端には、螺着ストッパ7が装着されている。この係止ピン5と係合穴16は、係合部(係合手段)17を構成している。この係合部17は、把手3上辺の外側(傾斜部3C側)に設けられているが、この様な位置にすると、蓋体10を上下、又は、横方向へ開く場合に、柄15の操作部15bの動きが小さくても、蓋体10の移動が大きくなり、操作が容易となる。
【0022】
次に本実施の形態の作動について説明する。
内容物を充填する場合:
容器本体1に内容物、例えば、熱いお茶、を充填する場合には、把手3を手Hで握り、小指HSを下水平部3bの下側に当て、親指HBで操作部15bを押し上げる。
そうすると、図2に示すように、蓋体10は、係合部17を支点として矢印A10y方向に回動し、開口部2が開くとともに、円筒壁11は開口部2から離れる。この時、操作部15bは、上水平部3aと平行状態となる。
【0023】
次に、親指HBで操作部15bを左横方向に押すと、図3に示すように、蓋体10は、係合部17を支点として矢印A17x方向に回動し、開口部2は全開状態となる。
【0024】
熱いお茶が入っている急須から、容器本体1の開口部2にお茶を注入してもらう。この時、蓋体10は、開口部2の横に位置しているので、注入に支障をきたすことはない。
なお、開口部2は、必ずしも全開にする必要はなく、注入作業に必要な程度に開いていればよい。この様に開口部2の開度を調節して充填作業を行うと、充填中の熱いお茶がさめにくくなるので、保温効果上好都合である。
【0025】
そして、容器本体1内に前記お茶が所定量溜まったら、急須を元の状態に戻し前記充填作業を停止する。
前記操作部15bを親指HBで押圧し、蓋体10を矢印A10xと反対方向に回動させて開口部2上に位置させた後、前記操作部15bから親指HBを離す。
そうすると、蓋体10は、開口部2に嵌着され、開口部2は封鎖される。
【0026】
内容物を飲む場合:
手Hで把手3を握り、小指HSを下水平部3cに当て、親指HBを操作部15bを押し上げた後、左横方向に押圧すると、蓋体10は矢印A10x方向に回動し、図3の状態になり、開口部2が開かれる。
なお、蓋体10は、必ずしも全開にする必要はなく、飲むのに支障のない開度(調節開度)であれば充分である。
この時、操作部15bを前記親指HBで押し上げると、柄15は、螺着ストッパ7に圧接し、蓋体10は開口部2の端面に押しつけられるので、動かなくなる。
【0027】
この状態で容器本体1の開口部2に口をつけ、容器本体1の底部を上方に移動させて傾けると、容器本体1内の熱いお茶が開口部2から口内に流入する。この時、蓋体10は、前述のように、動きを規制されているので、飲むときに邪魔になることはない。
なお、前述のように、開口部2を全開にしないで、その開度を調節すると、容器本体1内のお茶がさめにくいので、保温上好都合である。
【0028】
所望量飲んだ後、容器本体1の開口部2を口から離し、親指HBで操作部15bを横方向に押圧して蓋体10を、前記矢印A10xと反対方向に回し、開口部2に被せる。飲用容器Cをテーブル上に置き、把手3から手Hを離す。
この飲用容器Cは、封鎖状態を維持しているので、内容物である熱いお茶は、さめにくい。
【0029】
飲用容器Cの清掃:
容器本体1内のお茶が無くなったら、螺合ストッパ7を所定方向に回して係止ピン5の先端から外し、蓋体10を係止ピン5から抜き出す。そして、容器本体1と蓋体10とを洗うが、両者1,10は、分離されているので、容易に洗うことができる。
【0030】
この発明の第2実施の形態を図4〜図7により説明するが、図1〜図3と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。
この実施の形態と前記第1実施の形態との相違点は、係合部(係合手段)である。即ち、
【0031】
この実施の形態では、把手3に係止長穴20と下摘み貫入穴21が設けられている。この係止長穴20は、上水平部3aに形成され、その幅は、係合部材23の係合軸23aの直径より大きく、かつ、摘み23b、23cの直径より小さく形成されている。
【0032】
下摘み貫入穴21は、傾斜部3cの隅部に、前記係止長穴20と連続して設けられ、摘み23bが通過できる大きさに形成されている。
【0033】
柄15には、前記係止長穴20、下摘み貫入穴21に対向する係合長穴25、上摘み貫入穴26が設けられている。この係合長穴25は、水平接続部15aに形成され、上摘み貫入穴26は、操作部15bに、前記係合長穴25と連続して設けられている。なお、摘み23b、23cを係合軸23aに螺着すると、両摘み23b、23cを着脱できるので、前記上及び下摘み貫入穴21,26を省略することができる。
【0034】
この実施の形態では、係合部材23の摘み23bを摘み貫入穴21,26から挿入し、係合軸23aを該両長穴20,25に挿入し、図5に示す状態にする。
【0035】
係合部材23の摘み23b、23cを摘んで摘み貫入穴21,26側に移動し、親指で操作部15bを押し下げると、蓋体10は、上下方向に開く。該操作部15bを左横方向に押圧すると、図6に示すように、蓋体10が水平方向に回動し、開口部2が全開する。
【0036】
親指で操作部15bを操作し、蓋体10を開口部2と対向する位置まで戻した後、該親指を離すと、蓋体10は、自重で落下し開口部2を封鎖する。
この時、係合部材23を容器本体1側に移動させ、図7の状態にすると、蓋体10が開口部2に圧接されるので、容器本体1を搬送する時等に振動しても、不用意に開蓋することがない。
【0037】
この発明の第3実施の形態を図8〜図11により説明するが、図1〜図3と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。
この実施の形態と前記第1実施の形態との相違点は、係合部(係合手段)である。即ち、
【0038】
この実施の形態では、把手3に上水平部3aには、係合ボルト30と螺合する、ねじ穴31が設けられ、柄15の水平接続部15aには、前記係合ボルト30が貫通する係合穴35が設けられている。前記ねじ穴31と係合穴35との間には、スペーサ33が介在しており、このスペーサ33の中心部には、係合ボルト30が貫通する貫通穴34が設けられている。
【0039】
柄15の水平接続部15aの上方には、ナット38が設けられている。
このナット38は、中心ナット38aと円筒ナット38bとから構成されている。前記中心ナット38aは、係合ボルト30の先端部に螺着合され、又、円筒ナット38bは、該中心ナット38aの外周面に螺着される。
【0040】
この実施の形態では、図9に示すように、円筒ナット38bは、水平接続部15aの上面15fに圧接している。この円筒ナット38bを所定方向に回すと、図11に示すように、ナット38が水平接続部15aから離れ、柄15の上下及び左右方向の回動が自由になるので、蓋体10の開閉を行うことが出来る。
【0041】
操作部15bを操作して、蓋体10を回動させ、開口部2に被せた後、円筒ナット38bを前記と逆方向に回転させ、水平接続部15aを押圧すると、柄15は、把手3に固定されると共に、容器本体1は封鎖状態を維持される。そのため、容器本体1を搬送する時等に振動しても、不用意に開蓋することがない。
【0042】
この発明の第4実施の形態を図12、図13により説明するが、図1〜図3と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。
この実施の形態と前記第1実施の形態との相違点は、係合部(係合手段)である。即ち、
【0043】
柄15は、伸長水平部40と操作部15bとから構成されている。この伸長水平部40は、U字状のフレーム部であり、その長さLは、蓋体10の直径の長さとほぼ等しいが、この長さLは、必要に応じて適宜選択することができる。
【0044】
このフレーム部40は、押さえ板41の嵌合溝41aに嵌着されている。この押さえ板41には、図示しない貫通穴が設けられ、この貫通穴には、蓋用ねじ43が挿入されている。この蓋用ねじ43の先端は、蓋体10の中央部に形成された、図示しないねじ穴に螺着され、その頭部43aは、押さえ板41に圧接している。
【0045】
フレーム部40のねじ通路42には、係合ねじ45が挿入され、その先端は、把持3の上水平部3aの螺合穴46に螺着され、その頭部45aは、フレーム部40に圧接している。
【0046】
この実施の形態では、ねじ43,45をゆるめ、伸長水平部40を摺動させて、操作部15bの位置を調節し、その後、前記両ねじ43,45を締め付け固定する。この様にして、力点となる操作部15bと、支点となる係合部17との間隔を変更すると、操作部15bを押圧する親指の負荷を変更することができる。
【0047】
なお、伸長水平部40をU字状のフレームで構成する代わりに、板状体で形成し、該板状体に長手方向に沿って複数の位置調整穴を設けてもよい。
この場合には、前記位置調整穴から両ねじ43,45を抜き出した後、該板状体を摺動させて操作部15bを任意の位置に調整し、前記両ねじ43,45を所定の位置調整穴に挿着し、固定する。
【0048】
この発明の第5実施の形態を図14により説明するが、図1〜図3と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。
この実施の形態と前記第1実施の形態との相違点は、係合部(係合手段)である。即ち、
【0049】
係止ピン5の先端部を伸長して湾曲させ、湾曲ストッパ50を形成したことである。なお、この湾曲ストッパ50の湾曲方向は、特に限定されるものではない。このストッパ50を用いると、螺着ストッパ7の着脱が不要となるので、柄15の着脱が容易となる。
【0050】
この発明の第6実施の形態を図15により説明するが、図1〜図3と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。
この実施の形態と前記第1実施の形態との相違点は、次の通りである。
a.蓋体10の中央部を半球状に外方に突出させ、張出部52を形成したこと。
【0051】
b.蓋体10の外周縁部の内面に、開口部2の外側に位置する半球状外周壁53を立設したこと。この半球状外周壁53は、前記第1実施の形態の円筒壁11に比べて短い(小さい)ので、蓋体10を水平方向に回動させる際に、蓋体10の上下方向の持ち上げ高さを低くすることができる。従って、操作部15bを押圧する親指の負荷を軽減させることができる。
【0052】
c.容器本体1の開口部2の外縁2aを面取りし、1/4円弧状の曲面にしたこと。この様にすると、開口部2の蓋体10の内面10aと密接する端面2bは、シール機能上有効であり、又、外縁2aの曲面は、ずれ調整機能上有効となる。
【0053】
この発明の第7実施の形態を図16により説明するが、図1〜図3と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。
この実施の形態と前記第1実施の形態との相違点は、次の通りである。
a.蓋体10の内面10aに、半球状内周壁56を立設したこと。この半球状内周壁56は、開口部2の内側に位置しているが、この半球状内周壁56は、前記第1実施の形態の円筒壁11に比べて小さいので、蓋体10を水平方向に回動させる際に、蓋体10の上下方向の持ち上げ高さを低くすることができる。従って、操作部15bを押圧する親指の負荷を軽減させることができる。
b.容器本体1の開口部2の上端面2cが半球状に形成されていること。
【0054】
この発明の第8実施の形態を図17により説明するが、図1〜図3と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。
この実施の形態と前記第1実施の形態との相違点は、次の通りである。
a.蓋体10の断面が円弧状に形成されていること。
b.蓋体10の内側に断熱材60が張設され、空気層(断熱層)61が形成されていること。この断熱材60の凹部60aは、曲面に形成し、その凸部60bは、鋭角に形成されている。
この様に凹凸部を形成すると、蓋体10に衝撃を与えた場合に、断熱材60に付着した水滴は、凸部60bを伝って落ち易くなる。この断熱層61は、内容物である、熱いお茶をさめにくくする、という効果を奏する。なお、断熱材60の代わりに、薄膜を用いても良い。
【0055】
この発明の第9実施の形態を図18により説明するが、図17と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。
この実施の形態と前記第8実施の形態(図17)との相違点は、蓋体10が、断面円弧状に形成されている代わりに、前記第1実施の形態(図1〜図3)と同様、円板状に形成されていること、である。
【0056】
この発明の第10実施の形態を図19により説明するが、図1〜図3と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。
この実施の形態と前記第1実施の形態との相違点は、次の通りである。
(1)蓋体10が、三角錐状に形成されていること。
【0057】
(2)蓋体10の内側に平板状の断熱材66が張設され、断熱層(空気層)67が形成されていること。この断熱材66には、複数の水平突起70が設けられている。この断熱材66は、平板状に形成されているため、前記第8、第9実施の形態の断熱材60,63に比べ、表面積が小さくなるので、水滴の付着を少なくすることができる。
【0058】
この発明の第11実施の形態を図20により説明するが、図1〜図3と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。
この実施の形態と前記第1実施の形態との相違点は、蓋体の左右方向の回転を制御する、ストッパ71を設けたことである。
このストッパ71は、柄15の上水平部15aの側縁に設けられた、下向きの棒状突起部である。このストッパ71は、閉蓋時には、その内面側が、把手3の容器本体1側の上水平部3aに当接し、又、開蓋時には、蓋体10を中心角θ、例えば、θ=90度、右横回転させると、その側面71sが把手3の傾斜部3c側の上水平部3aに当接する。
【0059】
そのため、蓋の開閉時に、親指に力が入りすぎて、蓋体10が急激に回転して遠心力が働いても、中心角θだけ回転すると、ストッパ71が上水平部3aに当接するので、確実に回転を停止する。従って、開閉時の蓋体10の位置を、確実に設計位置にすることができる。
【0060】
この発明の第12実施の形態を図21により説明するが、図1〜図3と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。
この実施の形態と前記第11実施の形態(図20)との相違点は、蓋体の左右方向の回転を制御するストッパが、柄15の代わりに、把手3の上水平部3aの側縁に形成されていることである。
【0061】
このストッパ75は、上向きの三角柱部であり、閉蓋時、その側面は、柄15の水平接続部15a側の側面に当接し、又、開蓋時、その正面75sは、柄15の操作部15b側の側面に当接する。本実施の形態の効果は、前記第11実施の形態と同じである。
なお、前記第11及び第12の実施の形態を組み合わせ、柄15及び把手3にそれぞれストッパを設けても良い。
【0062】
この発明の第13実施の形態を図22により説明するが、図1〜図3と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。
この実施の形態と前記第11(図20)実施の形態との相違点は、ストッパとして、柄に固定されている棒状突起部の代わりに、固定位置が調整可能なL字状ストッパ77を用いることである。
【0063】
このL字状ストッパ77は、水平部77aと、該水平部77aの一端に設けられ、係止ピンに嵌着されるリング部77bと、該水平部77aの他端に連続する垂直部77cと、から構成されている。
この実施の形態では、蓋体1が、右横方向に所定中心角度、回転すると、水平接続部15aがストッパ77に当接して止まる。
【0064】
前記ストッパ77の垂直部77cの位置は、変更することができる。即ち、前記螺合ストッパ7を係止ピンから外した後、ストッパ77を持ち上げて左横方向に回し、垂直部77cを傾斜部3Cの右側から左側に移動する。その後、螺合ストッパ7を係止ピンに螺着する。この様にすると、蓋体1を前記と反対方向に所定中心角度、回転すると、水平接続部15aがストッパ77に当接する。
【0065】
本実施の形態では、右利き、或いは、左利きに合わせて、ストッパの位置を調整できるので、使いやすい飲用容器となる。
【0066】
この発明の実施の形態は、上記に限定されるものではない。
前記容器本体や蓋体等は、ステンレス等の金属で形成されているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、必要に応じて適宜選択することができる。例えば、その材料として耐熱ガラス、陶器、合成樹脂等を選択することができる。
【0067】
【発明の効果】
この発明は、以上のように構成したので、次のような効果を奏することができる。
(1)蓋体の開閉が簡単になり、片手で開閉できると共に、開口部の開度も片手で容易に調節することができる。
【0068】
(2)飲用容器の開口部に口を付けて内容物を飲む際、蓋体が顔の方に倒れないように操作部で規制することができる。そのため、蓋体の無い飲用容器と同様の感覚で飲むことができる。
【0069】
(3)例えば、アウトドア、キャンプ等の寒いところでは、蓋体の開ける量を調節し、内容物が外気に触れる量を少なくすることができる。そのため、内容物の温度を保つことができる。
(4)蓋体の内側に断熱層(空気層)を形成したので、容器本体の内容物の温度を維持することができる。
(5)蓋体の左右方向の回転を規制する、ストッパが設けられているので、蓋体の廻り過ぎを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態を示す縦断面図である。
【図2】蓋体を上下方向に回動した状態を示す縦断面図である。
【図3】蓋体を左右方向に回動した状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の第2実施の形態を示す斜視図である。
【図5】図4の係合部の拡大断面図である。
【図6】蓋体を左右方向に回動させた状態を示す斜視図である。
【図7】係合部の固定状態を示す拡大断面図である。
【図8】本発明の第3実施の形態を示す縦断面図である。
【図9】閉蓋時の係合部の拡大断面図である。
【図10】開蓋状態を示す斜視図である。
【図11】開蓋時の係合部の拡大縦断面図である。
【図12】本発明の第4実施の形態を示す斜視図である。
【図13】開蓋状態を示す斜視図である。
【図14】本発明の第5実施の形態を示す斜視図の一部を示す図である。
【図15】本発明の第6実施の形態を示す縦断面図である。
【図16】本発明の第7実施の形態を示す縦断面図である。
【図17】本発明の第8実施の形態を示す縦断面図である。
【図18】本発明の第9実施の形態を示す縦断面図である。
【図19】本発明の第10実施の形態を示す縦断面図である。
【図20】本発明の第11実施の形態を示す斜視図の一部を示す図である。
【図21】本発明の第12実施の形態を示す縦断面図である。
【図22】本発明の第13実施の形態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 容器本体
2 開口部
3 把手
5 係止ピン
10蓋体
11 円筒壁
15 柄
15a 水平接続部
15b 操作部
16 係合穴
17 係合部
C 飲用容器
【発明の属する技術分野】
この発明は、家庭やキャンプ場等で用いられる、湯飲み、マグカップ、コップ等の飲用容器に関するものであり、更に述べると、把手と蓋体とを備えた飲用容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
飲用容器、例えば、マグカップ、の容器本体には、把手と開口部とが設けられている。この開口部には、蓋体が設けられているが、この蓋体は、容器本体と別個独立に形成されている。そのため、飲用容器の内容物、例えば、熱いお茶、を飲む度毎に蓋体の着脱を繰り返さなければならないので、面倒である。
【0003】
又、蓋体を容器本体から外してテーブル上に置くと、該蓋体の内面に付着している、水滴が落ちてテーブルを濡らしてしまう。そのため、該蓋体を伏せたままテーブルに置くこともできず、ひっくり返して置かざるを得ない。
【0004】
しかし、前述のようにして蓋体をテーブルに置いたとしても、蓋体の内面には、まだ水滴が残っている。そのため、該蓋体をひっくり返して容器本体に被せると、前記水滴が落ちてしまう。
又、蓋体を指で摘み、水滴を気にしながらの蓋体を開閉するのは、大変面倒であるとともに、蓋体を指先だけでは確実に挟持することができず、落としてしまうことがある。
【0005】
そこで、前記問題を解決するため、蓋体に柄を設け、該柄を把手にヒンジ結合し、該柄の後端部を操作部にすることが考えられる。
この従来例では、操作部を親指で押し下げると、前記蓋体は、ヒンジ部を支点として上方向に回動するので、開口部が開き、又、該親指を前記操作部から離すと、蓋体は自重により落下し開口部を封鎖する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来例には、次の様な問題がある。
a・蓋体は、上下方向にしか回動できないので、注出時に蓋体を開けると、前記開口部が全部開放される。そのため、寒い場所などで、内容物、例えば、熱いお茶、を飲む場合には、内容物が外気に触れ、さめやすくなる。
【0007】
b・蓋体を開け、開口部に直接口を付けて内容物、例えば、お茶、を飲もうとすると、蓋体が顔に接近して邪魔になるので、飲みにくい。
【0008】
この発明は、上記事情に鑑み、飲みやすく、且つ、開口部の開度を調節できる様にすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は、把手を有する容器本体と、該容器本体の開口部を開閉する蓋体と、を備えた飲用容器において;前記蓋体に柄を取り付け、前記柄と前記把手を上下重ねるように配置し、前記柄と前記把手を係合部により連接させ、前記係合部より前記蓋体と反対方向の前記柄を操作部とし、前記操作部によって前記係合部を支点として前記蓋体を上下及び及び左右方向に回動できるようにしたことを特徴とする。
【0010】
この発明は、把手を有する容器本体と、該容器本体の開口部を開閉する蓋体と、を備えた飲用容器において;前記蓋体に設けられた柄と、前記柄と把手とを連結し、前記柄を上下及び左右方向に回動可能に支持するヒンジ手段と、を備えていることを特徴とする。
【0011】
この発明は、把手を有する容器本体と、該容器本体の開口部を開閉する蓋体と、を備えた飲用容器において;前記把手に突設された係止ピンと、前記蓋体に接続され、係合穴が前記係止ピンに挿着されている柄であって、前記蓋体を上下及び左右方向に回動せしめる操作部を有する柄と;を備えていることを特徴とする。なお、係止ピンは、前記柄に突設することもできる。
【0012】
この発明は、把手を有する容器本体と、該容器本体の開口部を開閉する蓋体と、を備えた飲用容器において;前記把手に形成された係止長穴と、前記蓋体に接続され、前記係止長穴と対向する係合長穴を有する柄であって、後端部が操作部になっている柄と;前記両長穴に摺動自在に挿着され、前記柄を上下及び左右方向に回動可能に支持する固定ピンと、を備えていることを特徴とする。
【0013】
この発明は、把手を有する容器本体と、該容器本体の開口部を開閉する蓋体と、を備えた飲用容器において;前記把手に突設された貫通穴と、前記蓋体に接続され、前記貫通穴に対向する係合穴を有する柄であって、後端部が操作部になっている柄と、前記両穴に挿着され、前記柄を上下左右に回動可能に支持する係合ボルトと、前記係合ボルトに螺着され、前記柄の当接部に離接する調整ナットと、を備えていることを特徴とする。
【0014】
この発明は、把手を有する容器主体と、該容器本体の開口部を開閉する蓋体と、を備えた飲用容器において;ねじ通路部と操作部を有する柄と、前記ねじ通路部の一端側に挿着され、該柄を蓋体に固定せしめる蓋用ねじと、前記ねじ通路部の他端側に挿着され、把手に螺着される係合ねじであって、該柄を上下及び左右方向に回動可能に支持する係合ねじと、を備えていることを特徴とする。
【0015】
この発明の係止ピンの先端には、螺合ストッパ、又は、湾曲ストッパが設けられていることを特徴とする。
【0016】
この発明の蓋体の上面を上部に突設させ、前記蓋体の内側には、断熱層、又は、断熱材が設けられていることを特徴とする。飲用容器には、蓋体の横方向の回転を規制するストッパが設けられていることを特徴とする。このストッパは、柄の水平接続部、又は、把手の上水平部に設けられていることを特徴とする。このストッパは、固定位置が調整可能なL字状ストッパであることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
この発明の第1実施の形態を図1〜図3により説明する。
飲用容器、例えば、マグカップ、は、容器主体1と蓋体10とを備えている。容器主体1は、有底円筒状体であり、その上端には、開口部2が設けられ、その外周面には、把手3が設けられている。
【0018】
この把手3は、上水平部3aと、下水平部3bと、前記両部3a、3bを連結する傾斜部3cと、を備えている。前記上水平部3aには、係止ピン5の基端部5aが固定されている。
【0019】
蓋体10は、前記容器主体1の開口部2を覆う円盤状体であり、その外周縁には、円筒壁11が立設されている。この円筒壁11の長さは、必要に応じて適宜選択される。
【0020】
蓋体10の円筒壁11には、柄15が連結されている。この柄15は、水平接続部15aと操作部15bとを備えているが、この操作部15bは、柄15の後端部側に位置し、斜め上方、即ち、把手3と反対側に傾斜している。
【0021】
前記水平接続部15aと操作部15bとの境界部には、係合穴16が設けられている。この係合穴16は、係止ピン5に遊嵌合され、該係止ピン5の先端には、螺着ストッパ7が装着されている。この係止ピン5と係合穴16は、係合部(係合手段)17を構成している。この係合部17は、把手3上辺の外側(傾斜部3C側)に設けられているが、この様な位置にすると、蓋体10を上下、又は、横方向へ開く場合に、柄15の操作部15bの動きが小さくても、蓋体10の移動が大きくなり、操作が容易となる。
【0022】
次に本実施の形態の作動について説明する。
内容物を充填する場合:
容器本体1に内容物、例えば、熱いお茶、を充填する場合には、把手3を手Hで握り、小指HSを下水平部3bの下側に当て、親指HBで操作部15bを押し上げる。
そうすると、図2に示すように、蓋体10は、係合部17を支点として矢印A10y方向に回動し、開口部2が開くとともに、円筒壁11は開口部2から離れる。この時、操作部15bは、上水平部3aと平行状態となる。
【0023】
次に、親指HBで操作部15bを左横方向に押すと、図3に示すように、蓋体10は、係合部17を支点として矢印A17x方向に回動し、開口部2は全開状態となる。
【0024】
熱いお茶が入っている急須から、容器本体1の開口部2にお茶を注入してもらう。この時、蓋体10は、開口部2の横に位置しているので、注入に支障をきたすことはない。
なお、開口部2は、必ずしも全開にする必要はなく、注入作業に必要な程度に開いていればよい。この様に開口部2の開度を調節して充填作業を行うと、充填中の熱いお茶がさめにくくなるので、保温効果上好都合である。
【0025】
そして、容器本体1内に前記お茶が所定量溜まったら、急須を元の状態に戻し前記充填作業を停止する。
前記操作部15bを親指HBで押圧し、蓋体10を矢印A10xと反対方向に回動させて開口部2上に位置させた後、前記操作部15bから親指HBを離す。
そうすると、蓋体10は、開口部2に嵌着され、開口部2は封鎖される。
【0026】
内容物を飲む場合:
手Hで把手3を握り、小指HSを下水平部3cに当て、親指HBを操作部15bを押し上げた後、左横方向に押圧すると、蓋体10は矢印A10x方向に回動し、図3の状態になり、開口部2が開かれる。
なお、蓋体10は、必ずしも全開にする必要はなく、飲むのに支障のない開度(調節開度)であれば充分である。
この時、操作部15bを前記親指HBで押し上げると、柄15は、螺着ストッパ7に圧接し、蓋体10は開口部2の端面に押しつけられるので、動かなくなる。
【0027】
この状態で容器本体1の開口部2に口をつけ、容器本体1の底部を上方に移動させて傾けると、容器本体1内の熱いお茶が開口部2から口内に流入する。この時、蓋体10は、前述のように、動きを規制されているので、飲むときに邪魔になることはない。
なお、前述のように、開口部2を全開にしないで、その開度を調節すると、容器本体1内のお茶がさめにくいので、保温上好都合である。
【0028】
所望量飲んだ後、容器本体1の開口部2を口から離し、親指HBで操作部15bを横方向に押圧して蓋体10を、前記矢印A10xと反対方向に回し、開口部2に被せる。飲用容器Cをテーブル上に置き、把手3から手Hを離す。
この飲用容器Cは、封鎖状態を維持しているので、内容物である熱いお茶は、さめにくい。
【0029】
飲用容器Cの清掃:
容器本体1内のお茶が無くなったら、螺合ストッパ7を所定方向に回して係止ピン5の先端から外し、蓋体10を係止ピン5から抜き出す。そして、容器本体1と蓋体10とを洗うが、両者1,10は、分離されているので、容易に洗うことができる。
【0030】
この発明の第2実施の形態を図4〜図7により説明するが、図1〜図3と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。
この実施の形態と前記第1実施の形態との相違点は、係合部(係合手段)である。即ち、
【0031】
この実施の形態では、把手3に係止長穴20と下摘み貫入穴21が設けられている。この係止長穴20は、上水平部3aに形成され、その幅は、係合部材23の係合軸23aの直径より大きく、かつ、摘み23b、23cの直径より小さく形成されている。
【0032】
下摘み貫入穴21は、傾斜部3cの隅部に、前記係止長穴20と連続して設けられ、摘み23bが通過できる大きさに形成されている。
【0033】
柄15には、前記係止長穴20、下摘み貫入穴21に対向する係合長穴25、上摘み貫入穴26が設けられている。この係合長穴25は、水平接続部15aに形成され、上摘み貫入穴26は、操作部15bに、前記係合長穴25と連続して設けられている。なお、摘み23b、23cを係合軸23aに螺着すると、両摘み23b、23cを着脱できるので、前記上及び下摘み貫入穴21,26を省略することができる。
【0034】
この実施の形態では、係合部材23の摘み23bを摘み貫入穴21,26から挿入し、係合軸23aを該両長穴20,25に挿入し、図5に示す状態にする。
【0035】
係合部材23の摘み23b、23cを摘んで摘み貫入穴21,26側に移動し、親指で操作部15bを押し下げると、蓋体10は、上下方向に開く。該操作部15bを左横方向に押圧すると、図6に示すように、蓋体10が水平方向に回動し、開口部2が全開する。
【0036】
親指で操作部15bを操作し、蓋体10を開口部2と対向する位置まで戻した後、該親指を離すと、蓋体10は、自重で落下し開口部2を封鎖する。
この時、係合部材23を容器本体1側に移動させ、図7の状態にすると、蓋体10が開口部2に圧接されるので、容器本体1を搬送する時等に振動しても、不用意に開蓋することがない。
【0037】
この発明の第3実施の形態を図8〜図11により説明するが、図1〜図3と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。
この実施の形態と前記第1実施の形態との相違点は、係合部(係合手段)である。即ち、
【0038】
この実施の形態では、把手3に上水平部3aには、係合ボルト30と螺合する、ねじ穴31が設けられ、柄15の水平接続部15aには、前記係合ボルト30が貫通する係合穴35が設けられている。前記ねじ穴31と係合穴35との間には、スペーサ33が介在しており、このスペーサ33の中心部には、係合ボルト30が貫通する貫通穴34が設けられている。
【0039】
柄15の水平接続部15aの上方には、ナット38が設けられている。
このナット38は、中心ナット38aと円筒ナット38bとから構成されている。前記中心ナット38aは、係合ボルト30の先端部に螺着合され、又、円筒ナット38bは、該中心ナット38aの外周面に螺着される。
【0040】
この実施の形態では、図9に示すように、円筒ナット38bは、水平接続部15aの上面15fに圧接している。この円筒ナット38bを所定方向に回すと、図11に示すように、ナット38が水平接続部15aから離れ、柄15の上下及び左右方向の回動が自由になるので、蓋体10の開閉を行うことが出来る。
【0041】
操作部15bを操作して、蓋体10を回動させ、開口部2に被せた後、円筒ナット38bを前記と逆方向に回転させ、水平接続部15aを押圧すると、柄15は、把手3に固定されると共に、容器本体1は封鎖状態を維持される。そのため、容器本体1を搬送する時等に振動しても、不用意に開蓋することがない。
【0042】
この発明の第4実施の形態を図12、図13により説明するが、図1〜図3と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。
この実施の形態と前記第1実施の形態との相違点は、係合部(係合手段)である。即ち、
【0043】
柄15は、伸長水平部40と操作部15bとから構成されている。この伸長水平部40は、U字状のフレーム部であり、その長さLは、蓋体10の直径の長さとほぼ等しいが、この長さLは、必要に応じて適宜選択することができる。
【0044】
このフレーム部40は、押さえ板41の嵌合溝41aに嵌着されている。この押さえ板41には、図示しない貫通穴が設けられ、この貫通穴には、蓋用ねじ43が挿入されている。この蓋用ねじ43の先端は、蓋体10の中央部に形成された、図示しないねじ穴に螺着され、その頭部43aは、押さえ板41に圧接している。
【0045】
フレーム部40のねじ通路42には、係合ねじ45が挿入され、その先端は、把持3の上水平部3aの螺合穴46に螺着され、その頭部45aは、フレーム部40に圧接している。
【0046】
この実施の形態では、ねじ43,45をゆるめ、伸長水平部40を摺動させて、操作部15bの位置を調節し、その後、前記両ねじ43,45を締め付け固定する。この様にして、力点となる操作部15bと、支点となる係合部17との間隔を変更すると、操作部15bを押圧する親指の負荷を変更することができる。
【0047】
なお、伸長水平部40をU字状のフレームで構成する代わりに、板状体で形成し、該板状体に長手方向に沿って複数の位置調整穴を設けてもよい。
この場合には、前記位置調整穴から両ねじ43,45を抜き出した後、該板状体を摺動させて操作部15bを任意の位置に調整し、前記両ねじ43,45を所定の位置調整穴に挿着し、固定する。
【0048】
この発明の第5実施の形態を図14により説明するが、図1〜図3と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。
この実施の形態と前記第1実施の形態との相違点は、係合部(係合手段)である。即ち、
【0049】
係止ピン5の先端部を伸長して湾曲させ、湾曲ストッパ50を形成したことである。なお、この湾曲ストッパ50の湾曲方向は、特に限定されるものではない。このストッパ50を用いると、螺着ストッパ7の着脱が不要となるので、柄15の着脱が容易となる。
【0050】
この発明の第6実施の形態を図15により説明するが、図1〜図3と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。
この実施の形態と前記第1実施の形態との相違点は、次の通りである。
a.蓋体10の中央部を半球状に外方に突出させ、張出部52を形成したこと。
【0051】
b.蓋体10の外周縁部の内面に、開口部2の外側に位置する半球状外周壁53を立設したこと。この半球状外周壁53は、前記第1実施の形態の円筒壁11に比べて短い(小さい)ので、蓋体10を水平方向に回動させる際に、蓋体10の上下方向の持ち上げ高さを低くすることができる。従って、操作部15bを押圧する親指の負荷を軽減させることができる。
【0052】
c.容器本体1の開口部2の外縁2aを面取りし、1/4円弧状の曲面にしたこと。この様にすると、開口部2の蓋体10の内面10aと密接する端面2bは、シール機能上有効であり、又、外縁2aの曲面は、ずれ調整機能上有効となる。
【0053】
この発明の第7実施の形態を図16により説明するが、図1〜図3と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。
この実施の形態と前記第1実施の形態との相違点は、次の通りである。
a.蓋体10の内面10aに、半球状内周壁56を立設したこと。この半球状内周壁56は、開口部2の内側に位置しているが、この半球状内周壁56は、前記第1実施の形態の円筒壁11に比べて小さいので、蓋体10を水平方向に回動させる際に、蓋体10の上下方向の持ち上げ高さを低くすることができる。従って、操作部15bを押圧する親指の負荷を軽減させることができる。
b.容器本体1の開口部2の上端面2cが半球状に形成されていること。
【0054】
この発明の第8実施の形態を図17により説明するが、図1〜図3と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。
この実施の形態と前記第1実施の形態との相違点は、次の通りである。
a.蓋体10の断面が円弧状に形成されていること。
b.蓋体10の内側に断熱材60が張設され、空気層(断熱層)61が形成されていること。この断熱材60の凹部60aは、曲面に形成し、その凸部60bは、鋭角に形成されている。
この様に凹凸部を形成すると、蓋体10に衝撃を与えた場合に、断熱材60に付着した水滴は、凸部60bを伝って落ち易くなる。この断熱層61は、内容物である、熱いお茶をさめにくくする、という効果を奏する。なお、断熱材60の代わりに、薄膜を用いても良い。
【0055】
この発明の第9実施の形態を図18により説明するが、図17と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。
この実施の形態と前記第8実施の形態(図17)との相違点は、蓋体10が、断面円弧状に形成されている代わりに、前記第1実施の形態(図1〜図3)と同様、円板状に形成されていること、である。
【0056】
この発明の第10実施の形態を図19により説明するが、図1〜図3と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。
この実施の形態と前記第1実施の形態との相違点は、次の通りである。
(1)蓋体10が、三角錐状に形成されていること。
【0057】
(2)蓋体10の内側に平板状の断熱材66が張設され、断熱層(空気層)67が形成されていること。この断熱材66には、複数の水平突起70が設けられている。この断熱材66は、平板状に形成されているため、前記第8、第9実施の形態の断熱材60,63に比べ、表面積が小さくなるので、水滴の付着を少なくすることができる。
【0058】
この発明の第11実施の形態を図20により説明するが、図1〜図3と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。
この実施の形態と前記第1実施の形態との相違点は、蓋体の左右方向の回転を制御する、ストッパ71を設けたことである。
このストッパ71は、柄15の上水平部15aの側縁に設けられた、下向きの棒状突起部である。このストッパ71は、閉蓋時には、その内面側が、把手3の容器本体1側の上水平部3aに当接し、又、開蓋時には、蓋体10を中心角θ、例えば、θ=90度、右横回転させると、その側面71sが把手3の傾斜部3c側の上水平部3aに当接する。
【0059】
そのため、蓋の開閉時に、親指に力が入りすぎて、蓋体10が急激に回転して遠心力が働いても、中心角θだけ回転すると、ストッパ71が上水平部3aに当接するので、確実に回転を停止する。従って、開閉時の蓋体10の位置を、確実に設計位置にすることができる。
【0060】
この発明の第12実施の形態を図21により説明するが、図1〜図3と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。
この実施の形態と前記第11実施の形態(図20)との相違点は、蓋体の左右方向の回転を制御するストッパが、柄15の代わりに、把手3の上水平部3aの側縁に形成されていることである。
【0061】
このストッパ75は、上向きの三角柱部であり、閉蓋時、その側面は、柄15の水平接続部15a側の側面に当接し、又、開蓋時、その正面75sは、柄15の操作部15b側の側面に当接する。本実施の形態の効果は、前記第11実施の形態と同じである。
なお、前記第11及び第12の実施の形態を組み合わせ、柄15及び把手3にそれぞれストッパを設けても良い。
【0062】
この発明の第13実施の形態を図22により説明するが、図1〜図3と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。
この実施の形態と前記第11(図20)実施の形態との相違点は、ストッパとして、柄に固定されている棒状突起部の代わりに、固定位置が調整可能なL字状ストッパ77を用いることである。
【0063】
このL字状ストッパ77は、水平部77aと、該水平部77aの一端に設けられ、係止ピンに嵌着されるリング部77bと、該水平部77aの他端に連続する垂直部77cと、から構成されている。
この実施の形態では、蓋体1が、右横方向に所定中心角度、回転すると、水平接続部15aがストッパ77に当接して止まる。
【0064】
前記ストッパ77の垂直部77cの位置は、変更することができる。即ち、前記螺合ストッパ7を係止ピンから外した後、ストッパ77を持ち上げて左横方向に回し、垂直部77cを傾斜部3Cの右側から左側に移動する。その後、螺合ストッパ7を係止ピンに螺着する。この様にすると、蓋体1を前記と反対方向に所定中心角度、回転すると、水平接続部15aがストッパ77に当接する。
【0065】
本実施の形態では、右利き、或いは、左利きに合わせて、ストッパの位置を調整できるので、使いやすい飲用容器となる。
【0066】
この発明の実施の形態は、上記に限定されるものではない。
前記容器本体や蓋体等は、ステンレス等の金属で形成されているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、必要に応じて適宜選択することができる。例えば、その材料として耐熱ガラス、陶器、合成樹脂等を選択することができる。
【0067】
【発明の効果】
この発明は、以上のように構成したので、次のような効果を奏することができる。
(1)蓋体の開閉が簡単になり、片手で開閉できると共に、開口部の開度も片手で容易に調節することができる。
【0068】
(2)飲用容器の開口部に口を付けて内容物を飲む際、蓋体が顔の方に倒れないように操作部で規制することができる。そのため、蓋体の無い飲用容器と同様の感覚で飲むことができる。
【0069】
(3)例えば、アウトドア、キャンプ等の寒いところでは、蓋体の開ける量を調節し、内容物が外気に触れる量を少なくすることができる。そのため、内容物の温度を保つことができる。
(4)蓋体の内側に断熱層(空気層)を形成したので、容器本体の内容物の温度を維持することができる。
(5)蓋体の左右方向の回転を規制する、ストッパが設けられているので、蓋体の廻り過ぎを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態を示す縦断面図である。
【図2】蓋体を上下方向に回動した状態を示す縦断面図である。
【図3】蓋体を左右方向に回動した状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の第2実施の形態を示す斜視図である。
【図5】図4の係合部の拡大断面図である。
【図6】蓋体を左右方向に回動させた状態を示す斜視図である。
【図7】係合部の固定状態を示す拡大断面図である。
【図8】本発明の第3実施の形態を示す縦断面図である。
【図9】閉蓋時の係合部の拡大断面図である。
【図10】開蓋状態を示す斜視図である。
【図11】開蓋時の係合部の拡大縦断面図である。
【図12】本発明の第4実施の形態を示す斜視図である。
【図13】開蓋状態を示す斜視図である。
【図14】本発明の第5実施の形態を示す斜視図の一部を示す図である。
【図15】本発明の第6実施の形態を示す縦断面図である。
【図16】本発明の第7実施の形態を示す縦断面図である。
【図17】本発明の第8実施の形態を示す縦断面図である。
【図18】本発明の第9実施の形態を示す縦断面図である。
【図19】本発明の第10実施の形態を示す縦断面図である。
【図20】本発明の第11実施の形態を示す斜視図の一部を示す図である。
【図21】本発明の第12実施の形態を示す縦断面図である。
【図22】本発明の第13実施の形態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 容器本体
2 開口部
3 把手
5 係止ピン
10蓋体
11 円筒壁
15 柄
15a 水平接続部
15b 操作部
16 係合穴
17 係合部
C 飲用容器
Claims (11)
- 把手を有する容器本体と、該容器本体の開口部を開閉する蓋体と、を備えた飲用容器において;
前記蓋体に柄を取り付け、前記柄と前記把手を上下重ねるように配置し、前記柄と前記把手を係合部により連接させ、前記係合部より前記蓋体と反対方向の前記柄を操作部とし、
前記操作部によって前記係合部を支点として前記蓋体を上下及び左右方向に回動できるようにしたことを特徴とする飲用容器。 - 把手を有する容器本体と、該容器本体の開口部を開閉する蓋体と、を備えた飲用容器において;
前記蓋体に設けられた柄と、
前記柄と把手とを連結し、前記柄を上下及び左右方向に回動可能に支持するヒンジ手段と、
を備えていることを特徴とする飲用容器。 - 把手を有する容器本体と、該容器本体の開口部を開閉する蓋体と、を備えた飲用容器において;
前記把手に突設された係止ピンと、
前記蓋体に接続され、係合穴が前記係止ピンに挿着されている柄であって、前記蓋体を上下及び左右方向に回動せしめる操作部を有する柄と;
を備えていることを特徴とする飲用容器。 - 把手を有する容器本体と、該容器本体の開口部を開閉する蓋体と、を備えた飲用容器において;
前記把手に形成された係止長穴と、
前記蓋体に接続され、前記係止長穴と対向する係合長穴を有する柄であって、後端部が操作部になっている柄と;
前記両長穴に摺動自在に挿着され、前記柄を上下及び左右方向に回動可能に支持する固定ピンと、
を備えていることを特徴とする飲用容器。 - 把手を有する容器本体と、該容器本体の開口部を開閉する蓋体と、を備えた飲用容器において;
前記把手に突設された貫通穴と、
前記蓋体に接続され、前記貫通穴に対向する係合穴を有する柄であって、後端部が操作部になっている柄と、
前記両穴に挿着され、前記柄を上下左右に回動可能に支持する係合ボルトと、
前記係合ボルトに螺着され、前記柄の当接部に離接する調整ナットと、
を備えていることを特徴とする飲用容器。 - 把手を有する容器本体と、該容器本体の開口部を開閉する蓋体と、を備えた飲用容器において;
ねじ通路部と操作部を有する柄と、
前記ねじ通路部の一端側に挿着され、該柄を蓋体に固定せしめる蓋用ねじと、前記ねじ通路部の他端側に挿着され、把手に螺着される係合ねじであって、該柄を上下及び左右方向に回動可能に支持する係合ねじと、
を備えていることを特徴とする飲用容器。 - 係止ピンの先端に、螺合ストッパ、又は、湾曲ストッパが設けられていることを特徴とする請求項3記載の飲用容器。
- 蓋体の上面を上部に突出させ、前記蓋体の内側に、断熱層、又は、断熱部材を設けたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、又は、6記載の飲用容器。
- 蓋体の左右方向の回転を規制する、ストッパが設けられていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、又は、7記載の飲用容器
- ストッパが、柄の水平接続部、又は、把手の上水平部に設けられていることを特徴とする請求項9記載の飲用容器。
- ストッパが、固定位置が調整可能なL字状ストッパであることを特徴とする請求項9記載の飲用容器。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
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- 2002-11-22 JP JP2002339939A patent/JP2004175359A/ja active Pending
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