JP2004175358A - 食品用容器 - Google Patents

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正夫 大井
Sanji Uchino
三二 内野
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Sekisui Kasei Co Ltd
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Abstract

【課題】現有の容器の強度を維持したまま、スーパーマーケットにおける汎用スタック棚に対応できる積み重ね高さに低減できるトレイ等の発泡樹脂製容器を提供すること。
【解決手段】開口部がほぼ長方形を有し、側壁部と底部とが一体に成形された食品用容器であって、前記食品用容器は、ポリスチレン系樹脂発泡層の両面にポリスチレン系樹脂層が積層されており、食品用容器の底部の厚みが2.3〜3.5mm、側壁部の厚みが1.5〜2.2mm、[食品用容器の重量(g)/食品用容器の開口面積(m)]が140〜260(g/m)、且つ前記書区頻用容器を100枚積み重ねた高さが400mm以下とする。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、肉や魚等の生鮮食料品等を収納するのに適した食品用容器に関し、特にロースタックトレイといわれる、容器を積み重ねた際の重ね高さを低くすることで、容器の占める嵩を低減し、物流コストや保管コストを減らすことを目的とする食品用容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より発泡樹脂製容器の積み重ね高さを低減するための容器として、側壁部の肉厚を底部の肉厚よりも薄く形成したものが提案されていた(特許文献1および2参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1の場合、容器を50枚積み重ねた高さが228mmであるから、容器100枚の積み重ね高さの概算は、
[ 228mm−(25mm+4mm)]÷49枚×99枚+(25mm+4mm)=431mm
となる。
また特許文献2では底部厚みが4.2mm、側壁厚みが3.0mmのものゆえ、特許文献1の底部厚み4.0mm、側壁厚み2.3mmよりも大きいゆえ、特許文献1よりも容器の積み重ね高さは増大する。
【0004】
上記特許文献1および2の何れもが容器を100枚積み重ねた高さが400mmよりも低くはならず、スーパーマーケットにおける奥行き約400mmの汎用スタック棚に対応できず、スタック棚からはみ出してしまうことになる。
そのため、現有の容器の強度を維持したまま、スーパーマーケットにおける汎用スタック棚に対応できる積み重ね高さに低減できるトレイ等の発泡樹脂製容器が要望されていた。
【0005】
そこで本発明では、上記要望に応えることのできる発泡樹脂による食品用容器を提供することを目的として発明したものである。
【0006】
【特許文献1】
実開平7−44725号公報
【0007】
【特許文献2】
実開昭57−35206号公報
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成することのできる本発明による食品用容器としては、請求項1に記載したように、開口部がほぼ長方形を有し、側壁部と底部とが一体に成形された食品用容器であって、前記食品用容器は、ポリスチレン系樹脂発泡層の両面にポリスチレン系樹脂層が積層されており、食品用容器の底部の厚みが2.3〜3.5mm、側壁部の厚みが1.5〜2.2mm、[食品用容器の重量(g)/食品用容器の開口面積(m)]が140〜260(g/m)、且つ前記食品用容器を100枚積み重ねた高さが400mm以下であることを特徴としている。
【0009】
上記請求項1記載の本発明の食品用容器によると、ポリスチレン系樹脂発泡シートの両面にポリスチレン系樹脂フィルムが積層された積層発泡シート(以下「原反」という)から熱成形して得られたトレイ等の食品用容器であって、その底部の厚みと側壁の厚みを薄くするとともに上記した特定範囲に抑え、且つ食品用容器の[食品用容器の重量(g)/食品用容器の開口面積(m)]の値を上記した特定範囲にすることによって、従来の圧縮強度を維持したままで、積み重ね高さを低減することができたものであり、食品用容器を100枚積み重ねた高さが400mm以下にすることができる。特に、ポリスチレン系樹脂発泡層の両面にポリスチレン系樹脂層が積層されていることと、食品用容器の重量(g)/食品用容器の開口面積(m)]の値を上記した特定範囲にすることで、食品用容器の厚みを薄くしたにもかかわらず、圧縮強度を従来の食品用容器と遜色のないものとすることができたものである。
【0010】
即ち、圧縮強度については請求項1に従属する請求項2に記載したように、食品用容器の開口部長手方向中央部の圧縮強度が500g以上であることを特徴としている。
この圧縮強度は、容器に食品を入れた時の取り扱いや合成樹脂フィルムをラップした時に必要となる強度である。
さらに請求項1または2に従属する請求項3の本発明は、底部中央部が底部端部よりも、側面側から見て底部外面が上方側に位置していることを特徴としている。
【0011】
この請求項3の本発明によると、本発明による食品用容器をテーブル等の載置場所に載置した際、載置面に対して底部外面の全面接触を避けて食品用容器が滑ったり回転したりするのを防止できることになる。
【0012】
【発明の実施の形態】
次いで、本発明による実施態様について図を参照しながら以下に説明する。
図1は本発明に係る食品用容器の斜視図、図2は図1のII−II断面図であり、数値は実施寸法の一例を示してあり、その単位はmmである。
図において、Aは食品用容器の全体を示し、Sは側壁部、Bは底部、Lはリップ部となる周縁部を示している。特に底部BにおけるB1は底部中央部、B2は底部Bのうちの端部を示している。
【0013】
本発明の食品用容器Aは、便宜上、三層に図示していないが、ポリスチレン系樹脂発泡シートの両面にポリスチレン系樹脂フィルムを積層した積層発泡シートの原反から熱成形して得られたものである。
本発明の食品用容器Aは、角部は曲線状に面取りされているが、開口部はほぼ長方形状を有している。当該容器Aは上記原反をオーブンで加熱した後、雌型及び雄型を使用して、マッチドモールド成形、プラグアシスト成形等で成形されたものである。この雌型及び雄型には縦横方向にほぼ連続して複数の容器に対応した凸部と凹部が形成されている。これによって、一度の成形で複数個の食品用容器Aが成形できる。本食品用容器Aは、開口部がほぼ長方形状を有しているので、食品用容器に成形される積層シートの成形領域は、食品用容器の開口領域にほぼ対応する。従って、食品用容器の[食品用容器の重量(g)/食品用容器の開口面積(m)]の値は、140〜260(g/m)であり、ほぼ原反の坪量に対応する。つまり、食品用容器の[食品用容器の重量(g)/食品用容器の開口面積(m)]の値から、原反の坪量の値をほぼ予想できる特徴がある。また、食品用容器Aを100枚積み重ねた高さが400mm以下、より具体的には、380mm以下、特に370mm以下が好ましい。
【0014】
そして、食品用容器Aの底部Bの厚みが2.3〜3.5mmに成形されている。そしてこれより厚みが小さいと圧縮強度が低下することになり、これより厚みが大きいと積み重ね高さが大きくなり、好ましくない。
また、側壁部Sの厚みが1.5〜2.2mmに成形されてあり、これより厚みが小さいと圧縮強度が低下することになり、これより厚みが大きいと積み重ね高さが大きくなり、ロースタックが実現できなくなる。
【0015】
さらに、[食品用容器の重量(g)/食品用容器の開口面積(m)]が140〜260(g/m)にしてあり、これより数値が小さいと強度が低下するし、大きいと断熱性が低下するとともに、コストが上昇し、好ましいものではない。
次に、図2に図示した実施の一例を説明する。
食品用容器Aの各部の寸法を以下に示す。
【0016】
底部Bの端部側の厚みは、3.0mm(従来品4.0mm)で、底部Bの中央側の厚みは、容器の回転を防ぐため0.5mm薄い2.5mm(従来品4.0mm)となる。底部Bの中央側は長尺側および短尺側の何れもが端部側に比べて側面側から見て底部外面が上方側に位置するように成形してあり、底部Bの外面が断面非直線に形成されることになり、載置面と全面接触を避けて容器が滑ったりして回転するのを防ぐことができるのである。
【0017】
また、側壁部Sの厚みは、1.9mm(従来品2.5mm)、周縁部Lの厚みは、1.5mm(従来品1.5mm)となる。
上記数値となる容器を成形する原反のポリスチレン系樹脂層(フィルム)の厚みは20μmである。図3は、食品用容器Aを5枚重ねた状態を例示する断面図であり、このようにして100枚重ねたときの高さ(スタック高さ)は、実測値369mmになることによって、汎用されているスーパーマーケットのスタック棚の奥行き寸法内に収納可能となるロースタック性が実現できる。なお、図3においては、正確には認識できないが、スタック状態において、上下の食品用容器は側壁部が密着し底部間にはわずかの隙間が存在しているため、上記の実測値が得られた。
<圧縮強度の測定>
測定機器
メーカー:(株)オリエンテック
品名 :テンシロン万能試験機RTC−1310A
開口部長手方向中央部の圧縮強度(腰強度)測定方法
図4は、成形した食品用容器(トレー)の圧縮強度の測定方法を示す概念図である。
【0018】
(株)オリエンテック製の「テンシロン万能試験機RTC−1310A」を用いて、アルミ製の圧縮用の治具6,6の間に図2に示した食品用容器を短手方向に立てた状態で挟持し、食品用容器の長辺側壁部の上部中央を、図4(b)の様に矢印C方向に10mm(l−l′)圧縮し、この時の応力を圧縮強度(g)とした。冶具6と食品用容器との接触巾Wは15mmであり、圧縮スピードは400mm/minである。治具6は、食品用容器の長辺側壁部(リップ部)の厚み分全てに接触していた。腰強度が低ければ、ラップたわみ量が増加し、トレーを持ったときのたわみ量が増え、実用に耐なくなるが、600g以上あるので、問題はない。
【0019】
【発明の効果】
本発明による食品用容器は以下のような効果を発揮できる。
(1)請求項1による食品用容器の場合、
強度を維持しつつ積み重ね時の高さを低減でき、いわゆるロースタックを実現できる。それによって、輸送コスト、在庫保管コスト、段ボール代コスト等の低減をはかることができる。
【0020】
(2)請求項2による食品用容器の場合、
前記(1)による効果に加え、容器に食品を入れた時の取り扱いや、合成樹脂フィルムをラップした時に強度上の問題が生じない。
(3)請求項3による食品用容器の場合、
前記(1)(2)の効果に加え、包装容器を載置した際に載置面との全面接触を避けることができ、滑ったり、回転したりするのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る食品用容器の斜視図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】スタック状態を例示する断面図である。
【図4】容器の圧縮強度の測定方法を示す概念図であり、(a)は測定前の状態、(b)は測定中の状態を示す。
【符号の説明】
A 食品用容器
S 側壁部
B 底部
B1 底部中央部
B2 底部の端部
L 周縁部

Claims (3)

  1. 開口部がほぼ長方形を有し、側壁部と底部とが一体に成形された食品用容器であって、
    前記食品用容器は、ポリスチレン系樹脂発泡層の両面にポリスチレン系樹脂層が積層されており、
    食品用容器の底部の厚みが2.3〜3.5mm、側壁部の厚みが1.5〜2.2mm、
    [食品用容器の重量(g)/食品用容器の開口面積(m)]が140〜260(g/m)、
    且つ前記食品用容器を100枚積み重ねた高さが400mm以下であることを特徴とする食品用容器。
  2. 食品用容器の開口部長手方向中央部の圧縮強度が500g以上であることを特徴とする請求項1記載の食品用容器。
  3. 底部中央部が底部端部よりも、側面側から見て底部外面が上方側に位置していることを特徴とする請求項1または2記載の食品用容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006076591A (ja) * 2004-09-08 2006-03-23 Risu Pack Co Ltd 食品用容器
JP7495032B2 (ja) 2020-02-07 2024-06-04 中央化学株式会社 包装用容器、包装用容器の使用方法、及び包装体の製造方法

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