JP2006248615A - 食品用容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】封止した包装体(10)などを形成するための食品容器を提供する。
【解決手段】この容器は、ベース(32)と、第1の末端壁体(16)と、2つの収束する側壁(12、14)とを具備してなり、これら側壁が末端で互いに交わり、若しくは前記第1の末端壁体より短い第2の壁体と連結してなる。この容器は一般に一連のばらばらの片又はユニットとして提供される食品を収容したものでもよい。この容器(10)の両側壁(12、14)には、垂下する円筒状突出部(34)およびこれに合致する突出部又は孔(36)の形状の連結手段が形成され、それによりこの種容器を複数、その側壁に沿って互いに取着ないし連結させ、容器アッセンブリーを形成することができる。好ましくは、この容器は、収束する側壁により画定される角度で360°を割ったときに整数となり、従って、十分な数の容器でそれぞれの側壁を相互に連結させたとき、その結果得られるユニットの組合せがほぼ円形となるようにする。
【選択図】図1
【解決手段】この容器は、ベース(32)と、第1の末端壁体(16)と、2つの収束する側壁(12、14)とを具備してなり、これら側壁が末端で互いに交わり、若しくは前記第1の末端壁体より短い第2の壁体と連結してなる。この容器は一般に一連のばらばらの片又はユニットとして提供される食品を収容したものでもよい。この容器(10)の両側壁(12、14)には、垂下する円筒状突出部(34)およびこれに合致する突出部又は孔(36)の形状の連結手段が形成され、それによりこの種容器を複数、その側壁に沿って互いに取着ないし連結させ、容器アッセンブリーを形成することができる。好ましくは、この容器は、収束する側壁により画定される角度で360°を割ったときに整数となり、従って、十分な数の容器でそれぞれの側壁を相互に連結させたとき、その結果得られるユニットの組合せがほぼ円形となるようにする。
【選択図】図1
Description
本発明は特に、パーティー用大皿などを形成するための食品容器に関する。
パーティー用大皿はスーパーマーケット、デリカテッセン(調理済惣菜販売店)などで販売されている。典型的なパーティー用大皿は円形又は長円形の大皿又はプレートからなり、その中央に或る種のディップ(味付けソース)を保持するための円形容器を一般に備えている。このディップの外周に沿って、種々の食品、典型的には調製済みの肉、例えばスライスしたサラミ、ソーセージ、スライスしたハム、オリーブ、ガーキン(小キュウリ)、キューブチーズなど、一連の盛りが配置される。一般的に言って、これら食品の盛りは、平面的に、円弧の扇形のような形に作られる。
多くのスーパーマーケットはパーティー用大皿を提供しているが、このような大皿の提供はしばしば利益又は費用効果の点で思わしくない。その理由は、このような大皿が一般に手で組立てられるから、それを作成するのに費用がかかり、プロセス的に大きな労働力を要するからである。第1に、一口サイズの小片に予めさいの目に切られていない、又はスライスされていない食品は、ハム、サラミなどの場合はスライスし、チーズなどの場合はさいの目に切る必要がある。次に、食品は計量し、ついで、通常三角形に積み上げ、その後、大皿全体を粘着フィルムなどで包み込む必要がある。
このように大皿の作成に大きな労働力を要することの外に、組立てに時間がかかるということは、予め、顧客が通常、パンフレットを見て、特定の大皿を顧客から注文を受け、その後にその大皿を組立てなければならないことを意味する。このような大皿は保存寿命が短く、従って大皿を展示して顧客による衝動買いをあおるというようなことはできない。
更なる問題は、大皿上での異なる食品間の交雑汚染である。これは大皿が、オリーブ、ガーキンなどの濡れた食品並びにクラッカーなどの乾いた食品の双方を含む場合に特に問題となる。つまり、濡れた食品からの液体がしばしば乾いた食品を柔らかにし、実際に提供する前に大皿を予め作成しておく時間的余裕が制限されることになる。
本発明は、この従来技術の問題点のいくつかを克服することができるパーティー用大皿などの形成のための改良した包装手段を提供すること目的とするものである。
本明細書に記載された文献、作用、材料、装置、物品などの説明は全て、本発明の趣旨の説明を意図しているに過ぎない。これら事項の説明の幾つか又は全てが、本願の優先日前に存在していた本願発明に属する分野での従来技術又は一般常識として認めたものと解釈されるべきではない。
本明細書全体を通じて、「含む(有する)」の用語は、現に記載されている部材、完全体(integer)又は工程、あるいはこれら部材、完全体又は工程のグループを含むことを示唆するものであるが、その他、任意の他の部材、完全体又は工程、あるいはこれら部材、完全体又は工程のグループを除外することを意図するものではない。
第1の形態として、本発明は、ベースと、トップと、少なくとも2つの対向し収束する側壁と、第1の末端壁体とを有する1枚のシートから作られた食品用容器であって、周縁フランジが該容器のポケットのトップ周縁に延出し、垂下する突出部の形状の1又はそれ以上のオス型接続手段が一方の側壁の前記フランジに形成され、メス型接続手段が他方の側壁の前記フランジに形成され、これら接続手段を介して2つの食品用容器相互をそれらの側面に沿って取付け、連結させ、複数の食品用容器からなるアッセンブリーを形成するようにした食品用容器を提供するものである。
使用時において、これら食品用容器は食品で満たされ、封止される。下方に突出する突出部により、従来の市販の封止装置を用いて食品用容器を操作、封止させることができる。大皿は多数の食品用容器を連接させることにより組立てることができる。一連の別々の封止されたポケットを提供することにより、大皿用の異なる種々の食品を別々に保持させることができる。これにより、濡れた食品および乾いた食品の双方を同じ大皿内にて販売することを可能にする。
これら食品用容器は封止する前にガス置換(flush)させてもよい。これにより食品の保存寿命を向上させることができる。更に、これにより、封止容器を顧客に展示し、衝動買いを誘うようにすることができ、このことは大皿を作成するための従来の方法では現在でも不可能である。
通常、大皿において、種々のポケットには、それぞれ他のポケットとは異なる食品を収容させるが、或る種の食品を2以上のポケットに収容させてもよい。
食品用容器の少なくとも幾つかの実施形態のものはマイクロ波処理可能にすることが好ましい。このようにして、例えばソーセージロールの容器をマイクロ波で加熱し、それを通常冷たいまま食べる食品の他の容器に連結させることができる。これにより、熱い食品と、冷えた食品の双方を提供する大皿を組立てることが可能となり、このことは今までは不可能であった。
上記大皿は、ディップ、ソースなどの容器を支持するための中央孔を画成するものであることが好ましい。
この中央孔の壁面は大皿の外側末端壁体より高くし、食品用容器がその外側端部から中央に向けて上向きの傾斜をなすようにしてもよい。
ポケットの1つ又はそれ以上のベースは窪みを画成するようにしてもよく、この窪みは逆にして突起を画成させ、それによりポケット内の食品の高さを上昇させることができる。これにより、食品のための上部空き高を確保してポケットを封止することを可能にし、同時に、この窪みを逆にすることにより、ポケット内の食品の高さを上昇させ、食品へのアクセスを容易にすることができる。
1つの変形例として、メス型接続手段は、オス型の垂下突出部の直径よりも若干大きくした直径を有する突出部からなるものでもよい。
他の変形例として、メス型接続手段は、オス型の垂下突出部の直径よりも若干大きくした直径を有する孔からなるものでもよい。
収束する側壁は、前記の第1の末端壁体より短い第2の末端壁体に連結させてもよいし、又は互いに直接、合致させ、角部を形成するようにしてもよい。
なお、この長いほうの末端壁体をこの第2の末端壁体又は角部よりも高さを低くし、それにより食品用容器の両側が第1の末端壁体から第2の末端壁体又は角部に向って概して上向きに延出させることが好ましい。
好ましい実施例として、この収束する側壁により画定される角度で360°を割ったときに整数となり、従って、十分な数の食品用容器でそれぞれの側壁を相互に連結させたとき、その結果得られるユニットの組合せがほぼ円形となるようにする。
最も好ましくは、この容器の側壁間により画定される角度を、45°、60°または90°とする。
1実施例として、前記の第2の末端壁体を、第1の末端壁体と同じように湾曲させる。
これら湾曲壁面はアーチ形、同心形又は非同心形であってもよい。
他の実施例として、前記の第2の末端壁体は直線的であってもよい。
容器のベースは窪みを画成するようにしてもよく、この窪みは逆にして突起を画成させ、それにより容器内の食品の高さを上昇させることもできる。
この容器の形状のため、容器を空で大皿に配置させたとき、食品を大皿に対し適当な形状の積み重ね(pile/stack)として盛ることができる。
次に、本発明の具体的実施例を、単なる例示として、添付図面を参照して説明する。
図面を参照すると、図1から5は食品を収容するための第1の容器10を示している。この容器は平面図として、概して三角形をなしているが、容器の2つの側壁12,14と末端壁体16とが合致する角部は丸みを有する。
この容器のトップ18には、外側フランジ20が容器のトップの周縁の周りに面として延出している。後方壁16のトップに沿って延びたフランジ20の部分22の幅は一般に6〜10mm程度である。2つの比較的短いフランジ部分24,26は側壁12,14と後方壁16とが交わる丸みを帯びた角部の上に位置し、フランジ部分22に対し90°の角度で延びている。側壁14,12の上にて延出するフランジ20の部分28および30はそれぞれフランジ部分22,26よりも幅広となっており、一般にほぼ20mm程度の幅のものである。
容器のベース32は一般に形が三角形であり、容器のトップ18の面/フランジ20の面に対し約25°の角度αで配向されている(図3に最もよく表されている)。側壁12,14は90°の角度で互いに交わり、図3に示すように、これら側壁間の接合部は約28°の角度βで配向されている。この容器の特別で、普通でない形の機能については以下に詳述する。
封止用ウェブの容器への接着を助けるための感熱性接着剤などからなる封止用ストリップ34は、食品充填後に容器上にカバーを封止するのに用いられるフランジに沿って延出している。代わりに、この封止用ウェブを容器に直接、ヒートシールしてもよい。この封止用ストリップ34は連続したループ状に周縁に沿って延出している。容器10を隣接する容器に連結するための手段は、より広いフランジ部分28および30に設けられている。具体的には、2つの垂下する円筒状突出部34がフランジ28から下方に延びている。これら突出部34は、フランジおよび容器本体を成形するためのプラスチックシートの変形により形成される。この突出部34の外径と等しいか、僅かに小さい直径の2つの円形の孔36が他方のフランジ30に形成されている。
4個までの容器10を互いに連結することができる。すなわち、隣接する容器のフランジ30上にフランジ28を重ね、突出部34を孔36に整合させ、これらフランジ相互を互いに押圧することによりフランジ28を隣接する容器のフランジ30と連結させることができる。第3の容器も同じようにして、フランジ28をこの2つの連結された容器の遊離しているフランジ30に連結させることができ、第4の容器も、そのフランジ28および30を、この3つの連結された容器の遊離しているフランジ28および30に連結させることができ、それにより4個の連結された容器の輪が形成されることになる。
これら容器10は、通常、それぞれ特定の食品の多数の片を予め収容し、プラスチック、アルミニウム、その他の適当な材料からなる封止用シートで封止し食品の一体性および新鮮さを維持させた状態で販売されることを予定しているものである。この封止された容器を製造する場合、種々の方法が考えられる。1つの方法として、これら容器を食品処理工場又はその他の場所で予備成形し、ついで工場に搬送する。この予備成形された容器に、予め適当な大きさの片にスライス又は角切りにした食品を自動的に、又は手で充填し、ついで封止する。同一の工場で、異なる種々の食品を同じような容器にバッチ方式で充填し、封止してもよい。このような機能を行うための機械については図14を参照して以下に詳述する。
スーパーマーケット、デリカテッセンなどにおいて、大皿は、一般に、夫々が異なる食品を収容した複数の異なる容器の組合せを連結させることにより組立てることができる。このようにして食品の異なる組合せを提供することができる。これらの組立てられた大皿は、封止されたままの状態で顧客に提供され、顧客は容器上の封止を開き、逆さにした皿を大皿の上に被せ、これら皿および容器を反転させ、内容物を皿に移すことができる。この容器の形状のため、予めスライスないし角切りされた食品は容器内にて正しい形状に押付けられ、大皿用に積上げられた形に保たれる。その他、上述の工程をスーパーマーケット、デリカテッセンなどにおいて行ってもよく、その場合、大皿は、皿上に即座に開けられるようにして顧客に提供される。その他の変形例として、食品の容器10をそのまま顧客に販売し、各家庭で顧客独自の大皿を組立てるようにすることもできる。この場合、顧客は独自に選択した食品の組合せを用いて、意のままに独自の大皿を作成することができる。これは、この封止された容器が、衛生上の改善並びに食品相互の汚染の可能性の減少、更に持ち運びが大皿の場合よりも容易となるという更なる利点を有することを示している。このデザイン固有の食品の分離は、大皿の賞味期限を減少させる大皿における個々の構成成分(すなわち、オリーブ又はガーキンからの液体を伴った肉又はチーズ)相互の汚染を防止し、大皿の組み立てを容易にすると共に、大皿全体の品質を向上させることになる。
図14aは、図1から5に示すタイプの予備成形された容器を充填するための機械100を示している。しかし、機械100のテーブル102は図1から5に示すものと異なる形の予備成形された容器110Aを受理するよう設定されていることに留意すべである。この容器110Aについては図13を参照して以下に詳述するように6個のものを連結して大皿を形成しているが、容器を充填、封止することについての原理は同一である。この機械には2つの実質的に同一のテーブル102Aおよび102Bが並置されている。これらテーブル102Aおよび102Bにはそれぞれ容器110Aを受理するための2つの孔104が形成されている。これら孔の周りに沿って形成された窪みは容器のフランジを支持するものである。容器がテーブル中のこれらの孔内に置かれ、ついで充填されるか、若しくは予め充填されてテーブル上に載せられる。ついで、この機械の上部部分108が容器上の位置に移動され、容器にガスを噴射させ、食品のタイプに応じて食品の貯蔵に適当な雰囲気を生じさせる。ついで、容器はプラスチックフィルムで密封される。一方のテーブル102A内の容器が封止されている間、他方のテーブル102Bでは、封止された容器がそのテーブルから除かれ、新たな容器110Aが装填され、テーブル102A上の容器が封止された後に、封止されることになる。これにより、製造プロセスがより迅速となり、効率が向上する。
その他、図14bに示すように、特に大規模な製造の場合、容器をプラスチックシート又はフィルムから成形し、熱成形巻取り装置(rollstock machine)を用い、1つのプロセスで、充填と封止を自動的に行うようにしてもよい。このような熱成形プロセスにおいて、ベース容器10のための包装材料200(熱成形用フィルム)がリール210から解巻され成形ダイ220内にて加熱され、数個の容器を同時に成形する。一般に、この容器成形に使用される材料は350ミクロン厚のPVCのウェブに51ミクロン厚のLLDVP(線状低密度ポリエチレン)のコーティングを施したものからなる。この成形された容器はついで、手動又は自動的に装填される。包装材料の上方のウェブがついで、充填されたポケットを覆うようにする。この封止を形成するための上方ウェブ240は、15ミクロン厚の2軸延伸ナイロンのウェブに38ミクロン厚の剥離自在なシーラント層を共押出ししたものからなり、従ってこのウェブ全体の厚みは51ミクロン厚となっている。これら双方のウェブ製品は登録商標“Cryovac”でSealed Air社(ニュージャージー州、米国)から入手することができる。この成形された容器10は、ついで、自動的に、又は手動で230の場所で充填される。ついで、この充填された容器が封止ダイ250に搬送されたときに、材料の上方ウェブ240を用いてこの容器にカバーが施される。ついで、空気がこの容器から排気され、所望により保護ガスが導入される。この包装体はついで、熱および圧力の適用により封止される。これらパックのウェブがついで切断手段260を用いて切断され、個々のパックに分離され、ついで梱包された後、販売に供される。一般的に、これら容器はバッチで作られ、組立てられる。すなわち、最初に、ミートスティックのバッチ、ついでスライスされたサラミのバッチ、更に他の食品のバッチなどが作られる。
これらパックはそれぞれ、特定の食品に適用させるために特別に設計することができる。つまり、真空に変えた雰囲気を用いたもの、硬質又は柔軟なフィルム、その他のアルミニウム積層材料を用いたもの、その他、特定の食品に適応させて開口部材、再密閉部材を設けたもの、コード(符号)などを付したものなどである。
図6から8は容器110の第2の実施例を示している。この容器は一般に平坦なベース111を有している。図7を参照すると、この容器は比較的長いアーチ形の外側壁体112と、比較的短い同心アーチ形の内側壁体114とを有する。この外側壁体の曲率半径は200mmであり、内側壁体の曲率半径は55mmであるが、これらの寸法は種々変化させることができる。これらアーチ形壁体の両端は2つの径方向に延出する直線状側壁116および118と接続している。この2つの側壁がなす角度γは60°となっている。
この図示の例では、外側壁体112は70mmの高さh1を有し、内側壁体114は20mmの高さh2を有する。更に、図8に最もよく示すように、外側壁体112は、ベース111に対し垂直ではなく、約110から120°の角度で容器から延出している。
外側フランジ122は容器トップの周縁に沿って延出している。図7に示すように、この平坦なフランジはベース面111の平面に対し30〜40°の角度で平らに配向されている。側壁118のトップに沿って延びているフランジの部分122Aには、下方に延びた直径7mmの一連の中空円筒状突起又は突出部119が形成されている。側壁116に沿って延びているフランジの部分122Bにも、下方に延びたやや大きい直径8mmの一連の中空円筒状突起又は突出部121が同じく形成されている。
図11に示すように、これら突出部121はメス係合手段として作用し、突出部119はオス係合手段として作用し、連結される容器ユニットの辺に画成された窪み内に圧入されることになる。これにより6個の容器が互いに連結され、大皿が作られる。
図9は、このように連結された6個の容器を示すもので、それぞれには種々の食品、例えばチーズキューブ140、オリーブ142、サラミ144、ミートスティック146、ポテトサラダ148、クラッカー150が予め充填されており、更に透明フィルムで封止され、1つの容器の側壁116が他の容器の側壁118に連続的に連結された状態で組立てられている。この6個の容器が一緒になってほぼ円形の大皿124が形成され、その中央に円形の孔126が形成されている。この円形の孔126には、ディップ、ソースなどの円形容器を支持させることができる。
図10は上述のような熱成形プロセスで、金型110B内で容器110を製造するための1つの適当な金型(ダイ)のパターンを示している。
図12は本発明の第3の実施例に係わる4個の容器10Aを示す斜視図である。これら容器は、図1から5に示すものと本質的に同一であるが、連結手段が突出部と孔とからなるものではなく、図6から8の実施例を参照して説明したように、より小さい連結用突出部と、より大きい連結用突出部とからなっている。これら4個の容器が大皿に部分的に組立てられた状態が示されている。
図13は本発明の第4の実施例に係わる6個の容器110Aを示す斜視図である。これら容器は、図6から8に示すものと実質的に同一であるが、フランジ122の外側エッジが湾曲でなく直線状となっている。これら容器はプラスチックで形成され、大皿に組立てられている。
図15および16は食品容器300の更なる実施例を示している。この容器300は、図6から8に示すものと類似しているが、外側壁体312がアーチ形でなく直線状となっている。その他の全ての点は、これら容器は同一であり、特に容器300では外側フランジ322が容器のトップエッジから突出し、側壁の夫々のフランジに一連の垂下した突出部319および321を有し、これらは同様の容器を互いに連結するのに使用される。図16は、この容器を6個用いて組立てられた六角形の大皿320を示している。
図17から19は容器の更なる実施例を示すもので、これには図18に最も明瞭に示すように、この容器は飛び跳ね型(pop−up)ベース352を有している。その他の全ての点は、この容器は図6から8に示すものと同一である。図18に最も明瞭に示すように、この飛び跳ね型ベースは容器の床面に形成された窪み352を有する。図18に示す窪んだ状態で、容器に食品を充填させ、食品に上部空き高を残した状態で封止される。食事に出す前に、この窪みを押し上げないし跳ね上げ、図18中に破線で示すように盛上った出っ張り又は突起352Aを形成させる。これは容器内の食品を盛り上げる作用を生じさせ、アクセスの容易化が図られる。容器は図6から8のものと同様に、組み合わされて大皿360を形成する。
図20から22は更に他の容器形状370を示している。この容器も図6から8に示す容器と類似しているが、外側壁体の形状が相違しており、この場合、2つの直線エッジが側壁316および318に対し垂直となっていて或る角度で交わっている。従って、図22に示すように、この容器を6個連結させたとき、六角形の大皿380が形成される。
図23から25は更に他の容器形状390を示している。この実施例において、容器も図6から8に示す容器と極めて類似しているが、外側壁体392の曲率が内側壁体394のものよりも大きくなっており、図25に示すように、この容器を6個連結させたとき、花模様の大皿400が形成される。
なお、上記以外の容器形状も使用可能であり、更に、大皿を4個および6個の容器から形成したものを開示したが、容器の側壁間に形成される角度は種々変化させてもよい。例えば、この角度を45°とし、8個の容器から大皿を形成させたり、所望により、その他の角度のものとして、8個を超える容器又はその他の数の容器から大皿を形成してもよい。
更に、上述の実施例ではプラスチック材料から容器を形成する場合に説明したが、その他の材料、例えば、アルミニウム、更に厚紙、コーティッド紙なども容器形成のために使用することができる。これは特に、容器が予備成形され、後に図14に示すような装置で封止される場合である。
個々の容器又はポケットに食品を供給するようにしたことにより、乾燥食品、例えばクラッカーなどを有する大皿を、通常可能な場合よりも、より迅速に作成することができる。なぜならば、容器/ポケットがこのような乾燥食品を、オリーブ、ガーキンなどの濡れた食品から分離した状態に保つことができるからである。従来のように大皿を形成した場合は、濡れた食品が乾燥食品を軟化させることになり、これは使用前の寿命が限られたものになることを意味する。
本発明によれば、スーパーマーケット、料理調達者などが、食品に何ら触れたり、操作することを要することなく、封止された大皿を組み立てたり、提供することができ、これは衛生上の改善および汚染の危険性の縮小をもたらすということを理解されるべきである。
更に、当業者であれば、広範に記載された本発明の趣旨又は範囲から逸脱することなく、上記実施例に示された本発明に対し、多くの種々の変形及び/又は改良が可能であることは明らかであろう。従って、これらの実施例はあらゆる観点において説明のためのものであり、限定を意図するものではないと解されるべきである。
10,110,110A,300:容器、12,14,116,118:側壁、16:末端壁体、18:容器のトップ、20:外側フランジ、28,30:フランジ(封止用ストリップ)、32:ベース、34,119,121:突出部、36:孔、100:機械、102A,102B:テーブル、110B:金型、111:ベース面、112:外側壁体、114:内側壁体、122A,122B:フランジの部分、124:大皿、200:包装材料、210:リール、220:成形ダイ、240:上方ウェブ、250:封止ダイ、312,392:外側壁体、319,321:突出部、320,400:大皿、322:外側フランジ、352:窪み、352A:突起、394:内側壁体
Claims (12)
- ベースと、トップと、少なくとも2つの対向し収束する側壁と、第1の末端壁体とを有する1枚のシートから作られた食品用容器であって、周縁フランジが該容器のトップ周縁に延出し、垂下する突出部の形状の1又はそれ以上のオス型接続手段が一方の側壁の前記フランジに形成され、メス型接続手段が他方の側壁の前記フランジに形成され、これら接続手段を介して2つの食品用容器相互をそれらの側面に沿って取付け、連結させ、複数の食品用容器からなるアッセンブリーを形成するようにしたことを特徴とする食品用容器。
- 前記メス型接続手段が、前記オス型の垂下突出部の直径よりも若干大きい直径を有する突出部からなる請求項1記載の容器。
- 前記メス型接続手段が、前記オス型の垂下突出部の直径とほぼ同一の直径を有する孔からなり絞り嵌めを形成するようにした請求項1記載の容器。
- 前記の収束する側壁を、前記ベースから前記トップまで測定された前記第1の末端壁体の高さより小さい第2の末端壁体を介して連結させた請求項1から3のいずれかに記載の容器。
- 前記の収束する側壁を互いに合致させて角部を形成させるようにした請求項1から3のいずれかに記載の容器。
- 長いほうの末端壁体を前記第2の末端壁体又は角部よりも高さを低くし、それにより食品用容器の両側が第1の末端壁体から第2の末端壁体又は角部に向って概して上向きに延出するようにした請求項1から5のいずれかに記載の容器。
- 前記の収束する側壁により画定される角度で360°を割ったときに整数となり、従って、十分な数の食品用容器でそれぞれの側壁を相互に連結させたとき、その結果得られるユニットの組合せがほぼ円形となるようにした請求項1から6のいずれかに記載の容器。
- 容器の側壁間により画定される角度が45°または60°である請求項7記載の容器。
- 前記フランジが、前記ベース面に対し20から30°の角度で配向した面で延出している請求項1から8のいずれかに記載の容器。
- 前記の垂下する突出部が、容器を形成する材料のシート中の変形からなるものである請求項1から9のいずれかに記載の容器。
- 1つの特定の食品の多数の片を収容し、剥離性フィルム又はホイルで封止されている請求項1から10のいずれかに記載の容器。
- 請求項11記載の容器を複数、連結して組立てられた大皿。
Applications Claiming Priority (2)
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