JP2004168279A - 防眩ミラー装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】エレクトロクロミックミラーを用いた車両用防眩ミラー装置において、不必要な色変化の回数を最小限に低減すると共に、眩しい状況の検出可能範囲を広くする。
【解決手段】検出範囲が部分的に重複する2つの後方光センサ21及び22をエレクトロクロミックルームミラー20の車両の内側に向いた面に設け、光センサ21及び22により検出された第1の後方光と第2の後方光の差を光センサの光電応答誤差と比較し、第1の後方光と第2の後方光の差と光電応答誤差の差が所定範囲内にあるときは、エレクトロクロミックミラーの反射率の調節を不能とする。また、差が所定範囲を超えているときは、眩しい状況が生じているものと判断し、光の強さに応じてエレクトロクロミックルームミラー20の色を調節する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、防眩ミラー装置、特に広い眩しさ(glare)検出範囲を有する防眩ミラー装置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
眩しさ(glare)は、車両を運転する際のわずらわしい要素の1つである。従来から、眩しさの問題を解決するために多くの努力が払われている。最も有効な方法の1つは、車両用ミラーにエレクトロクロミック(electrochromic)ユニットを設けることである。エレクトロクロミックユニットは、眩しさの度合いに応じてその色を濃くし、ミラーの反射率を小さくするので、眩しさを低減することができる。
【0003】
従来の防眩ミラー装置の概略構成を図14に示す。光検出装置1は、エレクトロクロミックルームミラー(以下、単にルームミラーとする)2に取り付けられており、後方からの光を検出するように向けられている。光検出装置1は、後方からの光の強度に応じて、ルームミラー2の反射率を調節するために、ルームミラー2に対して制御信号を出力する。例えば、後方からの強烈な光に対しては、ルームミラー2の反射率を低くする必要がある。すなわち、運転者の目を刺激しないようにするために、ルームミラー2の色が濃くなる。
【0004】
エレクトロクロミックユニットは、電源からの電圧、すなわち、イグニション又は車両用バッテリの電圧を受ける。この電圧は、エレクトロクロミックに適したレベル、例えば0〜3.5Vの範囲の電圧に降圧される。エレクトロクロミックユニットに印加される電圧のレベルが高ければ高いほどミラーの色は濃くなり、ミラーの反射率は低くなる。反射率は、無着色状態の初期レベル(例えば55%)から低下される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このエレクトロクロミックメカニズムでは、後方からの光は必ずしも眩しい光であるとは限らない。例えば、よく晴れた日中であれば、ほとんど眩しくないので、反射率を調整する必要はない。しかしながら、ルームミラー2は、従来の防眩メカニズムに従い、光検出装置1により検出された光に応じて頻繁に反射率を調整してしまう。周知のように、ルームミラー2のエレクトロクロミックユニットは、一定の寿命、すなわち一定の色変化サイクルを有しているので、不必要な反射率の変更は、エレクトロクロミックユニットの消耗を早めてしまう。さらに、光検出装置1は、特定の方向を向いており、かつ限られた検出角αを有しているので、検出角αを超えて眩しい状況を検出することができず、その眩しい状況を解消することができない。
【0006】
エレクトロクロミックユニットの不必要な動作回数を低減するために、他の従来のエレクトロクロミックミラーシステムが提案されている。図15は、他の従来のエレクトロクロミックミラーシステムの概略ブロック構成を示す。このミラーシステムは、車両の内部に設けられたルームミラー装置11と、車両の両側部に設けられた2つのドアミラー(又はフェンダーミラー)装置12及び13と、制御装置14を備える。各ミラー装置11、12及び13は、制御装置14の制御の下でミラーの色を変化させるエレクトロクロミックユニット111、121及び131を備える。
【0007】
図16示すように、制御装置14は、前方光センサS1と、後方光センサS2と、電源141と、マイクロコンピュータ142と、駆動回路143を備える。前方光センサS1及び後方光センサS2は、それぞれ前方からの光及び後方からの光の強度を検出するために、ルームミラー装置11の前面及び後面に配置されている。最初に、マイクロコンピュータ142は、前方光センサS1により検出された前方からの光の強度に基づいて日中か夜間かを判断する。例えば、前方からの光の強度が50ルックス以上であるとすると、マイクロコンピュータ142は日中であると判断して、駆動回路143を非動作とする。逆に、前方からの光の強度が50ルックス未満のときは、上記のように後方からの光の強度に応じてミラーの反射率を調節するために、駆動回路143を動作可能とする。この従来の防眩メカニズムは、エレクトロクロミックユニットの不必要な動作サイクルを少なくしているにもかかわらず、夜間において周囲に十分な照明があるときでも、無駄な動作をしてしまう。さらに、上記エレクトロクロミックメカニズムは、日中は動作しないので、日の出や日没時の強い太陽光に起因する眩しさを回避することができない。
【0008】
後方からの光の強度と周囲の光の強度とを比較することにより上記問題を解決した防眩メカニズムがさらに提案されている。図16を参照してこのメカニズムを説明する。マイクロコンピュータ142は、前方光センサS1及び後方光センサS2により検出された光の強度の差に応じて、眩しい状況が生じているか否かを判断し、後方からの光の強度に応じてミラーの反射率を適正に調節するために、エレクトロクロミックユニット111、121及び131に適切な電圧を印加するように駆動回路143を制御する。この従来のエレクトロクロミックミラーシステムは、エレクトロクロミックユニットの不必要な動作サイクルをさらに低減しているものの、検出範囲が狭いという問題を有している。換言すれば、右側だけ又は左側だけが眩しいという状態は検出できず、運転者の目に刺激が残る。
【0009】
本発明は、上記従来例の問題点を解決するためになされたものであり、不必要な色変化の回数を最小限に低減すると共に、広い検出角を有する防眩ミラー装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第1の態様は車両用モニタシステムであって、制御信号に応答してその反射率を変化させるモニタ装置と、第1の所定範囲からの第1の光を受光し、前記第1の光の強度に応じた第1の信号を出力する第1の光センサと、前記第1の所定範囲と部分的に重複する第2の所定範囲からの第2の光を受光し、前記第2の光の強度に応じた第2の信号を出力する第2の光センサと、前記第1及び第2の光センサに接続され、第1の結果を得るために前記第1の信号及び前記第2の信号を受信し処理すると共に、第1の結果に従って前記モニタ装置の反射率を調節するための制御信号を出力する比較制御装置とを備えたことを特徴とする。
【0011】
上記構成において、前記モニタ装置はエレクトロクロミックミラーであることが好ましい。
【0012】
また、前記第1の光センサ及び前記第2の光センサは共に、エレクトロクロミックルームミラーの車両の内側に向いた面に設けられていることが好ましい。
【0013】
また、前記エレクトロクロミックミラーは、ルームミラー、ドアミラー又はフェンダーミラー、及び、ルームミラーとドアミラー又はフェンダーミラーの組み合わせから選択されたいずれかに設けられていることが好ましい。
【0014】
本発明の第2の態様は車両用防眩ミラー装置であって、第1の制御信号に応じてその反射率を変化させる第1のエレクトロクロミックミラーと、第2の制御信号に応じてその反射率を変化させる第2のエレクトロクロミックミラーと、第1の光を受光するために前記第1のエレクトロクロミックミラーに設けられ、前記第1の光の強度に応じた第1の信号を出力する第1の光センサと、第2の光を受光するために前記第2のエレクトロクロミックミラーに設けられ、前記第2の光の強度に応じた第2の信号を出力する第2の光センサと、前記第1及び第2の光センサに接続され、第1の結果を得るために前記第1の信号及び前記第2の信号を受信し処理すると共に、第1の結果に従って前記第1及び第2のエレクトロクロミックミラーの反射率を調節するための第1及び第2の制御信号のいずれか一方又は両方を出力する比較制御装置とを備えたことを特徴とする。
【0015】
上記構成において、前記第1及び第2のエレクトロクロミックミラーは、それぞれ第1及び第2の制御信号に応じてその色を変化させるルームミラー及び少なくとも一方の側のドアミラー又はフェンダーミラーであることが好ましい。
【0016】
また、前記第1及び第2のエレクトロクロミックミラーは、それぞれ第1及び第2の制御信号に応じてその色を変化させる両側のドアミラー又はフェンダーミラーであることが好ましい。
【0017】
また、第3の光を受光するために前記第1のエレクトロクロミックミラーに設けられ、前記第3の光の強度に応じた第3の信号を出力する第3の光センサをさらに備えたことが好ましい。
【0018】
また、第3の制御信号に応答してその反射率を変化させる第3のエレクトロクロミックミラーと、第4の光を受光するために前記第3のエレクトロクロミックミラーに設けられ、前記第4の光の強度に応じた第4の信号を出力する第4の光センサをさらに備えたことが好ましい。
【0019】
または、第3の制御信号に応答してその反射率を変化させる第3のエレクトロクロミックミラーと、第3の光を受光するために前記第3のエレクトロクロミックミラーに設けられ、前記第3の光の強度に応じた第3の信号を出力する第3の光センサをさらに備えたことが好ましい。
【0020】
本発明の第3の態様はモニタ装置の反射率調節方法であって、第1の時点において、第1の所定領域からの第1の後方光及び第2の所定領域からの第2の後方光を受光するステップと、前記第1の後方光と前記第2の後方光の差を得るために、前記第1の後方光の強度と前記第2の後方光の強度を比較するステップと、前記第1の後方光と前記第2の後方光の差に応じてモニタ装置の反射率を調節するステップとを備えたことを特徴とする。
【0021】
上記方法において、前記第1の後方光と前記第2の後方光の差を光電応答誤差と比較し、前記第1の後方光と前記第2の後方光の差と前記光電応答誤差の差が所定範囲内にあるときは、前記モニタ装置の反射率の調節を不能とするステップをさらに備えたことが好ましい。
【0022】
または、前記第1の後方光の強度と前記第2の後方光の強度をそれぞれ閾値と比較し、前記第1の後方光の強度と前記第2の後方光の強度が共に前記閾値よりも大きいときに、前記モニタ装置の反射率の調節を不能とするステップをさらに備えたことが好ましい。
【0023】
また、前記第1の時点よりも前の第2の時点において、前記第1の所定領域からの第3の後方光及び前記第2の所定領域からの第4の後方光を受光するステップと、第1の光の変化を得るために、前記第1の後方光の強度と前記第3の後方光の強度を比較するステップと、第2の光の変化を得るために、前記第2の後方光の強度と前記第4の後方光の強度を比較するステップと、前記第1の光の変化及び前記第2の光の変化を第1の閾値と比較するステップと、前記第1の光の変化及び前記第2の光の変化のいずれもが前記第1の閾値を超えていないときに、前記モニタ装置の反射率の調節を不能とするステップとをさらに備えたことが好ましい。
【0024】
また、前記モニタ装置の反射率を調節するステップは、前記第1の後方光と前記第2の後方光の差が第2の閾値を超えているときに実行されることが好ましい。
【0025】
また、前記車両は、室内に配置されたルームミラーと、両側部にそれぞれは位置された2つのドアミラー又はフェンダーミラーを備え、前記モニタ装置はルームミラーであることが好ましい。
【0026】
また、前記第1の後方光と前記第2の後方光のいずれが強いかを判断し、強度の小さい後方光よりも強度の大きい後方光により近い方のドアミラー又はフェンダーミラーの反射率を調節するステップをさらに備えたことが好ましい。
【0027】
本発明の第4の態様は第1、第2及び第3のミラーを備えた防眩ミラー装置の反射率調整方法であって、第1、第2及び第3の光センサを前記第1、第2及び第3のミラーにそれぞれ搭載するステップと、第1の時点において、第1の後方光、第2の後方光及び第3の後方光を受光するステップと、前記第1に時点に続く第2の時点において、第4の後方光、第5の後方光及び第6の後方光を受光するステップと、第1、第2及び第3の光の差を得るために、前記第1の後方光、第2の後方光及び第3の後方光の強度を前記第4の後方光、第5の後方光及び第6の後方光の強度とそれぞれ比較するステップと、前記第1、第2及び第3の光の差をそれぞれ閾値と比較するステップと、前記第1、第2及び第3のミラー内、前記閾値よりも大きな光の差を有する後方光を受光した光センサが搭載されたミラーの反射率を調節するステップとを備えたことを特徴とする。
【0028】
上記方法において、反射率を調節するステップは、光の差のレベルに応じて実行されることが好ましい。
【0029】
本発明の第5の態様は2つの後方光センサと車両用ディジタルバスに接続され、モニタ装置の反射率を自動的に調節する制御モジュールであって、前記2つの後方光センサから出力される第1及び第2の信号を、それぞれ、第1の結果を得るように処理し、前記第1の結果に従って前記モニタ装置の反射率を調節するために、ディジタルコード化された信号を前記車両用ディジタルバスに出力することを特徴とする。
【0030】
上記構成において、前記車両用ディジタルバスは、CAN(controller area network)バス又はVAN(vehicle area network)バスであることが好ましい。
【0031】
また、接続ケーブル又は無線伝送装置を介して前記車両用ディジタルバスに接続されていることが好ましい。
【0032】
本発明の第6の態様は車両制御システムであって、車両用ディジタルバスと、第1の後方光センサからの第1の信号を受信するために、前記車両用ディジタルバス及び前記第1の後方光センサに接続され、前記第1の信号に関連した第1のディジタルコード化された信号を前記車両用ディジタルバスに伝送する第1の制御モジュールと、第2の後方光センサからの第2の信号を受信するために、前記車両用ディジタルバス及び前記第2の後方光センサに接続され、前記第2の信号に関連した第2のディジタルコード化された信号を前記車両用ディジタルバスに伝送する第2の制御モジュールと、第1の結果を得るために、前記第1及び第2のディジタルコード化された信号をそれぞれ受信し処理すると共に、前記第1の結果に応じてモニタ装置の反射率を調節するための制御信号を出力する比較制御装置を備えたことを特徴とする。
【0033】
上記構成において、前記第1又は第2の制御モジュールは、前記モニタ装置に接続されていることが好ましい。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形態に係る防眩ミラー装置の概略構成を示す図であり、図2はその防眩ミラー装置の回路構成を示すブロック図である。なお、以下の実施の形態で述べるミラーは全てエレクトロクロミックミラーであり、特に必要でないときは、単にミラー、ルームミラー、ドアミラー(又はフェンダーミラー)とする。
【0035】
図2に示すように、防眩ミラー装置は、エレクトロクロミックルームミラー20と、第1の後方光センサ21と、第2の後方光センサ22と、比較制御装置23を備える。また、図1に示すように、第1及び第2の後方光センサ21及び22は、ルームミラー20の同じ側の面に配置されており、それぞれ検出角β及びγを有する検出範囲211及び221が異なった方向に向けられている。検出範囲211と221が部分的に重複していることが好ましい。これにより、図14に示す従来例と比較して、検出角が拡大されていることは明らかである。例えば図1では、第1及び第2の後方光センサ21及び22を、それぞれルームミラー20の反射面に対称に、かつ右後方及び左後方を向くように配置している。実際には、これらの光センサ21及び22は、近づいてくる眩しい光を受光することができ、かつ前方の座席に座っている運転者及び/又は乗客により遮られない方向に向けることが好ましい。
【0036】
本発明では、第1及び第2の後方光センサ21及び22の検出結果を比較することにより、ルームミラー20の反射率を調整することができるので、従来の装置において用いられた前方光センサを省略することができる。ルームミラー20の反射率調整について、図2及び図3を参照しつつ説明する。第1及び第2の後方光センサ21及び22により検出された光の強度は、比較結果を得るために、比較制御装置23により比較される。比較結果は、例えば、光の強度の差の絶対値である。
【0037】
光の強度の差が閾値よりも小さいか又はほぼ0であるときは、周囲の光が均一に分散した通常の状態を示している。そのときは、比較制御装置23は、ルームミラー20に対して制御信号を出力しない。換言すれば、ルームミラー20の色変化が行われず、反射率は変更されずにそのまま維持される。一方、光の強度の差が閾値よりも大きいときは、第1又は第2の後方光センサ21又は22のうち、いずれか強い光を受けている側で眩しい状況が生じていると判断される。この状況下で、ルームミラー20の反射率を適正に低下させる必要があるので、比較制御装置23は、ルームミラー20の反射率を調節するために、ルームミラー20にミラーの色を濃くするための制御信号を出力する。
【0038】
この制御信号は、ルームミラー20に加えて他のモニタ装置の反射率の変化を制御するために用いることができる。例えば、車両に搭載された液晶表示装置は、より良い視覚効果を得るために、この制御信号に応じて、その反射率パラメータを変更することができる。
【0039】
図2における比較制御装置23の具体的回路のブロック構成を図4に示す。比較制御装置23は、第1バッファ51と、第2バッファ52と、比較器53と、バランス装置54と、ベース認識回路55と、多段階駆動回路56を備える。本発明に係る防眩ミラー装置が備え付けられた車両が発車すると、第1及び第2の後方光センサ21及び22のキャリブレーション動作が自動的に初期化される。その間、周囲の光の強度IS1及びIS2が、それぞれ第1及び第2の後方光センサ21及び22により検出される。検出された光の強度の初期値IS1及びIS2は、それらの差dIS12=IS1−IS2を得るために、それぞれ第1バッファ51及び第2バッファ52を介して比較制御装置23のバランス装置54に伝達される。dIS12は、光電応答誤差を表しており、多段階駆動回路56の参照のために供給される。この後、動作モードに移行する。
【0040】
動作モードでは、第1及び第2の後方光センサ21及び22は、所定の間隔で光の強度を検出する。例えば、第1及び第2の後方光センサ21及び22は、ある時点で検出された光の強度に応じて強度値OS1及びOS2を出力し、その後、次の時点で検出された光の強度に応じて強度値NS1及びNS2を出力する。先に得られていた値OS1及びOS2と、その後得られた値NS1及びNS2は、第1及び第2のバッファ51及び52を介して比較器53に伝達され、単位時間における光の変化を表す差の値dS1及びdS2が得られる。ここで、
dS1=|OS1−NS1|及び
dS2=|OS2−NS2|
である。さらに、2つの検出された値NS1及びNS2の差を表す他の差の値dS12が同時に得られる。これらOS1、OS2、NS1、NS2、dS1、dS2及びdS12の値は、処理されるためにベース認識回路55に伝送される。そして、多段階駆動回路56は、バランス装置54及びベース認識回路55の出力に従って、多段階出力を実行する。
【0041】
次に、上記防眩ミラー装置の反射率制御方法について、図3に示すフローチャートを参照しつつ説明する。最初に、光の変化dS1及びdS2が所定値TS1と比較される。dS1とdS2の値のいずれかが所定値TS1よりも大きいときは、光の強度に大きな変化が起きていることを意味しており、眩しい状況かもしれない。次に、そのときの差dS12が光電応答誤差dIS12と比較される。比較の結果、dS12とdIS12の値がほぼ等しいことを示していれば、dS1及びdS2により示された光の強度の大きな変化は、眩しい光によるよりも、むしろ周囲の変化によるものである。例えば、自動車が車庫から外に出ると、突然太陽光を受けることによってdS1及びdS2の値が大きくなる。しかしながら、同じ太陽光を両側から受けるので、dS12とdIS12がほぼ等しくなる。差dS12が光電応答誤差dIS12と一致しないときは、差dS12の絶対値を閾値TS2と比較することにより、さらに差dS12の変化度が判断される。差dS12が閾値TS2よりも大きいときは、眩しい状況が生じていると判断される。そして、変化度、すなわち、|dS12|に従って、ルームミラー20の反射率が調節される。
【0042】
上記実施の形態において、同じ所定値TS1が、光の強い差の変化のレベルdS1及びdS2の両方の判断に使用されていることが分かる。または、光センサの応答特性によっては、異なった2つの所定値TS1及びTS1’を用いてもよい。例えば、dS1>TS1又はdS2>TS1’であれば、dS12及びdIS12が比較される。さらに、dS12とdIS12の比較結果に従って、光の強度の大きな変化が周囲の変化によるものか否かが判断される。上記一実施の形態では、dS12とdIS12の差が「0」のときに、周囲が変化したと判断される。または、dS12とdIS12の差が合理的な小さい範囲にあるときに、周囲が変化したと判断してもよい。例えば、dS12とdIS12の差が0ではないがある小さな閾値よりも小さいときは、周囲が変化したと判断する。
【0043】
本実施の形態に係る反射率制御方法は、さらに日中か夜間かを判断する。現在検出されている光の強度を示すNS1及びNS2の値が、共にそれぞれ固有の閾値又は共通の閾値よりも大きいときは、日中であると判断する。パワーをセーブし、かつエレクトロクロミックセルの寿命を延長するためには、眩しい状況であると判断されても、エレクトロクロミック動作を行わない方が好ましい。一方、NS1及びNS2の値の少なくとも一方が閾値以下のときは、多分夜間であるけれども、高架下を通行するときのように、日中である可能性もある。そこで、NS1及びNS2の値を再度閾値と比較して2重チェックを行うことが好ましい。もちろん、新たに検出された光の強度NS1’及びNS2’の一方が閾値よりも大きく、他方が閾値以下のときはいつでも、防眩機能を有効にさせることも可能である。
【0044】
上記一実施の形態では、ルームミラー20の色の変化を制御するために、第1及び第2の後方光センサ21及び22をルームミラー20に装着している。同様に、図5に示すように、ドアミラーの色の変化を制御するために、同様の2つの光センサを各ドアミラーにそれぞれ装着してもよい。第1及び第2の後方光センサ21及び22をルームミラー20に装着しているときは、眩しい状況が生じると、第1及び第2の後方光センサ21及び22のいずれが、より強い光を受けたかを判断することが好ましい。より強い光を受けた光センサの側の方が、他方の側よりも眩しさの被害を受けやすいことが分かるであろう。それゆえ、ルームミラーと同様に、より強い光を受けた光センサと同じ側に設けられているドアミラーの色を変化させることが好ましい。
【0045】
また、図6から図8に示すように、全てのミラー又は一部のミラーの色の変化を制御するために、2つの光センサ21及び22をそれぞれ異なる2つのミラーに配置することも可能である。例えば、図6において、眩しい状況を検出したのが光センサ22であるとすると、光センサ22が装着されている右側のドアミラーの色の変化を実行する。または、ルームミラーと右側のドアミラーの両方の色を変化させてもよい。
【0046】
上記実施の形態の説明を考慮して、図7に示すように、2以上の光センサ、例えば光センサ21、22及び60を用いて3組の比較メカニズムを得ることも可能である。それによって、一部の又は全てのミラーの色の変化を制御することができる。あるいは、図8に示すように、ルームミラーと運転席側のドアミラーにのみ光センサ21及び60を装着してもよい。
【0047】
以下、3つの光センサを参照したエレクトロクロミック動作について、図9に示すフローチャートを参照しつつ説明する。最初に、光の強度の初期値IS1、IS2及びIS3が、それぞれ3つの光センサ21、60及び22により検出される。各2つの光センサの間の光電応答誤差dIS12、dIS13及びdIS23を得るために、検出された光の強度IS1、IS2及びIS3が比較される。ここで、
dIS12=|IS1−IS2|、
dIS13=|IS1−IS3|及び
dIS23=|IS2−IS3|
である。その後、動作モードに移行する。
【0048】
光センサ21、60及び22は、所定の間隔で光の強度を検出する。例えば、光センサ21、60及び22は、ある時点で検出された光の強度に応じて強度値OS1、OS2及びOS3を出力し、その後、次の時点で検出された光の強度に応じて強度値NS1、NS2及びNS3を出力する。先に得られていた値OS1、OS2及びOS3と、その後得られた値NS1、NS2及びNS3が比較され、単位時間における光の変化を表す差の値dS1、dS2及びdS3が得られる。ここで、
dS1=|OS1−NS1|、
dS2=|OS2−NS2|及び
dS3=|OS3−NS3|
である。さらに、検出された値NS1、NS2及びNS3のそれぞれ2つの差を表す他の差dS12、dS13及びdS23が同時に得られる。ここで、
dS12=|NS1−NS2|、
dS13=|NS1−NS3|及び
dS23=|NS2−NS3|
である。
【0049】
光の強度の変化dS1、dS2及びdS3は、所定値TS4と比較される。いずれかの値dS1、dS2及びdS3が所定値TS4よりも大きいときは、光の強度に大きな変化が生じたことを意味しているので、眩しい状況である可能性が高い。次に、その時点における差dS12、dS13及びdS23が、光電応答誤差dIS12、dIS13及びdIS23と比較される。比較の結果、これらの差が十分小さく、許容範囲内であるとき、例えば、
|dS12−sIS12|≦TS5、|dS13−dIS13|≦TS5、及び、|dS23−dIS23|≦TS5
であるときは、dS1、dS2及びdS3により示された光の強度の大きな変化は、眩しい光によるよりもむしろ周囲の変化によるものである。差dS12、dS13及びdS23のいずれかが許容範囲よりも大きいときは、眩しい状況であると判断される。その間、光の強度の変化のレベルdS1、dS2及びdS3は、各ミラーの反射率の調節のために参照される。
【0050】
眩しさを効果的に補正するために、眩しさのレベルに応じて、ミラーの色を変化させる。上記比較結果が眩しい状況が生じていることを示し、dS1>TS4、dS2>TS4及びdS3<TS4であると仮定すると、光センサ21が装着されているルームミラー及び光センサ60が装着されている左側のドアミラーだけがその色を変化させ、右側のドアミラーはその色を変化させず、最初の状態を維持する。さらに、dS2>dS1>TS4であると仮定すると、ルームミラーの反射率は、左側のドアミラーの反射率よりも大きな範囲で低下される。
【0051】
さらに、図10又は図11に示すように、3つ又は4つの光センサが2つ又は3つのミラーに設けてもよい。上記2つの光センサ又は3つの光センサによる検出及び調節モードをこれらの変形例に選択的に適用することができる。
【0052】
また、上記比較処理として引き算を行ったが、分割処理により比を求めて上記認識処理を行ってもよい。
【0053】
本発明に係る防眩ミラー装置の比較制御装置は、車両用コンピュータシステムに一体化することができ、従来からの通信ネットワーク、またはCANバス(controller area network bus)又はVANバス(vehicle area network bus)などの車両用ディジタルバスシステムを用いて信号の送受信を行うことができる。または、CANバスやVANバスなどの既存のコンピュータシステムに制御モジュールを追加してもよい。CANバス又はVANバスシステムは、ローカルコンピュータ同士を接続するための車両用の通信規格である。ローカルコンピュータ又は制御モジュールを配置することにより、車両用の様々な装置を接続するための多数の複雑な配線を局部化し、かつ簡単化することができる。また、全ての信号は、CANバス又はVANバスシステムを介して、コンピュータ間又は制御モジュール間を伝送される。その結果、配線ケーブル全体の長さ及び重量を大幅に低減することができる。ローカルコンピュータは、接続ケーブル又は無線伝送装置を介して、CANバス又はVANバスに接続される。
【0054】
図12は、本発明に係る車両制御システムのブロック構成を示す。その車両制御システムでは、比較制御装置を含む制御モジュールと操作されるミラーとの間で、CANバスシステムを介して信号伝送が行われる。制御モジュールM0は、CANバス70と、ミラーの反射率を調節する必要があるか否かを判断するために必要な後方光センサS1〜Smとの間に電気的に接続されている。制御モジュールM0は、各光センサからの出力を受信し、眩しい状況が生じていることを伝えるために、CANバス70に対してディジタルコード化された信号を伝送する。その間、全てのローカルコンピュータ又は制御モジュールM1・・・MnはCANバスを介して情報を取得することができる。ディジタルコード化された信号はIDコードとコマンドコードを含む。IDコードは、制御モジュールM1、M2及びM3のいずれか1つ、2つ又は3つを示しているので、該当する制御モジュールだけがディジタルコード化された信号に応答する。コマンドコードは、ミラーの色を変化させるために、該当するミラーのエレクトロクロミックユニット71、72及び/又は73を動作させるためのメッセージに対応する。
【0055】
または、光センサが互いに離れた場所に設けられているときは、それぞれ別の制御モジュールに接続してもよい。制御モジュールは、既存のものを使用することができる。例えば図13に示すように、2つの光センサをそれぞれ別のミラー装置に設け、そのミラー装置を制御するための制御モジュールに接続してもよい。
【0056】
なお、上記本発明の実施の形態の記載は、説明のためにのみなされたものであって、開示された形態は全てではなく、本発明はこれだけに限定されるものではない。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、第1の光センサにより第1の所定範囲から第1の光を検出し、第2の光センサにより第1の所定範囲と部分的に重複する第2の所定範囲から第2の光を検出するので、1つの光センサの所定範囲から光を検出する従来の装置に比べて検出範囲を広くすることができる。また、第1の光センサにより検出された第1の光と第2の光センサにより検出された第2の光を比較して状況を判断しているので、単に周囲の状況が変化しただけなのか、あるいは運転者にとって眩しい状況が生じているのかを識別することができ、エレクトロクロミックミラーの不必要な色の変化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る防眩ミラー装置の概略構成を示す図である。
【図2】上記防眩ミラー装置の回路構成を示すブロック図である。
【図3】上記防眩ミラー装置の反射率制御方法を示すフローチャートである。
【図4】図2における比較制御装置の具体的回路構成を示すブロック図である。
【図5】上記一実施の形態における光センサの配置例を示す図である。
【図6】上記一実施の形態における光センサの別の配置例を示す図である。
【図7】上記一実施の形態における光センサのさらに別の配置例を示す図である。
【図8】上記一実施の形態における光センサのさらに別の配置例を示す図である。
【図9】上記一実施の形態における3つの光センサを参照したエレクトロクロミック動作を示すフローチャートである。
【図10】上記一実施の形態における光センサのさらに別の配置例を示す図である。
【図11】上記一実施の形態における光センサのさらに別の配置例を示す図である。
【図12】上記一実施の形態における車両制御システムの構成例を示すブロック図である。
【図13】上記一実施の形態における車両制御システムの他の構成例を示すブロック図である。
【図14】従来の防眩ミラー装置の概略構成を示す図である。
【図15】従来のエレクトロクロミックミラーシステムの概略構成を示すブロック図である。
【図16】上記従来のエレクトロクロミックミラーシステムにおける制御装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
20 エレクトロクロミックルームミラー
21、22、60 (後方)光センサ
23 比較制御装置
51、52 バッファ
53 比較器
54 バランス装置
55 ベース認識回路
56 多段階駆動回路
70 CANバス
71 (エレクトロクロミック)ルームミラー
72 (エレクトロクロミック)左側のドアミラー又はフェンダーミラー
73 (エレクトロクロミック)右側のドアミラー又はフェンダーミラー
211、221 (光センサの)検出範囲
S1〜Sm 光センサ
M0 制御モジュール
M1〜Mn ローカルコンピュータ又は制御モジュール

Claims (24)

  1. 制御信号に応答してその反射率を変化させるモニタ装置と、
    第1の所定範囲からの第1の光を受光し、前記第1の光の強度に応じた第1の信号を出力する第1の光センサと、
    前記第1の所定範囲と部分的に重複する第2の所定範囲からの第2の光を受光し、前記第2の光の強度に応じた第2の信号を出力する第2の光センサと、
    前記第1及び第2の光センサに接続され、第1の結果を得るために前記第1の信号及び前記第2の信号を受信し処理すると共に、第1の結果に従って前記モニタ装置の反射率を調節するための制御信号を出力する比較制御装置とを備えたことを特徴とする車両用モニタシステム。
  2. 前記モニタ装置はエレクトロクロミックミラーであることを特徴とする請求項1に記載の車両用モニタシステム。
  3. 前記第1の光センサ及び前記第2の光センサは共に、エレクトロクロミックルームミラーの車両の内側に向いた面に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の車両用モニタシステム。
  4. 前記エレクトロクロミックミラーは、ルームミラー、ドアミラー又はフェンダーミラー、及び、ルームミラーとドアミラー又はフェンダーミラーの組み合わせから選択されたいずれかに設けられていることを特徴とする請求項2に記載の車両用モニタシステム。
  5. 第1の制御信号に応じてその反射率を変化させる第1のエレクトロクロミックミラーと、
    第2の制御信号に応じてその反射率を変化させる第2のエレクトロクロミックミラーと、
    第1の光を受光するために前記第1のエレクトロクロミックミラーに設けられ、前記第1の光の強度に応じた第1の信号を出力する第1の光センサと、
    第2の光を受光するために前記第2のエレクトロクロミックミラーに設けられ、前記第2の光の強度に応じた第2の信号を出力する第2の光センサと、
    前記第1及び第2の光センサに接続され、第1の結果を得るために前記第1の信号及び前記第2の信号を受信し処理すると共に、第1の結果に従って前記第1及び第2のエレクトロクロミックミラーの反射率を調節するための第1及び第2の制御信号のいずれか一方又は両方を出力する比較制御装置とを備えたことを特徴とする車両用防眩ミラー装置。
  6. 前記第1及び第2のエレクトロクロミックミラーは、それぞれ第1及び第2の制御信号に応じてその色を変化させるルームミラー及び少なくとも一方の側のドアミラー又はフェンダーミラーであることを特徴とする請求項5に記載の車両用防眩ミラー装置。
  7. 前記第1及び第2のエレクトロクロミックミラーは、それぞれ第1及び第2の制御信号に応じてその色を変化させる両側のドアミラー又はフェンダーミラーであることを特徴とする請求項5に記載の車両用防眩ミラー装置。
  8. 第3の光を受光するために前記第1のエレクトロクロミックミラーに設けられ、前記第3の光の強度に応じた第3の信号を出力する第3の光センサをさらに備えたことを特徴とする請求項5に記載の車両用防眩ミラー装置。
  9. 第3の制御信号に応答してその反射率を変化させる第3のエレクトロクロミックミラーと、
    第4の光を受光するために前記第3のエレクトロクロミックミラーに設けられ、前記第4の光の強度に応じた第4の信号を出力する第4の光センサをさらに備えたことを特徴とする請求項8に記載の車両用防眩ミラー装置。
  10. 第3の制御信号に応答してその反射率を変化させる第3のエレクトロクロミックミラーと、
    第3の光を受光するために前記第3のエレクトロクロミックミラーに設けられ、前記第3の光の強度に応じた第3の信号を出力する第3の光センサをさらに備えたことを特徴とする請求項5に記載の車両用防眩ミラー装置。
  11. 第1の時点において、第1の所定領域からの第1の後方光及び第2の所定領域からの第2の後方光を受光するステップと、
    前記第1の後方光と前記第2の後方光の差を得るために、前記第1の後方光の強度と前記第2の後方光の強度を比較するステップと、
    前記第1の後方光と前記第2の後方光の差に応じてモニタ装置の反射率を調節するステップとを備えたことを特徴とするモニタ装置の反射率調節方法。
  12. 前記第1の後方光と前記第2の後方光の差を光電応答誤差と比較し、前記第1の後方光と前記第2の後方光の差と前記光電応答誤差の差が所定範囲内にあるときは、前記モニタ装置の反射率の調節を不能とするステップをさらに備えたことを特徴とする請求項11に記載のモニタ装置の反射率調節方法。
  13. 前記第1の後方光の強度と前記第2の後方光の強度をそれぞれ閾値と比較し、前記第1の後方光の強度と前記第2の後方光の強度が共に前記閾値よりも大きいときに、前記モニタ装置の反射率の調節を不能とするステップをさらに備えたことを特徴とする請求項11に記載のモニタ装置の反射率調節方法。
  14. 前記第1の時点よりも前の第2の時点において、前記第1の所定領域からの第3の後方光及び前記第2の所定領域からの第4の後方光を受光するステップと、
    第1の光の変化を得るために、前記第1の後方光の強度と前記第3の後方光の強度を比較するステップと、
    第2の光の変化を得るために、前記第2の後方光の強度と前記第4の後方光の強度を比較するステップと、
    前記第1の光の変化及び前記第2の光の変化を第1の閾値と比較するステップと、
    前記第1の光の変化及び前記第2の光の変化のいずれもが前記第1の閾値を超えていないときに、前記モニタ装置の反射率の調節を不能とするステップとをさらに備えたことを特徴とする請求項11に記載のモニタ装置の反射率調節方法。
  15. 前記モニタ装置の反射率を調節するステップは、前記第1の後方光と前記第2の後方光の差が第2の閾値を超えているときに実行されることを特徴とする請求項11に記載のモニタ装置の反射率調節方法。
  16. 前記車両は、室内に配置されたルームミラーと、両側部にそれぞれは位置された2つのドアミラー又はフェンダーミラーを備え、前記モニタ装置はルームミラーであることを特徴とする請求項11に記載のモニタ装置の反射率調節方法。
  17. 前記第1の後方光と前記第2の後方光のいずれが強いかを判断し、強度の小さい後方光よりも強度の大きい後方光により近い方のドアミラー又はフェンダーミラーの反射率を調節するステップをさらに備えたことを特徴とする請求項16に記載のモニタ装置の反射率調節方法。
  18. 第1、第2及び第3のミラーを備えた防眩ミラー装置の反射率調整方法であって、
    第1、第2及び第3の光センサを前記第1、第2及び第3のミラーにそれぞれ搭載するステップと、
    第1の時点において、第1の後方光、第2の後方光及び第3の後方光を受光するステップと、
    前記第1に時点に続く第2の時点において、第4の後方光、第5の後方光及び第6の後方光を受光するステップと、
    第1、第2及び第3の光の差を得るために、前記第1の後方光、第2の後方光及び第3の後方光の強度を前記第4の後方光、第5の後方光及び第6の後方光の強度とそれぞれ比較するステップと、
    前記第1、第2及び第3の光の差をそれぞれ閾値と比較するステップと、
    前記第1、第2及び第3のミラー内、前記閾値よりも大きな光の差を有する後方光を受光した光センサが搭載されたミラーの反射率を調節するステップとを備えたことを特徴とする防眩ミラー装置の反射率調整方法。
  19. 反射率を調節するステップは、光の差のレベルに応じて実行されることを特徴とする請求項18に記載の防眩ミラー装置の反射率調整方法。
  20. 2つの後方光センサと車両用ディジタルバスに接続され、モニタ装置の反射率を自動的に調節する制御モジュールであって、
    前記2つの後方光センサから出力される第1及び第2の信号を、それぞれ、第1の結果を得るように処理し、前記第1の結果に従って前記モニタ装置の反射率を調節するために、ディジタルコード化された信号を前記車両用ディジタルバスに出力することを特徴とする制御モジュール。
  21. 前記車両用ディジタルバスは、CAN(controller area network)バス又はVAN(vehicle area network)バスであることを特徴とする請求項20に記載の制御モジュール。
  22. 接続ケーブル又は無線伝送装置を介して前記車両用ディジタルバスに接続されていることを特徴とする請求項20に記載の制御モジュール。
  23. 車両用ディジタルバスと、
    第1の後方光センサからの第1の信号を受信するために、前記車両用ディジタルバス及び前記第1の後方光センサに接続され、前記第1の信号に関連した第1のディジタルコード化された信号を前記車両用ディジタルバスに伝送する第1の制御モジュールと、
    第2の後方光センサからの第2の信号を受信するために、前記車両用ディジタルバス及び前記第2の後方光センサに接続され、前記第2の信号に関連した第2のディジタルコード化された信号を前記車両用ディジタルバスに伝送する第2の制御モジュールと、
    第1の結果を得るために、前記第1及び第2のディジタルコード化された信号をそれぞれ受信し処理すると共に、前記第1の結果に応じてモニタ装置の反射率を調節するための制御信号を出力する比較制御装置を備えたことを特徴とする車両制御システム。
  24. 前記第1又は第2の制御モジュールは、前記モニタ装置に接続されていることを特徴とする請求項23に記載の車両制御システム。
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