JP4484238B2 - アウター用バックミラー - Google Patents

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  • Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば,自動車のサイドミラーあるいはドアミラーなどに用いられるエレクトロクロミック(以下,ECと略記する)による防眩機能を備えたアウター用バックミラーに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、EC防眩ミラーは、鏡板の鏡面が、透明ガラスの裏面に添設された反射膜にて形成され、通常は、全反射状態(非防眩状態)にある鏡面の反射率を反射膜の通電作用で変えることにより、防眩機能を得ている。
【0003】
図7に示すように、従来の車体Aの外側に取り付けられるEC防眩ミラーからなるアウター用バックミラー(以下、アウターミラーという)、例えば、ドアミラーやサイドミラー等のようなアウターミラー1は、車室内のフロントガラスの上部に設置されるEC防眩ミラーからなるルームミラー等のインナーミラーMと連動させて通電制御されている。
【0004】
このようなEC防眩ミラーにおける反射膜の具体的な通電制御は、車体Aの周囲及び後方からの光の強度を検知する各センサを備え、これら各センサで検知された光の強度を電子制御回路にて比較して防眩量を自動的に調整することにより行なわれている。そして、電子制御回路等も車体AのインナーミラーM側に設けられているとともに、アウターミラー1の防眩機能を通電制御するための供給電源もまた車体Aに搭載されたバッテリを用いている。
【0005】
このような従来の防眩制御システムは、インナーミラーM側の各センサで検知された光の強度、特に,夜間走行時のように、後続車等による後方からの光の強度が、周囲の光の強度よりも強くて眩しく感じる場合に、インナーミラーMを全反射状態(非防眩状態)から防眩状態に切替え制御している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の防眩制御システムでは、アウターミラー1側には車体Aの周囲及び後方からの光の強度を独自に検知するセンサがないため、例えば、図8に示すように、車体Aのリヤガラスなどに遮光用フィルムFが貼着されていると、この遮光用フィルムFを通してインナーミラーMに入射する車体後方からの光の強度が、実際の光の強度よりも弱く検知される。このため、アウターミラー1は、インナーミラーMと同様な防眩量で通電制御されてしまい、ドライバ等に対して所望の防眩効果を発揮させることができない。
【0007】
しかも、アウターミラー1の防眩量を通電制御するための電源供給として、車体Aに搭載されたバッテリを用いているため、バッテリからアウターミラー1への配線が煩わしくなるばかりでなく、故障あるいは損傷などの際の交換作業や、既成ミラーとの交換時における車体Aへの後付作業が困難である。また、既成ミラーのミラーハウジングには、各センサを組み付けるに必要なスペースがなく、ミラーハウジング自体の設計変更による加工が必要であるため、コスト高になる。
【0008】
ところで、最近,プライバシーガラスを装着した車が増加傾向にある。このようなプライバシーガラス装着車では、後続車等による後方からの光がインナーミラーに反射してドライバ等の目に届いたときには、プライバシーガラスによって既に減衰されて眩しくはないため、インナーミラーには、必ずしも防眩機能を持たせる必要がない。これに対し、アウターミラーは、その反射光が車体のサイドウィンドからドライバ等の目に直接入るために、眩しさを感じ易い。したがって、プライバシーガラス装着車においては、アウターミラーに防眩機能を持たせる必要がある。
【0009】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、車体の周囲及び後方からの光の強度に応じて、独自の防眩機能を持たせることにより、ドライバ等に対して常に最適な防眩効果を発揮させるようにするとともに、故障あるいは損傷時の交換作業や、既成ミラーとの交換時における車体への後付を容易に行なうことができるアウター用バックミラーを提供することを目的とする。
【0010】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、車体の外側に取り付けられるアウター用バックミラーにおいて、鏡面となるミラーハウジングの開放面に、透明ガラスの裏面に通電作用にて防眩機能を付与する反射膜が添着された鏡板と、この鏡板を支持する支持基板とで組み立てられたミラー構成体を着脱可能に組み付けてなるとともに、前記ミラーハウジング内に、車体の周囲からの光の強度を検知する第1のセンサと、車体の後方からの光の強度を検知する第2のセンサと、これら第1及び第2のセンサによる光の強度を比較して前記反射膜による防眩量を自動的に通電制御する電子制御回路と、この電子制御回路に接続されて前記反射膜への給電を行なう電池とを備え、前記ミラー構成体は、前記反射膜の一部に窓孔を開設し、この窓孔を通して、前記支持基板上に隣接状態で設置される前記第1及び第2のセンサを前記透明ガラス側に向けて臨ませてなるとともに、前記第1のセンサに対応する前記鏡板の表面に、車体の後方からの光の入射のみを遮断する遮光カバーを設けたことを特徴とする。
【0011】
このような構成とすることにより、車体の周囲及び後方からの光検出機能、防眩機能、給電機能のすべてが包括されたアウターミラーを得ることができるため、従前のような防眩制御システムのように、EC防眩インナーミラーと連動させることなく単独で防眩量の通電制御が行なえるとともに、従前のような車体側に搭載されたバッテリからの複雑な配線作業が不要になる。また、専有する電池による給電により最適な防眩効果を得ることが可能になる。さらに、車体のリヤウィンドに遮光用フィルムが貼着されていたり、プライバシーガラスが装着されていても、インナーミラーの防眩量に影響されることがないため、常に最適な防眩効果を発揮させることが可能になる。また、このような構成とすることにより、特に、第1のセンサによる車体周囲からの光強度の検知を、車体後方からの光に影響されることなく正確にかつ精度良く行なえる。
【0012】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のアウター用バックミラーにおいて、前記ミラー構成体は、前記第1及び第2のセンサ、電子制御回路及び電池を組み付けたユニット構造を有することを特徴とする。
【0013】
このような構成とすることにより、ミラーハウジングに組み付けられたミラー構成体のみを交換するだけで、既成の非防眩ミラーを防眩ミラーに置換したり、故障や損傷時の交換を容易に行なうことができる。しかも、ミラーハウジングを加工する必要がないため、コストの低減化が図れる。
【0016】
請求項に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のアウター用バックミラーにおいて、前記第1のセンサと第2のセンサとの間に遮光板を介在させてなることを特徴とする。
【0017】
このような構成とすることにより、車体周囲からの光と車体後方からの光とが干渉することがないため、第1及び第2のセンサによる光強度の検知を正確にかつ精度良く行なえる。
【0020】
請求項に記載の発明は、車体の外側に取り付けられるアウター用バックミラーにおいて、鏡面となるミラーハウジングの開放面に、透明ガラスの裏面に通電作用にて防眩機能を付与する反射膜が添着された鏡板と、この鏡板を支持する支持基板とで組み立てられたミラー構成体を着脱可能に組み付けてなるとともに、前記ミラーハウジング内に、車体の周囲からの光の強度を検知する第1のセンサと、車体の後方からの光の強度を検知する第2のセンサと、これら第1及び第2のセンサによる光の強度を比較して前記反射膜による防眩量を自動的に通電制御する電子制御回路と、この電子制御回路に接続されて前記反射膜への給電を行なう電池とを備え、前記第1のセンサを前記ミラーハウジングの開放面側を除く外周面に臨ませて設置する一方、前記第2のセンサは、前記ミラー構成体の支持基板上に設置してなるとともに、前記反射膜の一部に開設した窓孔を通して前記透明ガラス側に向けて臨ませてなることを特徴とする。
【0021】
このような構成とすることにより、車体の周囲及び後方からの光検出機能、防眩機能、給電機能のすべてが包括されたアウターミラーを得ることができるため、従前のような防眩制御システムのように、EC防眩インナーミラーと連動させることなく単独で防眩量の通電制御が行なえるとともに、従前のような車体側に搭載されたバッテリからの複雑な配線作業が不要になる。また、専有する電池による給電により最適な防眩効果を得ることが可能になる。さらに、車体のリヤウィンドに遮光用フィルムが貼着されていたり、プライバシーガラスが装着されていても、インナーミラーの防眩量に影響されることがないため、常に最適な防眩効果を発揮させることが可能になる。また、このような構成とすることにより、車体周囲及び後方からの光強度の検知を効率よく正確に行なえる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1から図6に示す図面に基づいて詳細に説明する。
【0023】
図1から図4は、本発明に係るアウター用バックミラーの第1の実施形態を示すもので、図1は正面図、図2はミラーハウジングの一部を切り欠いて示す平面図、図3はセンサ部の要部拡大横断面図、図4は分解斜視図である。
【0024】
図1から図4に示すように,本発明に係るアウター用バックミラー(以下,アウターミラーと略記する)1は、ミラーハウジング2の車体前方側に見る正面側の開放面2aに、ミラー構成体3が着脱可能に組み付けられている。このミラー構成体3は、鏡板4を備え、この鏡板4は、透明ガラス5と、この透明ガラス5の裏面側の略全面に亘って添着された反射膜6とで形成してなるとともに、その背面側を支持基板7にて支持して組み立ててなる構成を有する。
【0025】
ところで、鏡板4を形成する反射膜6は、その通電作用にてミラー構成体3の鏡面3aの反射率が可変するように通電制御される。これにより、ミラー構成体3の鏡面3aを全反射状態(非防眩状態)から防眩状態に切替え変化させ、EC防眩機能が付与されるようになっている。
【0026】
そして、ミラー構成体3は、車体周囲からの光の強度を検知する第1のセンサ8と、車体後方からの光の強度を検知する第2のセンサ9と、これら第1及び第2のセンサ8、9で検知される光の強度を比較して反射膜6による防眩量を自動的に通電制御する電子制御回路10と、この電子制御回路10に接続されて反射膜6への給電を行なう電池11とからなる防眩制御機構が組み付けられたユニット構造を有する。
【0027】
このようなアウターミラー1の防眩制御機構は、例えば、鏡板4の一方の下側隅部に相当する反射膜6に窓孔12を切抜きまたは切欠きにより開設し、この窓孔12を通して、支持基板7上に隣接状態で設置された第1及び第2のセンサ8,9を、透明ガラス5側に向けて臨ませてなる構成を有する。また、第1のセンサ8に対応する鏡板4、すなわち、透明ガラス5の表面には、フード状の遮光カバー13が設けられている。この遮光カバー13は、車体後方からの光が第1のセンサ8側に入射するのを遮断してなるとともに、その内面に形成された鏡面13aによる反射作用にて、第1のセンサ8への車体周囲からの光の入射を許容している。さらに、第1のセンサ8と第2のセンサ9との間には,遮光板14が設けられ、この遮光板14は、車体周囲からの光と車体後方からの光との干渉を防止するようになっている。
【0028】
すなわち、車室内側に取り付けられるインナーミラーMには、図7及び図8に示す従来と同様なEC防眩ミラーが独自に作動するように用いられている。一方、本発明のように、車体外側に取り付けられた、EC防眩機能を有するアウターミラー1は、運転席側からのドライバによる遠隔スイッチング操作により、電源がON・OFFに切り替えられるようになっているもので、朝や昼間の走行時のように、通常、車体の周囲の明るさにほとんど差がないときには、電源がOFF状態に維持されている。
【0029】
また、トンネル内や夜間の走行時のように、車体周囲と、後続車のヘッドライトからの光の照射で、アウターミラー1を構成するミラー構成体3の鏡面3aに入射して反射する光の明るさに大きな差が生じる可能性があるときには、ドアミラー1の電源がON状態に切り替え維持される。
【0030】
このようなアウターミラー1の電源ON状態において、第1及び第2のセンサ8,9は、車体周囲からの光の強度と後続車のヘッドライト等による後方からの光の強度を検知し、電子制御回路10にて比較される。そして、後方からの光の強度が車体周囲の光の強度よりも強い場合には、その強度差に応じた出力で反射膜6への通電が行なわれ、この反射膜6の反射率を可変させることにより、ミラー構成体3の鏡面3aの反射率が通電制御される。これにより、ミラー構成体3の鏡面3aを全反射状態(非防眩状態)から防眩状態に切替え変化させるようになっているものである。
【0031】
図5及び図6は、本発明に係る第2の実施形態を示す。この第2の実施形態では、ドアミラー1のミラーハウジング2に第1及び第2のセンサ8,9をそれぞれ設置してなるもので、第1のセンサ8は、ミラーハウジング2の開放面2a側を除く外周面2bに内部から臨ませてなる一方、第2のセンサ9は、ミラーハウジング2の開放面2a側の隅部に内部から臨ませてなる構成を有する。これにより、車体周囲及び後方からの光強度の検知が効率よく正確に行なえるようにしている。
【0032】
また、他の実施形態としては、上記した車体後からの光の強度を検知する第2のセンサ9を、上記第2の実施形態のように、ミラーハウジング2の開放面2a側に設置する他に、ミラー構成体3側に設置してもよい。この場合、上記第1の実施形態と同様に、ミラー構成体3の鏡板4の一方の下側隅部に相当する反射膜6に窓孔12を切抜きまたは切欠きにより開設し、この窓孔12を通して、支持基板7上に設置された第2のセンサ9を、透明ガラス5側に向けて臨ませてなる構成を有する。
【0033】
なお、上記した実施形態においては、アウター用バックミラーとして、ドアミラーを例に説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更実施可能なことは云うまでもない。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るアウター用バックミラーでは、以下に示すような優れた効果を奏する。
【0035】
請求項1に記載の発明では、車体の周囲及び後方からの光検出機能、防眩機能、給電機能のすべてが包括されたアウターミラーを得ることができるため、従前のような防眩制御システムのように、EC防眩インナーミラーと連動させることなく単独で防眩量の通電制御が行なえるとともに、従前のような車体側に搭載されたバッテリからの複雑な配線作業が不要になる。また、専有する電池による給電により最適な防眩効果を得ることができる。さらに、車体のリヤウィンドに遮光用フィルムが貼着されていたり、プライバシーガラスが装着されていても、インナーミラーの防眩量に影響されることがないため、常に最適な防眩効果を発揮させることができる。また、第1のセンサによる車体周囲からの光強度の検知を、車体後方からの光に影響されることなく正確にかつ精度良く行なうことができる。
【0036】
請求項2に記載の発明では、ミラーハウジングに組み付けられたミラー構成体のみを交換するだけで、既成の非防眩ミラーを防眩ミラーに置換したり、故障や損傷時の交換を容易に行なうことができる。しかも、ミラーハウジングを加工する必要がないため、コストの低減化を図ることができる。
【0038】
請求項に記載の発明では、車体周囲からの光と車体後方からの光とが干渉することがないため、第1及び第2のセンサによる光強度の検知を正確にかつ精度良く行なうことができる。
【0040】
請求項に記載の発明では、車体の周囲及び後方からの光検出機能、防眩機能、給電機能のすべてが包括されたアウターミラーを得ることができるため、従前のような防眩制御システムのように、EC防眩インナーミラーと連動させることなく単独で防眩量の通電制御が行なえるとともに、従前のような車体側に搭載されたバッテリからの複雑な配線作業が不要になる。また、専有する電池による給電により最適な防眩効果を得ることができる。さらに、車体のリヤウィンドに遮光用フィルムが貼着されていたり、プライバシーガラスが装着されていても、インナーミラーの防眩量に影響されることがないため、常に最適な防眩効果を発揮させることができる。また、車体周囲及び後方からの光強度の検知を効率よく正確に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るアウター用バックミラーの第1の実施形態を示す正面図である。
【図2】 図1におけるミラーハウジングの一部を切り欠いて示す横断平面図である。
【図3】 図1におけるセンサ部の要部拡大横断面図である。
【図4】 図1におけるアウター用バックミラー全体の分解斜視図である。
【図5】 本発明に係るアウター用バックミラーの第2の実施形態を示す正面図である。
【図6】 図5におけるミラーハウジングの一部を切り欠いて示す横断平面図である。
【図7】 従来のインナーミラーとアウターミラーとの防眩制御システムを概略的に示す車体前半部の平面図である。
【図8】 車体のリヤウィンドへの遮光用フィルムの貼着状態を示す背面図である。
【符号の説明】
1……アウター用バックミラー
2……ミラーハウジング
2a……開放面
2b……外周面
3……ミラー構成体
3a……鏡面
4……鏡板
5……透明ガラス
6……反射膜
7……支持基板
8……第1のセンサ
9……第2のセンサ
10……電子制御回路
11……電池
12……窓孔
13……遮光カバー
13a……鏡面
14……遮光板
A……車体

Claims (4)

  1. 車体の外側に取り付けられるアウター用バックミラーにおいて、
    鏡面となるミラーハウジングの開放面に、透明ガラスの裏面に通電作用にて防眩機能を付与する反射膜が添着された鏡板と、この鏡板を支持する支持基板とで組み立てられたミラー構成体を着脱可能に組み付けてなるとともに、前記ミラーハウジング内に、車体の周囲からの光の強度を検知する第1のセンサと、車体の後方からの光の強度を検知する第2のセンサと、これら第1及び第2のセンサによる光の強度を比較して前記反射膜による防眩量を自動的に通電制御する電子制御回路と、この電子制御回路に接続されて前記反射膜への給電を行なう電池とを備え
    前記ミラー構成体は、前記反射膜の一部に窓孔を開設し、この窓孔を通して、前記支持基板上に隣接状態で設置される前記第1及び第2のセンサを前記透明ガラス側に向けて臨ませてなるとともに、前記第1のセンサに対応する前記鏡板の表面に、車体の後方からの光の入射のみを遮断する遮光カバーを設けたことを特徴とするアウター用バックミラー。
  2. 前記ミラー構成体は、前記第1及び第2のセンサ、電子制御回路及び電池を組み付けたユニット構造を有することを特徴とする請求項1に記載のアウター用バックミラー。
  3. 前記第1のセンサと第2のセンサとの間に遮光板を介在させてなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアウター用バックミラー。
  4. 車体の外側に取り付けられるアウター用バックミラーにおいて、
    鏡面となるミラーハウジングの開放面に、透明ガラスの裏面に通電作用にて防眩機能を付与する反射膜が添着された鏡板と、この鏡板を支持する支持基板とで組み立てられたミラー構成体を着脱可能に組み付けてなるとともに、前記ミラーハウジング内に、車体の周囲からの光の強度を検知する第1のセンサと、車体の後方からの光の強度を検知する第2のセンサと、これら第1及び第2のセンサによる光の強度を比較して前記反射膜による防眩量を自動的に通電制御する電子制御回路と、この電子制御回路に接続されて前記反射膜への給電を行なう電池とを備え
    前記第1のセンサを前記ミラーハウジングの開放面側を除く外周面に臨ませて設置する一方、前記第2のセンサは、前記ミラー構成体の支持基板上に設置してなるとともに、前記反射膜の一部に開設した窓孔を通して前記透明ガラス側に向けて臨ませてなることを特徴とするアウター用バックミラー。
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