JP2004168110A - 自転車の駐輪機 - Google Patents

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Kazuhiko Terunuma
一彦 照沼
Shigetoshi Sakurai
重利 櫻井
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TEKKUSU KK
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Abstract

【目的】駐輪機における自転車の盗難防止を向上させるともに、利用者が複数のキーを所有することなく簡便に使用できるようにする。
【解決手段】自転車を駐輪する自転車駐輪機本体と、該自転車駐輪機本体に設けられた自転車キャチャー機構部と、該自転車キャチャー機構部をロックもしくはアンロックするロック・アンロック機構部と、前記自転車キャチャー機構部及びロック・アンロック機構部を制御する制御手段を備えた自転車の駐輪機であって、前記自転車キャチャー機構部及びロック・アンロック機構部の制御手段は、自転車の前輪錠もしくは後輪錠に使用される鍵と、該鍵による施錠情報及び開錠情報を伝達する施錠・開錠情報伝達機構部と、該施錠・開錠情報伝達機構部の出力に基づいて自転車をロックもしくはアンロックするロック・アンロック機構部を有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、自転車の駐輪機に関し、特に、マンション、大型店、駅等の自転車の駐輪所に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の自転車の駐輪機は、単に駐輪する用を満たしていたのみであり、自転車の盗難防止は自転車本体のキーロックに任されている。
最近、自転車の盗難防止用にロック式駐輪機が散見されるが、駐輪機本体に自転車を金属ワイヤーで固定したり、自転車の鍵(キー)とは別(異なった)の鍵(キー)によりを施錠する自転車の駐輪機がある。(例えば、特許文献1,2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−313376号公報
【特許文献2】
特開2001−32857号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の駐輪機では、不自然な姿勢で固定したり、鍵(キー)を2重に持つ等利用者の利便性が低いものであった。
本発明の目的は、自転車の鍵(キー)と自転車をロックする鍵(キー)とを同一にした自転車の駐輪機を提供することにある。
本発明の他目的は、駐輪機の盗難防止を向上させることが可能な技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかになるであろう。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明の概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
【0006】
第1の発明は、自転車を駐輪する自転車駐輪機本体と、該自転車駐輪機本体に設けられた自転車キャチャー機構部と、該自転車キャチャー機構部をロックもしくはアンロックするロック・アンロック機構部と、前記自転車キャチャー機構部及びロック・アンロック機構部を制御する制御手段を備えた自転車の駐輪機であって、前記自転車キャチャー機構部及びロック・アンロック機構部の制御手段は、自転車の前輪錠もしくは後輪錠に使用される鍵と、該鍵による施錠情報及び開錠情報を伝達する施錠・開錠情報伝達機構部と、該施錠・開錠情報伝達機構部の出力に基づいて自転車をロックもしくはアンロックするロック・アンロック機構部を有することを特徴とする。
【0007】
第2の発明は、前記第1の発明の自転車の駐輪機において、前記施錠・開錠情報伝達機構部は、前記鍵を鍵穴に嵌め込んで制御されるキーシリンダーと、該キーシリンダーの回動による施錠・開錠情報を上下動情報に変換する情報変換機構部と、前記変換された上下動情報を伝達するフレキシブルワイヤーとからなることを特徴とする。
【0008】
第3の発明は、前記第1又は第2の発明の自転車の駐輪機において、前記ロック・アンロック機構部は、自転車キャチャー機構部にロック板が設けられ、該ロック板をスライド制御するスライダーが設けられ、該スライダーの先端部にロック孔が設けられ、該ロック孔に前記フレキシブルワイヤーの先端に設けられているラッチ端子を嵌め込んでロックし、前記ロック孔から前記ラッチ端子を抜き出してアンロックすることを特徴とする。
【0009】
以下、本発明について、図面を参照して実施形態(実施例)とともに詳細に説明する。
なお、実施形態(実施例)を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施形態の自転車の駐輪機の全体の概略構成を示す模式図であり、(a)は側面図、(b)は正面図である。
【0011】
図2は本実施形態の自転車キャチャー機構部の詳細な構成を示す平面図あり、(a)は自転車を引き出した状態の平面図、(b)は自転車を押し込んだ状態の平面図である。
【0012】
図3は本実施形態の制御部の詳細な構成を示す平面図あり、(a)は開錠状態の平面図、(b)は施錠状態状態の平面図である。
【0013】
図4は本実施形態のロック・アンロック機構部の詳細な構成を示す正面図及び側面図であり、(a)は開錠状態の正面図及び側面図、(b)は施錠状態状態の正面図及び側面図である。
【0014】
図1乃至図4において、100は自転車の駐輪機の本体部、100Aは自転車の支持基台、100Bは自転車キャチャー機構部及びロック・アンロック機構部の制御部を支持する支主柱、100Cは自転車の車輪ガイド部材、1はキーシリンダー、1Aは鍵穴、1Bは回転軸、2は回転・直線変換部、3はフレキシブルワイヤー、4はフレキシブルワイヤー収納用のパイプ、5はロック・アンロック機構部、5Aはラッチ穴、5Bは押しばね、6はラッチ端子、7はロック穴、8はスライダー部材、9はスライダー部材8に取り付けられたスライダー板、10は自転車キャチャー機構部の支持台、11は自転車の車輪受け板、12はロック板、13はロック板ガイドピン、14はスライダー部材8とロック板12とを可動可能に固定する固定ピン、15はロック板12の移動を制限するためのストッパーピン、16はロック板12を開くための引きばね、17は回転・直線変換部2の可動バー、18は回転・直線変換部2のレバー、19は回転・直線変換部2のストッパー付き中空ガイド棒、20は可動バー17とフレキシブルワイヤー3とを連結するための止め金具、21は本体パネル、Tは自転車のタイヤである。
【0015】
図1に示すように、本実施例1の自転車の駐輪機は、自転車を駐輪する自転車駐輪本体部100と、該自転車駐輪機本体部100に設けられた自転車キャチャー機構部と、該自転車キャチャー機構部をロックするロック・アンロック機構部と、前記自転車キャチャー機構部及びロック・アンロック機構部を制御する制御手段を備えている。
【0016】
前記自転車の駐輪機の本体部100の上に、自転車キャチャー機構部及びロック・アンロック機構部が設けられている。前記自転車キャチャー機構部及びロック・アンロック機構部は制御部によって制御される構成になっている。
【0017】
図1に示すように、前記自転車の駐輪機の本体部100は、自転車の支持基台100Aと、前記自転車のロック・アンロック機構部、自転車キャチャー機構部及びその制御部を支持する支主柱100Bと、自転車の車輪ガイド部材100Cとからなり、前記本体部100の自転車の支持基台100Aの端部に支主柱100Bが設けられ、支持基台100Aから支主柱100Bの所定位置まで延在した車輪ガイド部材100Cが設けられている。
【0018】
前記自転車キャチャー機構部は、図2に示すように、本体部100の支主柱100Bの上端部にロック・アンロック機構部5が設けられている。このロック・アンロック機構部5の所定位置には前記ラッチ端子6が嵌め込まれるラッチ穴5Aが設けられている。
【0019】
前記ラッチ穴5Aに対応したロック穴7を先端部に有するスライダー部材8がスライダー板9に取り付けられている。前記スライダー板9は自転車キャチャー機構部の支持台10上を摺動可能に設けられている。前記スライダー部材8には自転車の車輪受け板11が取り付けられている。また、ロック板12が移動可能(枢着)に固定ピン14により取り付けられている。
【0020】
前記支持台10にはロック板ガイドピン13及びストッパーピン15が設けられている。前記ロック板12を開くための引きばね16が前記スライダー部材8とロック板12との間に設けられている。
【0021】
前記自転車キャチャー機構部及びロック・アンロック機構部を制御する制御部には、図1に示すように、自転車の前輪錠もしくは後輪錠に使用される鍵(図示していない)と、該鍵による施錠情報及び開錠情報を伝達する施錠・開錠情報伝達機構部と、該施錠・開錠情報伝達機構部の出力に基づいて自転車をロックもしくはアンロックするロック・アンロック機構部5が設けられている。
【0022】
前記施錠・開錠情報伝達機構部は、図3に示すように、鍵(図示していない)を鍵穴1Aに嵌め込んで制御されるキーシリンダー1と、このキーシリンダー1の回動による施錠・開錠情報を上下動情報に変換する回転・直線変換部2と、該変換された上下動情報を伝達するフレキシブルワイヤー3とからなっている。
【0023】
前記回転・直線変換部2は、前記キーシリンダー1の回転軸1Bにレバー18が取り付けられ、該レバー18の先端には可動バー17が摺動可能に接触支持されている。ストッパー付き中空ガイド棒19により位置決めされた前記可動バー17は、前記中空ガイド棒19内をレバー18により下方向に移動(移動分h)する構成になっている。
【0024】
前記フレキシブルワイヤー3は、図1に示すように、中間部(途中部)に曲げ部を有する剛性材料からなるパイプ(本体の管)内に収納されている。前記フレキシブルワイヤー3の先端にはラッチ端子6が取り付けられている。前記キーシリンダー1は本体100のパネル21に取り付けられている。
【0025】
前記ロック・アンロック機構部5は、前記自転車キャチャー機構部に設けられているロック板12を制御するスライダー部材8の先端部に設けられたロック穴7に、前記フレキシブルワイヤー3の先端に設けられているラッチ端子6を嵌め込んでロックし、前記ロック穴7から前記ラッチ端子6を抜き出してアンロックする構成となっている。前記スライダー部材8に取り付けられているスライダー板9はデルリン等の金属との摩擦係数の少ない材料からなる。前記ロック・アンロック機構部5は本体100のパネル21に取り付けられている。
【0026】
次に、本実施例の自転車の駐輪機の使用動作(使用操作)について説明する。まず、本実施例の自転車の駐輪機が、図2(a)に示すように、開錠状態の時、自転車を押し込むと、車輪受け板11に自転車の車輪が当り、スライダー部材8が押されて引きばね16に抗してロック板12が、図2(b)に示すように、閉じて施錠状態となる。この時、スライダー部材8の先端部に設けられたロック穴7に、前記フレキシブルワイヤー3の先端に設けられているラッチ端子6を嵌め込んでロックすることが可能な状態になっている。
【0027】
施錠する場合にはこの状態で、図3(a)及び(b)に示すように、シリンダー1に鍵(図示していない)を挿入し、シリンダー1に連動するレバー18を90度左回転(逆時計方向回転)させて、図3(a)の位置から図3(b)の位置に移動させる。この時、ストッパー付き中空ガイド棒19により位置決めされた可動バー17は、前記中空ガイド棒19内をレバー18により下方向に移動する(移動分h)。
【0028】
この下方向運動は止め金具20により固定された前記フレキシブルワイヤー3の先端のラッチ端子6へ伝えられる。これにより、図4(b)に示すように、スライダー部材8の先端部に設けられたロック穴7に、前記フレキシブルワイヤー3の先端に設けられているラッチ端子6が嵌め込まれ、スライダー部材が固定され、自転車のタイヤTはロック板12に挟み込まれてロックされる。これにより、自転車は駐輪機から取り出すことができない。
【0029】
開錠する場合には、前記施錠する場合と逆の動作(操作)を行い、図4(a)に示す状態にすればよい。すなわち、シリンダー1に鍵(図示していない)を挿入し、シリンダー1に連動するレバー18を90度右回転(時計方向回転)させて、図3(b)の位置から図3(a)の位置に移動させる。この時、ストッパー付き中空ガイド棒19により位置決めされた可動バー17は、前記中空ガイド棒19内をレバー18により上方向に移動する(移動分h)。
【0030】
この上方向運動は止め金具20により固定された前記フレキシブルワイヤー3の先端のラッチ端子6へ伝えられる。これにより、図4(a)に示すように、前記ラッチ端子6が前記ロック穴7から開放(アンロック)され、スライダー部材8が自由に移動できる状態となる。この状態で自転車を利用者が後方(図では下部)に引くと、スライダー部材8のロック板12は引きバネ16によりを押し開かれる。この後、鍵(キー)を抜き、自転車を駐輪機から取り出す。
【0031】
前記鍵(キー)は、駐輪機をロックするためのキーを自転車のキーと共有するものとするが好ましいが、必要に応じて別のものにして、本実施例の自転車の駐輪機によれば、自転車の盗難防止を向上することができる。
【0032】
以上説明しように、本実施形態によれば、自転車キャチャー機構部及びロック機構部を制御する手段は、自転車の前輪錠もしくは後輪錠に使用される鍵と、該鍵による施錠情報及び開錠情報を伝達する施錠・開錠情報伝達機構と、該施錠・開錠情報伝達機構に基づいて自転車をロックもしくはアンロックするロック・アンロック機構を有することにより、ロック機構付きの駐輪機は不可欠であるが駐輪機をロックするためのキーを自転車のキーと共有するので、利用者は複数のキーを所有することなく簡便に使用できる。
【0033】
また、自転車キャチャー機構部及びロック機構部を制御する手段は、自転車の前輪錠もしくは後輪錠に使用される鍵と、該鍵による施錠情報及び開錠情報を伝達する施錠・開錠情報伝達機構と、該施錠・開錠情報伝達機構に基づいて自転車をロックもしくはアンロックするロック・アンロック機構を有することにより、ロック機構付きの駐輪機であるので、自転車の盗難防止を向上することができる。
【0034】
以上、本発明を、前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
【0035】
【発明の効果】
本願において開示される発明によって得られる効果を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
【0036】
本発明によれば、ロック機構付きの駐輪機は不可欠であるが駐輪機をロックするためのキーを自転車のキーと共有するので、利用者は複数のキーを所有することなく簡便に使用できる。
また、ロック機構付きの駐輪機であるので、自転車の盗難防止を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の自転車の駐輪機の全体の概略構成を示す模式図である。
【図2】本実施形態の自転車キャチャー機構部の詳細な構成を示す平面図ある。
【図3】本実施形態の制御部の詳細な構成を示す側面図及び正面図ある。
【図4】本実施形態の自転車のロック機構部の詳細な構成を示す側面図及び正面図である。
【符号の説明】
100…自転車の駐輪機の本体部 100A…自転車の支持基台
100B…支主柱 100C…自転車の車輪ガイド部材
1…キーシリンダー 1A…鍵穴、1B…回転軸
2…回転・直線変換部 3…フレキシブルワイヤー
4…フレキシブルワイヤー収納用のパイプ
5…ロック・アンロック機構部 5A…ラッチ穴、5B…押しばね
6…ラッチ端子 7…ロック穴
8…スライダー部材 9…スライダー板
10…自転車キャチャー機構部の支持台
11…自転車の車輪受け板 12…ロック板
13…ロック板ガイドピン 14…固定ピン
15…ストッパーピン 16…引きばね
17…可動バー 18…レバー
19…ストッパー付き中空ガイド棒 20A、20B…止め金具
21…本体のパネル T…自転車のタイヤ

Claims (3)

  1. 自転車を駐輪する自転車駐輪機本体と、該自転車駐輪機本体に設けられた自転車キャチャー機構部と、該自転車キャチャー機構部をロックもしくはアンロックするロック・アンロック機構部と、前記自転車キャチャー機構部及びロック・アンロック機構部を制御する制御手段を備えた自転車の駐輪機であって、前記自転車キャチャー機構部及びロック・アンロック機構部の制御手段は、自転車の前輪錠もしくは後輪錠に使用される鍵と、該鍵による施錠情報及び開錠情報を伝達する施錠・開錠情報伝達機構部と、該施錠・開錠情報伝達機構部の出力に基づいて自転車をロックもしくはアンロックするロック・アンロック機構部を有することを特徴とする自転車の駐輪機。
  2. 前記施錠・開錠情報伝達機構部は、前記鍵を鍵穴に嵌め込んで制御されるキーシリンダーと、該キーシリンダーの回動による施錠・開錠情報を上下動情報に変換する情報変換機構部と、前記変換された上下動情報を伝達するフレキシブルワイヤーとからなることを特徴とする請求項1に記載の自転車の駐輪機。
  3. 前記ロック・アンロック機構部は、自転車キャチャー機構部にロック板が設けられ、該ロック板をスライド制御するスライダーが設けられ、該スライダーの先端部にロック孔が設けられ、該ロック孔に前記フレキシブルワイヤーの先端に設けられているラッチ端子を嵌め込んでロックし、前記ロック孔から前記ラッチ端子を抜き出してアンロックすることを特徴とする請求項1又は2に記載の自転車の駐輪機。
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JP2007297170A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
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CN108263514A (zh) * 2018-02-06 2018-07-10 吴松华 一种多功能智能停车柱

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