JP2000291306A - ドアロック装置 - Google Patents

ドアロック装置

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JP2000291306A
JP2000291306A JP9853799A JP9853799A JP2000291306A JP 2000291306 A JP2000291306 A JP 2000291306A JP 9853799 A JP9853799 A JP 9853799A JP 9853799 A JP9853799 A JP 9853799A JP 2000291306 A JP2000291306 A JP 2000291306A
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JP
Japan
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door lock
lever
door
key
key cylinder
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9853799A
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English (en)
Inventor
Yuji Hamada
雄二 濱田
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】キーシリンダ式のドアロック装置において、キ
ーシリンダにキーを差し込み一方向に第2段階操作する
ことにより、ドアロック本体のロックを開錠し、さらに
前記ドアロック本体のロック解除を行うことができるド
アロック装置を提供する。 【解決手段】車両のドアに取りつけたキーシリンダ1を
操作することによって車体側に取りつけたドアロック本
体8のロック開錠とロック解除とを行なうことができる
キーシリンダ式のドアロック装置において、キーシリン
ダにキーを差し込み一方向に第1段操作することによっ
てドアロック本体のロックを開錠し、さらにキーを同一
方向に第2段操作することによって前記ドアロック本体
のロック解除を行うべく構成したことを特徴とするドア
ロック装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のうち特に
バン型車等のバックドア等のドアーオープナーに好適な
ドアロック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、バン型車等のバックドア等の
ドアオープナーとしてプッシュ式キーシリンダ型のドア
ロック装置が知られている。この形式のロック装置で
は、ロックを解除するには、先ずキーをプッシュボタン
に差し込んでスリーブをロック解除位置に回動させ、そ
の後プッシュボタンをプッシュしてロック装置内のレバ
ーを操作してロックを解除するようになっている。ま
た、プッシュボタンをプッシュする代わりにドア側に設
けたバックドアハンドル等の操作レバーを操作してロッ
クを解除することができるものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のプッ
シュ式キーシリンダでは、ロック開錠(即ちドアラッチ
の開操作)操作とロック解除操作とを異なる2動作によ
って行っていたため、爪の長い女性の場合にはキーを回
した後で、爪が邪魔になってプッシュボタンを十分に押
し込むことができずロック解除操作が困難であった。ま
た、操作レバーによってロック解除する形式のものでは
ドア側にロック解除用の操作レバーを配置する必要があ
り、そのための構造が複雑になる。さらに、従来のオー
プナー付きキーシリンダは、直接ドアロックの解除レバ
ーを操作する場合には、レイアウト上ドアロックの略直
上に配置する必要があり、このためレバー比が十分に確
保できない場合は、操作力が上昇する上にレバー同志の
金属当たりもダイレクトに操作者に伝わってしまうた
め、操作感が非常に悪かった。また、プッシュストロー
クを室内側へ確保するために、ドア端末部等のレイアウ
トにも特に配慮が必要である等々の問題点がある。
【0004】そこで本発明は、キーシリンダ式のドアロ
ック装置において、キーシリンダにキーを差し込み一方
向に第1段操作することにより、ドアロック本体のロッ
クを開錠し、さらにキーを同一方向に第2段操作するこ
とにより、前記ドアロック本体のロック解除を行うこと
ができるドアロック装置を提供し、上記問題点を解決す
ることを目的とする。
【0005】本発明のドアロック装置では、キーシリン
ダにキーを差し込み、一方方向に回転させるだけで、ド
アロックの開錠およびロック解除を行うことができるた
め、ドアロック解除の操作が極めて簡単になり、また、
レイアウト上でも自由度が増すために設計が容易にな
る。また、構造も簡単になり操作ヒーリングも向上す
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明が講じた技術解決
手段は、車両のドアに取りつけたキーシリンダを操作す
ることによって車体側に取りつけたドアロック本体のロ
ック開錠とロック解除とを行なうことができるキーシリ
ンダ式のドアロック装置において、キーシリンダにキー
を差し込み一方向に第1段操作することによってドアロ
ック本体のロックを開錠し、さらにキーを同一方向に第
2段操作することによって前記ドアロック本体のロック
解除を行うべく構成したことを特徴とするドアロック装
置であり、前記キーシリンダにはリンク機構によって作
動するプッシュリンクが連結されており、キーシリンダ
にキーを差し込み一方向に第1段操作すると前記プッシ
ュリンクがドアロック本体のロックを開錠状態とし、さ
らにキーを同一方向に第2段操作することによりが前記
プッシュリンクがドアロック本体のロック解除状態とす
るべく構成したことを特徴とするドアロック装置であ
り、前記キーシリンダには左右方向に突出したレバーが
設けられており、前記一方向に突出したレバーの一端に
ドアオープン用ロッドの一端を取りつけ、前記他方向に
突出したレバーの一端にロック、アンロック用ロッドの
一端を取りつけ、前記ドアオープン用ロッドの他端には
同ロッドの移動によって回転する第1レバーを、前記ロ
ック、アンロック用ロッドの他端には同ロッドの移動に
よって回転する第2レバーを設け、前記第1レバーと第
2レバー間にドアロック本体の操作レバーを操作可能な
プッシュリンクを設け、キーシリンダの第1段操作によ
ってプッシュリンクを下方に移動してドアロック本体を
ロック開錠状態に、さらに第2段操作によってプッシュ
リンクを横方向に移動してドアロック本体をロック解除
状態にすべく構成したことを特徴とするドアロック装置
である。
【0007】
【実施の形態】以下本発明の好ましい実施の形態を図を
参照して説明する。図1は実施形態に係わるドアロック
装置の斜視図、図2は図1の要部斜視図、図3はドアロ
ック装置の正面図である。
【0008】図において、1はキーシリンダ、2はキー
シリンダに設けた操作レバー、3はドアオープン用ロッ
ド、4はロック、アンロック用ロッド、5は第1レバ
ー、6は第2レバー、7はプッシュリンク、8は車体側
に設けたドアロック本体、9はドアロック本体側に設け
た解除レバー、10はドアロック本体側に設けたラッ
チ、11はドアリンケージブラケット、21はドアノブ
用ロッドである。キーシリンダ1は図示せぬ車体ドア側
に固定されており、キーシリンダ1に設ける操作レバー
2は左右方向に突出して形成されている。図1中、操作
レバー2の右方側先端には長穴2aが設けられ、ドアオ
ープン用ロッド3の一端を折り曲げ形成した係合部3a
が、図示せぬドアノブに一端が連結されたドアノブ用ロ
ッド21の他端に設けられた受け穴21aと共に、長穴
2aを貫通し、外れ止め3bにより挟み込み係合されて
いる。また、操作レバー2の左方側の先端にはロック、
アンロック用ロッド4の一端が同様に枢着されている。
【0009】ドアオープン用ロッド3の下端は、ドア側
に固定したリンケージブラケット11にカシメピン12
で揺動自在に保持されている第1レバー5に連結されて
おり、第1レバー5には扇状部が形成され、この扇状部
に前記リンケージブラケット11側に形成されストッパ
機能を奏する起立部13が嵌入する円形長孔14が形成
されている。円形長孔14は第1レバー5を軸支してい
るカシメピンを中心にした円形状に形成されている。ま
た前記円形長孔14の下方にはカシメピン15が立設し
てあり、このカシメピン15はプッシュリンク7に形成
した円形孔16内に嵌入されている。
【0010】ロック、アンロック用ロッド4の下端は、
ドア側に固定したリンケージブラケット11にカシメピ
ン17で揺動自在に枢着されている第2レバー6に連結
されており、第2レバー6はプッシュリンク7に形成し
た長孔18とピン19によって連結されており、ピン1
9は第2レバー6に立設してある。また第2レバーには
リンケージブラケット11側に起立した突起6aが形成
されており、この突起6aがリンケージブラケット11
に形成した凹部切欠11aに入っている。
【0011】プッシュリンク7は図に示すように車体の
左右方向に延長する部材であり、前述したように第1レ
バー5側には円形長孔14が、また第2レバー6側には
軸方向に長孔18が形成されており、さらに、プッシュ
リンク7の長孔18の下方には、車体側に取りつけたド
アロック本体内の解除レバー9に当接するレバー当接部
20が起立形成されている。ドアロック本体8は、従来
の公知の構成からなり、解除レバー9とラッチ10を備
え、解除レバー9の位置によってロック状態と非ロック
状態とが選択できるようになっている。
【0012】上記構成からなるドアロック装置の作動を
説明すると、図3は、図1中のA方向から見た正面図で
あり、非作動状態の時は、各部材は図3中実線位置をと
っている。非作動状態から、キーによってキーシリンダ
1を図中時計方向に回すと、キーシリンダ1に設けたレ
バー2が時計方向に回転し、ドアオープン用ロッド3が
上方に、また、ロック、アンロック用ロッド4が下方に
移動する。ドアオープン用ロッド3の上方への移動によ
り、ドアオープン用ロッド3と連結している第1レバー
5がカシメピン12を中心に反時計方向に回動し、第1
レバー5に立設したカシメピン15がプッシュリンク7
に形成した長孔16内を移動する。このとき、リンケー
ジブラケット11に形成した起立部13は第1レバー5
の扇部に形成した円形長孔14内を移動できるようにな
っている。
【0013】また、ロック、アンロック用ロッド4の下
方への移動により、第2レバー6が回転し、第2レバー
6に立設したピン19がプッシュリンク7に形成した長
孔18内を移動しつつ、プッシュリンク7を図3中の2
点鎖線状態に移動する。この結果、プッシュリンク7に
形成したレバー当接部20がドアロック本体側にある解
除レバー9に対向した位置となり、ロック開錠状態とす
ることになる。 この状態からさらに、キーを同一方向
に回すと、第1レバー5側に立設したカシメピン15が
プッシュリンク7に形成した長孔16内の終端を図中右
方に押し、プッシュリンク7を図中2点鎖線状態からさ
らに右方に移動する。プッシュリンク7の右方への移動
によりドアロック本体8側の当接レバー9が図中右方に
移動し、ラッチ10との係合が解除されてドアを開くこ
とが可能となる。このとき、ロック、アンロック用ロッ
ド4はプッシュリンク7に形成した軸方向の長孔18内
を移動することになり、プッシュリンク7の移動は妨げ
られることはない。また、ドアロック解除状態になると
リンケージブラケット11に形成した起立部13が第1
レバー5の扇部に形成した円形長孔14の終端に当接
し、それ以上のプッシュリンク7の移動は禁止される。
【0014】また、キー操作が行われず、ドアロックが
解除されていない状態で図示しないドアノブを操作しド
アノブ用ロッド21が上方に引き上げられると、操作レ
バー2の右方側に設けられた長穴内をドアノブ用ロッド
21と連動してドアオープ用ロッド3が引き上げられる
が、プッシュリンク7に形成したレバー当接部20は解
除レバー9の上方に引き上げられた状態にあるので、空
振りしラッチ10は解除されずドアを開くことはできな
い。一方、キーシリンダが図中時計方向にまわされドア
ロック開錠状態にされた時にドアノブが操作されると、
ドアノブ用ロッド21が上方に引き上げられ、操作レバ
ー2の右方側に設けられた長穴内をドアノブ用ロッド2
1と連動してドアオープン用ロッド3が引き上げられる
ことにより、解除レバー9と対向した位置にあるプッシ
ュリンク7に形成したレバー当接部20は解除レバー9
を図中右方に押し、ラッチ10が解除されドアを開くこ
とが可能となる。
【0015】以上のように本発明のドアロック装置で
は、ドアノブによる操作のみならずキーシリンダ1にキ
ーを差し込み、一方方向に回転させるだけで、ドアロッ
クの開錠およびラッチ解除を行うことができる。
【0016】本実施の形態は、バックドアにドアロック
装置を取りつけた例について説明したが、必ずしも自動
車のバックドアに限定することなく、種々のドアロック
装置に提供できることは当然である。また、本ドアロッ
ク装置を構成する各部材は基本的には金属板をプレス加
工によって成形したものを使用しているが、強度、耐久
性等をあまり問題にしない部材は合成樹脂等を使用する
ことも可能であり、さらに強度、耐久性等において対等
の性能を発揮できる材料であればエンジニアリングプラ
スチック等を使用するも可能であり、ロック装置の軽量
化を図ることができる。さらに本発明はその思想及び必
須特徴事項から逸脱することなく他のさまざまな方法で
実施することができる。
【0017】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、キーシリンダ1式のドアロック装置において、キー
シリンダ1にキーを差し込み一方向に第1段操作するこ
とによりドアロック本体のロックを開錠し、さらにキー
を同一方向に第2段操作することにより前記ドアロック
本体のロック解除を行うことができるため、ドアロック
解除の操作が極めて簡単になり、また、レイアウト上で
も自由度が増すために設計が容易になる、また、構造も
簡単になり操作フィーリングも向上する等の優れた作用
効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わるドアロック装置の斜視図であ
る。
【図2】図1中の要部拡大斜視図である。
【図3】ドアロック装置の正面図である。
【符号の説明】
1 キーシリンダ 2 レバー 3 ドアオープ用ロッド 4 ロック、アンロック用ロッド 5 第1レバー 6 第2レバー 7 プッシュリンク 8 ドアロック本体 9 当接レバー 10 ラッチ 11 リンケージブラケット 12 カシメピン 13 起立部 14 円形長孔 15 カシメピン 16 長孔 17 カシメピン 18 長孔 19 ピン 20 レバー当接部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両のドアに取りつけたキーシリンダを操
    作することによって車体側に取りつけたドアロック本体
    のロック開錠とロック解除とを行なうことができるキー
    シリンダ式のドアロック装置において、キーシリンダに
    キーを差し込み一方向に第1段操作することによってド
    アロック本体のロックを開錠し、さらにキーを同一方向
    に第2段操作することによって前記ドアロック本体のロ
    ック解除を行うべく構成したことを特徴とするドアロッ
    ク装置。
  2. 【請求項2】前記キーシリンダにはリンク機構によって
    作動するプッシュリンクが連結されており、キーシリン
    ダにキーを差し込み一方向に第1段操作すると前記プッ
    シュリンクがドアロック本体のロックを開錠状態とし、
    さらにキーを同一方向に第2段操作することによりが前
    記プッシュリンクがドアロック本体のロック解除状態と
    するべく構成したことを特徴とするドアロック装置。
  3. 【請求項3】前記キーシリンダには左右方向に突出した
    レバーが設けられており、前記一方向に突出したレバー
    の一端にドアオープン用ロッドの一端を取りつけ、前記
    他方向に突出したレバーの一端にロック、アンロック用
    ロッドの一端を取りつけ、前記ドアオープン用ロッドの
    他端には同ロッドの移動によって回転する第1レバー
    を、前記ロック、アンロック用ロッドの他端には同ロッ
    ドの移動によって回転する第2レバーを設け、前記第1
    レバーと第2レバー間にドアロック本体の操作レバーを
    操作可能なプッシュリンクを設け、キーシリンダの第1
    段操作によってプッシュリンクを下方に移動してドアロ
    ック本体をロック開錠状態に、さらに第2段操作によっ
    てプッシュリンクを横方向に移動してドアロック本体を
    ロック解除状態にすべく構成したことを特徴とする請求
    項1に記載のドアロック装置。
JP9853799A 1999-04-06 1999-04-06 ドアロック装置 Withdrawn JP2000291306A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060606