JP4196258B2 - ドアロック装置 - Google Patents

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JP4196258B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドアロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のドアロック装置としては、車両ドアに適用可能であると共に車両ボデー側のストライカと係脱可能なラッチ機構と、ラッチ機構をストライカとの係合状態から非係合状態へ作動可能なリフトレバーと、車両ドアに配設された開扉部材の操作により作動するオープンレバーと、車両ドアに配設された施解錠部材の操作によりアンロック位置とロック位置との間を移動可能なロックレバーと、ロックレバーと連動してアンロック位置とロック位置との間を移動可能であると共に、アンロック位置にある場合には前記オープンレバーからの操作によりリフトレバーと該リフトレバーを作動可能な一方向に係合し、ロック位置にある場合にはオープンレバーからの操作によりリフトレバーに対して空振りしかつ空振り状態でロック位置からアンロック位置に移動した場合にリフトレバーと該リフトレバーを作動不可能な他方向に係合するオープン部材とを備えるものが公知となっている。
【0003】
かかる装置では、オープン部材がアンロック位置にある場合をアンロック状態、ロック位置にある場合をロック状態と称する。そして、アンロック状態においては、ドアハンドル等の操作によって、オープン部材がリフトレバーと係合、作動させ、その結果、ラッチ機構のストライカとの係合が外れる。ロック状態においては、ドアハンドル等が操作されても、オープン部材はリフトレバーに対して空振りするためにリフトレバーが作動しない。その結果、ラッチ機構のストライカとの係合が外れないようになっている。
【0004】
これらの装置は、ロック状態において、ドアハンドル等とロックノブ等の施解錠部材を重畳的に操作した場合には、次の様な不具合が起こることが知られている。即ち、ドアハンドルの方が早く操作された場合には、オープン部材がリフトレバーに対して空振りし、その後、空振りした位置からアンロック位置の方向に移動する。この際、オープン部材がリフトレバーと他方向に係合するため、ロックレバー、オープン部材共にアンロック位置方向に移動できないという状態が発生し得る。従って、その後ドアハンドルの操作を元に戻したときは、一度ロックノブを操作したにも関わらず、アンロック状態への切替えが未成立のままの状態となる(この状態をパニック状態と称する)。よって、アンロック状態へ切替えるためには、再度ロックノブを操作する必要があり、操作が煩わしいという不具合があった。この様な不具合は、他にも、人がドアハンドルを操作するためにドアハンドルに手を接近させたことを感知して自動的にロック状態からアンロック状態に切替える様なドアロックシステムにおいても同様に起こり得る。なぜなら、制御のタイミングによっては、自動的なアンロック状態への切替え作動より、手動によるドアハンドル操作の方が早く行われることが起こり得るからである。
【0005】
上記の不具合を解決するための装置としては、特開平11−166337号公報に示されるものが公知となっている。その構成を図10に示した。この装置は、ラッチ機構を車両ボデー側のストライカとの係合状態から非係合状態へ作動可能なリフトレバー90と、車両ドアに配設されたドアハンドル等の操作により作動するオープンレバー91と、車両ドアに配設されたロックノブ等の操作により移動するロックレバー92と、ロックレバー92と連動してアンロック位置とロック位置との間を移動可能であると共に、アンロック位置にある場合にはオープンレバー91からの操作によりリフトレバー90と図示S方向に係合してリフトレバー90を作動させ、ロック位置にある場合にはオープンレバー90に対して空振りするオープン部材93とを備えるドアロック装置である。また、オープン部材93は、オープンレバー91とロックレバー92とを連結するメインリンク94と、メインリンク94に軸97にて回動可能に支持されると共にリフトレバー90との係合部を備えるサブリンク95と、メインリンク94とサブリンク95との間に配設されるスプリング96とから構成されている。尚、図10は、オープン部材93がロック位置にあるロック状態を示している。
【0006】
この装置においては、ロック状態においてドアハンドル等とロックノブ等を重畳的に操作した場合には、次の様に作動する。まず、ドアハンドル等の操作により、オープン部材93がリフトレバー90に対して空振りしつつ図示略S方向に移動する。その後、ロックノブ等の操作によって、オープン部材93はアンロック位置方向である図示T方向に移動する。その際、サブリンク95はリフトレバー90にT方向に係合するが、サブリンク95がメインリンク94と相対回動する。その結果、オープン部材93のうちメインリンク94の部分は、ロックレバー92と共に、アンロック位置まで移動することができる。従って、ドアハンドルを元に戻した場合には、スプリング96によって、サブリンク95がメインリンク94に対して相対回動し(復帰し)、オープン部材93全体が、アンロック位置に復帰する(パニック状態から復帰する)。従って、再度ロックノブを操作する必要が無い。
【0007】
しかしながら、この装置においては、メインリンク94に対して回動可能にサブリンク95を配設し、その上で、それらの間にスプリング96を配設しているため、構造が複雑となっており、組み付け性の観点においても不利なものであるという不具合があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、ドアロック装置の構造を複雑にすることなく、操作の煩わしさを抑えることを技術的課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明にて講じた技術的手段は、車両ドアに適用可能であると共に車両ボデー側のストライカと係脱可能なラッチ機構と、該ラッチ機構を前記ストライカとの係合状態から非係合状態へ作動可能なリフトレバーと、前記車両ドアに配設された開扉部材の操作により作動するオープンレバーと、前記車両ドアに配設された施解錠部材の操作によりアンロック位置とロック位置との間を移動可能なロックレバーと、前記ロックレバーと連動してアンロック位置とロック位置との間を移動可能であると共に、アンロック位置にある場合には、前記オープンレバーからの操作により前記リフトレバーと該リフトレバーを作動可能な一方向に係合し、ロック位置にある場合には、前記オープンレバーからの操作により前記リフトレバーに対して空振りするものであり、かつ、空振り状態でロック位置からアンロック位置方向に移動した場合には、前記リフトレバーと該リフトレバーを作動不可能な他方向に係合するとともに前記ロックレバーのアンロック位置への移動を許容するハーフ位置に移動可能な一部材からなるオープン部材と、該オープン部材をハーフ位置からアンロック位置方向へ付勢するとともに前記オープンレバーを作動前の初期位置に付勢する1つの弾性部材とを備える構成としたことである。
【0010】
この構成は、ロック状態において開扉部材と施解錠部材を重畳的に操作した場合には、次のように作動する。まず、開扉部材の操作によりオープン部材はリフトレバーに対して空振りする。そして、空振り状態において施解錠部材が操作された場合には、オープン部材がロックレバーと連動して、リフトレバーに対して他方向に係合する。このとき、オープン部材がハーフ位置に移動することによりロックレバーがアンロック位置に移動し得る。この状態で開扉部材の操作が元に戻った場合には、オープン部材とリフトレバーとの係合が外れる。そして、弾性部材の付勢力により、オープン部材がハーフ位置からアンロック位置に移動(復帰)することにより、ロック状態からアンロック状態への切替えが成立する。つまり、これらの構成によって、ロック状態において、開扉部材、施解錠部材が重畳的に操作された場合であってもパニック状態とならず、アンロック状態への切替えを成立させることができる。従って、再度の施解錠部材の操作の必要がなく、操作の煩わしさを抑えることができる。
【0011】
また、この構成においては、ドアロック装置として従来から公知の部材であるロックレバーとオープン部材を用いるのみで操作の煩わしさを抑えることができ、全体の構造は簡易なものとなっている。
【0012】
好ましくは、前記オープン部材が、一端側に形成された回動中心部と、他端側に形成され前記ロックレバーと連結する連結部と、前記一端側と前記他端側の間に形成され前記リフトレバーと係合する係合部とを備えると共に、前記回動中心部を中心として回動することによりアンロック位置とロック位置との間を移動可能であり、かつ、前記リフトレバーと前記他方向に係合した場合には、前記係合部を略中心として回動してハーフ位置に移動可能であり、更にハーフ位置からアンロック位置への移動を案内する案内部を備える構成とすると良い。
【0013】
この構成では、オープン部材がリフトレバーと他方向に係合した場合に、係合部を略中心として回動可能にするという簡易な構成でロック状態からアンロック状態への切替え操作の煩わしさを抑えることができる。また、オープン部材がハーフ位置からアンロック位置への移動を案内する案内部を備えたため、オープン部材が、ハーフ位置からアンロック位置へ確実に移動することができる。
【0014】
好ましくは、前記オープン部材は、一端側に形成された回動中心部と、前記回動中心部から延在し前記オープンレバーの連結孔に挿通している案内部と、他端側に形成され前記ロックレバーの連結ピンと連結し、前記ロックレバーが回動した場合に前記オープン部材が連動する連動部と、長手方向の略中央に形成され前記リフトレバーと一方向および他方向に係合する係合部とが一体に形成されたオープンリンクである構成とすると良い。
【0015】
この構成では、ロック部材が回動した場合には、オープン部材は一端側に形成された回動中心で回動し、長手方向の略中央に形成された係合部がリフトレバーと一方向および他方から係合し、案内部がオープンレバーの連結孔に挿通した状態で連結孔内を移動できる。
【0016】
好ましくは、前記開扉部材が前記車両ドアの車両室内側に配設されるインサイドハンドルを含み、前記オープン部材がロック位置にある状態で前記インサイドハンドルが操作された場合に、前記オープンレバーと連動して前記オープン部材をアンロック位置方向へ移動させるキャンセルレバーを備えるとともに、前記係合部が前記リフトレバーと前記一方向および前記他方向のいずれか一方に係合するように構成されていると良い。
【0017】
この構成では、ロック状態であっても、インサイドハンドルを一回操作することによって、リフトレバーを作動させることができる。すなわち、オープン部材はキャンセルレバーによってアンロック位置方向へ移動し、係合部がリフトレバーと一方向に係合するため、リフトレバーが作動する。その結果、ラッチ機構を作動させて、車両ドアを車両ボデーに対して開作動可能とすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図を基に説明する。各図においては、車両前方向(以下、前方向)をF、車両後方向(以下、後方向)をR、車両幅室内方向(以下、室内方向)をI、車両室外方向(以下、室外方向)をO、車両上方向(以下、上方向)をU、車両下方向(以下、下方向)をDにて矢視している。
【0021】
まず、図1を基に、ドアロック装置10(ドアロック装置)のラッチ機構の部分の説明する。ドアロック装置10は、ドア(図示なし)(車両ドア)に配設されるものであり、ラッチ11(ラッチ機構)及びポール12(ラッチ機構)を備えている。また、ラッチ11は収容溝11aを備えている。収容溝11aは車両ボデー(図示なし)に取り付けられたストライカ13(ストライカ)を、その内部に保持するものである。またポール12は当接部12aを有している。当接部12aはラッチ11と当接し、ラッチ11の回動を規制する。尚、ラッチ11とポール12はドアロック装置10の軸14、軸15に一体的に回動可能に軸支されている。
【0022】
ここで、ドアロック装置10のラッチ機構の作動を説明する。図1は、ラッチ11がストライカ13を保持するラッチ状態を示している。このラッチ状態は、ドアが車両ボデーに対して保持された閉保持状態である。ラッチ状態からラッチ11が図1示時計回りに所定量回動したアンラッチ状態では、ストライカ13が図1示左方向に離脱可能となる。よって、ドアは車両ボデーに対して開作動可能状態となる。なお、ラッチ11は、軸14の周りに配設されたスプリング(図示なし)により図1示時計回り方向に付勢されている。つまり、ラッチ11の回動は、そのスプリングの付勢力による。前述の様に、ポール12は、ラッチ状態では当接部12aによりラッチ11の回動を抑えている。しかしながら、ポール12が図1示時計回り方向に所定量だけ回動すると、当接部12aとラッチ11の当接が外れ、ラッチ11はアンラッチ状態まで回動する。ポール12は、ラッチ11に対して当接状態から非当接状態となることによりラッチ11を作動させるものである。なお、ポール12も、軸15の周りに配設されたスプリング(図示なし)により、図1示反時計回り方向に付勢されている。以上説明した様に、ラッチ11はストライカを係脱可能な構成となっている。
【0023】
次に図2を基にして、ドアロック装置10のロック機構の部分の説明をする。ドアロック装置10は、ハウジング20に各部材が収容されている。図2は、ハウジング20の一つのケース部20aに主要な部材を収容した状態を示す平面図である。そして、ドアロック装置10は、図2に示した状態に、ケース部20aの他のケース部(図示なし)が覆い被さることにより構成される。
【0024】
ドアロック装置10のロック機構は、大まかに見て、オープン系操作部材と、ロック系操作部材とから構成されている。オープン系操作部材は、ドアの車両外側に配設されるアウトサイドハンドル(開扉部材)(図示なし)や車両室内側に配設されるインサイドハンドル(開扉部材・インサイドハンドル)(図示なし)の操作に応じ、ラッチ11を作動させて、ドアを車両ボデーから開作動させる部材である。ロック系操作部材は、ドアの室外側に配設されるキーシリンダ(施解錠部材)(図示なし)やドアの室内側に配設されるロックノブ(施解錠部材)等の操作に応じ、アウトサイドハンドル等の操作によってラッチ11の作動が可能なアンロック状態と、作動が不可能なロック状態とを切替える部材である。
【0025】
オープン系部材は、アウトサイドオープンレバー21(オープンレバー)、インサイドオープンレバー22(オープンレバー)(図2示2点鎖線)、オープンリンク23(オープン部材)、リフトレバー24(リフトレバー)(図2示2点鎖線)、キャンセルレバー25(キャンセルレバー)(図2示2点鎖線)から構成されている。
【0026】
アウトサイドオープンレバー21は、車両前後方向の軸26に回動自在に軸支されている。その一端には、連結孔21a(図3示)が形成されており、ロッド(図示なし)等を介してアウトサイドハンドルが連結している。また、他端側には略8字形状の連結孔21bが形成されている。そして、アウトサイドオープンレバー21はアウトサイドハンドルを操作すると、軸26を中心として回動する構成となっている。また、軸26には、スプリング30(弾性部材)が配設されている。スプリング30は、一端30aがアウトサイドオープンレバー21に、他端30bがオープンリンク23に係止されている。そして、アウトサイドオープンレバー21をアウトサイドハンドルの操作によって作動した位置(作動位置)から、操作される前の初期位置(非作動位置)の方向に付勢している。
【0027】
インサイドオープンレバー22は、ハウジング20の図示しないケース部にピン28にて回動自在に固定されている。インサイドオープンレバー22は、連結孔22aを備えている。連結孔22aには、ハウジング20外に配設される他のオープンレバー(図示なし)やロッド等を介して、インサイドハンドルからの操作力が入力される。その操作力により、インサイドオープンレバー22は回動する。また、インサイドオープンレバー22には、突起部22b、とフランジ22cが形成されている。
【0028】
オープンリンク23は剛性を有する金属性板状物であり、以下の部分を備えている。即ち、オープンリンク23の車両下方向の端部側(一端側)に形成された連結部23a(回動中心部)、連結部23aから車両後方向に延在するアーム部23b(案内部)、アーム部23bの先端に形成されるストッパ部23c、オープンリンク23の上方向の端部側(他端側)に形成される長孔23d(連結部)、オープンリンク23の長手方向(車両上下方向)の略中央に形成されるフランジ23e(係合部)およびフランジ23eから略垂直に屈曲するフランジ23f、異形孔23g、を備えている。
【0029】
アーム部23bは、前述のアウトサイドオープンレバー21の連結孔21b内に挿通している。そして、スプリング30が、オープンリンク23を車両後方向に付勢することにより、オープンリンク23の連結部23aが、連結孔21b付近に位置している。そして、この部分を介して、アウトサイドオープンレバー21からオープンリンク23へトルクが伝達される。すなわち、アウトサイドオープンレバー21が軸26を中心として回動した場合には、オープンリンク23は連動して、上下方向に移動する。
【0030】
フランジ23eは、図2に示す様に、リフトレバー24の近傍に位置している。尚、リフトレバー24は、前述のポール12が軸支されている軸15に一体回転可能に軸支されており、リフトレバー24が図2示上方向に移動した場合には、ポール12が図1示時計回り方向に回動する様に構成されている。
【0031】
フランジ23fは、インサイドオープンレバー22が図2示反時計回り方向に回動したときに、突起部22bが係合するものである。つまり、該レバー22が回動したときには、突起部22bがフランジ23fと係合し、フランジ23fにトルクが入力される。その結果、オープンリンク23は図2示上方向に移動し得る。尚、オープンリンク23の長孔23dと異形孔23gの詳細は後述する。
【0032】
キャンセルレバー25は、ピン29にて、ケース部20aに回動自在に固定されており、突起部25aおよびボス25bを備えている。突起部25aは、インサイドオープンレバー22が図2示反時計回り方向に回動したときにフランジ22cが係合するものである。この構成により、係合した後には、インサイドオープンレバー22とキャンセルレバー25は連動する。また、ボス25bはオープンリンク23の異形孔23g内に連結している。
【0033】
ドアロック装置10のロック系操作部材は、インサイドロッキングレバー32、キーレバー33、モータ34、ホイルギア35、アクティブレバー36(ロックレバー)等から構成されている。インサイドロッキングレバー32は、ピン37によってケース部20aに回動可能に固定されている。そして、その一端の連結孔32aは、ケーブル(図示なし)等を介して、ドアの車両室内側に配設されるロックノブに連結している。そして、ロックノブの操作によって、インサイドロッキングレバー32はピン37を中心として回動する。また、インサイドロッキングレバー32の他端側には、連結長孔32bが形成されている。
【0034】
キーレバー33は、ロッド(図示なし)等を介して、ドアの車両外側に配設されるキーシリンダに連結している。そして、キーシリンダをキー操作することによって、回動する構成となっている。また、キーレバー33には連結切欠33aが形成されている。
【0035】
モータ34は、ドア若しくは車両ボデー内に配設されたECU(図示なし)によって作動するものである。このECUは、ドアの車両室内側に配設されるロックスイッチ(図示なし)(施解錠部材)の信号を受けて、モータ34に作動信号を送る。また、ECUは、アウトサイドハンドルに配設された静電容量センサ(施解錠部材)が、人の手の接近を検知した信号を受けても、モータ34に作動信号を送信する構成となっている。更には、静電容量センサに限らず、アウトサイドハンドルに押圧式のスイッチを配設して、そのスイッチ信号を受けてECUがモータ34に作動信号を送信する構成としても良い。ホイルギア35は軸38によって、ケース20aに回転自在に配設されており、モータ34の駆動に応じて回転する。また、ホイルギア35は、2本の連結ピン35aが形成されている。
【0036】
アクティブレバー36は略扇形状を呈しており、軸40上に回動自在に配設されている。そして、アクティブレバー36は、図2紙面奥行方向であるケース20a側に延在する連結ピン36a、節度ピン36e、図2紙面手前方向に延在する連結ピン36b、36d、および連結凹部36cが形成されている。
【0037】
連結ピン36aはインサイドロッキングレバー32の連結長孔32bと連結しており、連結ピン36bはキーレバー33の連結切欠33aと連結している。また、ホイルギア35の回転によっては、2本の連結ピン35aが連結凹部36cと係脱する構成となっている。以上の構成によって、アクティブレバー36はインサイドロッキングレバー32、キーレバー33、モータ34からの操作によって、軸40を中心として回動する。この回動する際には、節度ピン36eがケース20aに固定された節度スプリング41内を移動する。そして、節度スプリング41の挟持形状と節度ピン36eの構成によって、アクティブレバー36が回動する際の節度感が得られる。
【0038】
また、アクティブレバー36の連結ピン36dは、オープンリンク23の長孔23dと連結しており、アクティブレバー36が回動した場合には、オープンリンク23が連動する。即ち、オープンリンク23は、アクティブレバー36が回動した場合には、連結部23aの部分を中心として、アウトサイドオープンレバー21に対して回動する構成となっている。
【0039】
ここで、図3から図9に基づいてドアロック装置10の作動の説明をする。図3はドアロック装置10のアンロック状態を示している。アンロック状態では、オープンリンク23は、そのフランジ23eがリフトレバー24の下側に位置する様なアンロック位置に位置している。また、このとき、アクティブレバー36もアンロック位置に位置している。この状態で、オープン操作されたときは、以下の様に作動する。アウトサイドハンドル等が操作されると、前述のアウトサイドオープンレバー21等を介して、オープンリンク23が上方向に移動する。そして、オープンリンク23のフランジ23eがリフトレバー24と上方向(一方向)に係合する。ここで、リフトレバー24は上方向に移動可能となっており、その結果、ポール12、ラッチ11が作動する(アンラッチ状態となる)。その状態を図4に示した。このオープンリンク23全体が移動する場合には、アクティブレバー36の連結ピン36dがオープンリンク23の長孔23d内を相対的に移動する。
【0040】
次に、図3のアンロック状態でロック操作(ロック状態への切替操作)がされたときは、以下の様に作動する。例えば、モータ34が作動した場合には、ホイルギア35を介して、アクティブレバー36が軸40を中心として図3示時計回り方向へ所定量回動する。この場合、連結ピン36dと長孔23dを介してオープンリンク23へ回動力が伝達され、その結果、オープンリンク23が、連結部23a部分を中心として図3示反時計回り方向へ所定量回動する。その状態を図5に示した。図5の状態では、アクティブレバー36、オープンリンク23共にロック位置に位置するロック状態となっている。
【0041】
ロック状態にてアウトサイドハンドルを操作した場合(オープン操作した場合)には、オープンリンク23が図5示略上方向に移動する。しかしながら、このときのフランジ23eの移動軌跡はリフトレバー24とオフセットしており、オープンリンク23は、リフトレバー24に対して空振りする。その状態を図6に示した。以上説明した様に、ロック状態でオープン操作された場合には、リフトレバー24が作動せず、アンラッチ状態とはならない。
【0042】
図6に示す状態にてアンロック操作(アンロック状態への切替え操作)がされたときには以下の様に作動する。例えば、モータ34が作動した場合には、ホイルギア35を介して、アクティブレバー36が軸40を中心として図6示反時計回り方向へ所定量回動する。この場合、連結ピン36dおよび長孔23dを介して、オープンリンク23が、連結部23a部分を中心として図6示時計回り方向へ所定量回動する。そして、図7に示す様に、フランジ23eがリフトレバー24に対して車両後方向である図7示右方向(他方向)に係合する。この方向は、リフトレバー24の作動が不可能な方向である。しかしながら、図8に示す様に、アクティブレバー36の回動力によって、オープンリンク23は、フランジ23eの部分を略中心として、図8示時計回り方向へ所定量回動する。この回動は、オープンリンク23が、自身に係止されたスプリング30の付勢力に抗して起こるものであり、アクティブレバー36の回動トルクが、スプリング30の弾性トルクおよび節度スプリング41の弾性トルクを上回る様に設定されているために起こり得る。
【0043】
この回動の際、オープンリンク23のアーム部23bがアウトサイドオープンレバー21の連結孔21b内を移動する。尚、アーム部23bは、連結孔21b内をスムーズに移動し易い様に、フランジ23eを略中心とした円弧形状に形成されている。そして、ストッパ部23cがアウトサイドオープンレバー21と係合することによって、オープンリンク23の回動量が所定量に規制されている。図8に示す様に、オープンリンク23が所定量回動した場合には、オープンリンク23はロック位置からアンロック位置へ移動する中間のハーフ位置に位置することとなるが、アクティブレバー36は、アンロック位置まで移動することができる構成となっている。
【0044】
図8に示す状態からアウトサイドハンドルの操作を元に戻す(オープン操作を解除する)と、オープンリンク23が図8示下方向に移動し、フランジ23eとリフトレバー24との係合が外れる。そして、スプリング30の付勢力により、オープンリンク23が、アクティブレバー36の連結ピン36dを中心として、図8示反時計回り方向へ所定量回動する。つまり、オープンリンク23がハーフ位置からアンロック位置まで移動(アンロック位置に復帰)する。その結果、図3に示すアンロック状態となる。この移動の際には、再び、アーム部23bがアウトサイドオープンレバー21の連結孔21b内を移動する。つまり、オープンリンク23は、アーム部23bによって案内されることにより、ハーフ位置からアンロック位置へ確実に移動することができる。尚、ケース部20aにリブ等を形成することにより、オープンリンク23の移動を案内する構成としても良い。
【0045】
以上説明した様に、ロック状態において、アウトサイドハンドル等による操作およびモータ等によるの操作が重畳的に加わった場合であっても、アウトサイドハンドル等の操作を元に戻した場合はアンロック状態に切替わる。よって、再度のアンロック状態への切替え操作を行う必要が無く、操作の煩わしさが抑えられる。また、本実施の形態においては、この目的(操作の煩わしさの低減)は、ドアロック装置として従来から公知の部材であるアクティブレバー36やオープンリンク23、スプリング30等を用いるのみで操作の煩わしさを抑えることができ、部品点数の増加を伴うことなく、全体の構造は簡易なものとなっている。
【0046】
また本実施の形態では、スプリング30が、アウトサイドオープンレバーをアウトサイドハンドルの操作によって作動した位置から、操作される前の初期位置の方向に付勢する機能と、オープンリンク23をハーフ位置からアンロック位置の方向へ付勢する機能を併せ持っている。従って、別々のスプリングを配設する場合と比較して、部品点数が少なく、簡易な構成となっている。
【0047】
次に、本実施の形態において、図5示ロック状態からインサイドハンドルを操作した場合の作動を説明する。インサイドハンドルを操作した場合には、前述の様に、インサイドオープンレバー22はキャンセルレバー25を作動させる。そして、キャンセルレバー25に配設されたボス25bおよび異形孔23gを介して、オープンリンク23には、連結部23aを中心として、図5示時計回り方向へ回動力が加えられる。つまり、アンロック位置方向へ回動力が加えられる。更にこの場合、長孔23dと連結ピン36dを介して、アクティブレバー36が軸40を中心として図5示反時計回り方向へ回動させられる。つまり、アンロック位置方向へ回動力が加えられる。
【0048】
一方、この作動と同時に、インサイドオープンレバー22の突起部22bからオープンリンク23のフランジ23fに操作力が入力される。その結果、オープンリンク23全体が図5示略上方向に移動する。ここで、オープンリンク23のフランジ23eは、図4に示す様に、リフトレバー24に上方向に係合し得る構成となっているため、リフトレバー24を作動させることができる。従って、ポール12、ラッチ11を作動させることができる(アンラッチ状態とすることができる)。以上説明した様に、ドアロック装置10は、ロック状態においてインサイドハンドルを一回操作した場合に、アンロック操作をするまでもなくドアを開けることが可能な構成(ワンモーション操作が可能な構成)となっている。
【0049】
なお、図9には、第2の実施の形態を示している。本実施の形態では、フランジ23eの図9示上下方向の長さが第1の実施の形態と比較して長く設定してある。それ以外の構成は第1の実施の形態と同じである。
【0050】
本実施の形態では、ロック状態からインサイドハンドルを一回操作した場合には、第1の実施の形態と同様に、インサイドオープンレバー22とキャンセルレバー25からの操作力が加わる。そして、その結果、図9に示す状態となる。すなわち、オープンリンク23のフランジ23eが、リフトレバーに対して車両後方向である図9示右方向(他方向)に係合する。このときはリフトレバー24が作動しないため、一回の操作によっては、ポール12、ラッチ11を作動させることができない。しかしながら、オープンリンク23がフランジ23eを略中心として図9示時計回り方向へ所定量回動することにより、アクティブレバー36は、アンロック位置まで移動し得る。そして、インサイドハンドルの操作を元に戻した場合には、フランジ23eとリフトレバー24との係合が外れ、図3に示す様なアンロック状態となる。そして、再度インサイドハンドルを操作した場合には、ドアを開作動させることができる。
【0051】
以上説明した様に、本実施の形態のドアロック装置10は、ロック状態においてインサイドハンドルをニ回操作した場合に、アンロック操作をするまでもなくドアを開けることが可能な構成(ツーモーション操作が可能な構成)となっている。第1の実施の形態および第2の実施の形態から分かる様に、ドアロック装置10は、フランジ23eの長さを変えるだけで、簡易に、ワンモーション操作の機構とツーモーション操作の機構の何れをも設定することができる。
【0052】
【発明の効果】
本発明は、ロック状態において、開扉部材、施解錠部材が重畳的に操作された場合であってもパニック状態とならず、アンロック状態への切替えを成立させることができる。従って、再度の施解錠部材の操作の必要がなく、操作の煩わしさを抑えることができる。また、ドアロック装置として従来から公知の部材であるロックレバーとオープン部材を用いるのみで操作の煩わしさを抑えることができ、全体の構造は簡易なものとなっている。
【0053】
本発明は、オープン部材がハーフ位置からアンロック位置への移動を案内する案内部を備える構成としたため、オープン部材が、ハーフ位置からアンロック位置へ確実に移動することができる。
【0054】
本発明は、弾性部材が、オープン部材をハーフ位置からアンロック位置方向へ付勢する機能と共に、オープンレバーを作動位置から非作動位置方向へ付勢する機能を併せ持っている。従って、別々の弾性部材を配設する場合と比較して、部品点数が少なく、簡易な構成となっている。
【0055】
本発明は、オープン部材の係合部の構成を変えることにより、ロック状態から、インサイドハンドルを一回若しくは二回操作することによって、車両ドアを車両ボデーに対して開作動可能とすることができる。換言すると、ロック状態からインサイドハンドルを何回操作すれば開作動するかを、オープン部材の係合部の構成を変えることにより、簡易に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態のドアロック装置のラッチ機構を表す平面図である。
【図2】 第1の実施の形態のドアロック装置のロック機構を表す平面図である。
【図3】 第1の実施の形態のドアロック装置のアンロック状態を表す図である。
【図4】 第1の実施の形態のドアロック装置の、アンロック状態においてドアハンドルが操作された状態表す図である。
【図5】 第1の実施の形態のドアロック装置のロック状態を表す図である。
【図6】 第1の実施の形態のドアロック装置の、ロック状態においてドアハンドルが操作された状態表す図である。
【図7】 図6示状態からアンロック切替え操作がされた状態を表す図である。
【図8】 図7示状態からアンロック切替え操作がされた状態を表す図である。
【図9】 第2の実施の形態のドアロック装置の、ロック状態においてインサイドハンドルが操作された状態を表す図である。
【図10】 従来のドアロック装置を示す図である。
ある。
【符号の説明】
10 ドアロック装置
11 ラッチ(ラッチ機構)
12 ポール(ラッチ機構)
13 ストライカ
21 アウトサイドオープンレバー(オープンレバー)
22 インサイドオープンレバー(オープンレバー)
23 オープンリンク(オープン部材)
23a 連結部(回動中心部)
23b アーム部(案内部)
23d 長孔23d(連結部)
23e フランジ(係合部)
24 リフトレバー
25 キャンセルレバー
30 スプリング(弾性部材)
36 アクティブレバー(ロックレバー)

Claims (4)

  1. 車両ドアに適用可能であると共に車両ボデー側のストライカと係脱可能なラッチ機構と、
    該ラッチ機構を前記ストライカとの係合状態から非係合状態へ作動可能なリフトレバーと、
    前記車両ドアに配設された開扉部材の操作により作動するオープンレバーと、
    前記車両ドアに配設された施解錠部材の操作によりアンロック位置とロック位置との間を移動可能なロックレバーと、
    前記ロックレバーと連動してアンロック位置とロック位置との間を移動可能であると共に、アンロック位置にある場合には、前記オープンレバーからの操作により前記リフトレバーと該リフトレバーを作動可能な一方向に係合し、ロック位置にある場合には、前記オープンレバーからの操作により前記リフトレバーに対して空振りするものであり、かつ、空振り状態でロック位置からアンロック位置方向に移動した場合には、前記リフトレバーと該リフトレバーを作動不可能な他方向に係合するとともに前記ロックレバーのアンロック位置への移動を許容するハーフ位置に移動可能な一部材からなるオープン部材と、
    該オープン部材をハーフ位置からアンロック位置方向へ付勢するとともに前記オープンレバーを作動前の初期位置に付勢する1つの弾性部材とを備えることを特徴とするドアロック装置。
  2. 前記オープン部材が、一端側に形成された回動中心部と、
    他端側に形成され前記ロックレバーと連結する連結部と、
    前記一端側と前記他端側の間に形成され前記リフトレバーと係合する係合部とを備えると共に、
    前記回動中心部を中心として回動することによりアンロック位置とロック位置との間を移動可能であり、かつ、前記リフトレバーと前記他方向に係合した場合には、前記係合部を略中心として回動してハーフ位置に移動可能であり、更にハーフ位置からアンロック位置への移動を案内する案内部を備えることを特徴とする請求項1に記載のドアロック装置。
  3. 前記オープン部材は、一端側に形成された回動中心部と、前記回動中心部から延在し前記オープンレバーの連結孔に挿通している案内部と、他端側に形成され前記ロックレバーの連結ピンと連結し、前記ロックレバーが回動した場合に前記オープン部材が連動する連動部と、長手方向の略中央に形成され前記リフトレバーと一方向および他方向に係合する係合部とが一体に形成されたオープンリンクである請求項1に記載のドアロック装置。
  4. 前記開扉部材が前記車両ドアの車両室内側に配設されるインサイドハンドルを含み、
    前記オープン部材がロック位置にある状態で前記インサイドハンドルが操作された場合に、前記オープンレバーと連動して前記オープン部材をアンロック位置方向へ移動させるキャンセルレバーを備えるとともに、前記係合部が前記リフトレバーと前記一方向および前記他方向のいずれか一方に係合するように構成されていることを特徴とする請求項2若しくは3何れかに記載のドアロック装置。
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