JP2004165169A - 加熱調理器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 誘導加熱調理部24,25を、トッププレート22上において使用者が調理を行う手前側左右に配置し、ヒータ加熱調理部26を中央奥側に配置する。これらの加熱調理部24,25及び26に対応する操作・表示部27,28及び29を誘導加熱調理部24,25の手前側に設けて、その接触部27a,28a及び29aをトッププレート22の表面側から使用者が接触することにより、トッププレート22の下方に配置された静電容量式のスイッチ43が操作可能となるように構成する。また、トッププレート22の表面における誘導加熱調理部24及び25と、操作・表示部27,28及び29との間に、断続的に複数の突起部33,34及び35を設ける。
【選択図】 図1
Description
前記操作手段は、前記トッププレートの面内で且つ前記誘導加熱手段より手前側に配置されていると共に、前記トッププレートの表面側から前記入力操作が可能に構成され、
前記トッププレートの表面における加熱手段と前記操作手段との間に位置する部分に突起部を設けたことを特徴とする。
トッププレートに、複数の加熱手段毎に、調理容器を載置する位置と操作手段の操作を行う位置とを示す表示を設けると共に、
トッププレートに、複数の加熱手段と操作手段との各々の対応関係を示す表示を設けた構成とするのが好適である。
以上の場合において、請求項4に記載したように、操作手段を、トッププレート表面を使用者が接触することによる静電容量の変化を検出して、制御手段に操作信号を出力する構成とするのが好ましい。斯様に構成すれば、操作手段が存在する位置に対応するトッププレートの表面を、操作子などの突起物が無い平面状にすることができ、清掃などがより容易となる。
以下、本発明の加熱調理器を、システムキッチンの調理台に組込まれて使用される組込み式の加熱調理器に適用した場合の第1実施例について、図1乃至図9を参照して説明する。図3は、上記加熱調理器がシステムキッチンの調理台に組込まれた状態を示す斜視図である。
接触部27a,28a及び29aは、その位置がトッププレート22の表面上に印刷されている矩形の表示30,31及び32によって、後述するように、静電容量式で構成されておりトッププレート22の下方に配置されているスイッチについて、使用者が接触する部分として示されているものである。
そして、誘導加熱調理部24,25と操作・表示部27,28及び29との間で操作・表示部27〜29側に近接する位置には、各操作・表示部27,28及び29夫々の配設長に応じた長さで断続的に設けられた複数の突起部33,34及び35がある。これらの突起部33,34及び35は、耐熱性のセラミックやゴムなどで高さ5〜10mm程度に形成されて、トッププレート22の表面上に接着固定されている。
トッププレート22の奥側に位置する外枠23の後には、誘導加熱コイルやヒータ等の電気部品を冷却する空気を取入れるための吸気口36が設けられている。そして、上本体21は、システムキッチンの調理台37の天板38に形成された矩形状開口の嵌入部に上方から嵌め込まれ、外枠23によって調理台37に支持されるようになっている。
一方、上本体21の下部には、下本体39が調理台37の前面側から嵌込まれるようになっている。この下本体39の前面には、中央部に位置してロースタ部40が設けられ、その左右に位置して冷却風の排気口41,41が設けられている。
尚、具体的には図示しないが、誘導加熱調理部24についても、上記と同様に構成された周波数変換装置46及び冷却ファン50等が設けられている。
これらの平面状電極43a並びに抵抗52a及び52bは、作業者が接触部28aを接触したことを検出する検出部として設けられている。コンパレータ51の反転入力端子は、直接アースされており、コンパレータ51の出力端子は、抵抗53によってプルアップされていると共に、制御回路48の入力端子48aに接続されている。
調理を開始させる場合、制御回路48は、例えば使用者が接触部28aを2回断続的に接触(ON)することにより、操作信号が一定時間内にON/OFF/ON/OFFと変化した場合に、入(加熱開始)に対応する操作があったものとみなして加熱を開始させるようになっている。
また、制御回路48は、冷却ファン50にも制御信号を与えて送風を開始させ、周波数変換装置46のスイッチング素子などの比較的高温に発熱する電気部品を送風冷却する。尚、切(加熱停止)に対応する操作は、接触部28aに対して1回のON操作のみがあった場合とする。
従って、加熱された鍋の位置が使用者により手前側に移動されたとしても、その鍋が、操作・表示部27,28及び29が位置する部位にまで至ることを、突起部33,34及び35によって抑止することができる。また、例えば図9に示すように、加熱された鍋56を、使用者が誤って操作・表示部28(27,29)の上に載置しようとした場合でも、突起部34(33,35)によって抑止することができる。
また、突起部33,34及び35の手前側に水や鍋内の汁などがこぼれた場合でも、突起部33,34及び35の間から水や汁などを逃がすことができ、突起部33,34及び35の手前側、即ち、操作・表示部27,28及び29が位置する部位に滞留することがないので、清掃などが容易となる。
加えて、本実施例によれば、各操作・表示部27,28及び29を、加熱調理部24,25及び26に夫々対応するように配置して、トッププレート22の表面に、各操作・表示部27,28及び29と各加熱調理部24,25及び26の位置を示す表示24a,25a及び26aを印刷すると共に、両者の間に、夫々の対応関係を示す矢印状の表示24b,25b及び26bをも印刷した。
更に、各操作・表示部27,28及び29を一列をなすように配置したので、トッププレート22上の配置面積を過剰に要することがないから、加熱調理部24,25及び26の配置面積を抑圧することがない。若しくは、トッププレート22を大きく成型する必要がない。
図10及び図11は本発明の第2実施例を示すものであり、第1実施例と同一部分には同一符合を付して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。第2実施例においては、第1実施例とは操作スイッチの構成及びその操作信号の検出回路が異なっており、その他の構成は第1実施例と同様である。
この第2実施例のように、静電容量式の操作スイッチ58及び検出回路67を構成した場合でも、第1実施例と同様の効果が得られる。
冷却ファン50の冷却風の一部を操作回路基板42の方へも導入されるようにして操作スイッチ43及び接触部28aも送風冷却する構成は、調理時における操作スイッチ43及び接触部28aの温度の上昇度合いにより、必要に応じてなせば良い。
トッププレート22の表面に印刷される、各操作・表示部27,28及び29と各加熱調理部24,25及び26の位置を示す表示24a,25a及び26a並びに両者の間に夫々の対応関係を示す矢印状の表示24b,25b及び26bは、夫々必要に応じて設ければ良い。
操作手段は、間隙で区分されることにより複数に分けられる必要はなく、機能上分けられて複数になっているものでも良く、また、必ずしも前側に一列に配置されている必要もない。
加熱手段の数は3つに限ること無く、2つ若しくは4つ以上であっても良い。
組込み式の加熱調理器に限ること無く、単体の加熱調理器にも適用が可能である。
Claims (4)
- 調理容器が載置される耐熱性且つ絶縁性の材料からなるトッププレートと、このトッププレートの下方に配置され前記調理容器を加熱する複数の加熱手段と、加熱調理に関する入力操作を行うための複数の操作手段と、これらの操作手段への各々の入力操作に応じて各操作手段に対応した加熱手段を各々制御する制御手段とを具備し、
前記操作手段は、前記トッププレートの面内で且つ前記加熱手段より手前側に配置されていると共に、前記トッププレートの表面側から前記入力操作が可能に構成され、
前記トッププレートの表面における加熱手段と前記操作手段との間に位置する部分に突起部を設けたことを特徴とする加熱調理器。 - 複数の加熱手段は、少なくとも1つの誘導加熱手段を含んで構成されていると共に、前記誘導加熱手段は使用者が調理を行う手前側に配置されていることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
- トッププレートに、複数の加熱手段毎に、調理容器を載置する位置と操作手段の操作を行う位置とを示す表示を設けると共に、
トッププレートに、複数の加熱手段と操作手段との各々の対応関係を示す表示を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の加熱調理器。 - 操作手段は、トッププレート表面を使用者が接触することによる静電容量の変化を検出して、制御手段に操作信号を出力するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の加熱調理器。
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