JP2008021475A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】誘導加熱調理器の加熱方式を、各載置部に調理鍋などが載せられていても、調理鍋を避けることなく、誘導方式を採用した加熱部の数を容易に確認することができるようにする。
【解決手段】本体内に配置され加熱部となる複数の加熱コイル13a,13b,13cと、該加熱コイルの上面を覆い調理鍋を載せるプレート3とを備えた誘導加熱調理器において、前記複数の加熱コイル13a,13b,13cのうち少なくとも一つは誘導加熱コイルとし、前記プレートには前記加熱部が誘導加熱方式であることを表示97するとともに、誘導加熱コイルを用いた加熱部の数を表示97する。
【選択図】図2

Description

本発明は、誘導加熱調理器に関するものである。
従来、調理用の鍋を加熱する加熱調理器としてはガスレンジ等の炎を熱源とする加熱調理器が大多数を占めていた。
近年、住宅用機器を全て電化するといった所謂、オール電化住宅の流れが顕著になりつつある。この一環として、加熱調理器として鍋の渦電流を利用して鍋そのものを発熱させる電磁誘導加熱調理器が見直されている。誘導加熱調理器として、現在、手前の左右に配置された二箇所の加熱部が誘導加熱方式で、これらの加熱部と加熱部の間の奥に配置された加熱部がラジエントヒータ等を用いたヒータ方式の誘導加熱調理器が一般的である。
ところで、この本体後部の中央付近に設けられたヒータ方式の加熱部は、ヒータの熱伝導によって鍋を加熱するタイプである。これは、鍋を載置するプレートを、ヒータによって熱して、その熱を鍋に伝える構造である。このためにプレートが高温になると云った欠点がある。このことは、加熱部及びその周辺が熱くならない誘導加熱方式の利点に反する。
そこで、三箇所の加熱部全てを誘導加熱方式とする調理器が望まれている。特許文献1には、本体中央奥に設けられた加熱部も誘導加熱式とし、全ての加熱部を誘導加熱式とした加熱調理器が記載されている。
特開2004−319350号公報
従来の一般的な誘導加熱調理器に加えて特許文献1のように三箇所の加熱部が誘導方式の誘導加熱調理器が提案されている。
そして、今後市場に大別して下記の二種類の誘導加熱調理器が現れることになる。
・二箇所の加熱部が誘導方式と一箇所の加熱部がヒータ方式の誘導加熱調理器。
・三箇所の加熱部が誘導方式の誘導加熱調理器。
この二種類の誘導加熱調理器を見分ける方法として加熱部を確認する方法がある。しかし、製品の外観から加熱部を見ても加熱部がプレート(プレートは透明でなく着色されているため)に覆われ見えにくく、一般の人がプレート越しに加熱部を見ても誘導方式とかヒータ方式とかを判断するのは大変難しいのが現実である。
また、現在一般的な誘導加熱調理器と特許文献1に示す誘導加熱調理器は調理鍋を載せて加熱する載置部に加熱方式や注意内容が表示されている。
現在一般的な誘導加熱調理器の例として、加熱部が誘導方式の載置部には「IH」と加熱方式が記載され、加熱部がヒータ方式の載置部には「高温注意」と注意が記載されている。「高温注意」とはヒータ加熱により載置部が高温になっているために火傷をしないように注意を促すためである。
特許文献1に示す誘導加熱調理器は、三箇所の載置部に「IH」と加熱方式が記載されている。
この載置部の表示は、今まで市場にある三口タイプの誘導加熱調理器は、二箇所の加熱部が誘導方式と一箇所の加熱部がヒータ方式のタイプが一般的で、この構成の違うタイプの誘導加熱調理器は市場にほとんど無いために、製品間の仕様の違いを表す表示というより、特に使い勝手で、一台の誘導加熱調理器の中に誘導方式とヒータ方式が混在していたために、加熱部を間違えないために表示をしていたものである。
そのために、加熱部がヒータ方式の載置部には「高温注意」と注意が記載され、加熱部が誘導方式の載置部には「IH」と記載することで、使用者が使用する前に確認するための表示であり、使用中は表示が調理鍋に隠れて見えなくなっても特に問題は無かった。
しかし、今後前述したように大別して二種類の誘導加熱調理器が店頭で販売された時に、加熱方式の構成を知る方法として、各メーカのカタログを見たり、販売員の説明を受けたり、前述したように載置部に表示された内容を確認して判断する方法がある。
その中で一番購入者が理解しやすいのは、店頭で展示されている商品を見たときに仕様が理解できることである。そこで、載置部に表示した内容が重要になるが、近年では店頭の展示にも変化があり、商品だけを展示するのではなく使い勝手も提案する展示方法が多く見られるようになり、誘導加熱調理器では、キッチンのイメージを売り場で表現して展示するため、誘導加熱調理器の載置部には調理鍋,ヤカン,フライパンなどを載せて展示している。
そのため、いちいち調理鍋を避けないと、載置部に記載されている表示を確認することができない問題があった。また、実演で調理を作っている時は、調理中の鍋を避けることはできない問題があった。
また、表示は個々の載置部に表示しているために、三箇所(複数箇所)の載置部の表示を確認しないと加熱方式の構成が分からない問題があった。
さらに、背の低い人にとって手前の載置部の表示は確認しやすくても、中央奥側の載置部の表示が読みにくい問題があった。
本発明の目的は上記課題を解決し、誘導方式を採用した加熱部の数を容易に確認することが出来る誘導加熱調理器を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の特徴とするところは、本体内に配置された複数の加熱部と、該加熱部の上面を覆い調理鍋を載せるプレートとを備えた誘導加熱調理器において、前記複数の加熱部のうち少なくとも一つは誘導加熱コイルを有し、前記プレートには前記加熱部が誘導加熱方式であることを表示するとともに、誘導加熱コイルを用いた加熱部の数を表示することにある。
また、本発明の特徴とするところは、上記第1の手段に加え、前記誘導加熱コイルを用いた加熱部の数の表示を数字又は文字で表示したことにある。
また、本発明の特徴とするところは、上記第1または第2の手段に加え、前記プレート上に加熱部の印となる載置部を設け、前記誘導加熱方式であることの表示及び前記誘導加熱コイルを用いた加熱部の数の表示は、前記載置部の外側に配置したことにある。
また、本発明の特徴とするところは、本体の前面寄りに配置された二箇所の加熱部となる誘導方式の加熱コイルと、前記加熱コイル間の奥寄りに配置された一箇所の加熱部となる誘導方式の加熱コイルと、前記加熱コイルの上面を覆い調理鍋を載せるプレートと、前記加熱コイルに電力を供給するインバータと、前記プレート上に加熱部の印となる載置部を備えた誘導加熱調理器において、プレートの前面寄りに配置された前記二箇所の載置部間に、三箇所の加熱部が誘導加熱方式である表示をしたこと。
さらにまた本発明の特教とするところは、上記第4の手段に加え、前記三箇所の載置部へ繋がる線を設けたことにある。
本発明によれば、上記のように構成したことにより、誘導加熱調理器の加熱手段のうち、誘導方式を採用した加熱部の数を容易に確認することができる。
以下、本発明の実施例を添付図面に従って説明する。
図1から図4は本発明の誘導加熱調理器の一実施例を示している。図1に示されている調理器は、プレート3上に三箇所に調理鍋(図示せず)を加熱する載置部6a,6b,
6cを設けたビルトイン型の誘導加熱調理器である。
尚、本実施例は、キッチンに嵌め込むビルトイン型でなく、キッチンに載置する据置型の誘導加熱調理器であっても差し支えない。
誘導加熱調理器の本体2は、システムキッチン1の上面から落とし込んで設置することで組み込まれる。設置後はロースター(グリル)4と操作部パネル5がシステムキッチン1の前面部から操作できるようになっている。ロースター4の前面部には耐熱ガラス等からなるロースタードア32が設けられており、このロースタードア32に設けられたハンドル11引くことにより、ロースター4を本体2から引き出し可能としている。
調理を行う際の調理鍋(図示せず)は、本体2の上面に配置された耐熱ガラス等からなるプレート3上に載置される。
図示しない調理鍋は、プレート3に描かれた載置部6に載置されることで調理可能となる。載置部6は、本体2上面のプレート3の上面手前に載置部右6aと載置部左6bが配置され、これら両載置部6aおよび6bの間の奥(中央後部)に載置部中央6cが配置されている。そして、プレート3を挟んで各載置部6の下に調理鍋を加熱するための後述する加熱コイルユニット25がそれぞれ設置されている。
載置部中央6cは位置的に調理者の手の届きにくい場所である。このため、手前の載置部右6a,載置部左6bに調理鍋が置かれた状態で、載置部中央6c部に手を伸ばすと、載置部右6a,載置部左6bに置かれた調理鍋から調理中に発生する蒸気により火傷などの危険もあり、載置部中央6cで手を加える調理は行いにくい。したがって、載置部中央6cで行う調理の種類は調理者があまり手を加えなくても良い料理、主に煮込みや保温などの調理に適している。また、煮込みや保温は火力も弱くて済み、最大消費電力も限りがあることから、載置部中央6cに設置する加熱コイル13cの火力を、載置部右6a及び載置部左6bに対応して設置されている加熱コイル右13a及び加熱コイル左13bより弱くし、消費電力を小さく設定している。
図2において、三箇所全ての加熱部が誘導方式による加熱であることを示す表示97の表示位置はプレート3のほぼ中央、もしくは、載置部右6aと載置部左6bの中間の線上に表示97を設けることで、載置部6に調理鍋などを載せて展示を行ったとしても表示
97が隠れることが無く、また一箇所の表示97を見ることで三箇所の加熱方式が誘導方式であることを容易に視認することができる。本実施例では誘導加熱方式を三箇所としたが、四箇所・五箇所といったように複数設けるようにしてもよい。
線98は表示97から三箇所の載置部6へ繋がる線であり、表示97の文字「3IH」に含まれる三の意味と三箇所の載置部6へ繋がる3本の線を引くことにより、三箇所の載置部6の加熱方式が表示97で示されている誘導方式であることが、誰が見ても一目でわかるようになっている。本実施例は誘導加熱方式を表す「IH」と、この誘導加熱方式を採用している加熱コイルの数を表す「3」とを合わせて表示するものである。
本実施例によれば、利用者はこの誘導加熱調理器の加熱手段が全て誘導方式であると一目で明確に知ることができる。また、載置部に調理鍋等が載せてあっても表示を確認することができ、表示位置もプレートの中央付近で大変確認しやすく、そのため市場で混乱が生じることはなく、製品の仕様の明確化ができ、仕様による製品の選別が大変しやすいよい調理器を提供することができる。
また、本実施例では三箇所全ての加熱部を誘導方式による加熱としているが、例えば本体の前面寄りに配置された二箇所の加熱部を誘導方式の加熱コイルとし、この加熱コイル間の奥寄りに配置された一箇所の加熱部をヒータ方式とした場合には、「2IH」のように表示する。この場合、誘導加熱方式を表す「IH」と、この誘導加熱方式を採用している加熱コイルの数を表す「2」とを合わせて表示している。これにより、使用者は二箇所の加熱方式が誘導方式であることを容易に視認することができる。さらに、線98を用いて表示部97から二箇所の載置部6へ繋がる2本の線を引くことにより、誘導加熱方式を採用している箇所がより分かり易くなる。この誘導加熱方式を採用している加熱コイルの数は少なくとも1つ以上とし、任意の数を適宜設定すればよい。この実施例では誘導加熱調理器の加熱手段のうち、誘導方式を採用した加熱部の数を容易に確認することができる。
なお、この加熱コイルの数を表すものは「2」「3」といった数字に限られるものではない。例えば、誘導加熱方式の加熱コイルの数に合わせ「二」「三」「ダブル」「ツイン」「とりぷる」「すりー」のように漢字・カタカナ・ひらがな等の文字で表記したり、
「double」「twin」「triple」「three」のように英文字で表記するようにしても良い。
図1及び図2において、プレート3の周囲端面を保護するためにフレーム14が設けられている。プレート3の手前の上端縁に取り付けられるフレーム前14aと、プレート3の後方上端縁に取り付けられるフレーム後14bと、右側上端縁に取り付けられる14cと、左側上端縁に取り付けられるフレーム左14dから構成されている。本例は4ピースにフレームを分割しているが一体型でも2ピースでも何ピースでも可能であり、また、プレート3の4辺に取り付ける必要も無く、プレート3の手前だけ、後方だけ、前後の2辺だけ、もしくは左右の2辺だけでも良い。
本体2内部には、発熱部材である後述する加熱コイルユニット25や電子部品が設けられており、これらを冷却するために本体2の外部から空気を吸込むための吸気口7が設けられている。この吸気口7は、本体2上面のフレーム後14b上の後述する排気口8の向かって右側に位置する。
吸気口7で吸入した空気は、本体2内部で発熱する後述する加熱コイルユニット25や電子部品を冷却した後に、排気口8から本体外に排出される。また、この排気口8からは、後述するロースター4の廃熱も同時に排出され、この排気口8は本体2上面のフレーム後14b上にロースター4の位置する側に設けられている。
次に図4を用いて加熱コイルについて説明する。調理鍋(図示せず)を加熱するための加熱コイルユニット25は、加熱コイル右13a,加熱コイル左13b,加熱コイル中央13cからなる加熱コイル13と、コイルベース右24a,コイルベース左24b,コイルベース中央24cからなるコイルベース24と、フェライト(図示せず)から構成されている。加熱コイルユニット25は、各載置部6のプレート3の下方であって、プレート3と加熱コイル13との間に一定の隙間が開くように設置されている。この隙間は、後述する冷却風が流れるようにするためである。載置部右6aの下方には加熱コイルユニット右25aが、載置部左6bの下方には加熱コイルユニット左25bが、載置部中央6cの下方には加熱コイルユニット中央25cが設けられている。
加熱コイル13の巻線は表皮効果を抑制するためリッツ線を採用している。この加熱コイル13には調理鍋(図示せず)を加熱するためにインバータから数十kHz,数百Vの電圧が印加される。
コイルベース24は、加熱コイル13を下から固定すると共に、コイルベース24にはフェライト(図示せず)が埋設されている。
自動調理時など鍋の温度検知は、加熱コイル13に埋設された温度検知素子21により行われる。この温度検知素子21は、加熱コイル右13aに埋設された温度検知素子21aと、加熱コイル左13bに埋設された温度検知素子21bより構成されている。鍋底の温度はプレート3を介して間接的な温度が検出される。なお、図において加熱コイルユニット右25aと加熱コイルユニット左25bには温度検知素子21が設置されているが、加熱コイルユニット中央25cにも設置することでこの加熱コイルによる保温や煮込みの温度を管理できるようになる。
次に図2を用いて、誘導加熱調理器の操作部と表示部について説明する。操作は、フレーム前14aに設けられた上面操作部9によって行われる。調理鍋を置く載置部右6a,載置部中央6c,載置部左6bに対応して右から、上面操作部右9a,上面操作部中央
9c,上面操作部左9bが配置されている。これは、操作者が直感的に鍋と操作部との関係を理解できるような配置である。
図より明らかなように上面操作部右9aと上面操作部左9bは同じキー配列,同じキー数で、上面操作部中央9cはキー数も少なく、これは、加熱コイル中央13cの機能を他の加熱コイルよりも少なくした為である。
上面操作部9に配置された複数のキーは、フレーム前14aに本体2の幅方向に一列に並んで配置されている。そして、本体2の向かって右から上面操作部右9a,上面操作部中央9c,上面操作部左9bの順で配置されている。しかし、単に横一列に各キーを配列すると、その境が使用者にとって判り難くなってしまう。このため、各上面操作部毎に枠で囲う、色を分けて囲う、キーの色を分けるといった工夫が必要である。本実施例では、上面操作部毎に枠線で囲うと共に、上面操作部右9aと上面操作部中央9cとの間、および上面操作部中央9cと上面操作部左9bの間に、最低キーの幅1.5 個分以上の間隔をあけた。これにより操作者は操作キーの分類が分りやすいといった視覚的,触覚的効果がある。
次に前述の操作の結果を反映する表示について説明する。上面操作部9のキー操作に対応した内容は、上面表示部10に表示される。表示する内容は、上面操作部9で設定した火力表示,タイマー調理用の時間表示,揚げもの用の設定油温の表示等々である。この上面表示部10は、本体2の上面に置かれたプレート3の手前側で、かつプレート3の裏側に配置されている。したがって、表示を見るときはプレート3を介すこととなるため、プレート3越しに表示内容を見ることができるように上面表示部10の表示部分は加工が施されている。また、設定した火力がイメージで分りやすいように表示部のバックライトの色が設定されている。本実施例では、とろ火と弱火は緑色表示、中火がオレンジ色表示、強火とハイパワーが赤色表示されるようにしている。
上記実施例では、各上面操作部9に対応して、上面表示部右10a,上面表示部中央
10c,上面表示部左10bとに分け、各上面表示部の配置はフレーム前14aに沿って直線的に配置したが、視認性を上げるために上面表示部中央10cを上面表示部右10a及び上面表示部左10bより載置部中央6c側に寄せて配置してもよい。
上面操作部9と上面表示部10は、それぞれプレート3上の載置部6毎に設けられており、各載置部6から目線を直線的に手前側に移すと、概ねその直線上に各載置部6に対応した上面操作部9と上面表示部10が存在するように配置され、なおかつ上面表示部10よりも上面操作部9の方が調理者側に位置するように配置されている。
本実施例は以上の構成よりなるもので、次にその動作について説明する。
例えば、使用者が初めは載置部右6aで加熱をして、その後載置部中央6cで煮込むような調理を行う場合について説明する。載置部右6aに調理鍋を置いて、上面操作部右
9aで火力を設定し、設定した内容が上面表示部右10aに表示され、設定された火力に応じて、バックライト色が点灯する。次に上面操作部右9aの調理開始の操作により調理が開始される。
次に煮込みに移る場合、このまま載置部右6aが長時間煮込み調理に独占されると他の料理を作る効率が大変悪くなる。そこで、煮込みは載置部中央6cで行うこととする。各載置部はプレート3により構成されており、平らになっているので調理鍋の移動は、大変楽に行うことができる。
移動の前に載置部右6aの火力を上面操作部右9aを操作して、調理を終了させる。
火力の停止を確認したら調理鍋を載置部中央6cに移動し、今度は上面操作部中央9cで火力を設定する。ここでは煮込みを行うので、火力はそれほど強くしなくてもよく、またタイマーにより加熱時間を設定して調理を行うと大変便利である。
本発明によればプレート3の前面寄りに配置された二箇所の載置部間6a,6bの中間の線上に、三箇所の加熱部がすべて誘導加熱方式である表示97をしたものであり、また、前記表示97から、三箇所の載置部6へ繋がる線98を設けて構成したことで、利用者はこの誘導加熱調理器の加熱手段が全て誘導方式であると一目で明確に知ることができる。また、載置部6に調理鍋等が載せてあっても表示97を確認することができ、表示位置もプレートの中央付近で大変確認しやすく、そのため市場で混乱が生じることはなく、製品の仕様の明確化ができ、仕様による製品の選別が大変しやすいものである。
以下本発明の他の実施例を説明する。
近年の誘導加熱調理器は、様々な調理に対応できるように、本体の前面に出し入れ自在な引き出し式のロースター(グリル部)が設けられている。このロースター(グリル部)にはシーズヒータが配置されている。そして、これらの操作部は主に本体の前面に配置されていた。誘導加熱調理器は総電力量の制限あり誘導加熱式での調理を優先させることから、ラジエントヒータとグリル部のシーズヒータとを同時に通電させることができないので、スイッチを同じ開閉式操作部に設けて同時に操作をしないように促していた。ラジエントヒータの周辺部は、加熱直後温度が高いため、温度が低下するまで表示部等で注意を促していた。これを解決するために、特許文献1のようにラジエントヒータに代えてIHとする技術が提案されている。
全てをIHとした場合、IHは出力を極め細やかに制御できるため、その出力状態を表示する出力表示部が必要となった。
しかし、前面操作部に操作部と出力表示部を設けた場合、操作し難く、スペースが狭いので、表示部の大きさが制限される。また、前面操作部はグリル部と反対側に置かれるので、IH(中央)と前面操作部とが離れてしまい、しかも位置関係もずれているので、誤って操作されることがあった。本実施例の目的は、上記課題を解決し、使い勝手を向上させた誘導加熱調理器を提供することにある。
実施例1で説明したように、図2には誘導加熱調理器の操作部と表示部が示されている。誘導加熱調理器の操作は、フレーム前14aに設けられた上面操作部9によって行われる。調理鍋を置く載置部右6a,載置部中央6c,載置部左6bに対応して右から、上面操作部右9a,上面操作部中央9c,上面操作部左9bがそれぞれ対応するように配置されている。これは、操作者が直感的に鍋と操作部との関係を理解できるような配置である。
図より明らかなように載置部右6a,載置部左6bに対応した上面操作部右9aと上面操作部左9bは、同じキー配列,同じキー数となっている。上面操作部中央9cのキー数は上面操作部右9aと上面操作部左9bに比べると少なっている。これは、加熱コイル中央13cの機能を他の加熱コイルよりも少なくした為である。
上面操作部9に配置された複数のキーは、フレーム前14aに本体2の幅方向に一列に並んで配置されている。そして、本体2の向かって右から上面操作部右9a,上面操作部中央9c,上面操作部左9bの順で配置されている。しかし、単に横一列に各キーを配列すると、その境が使用者にとって判り難くなってしまう。このため、各上面操作部毎に枠で囲う、色を分けて囲う、キーの色を分けるといった工夫が必要である。本実施例では、上面操作部毎に枠線で囲うと共に、上面操作部右9aと上面操作部中央9cとの間、および上面操作部中央9cと上面操作部左9bの間に、最低キーの幅1.5 個分以上の間隔をあけた。これにより操作者は操作キーの分類が分りやすいといった視覚的,触覚的効果がある。
また、本体の前面側にはロースター4(グリル部)の操作を行う操作部パネル5が設けられている。この操作パネル5は図3に示すように、ロースター4と並ぶように本体の前面に配置されている。図3においては、操作パネル5のスイッチ類が開示されていないが、この図3ではスイッチ類を収納した状態を示している。すなわち、この操作パネル5は開閉式となっており、ロースター4を使用しない場合は、図3のように収納することができ、また使用時には図2に示すようにスイッチ類が露出するようにしている。この操作パネルは開放時、図2に示すようにスイッチ類が上面に向くようにするとより操作がし易い。
そして、載置部右6a,載置部中央6c,載置部左6bに置かれた調理鍋の加熱を行う場合には、上面操作部右9a,上面操作部中央9c,上面操作部左9bのスイッチ類を押すことで加熱コイルの出力の調整を行う。上面操作部9の近傍には加熱コイルの出力を表示する表示部を設けているので、出力の調整がし易い。また、ロースター4(グリル部)で魚やピザを焼く場合には、このロースター4(グリル部)に併設された操作パネル5のスイッチを操作する。この操作パネル5には、ロースター4(グリル部)のスイッチのみ設けているので、誤って加熱コイルを操作するといった誤操作を防止できる。
さらには、スイッチ類を大きくしたり、スイッチ同士の間隔を大きく取れるので、誤ったスイッチが押されるのを防止することができる。
本実施例によれば、本体上面に向かって配置されプレート3で覆われた加熱手段の操作部をプレート3に配置し、ロースター4(グリル部)の操作部を本体前面に配置しているので、加熱手段とスイッチ類の対応が容易に把握でき、操作性が向上する。
ビルトイン型の誘導加熱調理器をシステムキッチンに収納した状態の斜視図である。 加熱調理器の上面を示す説明図である。 加熱調理器の前面を示す説明図である。 加熱調理器の上面のプレートを外し加熱コイルが見える状態を示す説明図である。
符号の説明
1…システムキッチン、2…本体、3…プレート、4…ロースター、5…操作部パネル、6…載置部、9…上面操作部、10…上面表示部、13…加熱コイル、97…表示、
98…線。

Claims (5)

  1. 本体内に配置された複数の加熱部と、該加熱部の上面を覆い調理鍋を載せるプレートとを備えた誘導加熱調理器において、
    前記複数の加熱部のうち少なくとも一つは誘導加熱コイルを有し、前記プレートには前記加熱部が誘導加熱方式であることを表示するとともに、誘導加熱コイルを用いた加熱部の数を表示することを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 請求項1において、
    前記誘導加熱コイルを用いた加熱部の数の表示は、数字又は文字であることを特徴とする誘導加熱調理器。
  3. 請求項1または2において、
    前記プレート上に加熱部の印となる載置部を設け、
    前記誘導加熱方式であることの表示及び前記誘導加熱コイルを用いた加熱部の数の表示は、前記載置部の外側に配置したことを特徴とする誘導加熱調理器。
  4. 本体の前面寄りに配置された二箇所の加熱部となる誘導方式の加熱コイルと、前記加熱コイル間の奥寄りに配置された一箇所の加熱部となる誘導方式の加熱コイルと、前記加熱コイルの上面を覆い調理鍋を載せるプレートと、前記加熱コイルに電力を供給するインバータと、前記プレート上に加熱部の印となる載置部を備えた誘導加熱調理器において、プレートの前面寄りに配置された前記二箇所の載置部間に、三箇所の加熱部が誘導加熱方式である表示をしたことを特徴とする誘導加熱調理器。
  5. 請求項4において、
    前記表示から、前記三箇所の載置部へ繋がる線を設けたことを特徴とする誘導加熱調理器。
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