JP2004164110A - 自動販売機 - Google Patents
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Abstract
【課題】誰にでも容易に操作ができる自動販売機を提供する。
【解決手段】上面に形成された投入口151から下後方に設置された硬貨識別装置に硬貨を導く硬貨投入部120と、紙幣投入口131から後方に配置された紙幣識別装置に紙幣を導く紙幣投入部130と、金銭の返却指示を入力する返却レバー170と、返却レバー170による返却指示又は釣り銭に係る硬貨を受容する前方に張り出した硬貨受容皿160とを一体に形成した金銭取扱ユニット100を備えた。
【選択図】 図2
【解決手段】上面に形成された投入口151から下後方に設置された硬貨識別装置に硬貨を導く硬貨投入部120と、紙幣投入口131から後方に配置された紙幣識別装置に紙幣を導く紙幣投入部130と、金銭の返却指示を入力する返却レバー170と、返却レバー170による返却指示又は釣り銭に係る硬貨を受容する前方に張り出した硬貨受容皿160とを一体に形成した金銭取扱ユニット100を備えた。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、硬貨及び紙幣などの金銭を受け付け収納商品を販売する自動販売機に関し、特に硬貨及び紙幣を取り扱う部位の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、自動販売機には、硬貨を投入する硬貨投入口、紙幣を投入する紙幣投入口、投入した硬貨や紙幣の返却するための返却レバー、釣り銭や返却に係る硬貨を取り出す硬貨返却口が前面に設けられている。従来の自動販売機では、これらの構成は、それぞれの機能に応じて設置が容易な位置に設けられるのが通常である(例えば特許文献1参照)。例えば、硬貨返却口は、硬貨投入口から投入された硬貨を容易に排出できるように自動販売機の下部に設けられるのが一般的である。また、設置位置は内部スペースの都合により決定されていることも多々ある。
【0003】
【特許文献1】
実開平6−19079号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来の自動販売機では、硬貨投入口など利用者の操作に係る場所が専ら機能的な点などにより決定されており設置位置に相関性ないため、利用者にとって利便性に欠ける場合があった。例えば、釣り銭を取るためにわざわざ腰をかがめる必要があるため、利用者によっては苦痛を感じることも考えられる。特に、車椅子の人や手足に障害がある人などのように身体障害者にとっては、使い勝手の悪いものであった。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、誰にでも容易に操作ができる自動販売機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、投入された硬貨の真偽及び種別を識別する硬貨識別装置と、投入された紙幣の真偽及び種別を識別する紙幣識別装置とを備えた自動販売機において、上面に形成された投入口から下後方に設置された前記硬貨識別装置に硬貨を導く硬貨投入部と、紙幣投入口から後方に配置された紙幣識別装置に紙幣を導く紙幣投入部と、金銭の返却指示を入力する返却レバーと、返却レバーによる返却指示又は釣り銭に係る硬貨を受容する前方に張り出した硬貨受容皿とを一体に形成した金銭取扱部を備えたことを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、硬貨投入部・紙幣投入部・返却レバー・硬貨受容皿が金銭取扱部としてユニット化されているので、利用者は専ら該金銭取扱部のみを操作すればよい。これにより、自動販売機の各所に手を伸ばす必要がなく、また、各部がどこに設置されているかを探す必要がないので、利便性が向上する。
【0008】
また、請求項2の発明は、請求項1記載の自動販売機において、前記硬貨投入部において硬貨を案内する案内面に異物や水滴を排出する排出孔を形成したことを特徴とする。
【0009】
前述のように前記硬貨投入口は上面が開口した構造となっているので、硬貨以外の異物や水滴などが入る場合が考えられる。しかし、本発明によれば、硬貨を案内する案内面に異物や水滴を排出するための排出孔が形成されているので、下後方に配置されている硬貨識別装置に異物等が侵入することを未然に防止することができる。
【0010】
また、請求項3の発明は、請求項1記載の自動販売機において、前記硬貨投入部において硬貨を案内する案内面の裏側に磁石を付設したことを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、請求項2の発明と同様に、混入した異物のうち例えばクリップなどの磁性体が硬貨識別装置に侵入することを未然に防止できる。
【0012】
さらに、請求項4の発明は、請求項1記載の自動販売機において、前記紙幣投入部は、前記紙幣投入口の下縁から前方に延び、弧を描くように上面が前方に傾斜し、且つ、該上面が紙幣の底面を紙幣投入口に案内する紙幣案内部を備えた ことを特徴とする。
【0013】
本発明によれば、紙幣投入口の前方に形成された紙幣案内部により紙幣の投入を円滑に行うことができる。また、該案内部は上面が前方に傾斜しているので、例えば背の低い人や車椅子を利用している人など目線の低い人でも、紙幣を挿入する手や指の先にある紙幣投入口を確実に視認しながら紙幣を挿入できる。
【0014】
さらに、請求項5の発明は、請求項1記載の自動販売機において、紙幣投入部及び硬貨投入部との間において上方に張り出して形成され、且つ、側面が紙幣の縁を紙幣投入口に案内する張出部を備えたことを特徴とする。
【0015】
本発明によれば、張出部の側面により紙幣の投入を円滑に行うことができる。
【0016】
さらに、請求項6の発明は、請求項1記載の自動販売機において、前記硬貨受容皿は透明又は半透明の部材により形成されていることを特徴とする。
【0017】
本発明によれば、例えば背の低い人や車椅子を利用している人など目線が硬貨受容皿より低い位置にある利用者であっても、硬貨受容皿に硬貨が受容されているか否かを確認することができる。
【0018】
さらに、請求項7の発明は、請求項1記載の自動販売機において、前記硬貨投入部及び紙幣投入部を一の色の部材により形成するとともに、前記硬貨受容皿及び返却レバーを他の一の色の部材により形成することを特徴とする。
【0019】
本発明によれば、金銭の投入に関する部位と金銭の返却に関する部位とを直感的に識別できるので利便性が向上する。
【0020】
さらに、請求項8の発明は、請求項1記載の自動販売機において、前記硬貨受容皿に硬貨を払い出したことを表示するランプを設けたことを特徴とする。
【0021】
本発明によれば、硬貨が硬貨受容皿に排出されたことを容易に識別することができるので利便性が向上する。
【0022】
さらに、請求項9の発明は、請求項1記載の自動販売機において、前記返却レバーの先端部に返却レバーの厚みより直径が大きい円筒部を設けたことを特徴とする。
【0023】
本発明によれば、返却レバーの先端部が大きくなっているので手のひらや肘などでも容易に操作ができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態に係る自動販売機について図面を参照して説明する。図1は自動販売機の外観斜視図である。
【0025】
図1に示すように、自動販売機1の前面扉2には、商品見本を陳列した商品見本陳列部3と、販売商品が搬出される商品取出口ユニット4と、金銭の授受に関する機能を集約した金銭取扱ユニット100とが設けられている。商品見本陳列部3は前面扉2の上部に形成されており、販売可能ランプを内蔵した商品選択ボタン5が各商品見本毎に付設されている。商品取出口ユニット4は、商品見本陳列部3の下方であって左右一方の側(図1では左側)に付設されている。金銭取扱ユニット100は、商品取出口ユニット4の近傍であって該ユニット4よりも左右方向中央よりに付設されている。さらに、前面扉2には、商品取出口ユニット4の外側に付設した把手6と、金銭取扱ユニット100の下方に付設したテーブル7とを備えている。
【0026】
以下、金銭取扱ユニット100の構造について図2から図6を参照して詳述する。図2は金銭取扱ユニットの前方からみた外観斜視図、図3は金銭取扱ユニットの後方からみた外観斜視図、図4は金銭取扱ユニットの硬貨投入部で切断した断面図、図5は金銭取扱ユニットの返却トレイで切断した断面図、図6は金銭取扱ユニットの紙幣投入部で切断した断面図である。
【0027】
金銭取扱ユニット100は、樹脂の一体成形部品からなるユニット本体110と、硬貨投入部120を形成する硬貨投入ガイド150と、返金又は釣り銭に係る硬貨を受容する返却トレイ160と、硬貨や紙幣の返却指示を入力するための返却レバー170と、返却トレイ160に硬貨を排出したことを通知する返却ランプ180とを備えている。
【0028】
ユニット本体110の上部には、中央上部において上部に張り出した張出部111を挟んで、一方の側には硬貨投入部120が形成され、他方の側には紙幣投入部130が形成されている。張出部111は上面から前面に亘って大きくカーブを描いた形状となっている。張出部111の下部には前記返却ランプ180が付設されている。また、ユニット本体110の下部前面であって前記硬貨投入部120の下方には前記返却レバー170が設けられている。さらに、ユニット本体110の前面中央部、すなわち前記張出部111の下方には返却口140が形成されており、この返却口140の下部には前記返却トレイ160が付設されている。
【0029】
硬貨投入部120は、ユニット本体110に形成された孔に前記硬貨投入ガイド150を嵌合することにより形成されている。硬貨投入ガイド150は、上面を投入口151として開口し、且つ、下後方に向かって開口面積が小さくなる逆角錐状となっている。硬貨投入ガイド150の下端には投入硬貨が通過可能な硬貨排出口152が形成されている。すなわち、硬貨投入ガイド150の前側の壁面153は前方上部の縁から下後方の硬貨排出口152まで傾斜して延びており、投入硬貨は該壁面153に案内されて硬貨識別装置200に投入される。このような硬貨投入ガイド150の形状により、複数の硬貨を一度に投入する事が可能となる。また、従来の自動販売機のように、スリット状の硬貨投入口と比較して硬貨の投入が容易である。
【0030】
硬貨投入ガイド150の前記壁面153には、異物や水滴が硬貨識別装置200に侵入しないように複数の排出孔154及び155が形成されている。排出孔154は硬貨排出口152において角穴形状で複数(本実施の形態では8つ)形成されている。排出孔155は、前記排出孔154よりも前方において略楕円形状で横方向に並んで複数(本実施の形態では4つ)形成されている。また、排出孔155は、前後方向が長手方向となる略楕円形状で、且つ、前記排出孔154よりも開口面積が大きく形成されている。この硬貨投入口151から入った異物や水滴はこれら排出孔154及び155から排出される。
【0031】
硬貨投入ガイド150の前記壁面153の裏側には硬貨投入口151から入った異物のうちクリップなど磁性体を含むものの侵入を防止するための磁石156が付設されている。磁石156は前記排出孔154及び155の中間部に付設されている。
【0032】
紙幣投入部130は、ユニット本体110の後端において前記張出部111の側面から横方向に延びる紙幣投入口131と、紙幣投入口131の下縁から前方に延びて紙幣の底面を案内する案内部132とからなる。案内部132の上面は緩やかに弧を描きながら前方に傾斜している。紙幣投入口131の一方の側縁は前記張出部111の側面と連なっている。このような構成により、紙幣を投入する際に、紙幣の底面及び縁部が案内部132の上面及び張出部111の側面に案内されるので、スムーズな紙幣投入が可能となる。紙幣投入口131に投入された紙幣は、紙幣投入口131の後方に配置された紙幣識別装置210に投入される。
【0033】
紙幣投入部130は、前記硬貨投入ガイド150と同じ色の部材により構成されている。本実施の形態では、硬貨投入ガイド150及び紙幣投入部130を緑色とした。
【0034】
返却トレイ160は、前記返却口140の下部において前方に張り出して付設されている。返却トレイ160は、側面から前面にわたって滑らかな弧を描くとともに、底面から前面にわたって滑らかな弧を描いた形状となっている。さらに、返却トレイ160の側面の上縁は前方に傾斜している。このように返却トレイ160がユニット本体110の前面から突出し、しかも各角部に大きなRが形成されているので、返却トレイ160に受容された硬貨の取り出しが容易となっている。
【0035】
また、この返却トレイ160は、透明又は着色された半透明の部材(例えば樹脂)からなる。これにより、返却トレイ160よりも低い位置から、返却トレイ160に受容された硬貨を視認できる。さらに、返却トレイ160は、前記硬貨投入ガイド150とは異なる色としている。本実施の形態では、黄色に着色された半透明の樹脂を用いた。返却トレイ160の後方には、返却に係る硬貨や釣り銭を排出するための機構である返却硬貨搬出装置220が配置されている。
【0036】
返却レバー170は、回動軸(図示省略)に付設されており、該軸を中心として回動自在となっている。この回動軸は返却レバー170を水平方向に維持するように付勢されている。返却レバー170を回動させると、ユニット本体110の裏側に設けたL字状部材172が図示省略のリンク機構により上下に摺動し、このL字状部材172により図示省略の返却指示入力用スイッチをオン・オフする。
【0037】
返却レバー170は、回動軸(図示省略)との嵌合部から中央部に亘って厚みが漸減し、且つ、中央部から先端部に亘っては厚みが均一となっている。また、返却レバーには、中央部の厚みよりも直径が大きい円筒部171が形成されている。この返却レバー170は、前記返却トレイ160と同じ色で着色されている。本実施の形態では、返却トレイ160が黄色に着色されているので、返却レバー170も黄色である。
【0038】
以上詳述したように、本実施の形態に係る自動販売機1は、金銭の授受に関する機能を金銭取扱ユニット100に集中させているので、利用者は各機能が自動販売機1の何処に設置されているかを探す必要や実際に各所に手を伸ばす必要がない。これにより利便性が向上する。
【0039】
また、この金銭取扱ユニット100は、上面開口の硬貨投入ガイド150に複数の硬貨を同時に投入できるので利便性が向上する。特に、従来の自動販売機のように、硬貨の断面よりやや広い投入口と比較して硬貨投入を極めて容易に行うことができる。また、硬貨投入部120に異物や水滴が入った場合でも排出孔154及び155並びに磁石156によって硬貨識別装置200への侵入を防止できる。
【0040】
さらに、紙幣投入口131に紙幣を投入する際には、紙幣の底面及び縁部が案内部132の上面及び張出部111の側面に案内されるので、スムーズな紙幣投入が可能となる。また、この案内部132は、上面が前方に傾斜しているので、例えば、背の低い人や車椅子を利用している人など目線の低い人でも、紙幣を挿入する手や指の先にある紙幣投入口131を確実に視認しながら紙幣を挿入できる。
【0041】
さらに、返却トレイ160がユニット本体110の前面から突出し、しかも各角部に大きなRが形成されているので、返却トレイ160に受容された硬貨の取り出しが容易となっている。しかも、返却トレイ160が透明又は半透明の部材からなるので、返却トレイ160よりも低い位置から、返却トレイ160に受容された硬貨を視認できる
さらに、返却レバー170の先端に円筒部171が形成されているので、手のひらや肘などでも容易に操作することができる。
【0042】
さらに、返却トレイ160に硬貨が排出したことが返却ランプ180により、通知されるので、利便性が向上する。
【0043】
さらに、硬貨投入部120及び紙幣投入部130という金銭の受け入れに関する機能部と、返却トレイ160及び返却レバー170という金銭の返却に関する機能部とが、互いに異なる色で着色されているので、直感的に各部位の機能を把握することとができる。
【0044】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、上記金銭取扱ユニット100に対して、更に、電子マネーによる決済を可能にするためにカードリードライタを付設してもよい。カードリーダライタは、電子財布として機能するカードに対してデータの読み込み・書き込みが可能である。カードリーダライタとしては、非接触方式・接触方式のいずれであってもよい。このカードリーダライタの設置位置としては、例えば、上記紙幣投入部130の案内部132の内側などが好適である。
【0045】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1の発明によれば、硬貨投入部・紙幣投入部・返却レバー・硬貨受容皿が金銭取扱部としてユニット化されているので、利用者は専ら該金銭取扱部のみを操作すればよい。これにより、自動販売機の各所に手を伸ばす必要がなく、また、各部がどこに設置されているかを探す必要がないので、利便性が向上する。
【0046】
また、請求項2の発明によれば、硬貨を案内する案内面に異物や水滴を排出するための排出孔が形成されているので、下後方に配置されている硬貨識別装置に異物等が侵入することを未然に防止することができる。
【0047】
また、請求項3の発明によれば、請求項2の発明と同様に、混入した異物のうち例えばクリップなどの磁性体が硬貨識別装置に侵入することを未然に防止できる。
【0048】
さらに、請求項4の発明によれば、紙幣投入口の前方に形成された紙幣案内部により紙幣の投入を円滑に行うことができる。また、該案内部は上面が前方に傾斜しているので、例えば背の低い人や車椅子を利用している人など目線の低い人でも、紙幣を挿入する手や指の先にある紙幣投入口を確実に視認しながら紙幣を挿入できる。
【0049】
さらに、請求項5の発明によれば、張出部の側面により紙幣の投入を円滑に行うことができる。
【0050】
さらに、請求項6の発明によれば、例えば背の低い人や車椅子を利用している人など目線が硬貨受容皿より低い位置にある利用者であっても、硬貨受容皿に硬貨が受容されているか否かを確認することができる。
【0051】
さらに、請求項7の発明によれば、金銭の投入に関する部位と金銭の返却に関する部位とを直感的に識別できるので利便性が向上する。
【0052】
さらに、請求項8の発明によれば、硬貨が硬貨受容皿に排出されたことを容易に識別することができるので利便性が向上する。
【0053】
さらに、請求項9の発明によれば、返却レバーの先端部が大きくなっているので手のひらや肘などでも容易に操作ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動販売機の外観斜視図
【図2】金銭取扱ユニットの前方からみた外観斜視図
【図3】金銭取扱ユニットの後方からみた外観斜視図
【図4】金銭取扱ユニットの硬貨投入部で切断した断面図
【図5】金銭取扱ユニットの返却トレイで切断した断面図
【図6】金銭取扱ユニットの紙幣投入部で切断した断面図
【符号の説明】
1…自動販売機、2…前面扉、3…商品見本陳列部、4…商品取出口ユニット、5…商品選択ボタン、6…把手、7…テーブル、100…金銭取扱ユニット、110…ユニット本体、111…張出部、120…硬貨投入部、130…紙幣投入部、140…返却口、150…硬貨投入ガイド、160…返却トレイ、170…返却レバー、180…返却ランプ、
【発明の属する技術分野】
本発明は、硬貨及び紙幣などの金銭を受け付け収納商品を販売する自動販売機に関し、特に硬貨及び紙幣を取り扱う部位の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、自動販売機には、硬貨を投入する硬貨投入口、紙幣を投入する紙幣投入口、投入した硬貨や紙幣の返却するための返却レバー、釣り銭や返却に係る硬貨を取り出す硬貨返却口が前面に設けられている。従来の自動販売機では、これらの構成は、それぞれの機能に応じて設置が容易な位置に設けられるのが通常である(例えば特許文献1参照)。例えば、硬貨返却口は、硬貨投入口から投入された硬貨を容易に排出できるように自動販売機の下部に設けられるのが一般的である。また、設置位置は内部スペースの都合により決定されていることも多々ある。
【0003】
【特許文献1】
実開平6−19079号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来の自動販売機では、硬貨投入口など利用者の操作に係る場所が専ら機能的な点などにより決定されており設置位置に相関性ないため、利用者にとって利便性に欠ける場合があった。例えば、釣り銭を取るためにわざわざ腰をかがめる必要があるため、利用者によっては苦痛を感じることも考えられる。特に、車椅子の人や手足に障害がある人などのように身体障害者にとっては、使い勝手の悪いものであった。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、誰にでも容易に操作ができる自動販売機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、投入された硬貨の真偽及び種別を識別する硬貨識別装置と、投入された紙幣の真偽及び種別を識別する紙幣識別装置とを備えた自動販売機において、上面に形成された投入口から下後方に設置された前記硬貨識別装置に硬貨を導く硬貨投入部と、紙幣投入口から後方に配置された紙幣識別装置に紙幣を導く紙幣投入部と、金銭の返却指示を入力する返却レバーと、返却レバーによる返却指示又は釣り銭に係る硬貨を受容する前方に張り出した硬貨受容皿とを一体に形成した金銭取扱部を備えたことを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、硬貨投入部・紙幣投入部・返却レバー・硬貨受容皿が金銭取扱部としてユニット化されているので、利用者は専ら該金銭取扱部のみを操作すればよい。これにより、自動販売機の各所に手を伸ばす必要がなく、また、各部がどこに設置されているかを探す必要がないので、利便性が向上する。
【0008】
また、請求項2の発明は、請求項1記載の自動販売機において、前記硬貨投入部において硬貨を案内する案内面に異物や水滴を排出する排出孔を形成したことを特徴とする。
【0009】
前述のように前記硬貨投入口は上面が開口した構造となっているので、硬貨以外の異物や水滴などが入る場合が考えられる。しかし、本発明によれば、硬貨を案内する案内面に異物や水滴を排出するための排出孔が形成されているので、下後方に配置されている硬貨識別装置に異物等が侵入することを未然に防止することができる。
【0010】
また、請求項3の発明は、請求項1記載の自動販売機において、前記硬貨投入部において硬貨を案内する案内面の裏側に磁石を付設したことを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、請求項2の発明と同様に、混入した異物のうち例えばクリップなどの磁性体が硬貨識別装置に侵入することを未然に防止できる。
【0012】
さらに、請求項4の発明は、請求項1記載の自動販売機において、前記紙幣投入部は、前記紙幣投入口の下縁から前方に延び、弧を描くように上面が前方に傾斜し、且つ、該上面が紙幣の底面を紙幣投入口に案内する紙幣案内部を備えた ことを特徴とする。
【0013】
本発明によれば、紙幣投入口の前方に形成された紙幣案内部により紙幣の投入を円滑に行うことができる。また、該案内部は上面が前方に傾斜しているので、例えば背の低い人や車椅子を利用している人など目線の低い人でも、紙幣を挿入する手や指の先にある紙幣投入口を確実に視認しながら紙幣を挿入できる。
【0014】
さらに、請求項5の発明は、請求項1記載の自動販売機において、紙幣投入部及び硬貨投入部との間において上方に張り出して形成され、且つ、側面が紙幣の縁を紙幣投入口に案内する張出部を備えたことを特徴とする。
【0015】
本発明によれば、張出部の側面により紙幣の投入を円滑に行うことができる。
【0016】
さらに、請求項6の発明は、請求項1記載の自動販売機において、前記硬貨受容皿は透明又は半透明の部材により形成されていることを特徴とする。
【0017】
本発明によれば、例えば背の低い人や車椅子を利用している人など目線が硬貨受容皿より低い位置にある利用者であっても、硬貨受容皿に硬貨が受容されているか否かを確認することができる。
【0018】
さらに、請求項7の発明は、請求項1記載の自動販売機において、前記硬貨投入部及び紙幣投入部を一の色の部材により形成するとともに、前記硬貨受容皿及び返却レバーを他の一の色の部材により形成することを特徴とする。
【0019】
本発明によれば、金銭の投入に関する部位と金銭の返却に関する部位とを直感的に識別できるので利便性が向上する。
【0020】
さらに、請求項8の発明は、請求項1記載の自動販売機において、前記硬貨受容皿に硬貨を払い出したことを表示するランプを設けたことを特徴とする。
【0021】
本発明によれば、硬貨が硬貨受容皿に排出されたことを容易に識別することができるので利便性が向上する。
【0022】
さらに、請求項9の発明は、請求項1記載の自動販売機において、前記返却レバーの先端部に返却レバーの厚みより直径が大きい円筒部を設けたことを特徴とする。
【0023】
本発明によれば、返却レバーの先端部が大きくなっているので手のひらや肘などでも容易に操作ができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態に係る自動販売機について図面を参照して説明する。図1は自動販売機の外観斜視図である。
【0025】
図1に示すように、自動販売機1の前面扉2には、商品見本を陳列した商品見本陳列部3と、販売商品が搬出される商品取出口ユニット4と、金銭の授受に関する機能を集約した金銭取扱ユニット100とが設けられている。商品見本陳列部3は前面扉2の上部に形成されており、販売可能ランプを内蔵した商品選択ボタン5が各商品見本毎に付設されている。商品取出口ユニット4は、商品見本陳列部3の下方であって左右一方の側(図1では左側)に付設されている。金銭取扱ユニット100は、商品取出口ユニット4の近傍であって該ユニット4よりも左右方向中央よりに付設されている。さらに、前面扉2には、商品取出口ユニット4の外側に付設した把手6と、金銭取扱ユニット100の下方に付設したテーブル7とを備えている。
【0026】
以下、金銭取扱ユニット100の構造について図2から図6を参照して詳述する。図2は金銭取扱ユニットの前方からみた外観斜視図、図3は金銭取扱ユニットの後方からみた外観斜視図、図4は金銭取扱ユニットの硬貨投入部で切断した断面図、図5は金銭取扱ユニットの返却トレイで切断した断面図、図6は金銭取扱ユニットの紙幣投入部で切断した断面図である。
【0027】
金銭取扱ユニット100は、樹脂の一体成形部品からなるユニット本体110と、硬貨投入部120を形成する硬貨投入ガイド150と、返金又は釣り銭に係る硬貨を受容する返却トレイ160と、硬貨や紙幣の返却指示を入力するための返却レバー170と、返却トレイ160に硬貨を排出したことを通知する返却ランプ180とを備えている。
【0028】
ユニット本体110の上部には、中央上部において上部に張り出した張出部111を挟んで、一方の側には硬貨投入部120が形成され、他方の側には紙幣投入部130が形成されている。張出部111は上面から前面に亘って大きくカーブを描いた形状となっている。張出部111の下部には前記返却ランプ180が付設されている。また、ユニット本体110の下部前面であって前記硬貨投入部120の下方には前記返却レバー170が設けられている。さらに、ユニット本体110の前面中央部、すなわち前記張出部111の下方には返却口140が形成されており、この返却口140の下部には前記返却トレイ160が付設されている。
【0029】
硬貨投入部120は、ユニット本体110に形成された孔に前記硬貨投入ガイド150を嵌合することにより形成されている。硬貨投入ガイド150は、上面を投入口151として開口し、且つ、下後方に向かって開口面積が小さくなる逆角錐状となっている。硬貨投入ガイド150の下端には投入硬貨が通過可能な硬貨排出口152が形成されている。すなわち、硬貨投入ガイド150の前側の壁面153は前方上部の縁から下後方の硬貨排出口152まで傾斜して延びており、投入硬貨は該壁面153に案内されて硬貨識別装置200に投入される。このような硬貨投入ガイド150の形状により、複数の硬貨を一度に投入する事が可能となる。また、従来の自動販売機のように、スリット状の硬貨投入口と比較して硬貨の投入が容易である。
【0030】
硬貨投入ガイド150の前記壁面153には、異物や水滴が硬貨識別装置200に侵入しないように複数の排出孔154及び155が形成されている。排出孔154は硬貨排出口152において角穴形状で複数(本実施の形態では8つ)形成されている。排出孔155は、前記排出孔154よりも前方において略楕円形状で横方向に並んで複数(本実施の形態では4つ)形成されている。また、排出孔155は、前後方向が長手方向となる略楕円形状で、且つ、前記排出孔154よりも開口面積が大きく形成されている。この硬貨投入口151から入った異物や水滴はこれら排出孔154及び155から排出される。
【0031】
硬貨投入ガイド150の前記壁面153の裏側には硬貨投入口151から入った異物のうちクリップなど磁性体を含むものの侵入を防止するための磁石156が付設されている。磁石156は前記排出孔154及び155の中間部に付設されている。
【0032】
紙幣投入部130は、ユニット本体110の後端において前記張出部111の側面から横方向に延びる紙幣投入口131と、紙幣投入口131の下縁から前方に延びて紙幣の底面を案内する案内部132とからなる。案内部132の上面は緩やかに弧を描きながら前方に傾斜している。紙幣投入口131の一方の側縁は前記張出部111の側面と連なっている。このような構成により、紙幣を投入する際に、紙幣の底面及び縁部が案内部132の上面及び張出部111の側面に案内されるので、スムーズな紙幣投入が可能となる。紙幣投入口131に投入された紙幣は、紙幣投入口131の後方に配置された紙幣識別装置210に投入される。
【0033】
紙幣投入部130は、前記硬貨投入ガイド150と同じ色の部材により構成されている。本実施の形態では、硬貨投入ガイド150及び紙幣投入部130を緑色とした。
【0034】
返却トレイ160は、前記返却口140の下部において前方に張り出して付設されている。返却トレイ160は、側面から前面にわたって滑らかな弧を描くとともに、底面から前面にわたって滑らかな弧を描いた形状となっている。さらに、返却トレイ160の側面の上縁は前方に傾斜している。このように返却トレイ160がユニット本体110の前面から突出し、しかも各角部に大きなRが形成されているので、返却トレイ160に受容された硬貨の取り出しが容易となっている。
【0035】
また、この返却トレイ160は、透明又は着色された半透明の部材(例えば樹脂)からなる。これにより、返却トレイ160よりも低い位置から、返却トレイ160に受容された硬貨を視認できる。さらに、返却トレイ160は、前記硬貨投入ガイド150とは異なる色としている。本実施の形態では、黄色に着色された半透明の樹脂を用いた。返却トレイ160の後方には、返却に係る硬貨や釣り銭を排出するための機構である返却硬貨搬出装置220が配置されている。
【0036】
返却レバー170は、回動軸(図示省略)に付設されており、該軸を中心として回動自在となっている。この回動軸は返却レバー170を水平方向に維持するように付勢されている。返却レバー170を回動させると、ユニット本体110の裏側に設けたL字状部材172が図示省略のリンク機構により上下に摺動し、このL字状部材172により図示省略の返却指示入力用スイッチをオン・オフする。
【0037】
返却レバー170は、回動軸(図示省略)との嵌合部から中央部に亘って厚みが漸減し、且つ、中央部から先端部に亘っては厚みが均一となっている。また、返却レバーには、中央部の厚みよりも直径が大きい円筒部171が形成されている。この返却レバー170は、前記返却トレイ160と同じ色で着色されている。本実施の形態では、返却トレイ160が黄色に着色されているので、返却レバー170も黄色である。
【0038】
以上詳述したように、本実施の形態に係る自動販売機1は、金銭の授受に関する機能を金銭取扱ユニット100に集中させているので、利用者は各機能が自動販売機1の何処に設置されているかを探す必要や実際に各所に手を伸ばす必要がない。これにより利便性が向上する。
【0039】
また、この金銭取扱ユニット100は、上面開口の硬貨投入ガイド150に複数の硬貨を同時に投入できるので利便性が向上する。特に、従来の自動販売機のように、硬貨の断面よりやや広い投入口と比較して硬貨投入を極めて容易に行うことができる。また、硬貨投入部120に異物や水滴が入った場合でも排出孔154及び155並びに磁石156によって硬貨識別装置200への侵入を防止できる。
【0040】
さらに、紙幣投入口131に紙幣を投入する際には、紙幣の底面及び縁部が案内部132の上面及び張出部111の側面に案内されるので、スムーズな紙幣投入が可能となる。また、この案内部132は、上面が前方に傾斜しているので、例えば、背の低い人や車椅子を利用している人など目線の低い人でも、紙幣を挿入する手や指の先にある紙幣投入口131を確実に視認しながら紙幣を挿入できる。
【0041】
さらに、返却トレイ160がユニット本体110の前面から突出し、しかも各角部に大きなRが形成されているので、返却トレイ160に受容された硬貨の取り出しが容易となっている。しかも、返却トレイ160が透明又は半透明の部材からなるので、返却トレイ160よりも低い位置から、返却トレイ160に受容された硬貨を視認できる
さらに、返却レバー170の先端に円筒部171が形成されているので、手のひらや肘などでも容易に操作することができる。
【0042】
さらに、返却トレイ160に硬貨が排出したことが返却ランプ180により、通知されるので、利便性が向上する。
【0043】
さらに、硬貨投入部120及び紙幣投入部130という金銭の受け入れに関する機能部と、返却トレイ160及び返却レバー170という金銭の返却に関する機能部とが、互いに異なる色で着色されているので、直感的に各部位の機能を把握することとができる。
【0044】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、上記金銭取扱ユニット100に対して、更に、電子マネーによる決済を可能にするためにカードリードライタを付設してもよい。カードリーダライタは、電子財布として機能するカードに対してデータの読み込み・書き込みが可能である。カードリーダライタとしては、非接触方式・接触方式のいずれであってもよい。このカードリーダライタの設置位置としては、例えば、上記紙幣投入部130の案内部132の内側などが好適である。
【0045】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1の発明によれば、硬貨投入部・紙幣投入部・返却レバー・硬貨受容皿が金銭取扱部としてユニット化されているので、利用者は専ら該金銭取扱部のみを操作すればよい。これにより、自動販売機の各所に手を伸ばす必要がなく、また、各部がどこに設置されているかを探す必要がないので、利便性が向上する。
【0046】
また、請求項2の発明によれば、硬貨を案内する案内面に異物や水滴を排出するための排出孔が形成されているので、下後方に配置されている硬貨識別装置に異物等が侵入することを未然に防止することができる。
【0047】
また、請求項3の発明によれば、請求項2の発明と同様に、混入した異物のうち例えばクリップなどの磁性体が硬貨識別装置に侵入することを未然に防止できる。
【0048】
さらに、請求項4の発明によれば、紙幣投入口の前方に形成された紙幣案内部により紙幣の投入を円滑に行うことができる。また、該案内部は上面が前方に傾斜しているので、例えば背の低い人や車椅子を利用している人など目線の低い人でも、紙幣を挿入する手や指の先にある紙幣投入口を確実に視認しながら紙幣を挿入できる。
【0049】
さらに、請求項5の発明によれば、張出部の側面により紙幣の投入を円滑に行うことができる。
【0050】
さらに、請求項6の発明によれば、例えば背の低い人や車椅子を利用している人など目線が硬貨受容皿より低い位置にある利用者であっても、硬貨受容皿に硬貨が受容されているか否かを確認することができる。
【0051】
さらに、請求項7の発明によれば、金銭の投入に関する部位と金銭の返却に関する部位とを直感的に識別できるので利便性が向上する。
【0052】
さらに、請求項8の発明によれば、硬貨が硬貨受容皿に排出されたことを容易に識別することができるので利便性が向上する。
【0053】
さらに、請求項9の発明によれば、返却レバーの先端部が大きくなっているので手のひらや肘などでも容易に操作ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動販売機の外観斜視図
【図2】金銭取扱ユニットの前方からみた外観斜視図
【図3】金銭取扱ユニットの後方からみた外観斜視図
【図4】金銭取扱ユニットの硬貨投入部で切断した断面図
【図5】金銭取扱ユニットの返却トレイで切断した断面図
【図6】金銭取扱ユニットの紙幣投入部で切断した断面図
【符号の説明】
1…自動販売機、2…前面扉、3…商品見本陳列部、4…商品取出口ユニット、5…商品選択ボタン、6…把手、7…テーブル、100…金銭取扱ユニット、110…ユニット本体、111…張出部、120…硬貨投入部、130…紙幣投入部、140…返却口、150…硬貨投入ガイド、160…返却トレイ、170…返却レバー、180…返却ランプ、
Claims (9)
- 投入された硬貨の真偽及び種別を識別する硬貨識別装置と、投入された紙幣の真偽及び種別を識別する紙幣識別装置とを備えた自動販売機において、
上面に形成された投入口から下後方に設置された前記硬貨識別装置に硬貨を導く硬貨投入部と、紙幣投入口から後方に配置された紙幣識別装置に紙幣を導く紙幣投入部と、金銭の返却指示を入力する返却レバーと、返却レバーによる返却指示又は釣り銭に係る硬貨を受容する前方に張り出した硬貨受容皿とを一体に形成した金銭取扱部を備えた
ことを特徴とする自動販売機。 - 前記硬貨投入部において硬貨を案内する案内面に異物や水滴を排出する排出孔を形成した
ことを特徴とする請求項1記載の自動販売機。 - 前記硬貨投入部において硬貨を案内する案内面の裏側に磁石を付設した
ことを特徴とする請求項1記載の自動販売機。 - 前記紙幣投入部は、前記紙幣投入口の下縁から前方に延び、弧を描くように上面が前方に傾斜し、且つ、該上面が紙幣の底面を紙幣投入口に案内する紙幣案内部を備えた
ことを特徴とする請求項1記載の自動販売機。 - 紙幣投入部及び硬貨投入部との間において上方に張り出して形成され、且つ、側面が紙幣の縁を紙幣投入口に案内する張出部を備えた
ことを特徴とする請求項1記載の自動販売機。 - 前記硬貨受容皿は透明又は半透明の部材により形成されている
ことを特徴とする請求項1記載の自動販売機。 - 前記硬貨投入部及び紙幣投入部を一の色の部材により形成するとともに、前記硬貨受容皿及び返却レバーを他の一の色の部材により形成する
ことを特徴とする請求項1記載の自動販売機。 - 前記硬貨受容皿に硬貨を払い出したことを表示するランプを設けた
ことを特徴とする請求項1記載の自動販売機。 - 前記返却レバーの先端部に返却レバーの厚みより直径が大きい円筒部を設けた
ことを特徴とする請求項1記載の自動販売機。
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JP2007293484A (ja) * | 2006-04-24 | 2007-11-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 自動販売機 |
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2002
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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