JP2004160919A - 印刷制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】入力方法も操作パネルを使うのではなく、より簡便な方法で複雑なプリンタ機能を容易に設定できる利便性に優れた操作環境を構築することである。
【解決手段】操作パネル設定一覧表上に印刷される前記操作パネル設定項目に対応する所定のコード情報をバーコードリーダ1013により読み取り、CPU22が操作パネル1012に対する該読み取られる所定のコード情報を階層構造の操作パネル設定項目に反映させることにより、操作パネル1012から行なう階層構造の設定がひと目でわかるように一覧表示する構成を特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】操作パネル設定一覧表上に印刷される前記操作パネル設定項目に対応する所定のコード情報をバーコードリーダ1013により読み取り、CPU22が操作パネル1012に対する該読み取られる所定のコード情報を階層構造の操作パネル設定項目に反映させることにより、操作パネル1012から行なう階層構造の設定がひと目でわかるように一覧表示する構成を特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、操作パネル設定項目に対応するコード情報を入力してプリント機能を設定処理する印刷制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般的にプリンタ装置にはLCD等の表示部、キー操作部、LED表示部等から構成される操作パネルが装着されており、プリンタを使用するにあたって必要な様々な設定や操作を上記操作パネルを使って行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
近年、プリンタ装置の機能が複雑化するに伴い、プリンタ装置の操作パネルから行なう設定も肥大化、複雑化し、かつ階層構造化しており、どの設定がどこにあるのかを探すのに手間取ることも度々であった。
【0004】
また、プリンタ装置の機種毎に操作パネル設定も変わることが多いので、ますます設定を難しくしていた。
【0005】
特に、ホストコンピュータやプリンタ装置といった情報機器に慣れていない利用者は、操作がわからなくて効果的に使えないといった問題点があった。
【0006】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の目的は、操作パネル設定一覧表上に印刷される操作パネル設定項目に対応する所定のコード情報を読み取り、該読み取られる所定のコード情報を階層構造の操作パネル設定項目に反映させることにより、操作パネルから行なう階層構造の設定がひと目でわかるように一覧表示にし、入力方法も操作パネルを使うのではなく、より簡便な方法で複雑なプリンタ機能を容易に設定できる利便性に優れた操作環境を構築できる印刷制御装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、階層構造の操作パネル設定項目に対する表示を制御可能な印刷制御装置であって、操作パネル設定一覧表上に印刷される前記操作パネル設定項目に対応する所定のコード情報を読み取るリーダ手段と、前記リーダ手段により読み取られる所定のコード情報を階層構造の操作パネル設定項目に反映させる制御手段とを有することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。
【0009】
〔レーザピームプリンタ概要〕
図1を参照して、本実施形態を適用するに好適なレーザビームプリンタ(以下LBPと略す)の構成について説明する。
【0010】
なお、本実施形態を適用するプリンタは、LBPに限られるものではなく、他のプリント方式のプリンタでも良いことは言うまでもない。また、プリンタ以外の機器にも適用可能であることも言うまでもない。
【0011】
図1は、本発明を適用可能なプリンタの構成を示す断面図であり、例えばLBPの場合を示す。
【0012】
図1において、1000はLBP本体(以下、プリンタという)であり、外部に接続されているホストコンピュータ3000(図2)から供給されるPDLデータを入力して解析処理し、ビットマップ展開した後ビデオデータに変換して、記録媒体である記録紙上に像を形成する。1012は操作のためのスイッチ、LED、LCD等が配置されている操作パネルである。1013はバーコードリーダである。1001は、ホストコンピュータ3000から供給されるPDLデータを処理するプリンタコントローラである。このプリンタコントローラ1001は、入力したPDLデータを対応するパターンのビデオ信号に変換してレーザドライバ1002に出力し、プリンタ1000の各種ステータスをホストコンピュータ3000に通知することが可能に構成されている。
【0013】
レーザドライバ1002は半導体レーザ1003を駆動するための回路であり、入力されたビデオ信号に応じて半導体レーザ1003から発射されるレーザ光1004をオン・オフ切り替えする。レーザ光1004は回転多面鏡1005で左右方向に振られて静電ドラム1006上を走査露光する。
【0014】
これにより、静電ドラム1006上には文字パターンや図形パターンの静電潜像が形成されることになる。この潜像は、静電ドラム1006周辺に配設された現像ユニット1007により現像された後、記録紙に転写される。この記録紙にはカットシートを用い、カットシート記録紙はプリンタ1000に装着した用紙カセット1008に収納され、給紙ローラ1009及び搬送ローラ1010と搬送ローラ1011とにより、装置内に取り込まれて、静電ドラム1006に供給される。
【0015】
〔プリンタ制御システム〕
図2は、本発明の一実施形態を示す印刷制御装置を適用可能な印刷システムの制御構成を説明するブロック図である。ここでは、上述した図1に示すLBPを例として説明を行なう。なお、本発明の機能が実行されるのであれば、単体の機器であっても、複数の機器からなるシステムであっても、LAN等のネットワークを介して処理が行なわれるシステムであっても本発明を適用できることは言うまでもない。
【0016】
図において、3000はホストコンピュータである。1はCPUであり、ROM3のプログラムROMに記憶されている文書処理プログラム等に基づいて図形、イメージ、文字、表(表計算等を含む)等が混在した文書処理を実行し、システムバス4に接続される各デバイスを総括的に制御する。
【0017】
ROM3において、プログラムROMにはCPU1の制御プログラム等を記憶し、フォントROMには上記文書処理の際に使用するフォントデータ等を記憶し、データROMは上記文書処理等を行なう際に使用する各種データを記憶する。
【0018】
2はRAMであり、CPU1の主メモリ、ワークエリア等として機能する。5はキーボードコントローラ(KBC)であり、キーボード(KB)9や不図示のポインティングデバイスからのキー入力を制御する。6はCRTコントローラ(CRTC)であり、CRTディスプレイ(CRT)10の表示を制御する。
【0019】
7はメモリコントローラ(MC)であり、ブートプログラムや種々のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル等を記憶するハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)等からなる外部メモリ11とのアクセスを制御する。8はプリンタコントローラ(PRTC)であり、所定の双方向インタフェース21を介してプリンタ1000に接続されて、プリンタ1000との通信制御処理を実行する。
【0020】
なお、CPU1は、例えばRAM2上に設定された表示情報RAMへのアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行し、CRT10上での所謂WYSIWYGを可能としている。また、CPU1は、CRT10上の不図示のマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づいて登録された種々のウィンドウを開き、種々のデータ処理を実行する。
【0021】
プリンタ1000において、22はプリンタCPUであり、ROM24に記憶された制御プログラムに基づいて、システムバス25に接続されるデバイスとのアクセスを総括的に制御し、印刷部インタフェース107を介して接続される印刷部(プリンタエンジン)108に出力情報としての画像情報(ビデオデータ)を出力する。CPU22は入力部101を介してホストコンピュータとの通信処理が可能になっており、プリンタ内の情報をホストコンピュータ3000に通知可能に構成されている。
【0022】
23は不図示の展開部が展開したビットマップデータを格納するフレームメモリ等として機能するRAMである。107は印刷部インタフェースであり、RAM23で構成されるフレームメモリからビットマップデータを受け取り、ビデオデータに変換して印刷部108に送る。1012は操作パネルであり、操作のためのスイッチ、LED、LCD等が配置されている。
【0023】
〔操作パネルの説明〕
図3は、図2に示したプリンタ1000における操作パネル1012の構成を説明するための図である。
【0024】
図において、501はLCD表示部で、各種メッセージや操作のための情報を表示する。502〜506はプリンタ1000に対する各種操作を行なうためのキーであり、それぞれ以下の役割を持つ。507はオンライン・オフライン等の情報を表示するLED表示器である。
【0025】
キー502は、オンラインキーとして機能し、オンライン・オフラインの切り替えを行なう際に押下指示される。キー503〜506は、上下左右矢印キーとして機能し、動作モード切り替え、セットアップメニュー操作、ユーティリティ印刷操作を行なう際に押下指示される。
【0026】
〔操作パネルからの印字環境設定〕
図4は、図3に示した操作パネル1012を用いて印字環境設定を行なう操作の一例を説明する図であり、以下、図5〜図6を参照して説明するセットアップメニュー300の印字調整グループ304のスムージング機能310を「使う」を示す状態311から「使わない」を示す312に変更する場合の表示状態の推移について説明(操作パネル1012の操作に慣れているユーザによる操作例の場合)している。なお、200〜210は前記LCD表示部501に表示されるそれぞれの状態を示す。
【0027】
図においては、状態200は通常の印刷可能なオンライン状態であり、LED表示器507は点灯状態である。操作パネル1012から印字環境設定を行なう利用者はまず、オンラインキー502を押下し状態201に移行する必要がある。
【0028】
状態201はLED表示器507が消灯したオフライン状態である。ここでセットアップキー505を押下すると、表示状態は状態202に移行し、セットアップメニュー300に入る。
【0029】
セットアップメニュー300は複数の階層構造になっており、第一層は拡張機能グループ301、給紙グループ302、レイアウトグループ303、印字調整グループ304、インタフェースグループ305、初期化設定306で構成されており、状態202では拡張機能グループ301が表示されている。
【0030】
なお、目的のスムージング機能310の設定は印字調整グループ304の中にあるので、右矢印キー505を3回押下することにより、給紙グループの状態203、レイアウトグループの状態204を経て、印字調整グループの状態205に移行する。
【0031】
次に、印字調整グループ304の中に入るため、状態205から下矢印キー506を押下し、状態206に移行する。後述する印字調整グループ304の最初の項目が目的のスムージング設定310なので、状態206で下矢印キー506を押下することにより、状態207のスムージング設定を行なう状態に移行する。
【0032】
この状態207では、現在のスムージング設定の「使う」311が表示されているので、右矢印キー505を押下することにより、目的の設定「使わない」312がLCD表示部501上に表示された状態208に移行する。そして、状態208において実行キー(下矢印キー)506を押下することにより、スムージング設定310を目的の「使わない」312に確定することができ、LCD表示部501に状態209を表示する。状態209から状態210への移行は一定時間経過後自動的に行われ、目的のスムージング設定310を「使わない」312に変更するための一連の操作が終了する。
【0033】
〔操作パネルによる印字環境設定の問題点〕
上記操作パネル1012による印字環境設定では、設定項目が階層構造化されており、一般のホストコンピュータやプリンタ等の情報機器に不慣れな利用者には、設定したい項目がどのグループのどこにあるのか容易に判断することが難しかった。特に最近のプリンタは機能が複雑化し設定項目が肥大化しているため、その傾向が特に顕著であった。
【0034】
そのため本発明の実施形態では、プリンタ1000の操作パネル1012から数値コードを入力することにより、印字環境設定項目の最上階層から順に下の階層に移ること無く直接目的の設定項目に移行することを可能に構成した。これにより、利用者の印字環境設定操作が容易になるという効果がある。
【0035】
以下、この数値コード入力による印字環境設定操作について詳しく説明する。
【0036】
〔操作パネル設定一覧表〕
図5〜図8は、本発明に係る印刷制御装置における操作パネル設定一覧テーブルの一例を示す図であり、図3に示した操作パネル1012における数値コード入力による印字環境設定等を行なうためのテーブルである。この一覧テーブルは、予め製品に同梱させておき直ぐに取り出せるように製品の付近に設置しておくことが可能である。また、この一覧表をプリンタ1000で印刷することも可能である。
【0037】
図においては、図5から図7までは、各種印字環境設定を行なうためのセットアップメニューの階層構造部分の一覧テーブルである。図8は、ユーティリティメニュー部分の一覧テーブルである。
【0038】
〔バーコードリーダからの印字環境設定(1)〕
以下、バーコードリーダ1013を使って、図4で説明したものと同じセットアップメニューの印字調整グループのスムージング機能を「使う」から「使わない」に変更する方法について説明する。
【0039】
図6に示す印字調整グループ304内のスムージング機能310が変更を希望する場所である。利用者はバーコードリーダ1013を使って、スムージング機能310の「使わない」設定項目312のバーコード部分322Bを読み込ませる。すると、操作パネル1012の表示が、図4の状態208と同じ状態になる。
【0040】
そこで、利用者は、バーコードリーダ1013を操作して、操作パネル設定一覧テーブルの実行部分399のバーコード397Bを読み込ませる。すると、操作パネル1012の表示部501の表示状態が図4に示した状態209になった後、状態200に戻る。
【0041】
また、バーコードリーダで「実行」399のバーコード397Bを読み込ませる代わりに、操作パネル1012の下矢印キー506を押下しても同様の結果となる。
【0042】
以上説明したように、バーコードリーダ1013を使うことによって、各設定項目がどこにあるのか操作パネルを使って探し回る必要がなくなり、情報機器の操作に不慣れな利用者でも容易に印字環境を設定することができるようになる。
【0043】
〔バーコードリーダからの印字環境設定(2)〕
次に、バーコードリーダ1013を使って、セットアップメニューの拡張機能グループのコピー枚数の設定を「1」から「5」に変更する方法について図18で説明する。
【0044】
図9は、図3に示した操作パネル1012を用いて操作パネル設定一覧テーブルの印字環境設定操作の一例を説明する図である。なお、2220〜2223はLCD表示部501に表示される状態に対応する。
【0045】
図6に示すのは拡張機能グループ301内のコピー枚数313が変更する場所なので、利用者はバーコードリーダ1013を操作して、コピー枚数313のバーコード部分320を読み込ませる。すると、操作パネル1012の表示部501の表示状態が図9に示す状態2220となる。
【0046】
そこで、利用者はバーコードリーダ1013を操作して操作パネル設定一覧テーブル図9中の数値入力307の「5」の数字315のバーコード323Bを読み込ませる。すると、操作パネル1012の表示部501の表示状態が図9の状態2221になる。
【0047】
次に「実行」399のバーコード部397を読み込ませると、操作パネル1012の表示が図9の状態2222になる。その後一定時間経過後、自動的に一連の操作を行なう前の状態2223に戻る。バーコードリーダでバーコードを読み込ませるかわりに、通常の操作パネルの操作の様に各種キーを使用しても構わない。
【0048】
以上説明したように、バーコードリーダ1013を使い数値入力が必要な場合も簡単に設定を行なうことができる。
【0049】
〔バーコードリーダからの操作パネル設定一覧表印刷方法〕
次にバーコードリーダ1013を操作して、図5から図7に示す操作パネル設定一覧テーブルを印刷する方法について図10を参照して説明する。
【0050】
図10は、図3に示した操作パネル1012を用いて操作パネル設定一覧テーブルの印刷指示操作の一例を説明する図である。なお、2230〜2232はそれぞれLCD表示部501の状態を示す。
【0051】
利用者は図7に示すユーティリティメニュー308内のメニュープリント316のバーコード部324Bを、バーコードリーダ1013を使って読み込ませると、操作パネル1012の表示が図10の状態2230になる。
【0052】
次に「実行」399のバーコード部397Bを読み込ませると、操作パネル1012の表示部501の表示が図10に示した状態223に変わり、操作パネル設定一覧テーブルの印刷を開始する。印刷が終了すると自動的に一連の操作を行なう前の状態2232に戻る。
【0053】
以上説明したように、バーコードリーダ1013を使い操作パネル設定一覧表を簡単に印刷することができる。操作パネル設定一覧表をプリンタ1000で印刷可能なことにより、プリンタ1000の仕様が変更され、操作パネル設定一覧表の内容が変更された場合にも、利用者が容易に最新のものを入手することが可能となる。
【0054】
〔バーコードリーダ制御部の処理〕
図11は、本発明に係る印刷制御装置におけるデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、プリンタコントローラ1001のROM24に格納されたプログラムにおけるバーコードリーダ制御部の処理手順に対応する。なお、S1〜S17は各ステップを示し、該ステップは、バーコードリーダ1013で何か情報が読み込まれると開始されるものとする。
【0055】
まず、ステップS1で、読み込まれた情報がセットアップメニュー300内の項目を設定するものかどうかチェックを行ない、項目を設定する情報でないと判定した場合には、ステップS2に進み、項目設定の場合はステップS5に進む。
【0056】
そして、ステップS2において、読み込まれた情報がユーティリティメニュー308内の一つかどうかチェックを行い、ユーティリティ実行でないと判定した場合は、何も行なわずに処理を終了する。
【0057】
一方、ステップS2で、ユーティリティ実行であったと判定した場合は、ステップS3で、指定されたユーティリティの印刷が実行された後、ステップS4に進み、操作パネル1012の表示を変更した後、処理を終了する。
【0058】
一方、ステップS1において、セットアップメニュー300内の項目を設定する情報であったと判定した場合には、ステップS5に進み、数値入力を必要とする設定項目かどうかチェックされ、数値入力が必要であると判定された場合は、ステップS6に進み、数値入力の必要が無い通常の設定項目の場合はステップS13に進む。
【0059】
そして、数値入力の場合にはステップS6にて、操作パネル1012の表示部501の表示を変更した後、ステップS7にて、更に数字が読み込まれたかどうかチェックされ、数字が読み込まれたと判定された場合には、ステップS8で操作パネル1012の表示部501の表示を変更した後、ステップS7に戻る。
【0060】
一方、ステップS7で数値入力でなかったと判定した場合は、ステップS9に進み、「実行」が入力されたかどうかチェックされ、「実行」が入力されたと判定した場合には、ステップS11に進み、指定された数値に設定を変更した後、ステップS12に進み、操作パネルの表示を変更した後処理を終了する。
【0061】
一方、ステップS9で「実行」の入力でなかったと判定した場合は、ステップS10に進み、「キャンセル」が入力されたかどうかチェックされ、ステップS10にて「キャンセル」が入力された場合には、これまで入力された情報を破葉して何も設定を行なわずにステップS12に進み、操作パネルの表示を変更した後、処理を終了する。
【0062】
一方、ステップS5で数値入力でなかったと判定した場合には、通常の設定項目であるため、ステップS13に進み操作パネルの表示を変更した後、ステップS14に進む。
【0063】
そして、ステップS14では「実行」が入力されたかどうかチェックを行ない、「実行」が入力されていないと判定した場合は、ステップS15に進む。
【0064】
そして、ステップS15では「キャンセル」が入力されたかどうかチェックを行ない、「キャンセル」でなかったと判定した場合には、ステップS14に戻るが、「キャンセル」だったと判定した場合には、ステップS17に進み、何も設定を行なわずに操作パネルの表示を変更した後、処理を終了する。
【0065】
一方、ステップS14で「実行」が入力された場合には、ステップS16に進み、指定された項目の設定に変更した後、ステップS17に進み、操作パネル1012のLCD表示部501の表示を変更した後、処理を終了する。
【0066】
本発明の実施形態によれば、プリンタ1000にバーコードリーダ1013を付加し、プリンタコントローラ1001がバーコード情報を読み取ることが可能となるような構成とした。これにより、利用者の印字環境設定操作が飛躍的に容易になった。
【0067】
以下、図12に示すメモリマップを参照して本発明に係る印刷制御装置で読み出し可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
【0068】
図12は、本発明に係る印刷制御装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【0069】
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0070】
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0071】
本実施形態における図11に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0072】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0073】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0074】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM等を用いることができる。
【0075】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0076】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0077】
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0078】
上記実施形態によれば、階層構造の複雑な操作パネル設定メニューを持つプリンタであっても、バーコードリーダと操作パネル設定一覧表を用いて容易に設定項目を選択し設定の変更を行なうことが可能になるので、利用者の操作性向上に効果がある。
【0079】
また、利用者が操作パネル設定一覧表を見て操作パネルを使って設定を行なう場合の参考にできるという効果もある。
【0080】
更に、この操作パネル設定一覧表をプリンタで印刷することができるので、利用者がこの一覧表を破損・紛失した場合でも対応でき、万が一仕様が変わって操作パネル設定一覧が変更になった場合でも、利用者が最新の操作パネル設定一覧表を手に入れることが可能である。
【0081】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、操作パネル設定一覧表上に印刷される前記操作パネル設定項目に対応する所定のコード情報を読み取り、該読み取られる所定のコード情報を階層構造の操作パネル設定項目に反映させることにより、操作パネルから行なう階層構造の設定がひと目でわかるように一覧表示にし、入力方法も操作パネルを使うのではなく、より簡便な方法で複雑なプリンタ機能を容易に設定できる利便性に優れた操作環境を構築できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能なプリンタの構成を示す断面図である。
【図2】本発明の一実施形態を示す印刷制御装置を適用可能な印刷システムの制御構成を説明するブロック図である。
【図3】図2に示したプリンタにおける操作パネルの構成を説明するための図である。
【図4】図3に示した操作パネルを用いて印字環境設定を行なう操作の一例を説明する図である。
【図5】本発明に係る印刷制御装置における操作パネル設定一覧テーブルの一例を示す図である。
【図6】本発明に係る印刷制御装置における操作パネル設定一覧テーブルの一例を示す図である。
【図7】本発明に係る印刷制御装置における操作パネル設定一覧テーブルの一例を示す図である。
【図8】本発明に係る印刷制御装置における操作パネル設定一覧テーブルの一例を示す図である。
【図9】図3に示した操作パネルを用いて印字環境設定を行なう操作の一例を説明する図である。
【図10】図3に示した操作パネルを用いて操作パネル設定一覧テーブルの印刷指示操作の一例を説明する図である。
【図11】本発明に係る印刷制御装置におけるデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図12】本発明に係る印刷制御装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【符号の説明】
21 双方向インタフェース
22 CPU
23 RAM
24 ROM
101 入力部
107 印刷部I/F
108 印刷部
1000 プリンタ
1001 プリンタコントローラ
1012 操作パネル
1013 バーコードリーダ
3000 ホストコンピュータ
【発明の属する技術分野】
本発明は、操作パネル設定項目に対応するコード情報を入力してプリント機能を設定処理する印刷制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般的にプリンタ装置にはLCD等の表示部、キー操作部、LED表示部等から構成される操作パネルが装着されており、プリンタを使用するにあたって必要な様々な設定や操作を上記操作パネルを使って行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
近年、プリンタ装置の機能が複雑化するに伴い、プリンタ装置の操作パネルから行なう設定も肥大化、複雑化し、かつ階層構造化しており、どの設定がどこにあるのかを探すのに手間取ることも度々であった。
【0004】
また、プリンタ装置の機種毎に操作パネル設定も変わることが多いので、ますます設定を難しくしていた。
【0005】
特に、ホストコンピュータやプリンタ装置といった情報機器に慣れていない利用者は、操作がわからなくて効果的に使えないといった問題点があった。
【0006】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の目的は、操作パネル設定一覧表上に印刷される操作パネル設定項目に対応する所定のコード情報を読み取り、該読み取られる所定のコード情報を階層構造の操作パネル設定項目に反映させることにより、操作パネルから行なう階層構造の設定がひと目でわかるように一覧表示にし、入力方法も操作パネルを使うのではなく、より簡便な方法で複雑なプリンタ機能を容易に設定できる利便性に優れた操作環境を構築できる印刷制御装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、階層構造の操作パネル設定項目に対する表示を制御可能な印刷制御装置であって、操作パネル設定一覧表上に印刷される前記操作パネル設定項目に対応する所定のコード情報を読み取るリーダ手段と、前記リーダ手段により読み取られる所定のコード情報を階層構造の操作パネル設定項目に反映させる制御手段とを有することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。
【0009】
〔レーザピームプリンタ概要〕
図1を参照して、本実施形態を適用するに好適なレーザビームプリンタ(以下LBPと略す)の構成について説明する。
【0010】
なお、本実施形態を適用するプリンタは、LBPに限られるものではなく、他のプリント方式のプリンタでも良いことは言うまでもない。また、プリンタ以外の機器にも適用可能であることも言うまでもない。
【0011】
図1は、本発明を適用可能なプリンタの構成を示す断面図であり、例えばLBPの場合を示す。
【0012】
図1において、1000はLBP本体(以下、プリンタという)であり、外部に接続されているホストコンピュータ3000(図2)から供給されるPDLデータを入力して解析処理し、ビットマップ展開した後ビデオデータに変換して、記録媒体である記録紙上に像を形成する。1012は操作のためのスイッチ、LED、LCD等が配置されている操作パネルである。1013はバーコードリーダである。1001は、ホストコンピュータ3000から供給されるPDLデータを処理するプリンタコントローラである。このプリンタコントローラ1001は、入力したPDLデータを対応するパターンのビデオ信号に変換してレーザドライバ1002に出力し、プリンタ1000の各種ステータスをホストコンピュータ3000に通知することが可能に構成されている。
【0013】
レーザドライバ1002は半導体レーザ1003を駆動するための回路であり、入力されたビデオ信号に応じて半導体レーザ1003から発射されるレーザ光1004をオン・オフ切り替えする。レーザ光1004は回転多面鏡1005で左右方向に振られて静電ドラム1006上を走査露光する。
【0014】
これにより、静電ドラム1006上には文字パターンや図形パターンの静電潜像が形成されることになる。この潜像は、静電ドラム1006周辺に配設された現像ユニット1007により現像された後、記録紙に転写される。この記録紙にはカットシートを用い、カットシート記録紙はプリンタ1000に装着した用紙カセット1008に収納され、給紙ローラ1009及び搬送ローラ1010と搬送ローラ1011とにより、装置内に取り込まれて、静電ドラム1006に供給される。
【0015】
〔プリンタ制御システム〕
図2は、本発明の一実施形態を示す印刷制御装置を適用可能な印刷システムの制御構成を説明するブロック図である。ここでは、上述した図1に示すLBPを例として説明を行なう。なお、本発明の機能が実行されるのであれば、単体の機器であっても、複数の機器からなるシステムであっても、LAN等のネットワークを介して処理が行なわれるシステムであっても本発明を適用できることは言うまでもない。
【0016】
図において、3000はホストコンピュータである。1はCPUであり、ROM3のプログラムROMに記憶されている文書処理プログラム等に基づいて図形、イメージ、文字、表(表計算等を含む)等が混在した文書処理を実行し、システムバス4に接続される各デバイスを総括的に制御する。
【0017】
ROM3において、プログラムROMにはCPU1の制御プログラム等を記憶し、フォントROMには上記文書処理の際に使用するフォントデータ等を記憶し、データROMは上記文書処理等を行なう際に使用する各種データを記憶する。
【0018】
2はRAMであり、CPU1の主メモリ、ワークエリア等として機能する。5はキーボードコントローラ(KBC)であり、キーボード(KB)9や不図示のポインティングデバイスからのキー入力を制御する。6はCRTコントローラ(CRTC)であり、CRTディスプレイ(CRT)10の表示を制御する。
【0019】
7はメモリコントローラ(MC)であり、ブートプログラムや種々のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル等を記憶するハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)等からなる外部メモリ11とのアクセスを制御する。8はプリンタコントローラ(PRTC)であり、所定の双方向インタフェース21を介してプリンタ1000に接続されて、プリンタ1000との通信制御処理を実行する。
【0020】
なお、CPU1は、例えばRAM2上に設定された表示情報RAMへのアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行し、CRT10上での所謂WYSIWYGを可能としている。また、CPU1は、CRT10上の不図示のマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づいて登録された種々のウィンドウを開き、種々のデータ処理を実行する。
【0021】
プリンタ1000において、22はプリンタCPUであり、ROM24に記憶された制御プログラムに基づいて、システムバス25に接続されるデバイスとのアクセスを総括的に制御し、印刷部インタフェース107を介して接続される印刷部(プリンタエンジン)108に出力情報としての画像情報(ビデオデータ)を出力する。CPU22は入力部101を介してホストコンピュータとの通信処理が可能になっており、プリンタ内の情報をホストコンピュータ3000に通知可能に構成されている。
【0022】
23は不図示の展開部が展開したビットマップデータを格納するフレームメモリ等として機能するRAMである。107は印刷部インタフェースであり、RAM23で構成されるフレームメモリからビットマップデータを受け取り、ビデオデータに変換して印刷部108に送る。1012は操作パネルであり、操作のためのスイッチ、LED、LCD等が配置されている。
【0023】
〔操作パネルの説明〕
図3は、図2に示したプリンタ1000における操作パネル1012の構成を説明するための図である。
【0024】
図において、501はLCD表示部で、各種メッセージや操作のための情報を表示する。502〜506はプリンタ1000に対する各種操作を行なうためのキーであり、それぞれ以下の役割を持つ。507はオンライン・オフライン等の情報を表示するLED表示器である。
【0025】
キー502は、オンラインキーとして機能し、オンライン・オフラインの切り替えを行なう際に押下指示される。キー503〜506は、上下左右矢印キーとして機能し、動作モード切り替え、セットアップメニュー操作、ユーティリティ印刷操作を行なう際に押下指示される。
【0026】
〔操作パネルからの印字環境設定〕
図4は、図3に示した操作パネル1012を用いて印字環境設定を行なう操作の一例を説明する図であり、以下、図5〜図6を参照して説明するセットアップメニュー300の印字調整グループ304のスムージング機能310を「使う」を示す状態311から「使わない」を示す312に変更する場合の表示状態の推移について説明(操作パネル1012の操作に慣れているユーザによる操作例の場合)している。なお、200〜210は前記LCD表示部501に表示されるそれぞれの状態を示す。
【0027】
図においては、状態200は通常の印刷可能なオンライン状態であり、LED表示器507は点灯状態である。操作パネル1012から印字環境設定を行なう利用者はまず、オンラインキー502を押下し状態201に移行する必要がある。
【0028】
状態201はLED表示器507が消灯したオフライン状態である。ここでセットアップキー505を押下すると、表示状態は状態202に移行し、セットアップメニュー300に入る。
【0029】
セットアップメニュー300は複数の階層構造になっており、第一層は拡張機能グループ301、給紙グループ302、レイアウトグループ303、印字調整グループ304、インタフェースグループ305、初期化設定306で構成されており、状態202では拡張機能グループ301が表示されている。
【0030】
なお、目的のスムージング機能310の設定は印字調整グループ304の中にあるので、右矢印キー505を3回押下することにより、給紙グループの状態203、レイアウトグループの状態204を経て、印字調整グループの状態205に移行する。
【0031】
次に、印字調整グループ304の中に入るため、状態205から下矢印キー506を押下し、状態206に移行する。後述する印字調整グループ304の最初の項目が目的のスムージング設定310なので、状態206で下矢印キー506を押下することにより、状態207のスムージング設定を行なう状態に移行する。
【0032】
この状態207では、現在のスムージング設定の「使う」311が表示されているので、右矢印キー505を押下することにより、目的の設定「使わない」312がLCD表示部501上に表示された状態208に移行する。そして、状態208において実行キー(下矢印キー)506を押下することにより、スムージング設定310を目的の「使わない」312に確定することができ、LCD表示部501に状態209を表示する。状態209から状態210への移行は一定時間経過後自動的に行われ、目的のスムージング設定310を「使わない」312に変更するための一連の操作が終了する。
【0033】
〔操作パネルによる印字環境設定の問題点〕
上記操作パネル1012による印字環境設定では、設定項目が階層構造化されており、一般のホストコンピュータやプリンタ等の情報機器に不慣れな利用者には、設定したい項目がどのグループのどこにあるのか容易に判断することが難しかった。特に最近のプリンタは機能が複雑化し設定項目が肥大化しているため、その傾向が特に顕著であった。
【0034】
そのため本発明の実施形態では、プリンタ1000の操作パネル1012から数値コードを入力することにより、印字環境設定項目の最上階層から順に下の階層に移ること無く直接目的の設定項目に移行することを可能に構成した。これにより、利用者の印字環境設定操作が容易になるという効果がある。
【0035】
以下、この数値コード入力による印字環境設定操作について詳しく説明する。
【0036】
〔操作パネル設定一覧表〕
図5〜図8は、本発明に係る印刷制御装置における操作パネル設定一覧テーブルの一例を示す図であり、図3に示した操作パネル1012における数値コード入力による印字環境設定等を行なうためのテーブルである。この一覧テーブルは、予め製品に同梱させておき直ぐに取り出せるように製品の付近に設置しておくことが可能である。また、この一覧表をプリンタ1000で印刷することも可能である。
【0037】
図においては、図5から図7までは、各種印字環境設定を行なうためのセットアップメニューの階層構造部分の一覧テーブルである。図8は、ユーティリティメニュー部分の一覧テーブルである。
【0038】
〔バーコードリーダからの印字環境設定(1)〕
以下、バーコードリーダ1013を使って、図4で説明したものと同じセットアップメニューの印字調整グループのスムージング機能を「使う」から「使わない」に変更する方法について説明する。
【0039】
図6に示す印字調整グループ304内のスムージング機能310が変更を希望する場所である。利用者はバーコードリーダ1013を使って、スムージング機能310の「使わない」設定項目312のバーコード部分322Bを読み込ませる。すると、操作パネル1012の表示が、図4の状態208と同じ状態になる。
【0040】
そこで、利用者は、バーコードリーダ1013を操作して、操作パネル設定一覧テーブルの実行部分399のバーコード397Bを読み込ませる。すると、操作パネル1012の表示部501の表示状態が図4に示した状態209になった後、状態200に戻る。
【0041】
また、バーコードリーダで「実行」399のバーコード397Bを読み込ませる代わりに、操作パネル1012の下矢印キー506を押下しても同様の結果となる。
【0042】
以上説明したように、バーコードリーダ1013を使うことによって、各設定項目がどこにあるのか操作パネルを使って探し回る必要がなくなり、情報機器の操作に不慣れな利用者でも容易に印字環境を設定することができるようになる。
【0043】
〔バーコードリーダからの印字環境設定(2)〕
次に、バーコードリーダ1013を使って、セットアップメニューの拡張機能グループのコピー枚数の設定を「1」から「5」に変更する方法について図18で説明する。
【0044】
図9は、図3に示した操作パネル1012を用いて操作パネル設定一覧テーブルの印字環境設定操作の一例を説明する図である。なお、2220〜2223はLCD表示部501に表示される状態に対応する。
【0045】
図6に示すのは拡張機能グループ301内のコピー枚数313が変更する場所なので、利用者はバーコードリーダ1013を操作して、コピー枚数313のバーコード部分320を読み込ませる。すると、操作パネル1012の表示部501の表示状態が図9に示す状態2220となる。
【0046】
そこで、利用者はバーコードリーダ1013を操作して操作パネル設定一覧テーブル図9中の数値入力307の「5」の数字315のバーコード323Bを読み込ませる。すると、操作パネル1012の表示部501の表示状態が図9の状態2221になる。
【0047】
次に「実行」399のバーコード部397を読み込ませると、操作パネル1012の表示が図9の状態2222になる。その後一定時間経過後、自動的に一連の操作を行なう前の状態2223に戻る。バーコードリーダでバーコードを読み込ませるかわりに、通常の操作パネルの操作の様に各種キーを使用しても構わない。
【0048】
以上説明したように、バーコードリーダ1013を使い数値入力が必要な場合も簡単に設定を行なうことができる。
【0049】
〔バーコードリーダからの操作パネル設定一覧表印刷方法〕
次にバーコードリーダ1013を操作して、図5から図7に示す操作パネル設定一覧テーブルを印刷する方法について図10を参照して説明する。
【0050】
図10は、図3に示した操作パネル1012を用いて操作パネル設定一覧テーブルの印刷指示操作の一例を説明する図である。なお、2230〜2232はそれぞれLCD表示部501の状態を示す。
【0051】
利用者は図7に示すユーティリティメニュー308内のメニュープリント316のバーコード部324Bを、バーコードリーダ1013を使って読み込ませると、操作パネル1012の表示が図10の状態2230になる。
【0052】
次に「実行」399のバーコード部397Bを読み込ませると、操作パネル1012の表示部501の表示が図10に示した状態223に変わり、操作パネル設定一覧テーブルの印刷を開始する。印刷が終了すると自動的に一連の操作を行なう前の状態2232に戻る。
【0053】
以上説明したように、バーコードリーダ1013を使い操作パネル設定一覧表を簡単に印刷することができる。操作パネル設定一覧表をプリンタ1000で印刷可能なことにより、プリンタ1000の仕様が変更され、操作パネル設定一覧表の内容が変更された場合にも、利用者が容易に最新のものを入手することが可能となる。
【0054】
〔バーコードリーダ制御部の処理〕
図11は、本発明に係る印刷制御装置におけるデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、プリンタコントローラ1001のROM24に格納されたプログラムにおけるバーコードリーダ制御部の処理手順に対応する。なお、S1〜S17は各ステップを示し、該ステップは、バーコードリーダ1013で何か情報が読み込まれると開始されるものとする。
【0055】
まず、ステップS1で、読み込まれた情報がセットアップメニュー300内の項目を設定するものかどうかチェックを行ない、項目を設定する情報でないと判定した場合には、ステップS2に進み、項目設定の場合はステップS5に進む。
【0056】
そして、ステップS2において、読み込まれた情報がユーティリティメニュー308内の一つかどうかチェックを行い、ユーティリティ実行でないと判定した場合は、何も行なわずに処理を終了する。
【0057】
一方、ステップS2で、ユーティリティ実行であったと判定した場合は、ステップS3で、指定されたユーティリティの印刷が実行された後、ステップS4に進み、操作パネル1012の表示を変更した後、処理を終了する。
【0058】
一方、ステップS1において、セットアップメニュー300内の項目を設定する情報であったと判定した場合には、ステップS5に進み、数値入力を必要とする設定項目かどうかチェックされ、数値入力が必要であると判定された場合は、ステップS6に進み、数値入力の必要が無い通常の設定項目の場合はステップS13に進む。
【0059】
そして、数値入力の場合にはステップS6にて、操作パネル1012の表示部501の表示を変更した後、ステップS7にて、更に数字が読み込まれたかどうかチェックされ、数字が読み込まれたと判定された場合には、ステップS8で操作パネル1012の表示部501の表示を変更した後、ステップS7に戻る。
【0060】
一方、ステップS7で数値入力でなかったと判定した場合は、ステップS9に進み、「実行」が入力されたかどうかチェックされ、「実行」が入力されたと判定した場合には、ステップS11に進み、指定された数値に設定を変更した後、ステップS12に進み、操作パネルの表示を変更した後処理を終了する。
【0061】
一方、ステップS9で「実行」の入力でなかったと判定した場合は、ステップS10に進み、「キャンセル」が入力されたかどうかチェックされ、ステップS10にて「キャンセル」が入力された場合には、これまで入力された情報を破葉して何も設定を行なわずにステップS12に進み、操作パネルの表示を変更した後、処理を終了する。
【0062】
一方、ステップS5で数値入力でなかったと判定した場合には、通常の設定項目であるため、ステップS13に進み操作パネルの表示を変更した後、ステップS14に進む。
【0063】
そして、ステップS14では「実行」が入力されたかどうかチェックを行ない、「実行」が入力されていないと判定した場合は、ステップS15に進む。
【0064】
そして、ステップS15では「キャンセル」が入力されたかどうかチェックを行ない、「キャンセル」でなかったと判定した場合には、ステップS14に戻るが、「キャンセル」だったと判定した場合には、ステップS17に進み、何も設定を行なわずに操作パネルの表示を変更した後、処理を終了する。
【0065】
一方、ステップS14で「実行」が入力された場合には、ステップS16に進み、指定された項目の設定に変更した後、ステップS17に進み、操作パネル1012のLCD表示部501の表示を変更した後、処理を終了する。
【0066】
本発明の実施形態によれば、プリンタ1000にバーコードリーダ1013を付加し、プリンタコントローラ1001がバーコード情報を読み取ることが可能となるような構成とした。これにより、利用者の印字環境設定操作が飛躍的に容易になった。
【0067】
以下、図12に示すメモリマップを参照して本発明に係る印刷制御装置で読み出し可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
【0068】
図12は、本発明に係る印刷制御装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【0069】
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0070】
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0071】
本実施形態における図11に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0072】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0073】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0074】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM等を用いることができる。
【0075】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0076】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0077】
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0078】
上記実施形態によれば、階層構造の複雑な操作パネル設定メニューを持つプリンタであっても、バーコードリーダと操作パネル設定一覧表を用いて容易に設定項目を選択し設定の変更を行なうことが可能になるので、利用者の操作性向上に効果がある。
【0079】
また、利用者が操作パネル設定一覧表を見て操作パネルを使って設定を行なう場合の参考にできるという効果もある。
【0080】
更に、この操作パネル設定一覧表をプリンタで印刷することができるので、利用者がこの一覧表を破損・紛失した場合でも対応でき、万が一仕様が変わって操作パネル設定一覧が変更になった場合でも、利用者が最新の操作パネル設定一覧表を手に入れることが可能である。
【0081】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、操作パネル設定一覧表上に印刷される前記操作パネル設定項目に対応する所定のコード情報を読み取り、該読み取られる所定のコード情報を階層構造の操作パネル設定項目に反映させることにより、操作パネルから行なう階層構造の設定がひと目でわかるように一覧表示にし、入力方法も操作パネルを使うのではなく、より簡便な方法で複雑なプリンタ機能を容易に設定できる利便性に優れた操作環境を構築できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能なプリンタの構成を示す断面図である。
【図2】本発明の一実施形態を示す印刷制御装置を適用可能な印刷システムの制御構成を説明するブロック図である。
【図3】図2に示したプリンタにおける操作パネルの構成を説明するための図である。
【図4】図3に示した操作パネルを用いて印字環境設定を行なう操作の一例を説明する図である。
【図5】本発明に係る印刷制御装置における操作パネル設定一覧テーブルの一例を示す図である。
【図6】本発明に係る印刷制御装置における操作パネル設定一覧テーブルの一例を示す図である。
【図7】本発明に係る印刷制御装置における操作パネル設定一覧テーブルの一例を示す図である。
【図8】本発明に係る印刷制御装置における操作パネル設定一覧テーブルの一例を示す図である。
【図9】図3に示した操作パネルを用いて印字環境設定を行なう操作の一例を説明する図である。
【図10】図3に示した操作パネルを用いて操作パネル設定一覧テーブルの印刷指示操作の一例を説明する図である。
【図11】本発明に係る印刷制御装置におけるデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図12】本発明に係る印刷制御装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【符号の説明】
21 双方向インタフェース
22 CPU
23 RAM
24 ROM
101 入力部
107 印刷部I/F
108 印刷部
1000 プリンタ
1001 プリンタコントローラ
1012 操作パネル
1013 バーコードリーダ
3000 ホストコンピュータ
Claims (2)
- 階層構造の操作パネル設定項目に対する表示を制御可能な印刷制御装置であって、
操作パネル設定一覧表上に印刷される前記操作パネル設定項目に対応する所定のコード情報を読み取るリーダ手段と、
前記リーダ手段により読み取られる所定のコード情報を階層構造の操作パネル設定項目に反映させる制御手段と、
を有することを特徴とする印刷制御装置。 - 前記操作パネル設定一覧表を印刷部より出力させる操作パネル設定一覧表出力手段を有することを特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
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Cited By (2)
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US8508783B2 (en) | 2010-03-29 | 2013-08-13 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Printer that prints coded information under control of a processor |
US9720630B2 (en) | 2014-08-29 | 2017-08-01 | Seiko Epson Corporation | Recording device, control method of a recording device, and recording system |
-
2002
- 2002-11-15 JP JP2002331780A patent/JP2004160919A/ja active Pending
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