JP2004158156A - 光ヘッド装置 - Google Patents

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毅 横内
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Abstract

【課題】支軸との摺動性を向上可能な軸孔をレンズホルダに形成可能な光ヘッド装置を提供すること。
【解決手段】光ヘッド装置のレンズホルダ71は、円筒状の胴部72と、円筒状の軸受部73と、軸受部73と胴部72とを連結する板状リブ74と備えた射出成形品であり、軸受部73の下端部731は、周りに板状リブ74が一切、接続していない下端側円筒部731Aとして周囲近傍から軸受部73の全長の約1/10倍の寸法だけ突き出ている。軸受部73の上端部732も、板状リブ74が一切、接続していない上端側円筒部732Aとして周囲近傍から軸受部73の全長の約1/4倍の寸法だけ突き出ている。上端側円筒部732Aおよび下端側円筒部731Aの肉厚は、周方向において均一である。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軸摺動回動型の対物レンズ駆動装置を備えた光ヘッド装置に関するものである。さらに詳しくは、当該光ヘッド装置におけるレンズホルダの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
CD(コンパクトディスク)やDVD(ディジタルバーサタイルディスク)などの光記録媒体の記録、再生に用いられる光ヘッド装置では、レーザダイオードなどのレーザ光源からの出射光を導光系を介して対物レンズに導き、対物レンズによって収束させた光を光記録媒体に収束させる。
【0003】
このような光ヘッド装置のうち、軸摺動回動型の対物レンズ駆動装置を備えた光ヘッド装置では、対物レンズを保持するレンズホルダとして、例えば、図5(A)、(B)に示すように、円筒状の胴部72と、この胴部72の内側に形成された円筒状の軸受部73と、軸受部73と胴部72とを連結する板状リブ74と、胴部72から側方に突出したレンズ保持部75とを備えるものが用いられる。ここで、軸受部73には軸孔77が形成されており、フレームに形成された支軸(図示せず)が軸孔77に差し込まれることにより、レンズホルダ71は、支軸に沿って摺動してフォーカシング方向に駆動され、支軸周りに回転してトラッキング方向に駆動される。
【0004】
ここで、軸受部73の下端部431は、板状リブ74の下面からわずかに突出しているか、あるいは下端面が板状リブ74の下面と同一の平面を形成するような構造になっている。また、軸受部73の上端部432は、板状リブ74の上面からわずかに突出しているか、あるいは上端面が板状リブ74の上面と同一の平面を形成するような構造になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図5(A)、(B)に示すようなレンズホルダ71は、それを樹脂成形する際、軸受部73を構成する樹脂部分が、板状リブ74を構成する樹脂部分に引っ張られて歪みが発生し、軸孔77の真円度が大きく低下するという問題点がある。例えば、軸孔77の上端部771の形状、軸孔77の上端からやや下方位置772の形状、および軸孔77の中央部分773の形状を計測すると、図6(A)、(B)、(C)に実線Lで示すように真円から大きく外れた形状になっており、このような形状の軸孔77では、支軸との摺動性が低下してサーボ特性が低下するので好ましくない。
【0006】
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、支軸との摺動性を向上可能な軸孔をレンズホルダに形成可能な光ヘッド装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明では、光源から出射された光を光記録媒体に収束させる対物レンズを保持する樹脂成形品からなるレンズホルダと、該レンズホルダに形成された軸孔に差し込まれ、当該レンズホルダをフォーカシング方向およびトラッキング方向に移動可能に支持する支軸とを有する光ヘッド装置において、前記軸孔の上端部および下端部はそれぞれ、全周にわたって略均一な肉厚をもって周囲近傍から上方および下方に突き出た上端側円筒部および下端側円筒部によって構成され、前記上端側円筒部および前記下端側円筒部の突出寸法は、前記軸孔の軸線方向における全長の1/10倍から1/3倍であることを特徴とする。
【0008】
本発明では、軸孔と支軸との摺動性に大きな影響を及ぼすのは、軸孔の上端部および下端部の真円度であることに着目して、軸孔の上端部および下端部についてはそれぞれ、全周にわたって略均一な肉厚をもって周囲近傍から上方および下方に突き出た上端側円筒部および下端側円筒部によって構成し、上端側円筒部および下端側円筒部には、板状リブなどの樹脂部分が繋がっていない。このため、レンズホルダを樹脂成形した際、軸孔の上端部および下端部を構成する樹脂部分が、周囲の樹脂部分に引っ張られて歪んでしまうことを回避できる。従って、軸孔の上端部および下端部における真円度が高いので、支軸との摺動性が良好な軸孔をレンズホルダに形成することができる。しかも、上端側円筒部および下端側円筒部の突出寸法については、軸孔の軸線方向における全長の1/10倍から1/3倍と限定しているので、レンズホルダの強度を損なうことがない。
【0009】
また、本発明の別の形態では、光源から出射された光を光記録媒体に収束させる対物レンズを保持する樹脂成形品からなるレンズホルダと、該レンズホルダに形成された軸孔に差し込まれ、当該レンズホルダをフォーカシング方向およびトラッキング方向に移動可能に支持する支軸とを有する光ヘッド装置において、前記軸孔の上端部および下端部はそれぞれ、周囲近傍が軸線方向に凹んでいることにより全周にわたって略均一な肉厚をもって上方および下方に突き出た上端側円筒部および下端側円筒部によって構成されていることを特徴とする。
【0010】
本発明では、軸孔と支軸との摺動性に大きな影響を及ぼすのは、軸孔の上端部および下端部の真円度であることに着目して、軸孔の上端部および下端部についてはそれぞれ、全周にわたって略均一な肉厚をもって周囲近傍から上方および下方に突き出た上端側円筒部および下端側円筒部によって構成し、上端側円筒部および下端側円筒部には、板状リブなどの樹脂部分が繋がっていない。このため、レンズホルダを樹脂成形した際、軸孔の上端部および下端部を構成する樹脂部分が、周囲の樹脂部分に引っ張られて歪んでしまうことを回避できる。従って、軸孔の上端部および下端部における真円度が高いので、支軸との摺動性が良好な軸孔をレンズホルダに形成することができる。しかも、上端側円筒部および下端側円筒部を突出させるにあたって、軸孔の上端部および下端部の周囲近傍を部分的に軸線方向に凹ませた構造であるので、レンズホルダの強度を損なうことがない。
【0011】
本発明において、前記レンズホルダが、前記軸孔を備えた円筒状の軸受部と、該軸受部の周りを囲むように形成された円筒状の胴部と、該胴部と前記軸受部とを連結する板状リブとを備えている構成の場合には、前記上端側円筒部および前記下端側円筒部は、前記板状リブの上端面および下端面のうち、当該円筒部の周囲近傍に位置する部分のリブ上面およびリブ下面から突き出ている構成とされる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して本発明を適用した光ヘッド装置を説明する。
【0013】
(光ヘッド装置の全体構成)
図1は、CD、CD−R、およびDVDの記録再生を行う光ヘッド装置の要部の平面図である。
【0014】
図1に示すように、光ヘッド装置1は、樹脂製あるいは金属製のフレーム3を有している。このフレーム3は、機器に対して相互に平行となるように取り付けた2本のガイドシャフト2A、2Bが連結部301、302、303に通されていることにより、ガイドシャフト2A、2Bに沿って移動可能である。このフレーム3上には、以下に説明する光学系が構成されている。
【0015】
光ヘッド装置1の光学系は、第1のレーザ光L1を出射するDVD用レーザダイオード4と、第2のレーザ光L2を出射するCD用レーザダイオード5とを備え、各レーザダイオード4、5から出射された第1および第2のレーザ光L1、L2を共通光路6に導き、この共通光路6を利用してCD、CD−R、およびDVDの全ての記録再生を行うことができるようになっている。
【0016】
共通光路6は、フレーム3上に搭載された受光素子11、センサレンズ10、導光系20、コリメートレンズ7、および全反射ミラーからなる立ち上げミラー8と、立ち上げミラー8の上方に配列された対物レンズ9とによって規定されている。
【0017】
DVD用レーザダイオード4はDVDの記録再生用であり、波長650nmあるいは635nmの第1のレーザ光L1を出射する。一方、CD用レーザダイオード5は、CDおよびCD−Rの記録、再生用であり、波長780〜800nmの第2のレーザ光L2を出射する。
【0018】
DVD用レーザダイオード4から出射された第1のレーザ光L1は直接、導光系20に入射する。一方、CD用レーザダイオード5から出射された第2のレーザ光L2は、回折格子12を介して導光系20に入射する。回折格子12は、所定の回折特性が付与されており、CD用レーザダイオード5から出射された第2のレーザ光L2を3ビームに分割する。
【0019】
DVD用レーザダイオード4は、回路基板410に実装された状態でフレーム3の側面317で開口する孔305に圧入固定され、かつ、この回路基板410にはシールドケース60が被せられている。それにより、DVD用レーザダイオード4は、穴305を通して第1のレーザ光L1を導光系20に出射する。
【0020】
また、CD用レーザダイオード5が固着されたヒートシンク40は、フレーム3の側面316にUV硬化接着剤により固定されている。それにより、CD用レーザダイオード5は、フレーム3に形成されている穴306の入口部分に配置され、この穴306を通して第2のレーザ光L2を回折格子12を介して導光系20に出射する。
【0021】
さらに、受光素子11が実装された回路基板110は、フレーム3の側面311に対してUV硬化接着剤によって固定され、それにより受光素子11はフレーム3に搭載されている。
【0022】
導光系20は、部分反射面を備えたハーフミラー21と、部分反射面を備えたプリズム22とから構成されている。ハーフミラー21は、その部分反射面がレーザダイオード4から出射された第1のレーザ光L1の光軸L10に対して45度傾斜した状態となるように配置されている。プリズム22は、その部分反射面がレーザダイオード5から出射された第2のレーザ光L2の光軸L20に対して45度傾斜した状態となるように配置されている。
【0023】
このように構成した光ヘッド装置1において、対物レンズ9をフォーカシング方向およびトラッキング方向に駆動する対物レンズ駆動装置70は、対物レンズ9を保持したレンズホルダ71を有している。このレンズホルダ71は、円筒状の胴部72と、この胴部72の内側に形成された円筒状の軸受部73と、この軸受部73と胴部72とを連結する板状リブ74と、胴部72から側方に突出したレンズ保持部75とを備えており、軸受部73の内側が支軸が差し込まれる軸孔77になっている。
【0024】
レンズホルダ71において、レンズ保持部75の上面には対物レンズ9が搭載され、胴部72の外周面には一対のトラッキング駆動用コイル81と、一対のフォーカシング駆動用コイル82が構成されている。
【0025】
フレーム3に保持されているホルダ支持部材35の底壁からは支軸91が直立し、この支軸91はレンズホルダ71の軸受部73の内側(軸孔77)に差し込まれている。ホルダ支持部材35には外壁356および内壁357が形成され、外壁356にはトラッキング用駆動コイル81と対峙してトラッキング磁気回路を構成する一対のトラッキング用駆動マグネット83が取り付けられている。従って、レンズホルダ71を支軸91の回りに回転させ、トラッキングエラー補正を行うことができる。
【0026】
また、外壁356にはフォーカシング用駆動コイル82に対峙してフォーカシング磁気回路を構成する一対のフォーカシング用駆動マグネット84が取り付けられている。従って、レンズホルダ71を支軸91の軸線方向に移動させ、フォーカシングエラー補正を行うことができる。
【0027】
なお、レンズホルダ71には、ホルダ支持部材35の切り起こし部359に途中位置が支持されたフレキシブル基板が接続されている。なお、ホルダ支持部材35の上面にはカバー(図示せず)が被せられている。
【0028】
(レンズホルダの詳細な構成)
図2(A)、(B)はそれぞれ、本発明を適用した光ヘッド装置に用いたレンズホルダの平面図、および断面である。図3(A)〜(E)はそれぞれ、本発明に係るレンズホルダに形成した軸孔の上端部、軸孔の上端からやや下方位置、軸孔の中央部分、軸孔の下端からやや上方位置、軸孔の下端部の各真円度を計測した結果を示す説明図である。
【0029】
このように構成した光ヘッド装置において、レンズホルダ71は、図2(A)、(B)に示すように、円筒状の胴部72と、円筒状の軸受部73と、軸受部73と胴部72とを連結する板状リブ74と、レンズ保持部75とを備え射出成形品である。
【0030】
レンズホルダ71の下端側では、板状リブ74が軸受部73の下端部731から軸受部73の全長(軸孔77の全長)の約1/10に相当する寸法分だけ上方位置から上方にかけて軸受部73に接続している。このため、軸受部73の下端部731は、周りに板状リブ74が一切、接続していない下端側円筒部731Aとして周囲近傍から突き出ており、この下端側円筒部731Aの内側によって、軸孔77の下端部775が構成されている。ここで、下端部731の軸線方向における突出寸法は、軸受部73の全長の約1/10であり、下端側円筒部731Aの肉厚は、周方向において均一である。
【0031】
また、レンズホルダ71の上端側において、板状リブ74は、軸受部73の周りに凹部740を形成する斜面部741になっており、軸受部73の上端部から軸受部73の全長(軸孔77の全長)の約1/4に相当する寸法分だけ下方位置から下方にかけて軸受部73に接続している。このため、軸受部73の上端部732は、周りに板状リブ74が一切、接続していない上端側円筒部732Aとして周囲近傍から突き出ており、この上端側円筒部732Aの内側によって、軸孔77の上端部771が構成されている。ここで、上端側円筒部732Aの軸線方向における突出寸法は、軸受部73の全長の約1/3であり、上端側円筒部732Aの肉厚は、周方向において均一である。
【0032】
このように構成したレンズホルダ71では、軸受部73の下端部731および上端部732は、周りに板状リブ74が一切、接続してしない円筒部731A、732Aになっているため、レンズホルダ71を射出成形により形成する際、軸受部73の上端部732および下端部731を構成する樹脂部分は、板状リブ74を構成する樹脂部分に引っ張られることがない。従って、軸孔77の上端部771、および軸孔77の下端部775の各真円度を計測した結果、図3(A)、(E)に実線Lで示すように、軸孔77の上端部771および下端部775の真円度が高い。それ故、本形態の光ヘッド装置1では、軸孔77と支軸91との摺動特性が良好であるため、良好なサーボ特性を得ることができる。
【0033】
また、軸受部73の下端側円筒部731Aおよび上端側円筒部732Aの突出寸法が軸受部73の全長の1/3倍を超えると、板状リブ74と軸受部73との連結強度が低下する一方、下端側円筒部731Aおよび上端側円筒部732Aの突出寸法が軸受部73の全長の1/10倍未満であると、その効果が小さいが、本形態では、下端側円筒部731Aおよび上端側円筒部732Aの突出寸法を軸受部73の全長の1/4倍、あるいは1/10倍に設定してあるので、レンズホルダ71の強度が低下することはない。
【0034】
しかも本形態では、軸受部73の上端部732は、周囲近傍が部分的に凹んでいることにより相対的に突き出た構造になっており、それ以外の部分では、板状リブ74の軸線方向の寸法は広くなっている。このため、板状リブ74は十分な強度を有しているので、レンズホルダ71の強度が低下することはない。
【0035】
なお、軸受部71では、上下方向における中央部分に板状リブ74が接続しているため、軸孔77の上端からやや下方位置772、軸孔77の中央部分773、軸孔77の下端からやや上方位置774の各真円度を計測すると、図3(B)、(C)、(D)に実線Lで示すように、軸孔77の上端部771および下端部775の真円度と比較して低い傾向にあるが、このような中間部分の真円度は、軸受部73と支軸91との摺動特性に大きな影響を与えない。その理由は、中間部分は、周囲の樹脂部分に引っ張られて内径が広がる方向に変形するため、支軸91と接触しないためである。
【0036】
(その他の実施の形態)
なお、上記形態では、軸受部73の上端部732は、周辺付近の板状リブ74の上面が斜面部741になっていることにより三角形の凹部740が形成されていることにより突出している構造であったが、図4(A)に示すように、矩形の凹部740Aが形成されている構造であってもよい。また、図4(B)に示すように、軸受部73の周りに板状リブ74が形成されている構造に代えて、軸受部73の中央部分のみが円盤状の連結部730で支持されている構造であってもよい。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、軸孔と支軸との摺動性に大きな影響を及ぼすのは、軸孔の上端部および下端部の真円度であることに着目して、軸孔の上端部および下端部についてはそれぞれ、全周にわたって略均一な肉厚をもって周囲近傍から上方および下方に突き出た上端側円筒部および下端側円筒部によって構成している。従って、レンズホルダを樹脂成形した際、軸孔の上端部および下端部を構成する樹脂部分が、周囲の樹脂部分に引っ張られて歪んでしまうことを回避できる。従って、軸孔の上端部および下端部における真円度が高いので、支軸との摺動性が良好な軸孔をレンズホルダに形成することができる。
【0038】
ここで、上端側円筒部および下端側円筒部の突出寸法については、軸孔の軸線方向における全長の1/10倍から1/3倍と限定しているので、レンズホルダの強度を損なうことがない。また、上端側円筒部および下端側円筒部を突出させるにあたって、軸孔の上端部および下端部の周囲近傍を部分的に軸線方向に凹ませた構造であっても、レンズホルダの強度を損なうことがない
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される光ヘッド装置の平面図である。
【図2】(A)、(B)はそれぞれ、本発明を適用した光ヘッド装置に用いたレンズホルダの平面図、および断面図である。
【図3】(A)〜(E)はそれぞれ、本発明に係るレンズホルダに形成した軸孔の上端部、軸孔の上端からやや下方位置、軸孔の中央部分、軸孔の下端からやや上方位置、軸孔の下端部の各真円度を計測した結果を示す説明図である。
【図4】(A)、(B)はそれぞれ、本発明を適用した別のレンズホルダの断面図である。
【図5】(A)、(B)はそれぞれ、従来の光ヘッド装置に用いたレンズホルダの平面図、および断面図である。
【図6】(A)〜(C)はそれぞれ、従来のレンズホルダに形成した軸孔の上端部、軸孔の上端からやや下方位置、軸孔の中央部分の各真円度を計測した結果を示す説明図である。
【符号の説明】
1 光ヘッド装置
3 フレーム
4 DVD用レーザダイオード(光源)
5 CD用レーザダイオード(光源)
8 立ち上げミラー
9 対物レンズ
11 受光素子
70 対物レンズ駆動装置
71 レンズホルダ
72 胴部
73 円筒状の軸受部
74 板状リブ
75 レンズ保持部
77 軸孔
731 軸受部の下端部
731A 下端側円筒部
732 軸受部の上端部
732A 上端側円筒部
740、740A 板状リブの凹部
771 軸孔の上端部
775 軸孔の下端部

Claims (3)

  1. 光源から出射された光を光記録媒体に収束させる対物レンズを保持する樹脂成形品からなるレンズホルダと、該レンズホルダに形成された軸孔に差し込まれ、当該レンズホルダをフォーカシング方向およびトラッキング方向に移動可能に支持する支軸とを有する光ヘッド装置において、
    前記軸孔の上端部および下端部はそれぞれ、全周にわたって略均一な肉厚をもって周囲近傍から上方および下方に突き出た上端側円筒部および下端側円筒部によって構成され、
    前記上端側円筒部および前記下端側円筒部の突出寸法は、前記軸孔の軸線方向における全長の1/10倍から1/3倍であることを特徴とする光ヘッド装置。
  2. 光源から出射された光を光記録媒体に収束させる対物レンズを保持する樹脂成形品からなるレンズホルダと、該レンズホルダに形成された軸孔に差し込まれ、当該レンズホルダをフォーカシング方向およびトラッキング方向に移動可能に支持する支軸とを有する光ヘッド装置において、
    前記軸孔の上端部および下端部はそれぞれ、周囲近傍が軸線方向に凹んでいることにより全周にわたって略均一な肉厚をもって上方および下方に突き出た上端側円筒部および下端側円筒部によって構成されていることを特徴とする光ヘッド装置。
  3. 請求項1または2において、前記レンズホルダは、前記軸孔を備えた円筒状の軸受部と、該軸受部の周りを囲むように形成された円筒状の胴部と、該胴部と前記軸受部とを連結する板状リブとを備え、
    前記上端側円筒部および前記下端側円筒部は、前記板状リブの上端面および下端面のうち、当該円筒部の周囲近傍に位置する部分のリブ上面およびリブ下面から突き出ていることを特徴とする光ヘッド装置。
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