JP2004156168A - 吸湿発熱織物及び吸湿発熱衣料 - Google Patents

吸湿発熱織物及び吸湿発熱衣料 Download PDF

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Abstract

【課題】加温効果を有するとともに動き易い衣料及びそれに適した織物を提供する。
【解決手段】非弾性繊維と弾性繊維との複合糸を含む織物であって、定荷重伸長率が15%以上、定荷重回復率が35%以上、吸湿時織物表面上昇温度が0.5℃以上であり、布帛表面に長さ1mm以上の毛羽を10本/cm以上の密度で有する織物。

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、吸湿時に発熱する織物及びそれを用いた衣料に関する。特に、作業服、オフィスユニフォーム等に適した織物及びこれらの衣料に関する。
【0002】
【従来の技術】
あらゆる職場で着用される作業着には、通常の衣料に求められる保温効果や装飾効果の他に、身体の保護効果が求められる。例えば、屋外作業用の作業服には、外傷を防ぐことや、紫外線を遮り肌を守ること等が求められる。また、医療用ユニフォームや場合によっては実験用ユニフォームには、細菌等による身体の汚染を防止する効果等が求められる。
【0003】
一方、作業服には、衣服内の温度及び湿度を適度に保ち、作業し易くすることも求められ、特に屋外での冬季作業用の服には、保温効果と汗を衣服外に放出する効果とが求められる。
【0004】
吸湿又は吸水機能が必須である場合は、主に綿布帛が用いられるが、綿繊維は速乾性がないため、べとつきや作業休憩時に冷え感が感じられる。この点、羊毛布帛は保温効果及び衣服内の湿気を外部に透過させる効果が優れているが、作業着としての機械的耐久性に劣る。
【0005】
ここで、吸湿性及び温度調節作用を有する繊維としては、架橋アクリル系繊維が知られている(例えば特許文献1参照)。しかし、特許文献1に記載の架橋アクリル繊維は、作業服等に好適な伸縮性を持たせたものではなく、動き易さを考慮した工夫は特になされていない。
【0006】
【特許文献1】
特開平9−59872号公報(段落0008〜0009)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、加温効果を有するとともに動き易い衣料及びそれに適した織物を提供することを主目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本発明者は研究を重ね、以下の知見を見出した。
▲1▼ 非弾性繊維と弾性繊維との複合糸を含む織物であって、定荷重伸長率が15%以上、定荷重回復率が35%以上、吸湿時織物表面上昇温度が0.5℃以上であり、布帛表面に長さ1mm以上の毛羽を10本/cm以上の密度で有する織物は、吸湿による適度な発熱性を有するとともに、適度な弾性を有し、さらに柔らかい風合いを有する。このため、作業服等に好適に使用でき、得られた衣料は肌に直接着用することができるものとなる。
▲2▼ 吸湿発熱微粒子を0.2〜50重量%含有する弾性繊維と非弾性繊維とからなる複合糸と、短繊維からなる糸とを交織した織物であって、この複合糸を5重量%以上含む織物は、吸湿により発熱する性質を有し、弾性に優れ、しかも表面に毛羽があることにより暖かみや外観のナチュラル感に優れる。
▲3▼ 吸湿発熱微粒子としては、例えばアクリロニトリルを50重量%以上含むビニル系重合体からなる微粒子を、ヒドラジン、ジビニルベンゼン、トリアリルイソシアネートからなる群より選ばれる少なくとも1種の架橋剤を用いて処理することにより該重合体を架橋し、残存するニトリル基を加水分解することにより得られる、塩型カルボキシル基濃度が1mmol/g以上である架橋重合体からなる微粒子が挙げられる。
▲4▼ また、この織物において、繊維材料及び構成を特定することにより、定荷重伸長率が15%以上、定荷重回復率が35%以上、吸湿時織物表面上昇温度が0.5℃以上であり、布帛表面に長さ1mm以上の毛羽を10本/cm以上の密度で有する織物が得られる。
【0009】
本発明は前記知見に基づき完成されたものであり、以下の織物及び衣料を提供する。
【0010】
項1. 非弾性繊維と弾性繊維との複合糸を含む織物であって、定荷重伸長率が15%以上、定荷重回復率が35%以上、吸湿時織物表面上昇温度が0.5℃以上であり、布帛表面に長さ1mm以上の毛羽を10本/cm以上の密度で有する織物。
【0011】
項2. 非弾性繊維及び吸湿発熱微粒子を0.2〜50重量%含有する弾性繊維からなる複合糸と;短繊維を含んでなる糸とを交織した織物であり、この複合糸の含有量が5重量%以上である項1に記載の織物。
【0012】
項3. 吸湿発熱微粒子が、アクリロニトリルを50重量%以上含むビニル系重合体からなる微粒子を、ヒドラジン、ジビニルベンゼン、トリアリルイソシアネートからなる群より選ばれる少なくとも1種の架橋剤を用いて処理することにより該重合体を架橋し、残存するニトリル基を加水分解することにより得られる、塩型カルボキシル基濃度が1mmol/g以上である架橋重合体からなる微粒子である項2に記載の織物。
【0013】
項4. 弾性繊維がポリウレタン系繊維である項1、2又は3に記載の織物。
【0014】
項5. 短繊維からなる糸が綿紡績糸又は綿混紡糸である項2、3又は4に記載の織物。
【0015】
項6. 項1から5のいずれかに記載の織物を少なくとも一部に含む衣料。
【0016】
項7. 作業服、オフィスユニフォーム、衛生衣料、作業服風衣料、一般中衣からなる群より選ばれる項6に記載の衣料。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
(1)吸湿発熱織物
基本的構成
本発明の織物は、非弾性繊維と弾性繊維との複合糸を含む織物であって、定荷重伸長率が15%以上、定荷重回復率が35%以上、吸湿時織物表面上昇温度が0.5℃以上であり、布帛表面に長さ1mm以上の毛羽を10本/cm以上の密度で有する織物である。
【0018】
本発明において、定荷重伸長率、定荷重回復率、吸湿時織物表面上昇温度及び布帛表面の毛羽密度は、ぞれぞれ実施例に記載の方法により測定した値である。
【0019】
織物の伸長特性は、衣料、特にスポーツ衣料に要求される重要な特性である。本発明の織物は、動き易い衣料を得るために、定荷重伸長率が15%以上であり、好ましくは20%以上である。定荷重伸長率の上限は、保形性及び伸長回復を低下させないために40%程度が好ましい。
【0020】
また本発明の織物は、美観を損なわないために、定荷重回復率が35%以上であり、好ましくは60%以上である。定荷重回復率の上限は、特に限定されないが、95%程度である。
【0021】
また本発明の織物は、吸湿時織物表面上昇温度が0.5℃以上であり、好ましくは2℃以上である。吸湿時織物表面上昇温度は高いほど好ましいが、通常5℃程度が性能の限界である。前記範囲であれば、吸湿による発熱を体感でき、加温による快適な衣料が得られる。
【0022】
また本発明の織物は、布帛表面に長さ1mm以上の毛羽を10本/cm以上の密度で有する。この毛羽密度は、好ましくは20本/cm以上である。この毛羽密度の上限は、特に限定されないが、通常30本/cm程度である。この毛羽密度が前記範囲であれば、織物にした場合に暖かみやナチュラル感が得られる。
【0023】
製造方法
定荷重伸長率が15%以上、定荷重回復率が35%以上、吸湿時織物表面上昇温度が0.5℃以上であり、布帛表面に長さ1mm以上の毛羽を10本/cm以上の密度で有する織物は、以下の方法により得ることができる。 すなわち、非弾性繊維及び吸湿発熱微粒子を0.2〜50重量%含有する弾性繊維からなる複合糸と;短繊維を含んでなる糸とを交織した織物であり、この複合糸の含有量が5重量%以上である織物において、複合糸作製時のドラフト率、織組織及び織密度を適性化するとともに、複合糸の撚係数や短繊維の繊維長を適正化することことにより、上記数値範囲の織物が得られる。複合糸作製時のドラフト率、織組織、織密度、複合糸の撚係数、短繊維の繊維長の各特性の適正化は当業者であれば容易に行うことができる。
【0024】
吸湿発熱微粒子としては、特に限定されないが、例えばアクリロニトリルを50重量%以上含むビニル系重合体からなる微粒子を、ヒドラジン、ジビニルベンゼン、トリアリルイソシアネートからなる群より選ばれる少なくとも1種の架橋剤を用いて処理することにより該重合体を架橋し、残存するニトリル基を加水分解することにより得られる、塩型カルボキシル基濃度が1mmol/g以上である架橋重合体からなる微粒子が挙げられる。
【0025】
定荷重伸長率及び定荷重回復率は、複合糸作製時のドラフト率、織組織及び織密度、並びに、複合糸の含有量を調整することにより高くしたり低くしたりすることができる。また、吸湿時織物表面上昇温度は、微粒子の含有量及び複合糸の含有量を調節することにより高くしたり低くしたりすることができる。布帛表面の毛羽密度は、複合糸の撚係数や短繊維の繊維長を適正化することにより高くしたり低くしたりすることができる。
【0026】
吸湿発熱微粒子
前記例示した吸湿発熱微粒子におけるビニル系重合体中のアクリロニトリルの比率は、50重量%以上、好ましくは85重量%以上である。アクリロニトリルの比率が前記範囲であれば、適切なカルボキシル基濃度ひいては良好な吸湿発熱性が達成される。アクリロニトリルの含有比率の上限は特に限定されないが、通常90重量%程度である。
【0027】
アクリロニトリル以外のビニルモノマーの種類は特に限定されない。例えば、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸などの不飽和カルボン酸類及びこれらの塩;(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチルなどの(メタ)アクリル酸エステル類;メチルビニルケトンなどの不飽和ケトン類;酢酸ビニルなどのビニルエステル類;メチルビニルエーテルなどのビニルエーテル類;アクリルアミド類、ビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸などの不飽和スルホン酸及びこれらの塩;メチルスチレンなどのスチレン化合物;アリルアルコール類ビニルピリジンなどの塩基性ビニル化合物アクロレインなどの不飽和アルデヒド類グリシジルメタアクリレート;N−メチロールアクリルアミド;ヒドロキシエチルメタアクリレート;トリアリルイソシアヌレート、ジビニルベンゼンなどの架橋性ビニル化合物等が挙げられる。
【0028】
アクリロニトリル以外のビニルモノマーは単独で又は2種以上混合して使用できる。
【0029】
塩型カルボキシル基の塩は特に限定されない。例えばLi、Na、K 等のアルカリ金属;Be、Mg、Ca、Ba等のアルカリ土類金属;Cu、Zn、Al、Mn、Ag、Fe、Co、Ni等の他の金属;NH4 、アミン等の有機陽イオン等が挙げられる。吸湿発熱性の点でアルカリ金属塩が好ましく、Na塩がより好ましい。塩は、1種であってもよく2種以上の混合物であってもよい。
【0030】
重合体中に含まれる塩型カルボキシル基濃度は、1mmol/g以上であり、好ましくは2mmol/g以上である。塩型カルボキシル基濃度が前記範囲であれば、例えば繊維等への添加剤として用いる場合に、製糸を妨げない量の微粒子の添加により十分な吸湿発熱効果が得られる。塩型カルボキシル基濃度の上限は特に限定されないが、通常5〜6mmol/g程度である。塩型カルボキシル基濃度は、実施例に記載の方法により測定した値である。
【0031】
また、微粒子の形状は、特に限定されず、真球形状、やや扁平な球状、不定形などのいずれの形状であってもよい。
【0032】
また、微粒子の平均粒径は、通常0.3〜1μm程度、特に0.5〜0.8μm程度であることが好ましい。平均粒径が余りに小さいと互いに凝集し易く紡糸原液中で均一に分散させることが困難になる。また、平均粒径が余りに大きいと、断糸等が生じて紡糸性が悪くなる。微粒子の平均粒径は実施例に記載の方法により測定した値である。
【0033】
吸湿発熱微粒子の製造方法
上記吸湿発熱微粒子は、例えば特開平8−225610号公報に記載の方法により製造できる。具体的には、以下の方法で製造できる。
【0034】
<アクリロニトリル系重合体微粒子の形成工程>
出発アクリロニトリル系重合体微粒子を得る方法は、特に限定されず、公知の方法を採用できる。数百μm程度又はそれ以下の粒径の粒子を得る場合は、懸濁重合法を採用すればよい。またサブミクロンオーダーの粒径の粒子を得る場合は、乳化重合法、懸濁沈殿重合法、マイクロエマルジョン重合法等を採用すればよい。出発アクリロニトリル系微粒子は、塊状重合法により重合体塊を得た後、粉砕、分級することによっても得ることができる。
【0035】
<架橋工程>
次いで、出発アクリロニトリル系重合体微粒子を、ヒドラジン、ジビニルベンゼン、トリアリルイソシアネートからなる群より選ばれる少なくとも1種の架橋剤で処理する。ヒドラジンには、水加ヒドラジン、硫酸ヒドラジン、塩酸ヒドラジン、硝酸ヒドラジン、臭素酸ヒドラジン等が含まれる。
【0036】
架橋を導入するにあたっては、例えばヒドラジンにより架橋する場合は、窒素含有量の増加が 1〜15重量%程度となる条件を採用すればよい。このような条件として、例えば、1〜80重量%程度のヒドラジン水溶液を用いて、温度50〜120℃程度で 0.2〜10時間処理する方法が挙げられる。ここで、窒素含有量の増加とは原料アクリロニトリル系重合体微粒子の窒素含有量(重量%)とヒドラジン架橋されたアクリロニトリル系重合体微粒子の窒素含有量(重量%対微粒子)との差をいう。窒素含有量の増加を前記範囲にすることにより、次工程で1 mmol/g以上のカルボキシル基を導入することができるようになる。
【0037】
<加水分解工程>
次いで、加水分解反応により、ヒドラジン架橋されずに残存しているニトリル基を実質的に消失させて1mmol/g以上の塩型カルボキシル基を導入する。加水分解は、アルカリ金属水酸化物、アルカリ土類金属水酸化物、アンモニアのような塩基性水溶液;硝酸、硫酸、塩酸のような鉱酸;又は蟻酸、酢酸のような有機酸等の処理液の存在下で加熱処理することにより行える。当業者であれば、処理溶液濃度、反応温度、反応時間等を適宜設定することにより、容易に塩型カルボキシル濃度を1mmol/g以上とすることができる。処理液は2種以上用いて2種以上の塩を導入することができる。
【0038】
なお、架橋結合の導入と同時に加水分解反応を行うことも出来る。
【0039】
酸を用いて加水分解する場合には、生成するカルボキシル基を塩型に変換する必要がある。所望の塩の水酸化物又は塩で処理することにより、カルボキシル基を塩型にすることができる。
【0040】
弾性繊維
弾性繊維は、前述した本発明の吸湿発熱微粒子を0.2〜50重量%程度含有する繊維である。
【0041】
本発明の微粒子の吸湿発熱作用は主にその塩型カルボキシル基に由来するため、塩型カルボキシル基濃度(mmol/g)と繊維中の微粒子濃度(重量%)との積が通常40〜80程度、特に45〜75程度になるように、繊維中の微粒子濃度を定めることが好ましい。弾性繊維中の微粒子含有量が前記範囲であれば、十分に暖かみを体感できるとともに、断糸等により紡糸し難くなることがない。
【0042】
本発明において弾性繊維とは、社会通念上ゴム弾性挙動を示すと認められる繊維をいい、例えば、少なくとも50%以上伸長することができ、かつ50%伸長した後に20%以上の回復率を有する繊維などが挙げられる。ここでの回復率は、伸び全体に対する回復により縮んだ長さの比をいう。
【0043】
弾性繊維としては、ポリウレタン系フィラメント又はポリエーテルエステル系フィラメント等が挙げられる。特に、伸縮回復性に優れることから、ポリウレタンフィラメントが好ましい。弾性繊維は単独で又は2種以上組み合わせて使用できる。
【0044】
繊度は、構成材料の種類や用途により異なるが、弾性糸の繊度として、通常20〜100dtex程度、特に30〜50dtex程度とすることが好ましい。前記範囲であれば、得られる織物の伸長特性、回復特性が良好なものとなる。
【0045】
非弾性繊維
本発明において、非弾性繊維とは、JIS(L1013(2000)(定速伸長形試験)に規定される破断伸度が100%以下の繊維をいう。非弾性繊維としては、公知の非弾性繊維を使用できる。このような公知の非弾性繊維として、ポリエステル系、ナイロン系、アクリル系、ビニロン系、ポリエチレン系、ポリプロピレン系のような合成繊維、レーヨン、キュプラのような再生繊維、アセテート、プロミックスのような半合成繊維からなる短繊維;綿、麻のような天然繊維等が挙げられる。
【0046】
例えばオフィスユニフォームのように洗濯回数の少ない衣料用途に用いる場合は、毛(羊毛、カシミア毛、キャメル毛、モヘアー、アルパカ毛、アンゴラ毛等)も用いることができる。
【0047】
着用中の吸湿、吸汗性能が重視される作業服;シャツ、ブラウスのような一般中衣;作業服風衣料;衛生衣料の用途に用いる場合は、綿繊維が好適である。
【0048】
非弾性繊維は、1種を単独で又は2種以上組み合わせて使用することができる。
【0049】
非弾性繊維の繊維径は、通常12〜22μm程度、特に14〜17μm程度であることが好ましい。
【0050】
複合糸
複合糸は、弾性繊維の複合形態として公知の形態のものとすることができる。このような公知の形態として、弾性繊維を適度なドラフト倍率で非弾性繊維の精紡域に供給して加撚し巻き上げることにより得られる複合紡績糸、弾性糸を適度なドラフト倍率で供給し別途製造された非弾性の紡績糸と交撚することにより得られる交撚糸等が挙げられる。
【0051】
非弾性繊維による被覆性を向上させて弾性繊維の露出による切断を避けることができるとともに、布帛間の摩擦を低下させることができる点で、複合紡績糸が好ましい。
【0052】
複合糸の撚係数は、複合紡績糸の場合、例えば3〜5程度、好ましくは3.8〜4.5程度とすればよい。撚係数が前記範囲であれば、好ましい紡績糸織物風合いが得られ、その製織時に複合紡績糸の適度な包合力が得られる。
【0053】
弾性繊維と非弾性繊維との使用比率は、重量比で、弾性繊維:非弾性繊維の比率が、通常1:2〜1:8程度、特に1:3〜1:5程度であることが好ましい。
【0054】
複合糸の含有比率
本発明の織物には、実用上十分な吸湿発熱効果を得るために、前記の複合糸が5重量%以上含まれる。特に20重量%以上、さらに特に25重量%以上含まれることが好ましい。複合糸の含有比率の上限は、用途別に要求される特性(例えばストレッチパワー等)に応じて定めればよい。
【0055】
織物に含まれる他の繊維
前記複合糸以外の糸は、短繊維を含んでなる糸、好ましくは短繊維からなる糸である。短繊維の種類は、特に限定されず、合成繊維、半合成繊維、再生繊維、天然繊維のいずれも使用できる。短繊維からなる糸は、1種の繊維からなるものであってもよく、2種以上の繊維からなる混紡糸であってもよい。
【0056】
また、前記複合糸以外の短繊維からなる糸としては、非弾性糸が好適に用いられる。
【0057】
特に、綿紡績糸、綿繊維を含む混紡糸が好ましい。具体的には、交織用に40〜50英式綿番手の綿紡績糸を用いたブロードクロスは、吸放湿性及び吸湿発熱効果を活かし、シャツ、ブラウスのような中衣用途に適している。また、交織用に20〜40英式綿番手の綿紡績糸を用いたブロード又はツイルクロスは、抗菌、制菌、消臭効果、吸放湿性及び吸湿発熱効果を活かし、白衣や手術衣のような医療用衣料として有用である。また、交織用に10〜30英式綿番手の綿紡績糸を用いた正斜文織物は、吸放湿性と吸湿発熱効果を活かし、作業着やデニム製衣料として好適に用いることができる。いずれの場合も、ストレッチ性による作業のし易さ、着用時の快適性が特徴である。
【0058】
天然繊維のうち毛(羊毛等)は、シャツ、ブラウスのような一般中衣、洗濯回数の少ないオフィスユニフォームとする場合等に好適に使用できる。毛を用いることにより、落ち着いた光沢及び毛羽によるソフトで暖かみのある触感を有する布帛とすることができ、肌上に直接着用し易い衣料が得られる。具体的には、例えば経糸として毛紡績糸又は毛混紡糸を用いることにより、吸放湿性及び吸湿発熱効果に加え、審美性と防皺性のあるストレッチ布帛が得られ、オフィスユニフォーム用途に好適に使用できる。
【0059】
これらの紡績糸は経糸及び緯糸の双方に用いて交互配列とすることができ、又は、経糸若しくは緯糸の一方を弾性複合糸からなるものとし他方を紡績糸からなるものとすることもできる。前者の場合は2ウエイストレッチ織物が得られ、後者の場合は1ウエイストレッチ織物が得られる。
【0060】
用途
本発明の織物は、吸湿発熱する性質、伸縮性及び表面に毛羽があることによる特性(暖かみ、触感、外観のナチュラル感)を兼ね備えることから、作業服、オフィスユニフォーム、衛生衣料、作業服風衣料、一般中衣等として好適に使用できる。
(2)衣料
本発明の衣料は、前述した本発明の織物を用いた衣料である。衣料の種類は特に限定されないが、作業服;オフィスユニフォーム;白衣、手術衣、実験着のような衛生衣料;例えばデニム製のズボン、ジャンパー、オーバーオールのような作業服風衣料;シャツ、ブラウスのような一般中衣等が好適である。
【0061】
【実施例】
以下、本発明を実施例及び試験例を示して詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0062】
<定荷重伸長率及び定荷重回復率>
「風合い評価の標準化と解析」(日本繊維機械学会編集)の第IV章 「布の力学的特性の測定」の項目に記載の方法に準じて測定した。すなわち、幅20cm、長さ5cmの試料を織物から採取する。2ウェイストレッチ織物の場合は、布帛の経方向及び緯方向にそれぞれ1枚づつ採取し、1ウェイストレッチ織物の場合は、伸びる方向を長さ方向とした試料のみ採取した。
【0063】
次いで、各試料を長さ方向に4.00×10−3 /秒の一定速度で、単位幅当たりの最大荷重500gf/cmまで引張り、そのときの伸長率(%)を定荷重伸長率(%)とした。また、試料にかかる荷重がゼロになるまでその伸長を回復させたときの伸長率ゼロ点からの伸長率をB(%)とし、定荷重伸長率をA(%)とした場合に、定荷重回復率は、以下の式で表される値である。
【0064】
定荷重回復率={(A−B)/A}×100
定荷重伸長率及び定荷重回復率のいずれの場合も、2ウエイストレッチ織物の場合は布帛の経方向の測定値と緯方向の測定値との平均値を採用し、1ウエイストレッチ織物の場合は伸びる方向のみの測定値を採用した。
【0065】
<吸湿時織物表面上昇温度>
織物を70℃のタンブラー乾燥機で2時間乾燥後、シリカゲルの入ったデシケーターに入れ、温度32℃、相対湿度70%RHの環境下で8時間以上調温した。その後、織物をデシケーターから温度32℃、相対湿度70%RHの環境中に取り出し、20秒間隔で5分間、サーモトレーサー(NEC日本電気三栄社製、TH3102型式)で撮影することにより織物表面の温度を計測した。最高到達温度と32℃との差を吸湿時織物表面上昇温度とした。
【0066】
<微粒子の平均粒径>
光散乱光度計(大塚電子社製ELS−800型式)を用いて、光度計の添付仕様書に従って微粒子の平均粒径を求めた。
【0067】
<微粒子の膨潤度>
微粒子の膨潤度は、以下の方法で測定した。先ず、105℃に設定した乾燥器中に24時間放置することにより絶乾した試料微粒子約1gを10ml容のスクリュー管に入れた。スクリュー管を垂直に保持し、試料上面をなるべく平らにして、目盛りからその時の体積V(ml)を読み取った。スクリュー管に、吸水後も試料上面より水面が高くなる量の純水を入れ、6時間垂直に放置後、試料上面の体積V(ml)を目盛りから読み取った。微粒子の膨潤度は下記式によって求めた。
【0068】
膨潤度(%)= {(V−V)/V}×100
<微粒子中の塩型カルボキシル基濃度>
十分乾燥した供試微粒子約1gを精秤し(X g)、これに200gの水を加えた後、50℃に加温しながら1N塩酸水溶液を添加してpH2 に調整し、次いで0.1N苛性ソーダ水溶液で常法に従って滴定曲線を求めた。この滴定曲線からカルボキシル基に消費された水酸化ナトリウム水溶液消費量(Y cc)を求め、次式によってカルボキシル基濃度を算出した。
【0069】
カルボキシル基濃度=0.1×Y/X
別途、上述のカルボキシル基量測定操作において1N塩酸水溶液の添加によるpH2 への調整をすることなく同様に滴定曲線を求めカルボン酸濃度を求めた。これらの結果から次式により塩型カルボキシル基濃度を算出した。
【0070】
塩型カルボキシル基濃度=カルボキシル基濃度−カルボン酸濃度
<消臭性能試験>
5リットルのテドラーバッグに所定濃度の臭気3リットルと弾性糸を1g含む相当量の織物とともに封入し、室温下30分後の臭気成分減少率をガステックス検知管で測定し、50%以上を合格とした。臭気源別の臭気濃度は次のように設定した。測定は3回繰り返し、その平均値を用いた。
アンモニア;100ppm 酢酸;100ppm
実施例1
(a)弾性繊維基材の製造
分子量1800のポリオキシテトラメチレングリコール200重量部とメチレン−ビス(4−フェニルイソシアネート)45重量部とを80℃で3時間反応させ、両末端がイソシアネート基である中間重合体を得た。中間重合体を40℃まで冷却した後、N,N−ジメチルアセトアミド375重量部を加え10℃まで冷却した。エチレンジアミン4.0重量部、ジエチルアミン0.4重量部をN,N−ジメチルアセトアミド147.6重量部に溶解したジエチルアミン溶液を用意し、高速攪拌されている中間重合体溶液にこのジエチルアミン溶液を一度に添加し、溶液濃度32.2重量%、粘度2500ポイズ(30℃)のポリウレタン重合体溶液を得た。
【0071】
このようにして得られたポリウレタン重合体溶液に対して、n−ブチルアミン/N,N−ジメチルヒドラジン末端封鎖ポリマーを4重量%と、ベンゾトリアゾール系化合物及びヒンダードフェノール系化合物を添加混合した。
(b)吸湿発熱微粒子の製造
アクリロニトリル490重量部、p−スチレンスルホン酸ナトリウム16重量部及び水1181重量部を2l容量のオートクレイブ内に仕込み、更に重合開始剤としてジ−tert−ブチルパーオキサイドを単量体全量に対して 0.5重量%添加した後、密閉し、次いで撹拌下において 150℃の温度にて23分間重合させた。反応終了後、撹拌を継続しながら約90℃まで冷却し、平均粒子径 0.2μm の原料微粒子の水分散体を得た。
【0072】
原料微粒子の水分散体に、浴中濃度が35重量%となるようにヒドラジンを加え、102℃で 2.5時間架橋処理を行った。
【0073】
続いて浴中濃度が10重量%となるようにNaOHを加え、 102℃で 5時間加水分解処理を行った後、セルロースチューブに入れて流水中で 1週間透析・脱塩して、目的とする吸湿発熱微粒子の水分散体を得た。得られた微粒子を 105℃で乾燥した。
【0074】
このようにして得られた微粒子の塩型カルボキシル基濃度は4.5mmol/gであり、平均粒径は0.5μmであった。また膨潤度は80%であり高吸湿の微粒子であった。
(c)弾性複合糸の製造
工程(a)で得られたポリウレタン重合体溶液に対して、工程(b)で得られた微粒子を13重量%添加混合し紡糸原液とした。
【0075】
この紡糸原液を脱泡後、孔径0.5mmの口金から吐出し、235℃の加熱空気を流した紡糸筒内に押し出し、油剤を5%OWF付与して速度550m/分で巻き取った。得られた糸条を40℃で72時間加熱処理し、後加工に供する44dtex、4フィラメントのポリウレタン弾性繊維を得た。
【0076】
平均繊維長が26mmの綿繊維よりなる粗糸をフロントローラーとバックローラー間で48倍にドラフトし、同時に上記ポリウレタン弾性糸44dtex、4フィラメントを3.5倍にドラフトしてフロントローラーに供給し、撚係数を4.2として精紡コップに巻取り、40綿番手の芯鞘型複合紡績糸を得た。ポリウレタン弾性繊維の混用率は8.6%であった。
(d)織物の製造
経糸に綿糸40番手を90本/inの密度で配し、緯糸に(c)で得られた複合紡績糸を70本/inの密度に配して、平織りの織物を得た。
【0077】
この布に、通常の連続仕上げ工程で、毛焼き、糊抜き、精練、漂白、シルケット加工を施し、さらに170℃で幅方向に3%、経方向に5%伸長してセットした。最後にサンホライズ加工を施した。漂白は35%過酸化水素水溶液(25g/リットル)を用いて95℃で40分間行った。
【0078】
得られた織物は白度に富み、ソフトな触感を有し、横方向に伸縮性及び回復性に富む高級感のある織物であった。
【0079】
実施例2
実施例1の(c)工程と同様にして得た78dtexのポリウレタン弾性糸を3.3倍にドラフトしながらフロントローラーに供給し、撚係数を4.2として精紡コップに巻取り、30綿番手の芯鞘型複合紡績糸を得た。該弾性繊維の混用率は12.0%であった。
【0080】
経糸に綿糸20番手を65本/inの密度で配し、緯糸に前記複合紡績糸を60本/inの密度で配して、ツイル組織の織物を得た。
【0081】
同布に通常の連続仕上げ工程で、糊抜き、精練、漂白、シルケット加工を施し、170℃で幅方向に3%、経方向に5%伸長してセットをした。最後にサンホライズ加工を施した。漂白は35%過酸化水素水溶液(25g/リットル)を用いて95℃40分間行った。得られた織物は白度に富み、ソフトな触感を有し、横方向に伸縮性、回復性に富む高級感のある織物であった。
【0082】
比較例1
微粒子を含有しないこと以外は実施例1と同じ方法で平織り織物を製造し、実施例1と同じ方法で仕上げ処理を施した。
【0083】
<定荷重伸長率、定荷重回復率、吸湿時織物表面上昇温度>
実施例1、2及び比較例1により得られた織物の定荷重伸長率、定荷重回復率、吸湿時織物表面上昇温度及び織物表面の長さ1mm以上の毛羽密度の測定結果を以下の表1に示す。
【0084】
【表1】
Figure 2004156168
【0085】
<着用試験>
実施例1により得られた織物を用いてドレスシャツを縫製したところ、光沢に富み、伸縮性に優れた、着心地の良いシャツが得られた。
【0086】
実施例2により得られた織物を用いて白衣を縫製したところ、光沢に富み、伸縮性にすぐれた、着心地の良いナーススーツが得られた。
【0087】
この織物について、繊維製品衛生加工協会の定めるSEK統一試験法により静菌活性値で抗菌性能を評価したところ、抗菌性能は1.8であった。また、上記の方法で消臭性能を確認した結果、織物試料1gにつき悪臭ガス3リットルの消臭率は、アンモニアで68%、酢酸で72%であった。
【0088】
比較例1により得られた織物を用いてドレスシャツを縫製したところ、通常の着用感は快適であったが、多発汗後の安静時に肌寒さを感じた。
【0089】
また、実施例1、2の織物を用いて縫製した各衣料は、柔らかい触感及び暖かみが感じられ、また外観のナチュラル感が得られた。
【0090】
【発明の効果】
本発明によれば、加温効果を有するとともに動き易い衣料及びそれを用いた衣料が提供された。
【0091】
さらにいえば、本発明の織物は、吸湿発熱微粒子を含有するため、湿気を吸収して発熱する性質を有する。この織物は、綿織物や羊毛織物に比べて、吸放湿速度が遅く、吸湿レベルが高いことが特徴であり、その結果、穏やかに長時間継続して放熱する。また、本発明の織物は、汗による湿気を吸収して透過し、外部に放出する性質を有する。
【0092】
さらに、本発明の織物は、抗菌作用、消臭作用、pH緩衝作用、制電性能も有する。
【0093】
また本発明の織物は、弾性糸を含むため、ストレッチ性に優れる。さらに本発明の織物は、弾性糸の他に短繊維を含むため、表面に毛羽が存在することによる暖かみが得られ、その触感がソフトで、ナチュラルな外観品位を有するものである。
【0094】
本発明の織物は、これらの性質を兼ね備えることから、作業服、オフィスユニフォーム、衛生衣料、作業服風衣料、一般中衣等の素材として好適に利用できる。

Claims (7)

  1. 非弾性繊維と弾性繊維との複合糸を含む織物であって、定荷重伸長率が15%以上、定荷重回復率が35%以上、吸湿時織物表面上昇温度が0.5℃以上であり、布帛表面に長さ1mm以上の毛羽を10本/cm以上の密度で有する織物。
  2. 非弾性繊維及び吸湿発熱微粒子を0.2〜50重量%含有する弾性繊維からなる複合糸と;短繊維を含んでなる糸とを交織した織物であり、この複合糸の含有量が5重量%以上である請求項1に記載の織物。
  3. 吸湿発熱微粒子が、アクリロニトリルを50重量%以上含むビニル系重合体からなる微粒子を、ヒドラジン、ジビニルベンゼン、トリアリルイソシアネートからなる群より選ばれる少なくとも1種の架橋剤を用いて処理することにより該重合体を架橋し、残存するニトリル基を加水分解することにより得られる、塩型カルボキシル基濃度が1mmol/g以上である架橋重合体からなる微粒子である請求項2に記載の織物。
  4. 弾性繊維がポリウレタン系繊維である請求項1、2又は3に記載の織物。
  5. 短繊維からなる糸が綿紡績糸又は綿混紡糸である請求項2、3又は4に記載の織物。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の織物を少なくとも一部に含む衣料。
  7. 作業服、オフィスユニフォーム、衛生衣料、作業服風衣料、一般中衣からなる群より選ばれる請求項6に記載の衣料。
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