JP4078540B2 - 吸湿発熱織物及び吸湿発熱衣料 - Google Patents

吸湿発熱織物及び吸湿発熱衣料 Download PDF

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、吸湿時に発熱する織物及び衣料に関する。特に、スポーツウェア、一般衣料および下着類等に適した吸湿発熱織物及びこれらの衣料に関する。
【0002】
【従来の技術】
あらゆるスポーツにおいて、通常、運動を開始する前に筋肉や関節を暖め、怪我を防止し、運動能力を高めるためにウォームアップが行われる。特に厳寒時の屋外競技ではウォームアップが重要である。
【0003】
この時、運動選手はウォームアップスーツを着用するが、従来の衣料素材には保温効果はあるものの、加温効果がないため、ウォームアップに長時間を要する。これを避けて短時間で効率よくウォームアップするために、運動性を妨げるような厚手の衣料を着用する場合には、その分体力が消耗する。衣服内にカイロ等の熱源を持ち込むこともできるが、このような加温では局部的に加温されるだけでその効果は限られており、また運動の妨げにもなる。
【0004】
また、冬場でも屋外で長時間にわたりプレイするゴルフやスキーでは、加温効果があるウェアが望まれる。
【0005】
また、スポーツウェアの他、冬季用の一般衣料や下着類にも加温作用が望まれる。
【0006】
ここで、吸湿性及び温度調節作用を有する繊維としては、架橋アクリル系繊維が知られている(例えば特許文献1参照)。しかし、特許文献1に記載の架橋アクリル繊維は、スポーツウェア等に好適な伸縮性を持たせたものではなく、動き易さを考慮した工夫は特になされていない。
【0007】
【特許文献1】
特開平9−59872号公報(段落0008〜0009)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、加温作用を有するとともに動き易い衣料及びそれに適した織物を提供することを主目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本発明者は研究を重ね、以下の知見を見出した。
▲1▼ 非弾性繊維と弾性繊維との複合糸を含む織物であって、定荷重伸長率が15%以上、定荷重回復率が35%以上、吸湿時織物表面上昇温度が1℃以上である織物は、吸湿による適度な発熱性を有するとともに、適度な弾性を有し、スポーツウェアや下着等に適する。
▲2▼ 吸湿発熱微粒子を0.2〜50重量%含有する弾性繊維と非弾性繊維との複合糸を5重量%以上含む織物において、繊維材料及び構成を特定した織物は、定荷重伸長率が15%以上、定荷重回復率が35%以上、吸湿時織物表面上昇温度が1℃以上となる。
▲3▼ 吸湿発熱微粒子としては、例えばアクリロニトリルを50重量%以上含むビニル系重合体からなる微粒子を、ヒドラジン、ジビニルベンゼン、トリアリルイソシアネートからなる群より選ばれる少なくとも1種の架橋剤を用いて処理することにより該重合体を架橋し、残存するニトリル基を加水分解することにより得られる、塩型カルボキシル基濃度が1mmol/g以上である架橋重合体からなる微粒子が挙げられる。
【0010】
本発明は前記知見に基づき完成されたものであり、以下の織物及び衣料を提供する。
【0011】
項1. 非弾性繊維と弾性繊維との複合糸を5重量%以上含む織物であって、複合糸が、仮撚加工糸からなる非弾性繊維と吸湿発熱微粒子を0.2〜50重量%含有するポリウレタン系弾性繊維との複合糸であり、織物が、サテン組織又はツイル組織からなり、定荷重伸長率が15%以上、定荷重回復率が35%以上、吸湿時織物表面上昇温度が1℃以上である織物。
【0012】
項2. 弾性繊維の繊度が、30〜50dtexである項1に記載の織物。
【0013】
項3. 吸湿発熱微粒子が、アクリロニトリルを50重量%以上含むビニル系重合体からなる微粒子を、ヒドラジン、ジビニルベンゼン、トリアリルイソシアネートからなる群より選ばれる少なくとも1種の架橋剤を用いて処理することにより該重合体を架橋し、残存するニトリル基を加水分解することにより得られる、塩型カルボキシル基濃度が1mmol/g以上である架橋重合体からなる微粒子である項1又は2に記載の織物。
【0014】
項4. 複合糸が、弾性繊維に非弾性繊維を巻回又は絡合させたカバリングヤーンである項1、2又は3に記載の織物。
【0015】
項5. 上記複合糸以外に基本となる繊維を含み、該繊維がポリエステル系フィラメント及び/又はポリアミド系フィラメントからなる糸である項1から4のいずれかに記載の織物。
【0016】
項6. 上記複合糸以外に基本となる繊維を含み、該繊維が嵩高加工糸である項1から5のいずれかに記載の織物。
【0017】
項7. 上記複合糸以外に基本となる繊維を含み、該繊維が潜在糸長差混繊糸である項1から5のいずれかに記載の織物。
【0018】
項8. 項1から7のいずれかに記載の織物を少なくとも一部に含む衣料。
【0019】
項9. スポーツウェア、下着、一般衣料、防寒裏地、防寒ライナーからなる群より選ばれる項8に記載の衣料。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
(1)吸湿発熱織物
基本的構成
本発明の織物は、非弾性繊維と弾性繊維との複合糸を含む織物であって、定荷重伸長率が15%以上、定荷重回復率が35%以上、吸湿時織物表面上昇温度が1℃以上である織物である。
【0021】
本発明において、定荷重伸長率、定荷重回復率及び吸湿時織物表面上昇温度は、ぞれぞれ実施例に記載の方法により測定した値である。
【0022】
織物の伸長特性は、衣料、特にスポーツ衣料に要求される重要な特性である。本発明の織物は、運動し易い衣料を得るために、定荷重伸長率が15%以上であり、好ましくは20%以上である。定荷重伸長率の上限は、保形性及び伸長回復を低下させないために40%程度が好ましい。
【0023】
また本発明の織物は、美観を損なわないために、定荷重回復率が35%以上であり、好ましくは60%以上である。定荷重回復率の上限は、特に限定されないが、95%程度である。
【0024】
また本発明の織物は、吸湿時織物表面上昇温度が1℃以上であり、好ましくは2℃以上である。吸湿時織物表面上昇温度は高いほど好ましいが、通常5℃程度が性能の限界である。吸湿時織物表面上昇温度が前記範囲であることにより着用時に暖かみを体感できる。
【0025】
製造方法
前記の非弾性繊維と弾性繊維との複合糸を含む織物であって、定荷重伸長率が15%以上、定荷重回復率が35%以上、吸湿時織物表面上昇温度が1℃以上の織物は、以下の方法により製造できる。すなわち、非弾性繊維と吸湿発熱微粒子を0.2〜50重量%含有する弾性繊維との複合糸を5重量%以上含む織物とし、複合糸作製時のドラフト率、織組織及び織密度を適性化することにより、上記数値範囲の織物が得られる。複合糸作製時のドラフト率、織組織及び織密度の適性化は当業者であれば容易に行うことができる。
【0026】
吸湿発熱微粒子としては、特に限定されないが、例えば、アクリロニトリルを50重量%以上含むビニル系重合体からなる微粒子を、ヒドラジン、ジビニルベンゼン、トリアリルイソシアネートからなる群より選ばれる少なくとも1種の架橋剤を用いて処理することにより該重合体を架橋し、残存するニトリル基を加水分解することにより得られる、塩型カルボキシル基濃度が1mmol/g以上である架橋重合体からなる微粒子が挙げられる。
【0027】
定荷重伸長率及び定荷重回復率は、複合糸作製時のドラフト率、織組織及び織密度、並びに、織物中の複合糸の含有量を調整することにより高くしたり低くしたりすることができる。また、吸湿時織物表面上昇温度は、弾性糸中の微粒子の含有量及び織物中の複合糸の含有量を調節することにより高くしたり低くしたりすることができる。
【0028】
吸湿発熱微粒子
前記例示した吸湿発熱微粒子におけるビニル系重合体中のアクリロニトリルの比率は、50重量%以上、好ましくは85重量%以上である。アクリロニトリルの比率が前記範囲であれば、適切なカルボキシル基濃度ひいては良好な吸湿発熱性が達成される。アクリロニトリルの含有比率の上限は特に限定されないが、通常90重量%程度である。
【0029】
アクリロニトリル以外のビニルモノマーの種類は特に限定されない。例えば、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸などの不飽和カルボン酸類及びこれらの塩;(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチルなどの(メタ)アクリル酸エステル類;メチルビニルケトンなどの不飽和ケトン類;酢酸ビニルなどのビニルエステル類;メチルビニルエーテルなどのビニルエーテル類;アクリルアミド類、ビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸などの不飽和スルホン酸及びこれらの塩;メチルスチレンなどのスチレン化合物;アリルアルコール類ビニルピリジンなどの塩基性ビニル化合物アクロレインなどの不飽和アルデヒド類グリシジルメタアクリレート;N−メチロールアクリルアミド;ヒドロキシエチルメタアクリレート;トリアリルイソシアヌレート、ジビニルベンゼンなどの架橋性ビニル化合物等が挙げられる。
【0030】
アクリロニトリル以外のビニルモノマーは単独で又は2種以上混合して使用できる。
【0031】
塩型カルボキシル基の塩は特に限定されない。例えばLi、Na、K 等のアルカリ金属;Be、Mg、Ca、Ba等のアルカリ土類金属;Cu、Zn、Al、Mn、Ag、Fe、Co、Ni等の他の金属;NH4 、アミン等の有機陽イオン等が挙げられる。吸湿発熱性の点でアルカリ金属塩が好ましく、Na塩がより好ましい。塩は、1種であってもよく2種以上の混合物であってもよい。
【0032】
重合体中に含まれる塩型カルボキシル基濃度は、1mmol/g以上であり、好ましくは2mmol/g以上である。塩型カルボキシル基濃度が前記範囲であれば、例えば繊維等への添加剤として用いる場合に、製糸を妨げない量の微粒子の添加により十分な吸湿発熱効果が得られる。塩型カルボキシル基濃度の上限は特に限定されないが、通常5〜6mmol/g程度である。塩型カルボキシル基濃度は、実施例に記載の方法により測定した値である。
【0033】
また、微粒子の形状は、特に限定されず、真球形状、やや扁平な球状、不定形などのいずれの形状であってもよい。
【0034】
また、微粒子の平均粒径は、通常0.3〜1μm程度、特に0.5〜0.8μm程度であることが好ましい。平均粒径が余りに小さいと互いに凝集し易く紡糸原液中で均一に分散させることが困難になる。また、平均粒径が余りに大きいと、断糸等が生じて紡糸性が悪くなる。微粒子の平均粒径が前記範囲であればこのような問題は生じない。微粒子の平均粒径は実施例に記載の方法により測定した値である。
【0035】
吸湿発熱微粒子の製造方法
上記吸湿発熱微粒子は、例えば特開平8−225610号公報に記載の方法により製造できる。具体的には、以下の方法で製造できる。
【0036】
<アクリロニトリル系重合体微粒子の形成工程>
出発アクリロニトリル系重合体微粒子を得る方法は、特に限定されず、公知の方法を採用できる。数百μm程度又はそれ以下の粒径の粒子を得る場合は、懸濁重合法を採用すればよい。またサブミクロンオーダーの粒径の粒子を得る場合は、乳化重合法、懸濁沈殿重合法、マイクロエマルジョン重合法等を採用すればよい。出発アクリロニトリル系微粒子は、塊状重合法により重合体塊を得た後、粉砕、分級することによっても得ることができる。
【0037】
<架橋工程>
次いで、出発アクリロニトリル系重合体微粒子を、ヒドラジン、ジビニルベンゼン、トリアリルイソシアネートからなる群より選ばれる少なくとも1種の架橋剤で処理する。ヒドラジンには、水加ヒドラジン、硫酸ヒドラジン、塩酸ヒドラジン、硝酸ヒドラジン、臭素酸ヒドラジン等が含まれる。
【0038】
架橋を導入するにあたっては、例えばヒドラジンにより架橋する場合は、窒素含有量の増加が 1〜15重量%程度となる条件を採用すればよい。このような条件として、例えば、1〜80重量%程度のヒドラジン水溶液を用いて、温度50〜120℃程度で 0.2〜10時間処理する方法が挙げられる。ここで、窒素含有量の増加とは原料アクリロニトリル系重合体微粒子の窒素含有量(重量%)とヒドラジン架橋されたアクリロニトリル系重合体微粒子の窒素含有量(重量%対微粒子)との差をいう。窒素含有量の増加を前記範囲にすることにより、次工程で1 m mol/g 以上のカルボキシル基を導入することができるようになる。
【0039】
<加水分解工程>
次いで、加水分解反応により、ヒドラジン架橋されずに残存しているニトリル基を実質的に消失させて1mmol/g以上の塩型カルボキシル基を導入する。加水分解は、アルカリ金属水酸化物、アルカリ土類金属水酸化物、アンモニアのような塩基性水溶液;硝酸、硫酸、塩酸のような鉱酸;又は蟻酸、酢酸のような有機酸等の処理液の存在下で加熱処理することにより行える。当業者であれば、処理溶液濃度、反応温度、反応時間等を適宜設定することにより、容易に塩型カルボキシル濃度を1mmol/g以上とすることができる。処理液は2種以上用いて2種以上の塩を導入することができる。
【0040】
なお、架橋結合の導入と同時に加水分解反応を行うことも出来る。
【0041】
酸を用いて加水分解する場合には、生成するカルボキシル基を塩型に変換する必要がある。所望の塩の水酸化物又は塩で処理することにより、カルボキシル基を塩型にすることができる。
【0042】
弾性繊維
弾性繊維は、前述した本発明の吸湿発熱微粒子を0.2〜50重量%程度含有する繊維である。
【0043】
本発明の微粒子の吸湿発熱作用は主にその塩型カルボキシル基に由来するため、塩型カルボキシル基濃度(mmol/g)と繊維中の微粒子濃度(重量%)との積が通常40〜80程度、特に45〜75程度になるように、繊維中の微粒子濃度を定めることが好ましい。弾性繊維中の微粒子含有量が前記範囲であれば、十分に暖かみを体感できるとともに、断糸等により紡糸し難くなることがない。
【0044】
本発明において弾性繊維とは、社会通念上ゴム弾性挙動を示すと認められる繊維をいい、例えば、少なくとも50%以上伸長することができ、かつ50%伸長した後に20%以上の回復率を有する繊維などが挙げられる。ここでの回復率は、伸び全体に対する回復により縮んだ長さの比をいう。
【0045】
弾性繊維としては、ポリウレタン系フィラメント又はポリエーテルエステル系フィラメント等が挙げられる。特に、伸縮回復性に優れることから、ポリウレタンフィラメントが好ましい。弾性繊維は単独で又は2種以上組み合わせて使用できる。
【0046】
繊度は、構成材料の種類や用途により異なるが、弾性糸の繊度として、通常20〜100dtex程度、特に30〜50dtex程度とすることが好ましい。前記範囲であれば、得られる織物の伸長特性、回復特性が良好なものとなる。
【0047】
非弾性繊維
本発明において、非弾性繊維とは、JIS L1013(2000)(定速伸長形試験)に規定される破断伸度が100%以下の繊維をいう。非弾性繊維の種類は特に限定されず、公知の繊維を使用できる。このような公知の非弾性繊維として、ポリアミド(ナイロン等)、ポリエステル、ビニロン、アクリル、ポリエチレン、ポリプロピレンのような合成繊維;レーヨン、キュプラのような再生繊維;アセテート、プロミックスのような半合成繊維;絹のような天然繊維等が挙げられる。
【0048】
スポーツ衣料に要求される強度を満足できる点で、特に、ポリエステル、ポリアミド(ナイロン等)からなるフィラメントが好ましい。非弾性繊維は、1種を単独で又は2種以上を混合して使用できる。
【0049】
非弾性繊維からなる糸の繊度は、通常10〜100dtex程度、特に20〜50dtex程度であることが好ましい。
【0050】
非弾性繊維は、嵩高く、ふくらみ感、暖かみが得られる点で、嵩高加工を施した繊維であることが好ましく仮撚嵩高加工糸がより好ましい。
【0051】
複合糸
複合糸の形態は、弾性繊維の複合形態として公知の形態を制限なく採用できる。このような公知の複合糸として、弾性繊維を適度なドラフト倍率で供給しその上から非弾性繊維を巻回又は絡合させたカバリングヤーン、弾性繊維を適度なドラフト倍率で供給し非弾性繊維とともに引き揃えた状態で撚りをかけることにより得られるプライヤーン等が挙げられる。特に、カバリングヤーンが好ましい。非弾性繊維による被覆性を向上させて弾性繊維の露出による切断を避けることができるとともに、布帛間の摩擦を低下させることができる点で、中空スピンドル式カバリング機を用いて製造される巻回カバリングヤーン(シングルカバリングヤーン)がより好ましい。
【0052】
複合糸の撚数は、例えば500〜1200 T/m程度、好ましくは600〜1200 T/m程度とすればよい。撚数が前記範囲であれば複合糸の伸長回復特性を満足させ、かつ弾性繊維の表面露出による「目ムキ」問題を低減できる。
【0053】
弾性繊維と非弾性繊維との使用比率は、重量比で弾性繊維:非弾性繊維の比率が、通常1:2〜1:8程度、特に1:3〜1:5程度であることが好ましい。
【0054】
複合糸の含有比率
本発明の織物には、実用上十分な吸湿発熱効果を得るために、前記の複合糸が5重量%以上含まれる。特に20重量%以上、さらに特に25重量%以上含まれることが好ましい。織物は、糸として100%この複合糸を用いたものとすることもできるが、着用時の快適性を保つ上で30重量%程度とすることが好ましい。複合糸の比率が上記範囲であれば着用時に吸湿発熱効果が容易に体感される。
【0055】
織物に含まれる他の繊維
前記複合糸以外の織物に含まれる繊維である基本となる繊維の材料は特に限定されず、合成繊維、半合成繊維、再生繊維、天然繊維のいずれも使用できる。また、糸形態はフィラメント糸又は紡績糸のいずれであってもよい。複合糸以外の繊維は、非弾性繊維であってもよく弾性繊維であってもよいが、風合い及び触感の点で、非弾性繊維を用いることが好ましい。複合糸以外の繊維は、1種を単独で又は2種以上を組み合わせて使用できる。
【0056】
基本となる繊維は、スポーツウェア用の織物とする場合は、ポリエステル系又は/及びポリアミド系のフィラメント糸(特に非弾性糸)が好ましい。薄地で布表面がスムースな布帛とする場合は、フラット糸を用いればよいが、この場合はストレッチ性にやや劣る布帛となる。
やや厚みがあって伸長率の大きい布帛が必要な場合は、前記複合糸以外の糸として、嵩高加工糸を用いることが好ましい。特にポリエステル系フィラメント糸又はポリアミド系フィラメント糸の仮撚り加工糸(特に1段加工糸)を用いることが好ましい。
【0057】
また、審美性が要求される場合は、前記複合糸以外の糸として、潜在糸長差混繊糸を用いることが好ましく、ポリエステルフィラメントからなる潜在糸長差混繊糸を用いることがより好ましい。潜在糸長差混繊糸を用いる場合は、製造後の織物を水酸化ナトリウム等を用いて軽く減量加工することにより、風合いのソフト感及びドレープ性を向上させることができる。潜在糸長差混繊糸としては、熱収縮差のある2種以上のフィラメントを混繊したいわゆる異収縮混繊糸や、熱処理により収縮するフィラメント糸と伸長するフィラメント糸とを混繊したいわゆる自発伸長混繊糸等を用いることができる。
【0058】
また、下着や一般衣料用の織物とする場合は、複合糸以外の基本となる糸としては、ポリエステル又はナイロンからなるフラットヤーンを用いることが好ましい。
【0059】
弾性複合糸は経糸及び緯糸の双方に用いて交互配列とすることができ、又は、経糸若しくは緯糸の一方を弾性複合糸からなるものとし他方を非弾性糸からなるものとすることもできる。前者の場合は2ウエイストレッチ織物が得られ、後者の場合は1ウエイストレッチ織物が得られる。
【0060】
用途
本発明の織物は、吸湿発熱する性質と伸縮性とを兼ね備えることから、スポーツウェア、下着、一般衣料、防寒着の裏地又は防寒ライナー(着脱自在な裏当て布)等として好適に使用できる。
(2)衣料
本発明の衣料は、前述した本発明の織物を用いた衣料である。衣料の種類は特に限定されないが、吸湿発熱する性質と伸縮性とを兼ね備えることから、スポーツウェア、下着、防寒ライナー、防寒着の裏地、一般衣料等が好適である。スポーツウェアである場合は、特に屋外スポーツのウオームアップに最適な衣料となる。
【0061】
具体的には、スポーツウェアとしては、テニスウェア、ゴルフウェア、スキーウェア、ジョギングウェア等の上着又はズボン;スコート等が挙げられる。これらには、例えば、弾性複合糸と非弾性のポリエステル仮撚り加工糸とを組み合わせた織物が好適に用いられる。
【0062】
一般衣料としてはシャツないしはブラウスのような中衣、ズボン、スカート、タウンジャケットのような上着等が挙げられる。これらには、絹や吸汗性のある特殊フィラメントからなる細繊度の糸とを組み合わせた織物(中衣用等)や、弾性複合糸と非弾性のポリエステルフラット糸とを組み合わせた織物(上着用等)や、弾性複合糸と異収縮混繊糸とを組合わせた織物(上着用等)等が好適に用いられる。弾性複合糸と異収縮混繊糸とを組合わせた織物は、タウンジャケットのような一般衣料としての上着だけでなく、テニスジャケット、ゴルフジャケットのようなスポーツ用上着等の幅広い用途に使用できる。
【0063】
下着としては、シャツ、ショーツ等が挙げられる。これらには、絹や吸汗性のある特殊フィラメントからなる細繊度の糸とを組み合わせた織物等が好適に用いられる。
【0064】
コートやスキー用上着のような防寒着の裏地や防寒ライナーには、弾性複合糸と非弾性のポリエステルフラット糸とを組み合わせた織物が好適に用いられる。
【0065】
【実施例】
以下、本発明を実施例及び試験例を示して詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0066】
<定荷重伸長率及び定荷重回復率>
「風合い評価の標準化と解析」(日本繊維機械学会編集)の第IV章 「布の力学的特性の測定」の項目に記載の方法に準じて測定した。すなわち、幅20cm、長さ5cmの試料を織物から採取した。2ウェイストレッチ織物の場合は、布帛の経方向及び緯方向にそれぞれ1枚づつ採取し、1ウェイストレッチ織物の場合は、伸びる方向を長さ方向とした試料のみ採取した。
【0067】
次いで、各試料を長さ方向に4.00×10-3 /秒の一定速度で、単位幅当たりの最大荷重500gf/cmまで引張り、そのときの伸長率(%)を定荷重伸長率(%)とした。また、試料にかかる荷重がゼロになるまでその伸長を回復させたときの伸長率ゼロ点からの伸長率をB(%)とし、定荷重伸長率をA(%)とした場合に、定荷重回復率は、以下の式で表される値である。
【0068】
定荷重回復率={(A−B)/A}×100
定荷重伸長率及び定荷重回復率のいずれの場合も、2ウエイストレッチ織物の場合は布帛の経方向の測定値と緯方向の測定値との平均値を採用し、1ウエイストレッチ織物の場合は伸びる方向のみの測定値を採用した。
【0069】
<吸湿時織物表面上昇温度>
織物を70℃のタンブラー乾燥機で2時間乾燥後、シリカゲルの入ったデシケーターに入れ、温度32℃、相対湿度70%RHの環境下で8時間以上調温した。その後、織物をデシケーターから温度32℃、相対湿度70%RHの環境中に取り出し、20秒間隔で5分間、サーモトレーサー(NEC日本電気三栄社製、TH3102型式)で撮影することにより織物表面の温度を計測した。最高到達温度と32℃との差を吸湿時織物表面上昇温度とした。
【0070】
<微粒子の平均粒径>
光散乱光度計(大塚電子社製ELS−800型式)を用いて、光度計の添付仕様書に従って微粒子の平均粒径を求めた。
【0071】
<微粒子の膨潤度>
微粒子の膨潤度は、以下の方法で測定した。先ず、105℃に設定した乾燥器中に24時間放置することにより絶乾した試料微粒子約1gを10ml容のスクリュー管に入れた。スクリュー管を垂直に保持し、試料上面をなるべく平らにして、目盛りからその時の体積V1(ml)を読み取った。スクリュー管に、吸水後も試料上面より水面が高くなる量の純水を入れ、6時間垂直に放置後、試料上面の体積V2(ml)を目盛りから読み取った。微粒子の膨潤度は下記式によって求めた。
【0072】
膨潤度(%)= {(V2−V1)/V1}×100
<微粒子中の塩型カルボキシル基濃度>
十分乾燥した供試微粒子約1gを精秤し(X g)、これに200gの水を加えた後、50℃に加温しながら1N塩酸水溶液を添加してpH2 に調整し、次いで0.1N苛性ソーダ水溶液で常法に従って滴定曲線を求めた。この滴定曲線からカルボキシル基に消費された水酸化ナトリウム水溶液消費量(Y cc)を求め、次式によってカルボキシル基濃度を算出した。
【0073】
カルボキシル基濃度=0.1×Y/X
別途、上述のカルボキシル基量測定操作において1N塩酸水溶液の添加によるpH2 への調整をすることなく同様に滴定曲線を求めカルボン酸濃度を求めた。これらの結果から次式により塩型カルボキシル基濃度を算出した。
【0074】
塩型カルボキシル基濃度=カルボキシル基濃度−カルボン酸濃度
実施例1
(a)弾性繊維基材の製造
分子量1800のポリオキシテトラメチレングリコール200重量部とメチレン−ビス(4−フェニルイソシアネート)45重量部とを80℃で3時間反応させ、両末端がイソシアネート基である中間重合体を得た。中間重合体を40℃まで冷却した後、N,N−ジメチルアセトアミド375重量部を加え10℃まで冷却した。エチレンジアミン4.0重量部、ジエチルアミン0.4重量部をN,N−ジメチルアセトアミド147.6重量部に溶解したジエチルアミン溶液を用意し、高速攪拌されている中間重合体溶液にこのジエチルアミン溶液を一度に添加し、溶液濃度32.2重量%、粘度2500ポイズ(30℃)のポリウレタン重合体溶液を得た。
【0075】
このようにして得られたポリウレタン重合体溶液に対して、n−ブチルアミン/N,N−ジメチルヒドラジン末端封鎖ポリマーを4重量%と、ベンゾトリアゾール系化合物及びヒンダードフェノール系化合物を添加混合した。
(b)吸湿発熱微粒子の製造
アクリロニトリル490重量部、p-スチレンスルホン酸ナトリウム16重量部及び水1181重量部を2l容量のオートクレイブ内に仕込み、更に重合開始剤としてジ-tert-ブチルパーオキサイドを単量体全量に対して 0.5重量%添加した後、密閉し、次いで撹拌下において 150℃の温度にて23分間重合させた。反応終了後、撹拌を継続しながら約90℃まで冷却し、平均粒子径 0.2μm の原料微粒子の水分散体を得た。
【0076】
原料微粒子の水分散体に、浴中濃度が35重量%となるようにヒドラジンを加え、102℃で 2.5時間架橋処理を行った。
【0077】
続いて浴中濃度が10重量%となるようにNaOHを加え、 102℃で 5時間加水分解処理を行った後、セルロースチューブに入れて流水中で 1週間透析・脱塩して、目的とする吸湿発熱微粒子の水分散体を得た。得られた微粒子を 105℃で乾燥した。
【0078】
このようにして得られた微粒子の塩型カルボキシル基濃度は4.5mmol/gであり、平均粒径は0.5μmであった。また膨潤度は80%であり高吸湿の微粒子であった。
(c)弾性複合糸の製造
工程(a)で得られたポリウレタン重合体溶液に対して、工程(b)で得られた微粒子を13重量%添加混合し紡糸原液とした。
【0079】
この紡糸原液を脱泡後、孔径0.5mmの口金から吐出し、235℃の加熱空気を流した紡糸筒内に押し出し、油剤を5%OWF付与して速度550m/分で巻き取った。得られた糸条を40℃で72時間加熱処理し、後加工に供する44dtex、4フィラメントのポリウレタン弾性繊維を得た。
【0080】
得られた弾性糸を3倍にドラフトしながら、ポリエステル1段仮撚り加工糸84dtex、36フィラメントを800T/mで巻回させ、弾性カバリング糸とした。ポリウレタン弾性糸の混用率は13.7重量%であった。
(d)織物の製造
経糸に自発伸長混繊糸55dtex、36フィラメントを286本/inの密度で配し、緯糸に工程(c)で得られた複合弾性糸とポリエステルフィラメントの1段仮撚り加工糸とを1本交互で100本/inの密度に配して、サテン組織の織物を得た。
【0081】
この織物をショートループリラクサーを用いて乾熱130℃で90秒間のリラックスを施した後、液流染色機を用いて糊抜き精練処理し、テンターで195℃で30秒間セットした。この布帛を30g/リットルの水酸化ナトリウム水溶液で95℃で45分処理することにより、12%減量加工した。次いで、蛍光白染料で120℃で50分染色した。
【0082】
得られた織物は白度に富み、ソフトな触感を有し、横方向に伸縮性、回復性に富む高級感のある織物であった。これらのことからブルゾンに好適な織物であった。
【0083】
実施例2
実施例1の(c)工程と同様にして得た78dtexのポリウレタン弾性糸を3.3倍にドラフトしながら、ポリエステル仮撚り加工糸165dtex、48フィラメント糸を下撚り数600T/mでカバーして巻き取ることにより、弾性カバリング糸を得た。
【0084】
経糸にレギュラーポリエステル仮撚り加工糸とカチオン可染ポリエステル加工糸の混繊糸165dtex、48フィラメントを116本/inで配し、緯糸にこの弾性カバリング糸を55本/inで配し、3/1のツイル組織の織物とした。
【0085】
常法により精練、プレセット、分散染色、ファイナルセットをして織物を得た。得られた布帛は杢調の外観を有する緯方向に伸縮する布帛であった。
【0086】
比較例1
微粒子を含有しないこと以外は実施例2と同じ方法でツイル組織の織物を得た。
【0087】
<定荷重伸長率、定荷重回復率、吸湿時織物表面上昇温度>
実施例1、2及び比較例1により得られた織物の定荷重伸長率、定荷重回復率、吸湿時織物表面上昇温度の測定結果を以下の表1に示す。
【0088】
【表1】
Figure 0004078540
【0089】
<着用試験>
実施例1により得られた織物でテニス用のウォームアップ上衣を作成し、冬の体育館で着用したところ、初期のウォームアップ効果が著しかった。その後も蒸れ感がなく、快適にウォームアップすることができた。さらに、脱衣後に同衣の裏面には水分による結露は見られなかった。
【0090】
実施例2により得られた織物でスラックスを作成したところ、ゴルフ用に適したスラックスであった。このスラックスを初冬に着用してゴルフをしたところ、早朝時は暖かく、午後に気温が上がったときも、蒸れることのない快適な履き心地を示した。
【0091】
比較例1により得られた織物でスラックスを作成した。このスラックスを初冬に着用してゴルフをしたところ、早朝のスタート時は肌寒く、昼間は発汗とともに蒸れ感を感じ、プレイ終了後しばらくすると冷やりとした感じが感じられた。
【0092】
以上の結果、本発明の微粒子を含まず吸湿時織物表面上昇温度が1%未満である場合は、屋外でのスポーツウェアとして快適性に劣ることが分かる。
【0093】
これに対して、定荷重伸長率15%以上、定荷重回復率35%以上、吸湿時織物表面上昇温度1℃以上である本発明の織物は、寒い屋外で運動した場合に暖かく、しかも蒸れや結露を生じない快適な衣料を与えることが分かる。
【0094】
【発明の効果】
本発明によれば、加温作用を有するとともに動き易い衣料及びそれに適した織物が提供される。
【0095】
さらにいえば、本発明の織物に含まれる吸湿発熱微粒子は、湿気を吸収して発熱する性質を有する。また、抗菌作用、消臭作用、pH緩衝作用、制電性能も有する。
【0096】
本発明の織物は、この微粒子を含有するために吸湿発熱する性質を有するとともに、湿気を透過させる性質を有する。この織物は、綿織物や羊毛織物に比べて、吸放湿速度が遅く、吸湿レベルが高いことが特徴であり、その結果、衣服内でのべたつき感や結露を防止するとともに、穏やかに長時間継続して放熱する。
【0097】
また、本発明の織物は弾性を有する。これに加えて本発明の織物は、抗菌作用、消臭作用、pH緩衝作用のような衛生機能や制電性能も兼ね備える。
【0098】
従って、本発明の織物はスポーツウェア、冬用下着等の素材として好適に利用できる。

Claims (9)

  1. 非弾性繊維と弾性繊維との複合糸を5重量%以上含む織物であって、複合糸が、仮撚加工糸からなる非弾性繊維と吸湿発熱微粒子を0.2〜50重量%含有するポリウレタン系弾性繊維との複合糸であり、織物が、サテン組織又はツイル組織からなり、定荷重伸長率が15%以上、定荷重回復率が35%以上、吸湿時織物表面上昇温度が1℃以上である織物。
  2. 弾性繊維の繊度が、30〜50dtexである請求項1に記載の織物。
  3. 吸湿発熱微粒子が、アクリロニトリルを50重量%以上含むビニル系重合体からなる微粒子を、ヒドラジン、ジビニルベンゼン、トリアリルイソシアネートからなる群より選ばれる少なくとも1種の架橋剤を用いて処理することにより該重合体を架橋し、残存するニトリル基を加水分解することにより得られる、塩型カルボキシル基濃度が1mmol/g以上である架橋重合体からなる微粒子である請求項1又は2に記載の織物。
  4. 複合糸が、弾性繊維に非弾性繊維を巻回又は絡合させたカバリングヤーンである請求項1、2又は3に記載の織物。
  5. 上記複合糸以外に基本となる繊維を含み、該繊維がポリエステル系フィラメント及び/又はポリアミド系フィラメントからなる糸である請求項1から4のいずれかに記載の織物。
  6. 上記複合糸以外に基本となる繊維を含み、該繊維が嵩高加工糸である請求項1から5のいずれかに記載の織物。
  7. 上記複合糸以外に基本となる繊維を含み、該繊維が潜在糸長差混繊糸である請求項1から5のいずれかに記載の織物。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の織物を少なくとも一部に含む衣料。
  9. スポーツウェア、下着、一般衣料、防寒裏地、防寒ライナーからなる群より選ばれる請求項8に記載の衣料。
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