JP2004149228A - コアシャフト - Google Patents

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Hiroshi Kono
寛 河野
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Abstract

【課題】複雑な手法を用いること無く、また塵埃等を発生させることなく、保持した紙管を容易に締付けることを可能とするコアシャフトを提供すること。
【解決手段】シャフト本体2と、シャフト本体2内に移動自在に挿入したクランプシャフト3と、シャフト本体2に形成した長溝4と、長溝4内に突出自在に備えたラグ5と、シャフト本体2内に備えたラグ駆動機構12と、ラグ駆動機構12に周設した保持手段16と、ラグ駆動機構12の一端面が当接する配置でクランプシャフト3に固定したストッパー6と、ラグ駆動機構12をストッパー6側へ付勢可能な配置でクランプシャフト3に固定した付勢手段7を具備し、ラグ駆動機構12は、クランプシャフト3に嵌装したスライドベース13とスライドベース13の外周に固定した第一のスライダー14と第一のスライダー上に移動自在に載置するとともにラグ5に固着した第二のスライダー15を具備した。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本考案はコアシャフトに係り、より詳しくは、保持した紙管の締め付けを容易に行なうことを可能としたコアシャフトに関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、自動抜き装置等の、紙管に巻き取られたフィルム、テープ等を取り扱い、あるいは完成した製品を紙管に巻き取る工程を含む装置においては、紙管を保持する手段を有している。
【0003】
例えば、図9は自動抜き装置31の概略を示した斜視図であり、図に示す装置31はラベル等の粘着シート等を製造する装置を示している。そして、図に示す装置では、フィルム等の基材と、この基材に貼着される製品部を備えた素材が装置内部38に供給され、装置内部38においては、前記フィルム等の基材と製品部を備えた素材とが貼り合わせられるとともに、前記素材における製品部が任意の形に抜き取られ、それにより製品としての粘着シート32等が製造され、その後は、完成した製品32及び製品部を抜きとった抜きカス33のそれぞれが、コアシャフト34及び35に保持した紙管36、37に巻き取られていく。
【0004】
そのために、このような装置においては、装置内部に供給するフィルム等の基材及び製品部を含む素材を巻き取っている紙管を保持するコアシャフト、及び、完成した製品及び抜きカスを巻き取る紙管を保持するコアシャフトが不可欠であるとともに、このコアシャフトにより保持している紙管等がコアシャフトに対して空回りしないように固定することが重要である。
【0005】
この点、従来から、コアシャフトに爪を装着して、この爪により紙管を強固に保持することが行なわれていた。即ち、図10において40はコアシャフト39に装着されたコアホルダーであり、使用に際してはこのコアホルダー40の外周に紙管が装着される。そして、このコアホルダー40には、外周側に向けて金属製の爪41が備えられており、紙管をコアホルダー40に装着した際には、この爪41が紙管の内周側に食い込み、これにより紙管を強固に保持することを可能としている。
【0006】
しかしながら、このように爪により紙管を保持する方法を採用した場合には、この爪によって紙管の内周側を削り取ってしまうことがあり、それにより削り取られたカスがゴミとなって舞い上がってしまうおそれが考えられる。そして、特に精密部品等の製造工程においてクリーンな環境が要求される場合には、この舞い上がったゴミが製造工程に悪影響を及ぼす危険性も考えられる。また、爪を用いている場合には、作業者が紙管を取り付け、あるいは取り外す際に、この爪によりけがをしてしまう危険性も考えられる。
【0007】
そこで、近年になり、コアシャフトにラグを装着するとともに、このラグをエアーにより膨張可能とし、これにより紙管の締付けを行なう方法が提供されてきている。
【0008】
即ち、図8において、円筒状のコアシャフト42には、その外周方向に膨張可能なラグ43が装着されているとともに、コアシャフト42内には、前記ラグ43にエアーを供給するためのエアー流路44が備えられている。そしてこの構成において、エアー流路内44にエアーを供給してラグ43を膨張させることにより、ラグ43をコアシャフト42の外周側に突出させ、これによりコアシャフト42で保持している紙管をその内周側から締付けることを可能にしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような方法を採用した場合には、エアーによりラグの突出を行なうために、エアーを供給するための動力を必要として、装置全体が大型化してしまうという問題点がある。
【0010】
また、エアーを使用した場合にはその排気により塵埃等を舞い上げてしまうおそれがあるという問題点も考えられる。
【0011】
そこで、本発明は、複雑な手法を用いること無く、また塵埃等を発生させることなく、保持した紙管を容易に締付けることを可能とするコアシャフトを提供することを可能としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明のコアシャフトは、
略円筒状のシャフト本体と、
該シャフト本体内に移動自在に挿入されたクランプシャフトと、
前記シャフト本体の任意の箇所に形成された長溝と、
該長溝内に、前記シャフト本体の外周側へ突出自在に備えられたラグと、
該ラグを前記シャフト本体の外周側へ突出させ及びシャフト本体側に退避させるためのラグ駆動機構と、
該ラグ駆動機構の外周に周設した保持手段と、
前記ラグ駆動機構の一端面に当接可能な配置で前記クランプシャフトに固定されたストッパーと、
前記ラグ駆動機構を前記ストッパー側へ付勢可能な配置で前記クランプシャフトに固定された付勢手段と、を具備し、
前記ラグ駆動機構は、
クランプシャフトに嵌装されたスライドベースと、
該スライドベースの外周側任意の箇所に固定された、反スライドベース側に傾斜面を有する第一のスライダーと、
該第一のスライダーにおける傾斜面上に移動自在に載置されるとともに前記ラグに固着された、前記第一のスライダーに形成した傾斜面に対応した傾斜面を前記第一のスライダー側に有する第二のスライダーと、を具備したことを特徴としている。
【0013】
本発明のコアシャフトにおいては、クランプシャフトを移動させると、
ラグ駆動機構をストッパー側へ付勢している付勢手段がクランプシャフトの移動方向と同方向に移動するとともに、この付勢手段に付勢されながら、クランプシャフトに嵌装されたスライドベース、このスライドベースに固定された第一のスライダーもまた同方向へ移動する。
【0014】
そしてそれとともに、第二のスライダーもまた同方向へ移動しようとするが、このとき、第二のスライダーはラグに固着されているとともに、ラグはシャフト本体に形成された長溝内に備えられておりシャフト本体の外周側にのみ突出可能であるため、第二のスライダーはクランプシャフトの移動方向への移動を阻止される。
【0015】
そのため、クランプシャフトの移動に伴って第一のスライダーが同方向へ移動した場合には、第二のスライダーは、第一のスライダーにおける傾斜面をスライドしながらシャフト本体の外周側へ移動し、それに伴って、ラグはシャフト本体の外周側へ突出していく。
【0016】
従って、コアシャフトに紙管を保持している状態でクランプシャフトを移動させることにより、シャフト本体の外周側へ突出したラグにより紙管を内周側から締付けることができ、これによりコアシャフトに紙管を強固に保持することが可能となる。
【0017】
そしてこのとき、本発明のコアシャフトでは、前述した従来の技術と異なり、エアーを用いること無く、機構的手段によりラグの移動を行なうことを可能としているため、装置を大型化することもなく、またエアーにより塵埃等を舞い上げることも無い。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明のコアシャフトでは、略円筒状のシャフト本体を備えるとともに、このシャフト本体内には、クランプシャフトが、移動自在に挿入さている。
【0019】
また、前記シャフト本体の任意箇所には長溝が形成されるとともに、この長溝内に挿入されるような配置で、ラグが、前記シャフト本体の外周側へ突出自在に備えられている。
【0020】
更に、前記シャフト本体内には、前記ラグをシャフト本体の外周側へ突出させ及びシャフト本体側に退避させるためのラグ駆動機構が装備されるとともに、このラグ駆動機構の外周には保持手段が周設されている。
【0021】
更にまた、前記クランプシャフトには、ラグ駆動機構の一端面を当接可能な配置においてストッパーが固定されているとともに、ラグ駆動機構をストッパー側へ付勢可能な配置で付勢手段が固定されている。
【0022】
そして、前記ラグ駆動機構は、クランプシャフトに嵌装されたスライドベースを備えており、このスライドベースの外周側任意の箇所には、傾斜面を有する第一のスライダーが、傾斜面を反スライドベース側にして固定されている。
【0023】
また、この第一のスライダーには、前記ラグに固定された第二のスライダーが載置されており、これにより第二のスライダーは、前記第一のスライダーにおける傾斜面上をスライド可能とされている。
【0024】
ここで、前記付勢手段としてはスプリングを用いるとよく、これにより、紙管をより強固に締付けることが可能となる。
【0025】
また、前記保持手段としてもスプリングを用いるとよく、これにより、第一のスライダーに対する第二のスライダーのスライドを容易に行なうことが可能となる。
【0026】
【実施例】
本発明のコアシャフトの実施例について図面を参照して説明すると、図1は本実施例のコアシャフト全体を示す斜視図であり、図において1が本実施例のコアシャフトである。
【0027】
そして、図において2はシャフト本体であり、このシャフト本体2は、中空とした略円筒形状であり、使用に際して装置本体に装着されるとともに外周側に紙管が嵌装される。
【0028】
次に、図2は本実施例のコアシャフト1を長手方向に沿って切断した状態を示す一部省略の断面図であり、本実施例における前記シャフト本体2内には、略円柱形状のクランプシャフト3が、長手方向に向けて移動自在に挿入されており、その先端部(半装置側先端部)は前記シャフト本体2より突出している。
【0029】
また、前記シャフト本体2には、長手方向に沿って、長溝4が3ヶ所、周方向に沿って等間隔を置いて形成され、この長溝4内には、長尺状のラグ5が、シャフト本体2における外周側に突出し、及びシャフト本体2側に退避可能に挿入されている。
【0030】
そして、前記シャフト本体2内には、前記ラグ5を駆動させるためのラグ駆動機構12が備えられており、本実施例においては、このラグ駆動機構12の作用により、前記ラグ5を、シャフト本体2の外周側へ突出させ、及びシャフト本体2側へ退避可能としている。
【0031】
なお、図において9は、前記シャフト本体2における反装置側に装着されるエンドキャップであり、また図において10は、前記エンドキャップ9に重ねられたクランプベースであり、前記クランプシャフト3の先端部は、このエンドキャップ9及びクランプベース10を貫通するとともに、シャフト本体2の外側において、クランプシャフト3の先端部には、クランプベース10に当接したカム11が連結されている。そして、このように構成される本実施例のクランプシャフトにおける、前記ラグ駆動機構を除いた分解図が図3である。
【0032】
ここで、前記カム11の作用について説明すると、本実施例においては、前記カム11にはシャフト連結孔1101を形成しているとともに、先端部を二股にしてクランプシャフト3の先端部を挿入可能な挿入部1102とし、一方、前記クランプシャフト3の先端部は平板状にしており(図3参照)、このクランプシャフト3の先端部を前記挿入部1102内に挿入した後に、ボルト等によって、前記クランプシャフト3に対して、カム11を回動自在に連結している。
【0033】
そして、本実施例においては、前記連結孔1101の位置をカム11の端部近傍としており、これにより、カム11を回動させることによりクランプシャフト3をその長手方向へ移動可能としている。この関係を示した図が図5であり、本実施例においては、レバー1103を下側にした際に連結孔1101がクランプベース10の近傍に位置するようにしており、そのため、レバー1103を上側にすると、連結孔1102がクランプベース10から離れた箇所に移動し、これにより、クランプシャフト3を反装置側へ移動可能としている。
【0034】
次に、本実施例における前記ラグ駆動機構12について説明すると、図6は本実施例におけるラグ駆動機構12を説明するための図であり、本実施例におけるラグ駆動機構12は、スライドベース13を備えており、このスライドベース13は、側面形状を6角形とした長尺状物としている。また、前記クランプシャフト3が貫通する貫通孔1301を備えており、この貫通孔1301を介して、前記クランプシャフト3に嵌装されている。
【0035】
そして、このスライドベース11の外周側には、等間隔をおいて、3個の第一のスライダー14が、ボルト等により固定されている。
【0036】
ここで、この第一のスライダー14について説明すると、本実施例においてこの第一のスライダー14は、平面形状が矩形状であるとともに、前記スライドベース13よりもわずかに長めの全長としている。そして、反スライドベース側には、クランプシャフト3の先端部側に向けて下側に傾斜させた傾斜面1401を備えている。また、傾斜面1401にはボルト孔1402が形成されており(図2参照)、このボルト孔1403を介して、ボルトによって前記スライドベース13に固着されている。
【0037】
次に、この第一のスライダー14の前記傾斜面1401上には、それぞれ、第二のスライダー15が、前記傾斜面1401上をスライド可能なように載置されている。
【0038】
ここで、この第二のスライダー15について説明すると、本実施例において第二のスライダー15は、平面形状を矩形状としており、前記第一のスライダー14との当接面は、前記第一のスライダー14の傾斜面1402にスライド可能なように、クランプシャフト3の先端部側に向けて下側に傾斜させた傾斜面1501としている。更に、この第二のスライダー15はボルト孔1502を備えており、図2に示すように、このボルト孔1502を介して、ボルト等により前記ラグ5に固着されている。
【0039】
次に、図6において16は、保持手段としてのスプリングであり、即ち、本実施例においては、前記3個の第二のスライダー15のそれぞれに係止するような形態において、前記ラグ駆動機構12の外周にスプリング16を装着し、これにより、ラグ駆動機構12を一つにまとめている。
【0040】
次に、図2において6はストッパーであり、本実施例においては、前記クランプシャフト3に略円盤形状のストッパー6を嵌装固定するとともに、このストッパー6に前記ラグ駆動機構6の一端面を当接可能としている。
【0041】
また、前記ラグ固定機構12における前記ストッパー6に対向する側には、ラグ駆動機構12をストッパー6側に付勢可能な配置で、スプリング受け8を介してスプリング7を備えている。
【0042】
そして、このスプリング7及び前記ストッパー6により、クランプシャフト3に対する前記ラグ駆動機構12の位置を固定している。
【0043】
なお、本実施例において、ストッパー6及びスプリング受け8のクランプシャフト3への固定に際しては、前記クランプシャフト3に溝301を形成し(図3参照)、この溝301に装着手段601、801を装着し、この装着手段601、801にストッパー6及びスプリング受け8を装着しているが(図2参照)、必ずしもこのようにする必要はなく、クランプシャフト3に装着可能な方法であればいずれの方法でもよい。
【0044】
次に、このように構成される本実施例におけるラグ駆動機構6の作用について説明すると、図2は、ラグ5をシャフト本体2側に退避させている状態を示しており、この状態において、カム11を回動させ、クランプシャフト3をその先端部側、即ち反装置側に移動させると、スプリング受け8を介してクランプシャフト3に固定されているスプリング7もまたクランプシャフト3と同一方向へ移動する。
【0045】
そしてそれにより、スライドベース13が、スプリング7に付勢されてクランプシャフト3と同一方向へ移動するとともに、スライドベース13に固定されている第一のスライダー14もまた同一方向へ移動する。
【0046】
一方、第一のスライダー14の傾斜面1401上に載置されている第二のスライダー15はラグ5に固定されおり、このラグ5は長溝4内に挿入されてクランプシャフト3と同一方向への移動は長溝4の端部により阻止されるため、第二のスライダー15はクランプシャフト3の移動方向へは移動できず、その結果、第二のスラーだー15は、第一のスライダー14に押し上げられるようにして、第一のスライダー14の傾斜面をスライドしながら上昇し、これによりラグ5が、第二のスライダー15により押し上げられるようにして、シャフト本体2の外周側に突出する。この状態を示した図が図7であり、図7(A)はラグ5がシャフト本体内に退避している状態を示しており、(A)の右横側及び下側に示している(B)は、クランプシャフト3を移動することによりラグ5をシャフト本体の外周側に突出させた状態を示している。
【0047】
次に、この状態でクランプシャフト3を元の位置に戻すと、スプリング7がクランプシャフト3の移動に伴って元の位置に戻るとともにスライドベース13及び第一のスライダー14を前記と逆方向に付勢し、及び、クランプシャフト3の移動に伴ってストッパー6も元も位置に戻りながらスライドベース13を押し戻し、これにより、スライドベース13及び第一のスライダー14は、元の位置に戻される。
【0048】
そうすると、第二のスライダー15は、第一のスライダー14における傾斜面1401上をスライドしながら下降し、それに伴ってラグ5は、シャフト本体2側へ退避する。
【0049】
このように、本実施例におけるラグ駆動機構では、クランプシャフト3をその長手方向へ移動させることのみでラグ5を突出させ、及び退避させることができる。
【0050】
次に、このように構成される本実施例のコアシャフトの作用について説明すると、本実施例のコアシャフトを使用する場合には、自動抜き装置等の装置本体(図示せず)に本実施例のコアシャフト1を装着するとともに、シャフト本体2の外周に紙管を嵌装する。
【0051】
そして、その状態において、カム11を回動させてクランプシャフト3を半装置側に移動させる。
【0052】
そうすると、前述の機構により、ラグ5が、シャフト本体2の外周側へ突出して、それにより、ラグ5により紙管を内周側から外周側へ押圧し、これにより紙管をシャフト本体2に強固に保持することができる。
【0053】
そしてこのとき、本実施例のコアシャフト1では、エアーを用いる方法と異なり、ラグ駆動機構によりラグを駆動させることとしているために、動力源を必要としないために装置を大型化させる必要がなくなり、更に、エアーを用いた場合に生じる塵埃等の発生を避けることができる。
【0054】
このように、本実施例のコアシャフトによれば、ラグ駆動機構を用いてラグの駆動を行なうこととしているため、装置を大型化すること無く、また塵埃等を舞い上げることなく紙管を強固に締付けることができる。
【0055】
【発明の効果】
本発明のコアシャフトは以上説明した形態で実施され、以下に記載するような効果を奏する。
【0056】
本発明のコアシャフトにおいては、クランプシャフトを移動させると、付勢手段がクランプシャフトの移動方向と同方向に移動するとともに、この付勢手段に付勢されながら、クランプシャフトに嵌装されたスライドベース、このスライドベースに固定された第一のスライダーもまた同方向へ移動する。
【0057】
そしてそれとともに、第二のスライダーもまた同方向へ移動しようとするが、このとき、第二のスライダーはラグに固着されているとともに、ラグはシャフト本体に形成された長溝内に備えられておりシャフト本体の外周側にのみ突出可能であるため、第二のスライダーはクランプシャフトの移動方向への移動を阻止される。
【0058】
そのため、クランプシャフトの移動に伴って第一のスライダーが同方向へ移動した場合には、第二のスライダーは、第一のスライダーにおける傾斜面をスライドしながらシャフト本体の外周側へ移動し、それに伴って、ラグがシャフト本体の外周側へ突出していき、これにより、紙管に保持している紙管を内周側から締付けることができ、これによりコアシャフトに紙管を強固に保持することが可能となる。
【0059】
このように、本発明のコアシャフトでは、ラグ駆動機構によりラグを駆動可能としているために、エアーを用いてラグを駆動させる従来の方法と異なり、装置を大型化することもなく、またエアーにより塵埃等を舞い上げることも無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコアシャフトの実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明のコアシャフトの実施例の構造を説明するための一部省略断面図である。
【図3】本発明のコアシャフトの実施例におけるラグ駆動機構を除いた分解図である。
【図4】本発明のコアシャフトの実施例におけるカムを説明するための図である。
【図5】本発明のコアシャフトの実施例におけるカムの作用を説明するための図である。
【図6】本発明のコアシャフトの実施例におけるラグ駆動機構を説明するための図である。
【図7】本発明のコアシャフトの実施例におけるラグ駆動機構の作用を説明するための図である。
【図8】エアーを用いてラグを駆動可能とした従来のコアシャフトを説明するための図である。
【図9】一般的な自動抜き装置を説明するための概略図である。
【図10】従来のコアホルダーを説明するための図である。
【符号の説明】
1 コアシャフト
2 シャフト本体
3 クランプシャフト
301 溝
4 長溝
5 ラグ
6 ストッパー
7 スプリング
8 スプリング受け
9 エンドキャップ
10 クランプベース
11 カム
1101 連結孔
1102 クランプシャフト挿入部
1103 レバー
12 ラグ駆動機構
13 スライドベース
1301 貫通孔
14 第一のスライダー
1401 傾斜面
1402 ボルト孔
15 第二のスライダー
1501 傾斜面
1502 ボルト孔
16 スプリング

Claims (3)

  1. 略円筒状のシャフト本体(2)と、
    該シャフト本体(2)内に移動自在に挿入されたクランプシャフト(3)と、
    前記シャフト本体(2)の任意の箇所に形成された長溝(4)と、
    該長溝(4)内に、前記シャフト本体(2)の外周側へ突出自在に備えられたラグ(5)と、
    該ラグ(5)を前記シャフト本体(2)の外周側へ突出させ及びシャフト本体(2)側に退避させるためのラグ駆動機構(12)と、
    該ラグ駆動機構(12)の外周に周設した保持手段(16)と、
    前記ラグ駆動機構(12)の一端面を当接可能な配置で前記クランプシャフト(3)に固定されたストッパー(6)と、
    前記ラグ駆動機構(12)を前記ストッパー(6)側へ付勢可能な配置で前記クランプシャフト(3)に固定された付勢手段(7)と、を具備し、
    前記ラグ駆動機構(12)は、
    クランプシャフト(3)に嵌装されたスライドベース(13)と、
    該スライドベース(13)の外周側任意の箇所に固定された、反スライドベース側に傾斜面(1401)を有する第一のスライダー(14)と、
    該第一のスライダー(14)における傾斜面(1401)上に移動自在に載置されるとともに前記ラグ(5)に固着された、前記第一のスライダー(14)に形成した傾斜面(1401)に対応した傾斜面(1501)を前記第一のスライダー(14)側に有する第二のスライダー(15)と、を具備したことを特徴とするコアシャフト。
  2. 前記付勢手段(7)がスプリングであることを特徴とする請求項1に記載のコアシャフト。
  3. 前記保持手段(16)がスプリングであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコアシャフト。
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