JP2004147540A - 乗用作業型茶刈機 - Google Patents

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Abstract

【課題】収容袋の取り替え作業について、走行機体から地面に降りたり、あるいは上面デッキ上を上ったり降りたりせずに簡単に且つ労力少なく作業が行え、更に茶刈作業を中断することなく行え、またトラック等に積載する際にもコンパクトにすることができる乗用作業型茶刈機を提供する。
【解決手段】収容袋Sは、走行機体2の幅方向に並設される複数基の収容袋吊持体4によって吊り下げられる上方吊り下げ式である。そしてこの収容袋吊持体4は走行機体2の後部上方に位置されて、走行機体2の上面デッキ22の後端に直接臨むとともに、その位置を走行機体2の前後方向に移動可能とすることにより張り出し及び格納自在とされる。更に前記茶刈機ユニット3の刈刃30後方の案内胴32と、前記収容袋吊持体4を連通する移送ダクト7とは、前記収容袋Sを切り換え的に選択でき、少なくとも常時一つの収容袋Sが荷受け待機状態となっていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は茶樹の摘採や剪枝等を行う装置に関するものであり、特に刈り取られた茶葉類を収容する収容構造に係るものである。
【0002】
【発明の背景】
従来より茶畝を跨いで走行する走行機体と、この走行機体に搭載される摘採作業等を行うための刈刃と、刈り取られた茶葉類を収容する収容袋と、刈刃から収容袋へ茶葉類を移送する移送装置とを具えた乗用型茶刈機が普及している(例えば特許文献1参照)。
このような乗用型茶刈機は、直接的な摘採作業だけに視点を置いて評価すれば、省力化、高効率化が達成されている。しかしながら実際の茶葉の摘採作業全体では、茶葉の収容袋の態様等に因んで完全な省力化、高効率化は達成しきれていない。
【0003】
すなわち通常上記収容袋は、手作業による取り扱い時の重量的な負担等を考慮して、茶葉が収容された状態で15〜30kg程度となるものが用いられるが、乗用作業型茶刈機に取り付けられた茶葉で一杯となった収容袋の交換は摘採作業を一度中断して走行機体から地面に降りたり、あるいは段差のある走行機体の上面デッキ上を上って下りるなどして収容袋に近づき、交換することを余儀無くされ、面倒で摘採効率を低下させる作業の一つとなっている。
【0004】
このようなことから、例えば長時間の連続作業摘採運転を可能とするために複数の収容袋を吊持して茶葉の収容量を拡大する傾向の発明もあったが(例えば特許文献2、3参照)、これらには茶葉摘採作業を完全に中断することなく乗用作業型茶刈機に搭乗しながら収容袋を付け替えていくという技術発想はなく、特許文献3の従来技術の問題点として挙げられているように、乗用作業型茶刈機全体の重量バランスを取るのが難しく、またこれを解決するための構造がコスト高となるものを要求されていた。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−300042公報(図1、図3)
【特許文献2】
特開昭51−107937号公報(第1図、第2図)
【特許文献3】
特開平8−9751号公報(図1、図2、図3、図4)
【0006】
【開発を試みた技術的課題】
本発明はこのような背景からなされたものであって、収容袋の取り替え作業について、走行機体から地面に降りたり、あるいは上面デッキ上を上ったり降りたりせずに簡単に且つ労力少なく作業が行え、更に摘採等の茶刈作業を中断することなく行え、またトラック等に積載する際にもコンパクトにすることができる新規な乗用作業型茶刈機の開発を試みたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち請求項1記載の乗用作業型茶刈機は、茶畝を跨いで走行する走行機体と、この走行機体に搭載される摘採作業または剪枝作業を行うための刈刃と、刈り取られた茶葉類を収容する収容袋と、刈刃から収容袋へ茶葉類を移送する移送装置とを具えた装置において、前記走行機体の上面デッキ上は作業デッキとして活用されており、一方、前記収容袋は、走行機体の幅方向に並設される複数基の収容袋吊持体によって吊り下げられる上方吊り下げ式であり、且つこの収容袋吊持体は走行機体の後部上方に位置されて、上面デッキの後端に直接臨むとともに、その位置を走行機体の前後方向に移動可能とすることにより張り出し及び格納自在とされ、更に前記茶刈機ユニットの刈刃後方の案内胴と、前記収容袋吊持体を連通する移送ダクトとは、前記収容袋を切り換え的に選択でき、少なくとも常時一つの収容袋が荷受け待機状態となっていることを特徴として成るものである。
この発明によれば、上面デッキから地面に降りて収容袋の取り替え作業を行う必要がない。更に収容袋を取り替えながら刈取り作業を行うことができ、完全な連続した茶刈り作業が可能である。また収容袋を吊持する収容袋吊持体が張り出し及び格納自在とされているため、持ち運び時にトラック等に積載する際にもコンパクトに積載することが可能である。
【0008】
また請求項2記載の乗用作業型茶刈機は、前記要件に加え、前記移送ダクトは、前記収容袋吊持体及び茶刈機ユニットの刈刃後方の案内胴に対し着脱自在とされていることを特徴として成るものである。
この発明によれば、乗用作業型茶刈機をよりコンパクトにすることが可能となる。
【0009】
また請求項3記載の乗用作業型茶刈機は、前記要件に加え、前記移送ダクトは、前記収容袋の後方を通り、前記収容袋吊持体に連結されることを特徴として成るものである。
この発明によれば、収容袋の取り替え作業時等に移送ダクトが邪魔とならず、収容袋吊持体及び収容袋を、上面デッキ上の作業者のより近傍に位置させることが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図示の実施の形態に基づいて具体的に説明する。符号1は本発明が適用される乗用作業型茶刈機であり、このものは図1にその全体構成を示すものであって、大別すると茶畝Aを跨いで走行する乗用式の走行機体2と、この走行機体2に対し搭載され、茶刈作業に直接寄与する茶刈機ユニット3とを具えるものである。なお図示の実施の形態では、茶刈機ユニット3として摘採機ユニットを搭載したものであるが、剪枝した茶枝幹をそのままそこに廃棄せずに回収する場合には、本発明の乗用作業型茶刈機に剪枝機ユニットを搭載して実施することが可能である。なお剪枝とは、いわゆる刈りならし機による整枝作業、浅刈機による浅刈り作業、軽剪枝機による深刈り作業、中刈機による中刈り作業、刈込機による台刈り作業、裾刈機による裾刈り作業を総称するものである。
【0011】
まず走行機体2について概略を説明する。この走行機体2は、茶畝Aを跨いで走行できるようにするために走行方向から見てほぼ門形を成すフレーム20を機枠部材とし、これに種々の走行のための機器が設けられて成る。前記フレーム20は茶畝A間に立ち上がるように位置する左右の脚部フレーム20Aと、その脚部フレーム20Aの上端を水平に結ぶような上部フレーム20Bと、更に脚部フレーム20Aの一部に対し昇降自在に取り付けられる昇降フレーム20Cとを具えて成る。そして前記脚部フレーム20Aの下端には一例としてクローラを適用した走行装置21を設ける。もちろんこの走行装置21はこのようなクローラに限らず茶畝A間の畑地を過剰に押し付けないような空気タイヤ等、適宜の手段が採り得る。
【0012】
更に前記上部フレーム20B上には、鉄板やエキスパンドメタル等を張設して上面デッキ22が形成される。この上面デッキ22上には運転席23やエンジン24等を搭載するものであり、一例としてこのエンジン24により図示を省略するが油圧ポンプを駆動し、この油圧ポンプにより供給される作動油により前記走行装置21の駆動や茶刈機ユニット3における刈刃30の駆動、更には前記昇降フレーム20Cの昇降シフトのためのシリンダの駆動を行う。また摘採した茶葉を風送するためのファン25を前記上面デッキ22上に設けるものであって、このものは直接エンジン24の回転により駆動される。そしてファン25からはダクト26を介して圧力風が茶刈機ユニット3側に供給される。因みにこのダクト26は、一部または全部がフレキシブルダクトで構成されるものであり、これは後述するように茶刈機ユニット3が茶畝Aに応じて適宜の高さに設定されることから、その位置の変化に対応できるように必要上とり入れられた構成である。なおダクト26としては、このようなフレキシブルダクトを用いるほか、管状部材を密閉状態に入れ子状に嵌め合わせて伸縮自在に構成したものを用いるようにしてもよい。また上面デッキ22の左右側部には、図2に示すように回動張出式の補助荷台27が設けられるものであり、ここに茶葉が収容された収容袋Sが一時的に積載される。
【0013】
次に茶刈機ユニット3の主要部材について説明する。まず符号30は前述した刈刃であって、二枚の上下一対に組み合わせた長杆状の部材に多数の歯を形成し、この上下一対の刈刃を往復摺動させることにより刈り取りを行ういわゆるバリカン式の刈刃である。もちろんここに適用する刈刃は、このようないわゆるバリカン式のものでなくてもよく、例えばロータリー式の回転刃であっても差し支えない。なおこの刈刃30の駆動は、一例として走行装置21に搭載されたエンジン24によって駆動される油圧を受けて油圧モータにより駆動されるものであるが、もちろん刈刃30の駆動は別途エンジンによっても差し支えない。
【0014】
この刈刃30の前方上方には多数の分岐管31aを有する風送管31を有するものであり、摘採作業時にはこの風送管31から前記ファン25によって生起された移送風が供給されて茶葉を後方に移送させるのである。そして前記刈刃30の後方には案内胴32が形成されている。
【0015】
また前記昇降フレーム20Cには詳細な説明は省略するが、適宜コロが設けられ、このものが脚部フレーム20Aに沿って転接するように構成され、それらが全体としてモータシリンダ等により上方に引き上げられるような状態で昇降する。なおこの茶刈機ユニット3自体は、この昇降フレーム20Cに対し比較的簡易に取り外し自在に取り付けられている。
【0016】
次に本発明の特徴的構成の茶葉の収容部についての説明を行う。一部もしくは全体が網体やパンチングメタル等を用いて構成され、適度の通風性を有した四基の略矩形箱状の収容袋吊持体4が、走行機体2の後方に上面デッキ22の後端に直接臨んで並列して設けられる。具体的にはこれら四基の収容袋吊持体4は、支持アーム6により走行機体2の前後方向に変位自在に設けられるものであり、支持アーム6の上端において収容袋吊持体4が回動軸6Aにより回動自在に支持され、支持アーム6の下端は、茶刈機ユニット3のフレームに回動軸6Bにより自在に支持される。
なお前記四基の収容袋吊持体4を特に区別して記載する際には、図2における正面図において左の収容袋吊持体4から4A、4B、4C、4Dと呼称する。なお一例として四基の収容袋吊持体4は、連結されており、同一姿勢を取るものであるが、左右二基ずつ変位するようにしたり、一基ずつ変位自在に支持するようにすることも可能である。
【0017】
収容袋吊持体4の後面は、開放しており、図5に示すように上辺と下辺に左右それぞれ二基の収容袋吊持体4に張り渡された支持レール40が設けられている。そしてこの支持レール40に対し、矩形平板状の切換スライダ5A、5Bが嵌挿され、左右に摺動自在とされている。この切換スライダ5A、5Bは中央に円形の連結口50が開口され、この連結口50には伸縮自在なフレキシブルダクトを適用した移送ダクト7の一端が連結され、この移送ダクト7の他端は前記刈刃30の後方の案内胴32に連結される。なお連結口50には移送ダクト7を着脱自在に連結するための連結筒51が設けられており、連結筒51の先端と移送ダクト7の先端に設けられたバックル等の留め具51aにより連結される。なお本実施の形態の特徴として移送ダクト7の配置は、従来手法で最も多い収容袋Sの前方に配置することはせず、収容袋Sの後方に配置し、そして収容袋吊持体4に連結されるものである。因みに符号52で示す部材は、移送ダクト7の切換操作を行うための把手であるが、その他プーリとワイヤや、リンク機構等を用いて作業者の手元位置で移送ダクト7の切換操作を行うようにしてもよい。
【0018】
また四基の収容袋吊持体4にはそれぞれ収容袋Sを掛け止めるフックが設けられているが、その他収容袋Sを挾持するようにして支承するなど、適宜の係止手法を採ることが可能である。なお前述したファン25のみの送風では、移送風として弱い場合には、補助ファンを設け、前記移送ダクト7の途中に移送風を送り込むようにしてもよい。
【0019】
本発明の乗用作業型茶刈機の一例は以上のような具体的形態を有するものであって、以下この作動態様を説明する。
(1)摘採準備
茶葉摘採等を行うにあたっては、収容袋Sを四つの収容袋吊持体4にそれぞれ取り付ける。取り付けるにあたっては、収容袋吊持体4に設けられたフックに、それぞれ収容袋Sを引っかけて取り付ける。なお茶刈作業時には、収容袋吊持体4は走行機体2の後方へ張り出した張出位置とするものである。なお切換スライダ5A、5Bをいずれかの収容袋吊持体4に位置させる。本実施の形態では一例として切換スライダ5Aを図6(a)に示されるように、収容袋吊持体4Aに位置させ、切換スライダ5Bを収容袋吊持体4Cに位置させる。
【0020】
(2)摘採開始
摘採作業が開始されると、刈刃30により刈り取られた茶葉が、風送管31からの移送風により移送されて案内胴32を通り、移送ダクト7を通って収容袋吊持体4A、4Cに吊るされた収容袋S内に収容される。
【0021】
(3)収容袋の交換
図6(b)に示されるように収容袋吊持体4A、4Cに吊るされた収容袋Sが満杯状態となったなら、茶葉を収容する収容袋Sを切り換える。切り換えるにあたっては、図6(c)に示されるように切換スライダ5Aを収容袋吊持体4Bに位置させ、切換スライダ5Bを収容袋吊持体4Dに位置させる。切り換えた際に茶葉摘採作業を中断していなければ、即座にこれら収容袋吊持体4B、4Dに吊り下げられた収容袋S内に摘採茶葉が投入される。一方、満杯状態となった収容袋吊持体4A、4Cに吊るされた収容袋Sを取り外し、上部開口を閉じて、走行機体2側部に張り出して係止された補助荷台27上に載置する。また収容袋吊持体4A、4Cには、新たな空の収容袋Sを吊り下げる(図6(c)(d)参照)。
以上のような収容袋Sの交換の際に、収容袋Sが走行機体2の上面デッキへ臨んでいるため、作業者は、走行機体2から地面に降りたり、また走行機体2上を登ったり下りたりする必要がない。従って二人で搭乗して作業を行う場合には、一人が、この収容袋Sの交換作業を行えるため、摘採作業を中断することなく連続して行うことができる。また茶畝Aに沿って走行する自動操舵機能を有している乗用作業型茶刈機を適用すれば、一人でもほぼ連続した摘採作業が可能となる。
【0022】
なお上述したような収容袋吊持体4A、4Cと、収容袋吊持体4B、4Dにより吊り下げられた収容袋Sへの茶葉の収容の交互の投入の他、例えば収容袋吊持体4A、4Dと、例えば収容袋吊持体4B、4Cとにより吊り下げられた収容袋Sへの茶葉の収容の交互の投入を行うようにしてもよい。
【0023】
(4)乗用作業型茶刈機の移送
茶葉の摘採が終了して乗用作業型茶刈機を移送する場合には、図4中、実線で示すように支持アーム6を走行機体2の前方へ押し倒して収容袋吊持体4を格納状態とする。これにより乗用作業型茶刈機1の全長が短くなり、例えばトラックTの荷台に図4に示すように横積みすることが可能となる。
【0024】
【他の実施の形態】
本発明の基本的な実施の形態は以上のようであるが、その他種々の改変が行い得る。
前記基本的な実施の形態では、収容袋Sの選択に切換スライダ5A、5Bを用いて切り換えたが、図7に示されるように移送ダクト7の終端を分岐させて予め全ての収容袋吊持体4A、4B、4C、4Dに連結しておき、移送ダクト7に設けた切換弁8A、8Bにより摘採茶葉の移送方向を切り換えるようにしてもよい。
【0025】
なお前記実施の形態では収容袋吊持体4は、一例として四基で実施したが、本発明では「少なくとも常時一つの収容袋が荷受け待機状態となってい」ればよいものであって、その他二、三、五、六、七、八基等で実施することも可能である。
【0026】
また図8に示すものは、移送ダクト7の選択切り換えがなるべく自然な姿勢で行えるように改変した実施例である。すなわち移送ダクト7が連結される収容袋吊持体4の後面側を傾斜面41に形成し、支持レール40に沿って連結筒53が移動自在とされており、連結筒53の先端にはジャバラ筒53aが設けられ、このジャバラ筒53aの先端が切換スライダ5に固定されている。またジャバラ筒53aの上部には、左右に移送ダクト7を切り換えるための把手52が設けられるとともに、ジャバラ筒53aの左右には、収容袋吊持体4の開口部を閉塞するための伸縮性の閉塞シート54が設けられている。なお連結筒53は、図中矢印で示すように揺動するものであり、この動きをジャバラ筒53aが許容する。因みに移送ダクト7の左右のスライドがスムーズに行えないような場合には、移送ダクト7と連結筒53を回動自在に連結する構成を採ることも可能である。
以上のように改変した場合、移送ダクト7の操作部位(本実施の形態にあっては把手52)が作業者側にとても近づくため更に移送ダクト7の切り換え選択作業が自然で体に負担のかからない姿勢で行えるようになる。
【0027】
【発明の効果】
請求項1記載の乗用作業型茶刈機によれば、収容袋Sは、走行機体2の幅方向に並設される複数基の収容袋吊持体4によって吊り下げられる上方吊り下げ式であり、且つこの収容袋吊持体4は走行機体2の後部上方に位置されて、上面デッキ22の後端に直接臨んでいるために、上面デッキ22から地面や走行機体2上に降りて収容袋Sの取り替え作業を行う必要がない。更に茶刈機ユニット3の刈刃30後方の案内胴32と、前記収容袋吊持体4を連通する移送ダクト7は、前記収容袋Sを切り換え的に選択でき、少なくとも常時一つの収容袋Sが荷受け待機状態となっているため、収容袋Sを取り替えながら刈取り作業を行うことができ、完全な連続した茶刈り作業が可能である。また収容袋Sを吊持する収容袋吊持体4が張り出し及び格納自在とされているため、持ち運び時にトラックT等に積載する際にもコンパクトに積載することが可能である。
【0028】
また請求項2記載の乗用作業型茶刈機によれば、移送ダクト7は、収容袋吊持体4及び茶刈機ユニット3の刈刃30後方の案内胴32に対し着脱自在とされているため、乗用作業型茶刈機1をよりコンパクトにすることが可能となる。
【0029】
また請求項3記載の乗用作業型茶刈機によれば、移送ダクト7は、収容袋Sの後方を通り、前記収容袋吊持体4に連結されるため、収容袋Sの取り替え作業時等に移送ダクト7が邪魔とならず、収容袋吊持体4及び収容袋Sを、上面デッキ上の作業者のより近傍に位置させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の乗用作業型茶刈機の使用状態を示す斜視図である。
【図2】同上正面図である。
【図3】同上平面図である。
【図4】同上トラックの荷台に積載した状態を示す側面図である。
【図5】収容袋吊持体周辺を示す斜め後方からの分解斜視図である。
【図6】収容袋の切り換えの様子を段階的に示す背面図である。
【図7】本発明の他の実施の形態を示す平面図である。
【図8】同上更に他の実施の形態を示す斜め前方からの斜視図である。
【符号の説明】
1 乗用作業型茶刈機
2 走行機体
3 茶刈機ユニット
4 収容袋吊持体
4A 収容袋吊持体
4B 収容袋吊持体
4C 収容袋吊持体
4D 収容袋吊持体
5 切換スライダ
5A 切換スライダ
5B 切換スライダ
6 支持アーム
6A 回動軸
6B 回動軸
7 移送ダクト
8A 切換弁
8B 切換弁
20 フレーム
20A 脚部フレーム
20B 上部フレーム
20C 昇降フレーム
21 走行装置
22 上面デッキ
23 運転席
24 エンジン
25 ファン
26 ダクト
27 補助荷台
30 刈刃
31 風送管
31a 分岐管
32 案内胴
40 支持レール
41 傾斜面
50 連結口
51 連結筒
51a 留め具
52 把手
53 連結筒
53a ジャバラ筒
54 閉塞シート
S 収容袋
T トラック
A 茶畝

Claims (3)

  1. 茶畝を跨いで走行する走行機体と、この走行機体に搭載される摘採作業または剪枝作業を行うための刈刃と、刈り取られた茶葉類を収容する収容袋と、刈刃から収容袋へ茶葉類を移送する移送装置とを具えた装置において、
    前記走行機体の上面デッキ上は作業デッキとして活用されており、一方、前記収容袋は、走行機体の幅方向に並設される複数基の収容袋吊持体によって吊り下げられる上方吊り下げ式であり、且つこの収容袋吊持体は走行機体の後部上方に位置されて、上面デッキの後端に直接臨むとともに、その位置を走行機体の前後方向に移動可能とすることにより張り出し及び格納自在とされ、更に前記茶刈機ユニットの刈刃後方の案内胴と、前記収容袋吊持体を連通する移送ダクトとは、前記収容袋を切り換え的に選択でき、少なくとも常時一つの収容袋が荷受け待機状態となっていることを特徴とする乗用作業型茶刈機。
  2. 前記移送ダクトは、前記収容袋吊持体及び茶刈機ユニットの刈刃後方の案内胴に対し着脱自在とされていることを特徴とする請求項1記載の乗用作業型茶刈機。
  3. 前記移送ダクトは、前記収容袋の後方を通り、前記収容袋吊持体に連結されることを特徴とする請求項1または2記載の乗用作業型茶刈機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105638093A (zh) * 2016-03-03 2016-06-08 甘肃农业大学 一种气动式花椒采摘机
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