JP7064759B2 - 刈取機 - Google Patents
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Description
移送ダクトとしてダブルダクトを採用した刈取機では、刈り取られた茶葉は2つに分岐された移送ダクトのそれぞれに分割して移送されることとなるため、移送された茶葉がコンテナ等に偏った状態で収容されることが解消される。
移送ダクトとしてシングルダクトを採用した刈取機では、長い茶葉を移送する場合に、ダブルダクトのような分岐箇所がなく、流路が単路状であるため、移送ダクト内で茶葉の移動が制限されることなく、円滑な移送が可能になる。
一方、移送ダクトとしてシングルダクトを採用した刈取機では、ダブルダクトのように移送ダクトが分岐されていないので、茶葉がコンテナ等に偏った状態で収容されることがある。特に、茶畑が傾斜地であるような場合には、移送ダクト内で谷側に茶葉が偏って移送され、移送された茶葉もコンテナ等の谷側に偏った状態で収容されやすい。
さらに、前記流路選択部は、前記移送ダクトの上下方向に間隔を空けて複数設けられていることが望ましく、前記移送ダクトには、前記流路選択部の近傍に、移送流路を視認可能な透過性を有する点検窓が設けられていることが望ましい。
本発明の刈取機1は、作業者の操作によって、茶畝を跨いで走行しながら刈刃により茶畝にある茶樹から対象物としての茶葉を刈り取り、刈り取りした茶葉を放出部に搬送するものである。
以下、本発明の第1実施形態を、図1~図8に基づいて説明する。
なお、第1本実施形態では、走行装置3をクローラ式の走行装置として採用したが、これに限定されるものではなく、タイヤで走行するものや敷設されたレール上を走行する走行装置であってもよい。
一例として、エンジンの駆動力により油圧ポンプのオイルが圧送され、油圧ポンプから供給されるオイルの圧力により、走行装置3の駆動輪が回転駆動されることになる。
なお、本実施形態の刈取機1は、作業者が刈取機1に搭乗して、刈取機1に関する操作を行うように構成したが、作業者が刈取機1に搭乗せずに、作業者が遠隔地から無線等で操作するように操作部を刈取機1から切り離して構成してもよい。
回転ブラシ9bは、回転軸9cに取り付けられており、動力装置4による動力により回転軸9cを回転駆動させることで、刈刃9aで刈り取られた茶葉を後方に移動させることができる。
移送ダクト10は、刈刃9aの上方からやや後方に傾斜しながら上方に延びると共に上方に向かって幅寸法が徐々に小さく形成された下部移送ダクト10aと、下部移送ダクト10aの上端部から後方に屈曲していく上部移送ダクト10bとから構成されている。
なお、本実施形態では、下部移送ダクト10aと上部移送ダクト10bとは分離可能に接続されているが、下部移送ダクト10aと上部移送ダクト10bとは溶接等により分離不能に接続されていてもよいし、下部移送ダクト10aと上部移送ダクト10bとが1つの移送ダクト10として一体成型されて構成されていてもよい。
すなわち、移送ダクト10の横幅方向の略中央には、上から順に、第1分岐アタッチメント31(または第1蓋部34)、第2分岐アタッチメント32(または第2蓋部35)、第3分岐アタッチメント33(または第3蓋部36)が移送ダクト10に取り付けられている。
送風ダクト11は、移送ダクト10の下部移送ダクト10aと略同一の幅寸法を有しており、一部が可撓性を有するフレキシブル管から構成されている。また、送風ダクト11の下方側には、幅方向にわたって開口が上方に臨む吹出口11aが設けられており、吹出口11aからの風が上向きの風となって移送ダクト10内に送り込まれ、移送ダクト10を介して茶葉を風で吹き上げてコンテナ12まで移送することが可能となる。
なお、第1実施形態では、放出部(収容部)としてアルミ枠で構成されたコンテナ12を採用したが、これに限定されるものではなく、布製の生地からなる茶袋であってもよい。
すなわち、移送ダクト10の横幅方向の略中央には、上から順に、第1開口部30a、第2開口部30b、第3開口部30cの3つの開口が移送ダクト10に形成されている。
同様にして、第2分岐アタッチメント32は、第2仕切り部32aと第2閉鎖部32bとで接合して構成され、第3分岐アタッチメント33は、第3仕切り部33aと第3閉鎖部33bとで接合して構成されている。
第1実施形態においては、第1分岐アタッチメント31、第2分岐アタッチメント32及び第3分岐アタッチメント33が、単路状の移送流路10fを複数の流路に分岐させる「流路分岐部」を構成している。
第1実施形態においては、第1蓋部34、第2蓋部35及び第3蓋部36が、第1開口部30a~第3開口部30cを塞ぐための「閉塞部」を構成している。また、第1実施形態においては、第1開口部30a~第3開口部30c、第1分岐アタッチメント31~第3分岐アタッチメント33、及び第1蓋部34~第3蓋部36が「流路選択部」を構成している。
なお、第1蓋部34~第3蓋部36のそれぞれが専用の開口部にしか取り付けられないように構成してもよいし、第1蓋部34~第3蓋部36が第1開口部30a~第3開口部30cのいずれの開口部であっても取り付けられるように、全てが同じ蓋部で構成してもよい。
ここで、図6においては、移送ダクト10(下部移送ダクト10a、上部移送ダクト10b)の外周面の図示を省略し、移送ダクト10の内部構成がわかるように図示している。
これに対し、図6(b)に示すように、第1開口部30a~第3開口部30cのそれぞれに第1蓋部34~第3蓋部36を取り付けたときには、移送流路10fは、分岐されずに単路状の流路を形成していることになる。
このため、移送流路10fにおいては、第3開口部30c、第2開口部30b、第1開口部30aに対向する流路の順番に、茶葉を吹き上げる風力が弱くなっていくことになる。
また、上述した第1実施形態においては、図4に示すように、第1仕切り部31a~第3仕切り部33aと第1閉鎖部31b~第3閉鎖部33bとはそれぞれ接合されて構成されていたが、第1仕切り部31a~第3仕切り部33aと第1閉鎖部31b~第3閉鎖部33bとを接合させずに、それぞれを独立した構成部品として構成してもよい。
第2実施形態では、第1仕切り部31a~第3仕切り部33aと第1閉鎖部31b~第3閉鎖部33bとを接合させずに、それぞれを独立した構成部品として構成している。
なお、第1仕切り部31a~第3仕切り部33aは、公知の取付部(例えば、凸部と凹部を有する取付部等)により、移送ダクト10内に着脱可能に取り付けられている。
すなわち、第2実施形態における第1蓋部34~第3蓋部36は、第1実施形態における第1閉鎖部31b~第3閉鎖部33bを兼用しており、刈取機1における付属部品を少なくすることができる。
また、上述した第1、2実施形態においては、移送流路10fの分岐を選択するために、第1仕切り部31a~第3仕切り部33a(第1分岐アタッチメント31~第3分岐アタッチメント33)を着脱可能に構成したが、仕切り部を移送ダクトに取り付けた状態のまま、仕切り部を可動させることにより、移送流路10fの分岐を選択することができるように構成してもよい。
第3実施形態では、仕切り部が移送ダクトにスライド可能に取り付けられており、仕切り部をスライドさせることにより移送流路10fの分岐を選択することができる。
上記第1~3実施形態においては、移送流路10fを分岐させるために、上下の3箇所の分岐箇所を設けたが、分岐箇所は2箇所でもよいし、1箇所でも4箇所以上でもよい。
このように、最低限の必要な個所や、分岐がより有効となる箇所にのみ分岐箇所を設けることもできる。
さらに、上記第1~3実施形態及び変形例1においては、第1仕切り部31a、第2仕切り部32a及び第3仕切り部33aは、略逆三角形状の形状で構成したが、他の形状であってもよい。
仕切り部は、移送ダクト10の移送流路10fの流路を仕切るものであり、コンテナ12内での茶葉の偏りをなくすという観点からは、横幅方向に厚みを有することが望ましいが、移送ダクト10内で茶葉が仕切り部によって滞留しないという観点からは、横幅方向に厚みを有しないことも望ましく、仕切り部は、適度な横幅方向に厚みや形状が要求されるものである。
このような第4仕切り部51aであれば、必要最低限の横幅方向の厚みを担保してコンテナ12内での茶葉の偏りをなくしながら、移送ダクト10内で茶葉が仕切り部によって滞留することを防止することができる。
このような第5仕切り部52aであっても、必要最低限の横幅方向の厚みを担保してコンテナ12内での茶葉の偏りをなくしながら、移送ダクト10内で茶葉が仕切り部によって滞留することを防止することができる。
このような第6仕切り部53aであれば、移送ダクト10内で茶葉が仕切り部によって滞留することをより一層抑えることができる。
例えば、実施形態1及び第2実施形態における上側の第1仕切り部31aを、図12(a)に示す略逆三角形状の形状で構成し、中側の第1仕切り部32aを、図12(b)に示すラクビーボール状の形状で構成し、上側の第1仕切り部33aを、図12(c)に示す縦長の薄板の形状で構成してもよい。
また、上記第1~3実施形態及び変形例においては、移送ダクト10の横幅中央に分岐箇所を設け、移送ダクト10の移送流路10fを左右の2つの流路に分岐させたが、移送ダクト10の同じ横幅方向に2つの分岐箇所を設け、移送ダクト10の移送流路10fを3つの流路に分岐させるように構成してもよい。
2 機体フレーム
3 走行装置
4 動力装置
5 送風装置
9 刈刃装置
9a 刈刃
10 移送ダクト
10a 下部移送ダクト
10b 上部移送ダクト
10c 締付金具
10d 第1点検窓
10e 第2点検窓
10f 移送流路
10g 導入口
10h 放出口
11 送風ダクト
12 コンテナ
30a 第1開口部
30b 第2開口部
30c 第3開口部
31 第1分岐アタッチメント
31a 第1仕切り部
31b 第1閉鎖部
32 第2分岐アタッチメント
32a 第2仕切り部
32b 第2閉鎖部
33 第3分岐アタッチメント
33a 第3仕切り部
33b 第3閉鎖部
34 第1蓋部
35 第2蓋部
36 第3蓋部
40 ノブボルト
51a 第4仕切り部
52a 第5仕切り部
53a 第6仕切り部
Claims (4)
- 畝を跨いで走行し、刈刃により畝から対象物を刈り取り、刈り取りした対象物を放出部に搬送する刈取機であって、
前記刈刃によって刈り取られた対象物を放出部に搬送するための風を生じさせる送風手段と、
移送流路を形成するとともに、前記刈刃によって刈り取られた対象物を前記送風手段による風で吹き上げて前記放出部まで移送する移送ダクトと、を備え、
前記移送ダクトには、
前記移送流路を単路状の流路とするか、複数の流路とするかを選択可能な流路選択部が設けられていることを特徴とする刈取機。 - 前記流路選択部は、
単路状の移送流路を複数の流路に分岐させるための所定の形状からなる仕切り部を有することを特徴とする請求項1に記載の刈取機。 - 前記流路選択部は、前記移送ダクトの上下方向に間隔を空けて複数設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の刈取機。
- 前記移送ダクトには、
前記流路選択部の近傍に、移送流路を視認可能な透過性を有する点検窓が設けられていることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の刈取機。
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