JP6716431B2 - 肥料散布機 - Google Patents

肥料散布機 Download PDF

Info

Publication number
JP6716431B2
JP6716431B2 JP2016223394A JP2016223394A JP6716431B2 JP 6716431 B2 JP6716431 B2 JP 6716431B2 JP 2016223394 A JP2016223394 A JP 2016223394A JP 2016223394 A JP2016223394 A JP 2016223394A JP 6716431 B2 JP6716431 B2 JP 6716431B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
plate
fertilizer
support frame
spraying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016223394A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018078830A (ja
Inventor
智恵 萩原
智恵 萩原
黒原 孝仁
孝仁 黒原
悠太 野田
悠太 野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2016223394A priority Critical patent/JP6716431B2/ja
Publication of JP2018078830A publication Critical patent/JP2018078830A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6716431B2 publication Critical patent/JP6716431B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Agricultural Machines (AREA)
  • Fertilizing (AREA)

Description

本発明は、肥料散布機に関する。
従来、特許文献1に開示された肥料散布機が知られている。
特許文献1に開示の肥料散布機は、トラクタに装着するフレームと、フレームに支持された収容部(ホッパ)及び散布部を備えている。フレームの前部は、トラクタに設けられた回動アームに連結されている。
特開2001−320923号公報
上述したような従来の肥料散布機は、フレームの後部に収容部及び散布部が支持され、フレームの前部が回動アームに連結されているため、収容部及び散布部の重量がフレームの後部に加わると、フレームに対して大きな曲げモーメントが作用する。そのため、曲げモーメントに対抗し得るフレームの強度(剛性)を十分に確保することが必要となる。また、フレームは、散布部の前方上部に延びており、散布部の前方下部は開放されている。そのため、作業者の手や足が散布部に接触する虞がある。
本発明は、このような従来技術の課題を解決すべくなされたものであって、散布部等を支持するフレームの強度を確保することができると共に、作業者の身体が散布部に接触することを防止できる肥料散布機を提供するものである。
本発明の一態様に係る肥料散布機は、肥料を収容する収容部と、前記収容部に収容された肥料を散布する散布部と、前記散布部を支持する支持フレームと、前記支持フレームに接続され且つ前方に延設された連結フレームと、前記支持フレームの前記連結フレームの接続部位よりも下方の部位と、前記連結フレームとを接続する補強フレームと、回転動力を入力する第1入力軸と、前記第1入力軸から入力された回転動力を変速して出力する出力軸とを有し、且つ前記散布部の前方にて前記連結フレームに支持された変速装置と、を備え、前記補強フレームは、前記散布部の前方において前記支持フレームの一側部と前記連結フレームの延設方向の中途部とを接続する第1補強板と、前記散布部の前方において前記支持フレームの他側部と前記連結フレームの延設方向の中途部とを接続する第2補強板と、を有し、前記連結フレームは、前記補強フレームの上方に位置し且つ前記変速装置を載置する載置部と、前記載置部の一側部から前方に延設された第1連結フレームと、前記載置部の他側部から前方に延設された第2連結フレームと、を有し、前記載置部は、前記変速装置の下面を支持する下板と、前記変速装置の一側方に位置する第1側板と、前記変速装置の他側方に位置する第2側板と、前記第1側板の前部と前記第2側板の前部とを接続する前板とを有し、前記第1補強板は、前記支持フレームの一側部と前記載置部の前記下板の一側部とを接続し、前記第2補強板は、前記支持フレームの他側部と前記載置部の前記下板の他側部とを接続している。
上記肥料散布機によれば、散布部を支持する支持フレームと、支持フレームに接続され且つ前方に延設された連結フレームと、支持フレームの連結フレームの接続部位よりも下方の部位と連結フレームとを接続する補強フレームを備えているため、補強フレームにより支持フレームと連結フレームとの強度(剛性)が補強される。そのため、散布部を支持するフレームの強度を確保することができる。また、補強フレームが散布部を支持する支持フレームの前下方に位置することになるため、散布部への接近が補強フレームにより阻まれ(ガードされ)、作業者の身体が散布部に接触することを防止できる。
肥料散布機を備えた作業機の側面図である。 肥料散布機を備えた作業機の平面図である。 肥料散布機を備えた作業機の背面図である。 肥料散布機を備えた作業機の部分拡大斜視図である。 肥料散布機を上昇させた状態を示す側面図である。 図1の部分拡大図である。 図2の部分拡大図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3は、本発明の一実施形態に係る肥料散布機2を備えた作業機1を示している。作業機1は、肥料散布機2と走行車両3とを備えている。走行車両3の種類は限定されないが、本実施形態の場合、走行車両3はトラクタである。
図1に示すように、トラクタ(走行車両)3は、運転席4と、走行装置5と、連結装置6と、を備えている。
本発明の実施形態において、運転席4に着座した運転者の前側(図1の左側)を前方、運転者の後側(図1の右側)を後方、運転者の左側(図1の手前側)を左方、運転者の右側(図1の奥側)を右方として説明する。また、前後方向K1に直交する方向である水平方向K2(図2参照)を作業機幅方向として説明する。
走行装置5は、本実施形態では前輪(図示せず)と後輪5Rとから構成された4輪駆動式であるが、クローラ式の走行装置であってもよい。後輪5Rの上部及び前部はフェンダ13により覆われている。
連結装置6は、肥料散布機2を連結する装置である。連結装置6は、2点リンク機構から構成されており、枢支部7とリフトアーム8とを有している。枢支部7は、トラクタ3の右後部及び左後部に夫々設けられ、後方に向けて突出している。リフトアーム8は、トラクタ3の右後部及び左後部に夫々枢支されており、上方且つ後方(斜め上後方)に向けて突出している。リフトアーム8の下端部は、シリンダケース9に収容されたリフトシリンダ(図示略)に接続されている。リフトアーム8は、リフトシリンダの伸縮に伴って枢支部10を支点として前方及び後方に揺動可能である。以下、トラクタ3の右後部に設けられた枢支部を「枢支部7R」、左後部に設けられた枢支部を「枢支部7L」と記す場合がある。また、トラクタ3の右後部に枢支されたリフトアームを「リフトアーム8R」、左後部に枢支されたリフトアームを「リフトアーム8L」と記す場合がある。
また、トラクタ3は、当該トラクタ3を駆動するエンジンからの動力を伝達するPTO軸11を備えている。PTO軸11は、トラクタ3の後部から後方に向けて突出している。PTO軸11は、ユニバーサルジョイント(図示略)を介して変速装置12と接続されている。
変速装置12は、入力軸12a(以下、第1入力軸12aという)と、出力軸12bとを有している。入力軸12aは、前方に向けて突出しており、ユニバーサルジョイントを介してPTO軸11と接続されている。つまり、第1入力軸12aにはPTO軸11から回転動力が入力される。第1入力軸12aに入力された回転動力は、複数のギアから構成される変速機構を介して出力軸12bに伝達される。つまり、出力軸12bは、第1入力軸12aから入力された回転動力を変速して出力する。出力軸12bは、一側方(右方)に向けて突出しており、突出端部にはプーリ12c(第1プーリ12cという)が設けられている。
肥料散布機2は、収容部20と、散布部30と、フレーム40とを備えている。
収容部20は、畑等の農場に散布される肥料を収容する。散布部30は、収容部20に収容された肥料を散布する。フレーム40は、収容部20及び散布部30を支持すると共に、トラクタ3の連結装置6と連結される。
収容部20は、略円錐形のホッパである。収容部20は、上端部に肥料の投入口を有し、下端部に収容された肥料を取り出す取出口を有している。
散布部30は、収容部20の下方に設けられている。散布部30は、散布量調整部31と、駆動部32と、第1散布部33と、第2散布部34とを有している。
散布量調整部31は、シャッタ(図示略)と操作レバー35とを有する。シャッタは、収容部20の取出口に取り付けられており、取出口の面積(開度)を変更することができる。シャッタには操作レバー35が接続されている。操作レバー35を操作することにより、シャッタを作動させて取出口の開度を変更し、肥料の散布量を調整することができる。
操作レバー35は、一端部(後端部)がシャッタに接続されており、当該一端部から前方且つ上方(斜め上前方)に延びている。詳しくは、操作レバー35は、散布部30のシャッタからフレーム40の上方を通って運転席4の近傍まで延びている。操作レバー35の他端部(前端部)は、運転席4の一側部(右部)の後方近傍に位置している。これにより、作業者は、運転席4から離れることなく操作レバー35の他端部を把持して操作レバー35を操作することが可能となり、操作性に優れている。
駆動部32は、入力軸32a(以下、第2入力軸32aという)と、回転伝達機構(図示略)と、回転羽根36とを有している。第2入力軸32aは、出力軸12bと同方向(一側方(右方))に向けて突出しており、突出端部にはプーリ32b(第2プーリ32bという)が設けられている。第2入力軸32aは、出力軸12bよりも下方に位置している。第2入力軸32aには、変速装置12の出力軸12bから出力された回転動力が伝達される。詳しくは、出力軸12bから出力された回転動力は、動力伝達機構15によって第2入力軸32aに伝達される。動力伝達機構15は、出力軸12b(第1プーリ12c)と第2入力軸32a(第2プーリ32b)とに亘って掛け渡された無端状の動力伝達部材(ベルト)16を含んでいる。動力伝達機構15は、出力軸12bから出力された回転動力を、フレーム40の側方(一側方(右方))を経由して散布部30に伝達する。
回転羽根36は、縦軸(垂直軸)回りに回転する円板36aと、円板36aの上面に設けられた複数の羽根部材36bとを有している。回転伝達機構は、ベベルギヤ等から構成されており、第2入力軸32aに伝達された回転動力を回転羽根36に伝達する。回転羽根36は、縦軸回りに回転することによって、収容部20の取出口から落下してきた肥料を外方(径外方向)に向けて放射状に飛散させる。
第1散布部33及び第2散布部34は、回転羽根36により飛散した肥料を農場に向けて散布する。第1散布部33は、回転羽根36の後方に設けられており、収容部20の後方に向けて開口している。これにより、回転羽根36により飛散した肥料は、第1散布部33を通って収容部20の後方に向けて散布される。第2散布部34は、回転羽根36の一側方(右方)及び他側方(左方)に設けられており、収容部20の側方(一側方及び他側方)に向けて開口している。これにより、回転羽根36により飛散した肥料は、第2散布部34を通って収容部20の側方(一側方及び他側方)に向けて散布される。
図3に仮想線(二点鎖線)で示すように、第1散布部33は、カバー33aにより覆うことができる。カバー33aは、後述するメインフレーム412の後部にボルト止め等により着脱可能に取り付けられる。カバー33aをメインフレーム412に取り付けて第1散布部33をカバー33aにより覆うことにより、第1散布部33からの肥料の散布を止めることができる。第2散布部34は、リフレクタ34aにより閉鎖することができる。リフレクタ34aは、メインフレーム412の一側部(右部)及び他側部(左部)に回動可能に取り付けられる。リフレクタ34aを上方に回動させた場合(図3の仮想線参照)、第2散布部34から肥料を側方へ散布することができる。リフレクタ34aを下方に回動させて第2散布部34を覆った場合(図3の実線参照)、第2散布部34からの肥料の散布を止めることができる。
上述したように、散布部30が第1散布部33と第2散布部34を有することで、肥料散布機2の後方及び側方に肥料を散布することができる。また、カバー33a及びリフレクタ34aを使用することにより、散布方向を選択して肥料を散布することができる。
フレーム40は、支持フレーム41と、連結フレーム42と、補強フレーム43とを有している。支持フレーム41と、連結フレーム42と、補強フレーム43とは、溶接やボルト止め等により接続されて一体化されている。
支持フレーム41は、収容部20及び散布部30を支持する。支持フレーム41は、前部フレーム411、メインフレーム412、サブフレーム413、連結板414を有している。
図1〜図4に示すように、前部フレーム411は、散布部30の前方に配置されている。前部フレーム411は、矩形の枠であって、一側方(右側)に設けられた右枠部411a、他側方(左側)に設けられた左枠部411b、右枠部411aの上部と左枠部411bの上部を連結する上枠部411c、右枠部411aの下部と左枠部411bの下部を連結する下枠部411dを有している。メインフレーム412は、前部フレーム411に接続されている。メインフレーム412は、右部412a、左部412b、後部412cを有している。右部412aは、右枠部411aの後部側で且つ収容部20の右側に配置されている。左部412bは、左枠部411bの後部側で且つ収容部20の左側に配置されている。後部412cは、右部412aの後部と左部412bの後部とを連結し且つ収容部20の後部側に位置している。右部412a及び左部412bに収容部20が取り付けられている。なお、少なくとも右部412a、左部412b、後部412cのいずれかは、前部フレーム411に連結されている。本実施形態では、右部412a及び左部412bが前部フレーム411に連結されている。
また、メインフレーム412の右部412aから回転自在に支持された第2入力軸32aが外方(右の外方)に突出している。また、メインフレーム412の右部412aの外方(右の外方)には、第2プーリ32bが配置され、当該第2プーリ32bが第2入力軸32aに固定されている。第2プーリ32bの前方には、第1プーリ12cが配置され、第1プーリ12c及び第2プーリ32bに、右部412aの外方(右の外方)に配置された動力伝達部材(ベルト)16が掛け渡されている。また、第1プーリ12cと第2プーリ32bとの間で且つベルト16の近傍には、右部412aに支持部材を介して揺動自在に支持されたテンションローラ17が配置されている。テンションローラ17によって、ベルト16の張力を調整することができる。
サブフレーム413は、メインフレーム412に接続され、散布部30の側方(一側方と他側方)及び後方に配置されている。サブフレーム413は、メインフレーム412の下方且つ回転羽根36の下方に位置している。サブフレーム413の後部は、作業機幅方向に間隔をあけて設けられた第1接続体415と第2接続体416によりメインフレーム412に接続されている。サブフレーム413の前部は、前部フレーム411の下端に接続されている。第1接続体415と第2接続体416との間には、第1散布部33が設けられている。前部フレーム411と第1接続体415との間、及び、前部フレーム411と第2接続体416との間には、第2散布部34が設けられている。
メインフレーム412には、飛散阻止カバー48が取り付けられている。飛散阻止カバー48は、軟質樹脂等から形成された柔軟性を有するシートである。飛散阻止カバー48は、リフレクタ34aの上方及び前方を覆っている。これにより、走行装置5の後輪5Rの回転により後方に跳ね上げられた土砂等は、飛散阻止カバー48に当たり、リフレクタ34aとサブフレーム413との隙間から侵入して第1散布部33及び第2散布部34の近傍に至ることが阻止される。そのため、第1散布部33と第2散布部34から散布される肥料に土砂等が混入することを防止することができる。
駆動部32の第2入力軸32aは、メインフレーム412の一側面を貫通して、メインフレーム412の一側方(右方)に向けて突出している。第1散布部33及び第2散布部34は、前部フレーム411の後方であって且つメインフレーム412とサブフレーム413との間に設けられている。
前部フレーム411には、支柱21R,21Lが固定されている。支柱21R,21Lは、操作レバー35の前部を支持する。支柱21Rは、前部フレーム411の右部に固定されている。支柱21Lは、前部フレーム411の左部に固定されている。支柱21R,21Lは、互いに平行であって、フレーム40よりも上方まで延びてから前方に延びている。支柱21Rの前部と支柱21Lの前部とは、連結部材22により連結されている。連結部材22は、作業機幅方向に延びる溝部22aを有しており、当該溝部に操作レバー35の前部が挿通されている。これにより、操作レバー35は、連結部材22の溝部22aに沿って揺動可能に支持されている。操作レバー53を揺動操作することにより、上述したシャッタを作動させて肥料の散布量を調整することができる。
連結板414は、前部フレーム411の前面に接続されている。本実施形態では、連結板414は、矩形状の平板であって、前部フレーム411の前面に当接(面接触)するようにボルト等の締結具により固定されている。即ち、連結板414は、右枠部411a、左枠部411b、上枠部411c及び下枠部411dの少なくともいずれかに、締結具により固定されている。本実施形態では、連結板414は、右枠部411a及び左枠部411bに、締結具により固定されている。
連結フレーム42は、支持フレーム41に接続され且つ前方に延設されている。連結フレーム42は、第1連結フレーム421と、第2連結フレーム422と、載置部423とを有している。
載置部423は、変速装置12が載置される部分である。載置部423は、連結フレーム42の後部に設けられ、補強フレーム43の上方に位置している。図6、図7に示すように、載置部423は、下板423Dと、側板423R,423Lと、前板423Fとを有する。下板423Dは、変速装置12の下面を支持する板であり、後端部が支持フレーム41の連結板414に溶接等により接続されている。これにより、支持フレーム41に連結フレーム42が接続されている。以下、便宜上、支持フレーム41の連結フレーム42の接続部位を「第1部位41a」という。本実施形態の場合、第1部位41aは、支持フレーム41の上部に位置している。側板423Rは、変速装置12の一側方(右方)に位置し、下板423Dの上面の一側部(右部)に立設されている。側板423Rは、上辺を切り欠いた切欠部423aを有しており、当該切欠部423aから変速装置12の出力軸12bが一側方に突出している。側板423Lは、変速装置12の他側方(左方)に位置し、下板423Dの上面の他側部(左部)に立設されている。前板423Fは、変速装置12の前方に位置し、下板423Dの上面の前部に立設されている。前板423Fは、作業機幅方向に延びており、側板423Rの前部と側板423Lの前部とを接続している。前板423Fは、上辺を切り欠いた切欠部423bを有しており、当該切欠部423bから変速装置12の第1入力軸12aが前方に突出している。
第1連結フレーム421及び第2連結フレーム422は、連結フレーム42の前部に設けられている。第1連結フレーム421は、載置部423の一側部(右部)から前方に延設されている。第2連結フレーム422は、載置部423の他側部(左部)から前方に延設されている。第1連結フレーム421の前部は、第1枢軸441により枢支部7Rに連結されている。第2連結フレーム422の前部は、第2枢軸442により枢支部7Lに連結されている。第1枢軸441及び第2枢軸442は、トラクタ3に対して肥料散布機2を昇降させる時の回動支点となる。以下、第1枢軸441及び第2枢軸442をまとめて「支点部44」という場合がある。
連結フレーム42の後部には、突設部45が設けられている。具体的には、第1連結フレーム421の後部には、第1突設部451が設けられている。第2連結フレーム422の後部には、第2突設部452が設けられている。突設部45は、支点部44よりも後方に位置している。具体的には、第1突設部451は、第1枢軸441よりも後方に位置する第1連結フレーム421の後部から上方に突設されている。第2突設部452は、第2枢軸442よりも後方に位置する第2連結フレーム422の後部から上方に突設されている。
突設部45は、フレーム40を昇降させる昇降ロッド46が連結される連結部47を有している。連結部47は、支点部44の後方且つ上方であって、枢支部10の後方且つ下方に位置している。連結部47は、第1突設部451に設けられた第1連結部471と、第2突設部452に設けられた第2連結部472とを含む。第1連結部471と第2連結部472とは、作業機幅方向に延びる連結軸473により連結されている。昇降ロッド46は、リフトアーム8Rに枢軸49を介して連結される第1昇降ロッド461と、リフトアーム8Lに枢軸50を介して連結される第2昇降ロッド462とを含む。第1昇降ロッド461は、第1連結部471とリフトアーム8Rとを連結する。第2昇降ロッド462は、第2連結部472とリフトアーム8Lとを連結する。
シリンダケース9に収容されたリフトシリンダを伸長させてリフトアーム8を枢支部10を支点として後方に揺動させると、昇降ロッド46が上昇して連結部47と共に突設部45が引き上げられる。これにより、図5に示すように、フレーム40は、支点部44を支点として上方に回動して肥料散布機2が上昇する。一方、リフトシリンダを短縮させてリフトアーム8を枢支部10を支点として前方に揺動させると、昇降ロッド46が下降して連結部47と共に突設部45が引き下げられる。これにより、フレーム40は、支点部44を支点として下方に回動し、肥料散布機2が下降する。ここで、連結部47が支点部44よりも後方においてフレーム40から突設された突設部45に設けられているため、連結部47は支点部44よりも上方に位置している。そのため、連結部47を支点部44と同高さ又は支点部44よりも下方に位置させた場合と比べて、リフトアーム8の前方への揺動量(揺動角度)に対する肥料散布機2の上昇量(上昇高さ)を大きくすることができる。これにより、リフトアーム8を前方に揺動させて肥料散布機2を上昇させたときに、肥料散布機2がトラクタ3の後部に当たることが防がれる。
図6に示すように、補強フレーム43は、支持フレーム41の第1部位41aよりも下方の部位(第2部位41bという)と、連結フレーム42とを接続している。本実施形態の場合、第1部位41aは、支持フレーム41の下部に位置している。つまり、補強フレーム43は、支持フレーム41の第2部位41bから上方且つ前方(斜め上前方)に延びて連結フレーム42と接続されている。
図2、図7に示すように、補強フレーム43は、第1補強板431と第2補強板432とを有している。第1補強板431は、支持フレーム41の一側部(右部)と連結フレーム42の延設方向(前後方向)の中途部とを接続している。第2補強板432は、支持フレーム41の他側部(左部)と連結フレーム42の延設方向(前後方向)の中途部とを接続している。具体的には、第1補強板431は、支持フレーム41(連結板414)の一側部(右部)と、載置部423(下板423D)の一側部(右部)とを接続している。第2補強板432は、支持フレーム41(連結板414)の他側部(左部)と、載置部423(下板423D)の他側部(左部)とを接続している。
上述した実施形態の肥料散布機2及び作業機1によれば、変速装置12が散布部30の前方にてフレーム40に支持されているため、収容部20の位置を低くすることができる。そのため、収容部20への肥料の供給が容易となり作業性に優れる。また、収容部20が低位置にあることで肥料を収容したときの肥料散布機2の重心位置が低くなり安定性に優れる。また、散布部30の下方の空間を広く確保することができるため、畑等を走行する時に草等が散布部39に当たりにくく、良好な走行性を発揮できる。
また、上述した補強フレーム43を備えることにより、フレーム40の強度(剛性)が大きく向上する。そのため、収容部20及び散布部30の重量がフレーム40の後部に加わることによってフレーム40に大きな曲げモーメントが作用しても、フレーム40の変形や破損が生じることがない。また、第1補強板431と第2補強板432により、右前方及び左前方からの散布部30への接近が阻まれる(ガードされる)ため、作業者の身体が散布部30に接触することを防止できる。
支持フレーム41の連結板414は、第1補強板431の後部と第2補強板432の後部とを繋いでいる。また、載置部423の下板423Dは、第1補強板431の前部と第2補強板432の前部とを繋いでいる。これによって、第1補強板431と第2補強板432とが連結板414及び下板423Dで連結された構造となるため、補強フレーム(第1補強板431及び第2補強板432)によるフレーム40の補強効果が高まる。
尚、上述した実施形態では、載置部423及び補強フレーム43を支持フレーム41の連結板414に接続しているが、載置部423及び補強フレーム43を支持フレーム41の前部フレーム411に接続してもよい。この場合、連結板414を省略することができる。
以上、本発明について説明したが、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 作業機
2 肥料散布機
20 収容部
35 操作レバー
40 フレーム
41 支持フレーム
414 連結板
42 連結フレーム
421 第1連結フレーム
422 第2連結フレーム
423 載置部
43 補強フレーム
431 第1補強板
432 第2補強板

Claims (3)

  1. 肥料を収容する収容部と、
    前記収容部に収容された肥料を散布する散布部と、
    前記散布部を支持する支持フレームと、
    前記支持フレームに接続され且つ前方に延設された連結フレームと、
    前記支持フレームの前記連結フレームの接続部位よりも下方の部位と、前記連結フレームとを接続する補強フレームと、
    回転動力を入力する第1入力軸と、前記第1入力軸から入力された回転動力を変速して出力する出力軸とを有し、且つ前記散布部の前方にて前記連結フレームに支持された変速装置と、
    を備え
    前記補強フレームは、
    前記散布部の前方において前記支持フレームの一側部と前記連結フレームの延設方向の中途部とを接続する第1補強板と、
    前記散布部の前方において前記支持フレームの他側部と前記連結フレームの延設方向の中途部とを接続する第2補強板と、
    を有し、
    前記連結フレームは、
    前記補強フレームの上方に位置し且つ前記変速装置を載置する載置部と、
    前記載置部の一側部から前方に延設された第1連結フレームと、
    前記載置部の他側部から前方に延設された第2連結フレームと、
    を有し、
    前記載置部は、前記変速装置の下面を支持する下板と、前記変速装置の一側方に位置する第1側板と、前記変速装置の他側方に位置する第2側板と、前記第1側板の前部と前記第2側板の前部とを接続する前板とを有し、
    前記第1補強板は、前記支持フレームの一側部と前記載置部の前記下板の一側部とを接続し、
    前記第2補強板は、前記支持フレームの他側部と前記載置部の前記下板の他側部とを接続している肥料散布機。
  2. 前記支持フレームは、
    前記第1補強板と前記第2補強板とを繋ぐ補強板を有している請求項に記載の肥料散布機。
  3. 前記散布部には、肥料の散布量を調整する操作レバーが接続され、
    前記操作レバーは、前記連結フレームの上方を通って前方に延設されている請求項1又は2に記載の肥料散布機。
JP2016223394A 2016-11-16 2016-11-16 肥料散布機 Active JP6716431B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016223394A JP6716431B2 (ja) 2016-11-16 2016-11-16 肥料散布機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016223394A JP6716431B2 (ja) 2016-11-16 2016-11-16 肥料散布機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018078830A JP2018078830A (ja) 2018-05-24
JP6716431B2 true JP6716431B2 (ja) 2020-07-01

Family

ID=62196741

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016223394A Active JP6716431B2 (ja) 2016-11-16 2016-11-16 肥料散布機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6716431B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102209334B1 (ko) * 2020-03-04 2021-01-28 박태민 돈사 비료 살포장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018078830A (ja) 2018-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4389122B2 (ja) 苗移植機
JP6716431B2 (ja) 肥料散布機
JP6716430B2 (ja) 肥料散布機及び作業機
US8117813B2 (en) Riding type grass mower having a rear-discharge type mower unit
JP5726480B2 (ja) 草刈装置
JP7055011B2 (ja) 水田作業機
JP7038638B2 (ja) 乗用型草刈機
JP5027764B2 (ja) 乗用型草刈機
JP5003361B2 (ja) コンバイン
JP5973402B2 (ja) モーアデッキ
JP5387654B2 (ja) 対地作業装置付きの苗移植機
JP7239748B2 (ja) 乗用型草刈機
JP6694352B2 (ja) 農作業機
JP4377701B2 (ja) 耕耘装置
JP7412306B2 (ja) 乗用型草刈機
JP2008005739A (ja) 整地装置
JP4537913B2 (ja) 歩行型農作業機
KR20180091087A (ko) 작업 차량
JP7496617B2 (ja) 農作業機
JP2005130799A (ja) 乗用芝刈機
JP7068833B2 (ja) 収穫機
JP6908471B2 (ja) 植付作業機
JP6925217B2 (ja) 乗用型草刈機
JP2004089034A (ja) 草刈機
JP5525265B2 (ja) 草刈機

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20161116

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190830

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190924

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200512

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200610

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6716431

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150