JP6694352B2 - 農作業機 - Google Patents

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Description

本発明は、耕耘整地作業をする農作業機に関する。
従来、例えば特許文献1に記載された代掻き作業機等の農作業機が知られている。
この従来の農作業機は、例えばトラクタ等の走行車に連結される機体と、この機体に回転可能に設けられ耕耘作業をする耕耘体と、この耕耘体の後方で整地作業をする整地手段とを備えている。
整地手段は、機体に上下回動可能に設けられた第1整地体、およびこの第1整地体に上下回動可能に設けられた第2整地体を有している。そして、耕耘整地作業(代掻き作業)時には、第2整地体が自由に上下回動するようになっている。また、第2整地体の上下回動をダンパーによって減衰している場合もあるが、この場合にも、第2整地体は自由に上下回動する構造となっている。
そのため、耕耘整地作業には、第2整地体の下面に有する作業面が圃場の表面の圃場面に沿って略水平状となることが多く、この状態で耕耘整地作業が行われている。
一般に、耕耘整地作業は、圃場面を均平にするため、第2整地体の作業面も水平状とすることがよいと考えられている。
特開2008−187940号公報
従来の農作業機では、耕耘整地作業時に、第2整地体の作業面が圃場面に沿って略水平状となることが多いが、圃場面が均平に整地されず、仕上がりの良い整地作業ができない場合がある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、仕上がりの良い整地作業ができる農作業機を提供することを目的とする。
請求項1記載の農作業機は、耕耘作業をする耕耘体と、上下方向に回動可能な第1整地体、およびこの第1整地体に上下方向に回動可能に設けられ下面に作業面を有する第2整地体を備えるとともに、前記第2整地体を支持する支持手段を備え、前記耕耘体の後方で整地作業をする整地手段と、を具備し、耕耘整地作業時に、前記第1整地体が上下方向に回動しても、前記支持手段によって前記第2整地体の前記作業面の水平方向に対する角度が15°〜25°の範囲内の一定の角度に保たれるものである。
請求項2記載の農作業機は、耕耘作業をする耕耘体と、上下方向に回動可能な第1整地体、およびこの第1整地体に上下方向に回動可能に設けられ下面に作業面を有する第2整地体を備え、前記耕耘体の後方で整地作業をする整地手段と、を具備し、前記整地手段は、4つの回動支点を結んで設けられる仮想四節リンク機構を有し、耕耘整地作業時に、前記第1整地体が上下方向に回動しても、前記仮想四節リンク機構によって前記第2整地体の前記作業面の水平方向に対する角度が15°〜25°の範囲内の一定の角度に保たれるものである。
請求項3記載の農作業機は、耕耘作業をする耕耘体と、第1整地体、およびこの第1整地体に上下方向に回動可能に設けられ下面に作業面を有する第2整地体を備え、前記耕耘体の後方で整地作業をする整地手段と、を具備し、前記第2整地体は、当接部を有し、前記第1整地体は、耕耘整地作業時に、前記第2整地体の前記作業面の水平方向に対する角度が15°〜25°の範囲内になるように、前記当接部との当接によって前記第1整地体に対する前記第2整地体の回動を規制する回動規制部を有するものである。
請求項4記載の農作業機は、耕耘作業をする耕耘体と、第1整地体、およびこの第1整地体に上下方向に回動可能に設けられ下面に作業面を有する第2整地体を備え、前記耕耘体の後方で整地作業をする整地手段と、を具備し、前記第2整地体は、第1当接部および第2当接部を有し、前記第1整地体は、耕耘整地作業時に、前記第2整地体の前記作業面の水平方向に対する角度が15°〜25°の範囲内になるように、前記第1当接部との当接によって前記第1整地体に対する前記第2整地体の回動を規制する第1回動規制部と、土引き作業時に、前記第2整地体が所定の土引き位置に位置するように、前記第2当接部との当接によって前記第1整地体に対する前記第2整地体の回動を規制する第2回動規制部とを有するものである。
請求項5記載の農作業機は、請求項4記載の農作業機において、第1当接部は、第2整地体の側板の上縁に設けられ、第2当接部は、前記側板の前端に設けられているものである。
請求項6記載の農作業機は、請求項1記載の農作業機において、支持手段は、切換アームと、この切換アームと第2整地体とを連結する連結リンクと、前記切換アームを回動させて前記第2整地体の位置を耕耘整地作業時の整地位置および土引き作業時の土引き位置に切り換える切換手段とを有するものである。
本発明によれば、仕上がりの良い整地作業ができる。
本発明の一実施の形態に係る農作業機の背面図である。 同上農作業機の斜視図である。 同上農作業機の概略断面図である。 同上農作業機の第2整地体を示し、(a)は第2整地体の平面図、(b)は第2整地体の背面図である。 同上農作業機の土引き作業状態の部分斜視図である。 同上農作業機の土引き作業状態の部分断面図である。 同上農作業機の耕耘整地作業時(代掻き作業における荒代作業時)の概略断面図である。 同上農作業機の耕耘整地作業時(代掻き作業における仕上げ代作業時)の概略断面図である。 同上農作業機において第2整地体の作業面の水平方向に対する角度が20°の状態で、進行方向に移動する第2整地体によって整地する泥水層の状態を説明する説明図である。 同上農作業機において第2整地体の作業面の水平方向に対する角度が20°の状態での背面図である。 同上農作業機の第2整地体が土引き位置に切り換わった概略断面図である。 同上農作業機の第2整地体が土引き位置にロック状態となった土引き作業時の概略断面図である。 本発明の他の実施の形態に係る農作業機を示し、耕耘整地作業時(代掻き作業における仕上げ代作業時)の概略断面図である。 同上農作業機の第2整地体の周辺部分の概略断面図である。 同上農作業機の部分斜視図である。 同上農作業機の第2整地体を整地位置と土引き位置とに切り換える際の状態を示す概略断面図である。 同上農作業機の第2整地体が土引き位置にロック状態となった土引き作業時の概略断面図である。
以下、本発明の一実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1および図2において、1は農作業機で、この農作業機1は、例えば走行車であるトラクタ2(図7および図8を参照。なお、図7および図8にはトラクタ2の後輪3の一部のみを示す。)の後部に連結され、トラクタ2の走行により圃場(水田や畑等)を前方である進行方向Fに移動しながら耕耘整地作業である代掻き作業や土引き作業等をする代掻き作業機である。
農作業機1は、トラクタ2の後部の3点リンク部(農作業機昇降支持装置)に脱着可能に連結される左右方向長手状の中央作業部5と、この中央作業部5の左右方向両端部に前後方向の折畳軸6を中心としてそれぞれ回動可能に設けられた左右の延長作業部7と、これら左右の延長作業部7を中央作業部5に対して折畳軸6を中心としてそれぞれ回動させる回動駆動手段であるシリンダ部8とを備えている。
左右の延長作業部7は、折畳軸6を中心とする展開方向への回動により中央作業部5の側方に位置する展開作業状態になり、折畳軸6を中心とする折畳方向への回動により中央作業部5の上方に位置する折畳非作業状態になる。
このような折り畳み可能な3分割の農作業機1は、中央作業部5と左右両方の延長作業部7とによる作業状態と、中央作業部5と左右いずれか一方のみの延長作業部7とによる作業状態と、中央作業部5のみによる作業状態とに、それぞれ選択的に切換可能となっている。
そして、中央作業部5は、トラクタ2の後部の3点リンク部に脱着可能に連結される機体12と、この機体12に回転可能に設けられトラクタ2側からの動力で所定方向に回転しながら耕耘作業をする耕耘体(図示せず)と、機体12の後端部に設けられ耕耘体の後方で整地作業をする整地手段13とを備えている。
機体12は、トラクタ2の後部の3点リンク部にそれぞれ着脱可能に連結されるトップマスト14および左右のヒッチアーム(図示せず)を有している。
さらに、機体12は、左右方向長手状のフレームパイプ15、および耕耘体の上方を覆う耕耘カバー16を有している。フレームパイプ15の左右方向中央部にミッションケース17が設けられている。フレームパイプ15内には、回転シャフト(図示せず)が回転可能に配設されている。ミッションケース17には、トラクタ2のPTO軸側からの動力を入力する入力軸(図示せず)、およびこの入力軸から回転シャフトに動力を伝達するギヤ伝達機構(図示せず)が設けられている。また、フレームパイプ15の左端部にはチェーンケース18が設けられ、フレームパイプ15の右端部にはブラケット(図示せず)が設けられている。チェーンケース18内には、回転シャフトから耕耘体に動力を伝達するチェーン伝達機構(図示せず)が設けられている。
耕耘体は、機体12のチェーンケース18とブラケットとの間に回転可能に設けられている。この耕耘体は、入力軸側から伝達される動力により所定方向に回転する耕耘軸と、この耕耘軸に取り付けられ所定方向に回転しながら耕耘作業をする複数の耕耘爪とを有している。なお、この耕耘体の構成は、延長作業部7において説明する耕耘体27の構成と同様である。
整地手段13は、機体12の耕耘カバー16の後端部に上下回動可能に設けられた第1整地体(均平板)20と、この第1整地体20の後端部(下端部)に上下回動可能に設けられた第2整地体(レーキ)21と、この第2整地体21に回動可能に連結された支持手段22とを有している。
また、延長作業部7は、中央作業部5の機体12の左右方向端部に折畳軸6を中心として上下方向に回動可能に取り付けられた機体26と、この機体26に回転可能に設けられトラクタ2側からの動力で所定方向に回転しながら耕耘作業をする耕耘体27と、機体26の後端部に設けられ耕耘体27の後方で整地作業をする整地手段28とを有している。
機体26は、延長作業部7の展開作業状態時に中央作業部5のフレームパイプ15と同軸上に位置するフレームパイプ29、および耕耘体27の上方を覆う耕耘カバー30を有している。フレームパイプ29内には、フレームパイプ15内の回転シャフトと着脱可能に連結されてそのフレームパイプ15内の回転シャフトから動力が伝達される回転シャフト(図示せず)が回転可能に配設されている。また、フレームパイプ29の外端部にはチェーンケース31が設けられ、フレームパイプ29の内端部にはブラケット32が設けられている。チェーンケース31内には、回転シャフトから耕耘体27に動力を伝達するチェーン伝達機構(図示せず)が設けられている。
耕耘体27は、機体26のチェーンケース31とブラケット32との間に回転可能に設けられている。この耕耘体27は、入力軸側から伝達される動力により所定方向に回転する耕耘軸33と、この耕耘軸33に取り付けられ所定方向に回転しながら耕耘作業をする複数の耕耘爪34とを有している。
整地手段28は、機体26の耕耘カバー30の後端部に上下回動可能に設けられた第1整地体(均平板)35と、この第1整地体35の後端部(下端部)に上下回動可能に設けられた第2整地体(レーキ)36と、この第2整地体36の外端部に連結された延長整地体(延長レーキ)37と、第2整地体36を支持する支持手段38とを有している。
延長整地体37は、延長作業部7の側方に位置する展開作業状態(開状態)と、第2整地体36の上部に位置する折畳非作業状態(閉状態)とに回動可能としており、耕耘カバー30の上部に取り付けられた開閉装置39によって展開作業状態と折畳非作業状態とに切り換えられる。
そして、延長作業部7の展開作業状態時には、フレームパイプ29内の回転シャフトが中央作業部5のフレームパイプ15内の回転シャフトに連結され、これにより、入力軸からの動力が耕耘体27に伝達可能となり、さらに、第2整地体36の内側端部が中央作業部5の第2整地体21の外側端部に連結され、これにより、各作業部5,7の第1整地体20,35が一体に上下回動可能となるとともに、各作業部5,7の第2整地体21,36が一体に上下回動可能となる。
次に、図1ないし図6において、延長作業部7の構成を説明する。
第1整地体35は、左右方向長手状に形成されており、その左右両側部に側板43を有している。この第1整地体35の前端部(上端部)つまり両側板43の前端部(上端部)が、第1整地体回動支点44である左右方向の軸45を中心として機体26の耕耘カバー30の後部に上下回動可能に取り付けられている。
また、第2整地体36は、左右方向長手状に形成されており、その左右両側部に側板47を有している。この第2整地体36の前端部(上端部)つまり両側板47の前端部(上端部)が、第2整地体回動支点48である左右方向の軸49を中心として第1整地体35の後端部(下端部)つまり両側板43の後端部(下端部)に上下回動可能に取り付けられている。
第2整地体36の内側端部には、延長作業部7の展開作業時に、中央作業部5の第2整地体21の外側端部に着脱可能に結合される結合部50が設けられている。
第2整地体36の上面(後面)の左右方向中央には、左右一対の連結板52が取り付けられている。これら連結板52の上端側には、連結孔53が設けられている。
第2整地体36の後端部には、図4に示すように(図4には右側の延長作業部7の第2整地体36を示す)、互いに間隔をおいて左右方向に並んで位置する後方開口状の複数の切欠部54を有している。
第2整地体36の下面には作業面55を有している。この作業面55には、左右方向に隣り合う切欠部54の間の位置に下方へ突出する凸部56が前後方向に沿ってそれぞれ設けられているとともに、各切欠部54の位置であって左右方向に隣り合う凸部56の間の位置に上方へ窪む凹部57が前後方向に沿ってそれぞれ設けられている。
つまり、第2整地体36の作業面55は、複数の凸部56と複数の凹部57とが左右方向に交互に並んで波形状に設けられており、各凹部57の位置に対応して第2整地体36の後端に各切欠部54がそれぞれ設けられている。
なお、中央作業部5の第1整地体20および第2整地体21についても、延長作業部7の第1整地体35および第2整地体36と同様に構成されている。そのため、中央作業部5の第2整地体21についても、作業面(図示せず)を有し、この作業面に、複数の凸部(図示せず)と複数の凹部(図示せず)とが左右方向に交互に並んで波形状に設けられており、各凹部の位置に対応して第2整地体21の後端に各切欠部58がそれぞれ設けられている。また、延長整地体37の後端にも、複数の切欠部59が左右方向に並んで設けられている。
また、支持手段38は、機体26に設けられたリンク支点板62と、このリンク支点板62に前後回動可能に設けられた切換アーム63と、この切換アーム63と第2整地体36とを連結する連結リンク64と、切換アーム63を前後回動させてこの切換アーム63の位置つまり第2整地体36の位置を耕耘整地作業時の整地位置(図7および図8に示す位置)と土引き作業時の土引き位置(図11および図12に示す位置)とに切り換える切換手段65とを備えている。
リンク支点板62は、左右一対で(図5参照)、機体26つまり耕耘カバー30に取り付けられる支点補強板67から突設されている。このリンク支点板62には、切換アーム63を回動可能に支持する左右方向の切換支持ピン68が取り付けられているとともに、切換アーム63の回動範囲を規制するための規制ピン69が取り付けられている。
また、切換アーム63は、左右一対のリンク支点板62間に、切換支持ピン68を中心として前後回動可能に配設されている。切換アーム63は、一側の切換アーム部71、および他側の切換アーム部72を有し、これら切換アーム部71,72の下端側がパイプ部73に固定されているとともに、他側の切換アーム部72の上端側が折曲されて一側の切換アーム部71の上端側に固定されている。パイプ部73に切換支持ピン68が回動可能に挿通され、パイプ部73つまり切換支持ピン68を中心として切換アーム63が前後回動可能としている。そして、切換アーム63は、切換手段65により、耕耘整地作業時には前方の整地切換位置に回動され、また、土引き作業時には後方の土引き切換位置に回動される。
切換アーム63の後端側には、左右方向のリンク支点ピン74を中心として連結リンク64が回動可能に連結されている。一側の切換アーム部71の前端側には、切換手段65に連結される連結孔75が形成されている。
切換アーム63には、規制ピン69が挿通される規制孔76が設けられている。この規制孔76には、パイプ部73つまり切換支持ピン68を中心とする円弧の長孔状に形成されており、規制ピン69が挿通されている状態のまま切換アーム63の整地切換位置と土引き切換位置との間での回動を可能としている。そして、切換アーム63の整地切換位置への回動時に、規制孔76の後端縁が規制ピン69に当接することにより、切換アーム63が所定の整地切換位置に規制される。
切換アーム部71の後側下部には、切換アーム63の土引き切換位置への回動時に、支点補強板67に当接して切換アーム63を所定の土引き切換位置に規制する土引き当接部77が設けられている。
また、連結リンク64は、断面略コ字形に形成されており、上端部がリンク支点ピン74を中心として切換アーム63に回動可能に連結され、下端部が左右方向の連結ピン79を中心として第2整地体36に回動可能に連結されている。連結ピン79は、第2整地体36の連結板52に設けられている連結孔53に挿通され、連結リンク64の下端部と第2整地体36とを回動可能に連結する。
また、切換手段65は、切換アーム63に回動可能に連結されるロッド81、およびこのロッド81を介して切換アーム63を前後回動させるアクチュエータ82を有している。
ロッド81は、後端部が切換アーム63の連結孔75に軸83によって回動可能に連結されている。
アクチュエータ82は、例えばモータやシリンダが用いられ、機体26の耕耘カバー30の上部に設置されている。アクチュエータ82の側部にこのアクチュエータ82によって前後方向に回動する回動アーム84が突設され、この回動アーム84にロッド81の前端側を軸方向移動可能に支持する支持部材85が取り付けられている。
ロッド81の周囲には、ロッド81の後端側と支持部材85との間にスプリング86が装着されているとともに、ロッド81の前端側と支持部材85との間にスプリング87が装着されている。
そして、切換手段65は、切換アーム63を前方に回動させた耕耘整地作業時の整地切換位置と、切換アーム63を後方に回動させた土引き作業時の土引き切換位置とに切換可能とする。
また、第1整地体35と、第2整地体36と、切換アーム63と、連結リンク64とによって仮想四節リンク機構89が構成されている。この仮想四節リンク機構89は、第1整地体回動支点44である回動支点Aと、リンク支点ピン74である回動支点Bと、第2整地体回動支点48である回動支点Cと、連結ピン79である回動支点Dとを有し、これら4つの回動支点A,B,C,Dを結んで設けられている。なお、図中には一点鎖線によって回動支点A,B,C,Dを結ぶ仮想リンクを示す。
図3に示す状態にある仮想四節リンク機構89は、回動支点A,B間の距離=回動支点C,D間の距離、回動支点A,C間の距離=回動支点B,D間の距離の関係にあり、平行リンク機構を構成している。そのため、第1整地体35が回動支点Aを中心として上下回動しても、第2整地体36の作業面55の水平方向に対する角度θ1は一定に保たれる。この第2整地体36の作業面55の水平方向に対する角度θ1は、仕上がりの良い整地作業ができるようにするうえで、圃場条件や作業速度を考慮して15°〜25°の範囲にあることが好ましく、より好ましくは20°(略20°を含む)である。
さらに、仮想四節リンク機構89は、第1整地体35と切換アーム63(リンク支点ピン74)との間に設けられる規制手段(ロック手段)90を有している。
規制手段90は、第2整地体36が土引き位置にある状態で、第1整地体35および第2整地体36の後方への回動を規制する。この規制手段90は、第1整地体35の後面に設けられた規制部材91を有し、この規制部材91がリンク支点ピン74に当接して第1整地体35および第2整地体36の後方への回動を規制し、第1整地体35および第2整地体36を所定の土引き位置にロックする。
次に、農作業機1の作用等を説明する。
農作業機1をトラクタ2の後部の3点リンク部に連結する。また、例えば図2に示すように、農作業機1の作業幅を広げて耕耘整地作業(代掻き作業)をする場合、左右の延長作業部7を中央作業部5の側方に展開作業状態とし、さらには、必要に応じて、左右の延長整地体37を延長作業部7の側方に展開作業状態とする。
左右の延長作業部7を展開作業状態とすると、延長作業部7の第2整地体36の内側端部が中央作業部5の第2整地体21の外側端部に結合される。これにより、各作業部5,7の第1整地体20,35が一体に上下回動するようになるとともに、各作業部5,7の第2整地体21,36が一体に上下回動するようになる。
まず、農作業機1による耕耘整地作業(代掻き作業)について説明する。なお、以下に説明する耕耘整地作業については、図3、図7および図8等の図面を参照して、延長作業部7での耕耘整地作業を説明するものとする。ただし、中央作業部5でも延長作業部7と同時に同様の耕耘整地作業が行われる。
図3、図7および図8に示すように、耕耘整地作業では、アクチュエータ82によって切換アーム63が前方の整地切換位置に回動され、連結リンク64が引き上げられ、第2整地体36が整地位置に位置されている。図3、図7および図8に示す状態では、仮想四節リンク機構は、回動支点A,B間の距離=回動支点C,D間の距離、回動支点A,C間の距離=回動支点B,D間の距離の関係にあり、平行リンク機構を構成している。さらに、切換アーム63は規制孔76の後端縁が規制ピン69に当接した整地切換位置にあり、第2整地体36の作業面55の水平方向に対する角度は切換アーム63の整地切換位置に応じた一定の角度θ1にある。その角度θ1は、15°〜25°の範囲にあり、例えば20°である。
そして、耕耘整地作業である代掻き作業は、水を入れた水田の土を砕いて掻き混ぜ、表面を平らに均す作業である。図7および図8に示すように、水田には、下層に硬盤層94があり、この硬盤層94の上層に土と水とが混ざり合った層である泥水層(泥層)95がある。そして、代掻き作業では、まずは図7に示す荒代作業を行い、続いて図8に示す仕上げ代作業を行うのが一般的である。
まず、図7に示す荒代作業では、トラクタ2の車輪(後輪3)が硬盤層94上まで泥水層95に沈み込み、農作業機1の耕耘体27の下部が硬盤層94の近くの位置まで泥水層95に下げられ、第1整地体35および第2整地体36が泥水層95の表面の泥水面96の高さに応じて上方に回動する。
トラクタ2の走行により農作業機1を進行方向Fに移動させると、耕耘体27が所定の回転方向に回転しながら泥水層95の高さ方向の下層域から上層域までの略全域を耕耘し、さらに、この耕耘体27の後方において、第1整地体35および第2整地体36が耕耘された泥水層95を平らにする。
続いて、図8に示す仕上げ代作業では、トラクタ2の車輪(後輪3)が硬盤層94上まで泥水層95に沈み込み、農作業機1の耕耘体27の下部が硬盤層94に対して間をあけた位置(泥水層95の中の荒代作業時よりも上方位置)に位置し、第1整地体35および第2整地体36が泥水層95の表面の泥水面96の高さに応じて上方に回動する。
トラクタ2の走行により農作業機1を進行方向Fに移動させると、耕耘体27が所定の回転方向に回転しながら泥水層95の高さ方向の中間層域から上層域に亘って耕耘し、さらに、この耕耘体27の後方において、第1整地体35および第2整地体36が耕耘された泥水層95を平らにする。
そして、図9には、第2整地体36の作業面55の水平方向に対する角度θ1が20°の状態で、進行方向Fに移動する第2整地体36によって整地する泥水層95の状態を示す。
進行方向Fに移動する第2整地体36の作業面55で泥水層95の表層の泥水を受け、作業面55で押される泥水に波状の盛り上がり部分(図9のa部)が生じる。
第2整地体36の作業面55に沿って泥水は盛り上がり部分から押し下げられていく(図9のb部)。
第2整地体36の作業面55の後端から泥水が流出する。このとき、第2整地体36の後端には複数の切欠部54が設けられているため、これら切欠部54から泥水の一部が後方に流出し(図9のc部)、泥水の他の一部が第2整地体36の最も後端(切欠部54以外の箇所)から後方に流出する。
このような第2整地体36による泥水の流れにより、第2整地体36の通過した泥水層95の表層は、凹凸が均平され、仕上がりの良い整地作業ができる。
仮に、例えば、第2整地体36の作業面55が水平状でかつ上下回動自在であった場合には、泥水層95の表層の凹凸に追従して第2整地体36が上下に動くだけで、泥水層95の表面の凹凸が均平されず、さらに、泥水が第2整地体36に対して左右横方向に逃げてしまいやすくなり、泥水層95の表層の凹凸が均平されず、したがって、仕上がりの良い代掻き作業ができにくくなる。
このように、第2整地体36の作業面55の水平方向に対する角度θ1が20°(15°〜25°)であることにより、第2整地体36の作業面55で泥水層95の表層の凹凸を均しながら、第2整地体36の後端から泥水を流出させることができ、仕上がりの良い代掻き作業ができる。
そして、第2整地体36の作業面55の水平方向に対する角度θ1は20°が好ましい角度であるが、15°〜25°の範囲内であれば、仕上がりの良い代掻き作業ができる。すなわち、角度θ1が15°よりも小さいと、第2整地体36の作業面55が水平状に近くなり過ぎて、上述したように、第2整地体36が上下に動くだけとなるとともに、第2整地体36の左右方向に泥水が逃げやすくなり、泥水層95の表層の凹凸が均平されず、また、角度θ1が25°よりも大きいと、土引き状態となり、泥水を進行方向Fに引いてしまいやすくなる。したがって、仕上がりの良い代掻き作業を行うには、第2整地体36の作業面55の水平方向に対する角度θ1は15°〜25°の範囲内が好ましい。
また、図10には第2整地体36の作業面55の水平方向に対する角度θ1が20°の状態での背面図を示す。図10から分かるように、角度θ1が20°の第2整地体36の後端には、複数の切欠部54が適度な大きさに開口される。そのため、図9のc部に示すように、第2整地体36の作業面55で押されて均される泥水の一部が第2整地体36の後端の複数の切欠部54から流出し、第2整地体36の左右横方向に泥水が逃げるのを抑制し、泥水層95を均平にできる。
また、代掻き作業時には、第1整地体35および第2整地体36が泥水層95の表面の泥水面96の高さに応じて上方に回動し、荒代作業か仕上げ代作業かによって上方回動量が変化したり、泥水層95の表層の状態によって上下動するが、平行リンク機構を構成する仮想四節リンク機構89により、第2整地体36の水平方向に対する角度θ1(20°)は常に一定に保たれる。そのため、泥水層95の状態や農作業機1の作業速度にかかわらず、第2整地体36は最適な角度θ1(20°)を維持し、泥水層95を均平にできる。
次に、農作業機1による土引き作業について説明する。なお、以下に説明する土引き作業については、図6、図11および図12等の図面を参照して、延長作業部7での土引き作業を説明するものとする。ただし、中央作業部5でも延長作業部7と同時に同様の土引き作業が行われる。
図6、図11および図12に示すように、土引き作業では、アクチュエータ82によって切換アーム63が後方の土引き切換位置に回動され、連結リンク64が押し下げられ、第2整地体36が整地位置よりも鉛直方向に立ち上った土引き位置に位置されている。切換アーム63は、土引き当接部77が支点補強板67に当接した土引き切換位置に保持されている。切換アーム63が土引き切換位置に回動すると、仮想四節リンク機構89は、回動支点A,B間の距離<回動支点C,D間の距離の関係となり、平行リンク機構を構成しなくなる。
そして、トラクタ2の走行により農作業機1を進行方向Fに移動させると、第1整地体35および第2整地体36で圃場の土を引き、圃場面を均す。
図11は、第2整地体36が土引き位置に回動した状態にある。また、図12は、土引き作業時に、第2整地体36が圃場の土によって後方に押された状態にある。第2整地体36が後方に押されると、第2整地体36が第1整地体35とともに後方に回動しようとするが、第1整地体35に設けられている規制部材91がリンク支点ピン74に当接し、第1整地体35および第2整地体36の後方への回動が規制されてロック状態となり、土引き作業が確実に行われる。
そして、以上のように構成された農作業機1によれば、耕耘整地作業時に、第2整地体36の作業面55の水平方向に対する角度θ1を15°〜25°の範囲内にすることにより、仕上がりの良い整地作業ができる。すなわち、第2整地体36の作業面55で泥水層95の表層の凹凸を均しながら、第2整地体36の後端から泥水を流出させることができ、仕上がりの良い整地作業ができる。
しかも、第2整地体36が複数の切欠部54を有することにより、第2整地体36の作業面55で押されて均される泥水の一部が複数の切欠部54から流出し、第2整地体36の左右横方向に泥水が逃げるのを抑制し、泥水層95を均平にできる。
また、耕耘整地作業時、仮想四節リンク機構89によって第2整地体36の水平方向に対する角度θ1を一定に保つことができるため、圃場条件や農作業機1の作業速度にかかわらず、圃場を均平に整地できる等、適切な整地作業ができる。
また、仮想四節リンク機構89は、第1整地体35の第1整地体回動支点44および第2整地体36の第2整地体回動支点48を含む4つの回動支点A,B,C,Dを結んで設けられるため、仮想四節リンク機構89を簡単に構成できる。
また、切換手段65により、仮想四節リンク機構89を介して、第2整地体36の位置を耕耘整地作業時の整地位置と土引き作業時の土引き位置とに切り換えることができるため、構成を簡素化できる。
また、仮想四節リンク機構89が備える規制手段90により、第2整地体36が土引き位置にある状態で、第1整地体35および第2整地体36の後方への回動を規制するため、土引き作業を確実にできる。
次に、図13ないし図17に、他の実施の形態の農作業機1が示されている。
支持手段38は、仮想四節リンク機構89を用いずに、耕耘整地作業時に、第2整地体36の作業面55の水平方向に対する角度が15°〜25°の範囲内に保たれる構成にしてもよい。
この構成では、支持手段38は、機体26に設けられた基板100と、この基板100に回動可能に設けられた連結アーム101と、この連結アーム101と第2整地体36とを連結する連結リンク102と、基板100に回動可能に設けられたロック部材103と、このロック部材103を前後回動させて第2整地体36の位置を耕耘整地作業時の整地位置(図13に示す位置)と土引き作業時の土引き位置(図17に示す位置)とに切り換える切換手段65とを備えている。
連結アーム101は、断面コ字形に形成され、前端が基板100の前端に連結ピン105によって回動可能に連結され、後端に連結リンク102が連結ピン106によって回動可能に連結されている。連結アーム101の前後方向中間位置の両側には、ロックピン107が突設されている。
連結リンク102は、断面コ字形に形成され、前端(上端)が連結アーム101の後端に連結ピン106によって回動可能に連結され、後端(下端)が第2整地体36の上面(後面)に取り付けられている連結金具51に連結ピン108によって回動可能に連結されている。
ロック部材103は、基板100の両側に配置される一対のロック板109、およびこれらロック板109の前端を連結する連結板110を有している。ロック板109の後端(下端)が基板100の後端にボルト111によって回動可能に取り付けられている。ボルト111のねじ部には、2つのナット112が螺着されるとともにこれら2つのナット112が互いに締め付けて固定されたダブルナット構造が設けられている。このダブルナット構造によって、ロック部材103が回動できるように、基板100に対して取り付けられている。
ロック部材103の中央には切換手段65が連結される連結部113が設けられている。そして、ロック部材103は、切換手段65によって、耕耘整地作業時には前方の整地切換位置(図13に示す位置)に回動され、土引き作業時には後方の土引き切換位置(図17に示す位置)に回動される。ロック部材103が整地切換位置にあるときには、連結アーム101の揺動時にロックピン107がロック部材103の上方を回動するように構成されている。
ロック部材103の後側には、ロック部材103が後方の土引き切換位置に回動した際に、ロックピン107に係合する溝状のロック部114が設けられている。そして、ロックピン107およびロック部材103により、第2整地体36が土引き位置にある状態で、第1整地体35および第2整地体36の後方への回動を規制する規制手段90として構成されている。
また、第1整地体35には、耕耘整地作業時に、第2整地体36の作業面55の水平方向に対する角度θ2が15°〜25°の範囲内になるように、第1整地体35に対する第2整地体36の回動を規制する回動規制部(第1回動規制部)116が設けられている。回動規制部116は、第2整地体36の側板47の上縁に設けられた当接部(第1当接部)117が当接することにより、第2整地体36の回動を規制する。
第1整地体35には、土引き作業時に、第2整地体36が所定の土引き位置に位置するように、第1整地体35に対する第2整地体36の回動を規制する回動規制部(第2回動規制部)118が設けられている。回動規制部118は、第2整地体36の側板の前端に設けられた土引き当接部(第2当接部)119が当接することにより、第2整地体36の回動を規制する。
そして、耕耘整地作業(代掻き作業)をする場合、図13に示すように、切換手段65によってロック部材103が前方の整地切換位置に回動され、第1整地体35および第2整地体36が上下方向に回動可能になっている。
図13は代掻き作業のうちの仕上げ代作業の状態を示す。この仕上げ代作業では、トラクタ2の車輪(後輪3)が硬盤層94上まで泥水層95に沈み込み、農作業機1の耕耘体27の下部が硬盤層94に対して間をあけた位置(泥水層95の中の荒代作業時よりも上方位置)に位置し、第1整地体35および第2整地体36が泥水層95の表面の泥水面96の高さに応じて上方に回動する。
トラクタ2の走行により農作業機1を進行方向Fに移動させると、耕耘体27が所定の回転方向に回転しながら泥水層95の高さ方向の中間層域から上層域に亘って耕耘し、さらに、この耕耘体27の後方において、第1整地体35および第2整地体36が耕耘された泥水層95を平らにする。
このとき、図14に示すように、作業面55に泥水を受ける第2整地体36は第1整地体35に対して上方へ回動しようとするが、第2整地体36の当接部117が第1整地体35の回動規制部116に当接して上方への回動が規制される。そのため、仕上げ代作業(耕耘整地作業時)は、第2整地体36の作業面55の水平方向に対する角度θ2が15°〜25°の範囲内に保たれる。なお、図13に示す仕上げ代作業において、角度θ2が例えば20°(略20°を含む)となることが好ましい。
そして、第2整地体36の作業面55の水平方向に対する角度θ2が15°〜25°の範囲内であることにより、第2整地体36の作業面55で泥水層95の表層の凹凸を均しながら、第2整地体36の後端から泥水を流出させることができ、仕上がりの良い代掻き作業ができる。
しかも、第2整地体36が複数の切欠部54を有することにより、第2整地体36の作業面55で押されて均される泥水の一部が複数の切欠部54から流出し、第2整地体36の左右横方向に泥水が逃げるのを抑制し、泥水層95を均平にできる。
また、土引き作業をする場合、まず、図16に示すように、トラクタ2によって農作業機1を上昇させ、第1整地体35および第2整地体36が自重によって下がった状態、つまり土引き状態とし、この状態で、図17に示すように、切換手段65によってロック部材103を後方の土引き切換位置に回動させ、ロック部材103のロック部114を連結アーム101のロックピン107に係合させることにより、連結アーム101および連結リンク102を介して第1整地体35および第2整地体36を土引き位置に保持する。
そして、トラクタ2の走行により農作業機1を進行方向Fに移動させると、第1整地体35および第2整地体36で圃場の土を引き、圃場面を均す。
土引き作業時に、第2整地体36が圃場の土によって後方に押されたとき、第2整地体36の上部側が連結ピン108を中心として後方に回動しようとした場合には、第2整地体36の当接部119が第1整地体35の回動規制部118に当接して回動が規制され、一方、第2整地体36の下部側が連結ピン108を中心として後方に回動しようとした場合には、第2整地体36の当接部117が第1整地体35の回動規制部116に当接して回動が規制される。そのため、第1整地体35および第2整地体36は土引き位置に保持され、土引き作業が確実に行われる。
そして、このように構成された農作業機1においても、上述した一実施の形態と同様の作用効果が得られる。
なお、農作業機1は、中央作業部5に延長作業部7を折畳可能に設けた折畳み構造に限らず、折畳み構造のない一体形構造でもよい。
1 農作業機
27 耕耘体
28 整地手段
35 第1整地体
36 第2整地体
38 支持手段
47 第2整地体の側板
54 切欠部
55 作業面
63 切換アーム
64 連結リンク
65 切換手段
89 仮想四節リンク機構
116 第1回動規制部(回動規制部)
117 第1当接部(当接部)
118 第2回動規制部
119 第2当接部
A,B,C,D 回動支点

Claims (6)

  1. 耕耘作業をする耕耘体と、
    上下方向に回動可能な第1整地体、およびこの第1整地体に上下方向に回動可能に設けられ下面に作業面を有する第2整地体を備えるとともに、前記第2整地体を支持する支持手段を備え、前記耕耘体の後方で整地作業をする整地手段と、を具備し、
    耕耘整地作業時に、前記第1整地体が上下方向に回動しても、前記支持手段によって前記第2整地体の前記作業面の水平方向に対する角度が15°〜25°の範囲内の一定の角度に保たれる
    ことを特徴とする農作業機。
  2. 耕耘作業をする耕耘体と、
    上下方向に回動可能な第1整地体、およびこの第1整地体に上下方向に回動可能に設けられ下面に作業面を有する第2整地体を備え、前記耕耘体の後方で整地作業をする整地手段と、を具備し、
    前記整地手段は、4つの回動支点を結んで設けられる仮想四節リンク機構を有し、
    耕耘整地作業時に、前記第1整地体が上下方向に回動しても、前記仮想四節リンク機構によって前記第2整地体の前記作業面の水平方向に対する角度が15°〜25°の範囲内の一定の角度に保たれる
    ことを特徴とする農作業機。
  3. 耕耘作業をする耕耘体と、
    第1整地体、およびこの第1整地体に上下方向に回動可能に設けられ下面に作業面を有する第2整地体を備え、前記耕耘体の後方で整地作業をする整地手段と、を具備し、
    前記第2整地体は、当接部を有し、
    前記第1整地体は、耕耘整地作業時に、前記第2整地体の前記作業面の水平方向に対する角度が15°〜25°の範囲内になるように、前記当接部との当接によって前記第1整地体に対する前記第2整地体の回動を規制する回動規制部を有する
    ことを特徴とする農作業機。
  4. 耕耘作業をする耕耘体と、
    第1整地体、およびこの第1整地体に上下方向に回動可能に設けられ下面に作業面を有する第2整地体を備え、前記耕耘体の後方で整地作業をする整地手段と、を具備し、
    前記第2整地体は、第1当接部および第2当接部を有し、
    前記第1整地体は、
    耕耘整地作業時に、前記第2整地体の前記作業面の水平方向に対する角度が15°〜25°の範囲内になるように、前記第1当接部との当接によって前記第1整地体に対する前記第2整地体の回動を規制する第1回動規制部と、
    土引き作業時に、前記第2整地体が所定の土引き位置に位置するように、前記第2当接部との当接によって前記第1整地体に対する前記第2整地体の回動を規制する第2回動規制部とを有する
    ことを特徴とする農作業機。
  5. 第1当接部は、第2整地体の側板の上縁に設けられ、
    第2当接部は、前記側板の前端に設けられている
    ことを特徴とする請求項4記載の農作業機。
  6. 支持手段は、切換アームと、この切換アームと第2整地体とを連結する連結リンクと、前記切換アームを回動させて前記第2整地体の位置を耕耘整地作業時の整地位置および土引き作業時の土引き位置に切り換える切換手段とを有する
    ことを特徴とする請求項1記載の農作業機。
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