JP2002101724A - 乗用型草刈り機 - Google Patents

乗用型草刈り機

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JP2002101724A
JP2002101724A JP2000300126A JP2000300126A JP2002101724A JP 2002101724 A JP2002101724 A JP 2002101724A JP 2000300126 A JP2000300126 A JP 2000300126A JP 2000300126 A JP2000300126 A JP 2000300126A JP 2002101724 A JP2002101724 A JP 2002101724A
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正三 石森
Kazuaki Kurohara
一明 黒原
Mikio Yuki
三喜雄 結城
Takeshi Komorida
武史 小森田
Shinichiro Saji
伸一郎 佐治
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    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01DHARVESTING; MOWING
    • A01D43/00Mowers combined with apparatus performing additional operations while mowing
    • A01D43/06Mowers combined with apparatus performing additional operations while mowing with means for collecting, gathering or loading mown material
    • A01D43/063Mowers combined with apparatus performing additional operations while mowing with means for collecting, gathering or loading mown material in or into a container carried by the mower; Containers therefor
    • A01D43/0635Mowers combined with apparatus performing additional operations while mowing with means for collecting, gathering or loading mown material in or into a container carried by the mower; Containers therefor with emptying means
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01DHARVESTING; MOWING
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  • Environmental Sciences (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】たとえ集草効率向上のために、集草容器の左右
両横部の上方にまで横部通風孔を設ける場合において
も、その横部通風孔から吐出された細かい刈草や塵埃な
どが運転者に降りかかることを防止し得る乗用型草刈り
機の提供。 【解決手段】運転座席を有する走行機体の下部に設けら
れた草刈り用のモーアと、走行機体の後部に設けられ
て、多数の上部通風孔と横部通風孔21aを有する集草
容器8とを備え、モーアにより刈り取った刈草を刈草案
内体に沿って風力により搬送して集草容器8内に集草す
る乗用型草刈り機で、集草容器8の上部8bに設けられ
た上部カバー26が、上部通風孔からの風を集草容器8
の後方に案内して吐出し、集草容器8の左右両横部8c
に設けられた横部カバー30のそれぞれが、横部通風孔
21aからの風を集草容器8の後方と下方とに案内して
吐出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運転座席を有する
走行機体と、その走行機体の下部に設けられた草刈り用
のモーアと、前記走行機体の後部に設けられて、その上
部に多数の上部通風孔を有し、かつ、その左右両横部の
それぞれに多数の横部通風孔を有する集草容器と、前記
モーアと前記集草容器の前部に設けられた収納口とを接
続する刈草案内体とを備え、前記モーアにより刈り取っ
た刈草を前記刈草案内体に沿って風力により搬送して前
記集草容器内に集草するように構成されている乗用型草
刈り機に関する。
【0002】
【従来の技術】このような構成の乗用型草刈り機では、
モーアにより刈り取った刈草を搬送して集草容器内に集
草するために風力が不可欠であり、その風を集草容器外
へ吐出して刈草のみを効率良く集草するため、集草容器
の少なくとも上部と左右両横部とにできるだけ大きな面
積にわたって多数の通風孔を設ける必要がある。しか
し、その通風孔から細かい刈草や塵埃なども吐出される
ため、風向きによっては、吐出された刈草や塵埃などが
上方へ舞い上がって、運転者に降りかかる虞がある。そ
こで、従来においては、集草容器の上部に上部カバーを
設けて、集草容器の上部通風孔からの風を集草容器の後
方に案内して吐出するように構成し、それによって、細
かい刈草や塵埃などが上方へ舞い上がって運転者に降り
かかるのを防止していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、風向きによ
っては、集草容器の左右両横部に設けられた横部通風孔
から吐出された細かい刈草や塵埃が上方に舞い上がるこ
ともあり、従来では、そのような事態の発生に対し、特
別な考慮が払われていなかったので、風向きによって
は、細かい刈草や塵埃が運転者に降りかかることもあ
り、特に、集草容器に対する集草効率向上のため、集草
容器の左右両横部の上方にまで横部通風孔を設ける場合
には顕著であった。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に着目
したもので、その目的は、たとえ集草効率向上のため
に、集草容器の左右両横部の上方にまで横部通風孔を設
ける場合においても、その横部通風孔から吐出された細
かい刈草や塵埃などが運転者に降りかかることを防止し
得る乗用型草刈り機の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の構
成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0006】〔構成〕請求項1に係る発明は、運転座席
を有する走行機体と、その走行機体の下部に設けられた
草刈り用のモーアと、前記走行機体の後部に設けられ
て、その上部に多数の上部通風孔を有し、かつ、その左
右両横部のそれぞれに多数の横部通風孔を有する集草容
器と、前記モーアと前記集草容器の前部に設けられた収
納口とを接続する刈草案内体とを備え、前記モーアによ
り刈り取った刈草を前記刈草案内体に沿って風力により
搬送して前記集草容器内に集草するように構成されてい
る乗用型草刈り機であって、前記集草容器の上部に設け
られた上部カバーが、前記上部通風孔からの風を集草容
器の後方に案内して吐出するように構成され、前記集草
容器の左右両横部に設けられた横部カバーのそれぞれ
が、前記横部通風孔からの風を集草容器の後方と下方と
に案内して吐出するように構成されていることを特徴と
する。
【0007】〔作用〕請求項1に係る発明によれば、集
草容器の上部に設けられた上部カバーが、集草容器の上
部に設けられた多数の上部通風孔からの風を集草容器の
後方に案内して吐出するように構成されているので、従
来の乗用型草刈り機と同様に、上部通風孔から吐出され
る細かい刈草や塵埃などの上方へ舞い上がりを阻止し
て、上部通風孔からの細かい刈草や塵埃などが運転者に
降りかかるのを防止することができる。それに加えて、
集草容器の左右両横部に設けられた横部カバーのそれぞ
れが、集草容器の左右両横部のそれぞれに設けられた多
数の横部通風孔からの風を集草容器の後方と下方とに案
内して吐出するように構成されているので、横部通風孔
から吐出される細かい刈草や塵埃なども、各横部カバー
によって集草容器の後方や下方に吐出されて上方への舞
い上がりが阻止され、たとえ集草効率向上のために、集
草容器の左右両横部の上方にまで横部通風孔を設ける場
合においても、その横部通風孔からの細かい刈草や塵埃
などが運転者に降りかかるのを防止することができる。
【0008】〔効果〕したがって、集草容器に対する集
草効率の向上を図りながらも、細かい刈草や塵埃などが
運転者に降りかかるのを防止することができる。
【0009】請求項2に係る発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0010】〔構成〕請求項2に係る発明は、前記上部
カバーが、前記上部通風孔からの風を案内して後方へ吐
出するべく、その左右方向の中間部に上方へ膨出し、か
つ、前後方向に沿う案内用膨出部を備えていて、前記横
部カバーのそれぞれが、前記上部カバーを案内用膨出部
の左右方向の中間部において前後方向に沿って二つ割り
にして形成された分割カバーにより形成されていること
を特徴とする。
【0011】〔作用〕請求項2に係る発明によれば、上
部カバーが、上部通風孔からの風を案内して後方へ吐出
するべく、その左右方向の中間部に上方へ膨出し、か
つ、前後方向に沿う案内用膨出部を備えているので、上
部通風孔からの細かい刈草や塵埃なども、その案内用膨
出部により確実に後方へ案内されて吐出される。そし
て、横部カバーのそれぞれが、その上部カバーを案内用
膨出部の左右方向の中間部において前後方向に沿って二
つ割りにして形成された分割カバーにより形成されてい
るので、横部通風孔からの細かい刈草や塵埃などは、そ
の分割された案内用膨出部により確実に後方や下方へ案
内されて吐出されるのに加えて、例えば、上部カバーと
横部カバーとを合成樹脂による成形品で構成したり、板
金による成形品で構成する場合、成形用の金型などがひ
とつで済み、上部カバーと横部カバーのコストダウンを
図ることができる。
【0012】〔効果〕したがって、上部カバーにより上
部通風孔からの細かい刈草や塵埃などの舞い上がりを阻
止し、かつ、横部カバーのそれぞれにより横部通風孔か
らの細かい刈草や塵埃などの舞い上がりを阻止すること
ができて、しかも、それら上部カバーと左右の横部カバ
ーとを安価に製作することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明による乗用型草刈り機の実
施の形態を図面に基づいて説明する。この乗用型草刈り
機は、図1に示すように、左右一対の前輪1と後輪2と
を有する走行機体3を備え、その走行機体3の前方に
は、エンジン4が搭載され、後方には、運転者が座る運
転座席5が設けられている。その走行機体3の前後方向
中間部における下方には、芝などの各種の草を刈り取る
ための草刈り用のモーア6が位置されて、モーア用昇降
リンク機構7を介して走行機体3に対して上下昇降自在
に吊り下げ装備され、走行機体3の後部には、集草容器
8が位置されて、容器用昇降リンク機構9を介して走行
機体3に対して上下昇降自在に装備され、そのモーア6
と集草容器8とが、刈草案内体としてのダクト10によ
り互いに繋がれている。
【0014】前記モーア6は、図2に示すように、左右
方向に並設された3枚のブレード11と、そのブレード
11を縦軸心周りに回転自在に保持するハウジング12
などを備え、エンジン4からの動力が、ベルト式伝動機
構13や伝動軸14などを介して各ブレード11に伝え
られて、図中矢印で示すように、平面視において、左側
と中央に位置するブレード11とが時計方向に、右側の
ブレードが反時計方向にそれぞれ回転駆動されるように
構成されている。前記ハウジング12には、各ブレード
11の回転軌跡に沿うバキュームプレート15が設けら
れ、かつ、そのバキュームプレート15と対向するよう
にハウジング12の縦壁12aが位置されていて、各ブ
レード11で切断された刈草が、排出筒16に向けて排
出されるように構成され、その排出筒16に刈草案内体
としてのダクト10が、モーア6の上下昇降を許容する
状態で接続されている。
【0015】前記ダクト10は、下方が開口した断面コ
の字状に形成され、走行機体3の後方側に延設されて、
その後端部が集草容器8の前面8aに設けられた収納口
17(図3および図4参照)に係脱自在に挿入され、モ
ーア6のブレード11で切断して刈り取った刈草を各ブ
レード11の回転に伴って発生する風力により、ダクト
10に沿って後方へ搬送して集草容器8内に集草するよ
うに構成され、そのため、集草容器8には、刈草搬送用
の風を集草容器8から外部に吐出させるための多数の通
風孔が設けられている。すなわち、集草容器8は、図3
および図4に示すように、ほぼ矩形の箱状で板金により
形成されていて、その前面8aに収納口17が開口され
るとともに、後面が開放されていて、その開放された後
面を閉鎖する板金製の蓋体18が、後に詳しく説明する
ように、集草容器8に対して回動自在に取り付けられて
いる。
【0016】前記集草容器8の前面8aには、収納口1
7の両側に位置するように開口部が設けられ、その両開
口部には、パンチングメタル19が張設されていて、パ
ンチングメタル19に設けられた多数の孔が、前部通風
孔19aとして機能するように構成されている。同様
に、集草容器8の上面8bには、ほぼ全面にわたる状態
で多数の上部通風孔20aを形成するためのパンチング
メタル20が、集草容器8の左右両横面8cには、後方
の一部を除いてほぼ全面にわたる状態で多数の横部通風
孔21aを形成するためのパンチングメタル21がそれ
ぞれ張設されている。更に、集草容器8の後面に位置す
る蓋体18の下方にも、多数の後部通風孔22aを形成
するためのパンチングメタル22が張設され、集草容器
8の底面8dを除く全ての面に通風孔19a,20a,
21a,22aが設けられている。
【0017】前記集草容器8の左右横側面8cには、後
方側に位置する状態で、それぞれ側板23が取り付けら
れ、その側板23からは、上方に位置する第1ブラケッ
ト23aと下方に位置する第2ブラケット23bとが突
設され、上方に位置する第1ブラケット23aに対し
て、前記蓋体18が、第1横軸心P1周りに回動可能に
枢着されている。すなわち、蓋体18の左右横側面に
は、支持アーム24が相対移動不能な状態に取り付けら
れ、その両支持アーム24の先端部が、側板23の第1
ブラケット23aに対して第1横軸心P1周りに回動可
能に枢着されている。そして、前記蓋体18の上部に
は、導風カバー25が取り付けられていて、蓋体18と
導風カバー25とが、第1横軸心P1周りに一体的に回
動し得るように構成されている。
【0018】前記集草容器8の上面8bには、上部通風
孔20aを形成するパンチングメタル20の上方を覆う
状態で、合成樹脂製の成形品からなる上部カバー26が
取り付けられている。この上部カバー26は、図6に示
すように、前後方向に沿う中心線Lを中心として左右対
称となるように形成されていて、その前方と左右の横側
方の前部には、集草容器8の上面8bに接当して載置さ
れるコの字状の載置部27が設けられ、その載置部27
に複数のビス孔27aが穿設されるとともに、載置部2
7の左右端部から下方に向けて垂下縁28が垂下され、
コの字状の載置部27を集草容器8の上面8bに載置
し、ビス孔27a内にビスを挿通して上部カバー26を
取り付けると、垂下縁28が、集草容器8の左右両横面
8c側に垂下するように構成されている。
【0019】そして、コの字状の載置部27の内側、換
言すると、上部カバー26の左右方向の中間部は、上方
に膨出されていて、上部カバー26を集草容器8の上面
8bに取り付けた状態で、上部通風孔20aからの風を
案内して後方へ吐出するべく、前後方向に沿う案内用膨
出部29が設けられている。この案内用膨出部29は、
コの字状の載置部27の内側において、その全面にわた
って形成された第1膨出部29aと、その第1膨出部2
9aの左右方向中央部において、第1膨出部29aより
も更に上方にまで膨出された第2膨出部29bとからな
り、上部カバー26を集草容器8の上面8bに取り付け
た状態で、上部通風孔20aからの風が、第1膨出部2
9aと第2膨出部29bとの後端開口部から吐出され、
更に、蓋体18が閉じ姿勢にあると、上部カバー26か
ら吐出された風が、導風カバー25に案内されて、蓋体
18の後方において下方に向けて吐出されるように構成
されている。
【0020】前記集草容器8の左右両横面8cのそれぞ
れにも、横部通風孔21aを形成するパンチングメタル
21の上方を覆う状態で、合成樹脂製の成形品からなる
横部カバー30が取り付けられていて、それら両横部カ
バー30は、上述した上部カバー26を二つ割りにして
形成されている。つまり、図7に示すように、上部カバ
ー26をその中心線L上で左右に二つ割りにすること
で、左右対称形の2つの分割カバー26a,26bが形
成される。その各分割カバー26a,26bにおいて、
図中斜線を付したように、不必要な垂下縁28部分を切
除するとともに、形状を整えるために後端側の一部を切
除して、横部カバー30が形成されている。
【0021】そして、図7において上方に示した分割カ
バー26aの方を集草容器8の右側の横面8cに取り付
けて、右側の横部カバー30として使用し、下方に示し
た分割カバー26bの方を左側の横面8cに取り付け
て、左側の横部カバー30として使用するのである。各
横部カバー30の取り付けに際しては、各載置部27に
穿設のビス孔27aをそのまま使用することができ、各
ビス孔27a内にビスを挿通して取り付けることで、両
横面8cの横部通風孔21aからの風が、二つ割りされ
た第1膨出部29aと第2膨出部29bに案内されて、
両膨出部29a,29bの後方開口部と下方開口部から
後方と下方に向けて吐出されるように構成されている。
【0022】前記容器用昇降リンク機構9は、上部リン
ク31、下部リンク32、ならびに、これら両リンク3
1,32の後端部を互いに枢支連結する縦リンク33な
どで構成され、走行機体3の後部に立設された支持フレ
ーム34の上方に左右2組が連結装着されている。前記
上部リンク31と下部リンク32とは、側面視におい
て、その中間部が上方へ膨出した「へ」の字状に構成さ
れ、各上部リンク31と縦リンク33とが、第2横軸心
P2周りに相対回動自在に枢支連結されるとともに、集
草容器8の横側面8cに取り付けられた側板23も、同
じ第2横軸心P2周りに相対回動自在に枢支連結され
て、集草容器8が、第2横軸心P2周りに回動自在な状
態で容器用昇降リンク機構9に支持されている。
【0023】前記支持フレーム34の下部と各下部リン
ク32との間には、油圧シリンダ35が、そのシリンダ
筒35aを支持フレーム34に、シリンダロッド35b
を下部リンク32に枢支連結した状態で介装されてい
て、左右一対の油圧シリンダ35の伸縮作動によって容
器用昇降リンク機構9が昇降駆動されるように構成され
ている。前記シリンダロッド35bは、下部リンク32
に取り付けられたブラケット36に枢支連結されてい
て、そのブラケット36の後部には、図5にも示すよう
に、金属製の丸棒からなる保護部材37の上端部が溶接
により固着され、その保護部材37の下方側がシリンダ
筒35aに固着された環状の案内部材38内に挿入され
ていて、保護部材37が、油圧シリンダ35の伸縮に伴
ってシリンダロッド35bの後方において、シリンダロ
ッド35bと共に伸縮移動するように構成されている。
【0024】前記縦リンク33の上方延出端と側板23
の第2ブラケット23bとの間には、油圧シリンダ39
が介装され、かつ、縦リンク33から延出のブラケット
33aと支持アーム24の中間部とが、連係リンク40
により枢支連結されていて、油圧シリンダ39の短縮作
動で、図1および図3に示すように、集草容器8が前後
方向を向く集草姿勢となり、油圧シリンダ39の伸長作
動で、図8において仮想線で示すように、集草容器8が
後ろ下がりの排出姿勢に回動操作されるとともに、その
集草容器8の回動に伴って、蓋体18が自動的に回動さ
れて集草容器8を開閉するように構成されている。すな
わち、集草容器8が集草姿勢にあるときは、蓋体18が
集草容器8を閉じており、集草容器8が排出姿勢に回動
されると、支持アーム24と側板23の第1ブラケット
23aとの枢支箇所である第1横軸心P1の移動に伴っ
て相対的に連係リンク40が突き上げられ、蓋体18が
集草容器8の後面を開放するように構成されている。
【0025】このように容器用昇降リンク機構9によっ
て集草容器8を上昇させ、かつ、油圧シリンダ39の伸
長によって集草容器8を排出姿勢に回動操作して、図8
に示すように、集草容器8内の刈草をトラックTの荷台
T1などに排出するのであり、その際、上述したように
上部リンク31と下部リンク32とが「へ」の字状に、
特に、下部リンク32が「へ」の字状に形成されている
ので、荷台T1に対する下部リンク32の接当を回避し
ながら、走行機体3をできるだけ荷台T1に近接させる
ことができる。したがって、集草容器8の後面を荷台T
1の中央部、あるいは、中央部を越えて反対側の上方に
位置させて刈草を排出することも可能で、トラックTの
荷台T1に刈草を効率良く積載することができる。ま
た、容器用昇降リンク機構9の上昇操作のため、油圧シ
リンダ35が伸長されてシリンダロッド35bが露出す
ることになるが、その後方に保護部材37が位置してシ
リンダロッド35bを保護するので、トラックTの荷台
T1などが直接シリンダロッド35bに接当することが
なく、また、油圧シリンダ35の短縮時には、シリンダ
筒35aの後方に保護部材37が位置することになり、
シリンダロッド35bやシリンダ筒35aの損傷が回避
される。
【0026】〔別実施形態〕 (1)先の実施形態では、集草容器8に開口部を設けて
パンチングメタル19,20,21,22を張設するこ
とにより、前部通風孔19a、上部通風孔20a、横部
通風孔21a、ならびに、後部通風孔22aを形成した
例を示したが、集草容器8や蓋体18に多数の孔を直接
穿設して各通風孔19a,20a,21,22aを形成
することもでき、これら各通風孔19a,20a,2
1,22aの具体的な構成については種々の変更が可能
であり、また、集草容器8そのものについても、合成樹
脂製にしたり、形状を変えるなど、種々の変更が可能で
ある。
【0027】(2)先の実施形態では、上部カバー26
を合成樹脂製の成形品で構成した例を示したが、上部カ
バー26を板金で形成し、その板金製の上部カバー26
を二つ割りにして横部カバー30を形成することもでき
る。また、いずれの場合においても、先の実施形態で示
した垂下縁28をなくして上部カバー26を形成すれ
ば、横部カバー30を形成する際、垂下縁28部分を切
除する必要がなく、上部カバー26を二つ割りするだけ
で横部カバー30を形成することができる。
【0028】(3)これまでの実施形態では、上部カバ
ー26を二つ割りにして横部カバー30を形成した例を
示したが、上部カバー26を二つ割りにして横部カバー
30を形成するのではなく、上部カバー26は上部カバ
ー専用として、横部カバー30は横部カバー専用とし
て、それぞれ別個に形成することもでき、その場合に
は、横部カバー30によって横部通風孔21aを形成す
るパンチングメタル21の上方のみでなく、パンチング
メタル21全体を覆うこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型草刈り機の側面図
【図2】モーアの横断平面図
【図3】集草容器と容器用昇降リンク機構の側面図
【図4】集草容器の斜視図
【図5】容器用昇降リンク機構を作動させる油圧シリン
ダの上面図
【図6】上部カバーの説明図で、(イ)は底面図、
(ロ)は後面図、(ハ)は縦断側面図
【図7】横部カバーの形成工程を示す底面図
【図8】集草容器と容器用昇降リンク機構の作動を示す
側面図
【符号の説明】
3 走行機体 5 運転座席 6 モーア 8 集草容器 8a 集草容器の前部 8b 集草容器の上部 8c 集草容器の横部 10 刈草案内体 17 収納口 20a 上部通風孔 21a 横部通風孔 26 上部カバー 26a,26b 分割カバー 29 案内用膨出部 30 横部カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒原 一明 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 結城 三喜雄 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 小森田 武史 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 佐治 伸一郎 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 Fターム(参考) 2B083 AA02 BA18 CA28 FA06 FA11 FA16 GA02 GA04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転座席を有する走行機体と、 その走行機体の下部に設けられた草刈り用のモーアと、 前記走行機体の後部に設けられて、その上部に多数の上
    部通風孔を有し、かつ、その左右両横部のそれぞれに多
    数の横部通風孔を有する集草容器と、 前記モーアと前記集草容器の前部に設けられた収納口と
    を接続する刈草案内体とを備え、 前記モーアにより刈り取った刈草を前記刈草案内体に沿
    って風力により搬送して前記集草容器内に集草するよう
    に構成されている乗用型草刈り機であって、 前記集草容器の上部に設けられた上部カバーが、前記上
    部通風孔からの風を集草容器の後方に案内して吐出する
    ように構成され、 前記集草容器の左右両横部に設けられた横部カバーのそ
    れぞれが、前記横部通風孔からの風を集草容器の後方と
    下方とに案内して吐出するように構成されている乗用型
    草刈り機。
  2. 【請求項2】 前記上部カバーが、前記上部通風孔から
    の風を案内して後方へ吐出するべく、その左右方向の中
    間部に上方へ膨出し、かつ、前後方向に沿う案内用膨出
    部を備えていて、 前記横部カバーのそれぞれが、前記上部カバーを案内用
    膨出部の左右方向の中間部において前後方向に沿って二
    つ割りにして形成された分割カバーにより形成されてい
    る請求項1に記載の乗用型草刈り機。
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