JP2021029152A - 非結球性葉菜類の刈取装置 - Google Patents

非結球性葉菜類の刈取装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、例えば加工用ホウレン草などの非結球性葉菜類を収穫するにあたり、刈り取った非結球性葉菜類を収容部に移送する手段として風送を採用し、移送の際に生じ得る損傷を極力防止し、且つ非結球性葉菜類を能率的に移送・収容できるようにした新規な刈取装置の開発を課題とする。【解決手段】 本発明の葉菜類刈取装置1は、刈取・移送ユニット3を移動機体2の前方に設け、且つ刈取・移送ユニット3は、刈刃51を有する刈取体5を前方に具え、その後方に移送ダクト6を配置して成り、なお且つ移送ダクト6は、非結球性葉菜類Aの移送を開始する移送開始部61Sが、平面視、少なくとも畝幅寸法を有するように形成され、また刈り取り後の非結球性葉菜類Aは、刈刃51の後方側から移送ダクト6内に送り込まれる背面風Wによって、移送ダクト6内を上昇移送され、収容部4に移送されることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、例えばホンレン草やコマツナ等、いわゆる葉モノと称される非結球性葉菜類(軟弱葉菜類)の収穫が合理的に且つ省力的に行える新規な刈取装置に関するものである。
例えば、スーパーマーケットや八百屋等で販売されているホウレン草やコマツナ等の非結球性葉菜類は、多くの場合、複数の葉をテープや透明シート等で束ねたような状態で売られている(青果用とする)。そして、このような形態で販売される青果用ホウレン草は、そもそも収穫のときから、根を数センチ程度、葉に付着させた姿で刈り取られる。
そして、このような青果用ホウレン草の収穫装置には、例えば特許文献1のような装置が案出されている。しかしながら、このような装置による収穫では、ホウレン草の葉を傷めず、且つ収穫の切断時にホウレン草(特に根)に付着する土や泥を綺麗に落とす収穫を機械的に行うことは極めて難しい。
ところでホウレン草は、このような青果用需要だけでなく、根よりも上の葉(葉菜)だけ、つまり根を含まずに上の葉菜部分だけで刈り取られ、個々の葉菜(葉)がバラバラの状態で流通に供される需要もあり、収穫された葉は主に飲食店や食品加工場等に搬送され、これを加工用(業務用)とする。
そして、この加工用の場合もこれに応じた収穫機が案出されており、例えば特許文献2のような装置(特に図1)が挙げられる。
ここで、加工用ホウレン草でも刈り取った葉は、収容時に移送を伴うが、バラバラの状態の葉であるだけに傷つき易く、それを回避した移送手法が要求される。
更に、加工用ホウレン草では、青果用ホウレン草よりも、取引単価が安くなることから、葉を大きく成長させてから刈り取ることが行われており、これが個々の葉菜の移送をより困難なものとしていた。
また収穫機としては、軽トラックへの積込み・積卸しが容易で且つ、圃場でも小回りが利くように小型化が要求されており、場合によってはハウス(ビニールハウス)の中でも容易に取り回しが行えること等が求められている。
更に、農家の経営面からの要求としては、このような収穫機を専用機として購入することは、経費的に大きな負担となり、容易には採用できない。
特開平9−107765号公報 特開2012−70645号公報(特に図1)
本発明は、このような背景を認識してなされたものであって、特に加工用ホウレン草などの非結球性葉菜類を収穫するにあたり、刈り取った非結球性葉菜類を収容部に移送する手段として風送を採用し、移送の際に生じ得る損傷を極力防止し、且つ非結球性葉菜類を能率的に移送・収容できるようにした新規な刈取装置の開発を試みたものである。
すなわち請求項1記載の、非結球性葉菜類の刈取装置は、
移動機体と、この移動機体に搭載され非結球性葉菜類を収穫する刈取・移送ユニットと、収穫した非結球性葉菜類を収容する収容部とを具え、畝面上に生育した非結球性葉菜類を刈り取って収容部に移送する装置であって、
前記刈取・移送ユニットは、移動機体の前方に設けられるものであり、且つ当該刈取・移送ユニットは、刈刃を有する刈取体を前方に具え、その後方に移送ダクトが配置されて成り、
なお且つこの移送ダクトは、刈り取った非結球性葉菜類の移送を開始する移送開始部が、平面視、少なくとも畝幅寸法を有するように形成され、
また刈り取り後の非結球性葉菜類は、刈刃の後方側から移送ダクト内に送り込まれる背面風によって、移送ダクト内を上昇移送され、収容部に移送されることを特徴として成るものである。
また請求項2記載の、非結球性葉菜類の刈取装置は、前記請求項1記載の要件に加え、
前記刈取・移送ユニットは、刈取体の前方または側方のうちいずれか一方、または双方から補助移送風を送り込み、背面風による風送を補助する構成であることを特徴として成るものである。
また請求項3記載の、非結球性葉菜類の刈取装置は、前記請求項1または2記載の要件に加え、
前記刈取・移送ユニットは、移動機体に対し昇降自在に搭載されることを特徴として成るものである。
また請求項4記載の、非結球性葉菜類の刈取装置は、前記請求項1から3のいずれか1項記載の要件に加え、
前記刈取・移送ユニットは、移動機体に対し畝面に対する立ち上げ角度が調整自在に搭載されることを特徴として成るものである。
また請求項5記載の、非結球性葉菜類の刈取装置は、前記請求項3または4記載の要件に加え、
前記刈取・移送ユニットは、両側部に刈高さを設定するゲージ装置を具えることを特徴として成るものである。
また請求項6記載の、非結球性葉菜類の刈取装置は、前記請求項5記載の要件に加え、
前記ゲージ装置は、畝間に接地して転動するゲージ輪を具えることを特徴として成るものである。
これら各請求項記載の発明の構成を手段として前記課題の解決が図られる。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、刈り取り後の非結球性葉菜類は、風送によって収容部へと移送されるため、移送に伴う損傷を極力防止しながら非結球性葉菜類を効率的に移送することができ、収容部への収容まで含めたトータルでの収穫作業が極めて能率的に行える。
なお、従来は、刈り取り後の非結球性葉菜類は、例えばコンベヤによって移送されることがあった。具体的には刈り取り後の非結球性葉菜類を、左右一対で配置されたコンベヤによって挟み込むような状態で収容部に移送することがあったが、これでは収容部への収容までを含めたトータルでの収穫作業に多大な時間や労力を要し、また収穫した非結球性葉菜類は搬送中に損傷してしまうことがあり、非効率的であった。
また、本発明では移送ダクト内の移送が上昇移送であるため、移送ダクトひいては刈取装置全体の全長(前後長)を短縮化でき、いわゆる小回りが利き、ハウス等の狭い場所でも利用し易い刈取装置が実現できる。
また、請求項2記載の発明によれば、背面風に加え、刈取体の前方または側方から補助移送風を送り込むため、例えば非結球性葉菜類を比較的長い寸法で刈り取った場合でも(長い葉モノとして刈り取った場合でも)、移送ダクト内の移送途中で滞留や詰まりを生じさせることなく、スムーズに上昇移送することができる。
具体的には刈取体の側方から移送ダクトに補助移送風を送り込むことによって、例えば比較的大きく成長した非結球性葉菜類を収穫する場合、畝幅方向両端部に生育する非結球性葉菜類は、株全体が移送開始部に収まらないこともあり得るが、このような株であっても、側方からの補助移送風によって移送開始部の中央(畝幅方向中央)に寄せてから刈り取ることができ、刈り残しを防止することができる。また、刈り取り後の非結球性葉菜類が移送ダクトの側面内側に貼り付いてしまうことを防止することができる。
また、刈取体の前方から移送ダクトに補助移送風を送り込むことによって、刈り取り直前の非結球性葉菜類を移送ダクトの移送開始部に送り込む(または吸い込む)作用が働き、刈り取り時における非結球性葉菜類の前方側への倒れ込みを防止することができる。また刈り取り後の非結球性葉菜類が移送開始部の前方からこぼれ落ちてしまうことを抑えることができる。
このように前方または側方から送り込む補助移送風によって、非結球性葉菜類の刈取姿勢を整えて刈り取り、確実に移送ダクト内に送り込むことができる。
また、請求項3記載の発明によれば、刈取・移送ユニットは、移動機体に対し昇降自在に搭載されるため、刈取体(刈刃)を所望の刈高さに設定することができる。すなわち畝間に対する畝面の高さは、種々の圃場によって異なることがあり、このため圃場間の移動に伴い、その都度、刈高さを設定する必要があり、これに対応することができる。また収穫物である非結球性葉菜類の育成状況に合わせた移送可能な刈高さに設定することができる。このため、例えば茶葉の二段刈りのように、特に大きく成長した非結球性葉菜類を数回に分けて刈り取ることもできる。
また葉菜類刈取装置を移動や運搬積載する際には、刈取・移送ユニットを上昇させておくことで、刈取体(刈刃)の地面や荷台への接触を避けることができ、刈取体の破損を防止することができる。
また、請求項4記載の発明によれば、刈取・移送ユニットは、移動機体に対し畝面に対する立ち上げ角度が調整自在に搭載されるため、例えば移送ダクトの畝面に対する立ち上げ角度(傾斜角度)が、緩やかになるように移送ダクトを傾倒させた場合には、同じ送風量であっても移送能力(搬送能力)を高めることができ、個々の葉菜を長めに刈り取っても、支障なく搬送することができる。このため刈り取り直後の非結球性葉菜類が、移送ダクトの移送開始部からこぼれ落ちることなく、スムーズに吸い上げられるものであり、滞りなく収穫が行える。
また傾斜させていた移送ダクトをほぼ垂直に戻すようにすれば、葉菜類刈取装置の旋回性を向上させることができる(傾斜角度が固定された場合に比べて)。
また、請求項5記載の発明によれば、刈取・移送ユニットは、両側部に刈高さを設定するゲージ装置を具えるため、刈高さが安定する。すなわち、本発明の葉菜類刈取装置は、刈取・移送ユニットが移動機体の前方に搭載されるため、圃場の凹凸など不整地走行時による機体のピッチングの悪影響により刈高さが不安定となることが考えられるが(通常の茶刈機に比べ)、本発明では刈取・移送ユニットの両側部にゲージ装置が設けられるため、このピッチングによる悪影響を抑制することができる(刈高さを安定させることができる)。
また、請求項6記載の発明によれば、ゲージ装置の具体的構成を現実のものとする。
本発明の葉菜類刈取装置(非結球性葉菜類の刈取装置)の一例を示す斜視図(a)、並びに当該装置によって非結球性葉菜類を刈り取る様子を示す説明図(b)である。 同上側面図(a)、並びにスレッド体を具えたゲージ装置の改変例を示す説明図(b)、並びに移送ダクト(移送ダクト本体)を四節リンクで保持するようにした形態を部分的に示す骨格的説明図(c)である。 本発明の葉菜類刈取装置の一例を示す正面図(a)、並びに平面図(b)である。 葉菜類刈取装置によって非結球性葉菜類を刈り取る様子を拡大して示す説明図である。 背面風に加え、刈取体の側方から補助移送風を送り込むようにした移送ダクト(刈取・移送ユニット)の改変例を示す説明図である。 背面風と補助移送風とによって刈り取り後の非結球性葉菜類を上昇移送する様子を示す説明図である。 歩行タイプ(手押しタイプ)の葉菜類刈取装置の改変例を示す側面図である。
本発明を実施するための形態は、以下の実施例に述べるものをその一つとするとともに、更にその技術思想内において改良し得る種々の手法をも含むものである。
本発明の「非結球性葉菜類の刈取装置1(以下「葉菜類刈取装置1」とする)」は、作物が植えられている仕立面(以下、これを畝面Tとする)上に成長したホウレン草等の非結球性葉菜類Aを刈り取って収穫する装置であり、刈り取った非結球性葉菜類Aをコンベヤで収容部に移送するのではなく、風送によって移送することが大きな特徴の一つである。また、この葉菜類刈取装置1は、一例として図1に示すように、畝を跨ぐように移動する移動機体2と、この移動機体2に搭載され実質的に非結球性葉菜類Aを刈り取る刈取・移送ユニット3と、移送後の非結球性葉菜類Aを収容する収容部4とを具えて成る。すなわち、本発明の葉菜類刈取装置1は、移動機体2に、着脱自在の刈取・移送ユニット3を搭載するとともに収容部4を設けた構造を基本とする。
なお非結球性葉菜類Aとしては、上述したホウレン草の他、小松菜、チンゲンサイ、ベンリ菜など、いわゆる葉モノと称される葉菜類が含まれ、本発明の葉菜類刈取装置1は、これらの収穫にも適する。
更に、本発明では刈り取り後の非結球性葉菜類Aの移送形態が風送であることから、収穫対象となる葉菜類は、主に根が付着しないバラバラの状態で刈り取られる葉菜(葉モノ)が適しており、これは加工用または業務用と称される。
因みに本出願人は、茶葉を摘採する茶刈機等の開発に長年携わっており、刈り取った茶枝葉の移送にあたり、刈刃の後方側から移送ダクト内に圧力風(背面風と称する)を送り込み、この背面風の作用によって、刈り取り後の茶枝葉を収容部などの所望の部位に移送するようにした新規な移送手法を鋭意研究し、種々の特許出願に至っている(例えば特許第4349999号、特開2014−97018号など)。このため、非結球性葉菜類Aの収穫においても、当該背面風を利用した風送に着眼したものである。また、本出願人は、このような背面風を利用した移送形態をスリット・ジェット式と称しており、本明細書でもこの名称を使用する。
以下、葉菜類刈取装置1を構成する移動機体2、刈取・移送ユニット3、収容部4について順次説明する。
まず移動機体2について説明する。
移動機体2は、上述したように刈取・移送ユニット3を搭載し、且つこの状態で、刈取・移送ユニット3を畝に沿って移動させるものであり、ここでは畝を跨いで畝間G(畝面Tと畝面Tとの間の通路)を接地走行(自走)するタイプの移動機体2を例示する。この移動機体2は、走行方向(畝の長手方向)から見て概ね門型状に形成された門型フレーム21を骨格部材とする。また、この門型フレーム21は、畝間Gに立ち上げ状態に設けられる左右の脚部フレーム21Aと、左右の脚部フレーム21Aをデッキ状に繋いだ連結フレーム21Bとを具えて成るものである。
更に、脚部フレーム21Aの下端には一例としてクローラを適用した走行体22が設けられる。もちろん、この走行体22は、このようなクローラに限らず、畝間Gを過剰に押し付けないような空気タイヤ、あるいは双方を適用した形態(例えば前側に空気タイヤ、後側にクローラを適用した形態)等が適宜採り得る。
また連結フレーム21Bの上部には、葉菜類刈取装置1に乗車した作業者が座る操縦席(操縦者用シート)23と、移動機体2の前進・後退または左右いずれかに旋回させるための操縦桿24、葉菜類刈取装置1の制御や操作等を行うためのコントロールボックス(図示略)とを設けるものである。そして操縦席23の側傍には、例えばディーゼルエンジン等を適用した原動機26を搭載するものであり、一例として、この原動機26により図示を省略する油圧ポンプを駆動し、この油圧ポンプにより供給される作動油によって前記走行体22の駆動や、後述する刈取・移送ユニット3の駆動・姿勢設定を行うものである。
また、連結フレーム21B上には、上記図1・図2に示すように、送風機27が設けられ、これにより刈り取り後の非結球性葉菜類Aを移送するための圧力風を生起させる。なお、この送風機27は、例えば前記原動機26により直接駆動される。
そして、送風機27からは、中継ダクト27Aを介して圧力風が刈取・移送ユニット3に供給される。なお、中継ダクト27Aは、一部または全部が、フレキシブルダクトによって形成され、刈取・移送ユニット3に接続されている。
そして、上述したように、このような移動機体2に対して、刈取・移送ユニット3を畝面T上に位置するように取り付けるものである。
なお、このような移動機体2としては、上述したように茶刈機(特にここでは乗用タイプの茶刈機)の走行機体が適用でき、以下これについて説明する。
茶園における種々の作業、例えば茶葉の摘採を行う摘採作業、樹形を整え樹勢の回復を図るために枝幹を剪除する剪枝作業、薬剤や肥料を散布する施肥・防除作業などを行うにあたり、これらの作業は、乗用タイプの走行機体に、目的の作業に応じた管理機体を選択的に取り付けて行うことが一般的となっており、本発明における移動機体2においても、この走行機体の流用が可能である。
このように本実施例の葉菜類刈取装置1は、茶園管理作業において使用される走行機体を移動機体2として適用し、この移動機体2に対し、アタッチメント式の刈取・移送ユニット3を取り付けて成るものである。
また、このような構成上、移動機体2の前側に、刈取・移送ユニット3を取り付けるためのフレームが設けられ、これを取付用フレーム28とする。
次に刈取・移送ユニット3について説明する。
刈取・移送ユニット3は、上述したように移動機体2に搭載され、畝に沿って移動しながら畝面T上に生育したホウレン草などの非結球性葉菜類Aを収穫するものであり、刈取体5と移送ダクト6とを具えて成る。
刈取体5と移送ダクト6は、一例として図1・図2に示すように、一体となってベースフレーム30に取り付けられるものであり、このベースフレーム30が前記移動機体2の取付用フレーム28に取り付けられる。
なお、ベースフレーム30を介して刈取体5及び移送ダクト6を移動機体2に搭載するようにしたのは、例えば刈取体5と移送ダクト6とを一体で回動(傾斜)させることが好ましく(畝面Tに対する立ち上げ角度を変更する機構であり、これを傾斜設定機構31とする)、このような傾斜角度変更の基準をベースフレーム30とするためである。
また、刈取・移送ユニット3は、移動機体2に対し、昇降自在に搭載することが好ましく(これを昇降機構32とする)、このため本実施例では、刈取体5及び移送ダクト6を設けたベースフレーム30自体を昇降動させるように構成している。また、このようなことから刈取体5及び移送ダクト6の昇降動の基準は、移動機体2の取付用フレーム28となり、ベースフレーム30が昇降動の基準にはならないものである。
次に、刈取体5について説明する。
刈取体5は、ホウレン草などの非結球性葉菜類Aを実質的に刈り取るものであり、刈刃51を主要部材として成る。この刈刃51は、例えば図1・図4に示すように、上下一対の刈刃体51Aと、この刈刃体51Aを摺動自在に支持する刈刃支持フレーム51Bと、刈刃体51Aを偏心板やエキセントリックシャフト等によって往復摺動させる駆動部51Cとを具えて成り、上下一対の刈刃体51Aを交互に往復動させることで、各刈刃体51Aに形成した刃(歯)のバリカン作用によって非結球性葉菜類Aを刈り取るものである。
このように刈刃51は、刈刃体51A、刈刃支持フレーム51B、駆動部51C等を一体的に組み付けた、いわゆるカセット式替刃の形態を採る。また図中符号52は、このようなカセット式の刈刃51を着脱自在に保持する側板部である。因みに、茶刈機の場合には、上記カセット式の刈刃を適宜取り替えることにより、茶刈機の仕様を容易に摘採仕様から浅刈装置・中刈装置等の剪枝仕様などに変更できるものである。
また、上記刈刃51の駆動部51Cも、前記油圧ポンプ(移動機体2に搭載された原動機26によって駆動される油圧ポンプ)から供給される作動油によって駆動することが望ましい構成であるが、刈刃51の駆動は別途エンジンによって行うことも可能である。
なお、刈刃51としては、必ずしもこのようなバリカン式のものに限らず、例えばロータリー式の回転刃を適用することが可能である。
次に移送ダクト6について説明する。
移送ダクト6は、刈取体5(刈刃51)によって刈り取った非結球性葉菜類Aを、所定の位置に設けられた収容部4に向けて移送するものである。
移送ダクト6は、一例として図1(a)に示すように、偏平な風洞状に形成された移送ダクト本体61を主要部材とし、この移送ダクト本体61に送り込まれる圧力風のエア流れに乗せて非結球性葉菜類Aを収容部4に向けて移送する形態を採る。
すなわち移送ダクト6は、例えば図1・図2に示すように、全体的に鉛直に近い傾斜状態に立設され、このものの内部に上向きに送り込まれたエア(刈刃51の後方から移送ダクト本体61内に導入される背面風W)によって、非結球性葉菜類Aを収容部4に向けて移送するスリット・ジェット式の移送形態を採る。
なお、本明細書では、「前方」/「後方」などの用語を使用するが、これは葉菜類刈取装置1の「正面側」/「背面側」を意味するものである。このため「前方側(正面側)」とは、換言すれば葉菜類刈取装置1によって非結球性葉菜類Aを収穫する際の作業進行方向に当たるものである。また、左右は、この正面側(もしくは操縦席23に座った作業者)を基準とする。
そして、このような移送ダクト本体61に対し、例えば図2(a)・図1(b)に示すように、その両脇部から刈刃後方に至るような送風ダクト62を設けるものであり、一例として図4に示すように、当初、送風ダクト62内を下向きに流れる圧力風(エア)を、移送ダクト本体61の吹き込み部60から上向きに導入することで、移送ダクト本体61内に上向きの空気流(上昇流)を形成するものである(これが背面風W)。
ここで送風ダクト62から移送ダクト本体61内に最終的に送り込まれる圧力風は、図1(b)・図4に示すように、刈刃51の背方から作用するように送り込まれるため、本明細書ではこれを「背面風W」と称している。また、背面風Wが送風ダクト62から移送ダクト本体61内に導入される部位を「吹き込み部60」と称している。更に、上述したように本出願人は、このような背面風Wによる移送形態をスリット・ジェット式と称しており、これに倣って本明細書でも「スリット・ジェット式(の移送形態)」と称している。
また、移送ダクト本体61内に背面風Wを導入することにより、移送ダクト本体61の下端開口部(これを移送開始部61Sとする)には、背面風Wによる吸引力(負圧吸引力)が作用するものであり、この吸引力によって移送開始部61Sの直前に位置する非結球性葉菜類Aは、移送開始部61Sの方に吸引される。
以下、移送ダクト本体61や送風ダクト62について更に詳細に説明する。
移送ダクト本体61は、上述したように畝面T上に生育する非結球性葉菜類Aを背面風Wに乗せて収容部4へと移送するものである。このような移送形態に因み、移送ダクト本体61は、例えば図1(b)・図4に示すように、葉菜類刈取装置1の前方側(正面側)に設けられる前面板611と、これに対向して設けられる背板612と、これらをつなぐように設けられる側板613とによって、内部が偏平な風洞状(空洞状)に形成され、ダクトの上下両端部が開口状態に形成される。ここで本明細書では、移送ダクト本体61において非結球性葉菜類Aの移送が始まる下部開口を移送開始部61Sと称している。また、移送ダクト本体61において非結球性葉菜類Aの移送が終わる上部開口を移送終了部61Eと称しており、この移送終了部61Eには、例えば図1(a)に示すように、収容部4に続く中継ダクト63が接続される。
なお、上記前面板611は上下に移動できるように構成されることが好ましく(いわゆるシャッター構造)、これにより移送開始部61Sの開口長さが調整できるように構成され、例えば非結球性葉菜類Aを収穫する長さに応じた開口長に適宜調整し得る。
また移送ダクト本体61、送風ダクト62、中継ダクト63等を含め、移動機体2の前方に設置される移送ダクト6は、操縦席23に座る作業者の視界を妨げないように設けられる。具体的には例えば図3に示すように、葉菜類刈取装置1を正面から視て、操縦席23の前方を避けるように(回避するように)移送ダクト6(主に移送ダクト本体61)を形成することが可能である。なお、上記図3に示す実施例では、移送ダクト本体61や送風ダクト62は、上下にわたって操縦席23の前方側を避けて、移送開始部61S〜移送終了部61Eまで同じ幅寸法を有するように形成したが、例えば上記図3(a)に想像線で示すように、移送ダクト6の上方部分のみを絞るように移送路を形成し、操縦席23に座る作業者の前方のみを避けるような形態も可能である。また、移送ダクト6を部分的に透明な素材(例えばアクリルやポリカーボネート製の板部材など)で形成し、操縦席23前方の視界を確保することも可能である。
また、上記中継ダクト63においても、その一部または全ての部分を、フレキシブルホースを用いて構成することが可能である。
また、移送ダクト本体61の移送開始部61Sは、平面視、少なくとも畝幅寸法(刈取対象となる畝の畝幅寸法)を有するように形成され、これにより特に移送開始部61Sにおける背面風Wの作用が畝幅方向全域に及ぶものである。
一方、移送終了部61Eは、例えば図1(a)に示すように、葉菜類刈取装置1の側面視状態で、吐出側が後方を向くように(収容部4に向かうように)、移送終了部61Eに至るまでの部位が適宜湾曲状に形成され得る。因みに、本図1(a)は、畝面T上から刈り取った非結球性葉菜類Aを最終的に移動機体2の後方に移送し、ここで回収する形態、すなわち葉菜類刈取装置1の後方に収容部4を設ける形態を示している。
このように本発明では、移送ダクト6(刈取・移送ユニット3)を傾斜状に配し、畝面T上で刈り取った非結球性葉菜類Aを上昇移送するものであり、これにより葉菜類刈取装置1の全長(前後長)寸法の短縮化を図っており、例えばハウス等の狭い場所でも装置の取り回し性(旋回性)を向上させ、非結球性葉菜類Aの能率的な収穫が行えるようにしている。
もちろん、移送ダクト6は、畝面Tに対する立ち上げ角度(傾斜角度)が適宜調整自在に構成されることが好ましく、これが傾斜設定機構31である。そして、この傾斜設定機構31により畝面Tに対する移送ダクト6の立ち上げ角度(傾斜角度)を、より緩やかに設定した場合には、同じ送風量でも移送能力(搬送能力)が高まり、そのため個々の非結球性葉菜類Aを長めに刈り取っても(移送のための風量は同じとする)、支障なく搬送することができる。従って、例えば刈り取り直後の非結球性葉菜類Aが、移送ダクト6の移送開始部61Sからこぼれ落ちることなく、スムーズに吸い上げられるものであり、滞りなく収穫が行える。また傾斜させていた移送ダクト6をほぼ垂直に戻すようにすれば、上記のように葉菜類刈取装置1の旋回性が向上する(傾斜角度が固定された場合に比べて)。なお、傾斜設定機構31の詳細については後述する。
また、移送ダクト本体61は、上述したように上方に向かって絞るように形成することが可能であるが、この場合、移送開始部61Sから移送終了部61Eに至る上昇移送経路においては、幅寸法や断面積等を急激に変化させないことが好ましく、これは特に移送対象物が刈取直後の柔らかく、且つ茶葉よりも長い非結球性葉菜類A(いわゆる葉モノ)であり、移送に伴う傷み(風送中の非結球性葉菜類Aが移送路内壁面に衝突することによる損傷や、非結球性葉菜類A同士が擦れ合うことによる損傷)を極力低減させるためである。このため例えば移送ダクト本体61の上部、具体的には移送終了部61E付近において操縦者の視界を確保すべく当該部位を絞る、もしくは切り欠くように形成した場合には、移送路を極力滑らかに徐変させることが好ましい。
また、このような移送ダクト本体61は、少なくとも一部が入れ子状もしくはフレキシブル状に形成されることが好ましく、これは移送終了部61Eの高さ位置を維持しながら、下方の移送開始部61Sを刈取体5(刈刃51)とともに上下動できるようにするためである。
次に、送風ダクト62について説明する。
送風ダクト62は、上述したように移送ダクト本体61の後背側から移送ダクト本体61内(例えば移送開始部61Sの近傍)に背面風Wを送り込むためのダクトであり、例えば移送ダクト本体61の背面側に密着状態に設けられる(図1(b)参照)。なお、送風機27から送風ダクト62(刈取・移送ユニット3)への送風は、上述したように中継ダクト27Aによって行われ、例えば、この中継ダクト27Aが送風機27から二股状に分かれて、送風ダクト62の両脇部に接続される構成が採り得る(図2(a)参照)。
また、このように送風ダクト62を移送ダクト本体61の背面側に密着状態に設ける場合には、移送ダクト本体61と送風ダクト62とを全く別々の偏平状ダクト(平面視矩形断面状ダクト)として形成しておき、これらを張設することも可能であるし、移送ダクト本体61の背板612を送風ダクト62の前面板611として利用することも可能である(言わば共通化構造)。
また刈取・移送ユニット3は、上述したように傾斜設定機構31を具えることが好ましく、これによってベースフレーム30に対し刈取体5と移送ダクト6とを一体で傾斜させる構成となっている。
傾斜設定機構31は、一例として図1(a)に示すように、ベースフレーム30の上部に設けられた回動軸311と、ベースフレーム30の下部寄りの位置から移送ダクト6の支持部材間に設けられた油圧シリンダ312とを具えて成る。ここで回動軸311には、移送ダクト6の上部を支持する部材が、回動自在に接続されている。
また傾斜設定機構31の具体的な作動としては、上記油圧シリンダ312の摺動子を伸長させることにより、畝面Tに対する移送ダクト6(刈取・移送ユニット3)の立ち上げ角度を緩やかにし、上記油圧シリンダ312の摺動子を収縮させることによって、畝面Tに対する移送ダクト6の立ち上げ角度を急角度にする(移送ダクト6をほぼ鉛直に立たせた状態とすることが可能)。このように傾斜設定機構31による移送ダクト6(刈取・移送ユニット3)の傾斜動作の基準はベースフレーム30となる。
なお、上記油圧シリンダ312の駆動も、前記油圧ポンプ(移動機体2に搭載された原動機26によって駆動される油圧ポンプ)から供給される作動油によって駆動することが望ましい。
また刈取・移送ユニット3は、上述したように昇降機構32によって移動機体2に対し昇降自在に搭載されることが好ましい。
昇降機構32は、一例として図1(a)・図2(a)に示すように、ベースフレーム30が移動機体2の取付用フレーム28に対して昇降自在に取り付けられて成るものであり、このためベースフレーム30の昇降動の基準は、移動機体2(取付用フレーム28)となる。
なお、ベースフレーム30は、取付用フレーム28に対し、昇降自在保持体321を介して取り付けられ、例えばベースフレーム30の昇降動を許容する昇降自在保持体321が、取付用フレーム28に固定されることで、刈取・移送ユニット3の昇降動を実現するようにしている。また、このため刈取・移送ユニット3は、移送ダクト6の傾斜状態を維持しながら昇降動できるように構成されている。
因みに、ベースフレーム30(刈取・移送ユニット3)の昇降駆動も、前記油圧ポンプ(移動機体2に搭載された原動機26によって駆動される油圧ポンプ)から供給される作動油によって駆動することが望ましい。
また刈取・移送ユニット3が昇降自在に搭載されることによって、刈取体5(刈刃51)を所望の刈高さに設定することができる。また収穫物である非結球性葉菜類Aの育成状況に合わせた移送可能な刈高さに設定することができる。このため、例えば茶葉の二段刈りのように、特に大きく成長した非結球性葉菜類Aを数回に分けて刈り取ることができる。
また葉菜類刈取装置1を移動や運搬積載する際には、刈取・移送ユニット3を上昇させておくことで、刈取体5(刈刃51)の地面や荷台への接触を避けることができ、刈取体5の破損を防止することができる。
また、刈取・移送ユニット3は、一例として図1(a)・図2に示すように、両側部に刈取体5(刈刃51)の刈高さを設定・調整するためのゲージ装置33を具えるものであり、以下このゲージ装置33について説明する。
ゲージ装置33は、例えばベースフレーム30の下部で昇降自在に設けられる昇降杆331と、この昇降杆331の下端部に設けられるゲージ輪332とを具えて成る。ゲージ輪332は、昇降杆331とともに昇降動するように構成され、実際の収穫時には当該ゲージ輪332を畝間Gに接地させ、この状態で転動するように構成される。そのため、このゲージ輪332は接地輪とも称される。
なお、本発明の葉菜類刈取装置1は、刈取・移送ユニット3が移動機体2の前方に搭載されるため、圃場の凹凸による機体のピッチングの影響を受け易く、そのために通常の茶刈機よりも刈高さが安定しないことが考えられ、これ(刈高さが安定しないこと)を解消するために刈取・移送ユニット3の両側にゲージ装置33を設けるようにしたものである。
また、本実施例では、上記図1(a)・図2(a)に示すように、ゲージ輪332は、前後方向に配設された二輪が一対となって設けられ、この前後のゲージ輪332が、接続杆333によって接続される構成となっている。また、本実施例では、接続杆333の中央上部(前後一対のゲージ輪332の中心線上)が回動自在に構成されており、ここを回動中心334とする。
このため本実施例では、接続杆333によって接続された前後二つのゲージ輪332が、回動中心334を中心として回動自在に構成され、これによって圃場の凹凸による機体のピッチングの影響がより抑えられるように構成されている。もちろん、圃場に局所的な凹凸があった場合には、ゲージ輪332が単輪(一輪)であるよりも回動自在の接続杆333で接続された二輪である上記構造の方が、この凹凸の影響をまともに受けることがなく、この点でも(局所的な凹凸を均す点でも)優れている。
このように本発明では、刈取・移送ユニット3を移動機体2の前方に搭載するものの、ゲージ装置33によって刈高さが安定し、非結球性葉菜類Aと一緒に土を吸い込んでしまうことがないものである(いわゆる異物混入の防止)。これは逆に言えば、刈高さが安定しないと、収穫作業中に刈刃51が土の中に潜り込むことがあり、その場合、刈り取った葉菜類と一緒に刈刃51で撥ね上げた土を吸い込んでしまうことがあった。もとより、最初から刈高さを畝面Tからかなり高く設定しておけば、刈高さが安定しなくても、このような異物混入は防げるかも知れないが、これでは収穫量が著しく減ってしまい(刈り取り後の畝に株が長く残ってしまい)、効率的な収穫とは言えなかった。
次に収容部4について説明する。収容部4は、移送ダクト6によって移送されてきた非結球性葉菜類Aを最終的に収容(回収)する部位である。
収容部4としては、コンテナ式の容器状のものが適用でき、この容器状のコンテナ内に上昇移送後の非結球性葉菜類Aを収容する形態が採り得る。また、この他にも、収容部として適宜の場所に収容袋を吊り下げておき、この収容袋内に上昇移送後の非結球性葉菜類Aを収容する形態も採り得る。
なおコンテナ式の収容部4とする場合には、例えば操縦席23の直ぐ後方(図1では操縦席23の左斜め後方)、より具体的にはデッキ状に形成された連結フレーム21B上にコンテナ式の収容部4を設けることが可能であり、このような構成により葉菜類刈取装置1としての全長(前後長)を短縮化することができる。
また、収容部4として収容袋に収容する形態を採る場合には、収容袋の開口部を移送ダクト6の吐出口(移送終了部61E)に臨むように取り付けておき、この収容袋内に非結球性葉菜類Aを収めて行く構成が可能である。なお収容袋は、通常、通気性を有するように形成され、非結球性葉菜類Aを移送してきたエア(移送風)は、袋を通り抜けて外部に放出される。また、収容袋に収容する場合には、葉菜類刈取装置1の両サイドに、折り畳み自在の開閉式の載置台を設けておき、作業中、収容袋が非結球性葉菜類Aでいっぱいになった場合には、この載置台を折り畳み状態からウイング状に開放させ、ここに収容済みの収容袋を載せることが可能である。
因みに、収容部4としてコンテナ式または収容袋式のいずれを採用する場合でも、その設置態様としては、操縦席23に座る操縦者の操作を妨げないように、また操縦者の視界を妨げないように、収容部4と、移送ダクト6〜収容部4までの中継ダクト63とを設置するものである。
本発明の葉菜類刈取装置1は、以上のような基本構造を有するものであり、以下この葉菜類刈取装置1によってホウレン草などの非結球性葉菜類Aを収穫する態様について説明する。
(1)設定内容
実際に収穫作業を行うにあたっては、収穫状況に合わせて葉菜類刈取装置1の各部を種々設定するものである。なお、設定を決める際には、基本的に、個々の葉菜(葉モノ)をどの程度の長さで刈り取るのか(個々の葉菜がどの程度の質量になるのか)、刈取対象となる畝に生育した非結球性葉菜類Aの条数(畝幅方向における条数)などの条件がベースとなる。因みに、刈取対象の畝面Tは、畝幅寸法が、移送ダクト6(移送開始部61S)の幅寸法以下となる。
そして、このような項目から移動機体2の進行速度(刈取速度)、刈取・移送ユニット3(移送ダクト6)の傾斜角度(畝面Tに対する立ち上げ角度)、刈取体5(刈刃51)の刈高さ、移送開始部61Sの開口長さ(葉菜の刈り取り長さ)、背面風Wの送風量(風速)などが設定される。因みに、このような項目の設定は、刈り取る個々の葉菜が長いほど(質量として大きいほど)、刈取速度としては遅く設定し、また風量としては大きく設定し、更に移送ダクト6の傾斜角度としては緩やかな設定とするものであり、これは刈り取り後の非結球性葉菜類Aを移送開始部61Sにスムーズに受け入れ、更には移送途中で滞留や詰まりを生じさせることなく円滑に移送・収容するためである。もちろん各事項の具体的な設定は、種々の状況を勘案して総合的に設定されるものであり、例えば非結球性葉菜類Aを長めに刈り取るからといって、必ずしも上述した全ての項目を上記条件に合わせる必要はない。すなわち刈取速度としては遅く、且つ風量は大とし、且つまた移送ダクト6の傾斜角度を緩やかにする必要はない。
(2)具体的な設定(角度)
上記設定のうち、例えば刈取・移送ユニット3の角度設定にあたっては、傾斜設定機構31によって刈取体5と移送ダクト6とをベースフレーム30に対し一体で傾斜させる。具体的な作動としては、畝面Tに対する移送ダクト6(刈取・移送ユニット3)の立ち上げ角度を緩やかにしたい場合、油圧シリンダ312の摺動子を伸長させる。また、畝面Tに対する移送ダクト6の立ち上げ角度を急角度にしたい場合に、摺動子を収縮させるものであり、これにより移送ダクト6をほぼ鉛直に立たせた状態とすることができる。
(3)具体的な設定(刈高さ)
その後、例えば刈高さ(刈刃51の高さ)を設定するには、昇降杆331をベースフレーム30から下降させ、ゲージ輪332を畝間Gに接地させる。この際、ベースフレーム30の高さは変えないものである。
そして、ゲージ輪332を畝間Gに接地させた状態で、刈取・移送ユニット3を昇降動させ(ゲージ輪332と昇降杆331を除く)、刈刃51を所望の刈高さに設定する。なお、この刈高さの設定においては、ベースフレーム30に対する昇降杆331の突出寸法から設定することが可能である。
因みに、ホウレン草を栽培する畝では、畝面Tが畝間Gよりも5cm〜10cmほど高く仕立てられることが多い。ここで例えば畝面Tが畝間Gよりも5cm高く仕立てられており、刈高さをこの畝面Tから1cm高くして刈り取りたい場合には、刈刃51のゲージ輪332(接地面となる畝間G)からの刈高さを当該高さ分だけ加え、6cmとするものである。
また、刈取体5を昇降動させて刈高さを調整するにあたり、移送ダクト6の上側(上部の移送終了部61E)の高さ位置を変えたくない場合には、移送ダクト本体61の少なくとも一部が入れ子状に形成されていれば、移送ダクト本体61の下側のみを昇降動させて刈高さを設定することができる。
また、これら以外にも上述したように、背面風Wの風量(風速)、移動機体2の進行速度(刈取速度)が具体的に設定される。
(4)刈り取り作業
そして、このような種々の設定を行った後、送風機27を駆動させながら刈り取りを行う。この際、上記のように、ゲージ輪332が常に畝間Gに接地し、畝間G上を転動しながら非結球性葉菜類Aを刈り取って行くものである。
刈取体5では、移動機体2の進行に伴って移動する刈刃51が、非結球性葉菜類Aに接触すると、非結球性葉菜類Aが刈り取られる。この刈り取りの際、非結球性葉菜類Aは、主に根から切り離され、比較的長い葉菜(葉モノ)の状態で、且つ個々の葉菜がバラバラになった状態で刈り取られる(図1(b)・図4参照)。
また、この刈り取りにおいては、上記のように移送ダクト本体61内に背面風Wが吹き込まれており、移送開始部61S付近には、この背面風Wによる負圧吸引作用が働く。このため刈り取られた非結球性葉菜類Aは、この移送開始部61S付近で移送ダクト本体61内に吸い込まれるようになり、次いで背面風Wの送風作用によって移送ダクト本体61内を上昇しながら移送され、移送終了部61Eに至り、中継ダクト63を介して収容部4に自然落下状態に収容される。
〔他の実施例〕
本発明は以上述べた実施例を一つの基本的な技術思想とするものであるが、更に次のような改変が考えられる。
まず、上述した基本の実施例では、刈刃51の後方から送り込む背面風Wのみで刈取り後の非結球性葉菜類Aの風送(上昇移送)を行うものであったが、一例として図5・図6・図1(a)に示すように、刈取体5(刈刃51)の前方または側方のうち、いずれか一方または双方から補助移送風W1を送り込むことが可能である。ここで図中符号65は、補助移送風W1を移送ダクト6(移送ダクト本体61)に送り込むための補助ダクトであり、これも一部または全てをフレキシブルホースで形成することが可能である。
以下、側方から補助移送風W1を送り込む効果と、前方から補助移送風W1を送り込む効果とについて説明する。
まず刈取体5の側方から移送ダクト6(移送ダクト本体61)に補助移送風W1を送り込むことによって、以下の効果を奏する。
例えば比較的大きく成長した非結球性葉菜類Aを収穫する場合、畝幅方向両端部に生育する非結球性葉菜類Aは、株全体が移送開始部61Sに収まらないこともあり得るが、このような非結球性葉菜類A(株)であっても、まず側方からの補助移送風W1により移送開始部61Sの中央に寄せてから刈り取ることができ、刈り残しを防止することができる(図1(a)・図3(b)参照)。
また、刈り取り後の非結球性葉菜類Aが移送ダクト6(移送開始部61S)の側面内側に貼り付いてしまうことを防止することができる。
更に、刈取体5の前方から移送ダクト6(移送ダクト本体61)に補助移送風W1を送り込むことによって、刈り取り直前の非結球性葉菜類Aを移送開始部61Sに送り込む(または吸い込む)作用が働き、刈り取り時における非結球性葉菜類Aの前方側への倒れ込みを防止することができる(図6参照)。また刈り取り後の非結球性葉菜類Aが移送開始部61Sの前方にこぼれ落ちてしまうことを抑えることができる。
このように前方または側方から送り込む補助移送風W1により、非結球性葉菜類Aの刈取姿勢を整えて刈り取り、移送ダクト6内に送り込むことができるものである。また、例えば非結球性葉菜類Aをより長めに刈り取った場合でも、移送途中で非結球性葉菜類Aを滞留させたり、詰まらせたりすることなく、確実に収容部4まで移送することができるものである。
なお補助移送風W1(例えば前方からの補助移送風W1)を移送ダクト6(移送ダクト本体61)内に送り込む位置は、適宜変更可能であり、例えば図6に示すように、移送ダクト本体61の中間付近から補助移送風W1を送り込むこともできる(言わば二段送風構造)。また、側方から補助移送風W1を送り込む場合でも、例えば図1(a)・図3(b)に示すように、移送開始部61Sの両端外方から中央に向けて送風する形態の他、例えば図5に示すように、移送ダクト本体61の下端側方(側板613)から補助移送風W1を送り込むことも可能である。
また補助移送風W1は、収穫する非結球性葉菜類Aの成育状況に合わせ、設置高さ及び角度が適宜調整可能な構造とすることも可能である。
また補助移送風W1は、背面風Wの取り込み形態と同様に、移送用ファンたる送風機27からフレキシブルホース等の補助ダクト65で分岐させ、移送ダクト本体61内に取り込むことが可能であるが(図5参照)、補助移送風W1専用のファン(送風機)を別途設けることも可能である。
また、上述した基本の実施例では、ゲージ装置33として昇降杆331の下端部にゲージ輪332を具え、畝間Gを基準として刈刃51の刈高さを設定する形態を例示した。
しかしながら、このようなゲージ輪332の代わりに、例えば図2(b)の部分図に示すように、ソリ状のスレッド体335を設けることも可能である。なお、この場合も、スレッド体335は、昇降杆331に対し回動自在に設けられることが好ましい。
また、この場合、収穫作業中、スレッド体335が、走行面たる畝間Gを擦って行くことで、畝間Gを基準とした刈刃51の刈高さの設定が可能となる。また、スレッド体335が、畝間Gを擦って行くことで、葉菜類刈取装置1に生じ得るピッチングが抑えられる。
また図示は省略するが、スレッド体335の代わりにローラを適用することも可能である。更に、これも図示は省略するが、スレッド体335の代わりに、例えば刈取体5の側方に測距センサー(計測距離センサー)を取り付け、畝間G(走行面)からの距離を測りながら、一定距離を保つようにして、刈高さの制御を行うことも可能である。
更にまた、これも図示は省略するが、例えば刈取体5の側方に接触感知式センサーを取り付け、このものが常に畝間G(走行面)に接触するかしないかの位置を保つようして、刈高さの制御を行うことも可能である。
また、上述したゲージ装置33は、いずれも走行面たる畝間Gを基準として刈高さを制御するものであったが、ゲージ装置33は必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば畝面Tを基準として刈高さを制御することも可能である。
具体的には、図示は省略するが、例えば刈取体5の下面にソリ状の部品(上記スレッド体335)を取り付ける。この場合、収穫作業中、ソリ状の部品が、畝面Tを擦って行くことで、畝面Tを基準とした刈刃51の刈高さの設定(制御)が可能となる。また、ソリ状の部品が、畝面Tを擦って行くことで、葉菜類刈取装置1に生じ得るピッチングが抑えられる。もちろん、このようなソリ状の部品に代えて、車輪やローラ等を適用することが可能である。
更に、これも図示は省略するが、例えば刈取体5の後方に測距センサーを取り付け、畝面Tからの距離を測りながら、一定距離を保つようにして、刈高さの制御を行うことも可能である。
更にまた、これも図示は省略するが、刈取体5の後方に接触感知式センサーを取り付け、このものが常に畝面Tに接触するかしないかの位置を保つようにして、刈高さの制御を行うことも可能である。
また、上述した基本の実施例では、刈取・移送ユニット3の回動軸311をベースフレーム30の上部に設け、移送ダクト6の下部を揺動させて、刈取・移送ユニット3を傾斜させる形態を示したが、回動軸311や傾斜態様は必ずしもこれに限定されるものではない。すなわち、移送ダクト6の下部に回動軸311を位置させ、移送ダクト6の上部を揺動させて、刈取・移送ユニット3を傾斜させることも可能であるし、移送ダクト6の上下方向中央部に回動軸311を位置させ、移送ダクト6の上下を揺動させて、刈取・移送ユニット3を傾斜させることも可能である。
なお傾斜設定機構31によって移送ダクト6を傾斜させても(緩やかな角度に傾けても)、刈刃51の姿勢(角度)を維持したいこと(例えば移送ダクト6の角度を変えても、刈刃51は水平状態に維持したい等)が考えられ、以下、この形態について説明する。
これには、例えば図2(c)に示すように、ベースフレーム30に対し四節リンクLを用いて刈刃51を適宜の姿勢で固定する。
ここで四節リンクLの各リンクを固定リンクL1、従動リンクL2、中間リンクL3、駆動リンクL4とし、油圧シリンダ312の摺動子は駆動リンクL4に接続され、四節リンクLを介して移送ダクト6を傾倒させるものとする。また、従動リンクL2は、図示のように傾倒させる移送ダクト6に設けられる。また固定リンクL1は、例えばベースフレーム30から前方に突出状態に固定されたブラケットBに取り付けられ、更にこのブラケットBの先端部に刈刃51が取り付けられる。
このような四節リンクLによって、移送ダクト6の傾倒に係わらず、刈刃51の姿勢を維持することができる。すなわち、移送ダクト本体61の角度を変更するには、油圧シリンダ312によってまず駆動リンクL4を回動させるものであり、これにより中間リンクL3を介して従動リンクL2が回動する。そして、最終的にこの従動リンクL2が取り付けられた移送ダクト本体61が、適宜の角度傾倒するものである。ただし従動リンクL2が傾倒しても(移送ダクト本体61が傾倒しても)、固定リンクL1はブラケットBに固定されていて動かないため、刈刃51の姿勢が維持される。
また、上述した基本の実施例では、作業者が移動機体2上に乗車しながら実際の収穫作業を行う乗用タイプを基本的に説明した。しかしながら、移動機体2としては、必ずしも上述したような乗用タイプに限定されるものではなく、例えば図7に示すように、収穫作業の際、作業者が乗車しない簡易耕運機のような歩行タイプ(手押しタイプ)のものでも構わない。この場合には、移動機体2、刈取・移送ユニット3、収容部4が、全体的によりコンパクトに構成でき、葉菜類刈取装置1として更なる小型化・軽量化が達成でき、例えばトラック荷台への積込みやトラック荷台から降ろす作業もより容易に行える。また、このような葉菜類刈取装置1であれば、一層、狭い場所での取り扱い性が向上し、葉菜類刈取装置1としての利便性・機動性がより一層向上する。因みに、特に小型化・軽量化を図った歩行タイプの葉菜類刈取装置1では、刈取・移送ユニット3の幅寸法が600mm程度にまで縮小できることが本出願人によって確認されており、このような狭い幅寸法の畝にも対応可能な葉菜類刈取装置1を実現することができる。
なお、上記図7中の想像線は、実際の収穫作業時において収容部4たる収容袋が移送風で膨らんだ状態を示している。
1 葉菜類刈取装置(非結球性葉菜類の刈取装置)
2 移動機体
3 刈取・移送ユニット
4 収容部
5 刈取体
6 移送ダクト

2 移動機体
21 門型フレーム
21A 脚部フレーム
21B 連結フレーム
22 走行体
23 操縦席(操縦者用シート)
24 操縦桿
26 原動機
27 送風機
27A 中継ダクト
28 取付用フレーム

3 刈取・移送ユニット
30 ベースフレーム
31 傾斜設定機構
311 回動軸
312 油圧シリンダ
32 昇降機構
321 昇降自在保持体
33 ゲージ装置
331 昇降杆
332 ゲージ輪(接地輪)
333 接続杆
334 回動中心
335 スレッド体

5 刈取体
51 刈刃
51A 刈刃体
51B 刈刃支持フレーム
51C 駆動部
52 側板部

6 移送ダクト
60 吹き込み部
61 移送ダクト本体
61S 移送開始部
61E 移送終了部
611 前面板
612 背板
613 側板
62 送風ダクト
63 中継ダクト
65 補助ダクト

A 非結球性葉菜類
T 畝面
G 畝間
W 背面風
W1 補助移送風
L 四節リンク
L1 固定リンク
L2 従動リンク
L3 中間リンク
L4 駆動リンク
B ブラケット

Claims (6)

  1. 移動機体と、この移動機体に搭載され非結球性葉菜類を収穫する刈取・移送ユニットと、収穫した非結球性葉菜類を収容する収容部とを具え、畝面上に生育した非結球性葉菜類を刈り取って収容部に移送する装置であって、
    前記刈取・移送ユニットは、移動機体の前方に設けられるものであり、且つ当該刈取・移送ユニットは、刈刃を有する刈取体を前方に具え、その後方に移送ダクトが配置されて成り、
    なお且つこの移送ダクトは、刈り取った非結球性葉菜類の移送を開始する移送開始部が、平面視、少なくとも畝幅寸法を有するように形成され、
    また刈り取り後の非結球性葉菜類は、刈刃の後方側から移送ダクト内に送り込まれる背面風によって、移送ダクト内を上昇移送され、収容部に移送されることを特徴とする、非結球性葉菜類の刈取装置。

  2. 前記刈取・移送ユニットは、刈取体の前方または側方のうちいずれか一方、または双方から補助移送風を送り込み、背面風による風送を補助する構成であることを特徴とする請求項1記載の、非結球性葉菜類の刈取装置。

  3. 前記刈取・移送ユニットは、移動機体に対し昇降自在に搭載されることを特徴とする請求項1または2記載の、非結球性葉菜類の刈取装置。

  4. 前記刈取・移送ユニットは、移動機体に対し畝面に対する立ち上げ角度が調整自在に搭載されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の、非結球性葉菜類の刈取装置。

  5. 前記刈取・移送ユニットは、両側部に刈高さを設定するゲージ装置を具えることを特徴とする請求項3または4記載の、非結球性葉菜類の刈取装置。

  6. 前記ゲージ装置は、畝間に接地して転動するゲージ輪を具えることを特徴とする請求項5記載の、非結球性葉菜類の刈取装置。
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