JP2022041406A - 根菜類収穫機 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来、根菜類が満杯になったフレコンバッグを載置部から機体後方に向けて圃場に降ろすので、降ろされたフレコンバッグは機体のすぐ側方にあり、機体にフレコンバッグが接触してフレコンバッグが破れて根菜類が圃場に散乱して適正な収穫作業が行なえなくなる。そこで、圃場に降ろしたフレコンバッグ等の収容部材に機体が接触することを回避した根菜類収穫機を提供する。【解決手段】機体を走行させる走行部と操縦部と圃場から根菜類を収穫する収穫部と収穫した根菜類を収容する収容部Gを装備した根菜類収穫機において、収容部Gに収穫部から搬送された根菜類を収納する収容部材37の底を受ける載置部43を有する載置台40を設け、載置部43を水平または略水平状で機体内方に位置する状態と機体左右方向の外側に移動して左右方向の外端が圃場面に近づく傾斜状態に切り換え自在に設ける。【選択図】図4
Description
本発明は、圃場から作物を採ってバケットやフレコンバッグ等の収容部材に収容する根菜類収穫機に関するものである。
従来、引抜搬送装置で圃場から根菜類を引抜き搬送し、選別搬送装置の搬送終端部に設けたフレコンバッグで根菜類を収容する根菜類収穫機がある。(たとえば、特許文献1参照)。
しかしながら、根菜類が満杯になったフレコンバッグを載置部から機体後方に向けて圃場に降ろすので、圃場に降ろされたフレコンバッグは機体のすぐ側方にあり、フレコンバッグが傾いたり機体が少し蛇行したりすると、機体にフレコンバッグが接触してフレコンバッグが破れて根菜類が圃場に散乱して適正な収穫作業が行なえなくなるような事態が発生する恐れがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、圃場に降ろしたフレコンバッグ等の収容部材に機体が接触することを回避したコンパクトな構成の根菜類収穫機を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、機体を走行させる走行部Aと操縦部Bと圃場から根菜類を収穫する収穫部Cと収穫した根菜類を収容する収容部Gを装備した根菜類収穫機において、該収容部Gに収穫部Cから搬送された根菜類を収納する収容部材37の底を受ける載置部43を有する載置台40を設け、該載置部43を水平または略水平状で機体内方に位置する状態と機体左右方向の外側に移動して左右方向の外端が圃場面に近づく傾斜状態に切り換え自在に設けた根菜類収穫機である。
請求項1記載の発明によれば、収容部Gに収穫部Cから搬送された根菜類を収納する収容部材37の底を受ける載置部43を有する載置台40を設け、該載置部43を水平または略水平状で機体内方に位置する状態と機体左右方向の外側に移動して左右方向の外端が圃場面に近づく傾斜状態に切り換え自在に設けたので、載置台40の載置部43は機体内側に位置する水平状態で収容部材37の底を受けることができ、機体左右幅が狭くコンパクトであり、収穫作業時の旋回操作性や畝の側方に畦畔等の障害物がある場合の機体走行操作性が良い。また、収容部材37が根菜類で満杯になった際には、載置部43を機体左右方向の外側に移動して左右方向の外端が圃場面に近づく傾斜状態にして、収容部材37を機体左右方向外側方の離れた位置に降ろすことができ、圃場に降ろされた収容部材37が傾いたり機体が多少蛇行したりしても、機体に収容部材37が接触することを回避でき、良好で適切な収穫作業を行なうことができる。
請求項2記載の発明は、載置台40を水平または略水平状に機体左右方向の外側方に延びる使用状態から機体内方に折り畳んだ収納状態に切り換え自在に設けた請求項1記載の根菜類収穫機である。
請求項2記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、載置台40を水平または略水平状に機体左右方向の外側方に延びる使用状態から機体内方に折り畳んだ収納状態に切り換え自在に設けたので、機体内方に折り畳んだ収納状態にして、機体幅を狭くして路上走行やトラックへの積み下ろしや納屋等への格納を容易にすることができる。
請求項3記載の発明は、載置台40の台支持枠42に対して載置部43をスライド作動油圧シリンダ44により機体左右方向の外側方にスライド自在に設けた請求項1または請求項2記載の根菜類収穫機である。
請求項4記載の発明は、台支持枠42に機体左右方向の外側方に向けて水平または略水平の水平長孔42b-1と該水平長孔42b-1の外端に連続する外側程低く傾斜した傾斜長孔42b-2よりなるスライドガイド孔42bを設け、該スライドガイド孔42bに載置部43に設けたスライドピン43eを係合させた請求項3記載の根菜類収穫機である。
本発明の実施の形態の一実施例として示す根菜類収穫機の一種である人参収穫機を説明する。以下においては、機体の前進方向を基準に、前後、左右と謂う。
<全体構成>
人参収穫機は、機体を走行させる走行部Aと、操縦者が搭乗する操縦部Bと、機体左右一側で圃場から人参を引き抜いて機体後上側に搬送する収穫部Cと、該収穫部Cから人参を引き継いで機体後方に搬送しながら茎葉部を切断する茎葉切断部Dと、茎葉切断部Dから落下する人参を受けて人参に残った茎葉部を処理する残葉処理部Eと、残葉処理部Eから人参を引き継いで人参を機体左右一側から左右他側へと搬送し、搬送中の人参を補助作業者が選別する選別搬送部Fと、該選別搬送部Fから排出される人参の収容部材を配置する収容部Gから構成される。
人参収穫機は、機体を走行させる走行部Aと、操縦者が搭乗する操縦部Bと、機体左右一側で圃場から人参を引き抜いて機体後上側に搬送する収穫部Cと、該収穫部Cから人参を引き継いで機体後方に搬送しながら茎葉部を切断する茎葉切断部Dと、茎葉切断部Dから落下する人参を受けて人参に残った茎葉部を処理する残葉処理部Eと、残葉処理部Eから人参を引き継いで人参を機体左右一側から左右他側へと搬送し、搬送中の人参を補助作業者が選別する選別搬送部Fと、該選別搬送部Fから排出される人参の収容部材を配置する収容部Gから構成される。
<走行部A>
機体フレーム1の下方に機体前部側の左右駆動スプロケット2,2と機体後部側の左右従動輪3,3と、該左右駆動スプロケット2,2と左右従動輪3,3との間に取り付けた複数の転輪4の周りに左右ベルト5,5を巻き掛けて左右のクローラ6L,6Rを構成する。そして、該左右クローラ6L,6Rの左右駆動スプロケット2,2を、エンジンの動力が伝動されるミッションケース7から左右両側に延出させた左右ドライブシャフト8,8に取り付け、一定の左右間隔を設けて左右クローラ6L,6Rを該機体フレーム1に取り付ける。
機体フレーム1の下方に機体前部側の左右駆動スプロケット2,2と機体後部側の左右従動輪3,3と、該左右駆動スプロケット2,2と左右従動輪3,3との間に取り付けた複数の転輪4の周りに左右ベルト5,5を巻き掛けて左右のクローラ6L,6Rを構成する。そして、該左右クローラ6L,6Rの左右駆動スプロケット2,2を、エンジンの動力が伝動されるミッションケース7から左右両側に延出させた左右ドライブシャフト8,8に取り付け、一定の左右間隔を設けて左右クローラ6L,6Rを該機体フレーム1に取り付ける。
<操縦部B>
前記機体フレーム1の右側上部に操縦部フレーム9を取り付け、該操縦部フレーム9には操縦座席10を取り付けると共に、機体前側に操縦パネル11を取り付ける。そして、該操縦パネル11に機体の前後進及び走行速度を切り換える変速操作レバー12を取り付けると共に、機体の左右旋回操作及び収穫部Cの作業高さを操作する昇降操作レバー13を取り付ける。
前記機体フレーム1の右側上部に操縦部フレーム9を取り付け、該操縦部フレーム9には操縦座席10を取り付けると共に、機体前側に操縦パネル11を取り付ける。そして、該操縦パネル11に機体の前後進及び走行速度を切り換える変速操作レバー12を取り付けると共に、機体の左右旋回操作及び収穫部Cの作業高さを操作する昇降操作レバー13を取り付ける。
また、前記操縦部フレーム9の機体左右他側(機体右側)にエンジンを冷却するラジエータ(図示省略)を保護すると共に冷却風を取り込むラジエータカバー14を着脱自在に取り付けることにより。操縦部Bが構成される。
上記構成により、変速操作レバー12や昇降操作レバー13のような、1本で複数の操作を行える操縦部材を設けることによって、機体の操縦が容易になるため操縦者の作業を軽減することができる。
<収穫部C>
左右引抜フレーム15,15の機体前側に左右従動プーリ16,16を回転自在に装着し、機体後側に左右駆動プーリ17,17を装着し、該左右従動プーリ16,16と左右駆動プーリ17,17との間に人参を引き抜き機体後部へと搬送する左右挟持搬送ベルト18,18を巻き掛けると共に、複数のテンションローラ19によって該左右挟持搬送ベルト18,18を張圧し、左右挟持搬送ベルト18,18の機体内側面を互いに圧接させて人参の引抜搬送経路Rを構成する。そして、前記機体フレーム1の上方に左右横軸21を回動支点として上下方向に回動自在な回動フレーム20を取り付け、該回動フレーム20の後端部に前記左右駆動プーリ17,17に駆動力を伝動する伝動ケース22を、回動支点を中心として上下回動自在に取り付ける。また、前記機体フレーム1と回動フレーム20とを昇降シリンダ23で連結し、該昇降シリンダ23を操縦部Bで操作可能に取り付けて引抜搬送装置24を構成する。
左右引抜フレーム15,15の機体前側に左右従動プーリ16,16を回転自在に装着し、機体後側に左右駆動プーリ17,17を装着し、該左右従動プーリ16,16と左右駆動プーリ17,17との間に人参を引き抜き機体後部へと搬送する左右挟持搬送ベルト18,18を巻き掛けると共に、複数のテンションローラ19によって該左右挟持搬送ベルト18,18を張圧し、左右挟持搬送ベルト18,18の機体内側面を互いに圧接させて人参の引抜搬送経路Rを構成する。そして、前記機体フレーム1の上方に左右横軸21を回動支点として上下方向に回動自在な回動フレーム20を取り付け、該回動フレーム20の後端部に前記左右駆動プーリ17,17に駆動力を伝動する伝動ケース22を、回動支点を中心として上下回動自在に取り付ける。また、前記機体フレーム1と回動フレーム20とを昇降シリンダ23で連結し、該昇降シリンダ23を操縦部Bで操作可能に取り付けて引抜搬送装置24を構成する。
また、該引抜搬送装置24の前方に人参の茎葉部を引き起こす縦引起し装置25と、該縦引起し装置25が引起した茎葉部を掬い上げる横引起し装置26と、該横引起し装置26の前部に設ける分草杆27と、ハンドル29を回すと上下伸縮する伸縮ロッド30の下端部に引抜搬送装置24の下り過ぎを防止する回転自在なゲージ輪31と、前記エンジンの駆動力で回転するシャフト32の回転によって振動する振動フレーム33に取り付けた人参の左右の土を振動によって解す左右振動ソイラ34,34とを設ける。
そして、引抜搬送通路としての前記引抜搬送経路Rの下方に引抜搬送装置24で搬送中の人参のひげ根を切断する尻尾切装置35を取り付けて、収穫部Cを構成する。
上記構成により、機体前側に分草杆27を備える横引起し装置26と、縦引起し装置25を設けることによって、圃場に倒伏した人参の茎葉を掻き上げながら収穫作業ができ、収穫する人参の視認性が向上するので引き抜き位置が合わせやすく、作物の抜き残しが減少するため作業能率が向上する。
また、人参に左右振動ソイラ34,34等が接触して傷つくことを防止できるので、人参の商品価値が向上する。
そして、ハンドル29を回すと上下伸縮する伸縮ロッド30の下端部にゲージ輪31を設けたことによって、ゲージ輪31を圃場面に接地させるとそれ以上引抜搬送装置24が下降しなくなるので、操縦者の操縦ミスや予期せぬ地面の凹凸によって引抜搬送装置24の下端部が圃場面に接触して破損することが防止される。
そして、機体フレーム1と左右横軸21を回動支点として上下方向に回動自在な回動フレーム20とを昇降シリンダ23で連結し、昇降シリンダ23を操縦部Bの昇降操作レバー13を操作することによって伸縮させる構成としたことによって、昇降操作レバー13の操作により収穫部C全体の上下高さを調節することができるので、収穫部Cの引抜搬送始端部の位置を上下方向に調節しするとともに圃場に植生する人参の適切な引き抜き高さに合わせて引抜搬送始端部の位置調節を行え、人参の抜き残しが防止されるので作業能率が向上する。
また、旋回時に収穫部Cを上昇させておくと、収穫部Cの下端部が圃場に接触しにくくなるため、旋回動作がスムーズに行われて作業能率が向上する。
<選別搬送部F>
選別搬送部Fの選別作業用の選別搬送装置36は、収穫部Cの引抜搬送装置24の後部下方から収穫作物を収容する収容部材であるフレコンバッグ37のある収容部Gに向けて機体左右方向に配置され、エンジンからの駆動力にて周回動する一定間隔の桟を備えるチェーンコンベアにて構成されている。なお、引抜搬送装置24にて茎葉部が挟持されて搬送してきた人参は、その茎葉部下端(人参の頭部の少し上)が茎葉切断部Dにて切断されて人参が下方に落下するが、該落下する人参を残葉処理部Eが受けて人参に残った茎葉部を処理して選別搬送部Fに搬送する。そして、選別搬送部Fの選別搬送装置36は、人参をその左端から右方(収容部G)に搬送する。
選別搬送部Fの選別作業用の選別搬送装置36は、収穫部Cの引抜搬送装置24の後部下方から収穫作物を収容する収容部材であるフレコンバッグ37のある収容部Gに向けて機体左右方向に配置され、エンジンからの駆動力にて周回動する一定間隔の桟を備えるチェーンコンベアにて構成されている。なお、引抜搬送装置24にて茎葉部が挟持されて搬送してきた人参は、その茎葉部下端(人参の頭部の少し上)が茎葉切断部Dにて切断されて人参が下方に落下するが、該落下する人参を残葉処理部Eが受けて人参に残った茎葉部を処理して選別搬送部Fに搬送する。そして、選別搬送部Fの選別搬送装置36は、人参をその左端から右方(収容部G)に搬送する。
また、選別搬送装置36の機体後方側に補助作業座席38が設けられており、該補助作業座席38に着座した作業者が選別搬送装置36にて送られてくる人参のなかから商品にならないもの(小さい人参や異形の人参)を取り出して、適正な商品価値のある人参のみを収容部Gに送るようにする。
<収容部G>
収容部Gは、選別搬送装置36右端の下方に配置され、該選別搬送装置36の右端に設けた吊り下げハンガー39と、該吊り下げハンガー39に吊り下げられたフレコンバッグ37を載置する載置台40により構成されている。
収容部Gは、選別搬送装置36右端の下方に配置され、該選別搬送装置36の右端に設けた吊り下げハンガー39と、該吊り下げハンガー39に吊り下げられたフレコンバッグ37を載置する載置台40により構成されている。
選別搬送装置36は、左端基部から右端上部に向けて斜め上方に向かって設けられている。即ち、エンジンからの駆動力にて周回動して人参を斜め上方に搬送し、上端部から下方に放出する。また、選別搬送装置36の基部は、回動軸にて回動自在に設けられており、中途部には、機体フレーム1に基部が枢支された上下作動油圧シリンダ1aのピストン先端が連結されている。即ち、該選別搬送装置36は、補助作業座席38に着座した作業者が踏み操作する上昇スイッチを踏み込み操作している間、上下作動油圧シリンダ1aが伸長して回動軸回りに回動して上昇し、下降スイッチを踏み込み操作している間、上下作動油圧シリンダ1aが縮小して回動軸回りに回動して下降する。
吊り下げハンガー39は、選別搬送装置36の右端に設けられている。載置台40上方で、吊り下げハンガー39の4つのフック39aをフレコンバッグ37の上端縁部の係止孔に各々引っ掛けてフレコンバッグ37を吊下げ支持する。この時、選別搬送装置36は、吊下げたフレコンバッグ37の底が載置台40に受けられた状態となるような上昇位置とする。
載置台40は、機体フレーム1右端部に設けた回動支持アーム41に枢支軸にて右側方に水平状に延びる使用状態と機体内方に折り畳んだ収納状態とに切り替え自在に設けた台支持枠42と該台支持枠42に対してスライド自在に設けた載置部としてのバケット43にて構成される。
バケット43は、載置板43aと左右側壁43b,43bと内側壁43cから構成され、右端部が解放された落下口43dとなっており、吊り下げハンガー39のフック39aにて吊り下げられたフレコンバッグ37の底を受けて支持する。そして、左右側壁43b,43bには、各々2つのスライドピン43e,43eが設けられており、台支持枠42の左右ガイド壁42a,42aに設けた各々2つ設けたスライドガイド孔42b,42cに係合している。なお、スライドガイド孔42bは、内側半分は水平の水平長孔42b-1で、外側半分は外側程低く傾斜した傾斜長孔42b-2となっている。スライドガイド孔42cは、外側程低く傾斜した傾斜長孔である。
台支持枠42の内側基部とバケット43の載置板43aの底面の間には、スライド作動油圧シリンダ44が設けられており、補助作業座席38の近傍及び操縦パネル11に設けたスライドスイッチにて伸縮する。
即ち、該スライドスイッチを降下側に操作すると、スライド作動油圧シリンダ44は伸長し、バケット43は機体右外側方に向けてスライド移動する。その際に、スライドガイド孔42bの外側半分は外側程低く傾斜した傾斜長孔42b-2となっており、スライドガイド孔42cは外側程低く傾斜した傾斜長孔であるから、該スライドガイド孔42b,42cに係合しているスライドピン43eの機体右外側への移動に伴って、バケット43は水平状態から機体右外側へ移動するにつれて右外端が圃場面に近づく傾斜状態となる。
そして、該スライドスイッチを載置側に操作すると、スライド作動油圧シリンダ44は縮小し、バケット43は機体内側方に向けてスライド移動する。その際に、スライドガイド孔42bの外側半分は外側程低く傾斜した傾斜長孔42b-2となっており、スライドガイド孔42cは外側程低く傾斜した傾斜長孔であるから、該スライドガイド孔42b,42cに係合しているスライドピン43eの機体内側への移動に伴って、バケット43は右外端が圃場面に近づく傾斜状態から機体内側へ移動するにつれて水平状態となる。
<人参の収穫作業>
載置台40を機体内方に折り畳んだ収納状態から右側方に水平状に延びる使用状態にし、スライドスイッチを載置側に操作してバケット43を機体内側に位置する水平状態にする(図3の状態)。
載置台40を機体内方に折り畳んだ収納状態から右側方に水平状に延びる使用状態にし、スライドスイッチを載置側に操作してバケット43を機体内側に位置する水平状態にする(図3の状態)。
そして、選別搬送装置36右端の吊り下げハンガー39の各フック39aにフレコンバッグ37の上端縁部の係止孔を各々引っ掛けてフレコンバッグ37を吊下げ、選別搬送装置36を吊下げたフレコンバッグ37の底が載置台40のバケット43に受けられた状態となるような上昇位置とする。
そして、人参収穫機を進行させて、収穫部Cの引抜搬送装置24の引抜搬送経路R前端を圃場の人参条に合わせた後に昇降操作レバー13を操作して収穫部Cを下降させ、掘取りクラッチを「入」にして各部を駆動させて前進する。すると、分草杆27や縦引起し装置25や横引起し装置26にて人参の茎葉を掻き上げて引抜搬送装置24の引抜搬送経路Rに人参の茎葉が挟持され、左右振動ソイラ34,34にて人参の側方及び下方の土をほぐして、人参は引抜搬送装置24にて挟持されて引き抜かれて、後方上方に搬送される。
そして、引抜搬送装置24にて茎葉部が挟持されて搬送してきた人参は、その茎葉部下端(人参の頭部の少し上)が茎葉切断部Dにて切断されて人参が下方に落下するが、該落下する人参は残葉処理部Eが受けて人参に残った茎葉部を処理して選別搬送部Fに搬送される。そして、人参は、選別搬送部Fの選別搬送装置36にてその左端から右方(収容部G)に搬送される。
そして、選別搬送装置36の機体後方側の補助作業座席38に着座した作業者が選別搬送装置36にて送られてくる人参のなかから商品にならないもの(小さい人参や異形の人参)を取り出し、商品価値のある人参のみが収容部Gに送られる。
選別搬送装置36にて右端に送られてきた人参は、選別搬送装置36右端の吊り下げハンガー39の各フック39aに吊下げられたフレコンバッグ37内に落下して収納される。
この収穫作業時に、載置台40のバケット43は機体内側に位置する水平状態で吊り下げハンガー39に吊り下げられたフレコンバッグ37の底を受けているので、機体左右幅が狭くコンパクトであり、収穫作業時の旋回操作性や畝の側方に畦畔等の障害物がある場合の機体走行操作性が良い。
そして、フレコンバッグ37が人参で一杯になると、選別搬送装置36の駆動を停止し、フレコンバッグ37の上部開口を閉じて吊り下げハンガー39の各フック39aからフレコンバッグ37を外す。
そして、補助作業座席38に着座した作業者がスライドスイッチを降下側に操作すると、スライド作動油圧シリンダ44は伸長し、バケット43は機体右外側方に向けてスライド移動する。その際に、スライドガイド孔42bの外側半分は外側程低く傾斜した傾斜長孔42b-2となっており、スライドガイド孔42cは外側程低く傾斜した傾斜長孔であるから、該スライドガイド孔42b,42cに係合しているスライドピン43eの機体右外側への移動に伴って、バケット43は水平状態から機体右外側へ移動するにつれて右外端が圃場面に近づく傾斜状態となる。従って、バケット43上に載置されているフレコンバッグ37は、右外端が圃場面に近づく傾斜状態のバケット43上を滑落して圃場に降ろされる。この時、バケット43は機体右外側へ移動して傾斜状態となっているので、フレコンバッグ37は、機体右外側方の離れた位置に降ろされ、圃場に降ろされたフレコンバッグ37が傾いたり機体が多少蛇行したりしても、機体にフレコンバッグ37が接触することを回避でき、良好で適切な収穫作業を行なうことができる。
そして、フレコンバッグ37が機体右外側方の離れた位置に降ろされた後に、補助作業座席38に着座した作業者がスライドスイッチを載置側に操作すると、スライド作動油圧シリンダ44は縮小し、バケット43は機体内側方に向けてスライド移動する。その際に、スライドガイド孔42bの外側半分は外側程低く傾斜した傾斜長孔42b-2となっており、スライドガイド孔42cは外側程低く傾斜した傾斜長孔であるから、該スライドガイド孔42b,42cに係合しているスライドピン43eの機体内側への移動に伴って、バケット43は右外端が圃場面に近づく傾斜状態から機体内側へ移動するにつれて水平状態となる。バケット43が水平となり機体内側に移動して機体幅が狭くなった状態で、選別搬送装置36右端の吊り下げハンガー39の各フック39aに空のフレコンバッグ37の上端縁部の係止孔を各々引っ掛けてフレコンバッグ37を吊下げてフレコンバッグ37の底が載置台40のバケット43に受けられた状態とし、選別搬送装置36の駆動を再開して収穫作業を継続する。
そして、収穫作業を終えると、載置台40を右側方に水平状に延びる使用状態から機体内方に折り畳んだ収納状態にして、機体幅を狭くして路上走行やトラックへの積み下ろしや納屋等への格納を容易にすることができる。
37 収容部材(フレコンバッグ)
40 載置台
42 台支持枠
42b スライドガイド孔
42b-1 水平長孔
42b-2 傾斜長孔
43 載置部(バケット)
43e スライドピン
44 スライド作動油圧シリンダ
A 走行部
B 操縦部
C 収穫部
G 収容部
40 載置台
42 台支持枠
42b スライドガイド孔
42b-1 水平長孔
42b-2 傾斜長孔
43 載置部(バケット)
43e スライドピン
44 スライド作動油圧シリンダ
A 走行部
B 操縦部
C 収穫部
G 収容部
Claims (4)
- 機体を走行させる走行部(A)と操縦部(B)と圃場から根菜類を収穫する収穫部(C)と収穫した根菜類を収容する収容部(G)を装備した根菜類収穫機において、該収容部(G)に収穫部(C)から搬送された根菜類を収納する収容部材(37)の底を受ける載置部(43)を有する載置台(40)を設け、該載置部(43)を水平または略水平状で機体内方に位置する状態と機体左右方向の外側に移動して左右方向の外端が圃場面に近づく傾斜状態に切り換え自在に設けたことを特徴とする根菜類収穫機。
- 載置台(40)を水平または略水平状に機体左右方向の外側方に延びる使用状態から機体内方に折り畳んだ収納状態に切り換え自在に設けたことを特徴とする請求項1記載の根菜類収穫機。
- 載置台(40)の台支持枠(42)に対して載置部(43)をスライド作動油圧シリンダ(44)により機体左右方向の外側方にスライド自在に設けたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の根菜類収穫機。
- 台支持枠(42)に機体左右方向の外側方に向けて水平または略水平の水平長孔(42b-1)と該水平長孔(42b-1)の外端に連続する外側程低く傾斜した傾斜長孔(42b-2)よりなるスライドガイド孔(42b)を設け、該スライドガイド孔(42b)に載置部(43)に設けたスライドピン(43e)を係合させたことを特徴とする請求項3記載の根菜類収穫機。
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JP2020146573A Pending JP2022041406A (ja) | 2020-09-01 | 2020-09-01 | 根菜類収穫機 |
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JP (1) | JP2022041406A (ja) |
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2020
- 2020-09-01 JP JP2020146573A patent/JP2022041406A/ja active Pending
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