JP2014097032A - 農作物収穫機 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、小型の装置で、刈り残しなく、刈り取ることができる農作物収穫機を提供することを目的としている。
【解決手段】農作物を跨ぐ門型枠を備えた走行装置と、門型枠の下方に設けた摘採装置と、該摘採装置の直後かつ下方より全巾に渡って前記摘採装置に刈り取った農作物を後方へ送風する送風手段と、後方へ送風された農作物を収容する農作物収容部とよりなるとともに、前記送風手段による吹出口は後方に0〜40度の上向き傾斜をしていることを特徴とする農作物収穫機。
【選択図】図1

Description

本発明は、シソ、大麦若葉、アブラナ等の農作物または茶葉を収穫する装置に関するものである。
地上部を切断して農作物を収穫する場合、専用の収穫作業機(例えば、特許文献1)を用いたり、茶葉を収穫する摘採機(例えば、特許文献2)を流用したりして、収穫を行なっていた。
特許文献1は、切断部にて刈取り後、搬送部にてコンテナ載置部で搬送される収穫作業機である。
特許文献2は茶葉摘採機であり、これを流用して茶葉以外の農作物の収穫を行なうこともあった。
茶葉摘採機に関していえば、特許文献3のように送風ノズルをなくす試みがなされている。
特開2012−70645号公報 特開2002−335735号公報 特開2004−154021号公報
特許文献1は、大型の装置であり、構造が複雑になってしまう問題があった。
特許文献2を用いて茶葉以外の農作物の収穫を行なう場合、送風ノズルが農作物の収穫部と当たり、押し倒してしまう。特に、茶葉より細く、柔らかい農作物の場合は、送風ノズルが農作物を押し倒してしまい、刈り残しなどが発生する。
特許文献3はコンテナ型の収容装置へ茶葉を収容するため、茶葉を上方に送風しており、大型の装置であった。
本発明は、小型の装置で、刈り残しなく、刈り取ることができる農作物収穫機を提供することを目的としている。
本発明の第1手段は、農作物を跨ぐ門型枠を備えた走行装置と、門型枠の下方に設けた摘採装置と、該摘採装置の直後かつ下方より全巾に渡って前記摘採装置に刈り取った農作物を後方へ送風する送風手段と、後方へ送風された農作物を収容する農作物収容部とよりなるとともに、前記送風手段による吹出口は後方に0〜40度の上向き傾斜をしていることを特徴とする農作物収穫機。本発明の第2手段は、上記第1手段において、前記摘採装置は、水平なバリカン型の刈刃と、該刈刃で刈った農作物を後方へ移送するため前記刈刃に沿った回転体とよりなる。本発明の第3手段は、上記第1手段において、前記摘採装置は、水平な固定刃と、該固定刃に沿った回転刃とよりなり、該回転刃により農作物を後方へ移送する
本発明の第4手段は、上記第1、2または3手段において、前記摘採装置は弧状になっており、茶葉を収穫する。
本発明の装置により、構造が簡易であり、装置の大きさを小さくすることができる。また、収穫物を押し倒さず、刈り残しが発生しない。
図1は農作物収穫機の斜視図である。(実施例1) 図2は農作物収穫機の側面図である。(実施例1) 図3は農作物収穫機の正面図である。(実施例1) 図4は農作物収穫機の刈刃ユニットの斜視図である。(実施例1) 図5は農作物収穫機の刈刃ユニットの断面図である。(実施例1) 図6は農作物収穫機の刈刃ユニットの断面図である。(実施例2) 図7は茶葉摘採機の正面図である。(実施例3)
本発明の装置は、農作物を跨ぐ門型枠を備えた走行装置と、門型枠の下方に設けた摘採装置と、該摘採装置の直後かつ下方より全巾に渡って前記摘採装置に刈り取った農作物を後方へ送風する送風手段と、後方へ送風された農作物を収容する農作物収容部とよりなるとともに、前記送風手段による吹出口は後方に0〜40度の上向き傾斜をしている。特に、前記摘採装置は、水平なバリカン型の刈刃と、該刈刃で刈った農作物を後方へ移送するため前記刈刃に沿った回転体とよりなるもの(実施例1)、前記摘採装置は、水平な固定刃と、該固定刃に沿った回転刃とよりなり、該回転刃により農作物を後方へ移送するもの(実施例2)、前記摘採装置は弧状になっており、茶葉を収穫するもの(実施例3)等がある。
本実施例1は、主に、茶以外のシソ、大麦若葉、アブラナ等を収穫する例である。左右の走行装置1を門型枠2で接続する。門型枠2の下には摘採装置3を設けてある。摘採装置3は水平なバリカン刃4を備えており、バリカン刃4で刈り取った農作物を後方へ送るため、回転体5を設ける。回転体5は回転軸5aを軸として回転するものならばよく、回転ブラシや可撓性の板などでもよい。回転ブラシは、刷毛状のブラシでも可撓性の板に切り込みを入れたようなものでもよい。送風ファン7、送風ダクト8、吹込口6などを送風手段とし、送風ファン7で発生した圧力風を送風ダクト8を介して、吹込口6から摘採装置へ吹き込む。この時の吹込み角度αは、後方かつ上向き0〜40度である。この角度は案内板15の角度によって決定し、本実施例の角度は約30度である。
受け板11は摘採装置3の後方にあり、摘採装置3の後部に農作物収容部である農作物収容袋12を接続し、その農作物収容袋12を乗せることができる。柔らかく長い農作物は刈り取った後、摘採装置3の中央の駆動部16に絡みつく恐れがあるため、振り分け具14を取り付けるとよい。
農作物13を収穫する様子を説明する。農作物13を門型枠2で跨いで、摘採装置3を稼働し、走行装置1にて走行する。農作物13は、バリカン刃4にて刈り取られ、刈り取られると同時に回転体5にて後方に送られ、その後吹出口6より吹き込んだ圧力風により更に後方へ移送される。圧力風にのった農作物13は後方の農作物収容部12へ運ばれる。
本実施例2は、摘採装置23が固定刃24と回転刃25によるものの例である。農作物は固定刃24と回転刃25の接触位置で刈り取られ、回転刃25により後方へ送られ、その後は実施例1と同様に吹出口6より吹き込んだ圧力風により更に後方へ移送され、圧力風にのった農作物は後方の農作物収容部12へ運ばれる。
本実施例3は、バリカン刃34と回転体35による摘採装置33によるものであり、バリカン刃34や回転体35が茶葉の畝の形状に合わせて弧状になっているものである。吹出口6や受け板12なども摘採装置23に合わせて弧状になっている。摘採装置が固定刃と回転刃によるものでも同様である。
1 走行装置
2 門型枠
3 摘採装置
4 バリカン刃
5 回転体
5a 回転軸
6 吹出口
7 送風ファン
8 送風ダクト
9 座席
10 操縦部
11 受け板
12 農作物収容袋
13 農作物
14 振り分け具
15 案内板
16 駆動部
23 摘採装置
24 固定刃
25 回転刃
25a 回転軸
26 吹出口
33 摘採装置
34 刈刃
35 回転体
35a 回転軸

Claims (4)

  1. 農作物を跨ぐ門型枠を備えた走行装置と、門型枠の下方に設けた摘採装置と、該摘採装置の直後かつ下方より全巾に渡って前記摘採装置に刈り取った農作物を後方へ送風する送風手段と、後方へ送風された農作物を収容する農作物収容部とよりなるとともに、前記送風手段による吹出口は後方に0〜40度の上向き傾斜をしていることを特徴とする農作物収穫機。
  2. 前記摘採装置は、水平なバリカン型の刈刃と、該刈刃で刈った農作物を後方へ移送するため前記刈刃に沿った回転体とよりなることを特徴とする請求項1記載の農作物収穫機。
  3. 前記摘採装置は、水平な固定刃と、該固定刃に沿った回転刃とよりなり、該回転刃により農作物を後方へ移送することを特徴とする請求項1記載の農作物収穫機。
  4. 前記摘採装置は弧状になっており、茶葉を収穫することを特徴とする請求項1、2または3記載の農作物収穫機。
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