JP2004142483A - 燃料噴き返し防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィラーチューブが短い場合であっても、その吐出口に取り付けるのみで、タンク外への燃料の噴き返しを防止する燃料噴き返し防止装置を提供する。
【解決手段】車両の燃料タンク2内に突設したフィラーチューブ3の先端部分に取付ける燃料噴き返し防止装置1であって、フィラーチューブ吐出口4の外周に嵌着する筒状の嵌着部10と、その筒状の嵌着部10の先端に配設されて逆止弁として機能する蓋11と、前記筒状の嵌着部10に形成されて、吐出口4上方に延び、フィラーチューブ3とタンク2の通気を確保する通気路12とを有し、燃料タンク2の給油口6を開けた際に、蒸発ガスを通気路12から逃がすと共に、吐出口4からの排出を蓋11によって遮断する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は燃料噴き返し防止装置に関し、特に、フィラーチューブが短い場合であっても、その吐出口に取り付けるのみで、給油時、タンク外への燃料の噴き返しを防止する燃料噴き返し防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両の燃料タンクに給油を行うときには、燃料タンクのフィラーキャップを開けて給油口を開放する。この給油口を開放する時点で燃料タンクの内圧が高いと、燃料タンク内の蒸発ガスは給油口から一気に外へ排出する。このとき、フィラーチューブの吐出口が燃料液面に近い位置にあると、燃料を吸引して燃料を車外に噴き返してしまうおそれがある。
このような燃料の逆流を防ぐために、従来では図6に示すように、フィラーチューブ50の吐出口51に逆止弁として機能する蓋52を取り付けている。また、燃料タンク53内とフィラーチューブ50の給油口55近傍を連通するベントチューブ54を設けて、給油時、燃料タンク53内の空気を車外に排出するようにしている。そして、燃料液面58がベントチューブ54の開口部59を塞いだとき、燃料タンクは満タンとなる。
給油時にフィラーキャップ56を開けると、燃料タンク53内の蒸発ガスはベントチューブ54を通って車外へ逃げて行き、吐出口51からは逃げない。このため、燃料が噴き返すこともない。
また、このような燃料の逆流を防止する技術として、特開2002−144893号公報記載の技術が知られている。
【特許文献1】
特開2002−144893号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の逆流防止機構は、燃料タンクと給油口の距離が長い場合には、ベントチューブ等の取り回しが可能であるが、フィラーチューブが短い場合にはベントチューブを設けることが困難であった。
特に、給油ノズル57の先端がフィラーチューブの吐出口へ達してしまうような短いフィラーチューブでは、ベントチューブの配設スペースがなく、また、給油ノズル57の先端が蓋を押し開くと、高圧の蒸発ガスの排出に伴い燃料が車外に噴き返すおそれがあるという問題があった。
本発明は係る従来の問題点を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、フィラーチューブが短い場合であっても、その吐出口に取り付けるのみで、タンク外への燃料の噴き返しを防止する燃料噴き返し防止装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための手段として請求項1記載の発明では、車両の燃料タンク内に突設したフィラーチューブの先端部分に取付ける燃料噴き返し防止装置であって、フィラーチューブ吐出口の外周に嵌着する筒状の嵌着部と、その筒状の嵌着部の先端に配設されて逆止弁として機能する蓋と、前記筒状の嵌着部に形成されて、吐出口上方に延び、フィラーチューブとタンクの通気を確保する通気路とを有している。
【0005】
【発明の作用及び効果】
請求項1記載の発明においては、フィラーチューブ吐出口の外周に嵌着する筒状の嵌着部と、その筒状の嵌着部の先端に配設されて逆止弁として機能する蓋と、前記筒状の嵌着部に形成されて、吐出口上方に延び、フィラーチューブとタンクの通気を確保する通気路とを有しているので、ベントチューブを設けることができなくても、燃料タンクの給油口を開けた際に、蒸発ガスを通気路から車外に逃がすことができる。また、吐出口からは蒸発ガスは逃げない。
これにより、給油時、蓋が開いても蒸発ガスが一気に排出することを防止でき、排出に伴う燃料の噴き返しを防止することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は燃料噴き返し防止装置を装着した状態の側断面図、図2は燃料噴き返し防止装置を装着した状態の平面図、図3は燃料噴き返し防止装置を装着した状態の側面図、図4は燃料噴き返し防止装置の正面図、図5はA−A断面図である。本発明の燃料噴き返し防止装置1は図1〜図5に示すように、車両に搭載する燃料タンク2内のフィラーチューブ3の吐出口4に取り付ける装置である。
前記燃料タンク2は鋼製の底部、側部、上部によって囲われ、燃料タンク2の上隅には斜め下に向かってフィラーチューブ3が突設され、タンク2への挿通部分5はタンク2の端が折れ曲がってフィラーチューブ3に密着し、その密着部分は溶接されている。
【0007】
前記フィラーチューブ3は上端の給油口6と、そこから延びた筒状の通過部7と、先端の吐出口4によって構成されている。
給油口6の内周にはねじ山8が形成され、そのねじ山8にフィラーキャップが螺合されてタンク2を閉鎖する。
前記フィラーチューブ3の通過部7は直状の筒であり、給油口6から給油ノズル9を挿入するとその先端が吐出口4に達してしまう程度の長さ(15〜25cm)となっている。
【0008】
前記吐出口4には燃料噴き返し防止装置1が装着されている。この燃料噴き返し防止装置は吐出口4の外周に嵌着する筒状の嵌着部10と、その筒状の嵌着部10の先端に配設された蓋11と、嵌着部10に形成された溝状の通気路12を有している。
前記嵌着部10は吐出口4の外周に嵌着する外筒であり、嵌着部10の周上には筒の中心軸と同方向にその周の一部が盛り上って溝13が形成されている。この溝13は通気路12として機能する隙間であり、フィラーチューブ3に嵌着した場合に、フィラーチューブ3との間に隙間が生じ、この隙間を通してタンク2とフィラーチューブ3の通気が確保される。
また、嵌着部の側面10には係止爪14が設けられて、フィラーチューブ3の孔21に係止して脱落が防止されている。
【0009】
嵌着部10の先端にはヒンジ15が設けられ、そのヒンジ15によって蓋11が蝶動可能に固定されている。また、ヒンジ15にはバネ16が配設されて、蓋11を嵌着部10先端の円周フランジ17に押しつける方向に付勢している。この付勢力は給油時の燃料の流圧で開く付勢力となっている。
この蓋11は給油口6からの給油方向の燃料に対して、蓋11を開いて許容する一方、蓋11がバネ16によって嵌着部10の先端開口部22を閉じるように付勢力をかけらているので、燃料タンク2からの蒸発ガスの逆流に対しては大きな抵抗として作用する。
【0010】
前記嵌着部10の先端には円周フランジ17が配置され、その円周フランジ17に蓋11が当接した状態で開閉可能に配置されている。また、円周フランジ17は吐出口4の数mm前方に配置され、円周フランジ17の内側に突設されたリブ18がその間隔を保っている。
前記通気路12はフィラーチューブ3の外周に沿って吐出口4の上方へ延び、通気路12から入ってきた空気は通気路12を下に進み、吐出口4とフランジ17の隙間23を通過してフィラーチューブ3へ排出される。
【0011】
次に本実施の形態の作用を説明する。
車両の燃料タンク2内のフィラーチューブ3の吐出口4に本実施の形態の燃料噴き返し防止装置1を装着する。
装着時には吐出口4の外周に嵌着部10を嵌め込み、係止爪14を孔21に係止し、溝状の通気路12を吐出口の上側に配置する。このとき、突起したフランジ17のリブ18が吐出口4の先端に突き当たって、間隔が保持される。
装着により、吐出口4に燃料の流圧で開き、逆流を防止する蓋11が配置される。また、嵌着部10の溝13とフィラーチューブ3の隙間によって、通気路12が形成され、その通気路12は吐出口4上方に延びた状態となる。
【0012】
車両の走行に伴い燃料タンクが高温となった場合、燃料タンク2内に蒸発ガスが発生し、タンク内の圧力は外気圧よりも高くなる。
給油時にフィラーキャップを開けると、給油口6の開放と共に、タンク内の蒸発ガスは通気路12、隙間23を通過して排出されるが、蓋11が閉じているので吐出口4からは排出されない。そして、給油ノズルで蓋を押し開けた場合であっても、通気路から高圧の蒸発ガスが抜けているので、吐出口4から一気に蒸発ガスが排出されることはない。そのため、燃料液面が吐出口4に一部漬かっているか又は近接した位置であっても燃料の噴き返しを確実に防止する。
燃料が吐出口4を塞ぐと孔21も液面下に沈み、空気の抜け道がなくなり、フィラーチューブ3内の液面のみが上昇し、給油ノズルのオートストップ機能によって給油が停止する。満タン液面は、燃料が吐出口4を塞いだ位置であり、燃料噴き返し防止装置1を取付けない場合と同じ高さ位置にすることができる。
【0013】
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、本発明の具体的な構成は本実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態ではフィラーチューブに孔21を設けたが、係止凹部としても良い。
また、前記実施の形態で説明した蓋11としては逆止弁として機能する機構であれば、他の構成を採用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】燃料噴き返し防止装置を装着した状態の側断面図である。
【図2】燃料噴き返し防止装置を装着した状態の平面図である。
【図3】燃料噴き返し防止装置を装着した状態の側面図である。
【図4】燃料噴き返し防止装置の正面図である。
【図5】A−A断面図である。
【図6】従来例に係る給油構造の説明図である。
【符号の説明】
1 燃料噴き返し防止装置
2 タンク
3 フィラーチューブ
4 吐出口
5 挿通部分
6 給油口
7 通過部
8 ねじ山
9 給油ノズル
10 嵌着部
11 蓋
12 通気路
13 溝
14 係止爪
15 ヒンジ
16 バネ
17 フランジ
21 孔
22 開口部
23 隙間

Claims (1)

  1. 車両の燃料タンク内に突設したフィラーチューブの先端部分に取付ける燃料噴き返し防止装置であって、
    フィラーチューブ吐出口の外周に嵌着する筒状の嵌着部と、
    その筒状の嵌着部の先端に配設されて逆止弁として機能する蓋と、
    前記筒状の嵌着部に形成されて、吐出口上方に延び、フィラーチューブとタンクの通気を確保する通気路とを有することを特徴とする燃料噴き返し防止装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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