JP2004137450A5 - - Google Patents

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【特許請求の範囲】
【請求項1】ポリフェニレンエーテル粉体70〜99重量部、ポリスチレン系樹脂1〜30重量部および必要に応じて難燃剤を、押出機を用いて溶融混練し、中間原料ペレットを造る下記(a)、(c)の工程および(b)の配置を含む第一工程ならびに該中間原料ペレット10〜90重量部、ポリスチレン系樹脂90〜10重量部及び該樹脂部100重量部に対して難燃剤5〜30重量部を押出機を用いて、溶融混練する第二工程からなる難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物の製造方法。
(a)ポリフェニレンエーテル粉体を、上から下方向に向かって粉体ストックホッパー、粉体用重量式フィーダー、押出機第一供給口ホッパーの順序で供給する。
(b)ポリフェニレンエーテル粉体供給配管及びガス抜き用配管を該第一供給口ホッパー上部に、またギアボックス側からダイ方向に向かって、ポリフェニレンエーテル粉体供給配管、ガス抜き用配管の順番に配置する。
(c)ポリフェニレンエーテル粉体を該粉体供給配管に通し、ギアボックス側の壁面角度60〜85度の第一供給口ホッパー壁面に沿って、該第一供給口に供給し、さらに粉体に含まれるガスをガス抜き配管から脱気する。
【請求項2】第一工程において、フレキシブルコンテナ中のポリフェニレンエーテル樹脂をストックホッパーに供給することを特徴とする請求項1に記載の難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物の製造方法。
【請求項3】第一工程において、該ポリフェニレンエーテル粉体を不活性ガスと共にストックホッパーに供給し、粉体用重量式フィーダーを経て該第一供給口ホッパーに供給することを特徴とする請求項1または2に記載の難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物の製造方法。
【請求項4】第一工程において、ポリスチレン系樹脂を該第一供給口ホッパーのガス抜きベント配管の下流側に供給することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物の製造方法。
【請求項5】第一工程において、ポリスチレン系樹脂を該第一供給口ホッパーの下部に供給することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物の製造方法。
【請求項6】第一工程において、第一供給口ホッパー内の酸素濃度が10wt%未満であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物の製造方法。
【請求項7】第一工程において、押出機のスクリュ直径Dが43〜180mmであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物の製造方法。
【請求項8】第一工程の押出機において、下記ョ(1)〜(3)の条件で溶融混練することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物の製造方法。
【数1】
Figure 2004137450
【請求項9】第一工程の押出機において、粉体搬送ゾーンバレル温度を150〜300℃に設定し、且つ可塑化ゾーンのバレル設定温度を250〜300℃に設定することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物の製造方法。
【請求項10】第一工程の押出機において、真空ベントを可塑化ゾーンの下流側に少なくとも1箇所設け、ガス成分を減圧脱気することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物の製造方法。
【請求項11】第一工程の押出機において、ブレーカープレート濾過面積を押出量1kgあたり1〜50mmに設定することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物の製造方法。
【請求項12】第一工程の押出機において、スクリーンチェンジャーがプレート式スクリーンチェンジャーであることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物の製造方法。
【請求項13】第一工程の押出機において、ペレットのカッティング方式がストランドカット方式、ホットカット方式およびアンダーウォーターカット方式から選ばれる一種あることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物の製造方法。
【請求項14】該中間原料ペレットのサイズを、1〜6mmの球状または円柱状にカッティングすることを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物の製造方法。
【請求項15】該ポリフェニレンエーテルの分子量分布(Mw/Mn)が、2.3〜3.5であることを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物の製造方法。
【請求項16】第二工程の押出機が液状添加装置付きの単軸押出機であり、該押出機バレル温度を150〜290℃且つスクリュ回転数を100〜800rpmに設定し、溶融混練することを特徴とする請求項1〜15のいずれかに記載の難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物の製造方法。
【請求項17】第二工程の押出機が液状添加装置付きの二軸同方向回転押出機であり、バレル設定温度を150〜290℃且つスクリュ回転数を200〜1500rpmに設定し、溶融混練することを特徴とする請求項1〜15のいずれかに記載難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物の製造方法。
【請求項18】第二工程の押出機において、難燃剤供給装置が、重量式液状添加フィーダーであることを特徴とする請求項1〜17のいずれかに記載の難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物の製造方法。
【請求項19】第二工程の押出機において、中間原料ペレット、ポリスチレン系樹脂および必要に応じて添加剤を第一供給口にフィードして、二軸押出機で溶融混練して得られた樹脂組成物100重量部に対して、ファイバーおよび/または強化材を5〜60重量部をサイドフィードすることを特徴とする請求項1〜18のいずれかに記載の難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物の製造方法。
【0001】
【発明の属する技術分野】
ポリフェニレンエーテル樹脂組成物は、ロットサイズが小さいものから大きいものまであり、且つグレード数が多く、着色も多種である。しかも、ポリフェニレンエーテル樹脂は、粉体で且つハンドリングの難しい樹脂のため、ポリフェニレンエーテル粉体を押出機で溶融混練するには、押出機一台毎に特殊な粉体供給設備を要する。
本発明は、生産性、物性及び着色性に優れた難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物の製造方法に関する。
(5)ポリフェニレンエーテル中間原料の種類が多いと、第一工程では、品種切り替えロスが多くなり、生産性低下を起こし、生産計画が複雑になり、労力が増加する。
これらのポリフェニレンエーテル粉体の課題を解決することが求められている。
しかしながら、先行技術では、これらの課題に対して十分とは言えない。
本発明は、生産性、物性及び着色性に優れた難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物の製造方法を確立することを目的とする。
[製造7]
窒素パージを止めた以外は、製造1と同様に製造した。酸素濃度が高いため、異物が多かった。得られた組成物を中間原料種dとした。詳細を表1に示す。
押出量:500kg/H
金属メッシュ:20番/60番/20番/100番を組み合わせた金属メッシュをブレーカープレートに張り付けた。
ダイプレート:4mmΦの穴径25穴
ストランドバスの長さ:5m
ストランド水:40℃
ストランドは、ストランド水に2m浸漬したのち、空冷し、エアワイパーでストランド表面に付着している水を吹き飛ばした。
ストランドのペレタイザーの入り口温度:140℃
【0057】
【実施例1】
第一工程で得られた中間原料a 76.5重量部及びエーアンドエムミ製ハイシスゴムのH9302 11.5重量部及び酸化チタン2重量部を均一混合し、重量式フィーダーから供給し、難燃剤(大八化学製)は、重量式難燃剤フィーダーに仕込み、12重量部 添加した。押出量は、500kg/Hに設定した。着色性も○で、物性も良好であった。
Figure 2004137450
Figure 2004137450
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物の製造方法は生産性に優れ、得られた樹脂組成物は優れた物性及び着色性を有する
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