JP2004136718A - 自動車の乗降用ステップ及びそれを備えたドア開閉構造 - Google Patents

自動車の乗降用ステップ及びそれを備えたドア開閉構造 Download PDF

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Kinji Totake
遠竹 欣司
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Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
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Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
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Abstract

【課題】サイドドアの開時に、車体とドアとの間の空間をステップ用に広く有効に利用することができ、使用性と取扱性に優れるとともに、意匠性に極めて有利な自動車の乗降用ステップを提供する。
【解決手段】サイドドア1の下端に装着されるサイドスポイラー12と、その下端から延設され、車両乗降時に使用されるステップ11と、により構成され、ステップ11が略扇状に形成され、サイドスポイラー12からステップ11へその厚みが次第に薄くなるようにすると共に、その表面が滑らかさを呈するように形成される。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗用車等の車両に装備される乗降用ステップとそれを備えた自動車のドア開閉構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の車両において、特に車体の地上高が比較的高い車両では乗降性を確保しあるいは向上させるために乗降用のステップを備えたものがある。このような従来のステップとして、例えば図6に示すように、サイドドア1の下方で、ボディ2の下側に設けられ、引出して使用されるステップ100が提案されている。このステップ100は矢印のようにボディ2から側方に突出するようになっている。
【0003】
また、従来ではこの種の乗降用ステップとして、ボディ下側に設けられたステップが、サイドドア1の開閉動作に連動して、引き出され或いは収納されるものが知られている(特許文献1,2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−156422号公報(図1)
【特許文献2】
特開平10−80226号公報(図3及び図4)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図6に示した従来の引出しタイプのステップにあっては、引出し時に図示のように使用者がしゃがんでステップ100を引き出さなければならず、取扱いが面倒で、また身体姿勢が悪くならざるを得なかった。
また、従来(例えば、特許文献1,2参照)では、サイドドアの開時に、車体とドアとの間の空間を、ステップ用に広く有効に利用していない。
【0006】
本発明は以上の点に鑑み、使用性や取扱性に優れ、さらに意匠性に極めて有利な自動車の乗降用ステップ及びそれを備えたドア開閉構造を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の自動車の乗降用ステップは、サイドドアの下端に装着されるサイドスポイラーと、その下端から延設され、車両乗降時に使用されるステップと、により構成されていることを特徴とする。
【0008】
前記ステップは略扇状に形成され、好ましくは、前記サイドスポイラーから前記ステップへその厚みが次第に薄くなるように形成されている。
【0009】
また、上記課題を解決するための、乗降用ステップを備えた自動車のドア開閉構造は、サイドスポイラーと、その下端から延設され車両乗降時に使用されるステップと、により構成される乗降用ステップが、サイドドアの下端に装着され、上記ステップが、サイドドアの開閉に連動して、サイドドアとボディの間に横設され、またはボディ下側に格納されることを特徴とする。
【0010】
前記ステップは概略扇状に構成され、その外周部が前記ボディによってガイドされ、さらに、好ましくは、前記ステップの前記外周部にガイドローラを有し、前記ボディ側に該ガイドローラが転動可能に係合するガイドレールが敷設されている。
【0011】
本発明によれば、サイドドアの下端内側にサイドスポイラーと一体的に付設されたステップがサイドドアの開閉に連動して、このサイドドアとボディの間に横設され、またはボディ下側に格納されるため、取扱いが容易である。また、ステップはサイドスポイラーと一体的に構成されるため、両者の一体感を出すことで良好な意匠性を確保することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、従来例と実質的に同一または対応する部材には同一符号を用いて、本発明による自動車の乗降用ステップの好適な実施の形態を説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る乗降用ステップ10をサイドドア1に取り付けた使用状態を示す斜視図であり、図2は本発明の実施の形態に係る乗降用ステップ10を示す斜視図である。
【0013】
乗降用ステップ10は、サイドドア1の下端に装着されるエアロパーツとしてのサイドスポイラー12と、車両に乗降する際に使用され、サイドドア1の下端にサイドスポイラー12と一体的に付設される略板状のステップ11とにより構成される。
【0014】
ステップ11は、図2にも示されるように、概略扇状に構成され、サイドスポイラー12と一体感のある形態で結合されている。即ち、ステップ11はサイドスポイラー12の下端から水平方向に延設し、さらにサイドスポイラー12からステップ11へとその厚みが次第に薄くなり、ステップ11とサイドスポイラー12とが全体視一つの物品の如く、形成されている。
【0015】
また、このステップ11は、サイドドア1の開閉に連動してサイドドア1とボディ2の間に横設され、サイドドア1の閉時にはボディ2の下側に格納されるものである。すなわち、図1に示されるように、サイドドア1が開かれると、ステップ11は開動作に連動して、サイドドア1とボディ2の間に略水平に展開横架され、またサイドドア1が閉まることでボディ2側のフロア下面に入り込むようになっている。
【0016】
このステップ11と一体的に形成されたサイドスポイラー12は、例えば、サイドドア1の下端の長さ程度、即ち後述する図3(a)に示すドアの下端長Lのほぼ全体を占める長さ程度、に設定されている。
【0017】
このように構成された乗降用ステップ10は、図3(a)及び(b)に示すように、サイドスポイラー12のドア側の面にサイドドア1の下端表面を当接させ、例えば、複数のボルト13により締結することで、サイドドア1に取り付けられる。この場合、サイドスポイラー12とサイドドア1には、それぞれボルト13挿通用の穴が設けられている。なお、締結の方法は、ボルト締め以外の溶接など多種多様な方法であってよい。
【0018】
乗降用ステップ10が取り付けられたサイドドア1は、センタピラー3に対して、図3及び図4に示すように上下のヒンジ4,4を介して回動可能に支持される。ステップ11は、図4に示されるように、ヒンジ4を中心にして少なくとも90°以上の中心角で扇状に拡がり、サイドドア1が最大限に開いた際にもその一部(図4、斜線部)がボディ2の内側領域に残るように配置される。
【0019】
つぎに、ステップ11のガイド構造を説明すると、ステップ11の扇状の外周部は、ボディ2によってガイドされる。この場合、図2あるいは図4に示されるようにステップ11の外周部11bにガイドローラ14が備えられるとともに、ボディ2側にはガイドローラ14が転動可能に係合するガイドレール15が敷設される。
【0020】
ガイドローラ14は、ステップ11がガイドレール15に摺動可能にするためにステップ11の外周部11bに回転自在に支持され、合成樹脂材料により形成される。なお、ガイドローラ14は、スチール製のものでもよい。ガイドレール15はガイドローラ14を収容し得るように、たとえば概略C字状の中空構造を有し、ヒンジ4を中心にして円弧状に形成配置される。
【0021】
上記構成において、サイドドア1の閉時にはステップ11は図4の実線で示されるようにボディ2側のフロア下面に入り込み、外観上露呈しない。一方、サイドドア1を開くと、図1及び図4の2点鎖線で示されるように、ステップ11はサイドドア1の拡開角度に従って、ヒンジ4のまわりに徐々に回動してサイドドア1とボディ2との間に略水平に展開横架される。このようにして、乗員はステップ11を利用して乗降することができる。
【0022】
なお、ステップ11の回動の際にはガイドローラ14がガイドレール15内を転動することで、回動動作がガイドされる。これによりステップ11の円滑かつ適正な動作が行われる。
【0023】
このように、本発明の実施形態に係る乗降用ステップ10とそれを備えたドア開閉構造は、サイドドア1の下端にサイドスポイラー12と一体的に付設されたステップ11がサイドドア1の開閉に連動して、サイドドア1とボディ2との間に展開するので、使用性に優れている。
【0024】
また、ステップ11がサイドスポイラー12と一体的に構成されているため、良好な意匠性を確保することができる。さらに、ステップ11がサイドスポイラー12の全長に等しい長さの円弧を描くように略扇状に形成されているため、サイドドア1を開いた時に、ステップ11がサイドドア1とボディ2の間の全体にわたって横架されることになるので、サイドドア1とボディ2との間を乗降用の踏み台として広く且つ有効に活用できる。
【0025】
さらに、本発明の乗降用ステップ10は、いわゆる後付けで装備することができ、車体の大幅な改造等を必要とせず、多くの車種に対して有効に装備可能である。
【0026】
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は実施の形態にのみ限定されるものでなく、本発明の範囲内で適宜変更等が可能である。
たとえば、ステップ11の扇状の拡がり角度等は、必要に応じて適宜変更等が可能である。また、その具体的形状は、扇状の他に種々の形状を採用でき、いずれの場合も上記実施形態と同様な作用効果を得ることができる。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ステップがサイドドアの開閉に連動して展開或いは収納されるので使い易く、またステップが低い位置に配置されて使用に供されることで身体的弱者や子供等の低身長者の車両への乗降を補助できる。またサイドスポイラーとの一体感が生ずることで、良好な意匠性を確保することができ、これにより商品性が向上する。さらに、本発明は、車体の大幅な改造等を行わずにドアに簡単に後付けできるため、多車種に装着が可能であるとともにコスト的にも極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る乗降用ステップをサイドドアに取り付けた使用状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る乗降用ステップを示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る乗降用ステップのサイドドアへの取付例を示すもので、(a)は側面図、(b)は(a)のA−A線に沿う断面図である。
【図4】本発明の実施形態に係る乗降用ステップのサイドドアへの取付例を示す平面図である。
【図5】本発明の実施形態に係る乗降用ステップのサイドドアへの取付例を示す横断面図である。
【図6】従来の引出しタイプステップの例を示す図である。
【符号の説明】
1   サイドドア
2   ボディ
3   センターピラー
10  乗降用ステップ
11  ステップ
11b 外周部
12  サイドスポイラー
14  ガイドローラ
15  ガイドレール

Claims (6)

  1. サイドドアの下端に装着されるサイドスポイラーと、その下端から延設され、車両乗降時に使用されるステップと、により構成されていることを特徴とする、自動車の乗降用ステップ。
  2. 前記ステップが略扇状に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の自動車の乗降用ステップ。
  3. 前記サイドスポイラーから前記ステップへその厚みが次第に薄くなるように形成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の自動車の乗降用ステップ。
  4. サイドスポイラーと、その下端から延設され車両乗降時に使用されるステップと、により構成される乗降用ステップが、サイドドアの下端に装着され、
    上記ステップが、上記サイドドアの開閉に連動して、このサイドドアとボディの間に横設され、または上記ボディ下側に格納されることを特徴とする、乗降用ステップを備えた自動車のドア開閉構造。
  5. 前記ステップが概略扇状に構成され、その外周部が前記ボディによってガイドされることを特徴とする、請求項4に記載の乗降用ステップを備えた自動車のドア開閉構造。
  6. 前記ステップの前記外周部にガイドローラを有し、前記ボディ側にこのガイドローラが転動可能に係合するガイドレールが敷設されることを特徴とする、請求項5記載の乗降用ステップを備えた自動車のドア開閉構造。
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