JP2004131674A - 塩化ビニル系樹脂組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】非フタル酸エステル系可塑剤を使用してフタル酸エステル系可塑剤を使用した配合と同等の加工性を保持し、且つ従来の加工設備、加工方法や加工条件で成型する事が可能な塩化ビニル系樹脂組成物を提供する。
【解決手段】塩化ビニル系樹脂に対し、(1)フマル酸エステル系可塑剤及び、(2)安息香酸エステル系可塑剤(A)、スルホン酸エステル系可塑剤(B)、クエン酸エステル系可塑剤(C)の3種の可塑剤から選ばれる少なくとも1種を含む事によって優れた加工性を得られる塩化ビニル系樹脂組成物を提供するものである。
【解決手段】塩化ビニル系樹脂に対し、(1)フマル酸エステル系可塑剤及び、(2)安息香酸エステル系可塑剤(A)、スルホン酸エステル系可塑剤(B)、クエン酸エステル系可塑剤(C)の3種の可塑剤から選ばれる少なくとも1種を含む事によって優れた加工性を得られる塩化ビニル系樹脂組成物を提供するものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、含ハロゲン樹脂に利用される可塑剤に関わるものである。近年、プラスチックの添加剤に含まれる環境ホルモン物質(内分泌撹乱物質)が人体に悪影響があると言う疑いが指摘されている。例えば、ポリ塩化ビニルに利用されている可塑剤ジ−2エチルヘキシルフタレート(DOP)、ジ−2エチルヘキシルアジペート(DOA)等は、その代表的物質である。これに変わる可塑剤として優れたものが確認されていなかった。本発明者らが鋭意検討した結果、特許請求の範囲に示される含ハロゲン樹脂組成物とすることで、優れた性能を示す樹脂組成物となることを確認した。
【0002】
【従来の技術】
一般にハロゲン含有樹脂は、製品の用途に応じて可塑剤を利用することで柔軟性をコントロールすることが出来る。例えば、ポリ塩化ビニルにジ−2−エチルヘキシルフタレート(DOP)、ジ−2−エチルヘキシルアジペート(DOA)等に代表される可塑剤を利用することで、硬質の塩化ビニル樹脂が自由に柔軟性のある軟質塩化ビニルとして利用されている。しかし熱や光の作用に対して、必ずしも安定であるとは言えない。例えば、加熱して加工成形を行う際に、熱分解を起こし着色する傾向にある。また、成形加工された製品が光にさらされると物性の低下や外観色調を害し、その製品価値を低下させる傾向にある。そのために安定剤等で欠点を補っているが、優れた可塑剤が望まれていた。さらに、現在大量に使用されている代表的な可塑剤が環境ホルモン物質として人体に悪影響があるという疑いが指摘されている。
【0003】
また、フタル酸エステル系可塑剤に変わる衛生性に優れた可塑剤としては多数報告されている。安息香酸系可塑剤として例えばジプロピレングリコールジベンエートやクエン酸エステル系可塑剤として例えばアセチルクエン酸トリブチル(ATBC)などの他にスルホン酸エステル系可塑剤として例えば(Mesamoll(Bayer製))などがある。
【0004】
しかしながら、これらの可塑剤はいずれも単独配合を行った場合、DOPに比し初期ゲル化などが非常に速くなり加工上に問題が発生しやすくなる傾向にある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、非フタル酸エステル系可塑剤を使用してフタル酸エステル系可塑剤を使用した配合と同等の加工性を保持し、且つ従来の加工設備、加工方法や加工条件で成型する事が可能な塩化ビニル系樹脂組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者は鋭意検討を重ねた結果、塩化ビニル系樹脂に対し、(1)フマル酸エステル系可塑剤及び、(2)安息香酸エステル系可塑剤(A)、スルホン酸エステル系可塑剤(B)、クエン酸エステル系可塑剤(C)の3種の可塑剤から選ばれる少なくとも1種を含む塩化ビニル系樹脂組成物が上記目的を達成しうるものであることを見出し、本発明に到達した。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明に於て使用し得る含ハロゲン樹脂とは、ポリ塩ビニル、塩化ビニル及びこれと共重合し得るモノマーとの共重合物(例えば、エチレン、プロピレンなどのオレフィン系、酢酸ビニル、ラウリン酸ビニル、アクリル酸エステル、メタクリル酸メチルエステル等の飽和酸ビニルエステル、不飽和酸アルキルエステル、ラウリルビニルエーテルなどのアルキルビニルエーテル、マレイン酸、アクリロニトリル、スチレン、メチルスチレン、塩化ビニリデン、フッ化ビニリデン等との共重合体)、グラフトポリマー、ブロックポリマー、ポリ塩化ビニルと例えばアクリロニトリル−ブタジエン−ステレン、メタクリル酸メチルエステル−ブタジエン−ステレンの三元ポリマー、塩素化ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合物等とのポリマーブレンド、ポリ塩化ビニルのアルコールなどによる後処理物、後塩素化物等ハロゲンを含有する樹脂、前記例に重ならない範囲で、塩ビ食品衛生協議会(JHP)のポジティブリストに記載されている樹脂、等が挙げられるが、ここに示される例に限定されない。
【0008】
塩化ビニル系ペースト樹脂としては、塩化ビニル単量体、または塩化ビニル単量体と共重合可能な単量体の混合物を乳化剤など含む水性媒体中で水溶性重合開始剤の存在下に乳化重合またはシード乳化重合し、あるいは油溶性重合開始剤の存在下に微細縣濁重合し、重合後のラテックスを噴霧乾燥するなどの方法により得られる、基本粒子経が0.1〜5μmの粒子を持ったものである。
【0009】
(1)フマル酸エステルとしては特に限定はされないがジエチルフマレート、ジブチルフマレート、ジヘキシルフマレート、ジオクチルフマレート、ビス(2−エチルヘキシル)フマレート、ジノニルフマレート、ジイソノニルフマレート、ジデシルフマレート、ジベンジルフマレート、ジオレイルフマレート、オクチル−2−エチルヘキシルフマレート、2−エチルヘキシルイソノニルフマレート、ブチルベンジルフマレート、モノエチルフマレート、モノオクチルフマレート、モノ−2−エチルヘキシルフマレート及びモノデシルフマレートなど単独、また混合物として使用されるがこれらの例に限定されない。
【0010】
(2)安息香酸エステル系可塑剤(A)としては特に限定はされないが、ジプロピレングリコールジベンゾエート、ジエチレングリコールジベンはゾエート、トリエチレングリコールジベンゾエート、プロピレングリコールジベンゾエート、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオールジベンゾエート及びペンタエリスリトールテトラベンゾエートなど単独、また混合物として使用されるがこれらの例に限定されない。
【0011】
(2)スルホン酸エステル系可塑剤(B)としては特に限定はされないが、フェノール系アルキルスルホン酸エステル、クレゾール系アルキルスルホン酸エステルなど単独、また混合物として使用されるがこれらの例に限定されない。
【0012】
(2)クエン酸エステル系可塑剤(C)としては特に限定はされないが、クエン酸トリエチル、クエン酸トリブチル、アセチルクエン酸トリエチル、アセチルクエン酸トリブチル、アセチルクエン酸トリ−2−エチルヘキシル、アセチルクエン酸−n−オクチルデシル、クエン酸ジステアリル及びクエン酸トリステアリルなど単独、また混合物として使用されるがこれらの例に限定されない。
【0013】
本発明の含ハロゲン樹脂組成物に、エポキシ化合物、有機亜リン酸エステル、有機リン酸エステル、金属石鹸、有機錫化合物、紫外線吸収剤、防曇剤、帯電防止剤、酸化防止剤、滑剤、充填剤、加工助剤、有機化合物、耐衝撃強化剤、難燃剤、その他の副資材、希釈剤、本発明例に示される以外の可塑剤、等を添加することができる。
【0014】
本発明の含ハロゲン樹脂組成物に、本発明例に示される以外の可塑剤を添加することができる。本発明例に示される以外の可塑剤の具体例としては、ビス(2−エチルヘキシル)アジペート、ビス(2−エチルヘキシル)アゼレート、ビス(2−エチルヘキシル)フタレート、ジオクチルアジペート、ジオクチルアゼレート、ジオクチルフタレート、ジイソデシルアジペート、ジイソデシルアゼレート、ジイソデシルフタレート、ジイソノニルアジペート、ジイソノニルフタレート、ジイソブチルアジペート、ジイソブチルアゼレート、ジイソブチルフタレート、ジデシルアジペート、ジデシルアゼレート、ジデシルフタレート、ジブチルアジペート、ジブチルアゼレート、ジイソノニルアゼレート、ジブチルフタレート、トリス(2−エチルヘキシル)トリメリテート、トリオクチルトリメリテート、トリイソデシルトリメリテート、トリイソノニルトリメリテート、トリイソブチルトリメリテート、トリデシルトリメリテート、トリブチルトリメリテート、ブチルベンジルアジペート、ブチルベンジルアゼレート、ブチルベンジルフタレート、前記例に重ならない範囲で、塩ビ食品衛生協議会(JHP)のポジティブリストに記載されている可塑剤等が挙げられるが、ここに示される例に限定されない。
【0015】
金属石鹸の例としては、本発明例の他、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、アルミニウム、錫、鉛などの金属と、飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸、多価カルボン酸、フェノール系化合物およびこれらの化合物に置換基を有する酸およびフェノール系化合物ならびに配位子と成る化合物との塩化合物等である。
【0016】
脂肪酸類の例としては、12−ヒドロキシステアリン酸、2−エチルヘキサン酸、4−tert−ブチルフェニルスルホン酸、4−tert−ブチル安息香酸、アジピン酸、アセト酢酸、アゼライン酸、アトロパ酸、アニス酸、イソクロトン酸、イソシアヌル酸、イソステアリン酸、イソデカン酸、イソフタル酸、エチル安息香酸、オクタン酸、オレイン酸、カプリン酸、カプロイン酸、カプロン酸、キシリル酸、クエン酸、クリセリン酸、クロトン酸、クロロ安息香酸、グリコール酸、グルタル酸、ケイ皮酸、コハク酸、サリチル酸、ステアリン酸、スベリン酸、セバシン酸、チオグリコール酸、チオジグリコール酸、チオジプロピオン酸、テレフタル酸、デカン酸、デヒドロ酢酸、トルイル酸、ナフテン酸、ニコチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ピメリン酸、フェニルステアリン酸、フタル酸、フマル酸、プロピオン酸、ヘキサン酸、ベヘン酸、マレイン酸、ミリスチン酸、ミリストレイン酸、メタクリル酸、メルカプトプロピオン酸、ラウリン酸、リシノール酸、リノール酸、リノレイン酸、リンゴ酸、リン酸、レブリン酸、安息香酸、酒石酸、酢酸、乳酸、ジケトン、ノニルフェノール、4−tert−ブチルフェノール、4−オクチルフェノール、ジノニルフェノール、デシルフェノール、ドデシルフェノール等が挙げられる。
【0017】
これらと、塩を構成する金属石鹸の具体例としては、カルシウムオクトエート、カルシウムステアレート、カルシウムヒドロキシステアレート、カルシウムベヘネート、カルシウムベンゾエート、カルシウムミリステート、バリウムオクトエート、バリウムステアレート、バリウムヒドロキシステアレート、バリウムベヘネート、バリウムベンゾエート、バリウムミリステート、バリウムノニルフェネート、マグネシウムオクトエート、マグネシウムステアレート、マグネシウムヒドロキシステアレート、マグネシウムベヘネート、マグネシウムベンゾエート、マグネシウムミリステート、リチウムオクトエート、リチウムステアレート、リチウムヒドロキシステアレート、リチウムベヘネート、リチウムベンゾエート、リチウムミリステート等が揚げられるが、ここに示される例に限定されない。
【0018】
有機錫化合物の具体例としては、ビス{モノ(又はジ)アルキル(C1〜12)錫ビス(又はモノ)(2−メルカプトエチルオレート)}サルファイド、ビス{モノ(又はジ)アルキル(C1〜12)錫ビス(又はモノ)(2−メルカプトエチル脂肪酸エステル)}サルファイド、モノ(又はジ)アルキル(C1〜12)錫オキサイド、モノ(又はジ)アルキル(C1〜12)錫サルファイド,モノ(又はジ)アルキル(C1〜12)錫チオグリコレート、モノ(又はジ)アルキル(C1〜12)錫トリス(又はビス)(2−メルカプトエタノール)、モノ(又はジ)アルキル(C1〜12)錫トリ(又はジ)オクトエート、モノ(又はジ)アルキル(C1〜12)錫トリ(又はジ)オレート、モノ(又はジ)アルキル(C1〜12)錫トリ(又はジ)クロライド、モノ(又はジ)アルキル(C1〜12)錫トリ(又はジ)ステアレート、モノ(又はジ)アルキル(C1〜12)錫トリ(又はジ)ラウレート、モノ(又はジ)アルキル(C1〜12)錫トリ(又はジ)リシノレート、モノ(又はジ)アルキル(C1〜12)錫トリス(又はビス)(アルキルマレート)、モノ(又はジ)アルキル(C1〜12)錫トリス(又はビス)(イソオクチルチオグリコレート)、モノ(又はジ)アルキル(C1〜12)錫マレートポリマー、モノ(又はジ)アルキル(C1〜12)錫トリス(又はビス)アルキル(C1〜22)マレート、モノ(又はジ)アルキル(C1〜12)錫β−メルカプトプロピオネート、モノ(又はビス)(アクリル酸アルキル)錫トリス(又はビス)(イソオクチルチオグリコレート)等が挙げられるが、ここに示される例に限定されない。
【0019】
エポキシ化合物の具体例としては、3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシルカルボキシレート、3,4−エポキシシクロヘキサンカルボン酸、メチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、3−(2−キセノキシ)−1,2−エポキシプロパン−9,10−12,13−ジエポキシステアリン酸、3,4−エポキシシクロヘキシルメタノール、3,4−エポキシシクロヘキシル9,10−エポキシステアレート、エビクロルヒドリンとビスフェノールAの縮合物、エポキシステアリン酸tert−ブチルフェニル、エポキシステアリン酸2−エチルブチル、エポキシステアリン酸2−エチルヘキシル、エポキシステアリン酸アセトキシエチル、エポキシステアリン酸イソオクチル、エポキシステアリン酸イソデシル、エポキシステアリン酸シクロヘキシル、エポキシステアリン酸テトラヒドロフリル、エポキシステアリン酸フェニル、エポキシステアリン酸、エポキシステアリン酸ベンゾイル、エポキシステアリン酸メトキシエチル、エポキシ化トール油酸2−エチルヘキシル、エポキシトール油酸オクチル、エポキシ化トール油酸イソオクチル、エポキシ化トール油酸ブチル、エポキシトリアセトモノリシノレイン酸グリセリド、エポキシヘキサヒドロフタル酸ブチルデシル、エポキシヘキサヒドロフタル酸ビス(2−エチルヘキシル)、エポキシヘキサヒドロフタル酸ジオクチル、エポキシヘキサヒドロフタル酸ジデシル、エポキシヘキサヒドロフタル酸ジブチル、エポキシヘキサヒドロフタル酸ジヘキシル、エポキシヘキサヒドロフタル酸ジイソオクチル、エポキシヘキサヒドロフタル酸ジイソデシル、エポキシヘキサヒドロフタル酸ビス(9,10−エポキシステアリル)、エポキシ化アマニ油、エポキシ化アマニ油脂肪酸ブチル、エポキシ化サフラワー油、エポキシ化ジアセトモノオレイン、エポキシ化トール油、エポキシ化ヒマワリ油、エポキシ化ポリブタジエン、エポキシ化牛脂油、エポキシ化魚油、エポキシ化鯨油、エポキシ化大豆油、エポキシ化大豆油のジアセトモノグリセリド、エポキシ化豚脂油、エポキシ化綿実油、ビス(3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシルメチル)アジペート、安息香酸エポキシステアリルエステル等が挙げられるが、ここに示される例に限定されない。
【0020】
酸化防止剤としては、ヒンダードフェノール、アルキレン又はアルキリデンを介して結合するポリ(アルキルフェノール)、イオウを介して結合するポリ(アルキルフェノール)等のフェノール誘導体を含むフェノール系酸化防止剤、イオウを介して結合しているアルカン酸及びそのアルキルエステル、例えばチオジプロピオン酸ジステアリルエステル、チオジプロピオン酸ジラウリルエステル等の含イオウ化合物、ヒンダードアミン、前記例に重ならない範囲で、塩ビ食品衛生協議会(JHP)のポジティブリストに記載されている酸化防止剤等が挙げられるが、ここに示される例に限定されない。
【0021】
有機亜リン酸エステルの具体例としては、1、4−ジブタンジオールジホスファイト、1,1,3−トリス〔(2′−メチル−4′−ジトリデシルホスファイト5′−tert−ブチル)フェニル〕ブタン、2−tert−ブチル−α(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)4−クメニルビス(4−ノニルフェニル)ホスファイト、4,4′−イソプロピリデンジフェニルアルキル(C12〜C15)ホスファイト、4,4′−ブチリデンビス(3−メチル−2−tert−ブチルフェニル)ジトリデシルホスファイト、ジ(4−tert−ブチルフェニル)ホスファイト、ジイソオクチルホスファイト、ジイソオクトキシカルボメチレンチオ(ペンタエリスリトールテトラチオグリコール)ジホスファイト、ジイソデシルホスファイト、ジイソプロピルホスファイト、ジオクチルペンタエリスリトールジホスファイト、ジシクロヘキシルフェニルホスファイト、ジシクロヘキシルホスファイト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスファイト、ジデシルペンタエリスリトールジホスファイト、ジドデシルホスファイト、ジフェニル・2−エチルヘキシルホスファイト、ジフェニル・イソオクチルホスファイト、ジフェニル・イソデシルホスファイト、ジフェニル・シクロヘキシルフェニルホスファイト、ジフェニル・トリデシルチオホスファイト、ジフェニルホスファイト、ジブチルペンタエリスリトールジホスファイト、ジブトキシカルボエチレンチオ(ペンタエリスリトールテトラチオグリコール)ジホスファイト、テトラ(C12〜15アルキル)−4、4′−イソプロピリデンジフェニルジホスファイト、テトラ(トリデシル)−4,4′−イソプロピリデンジフェニルジホスファイト、テトラ(トリデシル)−4,4′−ブチリデンビス(2−tert−ブチル−5−メチルフェニル)ジホスファイト、テトラ(トリデシル)ジプロピレングリコールジホスファイト、テトラ(フェニル)ジプロピレングリールジホスファイト、テトライソオクチル〔4,4′−チオビス(2−tert−ブチル−5−メチルフェノール)〕ジホスファイト、テトラキス(イソオクトキシカルボメチレンチオ)1,2−オキシカルボニルメチレンチオエチレンジホスファイト、テトラキス(オクチルチオ)1,6−ジチオヘキサメチレンジホスファイト、テトラキス(ブトキシエトキシエチル)エチレングリコールジホスファイト、テトラキス(メルカプトラウリル)1,2−ジメルカプトエチレンジホスファイト、テトラキス(メルカプトラウリル)β,β′−ジチオエチルエーテルジホスファイト、テトラキス(ラウリルチオ)1,6−ジチオヘキサメチレンジホスファイト、テトラトリデシル−4,4′−イソプロピリデンシクロヘキシルジホスファイト、テトラノニルフェニルポリプロピレングリコールジホスファイト、デカキス(ノニルフェニル)ヘプタキス(ジプロピレングリコール)オクタホスファイト、デカフェニルヘプタジプロピレングリコールオクタホスファイト、トリス(2−エチルヘキシル)ホスファイト、トリイソオクチルホスファイト、トリイソデシルチオホスファイト、トリクレジルホスファイト、トリシクロヘキシルホスファイト、トリス(エトキシエトキシエチル)ホスファイト、トリス(オクチルフェニル)ホスファイト、トリス(シクロヘキシルフェニル)ホスファイト、トリス(ジプロピレングリコール)ホスファイト、トリス(デシルチオ)ホスファイト、トリス(ドデシルチオ)ホスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、トリス(フェニルフェニル)ホスファイト、トリス(ラウリルチオ)ホスファイト、トリス〔4、4′−ブチリデンビス(2−tert−ブチル−5−メチルフェニル)〕ホスファイト、トリデシルホスファイト、トリフェニルホスファイト、ノニルフェニル・ジ(トリデシル)ホスファイト、ビス(シクロヘキシルフェニル)ビス(フエニルエチル)ペンタキス(ドデシルチオ)ビス(1,6−ヘキシレンジメルカプト)トリホスファイト、ビス(ネオペンチルグリコール)ジプロピレングリコールジホスファイト、ビス(ラウリルチオ)ホスファイト、フェニル・4−tert−ブチル・ドデシルホスファイト、フェニル・ジ(トリデシル)ホスファイト、フェニルビス(2−エチルヘキシル)ホスファイト、フェニル・イソデシルホスファイト、フェニルジイソオクチルホスファイト、フェニルジシクロヘキシルホスファイト、ヘプタキス(ジプロピレングリコール)トリホスファイト、ヘプタキス(ノニルフェニル)テトラキス(4,4′−イソプロピリデンジフェニル)ペンタホスファイト、ヘプタキス(ノニルフェニル)テトラキスポリプロピレングリコールペンタホスファイト、ペンタキス(ドデシルチオ)ビス(1,6−ヘキサメチレンジメルカプト)トリホスファイト、ペンタキス(ノニルフェニル)ビスポリプロピレングリコールトリホスファイト、モノ(2−エチルヘキシル)ホスファイト、モノイソオクチルホスファイト、モノイソプロピルホスファイト、モノシクロヘキシルホスファイト、モノジシクロヘキシルフェニルホスファイト、モノドデシルホスファイト、モノフェニルジデシルホスファイト及び水添4,4′−イソプロピリデンジフェニルホスファイト並びにモノブトキシエトキシエチル亜燐酸カルシウム、ビス(ステアリルポリオキシプロピレン亜燐酸)亜鉛塩及びビス(ジステアリル亜燐酸)亜鉛塩のような、少なくとも1個の、燐原子と結合したHO基を有するホスファイトのホスファイト金属塩化合物等が挙げられるが、ここに示される例に限定されるものではない。
【0022】
有機リン酸エステルの具体例としては、tert−ブチルフェノキシポリエトキシホスフェート、オクチルオキシポリエトキシホスフェート、オクチルフェノキシポリエトキシホスフェート、オレイルオキシポリエトキシジラウリルホスフェート、オレイルオキシポリエトキシホスフェート、キシレニルジフェニルホスフェート、ジ(ラウリルオキシポリエトキシ)ホスフェート、ビス(tert−ブチルフェノキシポリエトキシ)ホスフェート、ジオクチルモノフェニルホスフェート、ジクレジルモノフェニルホスフェート、ビス(ノニルフェノキシポリエトキシ)ホスフェート、2−エチルヘキシルジフェニルホスフェート、ステアリルオキシポリエトキシホスフェート、トリス(ブトキシエチル)ホスフェート、トリデシルヒドロキシポリエトキシホスフェート、トリデシルポリオキシエチレンホスフェート、ドデシルフェノキシポリエトキシホスフェート、ノニルフェニルポリオキシエチレンホスフェート、ノニルフェノキシポリエトキシホスフェート、モノラウリルホスフェート、ラウリルオキシポリエトキシホスフェート及びラウリルオキシポリエトキシホスフェート並びにモノステアリル燐酸カルシウム塩、ビス(ジステアリル燐酸)亜鉛塩及びビス[ビス(ドデシルポリアルキレン)燐酸]亜鉛塩のような、少なくとも1個の、燐原子と結合したHO基を有するホスフェートのホスフェート金属塩化合物が挙げられるが、ここに示される例に限定されない。
【0023】
防曇剤の具体例としては、グリセリンモノ脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、トリデシルポリオキシエチレン燐酸、ノニルフェニルポリオキシエチレン燐酸、ホウ酸エステル、ポリエチレングリコールモノステアレート、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン・グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテル、ポリオキシプロピレン・ポリオキシエチレンブロックポリマー、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリプロピレングリコール脂肪酸エステル、前記例に重ならない範囲で、塩ビ食品衛生協議会(JHP)のポジティブリストに記載されている界面活性剤、などが挙げられるが、ここに示される例に限定されない。
【0024】
充填剤の例としては、周期律表I〜V又はVIII族の金属の酸化物、水酸化物、塩化物、硫化物、炭酸塩、リン酸塩、亜リン酸塩、次亜リン酸塩、硫酸塩、亜硫酸塩、塩素酸塩、過塩素酸塩、硼酸塩、硅酸塩等の無機金属化合物も使用し得る。
【0025】
その具体例としては、炭酸カルシウム、水酸化カルシウム、酸化カルシウム、過塩素酸バリウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、アルミナ、水酸化アルミニウム、アルミナけい酸ナトリウム、けい酸ナトリウム、けい酸アルミニウム、けい酸マグネシウム、けい酸カルシウム、A型、X型、Y型等の合成ゼオライト、ゼオライト、アルミナサイト、モルデナイト等の天然ゼオライト、又はこれ等ゼオライトの第Ia族金属が第II族又は第IV・族の金属イオンで置換された金属置換型ゼオライト、けい酸金属塩、活性白土、ベントナイト、タルク、モナズ石粉、大谷石粉、クレイ、ベンガラ、カオリン、けいそう土、ハイドロタルサイト、無水ハイドロタルサイト、ハイドロカルマイト、アスベスト、ネフェリンサイエナイト、三酸化アンチモン、水酸化バリウム、炭酸バリウム、硫酸バリウム及びアパタイト等が挙げられるが、ここに示される例に限定されない。
【0026】
滑剤の具体例としては、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、石油又は石炭より誘されるパラフィンワックス、グリセリン高級脂肪酸エステル、アゼライン酸高級アルコールエステル、アジピン酸高級アルコールエステル、ペンタエリスリトール高級脂肪酸エステル、高級アルコール、高級脂肪酸、天然又は合成された高分子エステルワックス、エチレンビスステアロアミド、メチレンビスステアロアミド、前記例に重ならない範囲で、塩ビ食品衛生協議会(JHP)のポジティブリストに記載されている滑剤等が挙げられるが、ここに示される例に限定されない。
【0027】
加工助剤、耐衝撃強化剤の具体例としては、塩素化ポリエチレン、エチレンプロピレン共重合物、エチレン酢酸ビニル共重合物、スチレンブタジエン共重合物、アクリロニトリルスチレン共重合物、アクリロニトリルブタジエスチレン共重合物、アクリル酸エステルブタジエンスチレン共重合物、メタアクリル酸エステルブタジエンスチレン共重合物(MBS)、ポリスチレン、アクリル樹脂、JHPのポジティブリストに記載されている加工助剤、耐衝撃強化剤等が挙げられるが、ここに示される例に限定されない。
【0028】
難燃剤例としては、テトラブロモビスフェノールA(TBA)およびその誘導体、ヘキサブロモベンゼン、デカブロモジフェニルエーテル、テトラブロモエタン(TBB)、テトラブロモブタン、ヘキサブロモシクロデカン(HBCD)等の臭素系および塩素化パラフィン、塩化ジフェニル、パークロロペンタシクロデカン、塩素化ナフタレン等のハロゲン系難燃剤。トリ(β−クロロエチル)ホスフェート、トリ(ジクロロプロピル)ホスフェート、トリ(ジブロモプロピル)ホスフェート、2,3−ジブロモプロピル−2,3−クロロプロピルホスフェート等のリン酸エステルもしくはハロゲン化リン酸エステル等のリン系難燃剤。水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化ジルコニウム、塩基性炭酸マグネシウム、ドロマイト、水酸化カルシウム、水酸化バリウム、スズ酸亜鉛、酸化スズの水和物、硼砂などの無機金属化合物の水和物、ホウ酸亜鉛、メタホウ酸亜鉛、メタホウ酸バリウム、炭酸亜鉛、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸バリウム、酸化マグネシウム、酸化モリブデン、酸化ジルコニウム、酸化錫、酸化アンチモン、赤リン等の無機難燃剤等が挙げられるが、ここに示される例に限定されない。
【0029】
有機化合物又はそれらの塩の具体例としては、1,3及び1,4−ブタンジオールビスβアミノクロトン酸エステル、2−(3′−メトキシ−4′−ヒドロキシフェニル)インドール、2−フェニルインドール、2−メルカプトエタノール、2−メルカプトエタノール脂肪酸エステル、2−メルカプトエチルオレート、6−アニリノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジチオール、6−ブチルアミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジチオールメラミン、4−tert−ブチル安息香酸、アセチルアセトン、アセト酢酸エステル、アセト酢酸エステル縮合物、イソシアヌール酸及びその誘導体、オクチルチオグリコレート、カルボン酸、クロトン酸等のカルボン酸、グリセリン、シュウ酸エステル、ジエチレングリコール、ジシアンジアミド、ジステアリルチオジプロピオネート、ジフェニルチオ尿素、ジベンゾイルメタン、ジペンタエリスリトール、ジラウリルチオジプロピオネート、ステアリルβ−アミノクロトン酸エステル、セチル及びステアリルβ−アミノクロトン酸エステル、ソルビトール、タンニン、チオグリコール酸、チオジエチレングリコールビスβ−アミノクロトン酸エステル、チオジグリコール酸エステル、チオジプロピオン酸エステル、デヒドロ酢酸、デヒドロ酢酸金属塩、トリイソプロパノールアミン、トリス(2−ヒドロキシエチル)シアヌレート、トリメチロールプロパン、ヘキサメチレンテトラミンセチル、ベンゾイルアセトン、ペンタエリスリトール、ペンタエリスリトールテトラキス(メルカプトアセテート)、ペンタエリスリトールテトラキス(メルカプトプロピオネート)、マレイン酸、マロン酸エステル、マンニトール、メチル安息香酸、リノール酸、β−ジケトン、β−ジケトンの金属塩、β−メルカプトプロピオン酸、安息香酸、桂皮酸、硼酸エステル、バリウムルブリゾール(日本ルブリゾール社製)、カルシウムルブリゾール(日本ルブリゾール社製)及び亜鉛ルブリゾール(日本ルブリゾール社製)等が挙げられるが、ここに示される例に限定されない。
【0030】
帯電防止剤の例としてはN,N,N−トリメチル−N−オクチルアンモニウムパークロレート、N,N−ジメチル−N−オクチル−N−ベンジルアンモニウムパークロレート、N−ビス(ヒドロキシエトキシエチル)−N−オクチル−N−メチルアンモニウムクロライド、N,N−ビス(ヒドロキシエトキシエチル)−N−ステアリル−N−エチルアンモニウムパークロレート、N−ヒドロキシトリエトキシエチル−N−デシル−N,N−ジメチルアンモニウムパークロレート、N−ヒドロキシトリエトキシエチル−N,N,N−トチメチルアンモニウムエチルサルフェート、N−ノナノイルアミノプロピル−N−ヒドロキシエチル−N,N−ジメチルアンモニウムパークロレート、N−メチルフェノキシエトキシエチル−N,N,N−トリメチルアンモニウムパークロレート及びN−エチルフェノキシペンタエトキシエチル−N−ラウリル−N,N−ジメチルアンモニウムパークロレート等が挙げられるが、ここに示される例に限定されない。
【0031】
紫外線吸収剤には、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、シアノアクリレート系、サリシレート系、ヒンダードアミン系紫外線吸収剤及び金属キレート系特にニッケル、クロムの塩等が挙げられるが、ここに示される例に限定されない。
【0032】
希釈剤には2,2,4−トリメチル1,3−ペンタジオールジイソブチレート、n−パラフィン等が挙げられるが、ここに示される例に限定されない。
【0033】
その他副資材の例としては、蛍光増白剤、防ばい剤、プレートアウト防止剤、架橋剤、界面活性剤、補強剤、離形剤、染料、顔料、粘度低化剤、等を本発明の含ハロゲン樹脂組成物に包含させることができる。
【0034】
【実施例】
次に、本発明の効果を示すため実施例をあげるが、本発明は下記の実施例によって制限を受けるものでははない。
【0035】
〔実施例1−1〜1−12及び比較例1−1〜1−4〕は、下記に示す(表1)の配合を用いて、石川式らいかい機で30分間混練して、ゾル組成物を作成した。
【0036】
このゾル組成物についてRheometer AR500(TA Instruments社製)を使用して高温(95℃)時の粘度変化を測定し、初期ゲル化の速さを評価した(1:非常に速い、2:速い、3:普通(DOPと同等)、4:遅い)。これらの組成物について実施した試験結果を(表3)、(表4)、(表5)に併記する。なお、使用した可塑剤は(表2)に示した。
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】
【表3】
【0040】
【表4】
【0041】
【表5】
【0042】
表5より明らかな様に非フタル酸エステル系可塑剤を単独配合した場合(比較例1−2〜1−4)には、DOP単独配合より初期ゲル化が速い。
【0043】
これに対して、フマル酸エステル系可塑剤を併用して得られる塩化ビニル系ペースト樹脂組成物は(実施例1−1〜1−12)、非フタル酸エステル系可塑剤を単独配合した場合に比べDOP単独配合と同等程度の初期ゲル化性を示す。
【0044】
【発明の効果】
以上の結果から、本発明の、塩化ビニル系樹脂組成物は非フタル酸エステル系可塑剤を使用してフタル酸エステル系可塑剤を使用した配合と同等の加工性を保持し、且つ従来の加工設備、加工方法や加工条件で成型出来るものである。
【発明の属する技術分野】
本発明は、含ハロゲン樹脂に利用される可塑剤に関わるものである。近年、プラスチックの添加剤に含まれる環境ホルモン物質(内分泌撹乱物質)が人体に悪影響があると言う疑いが指摘されている。例えば、ポリ塩化ビニルに利用されている可塑剤ジ−2エチルヘキシルフタレート(DOP)、ジ−2エチルヘキシルアジペート(DOA)等は、その代表的物質である。これに変わる可塑剤として優れたものが確認されていなかった。本発明者らが鋭意検討した結果、特許請求の範囲に示される含ハロゲン樹脂組成物とすることで、優れた性能を示す樹脂組成物となることを確認した。
【0002】
【従来の技術】
一般にハロゲン含有樹脂は、製品の用途に応じて可塑剤を利用することで柔軟性をコントロールすることが出来る。例えば、ポリ塩化ビニルにジ−2−エチルヘキシルフタレート(DOP)、ジ−2−エチルヘキシルアジペート(DOA)等に代表される可塑剤を利用することで、硬質の塩化ビニル樹脂が自由に柔軟性のある軟質塩化ビニルとして利用されている。しかし熱や光の作用に対して、必ずしも安定であるとは言えない。例えば、加熱して加工成形を行う際に、熱分解を起こし着色する傾向にある。また、成形加工された製品が光にさらされると物性の低下や外観色調を害し、その製品価値を低下させる傾向にある。そのために安定剤等で欠点を補っているが、優れた可塑剤が望まれていた。さらに、現在大量に使用されている代表的な可塑剤が環境ホルモン物質として人体に悪影響があるという疑いが指摘されている。
【0003】
また、フタル酸エステル系可塑剤に変わる衛生性に優れた可塑剤としては多数報告されている。安息香酸系可塑剤として例えばジプロピレングリコールジベンエートやクエン酸エステル系可塑剤として例えばアセチルクエン酸トリブチル(ATBC)などの他にスルホン酸エステル系可塑剤として例えば(Mesamoll(Bayer製))などがある。
【0004】
しかしながら、これらの可塑剤はいずれも単独配合を行った場合、DOPに比し初期ゲル化などが非常に速くなり加工上に問題が発生しやすくなる傾向にある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、非フタル酸エステル系可塑剤を使用してフタル酸エステル系可塑剤を使用した配合と同等の加工性を保持し、且つ従来の加工設備、加工方法や加工条件で成型する事が可能な塩化ビニル系樹脂組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者は鋭意検討を重ねた結果、塩化ビニル系樹脂に対し、(1)フマル酸エステル系可塑剤及び、(2)安息香酸エステル系可塑剤(A)、スルホン酸エステル系可塑剤(B)、クエン酸エステル系可塑剤(C)の3種の可塑剤から選ばれる少なくとも1種を含む塩化ビニル系樹脂組成物が上記目的を達成しうるものであることを見出し、本発明に到達した。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明に於て使用し得る含ハロゲン樹脂とは、ポリ塩ビニル、塩化ビニル及びこれと共重合し得るモノマーとの共重合物(例えば、エチレン、プロピレンなどのオレフィン系、酢酸ビニル、ラウリン酸ビニル、アクリル酸エステル、メタクリル酸メチルエステル等の飽和酸ビニルエステル、不飽和酸アルキルエステル、ラウリルビニルエーテルなどのアルキルビニルエーテル、マレイン酸、アクリロニトリル、スチレン、メチルスチレン、塩化ビニリデン、フッ化ビニリデン等との共重合体)、グラフトポリマー、ブロックポリマー、ポリ塩化ビニルと例えばアクリロニトリル−ブタジエン−ステレン、メタクリル酸メチルエステル−ブタジエン−ステレンの三元ポリマー、塩素化ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合物等とのポリマーブレンド、ポリ塩化ビニルのアルコールなどによる後処理物、後塩素化物等ハロゲンを含有する樹脂、前記例に重ならない範囲で、塩ビ食品衛生協議会(JHP)のポジティブリストに記載されている樹脂、等が挙げられるが、ここに示される例に限定されない。
【0008】
塩化ビニル系ペースト樹脂としては、塩化ビニル単量体、または塩化ビニル単量体と共重合可能な単量体の混合物を乳化剤など含む水性媒体中で水溶性重合開始剤の存在下に乳化重合またはシード乳化重合し、あるいは油溶性重合開始剤の存在下に微細縣濁重合し、重合後のラテックスを噴霧乾燥するなどの方法により得られる、基本粒子経が0.1〜5μmの粒子を持ったものである。
【0009】
(1)フマル酸エステルとしては特に限定はされないがジエチルフマレート、ジブチルフマレート、ジヘキシルフマレート、ジオクチルフマレート、ビス(2−エチルヘキシル)フマレート、ジノニルフマレート、ジイソノニルフマレート、ジデシルフマレート、ジベンジルフマレート、ジオレイルフマレート、オクチル−2−エチルヘキシルフマレート、2−エチルヘキシルイソノニルフマレート、ブチルベンジルフマレート、モノエチルフマレート、モノオクチルフマレート、モノ−2−エチルヘキシルフマレート及びモノデシルフマレートなど単独、また混合物として使用されるがこれらの例に限定されない。
【0010】
(2)安息香酸エステル系可塑剤(A)としては特に限定はされないが、ジプロピレングリコールジベンゾエート、ジエチレングリコールジベンはゾエート、トリエチレングリコールジベンゾエート、プロピレングリコールジベンゾエート、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオールジベンゾエート及びペンタエリスリトールテトラベンゾエートなど単独、また混合物として使用されるがこれらの例に限定されない。
【0011】
(2)スルホン酸エステル系可塑剤(B)としては特に限定はされないが、フェノール系アルキルスルホン酸エステル、クレゾール系アルキルスルホン酸エステルなど単独、また混合物として使用されるがこれらの例に限定されない。
【0012】
(2)クエン酸エステル系可塑剤(C)としては特に限定はされないが、クエン酸トリエチル、クエン酸トリブチル、アセチルクエン酸トリエチル、アセチルクエン酸トリブチル、アセチルクエン酸トリ−2−エチルヘキシル、アセチルクエン酸−n−オクチルデシル、クエン酸ジステアリル及びクエン酸トリステアリルなど単独、また混合物として使用されるがこれらの例に限定されない。
【0013】
本発明の含ハロゲン樹脂組成物に、エポキシ化合物、有機亜リン酸エステル、有機リン酸エステル、金属石鹸、有機錫化合物、紫外線吸収剤、防曇剤、帯電防止剤、酸化防止剤、滑剤、充填剤、加工助剤、有機化合物、耐衝撃強化剤、難燃剤、その他の副資材、希釈剤、本発明例に示される以外の可塑剤、等を添加することができる。
【0014】
本発明の含ハロゲン樹脂組成物に、本発明例に示される以外の可塑剤を添加することができる。本発明例に示される以外の可塑剤の具体例としては、ビス(2−エチルヘキシル)アジペート、ビス(2−エチルヘキシル)アゼレート、ビス(2−エチルヘキシル)フタレート、ジオクチルアジペート、ジオクチルアゼレート、ジオクチルフタレート、ジイソデシルアジペート、ジイソデシルアゼレート、ジイソデシルフタレート、ジイソノニルアジペート、ジイソノニルフタレート、ジイソブチルアジペート、ジイソブチルアゼレート、ジイソブチルフタレート、ジデシルアジペート、ジデシルアゼレート、ジデシルフタレート、ジブチルアジペート、ジブチルアゼレート、ジイソノニルアゼレート、ジブチルフタレート、トリス(2−エチルヘキシル)トリメリテート、トリオクチルトリメリテート、トリイソデシルトリメリテート、トリイソノニルトリメリテート、トリイソブチルトリメリテート、トリデシルトリメリテート、トリブチルトリメリテート、ブチルベンジルアジペート、ブチルベンジルアゼレート、ブチルベンジルフタレート、前記例に重ならない範囲で、塩ビ食品衛生協議会(JHP)のポジティブリストに記載されている可塑剤等が挙げられるが、ここに示される例に限定されない。
【0015】
金属石鹸の例としては、本発明例の他、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、アルミニウム、錫、鉛などの金属と、飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸、多価カルボン酸、フェノール系化合物およびこれらの化合物に置換基を有する酸およびフェノール系化合物ならびに配位子と成る化合物との塩化合物等である。
【0016】
脂肪酸類の例としては、12−ヒドロキシステアリン酸、2−エチルヘキサン酸、4−tert−ブチルフェニルスルホン酸、4−tert−ブチル安息香酸、アジピン酸、アセト酢酸、アゼライン酸、アトロパ酸、アニス酸、イソクロトン酸、イソシアヌル酸、イソステアリン酸、イソデカン酸、イソフタル酸、エチル安息香酸、オクタン酸、オレイン酸、カプリン酸、カプロイン酸、カプロン酸、キシリル酸、クエン酸、クリセリン酸、クロトン酸、クロロ安息香酸、グリコール酸、グルタル酸、ケイ皮酸、コハク酸、サリチル酸、ステアリン酸、スベリン酸、セバシン酸、チオグリコール酸、チオジグリコール酸、チオジプロピオン酸、テレフタル酸、デカン酸、デヒドロ酢酸、トルイル酸、ナフテン酸、ニコチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ピメリン酸、フェニルステアリン酸、フタル酸、フマル酸、プロピオン酸、ヘキサン酸、ベヘン酸、マレイン酸、ミリスチン酸、ミリストレイン酸、メタクリル酸、メルカプトプロピオン酸、ラウリン酸、リシノール酸、リノール酸、リノレイン酸、リンゴ酸、リン酸、レブリン酸、安息香酸、酒石酸、酢酸、乳酸、ジケトン、ノニルフェノール、4−tert−ブチルフェノール、4−オクチルフェノール、ジノニルフェノール、デシルフェノール、ドデシルフェノール等が挙げられる。
【0017】
これらと、塩を構成する金属石鹸の具体例としては、カルシウムオクトエート、カルシウムステアレート、カルシウムヒドロキシステアレート、カルシウムベヘネート、カルシウムベンゾエート、カルシウムミリステート、バリウムオクトエート、バリウムステアレート、バリウムヒドロキシステアレート、バリウムベヘネート、バリウムベンゾエート、バリウムミリステート、バリウムノニルフェネート、マグネシウムオクトエート、マグネシウムステアレート、マグネシウムヒドロキシステアレート、マグネシウムベヘネート、マグネシウムベンゾエート、マグネシウムミリステート、リチウムオクトエート、リチウムステアレート、リチウムヒドロキシステアレート、リチウムベヘネート、リチウムベンゾエート、リチウムミリステート等が揚げられるが、ここに示される例に限定されない。
【0018】
有機錫化合物の具体例としては、ビス{モノ(又はジ)アルキル(C1〜12)錫ビス(又はモノ)(2−メルカプトエチルオレート)}サルファイド、ビス{モノ(又はジ)アルキル(C1〜12)錫ビス(又はモノ)(2−メルカプトエチル脂肪酸エステル)}サルファイド、モノ(又はジ)アルキル(C1〜12)錫オキサイド、モノ(又はジ)アルキル(C1〜12)錫サルファイド,モノ(又はジ)アルキル(C1〜12)錫チオグリコレート、モノ(又はジ)アルキル(C1〜12)錫トリス(又はビス)(2−メルカプトエタノール)、モノ(又はジ)アルキル(C1〜12)錫トリ(又はジ)オクトエート、モノ(又はジ)アルキル(C1〜12)錫トリ(又はジ)オレート、モノ(又はジ)アルキル(C1〜12)錫トリ(又はジ)クロライド、モノ(又はジ)アルキル(C1〜12)錫トリ(又はジ)ステアレート、モノ(又はジ)アルキル(C1〜12)錫トリ(又はジ)ラウレート、モノ(又はジ)アルキル(C1〜12)錫トリ(又はジ)リシノレート、モノ(又はジ)アルキル(C1〜12)錫トリス(又はビス)(アルキルマレート)、モノ(又はジ)アルキル(C1〜12)錫トリス(又はビス)(イソオクチルチオグリコレート)、モノ(又はジ)アルキル(C1〜12)錫マレートポリマー、モノ(又はジ)アルキル(C1〜12)錫トリス(又はビス)アルキル(C1〜22)マレート、モノ(又はジ)アルキル(C1〜12)錫β−メルカプトプロピオネート、モノ(又はビス)(アクリル酸アルキル)錫トリス(又はビス)(イソオクチルチオグリコレート)等が挙げられるが、ここに示される例に限定されない。
【0019】
エポキシ化合物の具体例としては、3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシルカルボキシレート、3,4−エポキシシクロヘキサンカルボン酸、メチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、3−(2−キセノキシ)−1,2−エポキシプロパン−9,10−12,13−ジエポキシステアリン酸、3,4−エポキシシクロヘキシルメタノール、3,4−エポキシシクロヘキシル9,10−エポキシステアレート、エビクロルヒドリンとビスフェノールAの縮合物、エポキシステアリン酸tert−ブチルフェニル、エポキシステアリン酸2−エチルブチル、エポキシステアリン酸2−エチルヘキシル、エポキシステアリン酸アセトキシエチル、エポキシステアリン酸イソオクチル、エポキシステアリン酸イソデシル、エポキシステアリン酸シクロヘキシル、エポキシステアリン酸テトラヒドロフリル、エポキシステアリン酸フェニル、エポキシステアリン酸、エポキシステアリン酸ベンゾイル、エポキシステアリン酸メトキシエチル、エポキシ化トール油酸2−エチルヘキシル、エポキシトール油酸オクチル、エポキシ化トール油酸イソオクチル、エポキシ化トール油酸ブチル、エポキシトリアセトモノリシノレイン酸グリセリド、エポキシヘキサヒドロフタル酸ブチルデシル、エポキシヘキサヒドロフタル酸ビス(2−エチルヘキシル)、エポキシヘキサヒドロフタル酸ジオクチル、エポキシヘキサヒドロフタル酸ジデシル、エポキシヘキサヒドロフタル酸ジブチル、エポキシヘキサヒドロフタル酸ジヘキシル、エポキシヘキサヒドロフタル酸ジイソオクチル、エポキシヘキサヒドロフタル酸ジイソデシル、エポキシヘキサヒドロフタル酸ビス(9,10−エポキシステアリル)、エポキシ化アマニ油、エポキシ化アマニ油脂肪酸ブチル、エポキシ化サフラワー油、エポキシ化ジアセトモノオレイン、エポキシ化トール油、エポキシ化ヒマワリ油、エポキシ化ポリブタジエン、エポキシ化牛脂油、エポキシ化魚油、エポキシ化鯨油、エポキシ化大豆油、エポキシ化大豆油のジアセトモノグリセリド、エポキシ化豚脂油、エポキシ化綿実油、ビス(3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシルメチル)アジペート、安息香酸エポキシステアリルエステル等が挙げられるが、ここに示される例に限定されない。
【0020】
酸化防止剤としては、ヒンダードフェノール、アルキレン又はアルキリデンを介して結合するポリ(アルキルフェノール)、イオウを介して結合するポリ(アルキルフェノール)等のフェノール誘導体を含むフェノール系酸化防止剤、イオウを介して結合しているアルカン酸及びそのアルキルエステル、例えばチオジプロピオン酸ジステアリルエステル、チオジプロピオン酸ジラウリルエステル等の含イオウ化合物、ヒンダードアミン、前記例に重ならない範囲で、塩ビ食品衛生協議会(JHP)のポジティブリストに記載されている酸化防止剤等が挙げられるが、ここに示される例に限定されない。
【0021】
有機亜リン酸エステルの具体例としては、1、4−ジブタンジオールジホスファイト、1,1,3−トリス〔(2′−メチル−4′−ジトリデシルホスファイト5′−tert−ブチル)フェニル〕ブタン、2−tert−ブチル−α(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)4−クメニルビス(4−ノニルフェニル)ホスファイト、4,4′−イソプロピリデンジフェニルアルキル(C12〜C15)ホスファイト、4,4′−ブチリデンビス(3−メチル−2−tert−ブチルフェニル)ジトリデシルホスファイト、ジ(4−tert−ブチルフェニル)ホスファイト、ジイソオクチルホスファイト、ジイソオクトキシカルボメチレンチオ(ペンタエリスリトールテトラチオグリコール)ジホスファイト、ジイソデシルホスファイト、ジイソプロピルホスファイト、ジオクチルペンタエリスリトールジホスファイト、ジシクロヘキシルフェニルホスファイト、ジシクロヘキシルホスファイト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスファイト、ジデシルペンタエリスリトールジホスファイト、ジドデシルホスファイト、ジフェニル・2−エチルヘキシルホスファイト、ジフェニル・イソオクチルホスファイト、ジフェニル・イソデシルホスファイト、ジフェニル・シクロヘキシルフェニルホスファイト、ジフェニル・トリデシルチオホスファイト、ジフェニルホスファイト、ジブチルペンタエリスリトールジホスファイト、ジブトキシカルボエチレンチオ(ペンタエリスリトールテトラチオグリコール)ジホスファイト、テトラ(C12〜15アルキル)−4、4′−イソプロピリデンジフェニルジホスファイト、テトラ(トリデシル)−4,4′−イソプロピリデンジフェニルジホスファイト、テトラ(トリデシル)−4,4′−ブチリデンビス(2−tert−ブチル−5−メチルフェニル)ジホスファイト、テトラ(トリデシル)ジプロピレングリコールジホスファイト、テトラ(フェニル)ジプロピレングリールジホスファイト、テトライソオクチル〔4,4′−チオビス(2−tert−ブチル−5−メチルフェノール)〕ジホスファイト、テトラキス(イソオクトキシカルボメチレンチオ)1,2−オキシカルボニルメチレンチオエチレンジホスファイト、テトラキス(オクチルチオ)1,6−ジチオヘキサメチレンジホスファイト、テトラキス(ブトキシエトキシエチル)エチレングリコールジホスファイト、テトラキス(メルカプトラウリル)1,2−ジメルカプトエチレンジホスファイト、テトラキス(メルカプトラウリル)β,β′−ジチオエチルエーテルジホスファイト、テトラキス(ラウリルチオ)1,6−ジチオヘキサメチレンジホスファイト、テトラトリデシル−4,4′−イソプロピリデンシクロヘキシルジホスファイト、テトラノニルフェニルポリプロピレングリコールジホスファイト、デカキス(ノニルフェニル)ヘプタキス(ジプロピレングリコール)オクタホスファイト、デカフェニルヘプタジプロピレングリコールオクタホスファイト、トリス(2−エチルヘキシル)ホスファイト、トリイソオクチルホスファイト、トリイソデシルチオホスファイト、トリクレジルホスファイト、トリシクロヘキシルホスファイト、トリス(エトキシエトキシエチル)ホスファイト、トリス(オクチルフェニル)ホスファイト、トリス(シクロヘキシルフェニル)ホスファイト、トリス(ジプロピレングリコール)ホスファイト、トリス(デシルチオ)ホスファイト、トリス(ドデシルチオ)ホスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、トリス(フェニルフェニル)ホスファイト、トリス(ラウリルチオ)ホスファイト、トリス〔4、4′−ブチリデンビス(2−tert−ブチル−5−メチルフェニル)〕ホスファイト、トリデシルホスファイト、トリフェニルホスファイト、ノニルフェニル・ジ(トリデシル)ホスファイト、ビス(シクロヘキシルフェニル)ビス(フエニルエチル)ペンタキス(ドデシルチオ)ビス(1,6−ヘキシレンジメルカプト)トリホスファイト、ビス(ネオペンチルグリコール)ジプロピレングリコールジホスファイト、ビス(ラウリルチオ)ホスファイト、フェニル・4−tert−ブチル・ドデシルホスファイト、フェニル・ジ(トリデシル)ホスファイト、フェニルビス(2−エチルヘキシル)ホスファイト、フェニル・イソデシルホスファイト、フェニルジイソオクチルホスファイト、フェニルジシクロヘキシルホスファイト、ヘプタキス(ジプロピレングリコール)トリホスファイト、ヘプタキス(ノニルフェニル)テトラキス(4,4′−イソプロピリデンジフェニル)ペンタホスファイト、ヘプタキス(ノニルフェニル)テトラキスポリプロピレングリコールペンタホスファイト、ペンタキス(ドデシルチオ)ビス(1,6−ヘキサメチレンジメルカプト)トリホスファイト、ペンタキス(ノニルフェニル)ビスポリプロピレングリコールトリホスファイト、モノ(2−エチルヘキシル)ホスファイト、モノイソオクチルホスファイト、モノイソプロピルホスファイト、モノシクロヘキシルホスファイト、モノジシクロヘキシルフェニルホスファイト、モノドデシルホスファイト、モノフェニルジデシルホスファイト及び水添4,4′−イソプロピリデンジフェニルホスファイト並びにモノブトキシエトキシエチル亜燐酸カルシウム、ビス(ステアリルポリオキシプロピレン亜燐酸)亜鉛塩及びビス(ジステアリル亜燐酸)亜鉛塩のような、少なくとも1個の、燐原子と結合したHO基を有するホスファイトのホスファイト金属塩化合物等が挙げられるが、ここに示される例に限定されるものではない。
【0022】
有機リン酸エステルの具体例としては、tert−ブチルフェノキシポリエトキシホスフェート、オクチルオキシポリエトキシホスフェート、オクチルフェノキシポリエトキシホスフェート、オレイルオキシポリエトキシジラウリルホスフェート、オレイルオキシポリエトキシホスフェート、キシレニルジフェニルホスフェート、ジ(ラウリルオキシポリエトキシ)ホスフェート、ビス(tert−ブチルフェノキシポリエトキシ)ホスフェート、ジオクチルモノフェニルホスフェート、ジクレジルモノフェニルホスフェート、ビス(ノニルフェノキシポリエトキシ)ホスフェート、2−エチルヘキシルジフェニルホスフェート、ステアリルオキシポリエトキシホスフェート、トリス(ブトキシエチル)ホスフェート、トリデシルヒドロキシポリエトキシホスフェート、トリデシルポリオキシエチレンホスフェート、ドデシルフェノキシポリエトキシホスフェート、ノニルフェニルポリオキシエチレンホスフェート、ノニルフェノキシポリエトキシホスフェート、モノラウリルホスフェート、ラウリルオキシポリエトキシホスフェート及びラウリルオキシポリエトキシホスフェート並びにモノステアリル燐酸カルシウム塩、ビス(ジステアリル燐酸)亜鉛塩及びビス[ビス(ドデシルポリアルキレン)燐酸]亜鉛塩のような、少なくとも1個の、燐原子と結合したHO基を有するホスフェートのホスフェート金属塩化合物が挙げられるが、ここに示される例に限定されない。
【0023】
防曇剤の具体例としては、グリセリンモノ脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、トリデシルポリオキシエチレン燐酸、ノニルフェニルポリオキシエチレン燐酸、ホウ酸エステル、ポリエチレングリコールモノステアレート、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン・グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテル、ポリオキシプロピレン・ポリオキシエチレンブロックポリマー、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリプロピレングリコール脂肪酸エステル、前記例に重ならない範囲で、塩ビ食品衛生協議会(JHP)のポジティブリストに記載されている界面活性剤、などが挙げられるが、ここに示される例に限定されない。
【0024】
充填剤の例としては、周期律表I〜V又はVIII族の金属の酸化物、水酸化物、塩化物、硫化物、炭酸塩、リン酸塩、亜リン酸塩、次亜リン酸塩、硫酸塩、亜硫酸塩、塩素酸塩、過塩素酸塩、硼酸塩、硅酸塩等の無機金属化合物も使用し得る。
【0025】
その具体例としては、炭酸カルシウム、水酸化カルシウム、酸化カルシウム、過塩素酸バリウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、アルミナ、水酸化アルミニウム、アルミナけい酸ナトリウム、けい酸ナトリウム、けい酸アルミニウム、けい酸マグネシウム、けい酸カルシウム、A型、X型、Y型等の合成ゼオライト、ゼオライト、アルミナサイト、モルデナイト等の天然ゼオライト、又はこれ等ゼオライトの第Ia族金属が第II族又は第IV・族の金属イオンで置換された金属置換型ゼオライト、けい酸金属塩、活性白土、ベントナイト、タルク、モナズ石粉、大谷石粉、クレイ、ベンガラ、カオリン、けいそう土、ハイドロタルサイト、無水ハイドロタルサイト、ハイドロカルマイト、アスベスト、ネフェリンサイエナイト、三酸化アンチモン、水酸化バリウム、炭酸バリウム、硫酸バリウム及びアパタイト等が挙げられるが、ここに示される例に限定されない。
【0026】
滑剤の具体例としては、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、石油又は石炭より誘されるパラフィンワックス、グリセリン高級脂肪酸エステル、アゼライン酸高級アルコールエステル、アジピン酸高級アルコールエステル、ペンタエリスリトール高級脂肪酸エステル、高級アルコール、高級脂肪酸、天然又は合成された高分子エステルワックス、エチレンビスステアロアミド、メチレンビスステアロアミド、前記例に重ならない範囲で、塩ビ食品衛生協議会(JHP)のポジティブリストに記載されている滑剤等が挙げられるが、ここに示される例に限定されない。
【0027】
加工助剤、耐衝撃強化剤の具体例としては、塩素化ポリエチレン、エチレンプロピレン共重合物、エチレン酢酸ビニル共重合物、スチレンブタジエン共重合物、アクリロニトリルスチレン共重合物、アクリロニトリルブタジエスチレン共重合物、アクリル酸エステルブタジエンスチレン共重合物、メタアクリル酸エステルブタジエンスチレン共重合物(MBS)、ポリスチレン、アクリル樹脂、JHPのポジティブリストに記載されている加工助剤、耐衝撃強化剤等が挙げられるが、ここに示される例に限定されない。
【0028】
難燃剤例としては、テトラブロモビスフェノールA(TBA)およびその誘導体、ヘキサブロモベンゼン、デカブロモジフェニルエーテル、テトラブロモエタン(TBB)、テトラブロモブタン、ヘキサブロモシクロデカン(HBCD)等の臭素系および塩素化パラフィン、塩化ジフェニル、パークロロペンタシクロデカン、塩素化ナフタレン等のハロゲン系難燃剤。トリ(β−クロロエチル)ホスフェート、トリ(ジクロロプロピル)ホスフェート、トリ(ジブロモプロピル)ホスフェート、2,3−ジブロモプロピル−2,3−クロロプロピルホスフェート等のリン酸エステルもしくはハロゲン化リン酸エステル等のリン系難燃剤。水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化ジルコニウム、塩基性炭酸マグネシウム、ドロマイト、水酸化カルシウム、水酸化バリウム、スズ酸亜鉛、酸化スズの水和物、硼砂などの無機金属化合物の水和物、ホウ酸亜鉛、メタホウ酸亜鉛、メタホウ酸バリウム、炭酸亜鉛、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸バリウム、酸化マグネシウム、酸化モリブデン、酸化ジルコニウム、酸化錫、酸化アンチモン、赤リン等の無機難燃剤等が挙げられるが、ここに示される例に限定されない。
【0029】
有機化合物又はそれらの塩の具体例としては、1,3及び1,4−ブタンジオールビスβアミノクロトン酸エステル、2−(3′−メトキシ−4′−ヒドロキシフェニル)インドール、2−フェニルインドール、2−メルカプトエタノール、2−メルカプトエタノール脂肪酸エステル、2−メルカプトエチルオレート、6−アニリノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジチオール、6−ブチルアミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジチオールメラミン、4−tert−ブチル安息香酸、アセチルアセトン、アセト酢酸エステル、アセト酢酸エステル縮合物、イソシアヌール酸及びその誘導体、オクチルチオグリコレート、カルボン酸、クロトン酸等のカルボン酸、グリセリン、シュウ酸エステル、ジエチレングリコール、ジシアンジアミド、ジステアリルチオジプロピオネート、ジフェニルチオ尿素、ジベンゾイルメタン、ジペンタエリスリトール、ジラウリルチオジプロピオネート、ステアリルβ−アミノクロトン酸エステル、セチル及びステアリルβ−アミノクロトン酸エステル、ソルビトール、タンニン、チオグリコール酸、チオジエチレングリコールビスβ−アミノクロトン酸エステル、チオジグリコール酸エステル、チオジプロピオン酸エステル、デヒドロ酢酸、デヒドロ酢酸金属塩、トリイソプロパノールアミン、トリス(2−ヒドロキシエチル)シアヌレート、トリメチロールプロパン、ヘキサメチレンテトラミンセチル、ベンゾイルアセトン、ペンタエリスリトール、ペンタエリスリトールテトラキス(メルカプトアセテート)、ペンタエリスリトールテトラキス(メルカプトプロピオネート)、マレイン酸、マロン酸エステル、マンニトール、メチル安息香酸、リノール酸、β−ジケトン、β−ジケトンの金属塩、β−メルカプトプロピオン酸、安息香酸、桂皮酸、硼酸エステル、バリウムルブリゾール(日本ルブリゾール社製)、カルシウムルブリゾール(日本ルブリゾール社製)及び亜鉛ルブリゾール(日本ルブリゾール社製)等が挙げられるが、ここに示される例に限定されない。
【0030】
帯電防止剤の例としてはN,N,N−トリメチル−N−オクチルアンモニウムパークロレート、N,N−ジメチル−N−オクチル−N−ベンジルアンモニウムパークロレート、N−ビス(ヒドロキシエトキシエチル)−N−オクチル−N−メチルアンモニウムクロライド、N,N−ビス(ヒドロキシエトキシエチル)−N−ステアリル−N−エチルアンモニウムパークロレート、N−ヒドロキシトリエトキシエチル−N−デシル−N,N−ジメチルアンモニウムパークロレート、N−ヒドロキシトリエトキシエチル−N,N,N−トチメチルアンモニウムエチルサルフェート、N−ノナノイルアミノプロピル−N−ヒドロキシエチル−N,N−ジメチルアンモニウムパークロレート、N−メチルフェノキシエトキシエチル−N,N,N−トリメチルアンモニウムパークロレート及びN−エチルフェノキシペンタエトキシエチル−N−ラウリル−N,N−ジメチルアンモニウムパークロレート等が挙げられるが、ここに示される例に限定されない。
【0031】
紫外線吸収剤には、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、シアノアクリレート系、サリシレート系、ヒンダードアミン系紫外線吸収剤及び金属キレート系特にニッケル、クロムの塩等が挙げられるが、ここに示される例に限定されない。
【0032】
希釈剤には2,2,4−トリメチル1,3−ペンタジオールジイソブチレート、n−パラフィン等が挙げられるが、ここに示される例に限定されない。
【0033】
その他副資材の例としては、蛍光増白剤、防ばい剤、プレートアウト防止剤、架橋剤、界面活性剤、補強剤、離形剤、染料、顔料、粘度低化剤、等を本発明の含ハロゲン樹脂組成物に包含させることができる。
【0034】
【実施例】
次に、本発明の効果を示すため実施例をあげるが、本発明は下記の実施例によって制限を受けるものでははない。
【0035】
〔実施例1−1〜1−12及び比較例1−1〜1−4〕は、下記に示す(表1)の配合を用いて、石川式らいかい機で30分間混練して、ゾル組成物を作成した。
【0036】
このゾル組成物についてRheometer AR500(TA Instruments社製)を使用して高温(95℃)時の粘度変化を測定し、初期ゲル化の速さを評価した(1:非常に速い、2:速い、3:普通(DOPと同等)、4:遅い)。これらの組成物について実施した試験結果を(表3)、(表4)、(表5)に併記する。なお、使用した可塑剤は(表2)に示した。
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】
【表3】
【0040】
【表4】
【0041】
【表5】
【0042】
表5より明らかな様に非フタル酸エステル系可塑剤を単独配合した場合(比較例1−2〜1−4)には、DOP単独配合より初期ゲル化が速い。
【0043】
これに対して、フマル酸エステル系可塑剤を併用して得られる塩化ビニル系ペースト樹脂組成物は(実施例1−1〜1−12)、非フタル酸エステル系可塑剤を単独配合した場合に比べDOP単独配合と同等程度の初期ゲル化性を示す。
【0044】
【発明の効果】
以上の結果から、本発明の、塩化ビニル系樹脂組成物は非フタル酸エステル系可塑剤を使用してフタル酸エステル系可塑剤を使用した配合と同等の加工性を保持し、且つ従来の加工設備、加工方法や加工条件で成型出来るものである。
Claims (10)
- 塩化ビニル系樹脂に対し、(1)フマル酸エステル系可塑剤及び、(2)安息香酸エステル系可塑剤(A)、スルホン酸エステル系可塑剤(B)、クエン酸エステル系可塑剤(C)の3種の可塑剤から選ばれる少なくとも1種を含む塩化ビニル系樹脂組成物。
- 塩化ビニル系樹脂100重量部に対し、(1)フマル酸エステル系可塑剤1〜99重量%、(2)安息香酸エステル系可塑剤(A)99〜1重量%からなる可塑剤20〜200重量部を含む請求項1に記載の塩化ビニル系樹脂及組成物。
- 塩化ビニル系樹脂100重量部に対し、(1)フマル酸エステル系可塑剤1〜99重量%、(2)スルホン酸エステル系可塑剤(B)99〜1重量%からなる可塑剤20〜200重量部を含む請求項1に記載の塩化ビニル系樹脂及組成物。
- 塩化ビニル系樹脂100重量部に対し、(1)フマル酸エステル系可塑剤1〜99重量%、(2)クエン酸エステル系可塑剤(C)99〜1重量%からなる可塑剤20〜200重量部を含む請求項1に記載の塩化ビニル系樹脂及組成物。
- 塩化ビニル系樹脂と(1)フマル酸エステル系可塑剤及び、(2)安息香酸エステル系可塑剤(A)、スルホン酸エステル系可塑剤(B)を含む請求項1に記載の塩化ビニル系樹脂組成物。
- 塩化ビニル系樹脂と(1)フマル酸エステル系可塑剤及び、(2)安息香酸エステル系可塑剤(A)、クエン酸エステル系可塑剤(C)を含む請求項1に記載の塩化ビニル系樹脂組成物。
- 塩化ビニル系樹脂と(1)フマル酸エステル系可塑剤及び、(2)スルホン酸エステル系可塑剤(B)、クエン酸エステル系可塑剤(C)を含む請求項1に記載の塩化ビニル系樹脂組成物。
- 塩化ビニル系樹脂と(1)フマル酸エステル系可塑剤及び、(2)安息香酸エステル系可塑剤(A)、スルホン酸エステル系可塑剤(B)、クエン酸エステル系可塑剤(C)を含む請求項1に記載の塩化ビニル系樹脂組成物。
- フマル酸エステル系可塑剤がジ−イソノニルフマレートである請求項2〜請求項8のいずれかに記載の塩化ビニル系樹脂組成物。
- 塩化ビニル系樹脂が塩化ビニル系ペースト樹脂である請求項9に記載の塩化ビニル系樹脂組成物。
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- 2002-10-08 JP JP2002328901A patent/JP2004131674A/ja active Pending
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