JP3469870B2 - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物

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JP3469870B2
JP3469870B2 JP2000391322A JP2000391322A JP3469870B2 JP 3469870 B2 JP3469870 B2 JP 3469870B2 JP 2000391322 A JP2000391322 A JP 2000391322A JP 2000391322 A JP2000391322 A JP 2000391322A JP 3469870 B2 JP3469870 B2 JP 3469870B2
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秀一 築田
智明 藤田
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昭島化学工業株式会社
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は熱可塑性樹脂組成
物に関し、特に熱成形加工された製品の表面特性が改善
されるようにした熱可塑性樹脂組成物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂、例えばポリ塩化ビニル、
ポリ酢酸ビニル、ポリプロピレン、ポリメチルペンテ
ン、ポリアセタール、ポリスチレン、スチレン−ブタジ
エン共重合体、メタクリル−スチレン共重合体、メタク
リル−アクリルゴム共重合体、メタクリル−アクリロニ
トリル共重合体、アクリロニトリル−スチレン共重合
体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン三元共重
合体、アクリロニトリル−エチレン−スチレン三元共重
合体、メタクリル−アクリロニトリル−ブタジエン−ス
チレン四元共重合体、ポリカーボネート、ポリカーボネ
ートとアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン三元共
重合体のブレンド樹脂、ポリエチレンテレフタレート系
樹脂、ポリブチレンテレフタレート系樹脂、メタクリル
樹脂、メタクリル−アクリロニトリル共重合体、メタク
リル−アクリルゴム共重合体、ポリビニルアルコール樹
脂またはこれらの樹脂の任意の組み合わせによる混合物
からなる熱可塑性樹脂組成物は、物理的そして化学的特
性にも優れ加工も比較的容易であることから、食品包装
を含む包装材料、電気製品のハウジング、照明器具、電
子部品、建設資材、車両の内外装材、玩具、文具、楽
器、家具、包装容器、農業用、医療用器具など広範に使
用されている。
【0003】熱可塑性樹脂製品は押出、射出、カレンダ
ー、粉末成型などにより成形される。しかしながら、押
出成形や射出成形、カレンダー成型、粉末成型による熱
成形加工時に、加工機への配合剤のプレートアウト(顔
料その他の配合剤が金型やカレンダーロールのロール表
面やエンボッシングロールの表面または押出機のスクリ
ューないしダイ部分に付着する現象)が生じ、また成形
品表面のフローマークの発生などが問題となっている。
さらに表面性が要求される製品などでは、経時により製
品表面への配合物のブルーム、ブリードが生ずるなど配
合剤の吹出し現象に起因する製品表面の汚れやゴミ付
き、印刷性や接着性の悪化などが問題となっている。こ
のような加工性や成形品の物性を改善する手段として従
来より様々な方法が提案されている。
【0004】例えば、特公昭59−26632号にはポ
リオレフィン用の滑剤としてアルキルリン酸エステル金
属塩が提案され、特開昭57−209941号ではプロ
ピレン−エチレン−ジエン三元共重合体に石油系ワック
ス及び脂肪酸アミドの滑剤を添加し滑性を改良する方
法、特開昭58−13092号にはオルガノポリシロキ
サンを添加し耐熱性を改良する方法、特開昭63−58
173号ではポリオレフィンの物性改善と難燃化の目的
でリン酸エステルと無機充墳剤を添加する方法、特開昭
64−979号ではポリオレフィンにパーフロロアルキ
ルカルボン酸を添加し滑性を改善する方法、特開平5−
17620号、特開平6−136183号には熱可朔性
樹脂の滑剤、離型剤として有機リン化合物組成物が開示
されている。さらに特開平5−17620号にはポリエ
チレン樹脂用に有機リン酸エステルの亜鉛塩が提案され
ている。
【0005】しかしながら、これらの先行技術はいずれ
も多量の添加を必要とし、またこれらの添加剤は樹脂と
の相溶性が悪いために、添加剤が熱成形加工時に加工機
表面へ滲出するプレートアウトが生じ、それが製品表面
に転写されたり、或いは径時により序々に製品表面ヘブ
ルーム、ブリードし、そのために接着例、印刷性不良が
発生し熱可塑性樹脂製品の商品価値を著しく損なうなど
満足できる性能ではなく多くの課題を残していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は押出成形、
射出成形、カレンダー成型、粉末成型などによる熱成形
加工時の加工機表面へのプレートアウトを大幅に改善
し、さらに配合剤が成形加工後の製品表面ヘブルーム、
ブリードするのを抑え印刷性、ヒートシール性への悪影
響を大幅の改善し、優れた印刷性、接着性、ヒートシー
ル性を向上させた熱可塑性樹脂組成物を得ようとするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、熱可塑性樹
脂100重量部に、(A)下記一般式(1)
【化11】
【0008】(式中、Rはアルキルまたはアルキルア
リール基を表わし、nは2または3を、aは4〜55、
xは1または2の数をそれぞれ表わす。)で表わされる
ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸エステル
およびポリオキシアルキレンアルキルアリルエーテルリ
ン酸エステルの中の1種または2種以上を0.005〜
5重量部と、(B)下記一般式(2)
【化12】
【0009】(式中、Rはアルキルまたはアルキルア
リール基を表わし、mは2または3を、bは4〜55)
で表されるポリオキシアルキレンアルキルエーテルおよ
びポリオキシアルキレンアルキルアリルエーテルより選
ばれる1種または2種以上を0.005〜5重量部を添
加してなることを特徴とする熱可塑性樹脂組成物(請求
項1)、熱可塑性樹脂100重量部に、(A)下記一般
式(1)
【化13】
【0010】(式中、Rはアルキルまたはアルキルア
リール基を表わし、nは2または3を、aは4〜55、
xは1または2の数をそれぞれ表わす。)で表わされる
ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸エステル
およびポリオキシアルキレシアルキルアリルエーテルリ
ン酸エステルの中の1種または2種以上を0.005〜
5重量部と、(B)下記一般式(2)
【化14】
【0011】(式中、Rはアルキルまたはアルキルア
リール基を表わし、mは2または3を、bは4〜55)
で表されるポリオキシアルキレンアルキルエーテルおよ
びポリオキシアルキレンアルキルアリルエーテルより選
ばれる1種または2種以上を0.005〜5重量部と、
カルボン酸残基が炭素数4〜28の飽和または不飽和カ
ルボン酸残基または/およびアルキルフェノールから誘
導された過塩基性の有機カルボキシレート・カーボネー
ト金属塩または/およびアルキルフェノレート・カーボ
ネート金属塩から選ばれる1種または2種以上を0.0
01〜5重量部を添加してなることを特徴とする熱可塑
性樹脂組成物(請求項2)、熱可塑性樹脂100重量部
に、(A)下記一般式(1)
【化15】
【0012】(式中、Rはアルキルまたはアルキルア
リール基を表わし、nは2または3を、aは4〜55、
xは1または2の数をそれぞれ表わす。)で表わされる
ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸エステル
およびポリオキシアルキレンアルキルアリルエーテルリ
ン酸エステルの中の1種または2種以上を0.005〜
5重量部と、(B)下記一般式(2)
【化16】
【0013】(式中、Rはアルキルまたはアルキルア
リール基を表わし、mは2または3を、bは4〜55)
で表されるポリオキシアルキレンアルキルエーテルおよ
びポリオキシアルキレンアルキルアリルエーテルより選
ばれる1種または2種以上を0.005〜5重量部と、
金属イオンがアルカリ金属、アルカリ土類金属、アルミ
ニウムおよび亜鉛の中から選ばれる金属酸化物または水
酸化物の少なくとも1種を0.001〜20重量部添加
してなることを特徴とする熱可塑性樹脂組成物(請求項
3)、熱可塑性樹脂100重量部に、(A)下記一般式
(1)
【化17】
【0014】(式中、Rはアルキルまたはアルキルア
リール基を表わし、nは2または3を、aは4〜55、
xは1または2の数をそれぞれ表わす。)で表わされる
ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸エステル
およびポリオキシアルキレンアルキルアリルエーテルリ
ン酸エステルの中の1種または2種以上を0.005〜
5重量部と、(B)下記一般式(2)
【化18】
【0015】(式中、Rはアルキルまたはアルキルア
リール基を表わし、mは2または3を、bは4〜55)
で表されるポリオキシアルキレンアルキルエーテルおよ
びポリオキシアルキレンアルキルアリルエーテルより選
ばれる1種または2種以上を0.005〜5重量部と、
酸化ケイ素、A型ゼオライトおよびハイドロタルサイト
類中から選ばれる少なくとも1種を0.001〜20重
量部添加してなることを特徴とする熱可塑性樹脂組成物
(請求項4)および熱可塑性樹脂100重量部に、
(A)下記一般式(1)
【化19】
【0016】(式中、Rはアルキルまたはアルキルア
リール基を表わし、nは2または3を、aは4〜55、
xは1または2の数をそれぞれ表わす。)で表わされる
ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸エステル
およびポリオキシアルキレンアルキルアリルエーテルリ
ン酸エステルの中の1種または2種以上を0.005〜
5重量部と、(B)下記一般式(2)
【化20】
【0017】(式中、Rはアルキルまたはアルキルア
リール基を表わし、mは2または3を、bは4〜55)
で表されるポリオキシアルキレンアルキルエーテルおよ
びポリオキシアルキレンアルキルアリルエーテルより選
ばれる1種または2種以上を0.005〜5重量部と、
次の(a)ないし(b)の中のいずれか二種以上を添加
してなることを特徴とする熱可塑性樹脂組成物。
【0018】(a) カルボン酸残基が炭素数4〜28
の飽和または不飽和カルボン酸残基または/およびアル
キルフェノールから誘導された過塩基性の有機カルボキ
シレート・カーボネート金属塩または/およびアルキル
フェノレート・カーボネート金属塩から選ばれる1種ま
たは2種以上を0.001〜5重量部 (b) 金属イオンがアルカリ金属、アルカリ土類金
属、アルミニウムおよび亜鉛の中から選ばれる金属酸化
物または水酸化物の少なくとも1種を0.001〜20
重量部 (c) 酸化ケイ素、A型ゼオライトおよびハイドロタ
ルサイト類の中から選ばれる少なくとも1種を0.00
1〜20重量部(請求項5)である。
【0019】以下にこの発明を更に説明する。
【0020】請求項1の発明は、熱可塑性樹脂に(A)
化合物のポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸
エステルおよびポリオキシアルキレンアルキルアリルエ
ーテルリン酸エステルの中の1種または2種と(B)ポ
リオキシアルキレンアルキルエーテルおよびポリオキシ
アルキレンアルキルアリルエーテの中の1種または2種
以上を、熱可塑性樹脂に所定の範囲で添加してなる熱可
塑性樹脂組成物である。
【0021】本発明における熱可塑性樹脂としては、例
えばポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリプロピレ
ン、ポリメチルペンテン、ポリアセタール、ポリスチレ
ン、スチレン−ブタジエン共重合体、メタクリル−スチ
レン共重合体、アクリロニトリル−スチレン共重合体、
メタクリル−ブタジエン−スチレン共重合体、アクリロ
ニトリル−ブタジエン−スチレン三元共重合体、アクリ
ロニトリル−エチレン−スチレン三元共重合体、アクリ
ロニトリル−スチレン−アクリルゴム三元共重合体、メ
タクリル−アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン四
元共重合体など分子中にスチレンを含有するポリマーお
よびコポリマー、ポリカーボネート、ポリカーボネート
とアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン三元共重合
体のブレンド樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹
脂、ポリブチレンテレフタレート系樹脂、メタクリル樹
脂、メタクリル−アクリロニトリル共重合体、メタクリ
ル−アクリルゴム共重合体、ポリビニルアルコール樹
脂、またはこれらの任意の組み合わせによる混合物など
の熱可塑性樹脂組成物である。なお、これらの樹脂は特
に製法にこだわるものでない。
【0022】また(A)化合物のポリオキアルキレンア
ルキルエーテルリン酸エステルおよびポリオキシアルキ
レンアルキルアリルエーテルリン酸エステルの中の1種
または2種、即ちポリオキシアルキレンアルキルエーテ
ルリン酸エステルおよび/またはポリオキシアルキレン
アルキルアリルエーテルリン酸エステルは下記一般式
(1)
【化21】
【0023】(式中、Rはアルキル、またはアルキル
アリール基を表わし、nは2または3、aは4〜55、
xは1または2の数をそれぞれ表わす。)で表わされる
化合物である。
【0024】ここで用いられるポリオキシアルキレンア
ルキルエーテルリン酸エステルまたはポリオキシアルキ
レンアルキルアリルエーテルリン酸エステルとしては、
例えばポリオキシエチレン(aは4〜10)オクチルエ
ーテルリン酸エステル(xは1または2)、ポリオキシ
エチレン(aは4〜10)ノニルエーテルリン酸エステ
ル(xは1または2)、ポリオキシエチレン(aは4〜
10)デシルエーテルリン酸エステル(xは1または
2)、ポリオキシエチレン(aは4〜10)ドデシルエ
ーテルリン酸エステル(xは1または2)、ポリオキシ
エチレン(aは4〜の10)トリデシルエーテルリン酸
エステル(xは1または2)、ポリオキシエチレン(a
は5〜55)オクチルフェニルエーテルリン酸エステル
(xは1または2)、ポリオキシエチレン(aは5〜5
5)ノニルフェニルエーテルリン酸エステル(xは1ま
たは2)、ポリオキシエチレン(aは5〜55)ドデシ
ルフェニルエーテルリン酸エステル(xは1または
2)、ポリオキシプロピレン(aは4〜10)オクチル
エーテルリン酸エステル(xは1または2)、ポリオキ
シプロピレン(aは4〜10)ノニルエーテルリン酸エ
ステル(xは1または2)、ポリオキシプロピレン(a
は4〜10)デシルエーテルリン酸エステル(xは1ま
たは2)、ポリオキプロピレン(aは4〜10)ドデシ
ルエーテルリン酸エステル(xは1または2)、ポリオ
キシプロピレン(aは4〜の10)トリデシルエーテル
リン酸エステル(xは1または2)、ポリオキプロピレ
ン(aは5〜55)オクチルフェニルエーテルリン酸エ
ステル(xは1または2)、ポリオキシプロピレン(a
は5〜55)ノニルフェニルエーテルリン酸エステル
(xは1または2)、ポリオキシプロピレン(aは5〜
55)ドデシルフェニルエーテルリン酸エステル(xは
1または2)等が挙げられるが、この内ポリオキシエチ
レン(aは4〜10)トリデシルエーテルリン酸エステ
ル(xは1または2)または/およびポリオキシエチレ
ン(aは5〜55)ノニルフェニルエーテルリン酸エス
テル(xは1または2)または/およびポリオキシプロ
ピレン(aは4〜10)トリデシルエーテルリン酸エス
テル(xは1または2)または/およびポリオキシプロ
ピレン(aは5〜55)ノニルフェニルエーテルリン酸
エステル(xは1または2)が望ましい。これらは熱可
塑性樹脂100重量部にに対し0.005〜5重量部添
加するのが好ましく、これが0.005重量部未満では
効果がみられず、またこれが5重量部を超えると熱可塑
性樹脂組成物の着色がみられる。
【0025】前記の(A)ポリオキシアルキレンアルキ
ルエーテルリン酸エステルおよび/またはポリオキシア
ルキレンアルキルアリルエーテルリン酸エステルと組み
合わせる(B)下記一般式(2)
【化22】
【0026】(式中、Rはアルキルまたはアルキルア
リール基を表わし、mは2または3を、bは4〜55)
で表されるポリオキシアルキレンアルキルエーテルおよ
びポリオキシアルキレンアルキルアリルエーテルとして
は、例えばポリオキシエチレン(bは4〜55のポリオ
キシエチレン基)n−オクチルエーテル、ポリオキシエ
チレン(bは4〜55のポリオキシエチレン基)−2−
エチルヘキルエーテル、ポリオキシエチレン(bは4〜
55のポリオキシエチレン基)ノニルエーテル、ポリオ
キシエチレン(bは4〜55のポリオキシエチレン基)
デシルエーテル、ポリオキシエチレン(bは4〜55の
ポリオキシエチレン基)イソデシルエーテル、ポリオキ
シエチレン(bは4〜55のポリオキシエチレン基)ウ
ンデシルエーテル、ポリオキシエチレン(bは4〜55
のポリオキシエチレン基)ラウリルエーテル、ポリオキ
シエチレン(bは4〜55のポリオキシエチレン基)ト
リデシルエーテル、ポリオキシエチレン(bは4〜55
のポリオキシエチレン基)ミリスチルエーテル、ポリオ
キシエチレン(bは4〜55のポリオキシエチレン基)
オレイルエーテル、ポリオキシエチレン(bは4〜55
のポリオキシエチレン基)ステアリルエーテル、ポリオ
キシエチレン(bは4〜55のポリオキシエチレン基)
イソステアリルエーテル、ポリオキシエチレン(bは4
〜55のポリオキシエチレン基)ベヘニルエーテル、ポ
リオキシエチレン(bは4〜55のポリオキシエチレン
基)12−ヒドロキシステアリルエーテル、ポリオキシ
エチレン(bは4〜55のポリオキシエチレン基)リシ
ノールエーテル、ポリオキシエチレン(bは5〜55)
オクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン(bは
5〜55)ノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレ
ン(bは5〜55)ドデシルフェニルエーテル、ポリオ
キシプロピレン(bは4〜55のポリオキシプロピレン
基)n−オクチルエーテル、ポリオキシプロピレン(b
は4〜55のポリオキシプロピレン基)−2−エチルヘ
キルエーテル、ポリオキシプロピレン(bは4〜55の
ポリオキシプロピレン基)ノニルエーテル、ポリオキシ
プロピレン(bは4〜55のポリオキプロピレン基)デ
シルエーテル、ポリオキシプロピレン(bは4〜55の
ポリオキプロピレン基)イソデシルエーテル、ポリオキ
シエチレン(bは4〜55のポリオキシエチレン基)ウ
ンデシルエーテル、ポリオキシエチレン(bは4〜55
のポリオキシプロピレン基)ラウリルエーテル、ポリオ
キシプロピレン(bは4〜55のポリオキプロピレン
基)トリデシルエーテル、ポリオキシプロピレン(bは
4〜55のポリオキシプロピレン基)ミリスチルエーテ
ル、ポリオキシプロピレン(bは4〜55のポリオキシ
プロピレン基)オレイルエーテル、ポリオキシプロピレ
ン(bは4〜55のポリオキシプロピレン基)ステアリ
ルエーテル、ポリオキプロピレン(bは4〜55のポリ
オキシプロピレン基)イソステアリルエーテル、ポリオ
キシプロピレン(bは4〜55のポリオキプロピレン
基)ベヘニルエーテル、ポリオキシプロピレン(bは4
〜55のポリオキプロピレン基)12−ヒドロキシステ
アリルエーテル、ポリオキシプロピレン(bは4〜55
のポリオキシプロピレン基)リシノールエーテル、ポリ
オキシプロピレン(bは5〜55のポリオキシプロピレ
ン基)オクチルフェニルエーテル、ポリオキシプロピレ
ン(bは5〜55のポリオキシプロピレン基)ノニルフ
ェニルエーテル、ポリオキシプロピレン(bは5〜55
のポリオキシプロピレン基)ドデシルフェニルエーテル
などである。
【0027】以上の、一般式(2)で表されるポリオキ
シエチレン脂肪酸エステルは熱可塑性樹脂100重量部
に、0.005〜5重量部とし、好ましくは0.05〜
3重量部で添加される。この添加量が0.005未満で
は効果がなく5重量部を超えると製品のブリードの悪化
がみられる。
【0028】請求項2の発明は、熱可塑性樹脂に(A)
化合物のポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸
エステルおよびポリオキシアルキレンアルキルアリルエ
ーテルリン酸エステルの中の1種または2種と(B)ポ
リオキシアルキレンアルキルエーテルおよびポリオキシ
アルキレンアルキルアリルエーテルとカルボン酸残基が
炭素数4〜28の飽和または不飽和カルボン酸残基また
は/およびアルキルフェノールから誘導された過塩基性
の有機カルボキシレート・カーボネート金属塩または/
およびアルキルフェノレート・カーボネート金属塩の1
種または2種以上を0.001〜5重量部添加してなる
ことを特徴とする熱可性樹脂組成物である。
【0029】ここで用いる有機カルボン酸金属塩は、金
属イオンが亜鉛、アルミニウム、アルカリ金属およびア
ルカリ土類金属の中から選ばれるいずれかの1種であ
る。具体的な有機カルボン酸金属塩の金属としては、亜
鉛、アルミニウム、リチウム、カリウム、ナトリウム、
バリウム、カルシウム、マグネシウム、ストロンチウム
より選ばれる1種である。また、有機カルボキシレート
・カーボネートのカルボン酸残基としては、カプリル
酸、オクタン酸、2−エチルヘキシル酸、ペラゴン酸、
カプリン酸、デカン酸、イソデカン酸、ネオデカン酸、
ウンデカン酸、ラウリン酸、トリデカン酸、ミリスチン
酸、ペンタデカン酸、パルミチン酸、マーガリン酸、ス
テアリン酸、イソステアリン酸、12−ヒドロキシステ
アリン酸、12−ケトステアリン酸、クロロステアリン
酸、フェニルステアリン酸、オレイン酸、エライジン
酸、リシノール酸、リノール酸、リノレン酸、ノナデカ
ン酸、アラキン酸、ベヘン酸、エルカ酸、ブラシジン
酸、リグノセリン酸、セロチン酸、モンタン酸、ステア
リル乳酸、マロン酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン
酸、レブリン酸、イタコン酸、アクリル酸、ケイ皮酸、
安息香酸、トルイル酸、エチル安息香酸、プロピル安息
香酸、イソプロピル安息香酸、p−t−ブチル安息香
酸、ジ−t−ブチル安息香酸、メトキシ安息香酸、アセ
チル安息香酸、アミノ安息香酸、スルホモイル安息香
酸、サリチル酸、5−t−オクチルサリチル酸、アセチ
ルサリチル酸、キシリル酸、ナフテン酸、モノブチルマ
レート、モノオクチルフタレート、モノデシルフタレー
ト、フタル酸、シクロヘキサンカルボン酸などである。
【0030】一方のアルキルフェノレート・カーボネー
トのフェノール残基としては、p−t−ブチルフェノー
ル、p−t−オクチルフェノール、ノニルフェノール、
ジノニルフェノール、デシルフェノール、ドデシルフェ
ノールなどから選ばれる1種または2種以上である。以
上の化合物は単塩でも複塩でもさらには混合物のいずれ
であってもよい。また有機酸残基は、1級、2級または
3級のいずれでもよい。
【0031】上記の過塩基性の有機カルボキシレート・
カーボネート金属塩または/およびアルキルフェノレー
ト・カーボネート金属塩の1種または2種以上を用い、
これを熱可塑性樹脂100重量部に対し0.001〜5
重量部添加する。さらに好ましい添加量は0.01〜2
重量部である。この有機カルボキシレート・カーボネー
ト金属塩または/およびアルキルフェノレート・カーボ
ネート金属塩の添加量が0.001以下では効果がみら
れず、5重量部を越えるとプレートアウトの低下がみら
れる。
【0032】請求項3の発明は、上記の請求項1記載の
配合に、さらに金属イオンがアルカリ金属、アルカリ土
類金属、アルミニウムまたは亜鉛より選ばれる金属酸化
物または水酸化物の少なくとも1種を0.001〜10
重量部添加してなることを特徴とする熱可塑性樹脂組成
物である。この発明に用いる金属酸化物または水酸化物
としては、金属イオンがリチウム、カリウム、ナトリウ
ム、カルシウム、マグネシウム、バリウム、ストロンチ
ウム、アルミニウム、亜鉛などで、表面がパラフィンワ
ックス、ポリエチレンワックス、高級脂肪酸のエステル
ワックス、高級脂肪酸(炭素数12〜22)、高級脂肪
酸(炭素数12〜22)の金属塩、ケイ酸、チタネート
系カップリング剤等の表面処理剤により処理されたもの
が好ましい。
【0033】以上の金属酸化物または水酸化物は、熱可
塑性樹脂100重量部に対し0.001〜20重量部、
好ましくは0.05〜10重量部で添加される。この添
加量が0.001未満では効果に乏しく20重量部を超
えると引張り強度、残存伸び率、耐衝撃性低下など熱加
工後の熱可塑性樹脂製品の物性面での低下がみられ好ま
しくない。
【0034】請求項4の発明は、上記の請求項1記載の
配合に、さらに酸化ケイ素、A型ゼオライトまたはハイ
ドロタルサイト類より選ばれる少なくとも1種を、熱可
塑性樹脂100重量部に0.001〜20重量部添加し
てなることを特徴とする熱可塑性樹脂組成物である。こ
こで言う酸化ケイ素、A型ゼオライトまたはハイドロタ
ルサイト類は合成でも天然物でも、また表面がパラフィ
ンワックス、ポリエチレンワックス、高級脂肪酸のエス
テルワックス、高級脂肪酸(炭素数12〜22)、高級
脂肪酸(炭素数12〜22)の金属塩、ケイ酸、チタネ
ート系カップリング剤等の表面処理剤により処理された
もののいずれでもよい。また、ハイドロタルサイトはマ
グネシウムの部分の全部または一部が銀、亜鉛、リチウ
ム、カルシウム、銅、コバルト、ニッケルで置換された
ものであってもよく、またこれらの混合物であってもよ
い。A型ゼオライトはナトリウムの部分が銀、亜鉛、リ
チウム、カルシウム、マグネシウム、銅、コバルト、ニ
ッケルで置換されたものであってもよく、またこれらの
混合物であってもよい。
【0035】以上の酸化ケイ素、A型ゼオライトまたは
ハイドロタルサイト類は熱可塑性樹脂100重量部に
0.001〜20重量部、好ましくは0.05〜10重
量部で添加される。この添加量が0.001未満では効
果に乏しく20重量部を超えると引張り強度、残存伸び
率、耐衝撃牲低下など熱加工後の熱可塑性樹脂製品の物
性面での低下がみられ好ましくない。
【0036】請求項5は、請求項1の組成に、さらに請
求項2〜4の発明で添加される(a)カルボン酸残基が
炭素数4〜28の飽和または不飽和カルボン酸残基また
は/およびアルキルフェノールから誘導された過塩基性
の有機カルボキシレート・カーボネート金属塩または/
およびアルキルフェノレート・カーボネート金属塩から
選ばれる1種または2種以上を0.001〜5重量部、
(b)金属イオンがアルカリ金属、アルカリ土類金属、
アルミニウムおよび亜鉛の中から選ばれる一種の金属酸
化物または水酸化物の少なくとも1種を0.001〜2
0重量部、(c)酸化ケイ素、A型ゼオライトおよびハ
イドロタルサイト類の中から選ばれる少なくとも1種を
0.001〜20重量部、の中の2種以上を任意に組み
合わせて添加してなる組成物で、これによって優れた相
乗効果を発揮するものである。
【0037】本発明の組成物には、必要に応じて他の中
性有機酸金属塩、有機錫化合物、酸化防止剤、紫外線吸
収剤、ヒンダードアミン系光安定剤、チョーキング防止
剤、充填剤、難燃剤、防燃剤、滑剤、ゲル化促進剤、帯
電防止剤、防曇剤、界面活性剤、プレートアウト防止
剤、防燻剤、抗菌剤、老化防止剤、加硫促進剤、架橋
剤、ポリマー添加剤、無機及び有機の化学発泡剤(発泡
製品の場合)、可塑剤、艶消し剤、耐衝撃剤、軟化点向
上剤、造核剤、チタン及びアルミニウム系カップリング
剤、金属不活性剤、離型剤、表面処理剤、蛍光剤、顔
料、色材、木粉などの各種添加剤などを適宜併用するこ
とができる。
【0038】中性の有機カルボン酸金属塩としては、金
属イオンが亜鉛、アルミニウム、アルカリ金属及びアル
カリ土類金属の中から選ばれるいずれかの1種と、カル
ボン酸残基が炭素数4〜28の飽和または不飽和カルボ
ン酸残基である中性の有機カルボン酸金属塩の1種また
は2種以上である。
【0039】有機カルボン酸金属塩の金属としては、亜
鉛、アルミニウム、リチウム、カリウム、ナトリウム、
バリウム、カルシウム、マグネシウム、ストロンチウム
より選ばれる1種と有機カルボン酸残基としては、カプ
リル酸、オタタン酸、2−エチルヘキシル酸、ペラゴン
酸、カプリン酸、デカン酸、イソデカン酸、ネオデカン
酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、トリデカン酸、ミリス
チン酸、ペンタデカン酸、パルミチン酸、マーガリン
酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、12−ヒドロキ
システアリン酸、12−ケトステアリン酸、クロロステ
アリン酸、フェニルステアリン酸、オレイン酸、エライ
ジン酸、リシノール酸、リノール酸、リノレン酸、ノナ
デカン酸、アラキン酸、ベヘン酸、エルカ酸、ブラシジ
ン酸、リグノセリン酸、セロチン酸、モンタン酸、ステ
アリル乳酸、マロン酸、コハク酸、アジピン酸、セバシ
ン酸、レブリン酸、イタコン酸、アクリル酸、ケイ皮
酸、安息香酸、トルイル酸、エチル安息香酸、プロピル
安息香酸、イソプロピル安息香酸、p−t−ブチル安息
香酸、ジ−t−ブチル安息香酸、メトキシ安息香酸、ア
セチル安息香酸、アミノ安息香酸、スルホモイル安息香
酸、サリチル酸、5−t−オクチルサリチル酸、アセチ
ルサリチル酸、キシリル酸、ナフテン酸、モノブチルマ
レート、モノオクチルフタレート、モノデシルフタレー
ト、フタル酸、シクロヘキサンカルボン酸、p−t−ブ
チルフェノール、p−t−オクチルフェノール、ノニル
フェノール、ジノニルフェノール、デシルフェノール、
ドデシルフェノールなどから選ばれる1種または2種以
上を使用することができる。以上の有機酸金属塩は単塩
でも複塩でもさらには混合物のいずれであってもよい。
また、有機酸残基は1級または2級または3級のいずれ
であってもよい。この中性の有機酸金属塩化合物は、必
要に応じて熱可塑性樹脂100重量部に対し0.01〜
10重量部添加される。
【0040】有機錫化合物の具体例としては、モノまた
はジメチル錫、モノまたはジブチル錫、モノまたはジオ
クチル錫のオクトエート、デカノエート、ラウレート、
ミリステート、パルミテート、オレート、リシノレー
ト、ステアレート、イソステアレートなどの脂肪族一価
カルボキシレート類、マレートポリマー、オクチルマレ
ート、ラウリルマレート、オレイルマレート、ステアリ
ルマレートなどのマレート類、ジブチル錫ビス(ラウリ
ルメルカプタイド)、ジメチル錫ビス(ステアリルメル
カプタイド)、ジオクチル錫ビス(メルカプトエチルト
ーレート)、ジオクチル錫ビス(2−メルカプトエチル
カプリレート)、ジブチル錫(メルカプトエチルトーレ
ート)、ジメチル錫ビス(メルカプトエチルステアレー
ト)、ジオクチル錫ビス(イソオクチルチオグリコレー
ト)、ジオクチル錫ビス(ドデシルチオグリコレー
ト)、ジオクチル錫ビス(テトラドデシルチオグリコレ
ート)、ジオクチル錫ビス(ヘキサデシルチオグリコレ
ート)、ジオクチル錫ビス(オクタデシルチオグリコレ
ート)、ジオクチル錫ビス(C12〜16混合アルキル
チオグリコレート)、ジブチル錫ビス(イソオクチルチ
オグリコレート)、ジメチル錫ビス(イソオクチルチオ
グリコレート)、ジメチル錫ビス(イソオクチルメルカ
プトプロピオネート)、ビス(2−メルカプトカルボニ
ルエチル)錫ビス(イソデカネート、パルミテート、オ
レート、リシノレート、ステアレート、イソステアレー
トなどの脂肪族一価カルボキシレート類、マレートポリ
マー、オクチルマレート、ラウリルマレート、オレイル
マレート、ステアリルマレートなどのマレート類、ジブ
チル錫ビス(ラウリルメルカプタイド)、ジメチル錫ビ
ス(ステアリルメルカプタイド)、ジオクチル錫ビス
(メルカプトエチルトーレート)、ジオクチル錫ビス
(2−メルカプトエチルカプリレート)、ジブチル錫
(メルカプトエチルトーレート)、ジメチル錫ビス(メ
ルカプトエチルステアレート)、ジオクチル錫ビス(イ
ソオクチルチオグリコレート)、ジオクチル錫ビス(ド
デシルチオグリコレート)、ジオクチル錫ビス(テトラ
ドデシルチオグリコレート)ジオクチル錫ビス(ヘキサ
デシルチオグリコレート)、ジオクチル錫ビス(オクタ
デシルチオグリコレート)、ジオクチル錫ビス(C
12〜16混合アルキルチオグリコレート)、ジブチル
錫ビス(イソオクチルチオグリコレート)、ジメチル錫
ビス(イソオクチルチオグリコレート)、ジメチル錫ビ
ス(イソオクチルメルカプトプロピオネート)、ビス
(2−メルカプトカルボニルエチル)錫ビス(イソオク
チルチオグリコレート)、ビス(2−ブトキシカルボニ
ルエチル)錫ビス(ブチルチオグリコレート)、モノブ
チル錫サルファイト等の有機錫メルガプタイド、モノブ
チル錫トリス(ラウリルメルカプタイド)、モノブチル
モノクロロ錫ビス(ラウリルメルカプタイド)、モノオ
クチル錫トリス(2−メルカプトエチルカプリレー
ト)、モノブチル錫(メルカプトエチルトーレート)、
モノメチル錫トリス(メルカプトエチルステアレー
ト)、モノメチル錫トリス(メルカプトエチルオレー
ト)、モノオクチル錫トリス(イソオクチルチオグリコ
レート)、モノオクチル錫トリス(2−エチルヘキシル
チオグリコレート)、モノオクチル錫トリス(ドデシル
チオグリコレート)、モノオクチル錫トリス(テトラデ
シルチオグリコレート)、モノオクチル錫トリス(ヘキ
サデシルチオグリコレート)、モノオクチル錫トリス
(オクタデシルチオグリコレート)、モノオクチル錫ト
リス(C12〜16混合アルキルチオグリコレート)、
モノブチル錫トリス(イソオクチルチオグリコレー
ト)、モノブチル錫トリス(イソオクチルチオグリコレ
ート)、モノブチル錫トリス(ドデシルチオグリコレー
ト)、モノブチル錫トリス(イソオクチルメルカプトプ
ロピオネート)、モノメチル錫トリス(イソオクチルチ
オグリコレート)、モノメチル錫トリス(テトラデシル
チオグリコレート)、2−メルカプトカルボニルエチル
錫トリス(イソオクチルチオグリコレート)、2−ブト
キシカルボニルエチル錫トリス(2−エチルヘキシルチ
オグリコレート)などのモノ有機錫メルカプタイド、メ
チルチオスタノイック酸、ブチルチオスタノイック酸、
オクチルチオスタノイック酸、ジメチル錫サルファイ
ド、ジブチル錫サルファイド、ジオクチル錫サルファイ
ド、ジシクロヘキシル錫サルファイド、モノブチル錫サ
ルファイド・オキサイド、2−メトキシカルボニルエチ
ル錫サルファイド、2−エトキシカルボニルプロピル錫
サルファイド、2−ブトキシカルボニルエチル錫サルフ
ァイド、2−プロポキシカルボニルエチル錫サルファイ
ド、ビス(2−メトキシカルボニルエチル)錫サルファ
イド、ビス(2−メトキシカルボニルプロピル)錫サル
ファイド、ビス(2−プロポキシカルボニルエチル)錫
サルファイド、ビス[モノブチル・ジ(イソオクトキシ
カルボニルメチレンチオ)錫]サルファイド、ビス[ジ
ブチルモノ(イソオクトキシカルボニルメチレンチオ)
錫]サルファイド、ビス[ビス(2−メトキシカルボニ
ルエチル)錫イソオクチルチオグリコレート]サルファ
イド、ビス(メチル錫ジメチル錫モノイソオクチルチオ
グリコレート)ジサルファイド、ビス(メチル錫ジイソ
オクチルチオグリコレート)トリサルファイド、ビス
(ブチル錫ジオクチルチオグリコレート)トリサルファ
イド、ビス[メチル錫ジ(2−メルカプトエチルカプリ
レート)]サルファイド、ビス[メチル錫ジ(2−メル
カプトエチルカプリレート)]ジサルファイド、ジブチ
ル錫−β−メルカプトプロピオネート、ジオクチル錫−
β−メルカプトプロピオネート、ジブチル錫メルカプト
アセテート、ビス(2−メトキシカルボニルエチル)錫
チオグリコレート、ビス(2−メトキシカルボニルエチ
ル)錫メルカプトプロピオネートなどである。これらの
有機錫化合物から選ばれる一種または二種以上の合計の
添加量は、熱可塑性樹脂100重量部に対して0.00
5〜10重量部、特に0.01〜5重量部が好ましい。
【0041】また上記の酸化防止剤としては、例えば燐
系としてはトリス(2−エチルヘキシル)フォスファイ
ト、トリス(イソオクチル)フォスファイト、トリス
(イソデシル)フォスファイト、トリス(ラウリル)フ
ォスファイト、トリス(トリデシル)フォスファイト、
トリス(ステアリル)フォスファイト、トリス(フェニ
ル)フォスファイト、ジフェニルオクチルフォスファイ
ト、ジフェニルイソデシルフォスファイト、ジフェニル
トリデシルフォスファイト、ポリ(ジプロピレングリコ
ール)ジフェニルフォスファイト、トリス(ラウリルチ
オ)フォスファイト、トリス(モノ及びジノニルフェニ
ル)フォスファイト、ジステアリルペンタエリスリトー
ルジフォスファイト、サイクリックネオペンタンテトラ
イルビス(オクタデシルフォスファイト)、トリス
(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)フォスファイト、
4,4′−ブチリデン−ビス(3−メチル−6−t−ブ
チルフェニルジトリデシル)フォスファイト、1、1、
3−トリス(2−メチル−4−ジ−トリデシルフォスフ
ァイト−5−t−ブチルフェニル)ブタンとジフェニル
フォスファイトとの混合物、4,4′−ビフェニレンジ
フォスフィン酸テトラキス(2,4−ジ−t−ブチルフ
ェニル)、サイクリックネオペンタンテトライルビス
(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)フォスファイト、
サイクリックネオペンタンテトライルビス(2,6−ジ
−t−ブチル−4−メチルフェニル)フォスファイト、
2,2′−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェ
ニル)オクチルフォスファイト、トリスシクロヘキシル
フェニルフォスファイト、2−t−ブチル−4−α−
(3−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−p−ク
メニルビス(p−ノニルフェニル)フォスファイトなど
である。
【0042】またフェノール系酸化防止剤は、例えばブ
チル化ヒドロキシトルエン、4−ヒドロキシメチル−
2,6−ジ−t−ブチルフェノール、2,6−ジ−t−
ブチル−4−エチルフェノール、n−オタタデシル−β
−(4′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−ブチルフ
ェニル)プロピオネート、トコフェロール、2,4−ビ
ス(オクチルチオメチル)−6−メチルフェノール、
2、2′−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチル
フェノール)、2,2′−メチレンビス(4−エチル−
6−t−ブチルフェノール)、4、4′−メチレンビス
(2,6−ジ−t−ブチルフェノール)、4,4′−ブ
チリデンビス(6−t−ブチル−m−クレゾール)、
1,1−ビス(2′−メチル−4′−ヒドロキシ−5′
−t−ブチル−フェニル)ブタン、4,4′−チオビス
(6−t−ブチル−m−クレゾール)、4,4′−チオ
ビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、N,
N′−ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシヒドロシンナミド)、3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシベンジルフォスフォン酸モノエ
チルエステルカルシウム塩、ヘキサメチレンビス(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメー
ト)、トリエチレングリコールビス−3−(3−t−ブ
チル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオ
ネート、2,2′−オキサミドビス[エチル−3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート]、2,2′−エチリデンビス(4,6
−ジ−t−ブチルフェノール)、1,1,3−トリス
(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニ
ル)ブタン、1,3,5−トリメチル−2,4,6−ト
リス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジ
ル)ベンゼン、テトラキス[メチレン−3−(3′5′
−ジ−t−ブチル−4′−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート]メタン、2,2′−メチレンビス[6−(1
−メチルシクロヘキシル)−p−クレゾール]、ビス
[3,3′−ビス(4′−ヒドロキシ−3′−t−ブチ
ルフェニル)ブタン酸]グリコールエステル、1,4−
ベンゼンジカルボン酸ビス[2−(1,1−ジメチルエ
チル)−6−[[3−(1,1−ジメチルエチル)−2
−ヒドロキシ−5−メチル]−4−メチルフェニル]エ
ステル、N,N′−ビス[3−(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニル)ヒドラジ
ド、1,3,5−トリス(3′,5′−ジ−t−ブチル
−4′−ヒドロキシベンジル)−S−トリアジン−2,
4,6−(lH,3H,5H)トリオン、1,3,5−
トリス(4−t−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジ
メチルベンジル)−1,3,5−トリアジン−2,4,
6−(1H,3H,5H)トリオン、2,2′−メチレ
ンビス(4−メチル−6−ノニルフェノール)と2,6
−ビス(2−ヒドロキシ−3−ノニル−5−メチルベン
ジル)−p−クレゾールの混合物、3,9−ビス[1,
1−ジメチル−2−[β−(3−t−ブチル−4−ヒド
ロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ]エ
チル]2,4,8,10−テトラオキサスピロ(5,5
−)ウンデカン、ペンタエリスリルテトラキス[3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート]などである。
【0043】硫黄系酸化防止剤は、例えばジオクタデシ
ルサルファイド、4,4′−チオビス(3−メチル−6
−t−ブチルフェノール)、ジラウリル−3,3′−チ
オジプロピオネート、ジミリスチル−3,3′−チオジ
プロピオネート、ジステアリル−3,3′−チオジプロ
ピオネート、ペンタエリスリチルテトラキス(3−ラウ
リルチオプロピオネート)などである。これら公知の酸
化防止剤などは熱可塑性樹脂100重量部に対し、0.
001〜5重量部添加する。
【0044】紫外線吸収剤は、例えば2,4−ジヒドロ
キシベンゾフェノン、2,2′,4,4′−テトラヒド
ロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ
ベンゾフェノン、2,2′−ジヒドロキシ−4−メトキ
シベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−n−オクトキ
シベンゾフェノン、ビス(2−メトキシ−4−ヒドロキ
シ−5−ベンゾイルフェニルメタン、p−t−ブチルフ
ェニルサリシレート、2,4−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシベンゾエート、2−(2′−ヒドロキシ−5′
−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−
ヒドロキシ−5′−t−ブチルフェニル)ベンゾトリア
ゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t
−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−
ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−アミノフェニル)ベ
ンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′−t
−ブチル−5′−メチルフェニル)−5−クロロベンゾ
トリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′−t−ブ
チル−3′,5′−ジ−t−ブチルフェニル)−5−ク
ロロベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
5′−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、
2,5−ビス−[5′−t−ブチルベンゾキサゾリル−
2]チオフェン、ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシベンジルフォスフォン酸モノエチルエステ
ル]ニッケル塩、メチルサリシレート、p−メトキシフ
ェノール、フェニルサリシレート、p−t−ブチルフェ
ニルサリシレート、2−エトキシ−5−t−ブチル−
2′−エチルオキサリックアシド−ビス−アニリド85
〜90%と2−エトキシ−5−t−ブチル−2′−エチ
ル−4′−t−ブチルブチルオキサリックアシド−ビス
−アニリド10〜15%の混合物、2,4−ジ−t−ブ
チルフェニル−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シベンゾエート、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2
−イル)−4−(1,1,3,3−テトラメチルブチ
ル)フェノール、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2
一イル)−4,6−ビス(1−メチル−1−フェニルエ
チル)フェノ−ル、2,2−メチレンビス[4−(1,
1,3,3,−テトラメチルブチル)−6−(2H−ベ
ンゾトリアゾール−2−イル)フェノール]、2−エチ
ルヘキシル−2−シアノ−3.3′−ジフェニルアクリ
レ−ト、エチル−2−シアノ−3,3′−ジフェニルア
クリレートやジベンゾイルメタン、ベンゾイルアセト
ン、ステアロイルベンゾイルメタン、デヒドロ酢酸に代
表されるβ−ジケトン化合物及びそのアルカリ金属塩、
またはアルカリ土類金属塩、または亜鉛塩などである。
これら紫外線吸収剤などは熱可塑性樹脂100重量部に
対し、0.001〜6重量部添加する。
【0045】ヒンダ−ドアミン系光安定剤は、例えばビ
ス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)
セバケート、ポリ[[6−(1,1,3,3−テトラメ
チルブチル)イミノ−1,3,5−トリアジン−2,4
−ジイル][2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペ
リジル)イミノ]ヘキサメチレン[(2,2,6,6−
テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ]]、2−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキジベンジル)
−2−n−ブチルマロン酸ビス(1,2,2,6,6−
ペンタメチル−4一ピペリジル)などである。
【0046】チョ−キング防止剤は、例えば、酸化銅、
塩基性炭酸銅、酢酸銅、ジアルキルジチオカルバミン酸
銅、炭酸ニッケル、酢酸ニッケル、ジアルキルジチオカ
ルバミン酸ニッケル、酢酸コバルト、炭酸コバルト、ジ
アルキルジチオカルバミン酸コバルト、有機リン酸エス
テルまたは酸性リン酸エステルのマグネシウム塩または
カルシウム塩または亜鉛塩などである。チョ−キング防
止剤は熱可塑性樹脂100重量部に対し、0.001〜
5重量部添加する。
【0047】本発明に使用される滑剤は、通常的に使用
されるものをのまま使用できる。その滑剤としては、例
えば、流動パラフィン、合成パラフィン、合成イソパラ
フィン石油炭化水素、白色鉱油、ペトロラタム、石油系
ワックス、微晶ワックス、カルナウバワックス、カンテ
リラワックス、ヌカロウ、イボタロウワックス、モンタ
ンワックス、ポリエチレンワックス、水素添加ポリブテ
ン、直鎖脂肪族1価アルコ−ル(C8〜C30)、高級
脂肪酸(C4〜C28)、グリセリン、ソルビトール、
プロピレングリコ−ル、ペンタエリスリトール、ジペン
タエリスルトール、トリエチレングリコールのエステ
ル、高級脂肪酸(C4〜C28)と直鎖脂肪族1価アル
コ−ル(C4〜C30)のエステル、アセチルクエン酸
トリブチル、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸ジ−
2−エチルヘキシル、セバシン酸ジブチル、セバシン酸
ジオクチル、アゼライン酸ジ−n−ヘキシル、エタンジ
オールモンタン酸エステル、ポリ(1,3−ブタンジオ
ール−アジピン酸)エステル、モンタン酸とエタンジオ
ールまたは3−ブタンジオールのエステル、アセチルリ
ノール酸メチル、1,3−ブタンジオールモンタン酸エ
ステル、ステアリン酸イソブチル、12−ヒドロキシス
テアリン酸グリセリンエステル、アジピン酸とステアリ
ン酸とペンタエリスリトールとのポリエステル、ポリ
(プロピレングリコールのアジピン酸、ラウリン酸のエ
ステル)、ポリ(1,3−ブチレングリコ−ル、1,4
−ブチレングリコール、アジピン酸オクチルアルコー
ル)エステル、アジピン酸ジイソノニル、アジピン酸ジ
イソデシル、フタル酸ジ−n−ブチル、フタル酸ジ−n
−オクチル、フタル酸ジ−2−エチルヘキシル、フタル
酸ジイソデシル、フタル酸ブチル−ベンジル、水添食用
油脂、水添ひまし油、パーム油、蜜ロウ、アセチル化モ
ノグリセライド、水素化抹香鯨油、エチレンビス脂肪酸
(C16〜C28)アマイド、高級脂肪酸(C8〜C2
8)アマイド、N−ステアリルエルカアマミド、N−オ
レイルパルミトアミド、メチルヒドロジェンポリシロキ
サン、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシ
ロキサン、ロジンおよびロジン誘導体、高級脂肪酸(C
8〜C28)である例えば、カプリル酸、2−エチルヘ
キシル酸、ペラゴン酸、カプリン酸、イソデカン酸、ネ
オデカン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、トリデカン
酸、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、パルミチン酸、マ
ーガリン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、12−
ヒドロキシステアリン酸、12−ケトステアリン酸、ク
ロロステアリン酸、フェニルステアリン酸、オレイン
酸、エライジン酸、リシノール酸、リノール酸、リノレ
ン酸、ノナデカン酸、アラキン酸、ベヘン酸、リグノセ
リン酸、セロチン酸、エルカ酸、ブラシジン酸、モンタ
ン酸、ステアリル乳酸などの高級脂肪酸などである。
【0048】一般に滑剤は合成樹脂との相溶性が悪いこ
とから、成形加工時にプレートアウトが生じ、これを放
置すると製品にスジ引き、表面荒れ、光沢低下、厚みム
ラなどが生じることにより商品価値が著しく損なわれて
しまうという問題がある。しかしながら、本発明の構成
成分をもってすればこうした問題も解消される。
【0049】充填剤としては、例えば、酸化チタン(ル
チル型、アナターゼ型)、酸化クロム、酸化鉄、炭酸マ
グネシウム、炭酸カルシウム、炭酸亜鉛、炭酸リチウ
ム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸マグネシウ
ム、焼ミョウバン、リン酸ナトリウム、リン酸カルシウ
ム、ピロリン酸ナトリウム、トリポリリン酸アルミニウ
ム、ケイ酸亜鉛、硼酸亜鉛、硫化亜鉛、錫酸亜鉛、ヒド
ロキシ錫酸亜鉛、オルトリン酸亜鉛、リン酸アルミニウ
ム、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ア
ルミニウム、ケイ酸カルシウム、アルミノケイ酸ナトリ
ウム、アルミノケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム
−カルシウム、クレー、けいそう土、カオリン、タル
ク、ベントナイト、パーライト、ガラス、三酸化アンチ
モン、五酸化アンチモン、ハイドロアパタイト、カーボ
ンブラックなどで、これらの化合物は複塩であっても、
また無水物でも結晶水を有する水和物であってもよく、
さらには混合物などの形態をとっていてもよい。
【0050】ポリマー添加剤は、例えばポリエチレン、
酸化ポリエチレン、塩素化ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、無水マレイン酸変性ポリプロピレン、ポリブテン、
ポリブテン−1、ブタジエン樹脂、ポリメチルペンテ
ン、ポリメタクリレート、アクリレートおよびメタアク
リレートのコポリマー、塩化ビニルホモポリマー、塩化
ビニルコポリマー、塩素化ポリ塩化ビニル、ポリイソブ
チレン、ブチルゴム、塩素化ブチルゴム、ポリブタジエ
ン、アクリロニトリルブタジエンゴム、ポリイソプレ
ン、クロロプレンゴム、シリコンエラストマー、ポリウ
レタン、ナイロン、テレフタル酸トリメチルヘキサメチ
レンジアミン縮合物、ポリテトラメチレングリコール変
性ナイロン12、ポリエチレンテレフタレート、ポリブ
チレンテレフタレート、ポリアリレート、ポリ塩化ビニ
リデン、フッ素樹脂、ポリカーボネート、ポリアセター
ル、ポリアリルサルホン、メラミン樹脂、エポキシ樹
脂、水素化石油炭化水素樹脂、テルペン樹脂、フッ化ビ
ニリデンヘキサフルオロプロピレン共重合体、水素化テ
ルペン樹脂、ポリメチルシルセスキオキサン、水添ポリ
シクロペンタジエン樹脂、ヒドロキシ安息香酸ポリエス
テル、ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレー
ト、ポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルイミ
ド、ポリエステルカーボネート、ポリ−α−カプロラク
トン、ポリフェニレンエーテルなどである。
【0051】発泡製品の場合には発泡剤を使用すること
が可能である。その場合の発泡剤として例えば、アゾシ
カーボンアミド、4,4′−オキシビス(ベンゼンスル
ホニルヒドラジド)、炭酸水素ナトリウム、クエン酸、
フマール酸、コハク酸、リンゴ酸などが使用できる。
【0052】その他の添加剤としては例えば、エポキシ
化合物としてはエポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ
油、エポキシ化ステアリン酸オクチル、3−(2−キセ
ノキシ)−1,2−エポキシプロパンなど、窒素化合物
としては尿索、ヘキサメチレンテトラミン、メラミン、
N,N,N′,N′−テトラキス(2−ヒドロキシプロ
ピル)エチレンジアミン、トリスヒドロキシイソシアヌ
レートなど、場合によっては造核剤の添加も可能で、酢
酸ナトリウム、安息香酸、安息香酸ナトリウム、エチレ
ンジアミンテトラ酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、クエ
ン酸ナトリウム、無水マレイン酸、ジベンジリデンソル
ビトール、ポリビニルシクロヘキサン、リン酸−2,
2′−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニ
ル)ナトリウム、リン酸ビス(4−t−ブチルフェニ
ル)ナトリウム、ビス(p−メチルベンジリデン)ソル
ビトール、ビス(p−エチルベンジリデン)ソルビトー
ル、過塩素酸のアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属
塩またはアルキルアンモニウム塩、更にはこの過塩素酸
塩類の水溶液あるいはグリコール溶解物またはグリコー
ル錯体などである。
【0053】発泡製品の場合には発泡剤を使用すること
が可能である。その場合の発泡剤として例えば、アゾジ
カーボンアミド、4,4′−オキシビス(ベンゼンスル
ホニルヒドラジド)、炭酸水素ナトリウム、クエン酸、
フマール酸、コハク酸、リンゴ酸などが使用できる。
【0054】なお、当該発明の熱可塑性樹脂組成物は、
押出機あるいは射出機により一旦ペレット化し、これを
用いてカレンダー、押出機、射出機で熱成形しても加工
性に何等支障がないことは言うまでもない。
【0055】(実施例1〜56、比較例1〜49)以下
に、実施例および比較例を示し、この発明をさらに具体
灼に説明する。
【0056】この発明で用いる成分を組合わせてなる下
記[配合物−1]により、プレートアウト、吹出し(製
品表面に配合物が滲み出す現象で、液状の場合をブリー
ド、粉状の場合はブルームと言う)、印刷性などを改良
した塩化ビニル樹脂組成物を得た。この組成物の熱成形
加工時の金属ロール表面へのプレートアウト性および成
形後のシート表面の吹出し性及び印刷性の挙動について
調べた。この配合および試験方法は以下の通りである。
【0057】 [配合物−1] 塩化ビニル樹脂(=1000) 100重量部 (TK1000:信越化学工業社製) 炭酸カルシウム 8重量部 (NS−100:日東粉化社製) ポリメチルメタアクリレート 1重量部 (メタブレンP−551:三菱レイヨン社製) ポリメチルメタアクリレートとポリメチルアクリレートの混合物0.5重量部 (メタブレンL−1000:三菱レイヨン社製) 4,4′−メチレンビス(2,6−ジ−t−ブチルフェノール)0.2重量部 ステアリン酸亜鉛 0.2重量部 12−ヒドロキシステアリン酸カルシウム 0.5重量部 アセチルアセトンカルシウム 0.3重量部 ジペンタエリスリトール 0.5重量部 ジベンゾイルメタン 0.2重量部 ステアロイルベンゾイルメタン 0.5重量部 ペンタエリスリトールのアジピン酸、高級脂肪酸の混合エステル0.5重量部 (リケスタ−SL−02:理研ビタミン社製) ※化合物1−1〜1−14の成分 表1に記載 ※上記1−1〜1−14の各成分は以下に示す化合物である。
【0058】1−1:ポリオキシエチレン(aは4〜1
0)ラウリルエ−テル燐酸エステル(xは1または2) 1−2:ポリオキシプロピレン(aは4〜10)トリデ
シルエーテル燐酸エステル(xは1または2) 1−3:ポリオキシエチレン(aは4〜10)ラウリル
エーテル 1−4:過塩基性カルシウムオレート・カーボネート錯
体と過塩基性カルシウムドデシルフェネート・カーボネ
ート錯体との混合物 1−5:酸化マグネシウム(高純度酸化マグネシウム:
協和化学工業社製) 1−6:酸化カルシウム(井上石灰社製) 1−7:酸化ケイ素(トクシールGU=徳山曹達社製) 1−8:合成ハイドロタルサイト(アルカマイザー2:
協和化学工業社製) 1−9:モノポリオキシエチレン(ポリオキシエチレン
基は4〜10)ラウリルエーテル燐酸エステル亜鉛塩と
ジポリオキシエチレン(ポリオキシエチレン基は4〜1
0)ラウリルエーテル燐酸エステル亜鉛塩の混合物(モ
ル比1:1) 1−10:オレイン酸ポリオキシエチレン(ポリオキシ
エチレン基は20)モノエステル 1−11:ステアリン酸ポリオキシエチレン(ポリオキ
シエチレン基は20)ソルビタンエステル 1−12:オレイン酸ポリオキシエチレン(ポリオキシ
エチレン基は20)グリセリンエステル 1−13:ステアリン酸カルシウム 1−14:ドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウム 試験1 上記の配合組成物を、表面温度180℃のミキシンクロ
ール(電気誘導加熱式の可変速型テストロ−ル機、15
5φ×380mm、ロール間隔=0.3mm、前ロ−ル
回転数=22r.p.m.後ロ−ル回転数=20r.
p.m)で10分間混練し0.3mmの均一なシートを
作成し、このシートの着色度およびその間の金属ロール
表面からのシートの剥離滑性の度合いおよびl0分後の
付着堆積物によるロ−ル表面の汚れ度合を観察すること
でプレートアウトの判定を行った。この結果を表1(実
施例および比較例)に示した。
【0059】各項目の評価は5段階表示とし以下の数値
で表示した。着色度の判定は、5は無着色、4は微黄
色、3は黄色、2は黄褐色、1は褐色である。剥離滑性
の判定は金属ロールからのシートの剥離度合を評価し、
5は非常によい、4は良い、3は少し悪い、2は悪い、
1は非常に悪いとした。次に、プレートアウトの判定
は、5は全く汚れない、4は僅かに汚れる、3は少し汚
れる、2は汚れる、1は酷く汚れるである。尚、この数
値が4以上であれば工業上の実施において何等の支障は
ない。
【0060】試験2 更に、前記のシ−トを使ってプレス成形機にて190℃
で2分間プレス(200Kg/cm)して厚さ0.6
mmの7.5cm×10cmのプレ−トを1配合につき
4枚作成した。このプレートを庫内温度40℃で湿度8
0%の恒温恒湿槽内に30日間放置し、その後これを取
出し、プレート表面への吹出し物(ブリード物、ブルー
ム物)による表面の汚れ度合いを目視で観察し判定を行
った。この結果を表1(実施例および比較例)に示し
た。更に、このプレ−ト4枚の表面にそれぞれ印刷イン
キ2ccを滴下し、バーコーターを使用して5cm×1
0cmの幅に印刷インキを均一に塗布した。このプレー
トを24時間室内に放置し、その後プレート表面の印刷
部分に2cm×10cmのセロハンテープ(市販品)を
ゴムローラを用いて均一に圧着した後プレートを固定
し、セロハンテープの一端を掴んで一気に剥がし、この
プレート表面に剥がれずに残るインクの表面積を観測し
た。この操作を4枚のプレートで行いインクが剥がれず
に残る度合いにより印刷性の良否を判定し、この結果を
表1に示した。
【0061】この吹出し物による汚れ度合いの判定は、
5は全く汚れない、4は僅かに汚れる、3は少し汚れ
る、2は汚れる、1は酷く汚れるである。尚、この数値
が4以上であれば工業上の実施において何等の支障はな
い。印刷性の判定は以下の数値で表示した。5は非常に
良い、4は良い、3は少し悪い、2は悪い、1は非常に
悪いである。尚、これらの数値が4以上であれば工業上
の実施に何等の支障はない。
【0062】
【表1】
【0063】表1の実施例1〜8で明かなように、この
発明は、ロールでのプレートアウト、シートの着色度、
吹出し性、印刷性など全ての点で優れた結果を示してい
る。これに対し、比較例は前記性能で大きな欠陥があり
劣る結果となっている。(実施例1〜8、比較例1〜
7) 更に、この発明で用いる成分を組み合わせてなる下記
[配合物−2」により、プレートアウト、吹出し、印刷
性などを改良したメタクリル−アクリロニトリル−ブタ
ジエン−スチレン四元共重合体樹脂組成物を得た。この
配合および試験方法は以下の通りである。これについて
前記[配合物−1]による実施例1〜8および比較例1
〜6と同様の試験方法によって各性能試験を行い、これ
らの結果を表2(実施例および比較例)に示した。
【0064】 [配合物−2] メタクリル−アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン 四元共重合体樹脂 100重量部 (ST−100:日本エイアンドエル社製) ポリメチルメタアクリレート 3重量部 (メタブレンP−501:三菱レイヨン社製) ポリメチルメタアクリレートとポリメチルアクリレートの混合物 2重量部 (メタブレンL−1000:三菱レイヨン社製) ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペロジニル) −セバケート 0.1重量部 2−(3′−t−ブチル−2′−ヒドロキシ−5一メチルフェニル) −5−クロロベンゾトリアゾール 0.5重量部 テトラキス−[メチレン−3−(3′,5′−ジ−t−ブチル−4′ −ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン 0.2重量部 12−ヒドロキシステアリン酸カルシウム 0.3重量部 ジオクチル錫ビスイソオクチルチオグリコレート 0.3重量部 ペンタエリスリトールの高級脂肪酸エステル 0.2重量部 (リケスタ−EW−100:理研ビタミン社製) ※化合物1−1〜2−3の成分 表2に記載 ※上記1−1〜2−3の各成分は以下に示す化合物である。
【0065】1−1:ポリオキシエチレン(aは4〜1
0)ラウリルエーテル燐酸エステル(xは1または2) 1−2:ポリオキシプロピレン(aは4〜10)トリデ
シルエーテル燐酸エステル(xは1または2) 1−3:ポリオキシエチレン(aは4〜10)ラウリル
エーテル 1−4:過塩基性カルシウムオレート・カーボネート錯
体と過塩基性カルシウムドデシルフェネート・カーボネ
ート錯体との混合物 1−5:酸化マグネシウム(高純度酸化マグネシウム:
協和化学工業社製) 1−6:酸化カルシウム(井上石灰社製) 1−7:酸化ケイ素(トクシールGU:徳山曹達社製) 1−9:モノポリオキシエチレン(ポリオキシエチレン
基は4〜10)ラウリルエ−テル燐酸エステル亜鉛塩と
ジポリオキシエチレン(ポリオキシエチレン基は4〜1
0)ラウリルエーテル燐酸エステル亜鉛塩の混合物(モ
ル比1:1) 1−l0:オレイン酸ポリオキシエチレン(ポリオキシ
エチレン基は20)モノエステル 1−11:ステアリン酸ポリオキシエチレン(ポリオキ
シエチレン基は20)ソルビタンエステル 1−12:オレイン酸ポリオキシエチレン(ポリオキシ
エチレン基は20)グリセリンエステル 2−1:合成A型ゼオライト(GSL−1000:東ソ
ー社製)Naタイプ 2−2:ドデシルベンゼンスルホン酸亜鉛 2−3:モノベヘニル燐酸亜鉛塩とジベヘニル燐酸亜鉛
塩の混合物(モル比1:1) 試験3 上記の配合組成物を、表面温度195℃のミキシングロ
−ル(電気誘導加熱式の可変速型テストロール機、15
5φ×380mm、ロール間隔=0.3mm、前ロ−ル
回転数=22r.p.m.後ロ−ル回転数=20r.
p.m)で10分間混練し0.3mmの均一なシ−トを
作成し,このシ−トの着色度およびその間の金属ロール
表面からのシ−トの剥離滑性の度合いおよび10分後の
付着堆積物によるロ−ルの表面の汚れ度合を観察するこ
とでプレートアウトの判定をした。この結果を表2(実
施例および比較例)に示した。
【0066】各項目の評価は5段階表示とし以下の数値
で表示した。着色度の判定は、5は無着色、4は微黄
色、3は黄色、2は黄褐色、1は褐色である。剥離滑性
の判定は金属ロールからのシートの剥離度合を評価し、
5は非常によい、4は良い、3は少し悪い、2は悪い、
1ほ非常に悪いである。次に、プレートアウトの判定
は、5は全く汚れない、4は僅かに汚れる、3は少し汚
れる、2は汚れる、1は酷く汚れるである。尚、この数
値が4以上であれば工業上の実施において何等の支障は
ない。
【0067】試験4 更に、前記のシートを使ってプレス成形機にて190℃
で2分間プレス(200Kg/cm)して厚さ0.6
mmの7.5cm×1.0cmのプレートを1配合につ
き4枚作成した。このプレートを庫内温度40℃で湿度
80%の恒温恒湿槽内に30日間放置し、その後これを
取出し、プレート表面への吹出し物(ブリード物、ブル
ーム物)による表面の汚れ度合いを目視で観察し判定を
行った。この結果を表2(実施例および比較例)に示し
た。更にこのプレート4枚の表面にそれぞれ印刷インキ
2ccを滴下し、バーコーターを使用して5cm×10
cmの幅に印刷インキを均一に塗布した。このプレート
を24時間室内に放置し、その後プレート表面の印刷部
分に2cm×10cmのセロハンテープ(市販品)をゴ
ムローラを用いて均一に圧着した後、プレートを固定
し、セロハンテープの一端を掴んで一気に剥がし、この
プレート表面に剥がれずに残るインクの表面積を観察し
た。この操作を4枚のプレートで行いインクが剥がれず
に残る度合いにより印刷性の良否を判定し、この結果を
表2に示した。
【0068】この吹出し物による汚れ度合いの判定は、
5は金く汚れない、4は僅かに汚れる、3は少し汚れ
る、2は汚れる、1は酷く汚れるである。尚、この数値
が4以上であれば工業上の実施において何等の支障はな
い。印刷例の判定は以下の数値で表示した。5は非常に
良い、4は良い、3は少し悪い、2は悪い、1は非常に
悪いである。尚、これらの数値が4以上であれば工業上
の実施に何等の文障はない。
【0069】
【表2】
【0070】表2の実施例9〜16からも明かなよう
に、メタクリル−アクリロニトリル−ブタジエン−スチ
レン四元共重合体樹脂においても本発明の樹脂組成物に
よればロールからの剥離滑性、プレートアウト、シート
の着色度、吹出し性、印刷性など全ての点で優れた結果
を示し、工業上の実施において何等問題はない。これに
対し、比較例は上記の性能項目のいずれにおいてこの発
明より劣る結果となっている。
【0071】更に、この発明で用いる成分を組み合わせ
てなる下記[配合物−3]により、プレートアウト、吹
出し、印刷性などを改良したメタクリル−ブタジエン−
スチレン三元共重合体樹脂組成物を得た。この配合およ
び試験方法は以下の通りである。これについて前記[配
合物−1]による実施例1〜8および比較例1〜6と同
様の試験方法によって各性能試験を行い、これらの結果
を表3(実施例および比較例)に示した。
【0072】更に、この発明で用いる成分を組み合わせ
てなる下記[配合物−3」により、プレートアウト、吹
出し、印刷性などを改良したメタクリル−ブタジエン−
スチレン三元共重合体樹脂組成物を得た。この配合およ
び試験方法は以下の通りである。これについて前記[配
合物−1]による実施例1〜8および比較例1〜6と同
様の試験方法によって各性能試験を行い、これらの結果
を表3(実施例および比較例)に示した。
【0073】 [配合物−3] メタクリル−ブタジエン−スチレン三元共重合体樹脂 100重量部 (TH−21=電気化学工業社製) ポリメチルメタアクリレート 1重量部 (メタブレンP−551:三菱レイヨン社製) ポリメチルメタアクリレートとポリメチルアクリレートの混合物 1重量部 (メタブレンL−1000:三菱レイヨン社製) ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペロジニル) −セバケート 0.1重量部 2−(3′−t−ブチル−2′−ヒドロキシ−5−メチルフェニル) −5−クロロベンゾトリアゾール 0.5重量部 テトラキス−[メチレン−3−(3′,5′−ジ−t一ブチル−4′ −ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン 0.1重量部 12−ヒドロキシステアリン酸カルシウム 0.3重量部 ペンタエリスリトールの高級脂肪酸エステル 0.2重量部 (リケスタ−EW−100:理研ビタミン社製) ※化合物1−1〜2−3の成分 表3に記載 ※上記1−1〜2−3の各成分は以下に示す化合物である。
【0074】1−1:ポリオキシエチレン(aは4〜1
0)トリデルエーテル燐酸エステル(xは1または2) 1−2:ポリオキシプロピレン(aは4〜10)トリデ
シルエーテル燐酸エステル(xは1または2) 1−3:ポリオキシエチレン(aは4〜10)トリデシ
ルエーテル 1−4:過塩基性カルシウムオレート・カーボネート錯
体と過塩素性カルシウムドデシルフェネート・カーボネ
ート錯体との混合物 1−5:酸化マグネシウム(高純度酸化マグネシウム:
協和化学工業社製) 1−6:酸化カルシウム(井上石灰社製) 1−7:酸化ケイ素(トクシールGU:徳山曹達社製) 1−9:モノポリオキシエチレン(ポリオキシエチレン
基は4〜10)ラウリルエーテル燐酸エステル亜鉛塩と
ジポリオキシエチレン(ポリオキシエチレン基は4〜1
0)ラウリルエーテル燐酸エステル亜鉛塩の混合物(モ
ル比1:1) 1−10:オレイン酸ポリオキシエチレン(ポリオキシ
エチレン基は20)モノエステル 1−11:ステアリン酸ポリオキシエチレン(ポリオキ
シエチレン基は20)ソルビタンエステル 1−12:オレイン酸ポリオキシエチレン(ポリオキシ
エチレン基は20)グリセリンエステル 2−4:合成A型ゼオライト(GSL−2500:東ソ
ー社製)Caタイプ 2−2:ドデシルベンゼンスルホン酸亜鉛 2−3:モノベヘニル燐酸亜鉛塩とジベヘニル燐酸亜鉛
塩の混合物(モル比1:1) 試験5 上記の配合組成物を、表面温度190℃のミキシングロ
ール(電気誘導加熱式の可変速型テストロール機、15
5φ×380mm、ロール間隔=0.3mm、前ロール
回転数=22r.p.m.後ロール回転数=20r.
p.m)で10分間混練し0.3mmの均一なシートを
作成し、このシートの着色度およびその間の金属ロール
表面からのシートの剥離滑性の度合いおよび10分後の
付着堆積物によるロールの表面の汚れ度合を観察するこ
とでプレートアウトの判定をした。この結果を表3(実
施例および比較例)に示した。
【0075】各項目の評価は5段階表示とし以下の数値
で表示した。着色度の判定は、5は無着色、4は徴黄
色、3は黄色、2は黄褐色、1は褐色である。剥離滑性
の判定は金属ロールからのシートの剥離度合を評価し、
5は非常によい、4は良い、3は少し悪い、2は悪い、
1は非常に悪いである。次に、プレートアウトの判定
は、5は全く汚れない、4は僅かに汚れる、3は少し汚
れる、2は汚れる、1は酷く汚れるである。尚、この数
値が4以上であれば工業上の実施において何等の支障は
ない。
【0076】試験6 更に、前記のシートを使ってプレス成形機にて190℃
で2分間プレス(200Kg/cm)して厚さ0.6
mmの7.5cm×10cmのプレートを1配合につき
4枚作成した。このプレートを庫内温度40℃で湿度8
0%の恒温恒湿槽内に30日間放置し、その後これを取
出し、プレート表面への吹出し物(ブリード物、ブルー
ム物)による表面の汚れ度合いを目視で観察し判定を行
った。この結果を表3(実施例および比較例)に示し
た。更に、このプレート4枚の表面にそれぞれ印刷イン
キ2ccを滴下し、バーコーターを使用して5cm×1
0cmの幅に印刷インキを均一に塗布した。このプレー
トを24時間室内に放置し、その後プレート表面の印刷
部分に2cm×10cmのセロハンテープ(市販品)を
ゴムローラを用いて均一に圧着した後プレートを固定
し、セロハンテープの一端を掴んで一気に剥がし、この
プレート表面に剥がれずに残るインクの表面積を観測し
た。この操作を4枚のプレートで行いインクが剥がれず
に残る度合いにより印刷性の良否を判定し、この結果を
表3に示した。
【0077】この吹出し物による汚れ度合いの判定は、
5は全く汚れない、4は僅かに汚れる、3は少し汚れ
る、2は汚れる、1は酷く汚れるである。尚、この数値
が4以上であれば工業上の実施において何等の支障はな
い。印刷性の判定は以下の数値で表示した。5は非常に
良い、4は良い、3は少し悪い、2は悪い、1は非常に
悪いである。尚、これらの数値が4以上であれば工業上
の実施に何等の支障はない。
【0078】
【表3】
【0079】表3の実施例17〜24からも明らかなよ
うに、メタクリル−ブタジエン−スチレン三元共重合体
樹脂においても本発明の樹脂組成物によればロールから
の剥離滑性、プレートアウト、シートの着色度、吹出し
性、印刷性など全ての点で優れた結果を示し、工業上の
実施において何等問題はない。これに対し、比較例は上
記の性能項目のいずれにおいてもこの発明のものより劣
る結果となっている。
【0080】更に、この発明で用いる成分を組み合わせ
てなる下記[配合物−4]により、プレートアウト、吹
出し、印刷性などを改良したアクリロニトリル−ブタジ
エン−スチレン三元共重合体樹脂組成物を得た。この組
成物の熱成形加工時の金属ロール表面へのプレートアウ
ト性及び成形後のシート表面の吹出し性および印刷性の
挙動について調べた。この配合および試験方法は以下の
通りである。
【0081】 [配合物−4] アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン三元共重合体樹脂 100重量部 (SRE NATURAL 日本エイアンドエル社製) ポリメチルメタアクリレート 0.5重量部 (メタブレンP−5511三菱レイヨン社製) ポリメチルメタアクリレートとポリメチルアクリレートの混合物 2重量部 (メタブレンL−1000:三菱レイヨン社製) 4,4′−メチレンビス(2,6−ジ−t−ブチルフェノール) 0.3重量部 12−ヒドロキシステアリン酸 0.3重量部 ペンタエリスリトールの高級脂肪酸エステル 0.5重量部 (リケスタ−EW−100:理研ビタミン社製) ジオクチル錫ビスイソオクチルチオグリコレート 0.3重量部 ※化合物1−1〜2−3の成分 表4に記載 ※上記1−1〜2−3の各成分は以下に示す化合物である。
【0082】1−1:ポリオキシエチレン(aは4〜1
0)トリデルエーテル燐酸エステル(xは1または2) 1−2:ポリオキシプロピレン(aは4〜10)トリデ
シルエーテル燐酸エステル(xは1または2) 1−3:ポリオキシエチレン(aは4〜10)トリデシ
ルエーテル 1−4:過塩基性カルシウムオレート・カーボネート錯
体と過塩基性カルシウムドデシルフェネート・カーボネ
ート錯体との混合物 1−5:酸化マグネシウム(高純度酸化マグネシウム:
協和化学工業社製) 1−6:酸化カルシウム(井上石灰社製) 1−7:酸化ケイ素(トクシールGU:徳山曹達社製) 1−9:モノポリオキシエチレン(ポリオキシエチレン
基は4〜10)ラウリルエーテル燐酸エステル亜鉛塩と
ジポリオキシエチレン(ポリオキシエチレン基は4〜1
0)ラウリルエーテル燐酸エステル亜鉛塩の混合物(モ
ル比1:1) 1−10:オレイン酸ポリオキシエチレン(ポリオキシ
エチレン基は20)モノエステル 1−11:ステアリン酸ポリオキシエチレン(ポリオキ
シエチレン基は20)ソルビタンエステル 1−12:オレイン酸ポリオキシエチレン(ポリオキシ
エチレン基は20)グリセリンエステル 2−1:合成A型ゼオライト(GSL−1000:東ソ
−社製) 2−2:ドデシルベンゼンスルホン酸亜鉛 2−3:モノベヘニル燐酸亜鉛塩とジベヘニル燐酸亜鉛
塩の混合物(モル比1:1) 試験7 上記の配合組成物を、表面温度180℃土のミキシング
ロール(電気気誘導加熱式の可変速型テストロール機、
155φ×380mm、ロール間隔=0.3mm、前ロ
ール回転数=22r.p.m.後ロール回転数=20
r.p.m)で10分間混練し0.3mmの均一なシー
トを作成し、このシートの着色度およびその間の金属ロ
ール表面からのシートの剥離滑性の度合いおよび10分
後の付着堆積物によるロール表面の汚れ度合を観察する
ことでプレートアウトの判定を行った。この結果を表4
(実施例および比較例)に示した。
【0083】各項目の評価は5段階表示とし以下の数値
で表示した。着色度の判定は、5は無着色、4は微黄
色、3は黄色、2は黄褐色、1は褐色である。剥離滑性
の判定は金属ロールからのシートの剥離度合を評価し、
5は非常によい、4は良い、3は少し悪い、2は悪い、
1は非常に悪いとした。次に、プレートアウトの判定
は、5は全く汚れない、4は僅かに汚れる、3は少し汚
れる、2は汚れる、1は酷く汚れるである。尚、この数
値が4以上であれば工業上の実施において何等の支障は
ない。
【0084】試験8 更に、前記のシートを使ってプレス成形機にて190℃
で2分間プレス(200Kg/cm)して厚さ0.6
mmの7.5cm×10cmのプレートを1配合につき4
枚作成した。このプレートを庫内温度40℃で湿度80
%の恒温恒湿槽内に30日間放置し、その後これを取出
し、プレート表面への吹出し物(ブリード物、ブルーム
物)による表面の汚れ度合いを目視で観察し判定を行っ
た。この結果を表4(実施例および比較例)に示した。
更に、このプレート4枚の表面にそれぞれ印刷インキ2
ccを滴下し、バーコーターを使用して5cm×10c
mの幅に印刷インキを均一に塗布した。このプレートを
24時間室内に放置し、その後プレート表面の印刷部分
に2cm×10cmのセロハンテープ(市販品)をゴム
ローラを用いて均一に圧着した後プレートを固定し、セ
ロハンテープの一端を掴んで一気に剥がし、その後のプ
レート表面に剥がれずに残るインクの表面積を4枚のプ
レートで観測した。このインクの残存度(剥がれずに残
るものがよい。)で印刷性の良否を判定しこの結果を表
4に示した。
【0085】この吹出し物による汚れ度合いの判定は、
5は全く汚れない、4は僅かに汚れる、3は少し汚れ
る、2は汚れる、1は酷く汚れるである。尚、この数値
が4以上であれば工業上の実施において何等の支障はな
い。印刷性の判定は以下の数値で表示した。5は非常に
良い、4は良い、3は少し悪い、2は悪い、1は非常に
悪いである。尚、これらの数値が4以上であれば工業上
の実施に何等の支障はない。
【0086】
【表4】
【0087】表4の実施例25〜32で明かなように、
この発明は、ロールでのプレートアウト、シートの着色
度、吹出し性、印刷性など企ての点で優れた結果を示し
ている。これに対し、比較例は前記性能で大きな欠陥が
あり劣る結果となっている。
【0088】更に、この発明で用いる成分を組み合わせ
てなる下記[配合物−5]により、加工性・透明性など
を改良したポリカーボネートとアクリロニトリルーブタ
ジエン−スチレン三元共重合体樹脂とのブレンド樹脂組
成物を得た。この配合および試験方法は以下の通りであ
る。これについて前記[配合物−1]による実施例〜6
および比較例1〜8と同様の試験方法によって各性能試
験を行い、これらの結果を表5(実施例および比較例)
に示した。
【0089】 [配合物−5] ポリカーボネートとアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン三元共重合体樹脂 とのブレンド樹脂 100重量部 (F−101:日本エイアンドエル社製) ポリメチルメタアクリレート 3重量部 (メタブレンP−501:三菱レイヨン社製) ポリメチルメタアクリレートとポリメチルアクリレートの混合物 2重量部( メタブレンL−1000:三菱レイヨン社製) ビス(1,2,2,6,6−ペンダメチル−4−ピペロジニル) −セバケート 0.1重量部 2−(3′−t−ブチル−2′−ヒドロキシ−5−メチルフェニル) −5−クロロベンゾトリアゾール 0.5重量部 12−ヒドロキシステアリン酸カルシウム 0.3重量部 ペンタエリスリトールの高級脂肪酸エステル 0.2重量部 (リケスタ−EW−100:理研ビタミン社製) ※化合物1−1〜2−3の成分 表5に記載 ※上記1−1〜2−3の各成分は以下に示す化合物である。
【0090】1−1:ポリオキシエチレン(aは4〜1
0)トリデルエーテル燐酸エステル(xは1または2) 1−2:ポリオキシプロピレン(aは4〜10)トリデ
シルエーテル燐酸エステル(xは1または2) 1−3:ポリオキシエチレン(aは4〜10)トリデシ
ルエーテル 1−4:過塩基性カルシウムオレート・カーボネート錯
体と過塩基性カルシウムドデシルフェネート・カーボネ
ート錯体との混合物 1−5:酸化マグネシウム(高純度酸化マグネシウム:
協和科学工業社製) 1−6:酸化カルシウム(井上石灰社製) 1−7:酸化ケイ素(トクシールGU:徳山曹達社製) 1−9:モノポリオキシエチレン(ポリオキシエチレン
基は4〜10)ラウリルエーテル燐酸エステル亜鉛塩と
ジポリオキシエチレン(ポリオキシエチレン基は4〜1
0)ラウリルエーテル燐酸エステル亜鉛塩の混合物(モ
ル比1:1) 1−10:オレイン酸ポリオキシエチレン(ポリオキシ
エチレン基は20)モノエステル 1−11:ステアリン酸ポリオキシエチレン(ポリオキ
シエチレン基は20)ソルビタンエステル 1−12:オレイン酸ポリオキシエチレン(ポリオキシ
エチレン基は20)グリセリンエステル 2−1:合成A型ゼオライト(GSL−1000:東ソ
−社製)Naタイプ 2−2:ドデシルベンゼンスルホン酸亜鉛 2−3:モノベヘニル燐酸亜鉛塩とジベヘニル燐酸亜鉛
塩の混合物(モル比1:1) 試験9 上記の配合組成物を、表面温度180℃のミキシングロ
ール(電気誘導加熱式の可変速型テストロール機、15
5φ×380mm、ロール間隔=0.3mm、前ロール
回転数=22r.p.m.後ロール回転数=20r.
p.m)で10分間混練し0.3mmの均一なシートを
作成し、このシートの着色度およびその間の金属ロール
表面からのシートの剥離滑性の度合い及び10分後の付
着堆積物によるロールの表面の汚れ度合を観察すること
でプレートアウトの判定をした。この結果を表5(実施
例および比較例)に示した。
【0091】各項目の評価は5段階表示とし以下の数値
で表示した。着色度の判定は、5は無着色、4は微黄
色、3は黄色、2は黄褐色、1は褐色である。剥離滑性
の判定は金属ロールからのシートの剥離度合を評価し、
5は非常によい、4は良い、3は少し悪い、2は悪い、
1は非常に悪いである。次に、プレートアウトの判定
は、5は全く汚れない、4は僅かに汚れる、3は少し汚
れる、2は汚れる、1は酷く汚れるである。尚、この数
値が4以上であれば工業上の実施において何等の支障は
ない。
【0092】試験10 更に、前記のシートを使ってプレス成形機にて190℃
で2分間プレス(200Kg/cm)して厚さ0.6
mmの7.5cm×1.0cmのプレートを1配合につ
き4枚作成した。このプレートを庫内温度40℃で温度
80%の恒温恒湿槽内に30日間放置しその後これを取
出し、プレート表面への吹出し物(ブリード物、プルー
ム物)による表面の汚れ度合いを目視で観察し判定を行
った。この結果を表5(実施例および比較例)に示し
た。更に、このプレート4枚の表面にそれぞれ印刷イン
キ2ccを滴下し、バーコーターを使用して5cm×1
0cmの幅に印刷インキを均一に塗布した。このプレー
トを24時間室内に放置し、その後プレート表面の印刷
部分に2cm×10cmのセロハンテープ(市販品)を
ゴムローラを用いて均一に圧着した後プレートを固定
し、セロハンテープの一端を掴んで一気に剥がし、その
後のプレート表面に剥がれずに残るインクの表面積を4
枚のプレートで観測した。このインクの残存度(剥がれ
ずに残るものがよい)で印刷性の良否を判定し、この結
果を表5に示した。
【0093】この吹出し物による汚れ度合いの判定は、
5は全く汚れない、4は僅かに汚れる、3は少し汚れ
る、2は汚れる、1は酷く汚れるである。尚、この数個
が4以上であれば工業上の実施において何等の支障はな
い。印刷性の判定は以下の数値で表示した。5は非常に
良い、4は良い、3は少し悪い、2は悪い、1は非常に
悪いである。尚、これらの数値が4以上であれば工業上
の実施に何等の文障はない。
【0094】
【表5】
【0095】表5の実施例33〜40からも明らかなよ
うに、ポリカーボネートとアクリロニトリルーブタジエ
ン−スチレン三元共重合体樹脂とのブレンド樹脂におい
ても本発明の樹脂組成物によればロールからの剥離滑
性、プレートアウト、シートの着色度、吹出し性、印刷
性など全ての点で優れた結果を示し、工業上の実施にお
いて何等間題はない。これに対し、比較例は上記の性能
項目のいずれにおいてもこの発明より劣る結果となって
いる。
【0096】さらに、この発明で用いる成分を組み合わ
せてなる下記[配合物−6]により、加工性、透明性な
どを改良したポリカーボネート樹脂組成物を得た。この
組成物の熱成形加工時の金属ロール表面からの剥離滑性
(加工滑性)度合とプレートアウト防止性及び成形後の
シートの着色度、吹出し性、印刷性の挙動について調べ
た。この配合および試験方法は以下の通りである。
【0097】 [配合物−6] ポリカーボネート樹脂 100重量部 (301−10:住友ダウ社製) ポリメチルメタアクリレート 2重量部( メタブレンP−551:三菱レイヨン社製) ポリメチルメタアクリレートとポリメチルアクリレートの混合物 2重量部( メタブレンL−1000:三菱レイヨン社製) 4,4′−メチレンビス(2,6−ジ−t−ブチルフェノール) 0.3重量部 12−ヒドロキシステアリン酸カルシウム 0.3重量部 ペンタエリスリトールの高級脂肪酸エステル 0.3重量部 (リケスタ−EW−100:理研ビタミン社製) ※化合物1−1〜2−3の成分 表6に記載 ※上記1−1〜2−3の各成分は以下に示す化合物である。
【0098】1−1:ポリオキシエチレン(aは4〜1
0)トリデルエーテル燐酸エステル(xは1または2) 1−2:ポリオキシプロピレン(aは4〜10)トリデ
シルエーテル燐酸エステル(xは1または2) 1−3:ポリオキシエチレン(aは4〜10)トリデシ
ルエーテル 1−4:過塩基性カルシウムオレート・カーボネ−ト錯
体と過塩基性カルシウムドデシルフェネート・カーボネ
ート錯体との混合物 1−5:酸化マグネシウム(高純度酸化マグネシウム:
協和化学工業社製) 1−6:酸化カルシウム(井上石灰社製) 1−7:酸化ケイ素(トクシールGU:徳山曹達社製) 1−9:モノポリオキシエチレン(ポリオキシエチレン
基は4〜10)ラウリルエーテル燐酸エステル亜鉛塩と
ジポリオキシエチレン(ポリオキシエチレン基は4〜1
0)ラウリルエーテル燐酸エステル亜鉛塩の混合物(モ
ル比1:1) 1−10:オレイン酸ポリオキシエチレン(ポリオキシ
エチレン基は20)モノエステル 1−11:ステアリン酸ポリオキシエチレン(ポリオキ
シエチレン基は20)ソルビタンエステル 1−12:オレイン酸ポリオキシエチレン(ポリオキシ
エチレン基は20)グリセリンエステル 2−1 :合成A型ゼオライト(GSL−1000:東
ソ−社製)Naタイプ 2−2 :ドデシルベンゼンスルホン酸亜鉛 2−3:モノベヘニル燐酸亜鉛塩とジペヘニル燐酸亜鉛
塩の混合物(モル比1:1) 1−9:イソデカン酸亜鉛塩 試験11 上記の配合組成物を、表面温度220℃のミキシングロ
ール(電気誘導加熱式の可変速型テストロール機、15
5φ×380mm、ロール間隔=0.3mm、前ロール
回転数=22r.p.m.後ロール回転数=20r.
p.m)で10分間混練し0.3mmの均一なシートを
作成し、このシートの着色度およびその間の金属ロール
表面からのシートの剥離滑性の度合いおよび10分後の
付着堆積物によるロール表面の汚れ度合を観察すること
でプレートアウトの判定を行った。この結果を表6(実
施例および比較例)に示した。
【0099】各項目の評価は5段階表示とし以下の数値
で表示した。着色度の判定は、5は無着色、4は微黄
色、3は黄色、2は黄褐色、1は褐色である。剥離滑性
の判定は金属ロールからのシートの剥離度合を評価し、
5は非常によい、4は良い、3は少し悪い、2は悪い、
1は非常に悪いである。次に、プレートアウトの判定
は、5は金く汚れない、4は僅かに汚れる、3は少し汚
れる、2は汚れる、1は酷く汚れるである。尚、この数
値が4以上であれば工業上の実施において何等の支障は
ない。
【0100】試験12 更に、前記のシートを使ってプレス成形機にて200℃
で3分間プレス(200Kg/cm)して厚さ0.6
mmの7.5cm×10cmのプレートを1配合につき
4枚作成した。このプレートを庫内温度40℃で湿度8
0%の恒温恒湿槽内に30日間放置しその後これを取出
し、プレート表面への吹出し物(ブリード物、ブルーム
物)による表面の汚れ度合いを目視で観察し判定を行っ
た。この結果を表6(実施例および比較例)に示した。
更に、このプレート4枚の表面にそれぞれ印刷インキ2
ccを滴下し、バーコーターを使用して5cm×10c
mの幅に印刷インキを均一に塗布した。このプレートを
24時間室内に放置し、その後プレート表面の印刷部分
に2cm×10cmのセロハンテープ(市販品)をゴム
ローラを用いて均一に圧着した後プレートを固定し、セ
ロハンテープの一端を掴んで一気に剥がし、その後のプ
レート表面に剥がれずに残るインクの表面積を4枚のプ
レートで観測した。このインクの残存度(剥がれずに残
るものがよい。)で印刷性の良否を判定し、この結果を
表6に示した。
【0101】この吹出し物による汚れ度合いの判定は、
5は全く汚れない、4は僅かに汚れる、3は少し汚れ
る、2は汚れる、1は酷く汚れるである。尚、この数値
が4以上であれば工業上の実施において何等の支障はな
い。印刷性の判定は以下の数値で表示した。5は非常に
良い、4は良い、3は少し悪い、2は悪い、1は非常に
悪いである。尚、これらの数値が4以上であれば工業上
の実施に何等の支障はない。この結果を表6に示した。
【0102】
【表6】
【0103】表6の実施例41〜48で明らかなよう
に、この発明はロールからの剥離滑性、プレートアウ
ト、シートの着色度、吹出し性、印刷性など全ての点で
優れた結果を示していることが判る。これに対し比較例
は前記性能に極めて大きな欠陥がありこの発明に対し劣
る結果となっている。
【0104】更に、この発明で用いる成分を組み合わせ
てなる下記「配合物−7」により、加工性、透明性など
を改良したポリエチレンテレフタレート(PETG)樹
脂組成物を得た。この配合および試験方法は以下の通り
である。これについて前記[配合物−1]による実施例
1〜6および比較例1〜8と同様の試験方法によって各
性能試験を行い、これらの結果を表7(実施例および比
較例)に示した。
【0105】 [配合物−7] ポリエチレンテレフタレート樹脂(PETG) 100重量部 (Easter PETG コポリエステル 6763: イーストマンケミカルジャパン社製) ポリメチルメタアクリレート 3重量部 (メタブレンP−551:三菱レイヨン社製) ポリメチルメタアクリレートとポリメチルアクリレートの混合物 2重量部( メタブレンL−1000:三菱レイヨン社製) テトラキス−[メチルレン−3−(3′,5′−ジ−t−ブチル −4′−ヒドロキジフェニル)プロピオネート]メタン 0.2重量部 サイクリックネオペンタンテトライルビス(オクタデシル フォスファイト 0.1重量部 2−(2′−ヒドロキシ−4−n−オクチルフェニル) ベンゾトリアゾール 0.5重量部 12−ヒドロキジステアリン酸亜鉛 0.5重量部 エタンジオール エタンジオールモンタン酸エステル 0.5重量部 (ホスタルプWE4:クラリアントジャパン社製) ※化合物1−1〜2−3の成分表4に記載 ※上記1−1〜2−3の各成分は以下に示す化合物である。
【0106】1−1:ポリオキシエチレン(aは4〜1
0)トリデルエーテル燐酸エステル(xは1または2) 1−2:ポリオキシプロピレン(aは4〜10)トリデ
シルエーテル燐酸エステル(xは1または2) 1−3:ポリオキシエチレン(aは4〜10)トリデシ
ルエーテル 1−4:過塩基性カルシウムオレート・カーボネート錯
体と過塩基性カルシウムドデシルフェネート・カーボネ
ート錯体との混合物 1−5:酸化マグネシウム(高純度酸化マグネシウム:
協和化学工業社製) 1−6:酸化カルシウム(井上石灰社製) 1−7:酸化ケイ素(トクシールGU:徳山曹達社製) 1−9:モノポリオキシエチレン(ポリオキシエチレン
基は4〜10)ラウリルエーテル燐酸エステル亜鉛塩と
ジポリオキシエチレン(ポリオキシエチレン基は4〜1
0)ラウリルエーテル燐酸エステル、亜鉛塩の混合物
(モル比1:1) 1−10:オレイン酸ポリオキシエチレン(ポリオキシ
エチレン基は20)モノエステル 1−11:ステアリン酸ポリオキシエチレン(ポリオキ
シエチレン基は20)ソルビタンエステル 1−12:オレイン酸ポリオキシエチレン(ポリオキシ
エチレン基は20)グリセリンエステル 2−1:合成A型ゼオライト(GSL−/000:東ソ
ー社製) 2−2:ドデシルベンゼンスルホン酸亜鉛 2−3:モノベヘニル燐酸亜鉛塩とジベヘニル燐酸亜鉛
塩の混合物(モル比1:2−2:ステアリン酸亜鉛塩 試験13 上記の配合組成物を、表面温度180℃のミキシングロ
ール(電気誘導加熱式の可変速型テストロール機、15
5φ×380mm、ロール間隔=0.3mm、前ロール
回転数=22r.p.m.後ロール回転数=20r.
p.m)で10分間混練し0.5mmの均一なシートを
作成し、このシートの着色度およびその間の金属ロール
表面からのシートの剥離滑性の度合いおよび10分後の
付着堆積物によるロールの表面の汚れ度合を観察するこ
とでプレートアウトの判定した。この結果を表7(実施
例および比較例)に示した。
【0107】各項目の評価は5段階表示とし以下の数値
で表示した。着色度の判定ほ、5は無着色、4は微黄
色、3は黄色、2は黄褐色、1は褐色である。剥離滑性
の判定は金属ロールからのシートの剥離度合を評価し、
5は非常によい、4は良い、3は少し悪い、2は悪い、
1は非常に悪いである。次に、プレートアウトの判定
は、5は全く汚れない、4は僅かに汚れる、3は少し汚
れる、2は汚れる、1は酷く汚れるである。尚、この数
値が4以上であれば工葉上の実施において何等の支障は
ない。
【0108】試験14 更に、前記のシートを使ってプレス成形機にて190℃
で2分間プレス(200Kg/cm〜)して厚さ0.
6mmの7.5cm×10cmのプレートを1配合につ
き4枚作成した。このプレートを庫内温度40℃で湿度
80%の恒温恒湿槽内に30日間放置しその後これを取
出し、プレート表面への吹出し物(ブリード物、ブルー
ム物)による表面の汚れ度合いを目視で観察し判定を行
った。この結果を表7(実施例および比較例)に示し
た。更に、このプレート4枚の表面にそれぞれ印刷イン
キ2ccを滴下しバーコーターを使用して5cm×10
cmの幅に印刷インキを均一に塗布した。このプレート
を2時間室内に放置し、その後プレート表面の印刷部分
に2cm×10cmのセロハンテープ(市販品)をゴム
ローラを用いて均一に圧着した後、プレートを固定し、
セロハンテープの一端を掴んで一気に剥がし、その後の
プレート表面に剥がれずに残るインクの表面積を4枚の
プレートで観測した。このインクの残存度(剥がれずに
残るものがよい。)で印刷性の良否を判定し、この結果
を表7に示した。
【0109】この吹出し物による汚れ度合いの判定は、
5は全く汚れない、4は僅かに汚れる、3は少し汚れ
る、2は汚れる、1は酷く汚れるである。尚、この数個
が4以上であれば工業上の実施において何等の支障はな
い。印刷性の判定は以下の数値で表示した。5は非常に
良い、4は良い、3は少し悪い、2は悪い、1は非常に
悪いである。尚、これらの数値が4以上であれば工業上
の実施に何等の支障はない。
【0110】
【表7】
【0111】表7の実施例19〜24からも明かなよう
に、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PETG)にお
いても本発明の樹脂組成物によればロールからの剥離紛
性、プレートアウト、シートの着色度、吹出し性、印刷
性など全ての点で優れた結果を示し、工業上の実施にお
いて何等問題はない。これに対し比較例は上記の性能項
目のいずれにおいてもこの発明より劣る結果となってい
る。
【0112】
【発明の効果】この発明の熱可塑性樹脂組成物は表1な
いし表7の実施例1〜56に示したように、カレンダー
など加工機で優れた剥離滑性、プレートアウト防止性を
発揮しロール表面のクリーニング回数の減免や、更には
製品の表面への吹出し性や印刷性など製品の外観特性の
改善などに従来にない優れた効果を示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C08K 5/138 C08K 5/138 5/521 5/521 //(C08L 101/00 C08L 71:02 71:02) (56)参考文献 特開2000−95909(JP,A) 特開2000−119467(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 1/00 - 101/16

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂100重量部に、(A)下
    記一般式(1) 【化1】 (式中、Rはアルキルまたはアルキルアリール基を表
    わし、nは2または3を、aは4〜55、xは1または
    2の数をそれぞれ表わす。)で表わされるポリオキシア
    ルキレンアルキルエーテルリン酸エステルおよびポリオ
    キシアルキレンアルキルアリルエーテルリン酸エステル
    の中の1種または2種以上を0.005〜5重量部と、
    (B)下記一般式(2) 【化2】 (式中、Rはアルキルまたはアルキルアリール基を表
    わし、mは2または3を、bは4〜55)で表されるポ
    リオキシアルキレンアルキルエーテルおよびポリオキシ
    アルキレンアルキルアリルエーテルより選ばれる1種ま
    たは2種以上を0.005〜5重量部を添加してなるこ
    とを特徴とする熱可塑性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂100重量部に、(A)下
    記一般式(1) 【化3】 (式中、Rはアルキルまたはアルキルアリール基を表
    わし、nは2または3を、aは4〜55、xは1または
    2の数をそれぞれ表わす。)で表わされるポリオキシア
    ルキレンアルキルエーテルリン酸エステルおよびポリオ
    キシアルキレンアルキルアリルエーテルリン酸エステル
    の中の1種または2種以上を0.005〜5重量部と、
    (B)下記一般式(2) 【化4】 (式中、Rはアルキルまたはアルキルアリール基を表
    わし、mは2または3を、bは4〜55)で表されるポ
    リオキシアルキレンアルキルエーテルおよびポリオキシ
    アルキレンアルキルアリルエーテルより選ばれる1種ま
    たは2種以上を0.005〜5重量部と、カルボン酸残
    基が炭素数4〜28の飽和または不飽和カルボン酸残基
    または/およびアルキルフェノールから誘導された過塩
    基性の有機カルボキシレート・カーボネート金属塩また
    は/およびアルキルフェノレート・カーボネート金属塩
    から選ばれる1種または2種以上を0.001〜5重量
    部を添加してなることを特徴とする熱可塑性樹脂組成
    物。
  3. 【請求項3】 熱可塑性樹脂100重量部に、(A)下
    記一般式(1) 【化5】 (式中、Rはアルキルまたはアルキルアリール基を表
    わし、nは2または3を、aは4〜55、xは1または
    2の数をそれぞれ表わす。)で表わされるポリオキシア
    ルキレンアルキルエーテルリン酸エステルおよびポリオ
    キシアルキレンアルキルアリルエーテルリン酸エステル
    の中の1種または2種以上を0.005〜5重量部と、
    (B)下記一般式(2) 【化6】 (式中、Rはアルキルまたはアルキルアリール基を表
    わし、mは2または3を、bは4〜55)で表されるポ
    リオキシアルキレンアルキルエーテルおよびポリオキシ
    アルキレンアルキルアリルエーテルより選ばれる1種ま
    たは2種以上を0.005〜5重量部と、金属イオンが
    アルカリ金属、アルカリ土類金属、アルミニウムおよび
    亜鉛の中から選ばれる金属酸化物または水酸化物の少な
    くとも1種を0.001〜20重量部添加してなること
    を特徴とする熱可塑性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 熱可塑性樹脂100重量部に、(A)下
    記一般式(1) 【化7】 (式中、Rはアルキルまたはアルキルアリール基を表
    わし、nは2または3を、aは4〜55、xは1または
    2の数をそれぞれ表わす。)で表わされるポリオキシア
    ルキレンアルキルエーテルリン酸エステルおよびポリオ
    キシアルキレンアルキルアリルエーテルリン酸エステル
    の中の1種または2種以上を0.005〜5重量部と、
    (B)下記一般式(2) 【化8】 (式中、Rはアルキルまたはアルキルアリール基を表
    わし、mは2または3を、bは4〜55)で表されるポ
    リオキシアルキレンアルキルエーテルおよびポリオキシ
    アルキレンアルキルアリルエーテルより選ばれる1種ま
    たは2種以上を0.005〜5重量部と、酸化ケイ素、
    A型ゼオライトおよびハイドロタルサイト類の中から選
    ばれる少なくとも1種を0.001〜20重量部添加し
    てなることを特徴とする熱可塑性樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 熱可塑性樹脂100重量部に、(A)下
    記一般式(1) 【化9】 (式中、Rはアルキルまたはアルキルアリール基を表
    わし、nは2または3を、aは4〜55、xは1または
    2の数をそれぞれ表わす。)で表わされるポリオキシア
    ルキレンアルキルエーテルリン酸エステルおよびポリオ
    キシアルキレンアルキルアリルエーテルリン酸エステル
    の中の1種または2種以上を0.005〜5重量部と、
    (B)下記一般式(2) 【化10】 (式中、Rはアルキルまたはアルキルアリール基を表
    わし、mは2または3を、bは4〜55)で表されるポ
    リオキシアルキレンアルキルエーテルおよびポリオキシ
    アルキレンアルキルアリルエーテルより選ばれる1種ま
    たは2種以上を0.005〜5重量部と、次の(a)な
    いし(b)の中のいずれか二種以上を添加してなること
    を特徴とする熱可塑性樹脂組成物。 (a) カルボン酸残基が炭素数4〜28の飽和または
    不飽和カルボン酸残基または/およびアルキルフェノー
    ルから誘導された過塩基性の有機カルボキシレート・カ
    ーボネート金属塩または/およびアルキルフェノレート
    ・カーボネート金属塩から選ばれる1種または2種以上
    を0.001〜5重量部 (b) 金属イオンがアルカリ金属、アルカリ土類金
    属、アルミニウムおよび亜鉛の中から選ばれる金属酸化
    物または水酸化物の少なくとも1種を0.001〜20
    重量部 (c) 酸化ケイ素、A型ゼオライトおよびハイドロタ
    ルサイト類の中から選ばれる少なくとも1種を0.00
    1〜20重量部
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