JP2004131159A - 逆止弁付チューブ容器 - Google Patents

逆止弁付チューブ容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2004131159A
JP2004131159A JP2002300042A JP2002300042A JP2004131159A JP 2004131159 A JP2004131159 A JP 2004131159A JP 2002300042 A JP2002300042 A JP 2002300042A JP 2002300042 A JP2002300042 A JP 2002300042A JP 2004131159 A JP2004131159 A JP 2004131159A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube container
check valve
valve member
valve
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002300042A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4277504B2 (ja
Inventor
Kenji Yoshihiro
吉弘 憲司
Hiroaki Hayashi
林 浩昭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Seikan Group Holdings Ltd
Original Assignee
Toyo Seikan Kaisha Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Seikan Kaisha Ltd filed Critical Toyo Seikan Kaisha Ltd
Priority to JP2002300042A priority Critical patent/JP4277504B2/ja
Publication of JP2004131159A publication Critical patent/JP2004131159A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4277504B2 publication Critical patent/JP4277504B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Tubes (AREA)

Abstract

【課題】内容物の耐腐食性等の対応が出来、廃棄処分やコストの面で優れ、製作性がよく、内容物の押出径を自在に設定でき、弁開閉が確実に行われて、一度出た内容物及び空気を容器内に呼び込まない逆止弁付チューブ容器を提供する。
【解決手段】ガスバリアー性及び復元性を有するチューブ容器と、このチューブ容器の口部内に逆止弁とを備え、更に口部を密封するシール材と、口部に着脱自在のキャップとを有し、逆止弁は口部に設けた弁座に離着座して開閉する弁部材を有して、弁部材と口部の押出端に嵌着したノズルとの間に介在させた弾性体により、弁部材を弁座に弾圧することで、チューブ容器内に空気溜まりを作らず、内部が加圧になると、弾性材の弾性力に抗して弁部材が開きノズルから内容物を押し出し、ノズルにより弁部材が抜けず、減圧になると、弾性材の弾性力が勝り弁部材を閉じ内容物や空気を内部に入れない。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内容物を押出した後の内容物及び空気の逆流を阻止する逆止弁付チューブ容器に関し、より詳しくは、復元性を有するチューブ容器の口部内に設けた逆止弁がその口部に設けた弁座に離着座する弁部材を有し、この弁部材と口部の押出端との間に介在させた弾性体により、弁部材を弁座に弾圧した逆止弁付チューブ容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、空気に触れると変質する物質が内容物となっているチューブ容器は、ガスバリアー性に優れ、内容物を押し出した後、そのままの形状を維持して(塑性変形をして)外気をチューブ容器内に吸い込まないなどの理由から、アルミニウム、錫、鉛等の金属製のものが多く用いられてきた。しかしながら、上記の金属製チューブ容器は、内容物の性状によっては、腐食等により使用できない場合があり、更に、使用後の廃棄処分の問題、コストの面ならびに内容物の絞り出しやすさの点から、最近では主としてオレフィン系フィルムなどの多層積層体からなるプラスチック製のチューブ容器に取って代わりつつある。
【0003】
ところが、このプラスチック製チューブ容器は、耐腐食性、廃棄処分やコストの面で優れているものの、内容物を押し出した後の塑性変形が余り成されず、その復元力により、エアーバック性、つまり容器内部に、押し出した内容物の量に相当する分の空気を呼び込んでしまうという特性がある。プラスチック製チューブ容器のこのような特性は、例えば、染毛剤のような内容物が空気、とくに酸素に触れると反応して変色してしまうものの場合は、変色や変性によって商品価値を著しく損ねてしまうという懸念がある。更に、プラスチックの種類によっては、ガスバリアー性が低く、壁面を空気が透過してプラスチック製チューブ容器内に入り込んで内容物に触れ変色させてしまうという懸念もある。
【0004】
そのような理由から、プラスチック製チューブ容器は、エチレン−酢酸ビニル共重合体などのポリオレフィンとガスバリアー性の高いポリアミドとの積層体や、ポリエステルやポリオレフィンにアルミナや酸化珪素などの金属酸化物を蒸着したフィルムを使用することで、ガスバリアー性を確保し、更に、その口部に別製作の逆止弁を取り付けることで、内容物を押し出した後の復元力による空気の呼び込みを阻止し、空気と内容物との接触を避けて内容物の変質を防いでいる。
【0005】
このようなものの先行技術として、図5に示すように、弁部材aと、これを収納すると共に一体成形した栓本体bとからなり、この栓本体bは、弁部材収納部cと、この弁部材収納部cの下部に弁部材aを無理挿入でき且つ弁部材aを着座できる短い突起部dとを有している逆流防止用弁eを、プラスチック製チュ−ブ容器fの口部gに取り付けた逆流防止用弁付プラスチック製チュ−ブ容器hが知られている(特開2000−289756号公報参照)。この逆流防止用弁付プラスチック製チュ−ブ容器hは、加圧状態から減圧状態に移行する過程で、チューブ容器fの復元力により逆流防止用弁eが閉じて、一旦吐出した内容物及び空気をチューブ容器f内に呼び込まないようにしている。
【0006】
また、本出願人は、ガスバリアー性及び復元性を有するプラスチック製のチューブ容器と、このプラスチック製のチューブ容器の口部内に設けた弁座に離着座して開閉する弁部材を有し、この弁部材に抜け防止の係止部材を設けた逆止弁と、チューブ容器の口部を密封するガスバリアー性シール材と、からなる逆止弁付チューブ容器(特願2001−315975号)をすでに出願している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開2000−289756号公報に記載されたものは、栓本体bを2つ割りとする必要がない点で良いものの、栓本体b内に弁部材aを無理挿入したあと、逆流防止用弁eをプラスチック製チュ−ブ容器fの口部gに取り付ける必要があるため作業が煩わしく、更に、栓本体b内に弁部材aを無理挿入可能にするために突起部dを短くしたため、栓本体b内から弁部材aが脱落する虞がある。
【0008】
また、本出願人の上記先願は、内容物の多様性に対して耐腐食性等の対応が出来、廃棄処分やコストの面で優れ、使用過程で逆止弁が内部の圧力変化に機敏に対応して弁開閉がスムーズになされる点で優れているが、内容物の粘度が低いものや使用時の温度条件によっては、チューブ容器の復元力が不十分となる可能性があり、更に、口部内から弁部材を押し込む必要があるため、口部の押出端の口径が制約されてしまい、これらの点にさらなる改良の余地が残されている。
【0009】
そこで、本発明の目的は、内容物の多様性に対して耐腐食性等の対応が出来、廃棄処分やコストの面で優れていることはもちろんのこと、製作性がよく、口部の押出端における口径の制約が無く、内容物が低粘度のものや使用時の条件がシビアーであっても弁開閉が確実に行われ、一度吐出した内容物及び空気を容器内に呼び込むことがない、信頼性の高い逆止弁付チューブ容器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであって、下記の構成からなることを特徴とするものである。
すなわち、本発明によれば、復元性を有するチューブ容器の口部内に内容物の逆流防止用の逆止弁を備えてなり、前記逆止弁は前記口部に設けた弁座に離着座して開閉する弁部材を有し、該弁部材と口部の押出端との間に介在させた弾性体により、前記弁部材を前記弁座に弾圧したことを特徴とする逆止弁付チューブ容器が提供される。
【0011】
また、本発明によれば、前記口部の押出端にノズルを嵌着し、該ノズルと前記弁部材との間に介在させた弾性体により、前記弁部材を前記弁座に弾圧した逆止弁付チューブ容器が提供される。
【0012】
また、本発明によれば、前記弾性体が、前記弁部材と前記ノズルを連設する紐状体ないし帯状体である請求項2記載の逆止弁付チューブ容器が提供される。
【0013】
また、本発明によれば、前記ノズルの外周面及び前記口部の押出端の内周面に係止部を設けた逆止弁付チューブ容器が提供される。
【0014】
また、本発明によれば、前記係止部は、前記ノズルの外周面及び前記口部の押出端の内周面の少なくともいずれか一方に設けた凸条と、これらの少なくともいずれか他方に設けた全周凹溝とからなる逆止弁付チューブ容器が提供される。
【0015】
また、本発明によれば、前記チューブ容器は、小なくとも1層が、ガスバリアー性を有するプラスチックからなる防湿性樹脂層を含む積層体で構成されてなる逆止弁付チューブ容器が提供される。
【0016】
また、本発明によれば、前記チューブは、外側から内側にむけて、オレフィン系樹脂外側層/ガスバリアー性樹脂層/環状オレフィン系共重合体層/オレフィン系樹脂内側層の層構成をなす逆止弁付チューブ容器が提供される。
【0017】
また、本発明によれば、前記チューブの内容物は染毛剤などの易酸化性物質である逆止弁付チューブ容器が提供される。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の一実施の形態を示す逆止弁付チューブ容器の縦断面図、図2はその逆止弁の斜視図である。
図において、逆止弁付チューブ容器1は、復元性を有するチューブ容器2と、このチューブ容器2の口部3内に内容物4の逆流防止用の逆止弁5とを備え、更に口部3を密封するシール材6と、口部3に着脱自在のキャップ7と、を有してなる。そして、この逆止弁5は、口部3に設けた弁座10に離着座して開閉する弁部材11を有し、この弁部材11と口部3の押出端3aに嵌着したノズル12との間に介在させた弾性体13により、弁部材11を弁座10に弾圧するものである。なお、口部3の押出端3aにノズル12を嵌着せずに、弁部材11と口部3の段差14との間に弾性体13を介在させても差し支えない。また、口部3の押出端3aにノズル12を嵌着してはいるが、弾性体13は弁部材11と口部3の段差14との間に介在させても差し支えない。
【0019】
前記チューブ容器2は、一端に口部3を有し、他端に内容物4を充填するための底部(図示せず)を有し、更に復元性を有するガスバリアー性の素材にて構成されていれば、その層構成には特に限定がない。通常、ガスバリアー性層、例えばアルミニウム等の金属箔、エチレン−ビニルアルコール共重合体等の樹脂層を熱可塑性樹脂、例えば、オレフィン系樹脂の低密度ポリエチレン(LDPE)によりはさみ込み、ガスバリアー性を付与したものが使用される。
また、上記の層構成においては、小なくとも1層が防湿性樹脂層、例えば、環状オレフィン系共重合体層で構成されていることが好ましい。
【0020】
特に、染毛剤等の酸素を極端に嫌うものが内容物4である場合には、このチューブ容器2は、外側から内側に向けて、オレフィン系樹脂外側層/ガス(空気乃至酸素)バリアー性樹脂層/環状オレフィン系共重合体層/オレフィン系樹脂内側層の層構成をなすものが好ましく使用される。この際、ガスバリアー性樹脂層と環状オレフィン系共重合体層とは入れ替わっていてもよく、外側から内側にむけて、オレフィン系樹脂外側層/環状オレフィン系共重合体層/ガス(空気ないし酸素)バリアー性樹脂層/オレフィン系樹脂内側層の層構成であっても良い。また、環状オレフィン系共重合体層とガスバリアー性樹脂層との間に酸素吸収性樹脂層を含んでも良い。これらの層は、各層間に熱接着性が有る場合は熱接着し、無い場合は各層間に接着剤層を設けて一体化する。
【0021】
オレフィン系樹脂外側層及び内側層は、例示すれば、低・中・高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、アイソタクティックポリプロピレン、シンジオタクティックポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、ポリブテン−1、ポリ4−メチル−1−ペンテン、エチレン−ブテン−1共重合体、プロピレン−ブテン−1共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン−1共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、イオン架橋オレフィン共重合体(アイオノマー)、エチレン−アクリル酸エステル共重合体等があり、これらは単独でも、2種以上のブレンドでも良い。
【0022】
環状オレフィン系共重合体層は、水分によるガスバリアー性樹脂層における空気中の酸素のバリアー性の低下を防止する働きをなすものであり、オレフィンと環状オレフィンとの非晶質ないし低結晶性共重合体(COC)が挙げられる。オレフィンとしては、エチレンが好適であるが、他にプロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、3−メチル1−ペンテン、1−デセン等の炭素数3〜20のα−オレフィンが単独あるいはエチレンとの組み合わせで使用される。一方、環状オレフィンとしては、エチレン系不飽和結合とビシクロ環とを有する脂環族炭化水素化合物、特に、ビシクロ〔2、2、1〕ヘプト−2−エン骨格を有する炭化水素化合物である。
【0023】
ガス(酸素)バリアー性樹脂層は、低いガス(空気ないし酸素)透過係数及び吸湿性を有し且つ熱可塑性樹脂が使用される。例示すれば、上記したエチレン−ビニルアルコール共重合体が最適であるが、これに限定することなく、ナイロン6、ナイロン6・6、ナイロン6/6・6共重合体、メタキシリレンアジパミド、ナイロン6,10、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン13等のポリアミド類が使用される。
【0024】
酸素吸収性樹脂層は、酸化性樹脂と遷移金属系触媒との樹脂組成物や熱可塑性樹脂と酸素吸収剤との樹脂組成物が使用される。ここで、酸化性樹脂とは遷移金属系触媒の作用により、空気中の酸素により酸化を受ける樹脂である。
例えば、▲1▼炭素側鎖(a)を含み、且つ主鎖はその側鎖にカルボン酸基、カルボン酸無水物基、カルボン酸エステル基、カルボン酸アミド基及びカルボニル基からなる群より選択された少なくとも1個の官能基(b)を含む樹脂、▲2▼ポリアミド樹脂、▲3▼エチレン系不飽和基含有重合体等が使用される。また、遷移金属系触媒は、酸化性樹脂の酸化反応の触媒となるものであり、遷移金属の有機酸塩あるいは有機錯塩等である。
【0025】
その例としては、鉄、コバルト、ニッケル、銅、銀、錫、チタン、ジルコニウム、バナジウム、クロム、マンガン等を挙げることが出来るが、これらのうちコバルトが酸素吸収速度が大きく特に好適である。更に、酸素吸収剤は、従来からある略全ての酸素吸収剤を使用できるが、還元性で実質的に水に溶けないものが好ましく、還元性鉄、還元性亜鉛、還元性錫粉、酸化第一鉄、四三酸化鉄、炭化鉄、珪素鉄、鉄カルボニル、水酸化鉄等の単独又は組み合わせたものを主成分としたものが使用される。また、多価フェノールを骨格内に有する高分子化合物、例えば、多価フェノール含有フェノール・アルデヒド樹脂も使用できる。
【0026】
前記チューブ容器2の口部3は、その外周面にネジ20が刻設され、このネジ20に沿うネジ21がキャップ7の内筒22の内周面に刻設されて、口部3にキャップ7がねじ込まれてゆき螺着出来るようになっている。そして、上述の通り、口部3の押出端3a面上にガスバリアー性のシール材6が貼られるから、底部から内容物4を充填したのち、底部を閉じればチューブ容器2内全体がガスバリアー性を有することになり、空気(酸素)が内部に入り込み、内容物4と触れることが無くなる。
【0027】
前記キャップ7は、上述の内筒22と外筒23との二重筒状をなし、更にこの内筒22の内周面に前記ネジ21が刻設され、キャップ7がチューブ容器2の口部3に着脱可能に螺着出来、内筒22の内底面とシール材6を剥がしたあとの口部3の押出端3a面との間の気密性を保持し、更に外筒23によりチューブ容器2の口部3と内筒22とを保護している。この外筒23は、チューブ容器2の口部3と内筒22を保護する機能に加えて、キャップ7の径を大きくすることで、開閉のし易さを確保することができる。なお、キャップ7の材質としては、例えば、ポリプロピレンなどのオレフィン樹脂が使用されるが、これに限定されず、内容物4に対して耐腐食性を有し、加工性が良く、経済性に富み、ガスバリアー性もなるべく併せ持つものが望ましい。
【0028】
前記逆止弁5は、既述のように前記ノズル12と前記弁部材11との間に介在した前記弾性体13により、口部3の弁部材収納部30内の弁部材11を、弁座10に常時弾圧しているものである。この弁部材11は、弁座10に離着座して開閉する離着座面31を有していればよい、形状は特に限定されるものではない。この実施形態では離着座面31が半球面をなしている。また、弁座10は弁部材11の離着座面31との封止性を確保するため、他部材を貼設してもよい。更に、弾性体13は、この実施形態では一方の端部が弁部材と、他方の端部がノズルとそれぞれ一体成形によって連接された紐状体ないし帯状体であるが、それ以外にも、コイルバネ、ゴム材など、弁部材11の離着座面31を弁座10に常時弾圧出来るものであれば限定がなく、いかなるものでも良い、更に、内容物4に対応出来ればその材質にも限定がない。そして、これら弾性体13及び弁部材11は、図3に示すようにノズル12と一体構成となっている。
【0029】
前記ノズル12は、円筒体をなし、その内径を内容物4の性状に応じて自在に設定出来るようにするために、押出端3aに嵌着したものである。このノズル12がないと、口部3の押出端3aが直接内容物4の押出口となり、弁部材収納部30内に弁部材11を押し込む際、必ず押出端3aを通過させなければならないから、内容物4の性状に応じて押出端3aの内径Dを小さくすれば、弁部材11のサイズもそれに応じて小さくしなければならず、影響を受けることになる。ノズル12は、これの外周面及び押出端3aの内周面に設けた係止部32により、口部3の弁部材収納部30内に落ち込まないようにしている。
【0030】
すなわち、この係止部32は、円筒状をなしたノズル12の外周面上部に凸条33が設けられ、一方、押出端3aの内周面上部にも上述の凸条33に沿う全周凹溝34が設けられてなる。従って、押出端3aにノズル12を押し込むと、押出端3aの全周凹溝34にノズル12の凸条33が嵌合するから、ノズル12が弁部材収納部30内に落ち込むことがない。そして、このような係止部32により、チューブ容器2に施されたガスバリアー性を利用でき、ノズル12に厳格なガスバリアー性を付与することを免除出来る。なお、係止部32は、凸条33及び全周凹溝34以外の形状、例えば、全周ではなく単なる凹凸が1以上あればよい。
【0031】
また、ノズル12の外周面下部に凸部35が設けられ、口部3の弁部材収納部30と押出端3aとで前記段差14が形成されているから、口部3の押出端3aに嵌着したノズル12は、係止部32と相俟って凸部35が段差14に当たり、内容物4の押し出しと共に押出端3aから飛び出すことがない。
【0032】
なお、既述の通り、口部3の押出端3aにノズル12を嵌着せずに、弁部材11と口部3の段差14との間に弾性体13を介在させても差し支えないが、内容物4の押出径の規制を口部3の押出端3aの径で行うことになるため、弁部材収納部30内に挿入する弁部材11もそれに合わせて小さくする必要があり、弁としての効果が得られないこともあって、内容物4の押出径の規制が弁部材11のサイズにより影響を受けることになる。従って、内容物4の押出径の規制が重要な意味を持たない場合はノズル12を嵌着しない方式を採用できる。
【0033】
更に、この実施形態では、弾性部材13にも内容物4の流出入を補助規制する働きがある。すなわち、この弾性部材13は、内容物4が流出する時は流路抵抗となり弁座10からの弁部材11の離座を補助し、内容物4の逆流態勢時は同様に流路抵抗となり自身の有する弾性力と共に弁座10への弁部材11の着座を補助するものである。
【0034】
この弁部材11の材質は、内容物4の性状に対応出来、更に適度の剛性、適度の弾力性を有していれば、特に限定がない。この適度の剛性は口部3内の弁座10に弁部材11を気密に着座させるのに必要となる。
【0035】
この材質を例示すれば、チューブ容器2のオレフィン系樹脂外側層及び内側層とほぼ同様であり、低・中・高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、アイソタクティックポリプロピレン、シンジオタクティックポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、ポリブテン−1、ポリ4−メチル−1−ペンテン、エチレン−ブテン−1共重合体、プロピレン−ブテン−1共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン−1共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体等があり、これらは単独でも、2種以上のブレンドでも良い。
【0036】
また、チューブ容器2内に充填する内容物4は、特に限定はないが、粘度の比較的低いものにも適合し、更にガスバリアー性に多くの注意を払っていることから、空気と接触することを嫌うものがよく、その有効性を発揮することが出来る。従って、例示すれば、空気中の酸素と接触すると変色する染毛剤等が好適である。この染毛剤は、2液混合して発色させるタイプのものが多くある。
【0037】
次に、上記構成からなる逆止弁付チューブ容器1の機能について説明する。
まず、内容物4、例えば、染毛剤の性状に適切に対応できる材質のプラスチック製のチューブ容器2、ガスバリアー性のシール材6及び適切な内容物4の押出径となるノズル12と一体構成した逆止弁5(弾性体13+弁部材11)を適宜選択する。次に、この一体構成品を逆止弁5側からチューブ容器2の口部3内に押込んで行き、弁部材11の離着座面31を弁座10に着座させ、更に押し込み口部3の押出端3aにノズル12を嵌着し、口部3の押出端3a面にガスバリアー性のシール材6を貼り付け密封する。
【0038】
次に、チューブ容器2の開いている底部を上にして、底部から不活性ガス、例えば空気の約1.5倍の比重がある炭酸ガスを入れ圧力をかけると、弾性体13の弾性力に抗して弁部材11の離着座面31が弁座10から離座するから、口部3内全体に炭酸ガスが入り、チューブ容器2内から空気(酸素)を完全に置換することができる(図3参照)。そのあと、底部からチューブ容器2内に内容物4である染毛剤を空気が入らないようにして充填し、底部を密封する。したがって、染毛剤は、ガスバリアー性の高いプラスチック製のチューブ容器2及びガスバリアー性のシール材6により、空気が入る余地がなく容器内に完全に包囲されている。次に、上記染毛剤の性状に適切に対応できる材質及び形状のキャップ7を選択し、そのキャップ7を染毛剤入りチューブ容器2の口部3に螺着して口部3周りを完全に保護し、最終製品とする。
【0039】
使用に際しは、まず、逆止弁付チューブ容器1のキャップ7を外し、チューブ容器2の口部3に貼られたシール材6を裸出する。チューブ容器2内から染毛剤が飛び出さないように注意をしながら、口部3からシール材6を剥がした後、チューブ容器2を手指で押せば、チューブ容器2内が加圧状態となり、染毛剤により逆止弁5の弁部材11を弾性体13の弾性力に抗して開方向に押し、弁部材11が弁座10から離れ、口部3の押出端3aに嵌着したノズル12から染毛剤が押し出される。
【0040】
この際、弁部材11の離着座面31と弁座10との間を通過した染毛剤は弾性体13に当たり、より弁部材11の開方向への移動を促進し、更に染毛剤の吐出時の径がノズル12の内径となって出て来る(図4参照)。
所要量の染毛剤を出した後、手指による押圧を止めれば、チューブ容器2の復元力によりチューブ容器2内が加圧状態から減圧状態に移行すると共に、弾性体13の弾性力により弁部材11を閉方向に移動させるが、弁部材11の離着座面31が弁座10に着座し、空気がチューブ容器2内に入ることが無く、更に、キャップ7を螺着する。従って、この逆止弁付チューブ容器1によれば、内容物4の充填時はもちろん、最終ユーザーの消費に際しても、充填状態の内容物4たる染毛剤が空気に触れることが無く、空気による染毛剤の変色、あるいは変質を避けることが出来
る。
【0041】
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体的な構成はこれに限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での変更や組み合わせは適宜なし得るものと理解すべきである。
【0042】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、チューブ容器内に逆止弁を押し込むだけで、チューブ容器の底部から内容物を充填しても、容器内に空気溜まりを作らず、内部圧力が加圧状態になると弾性体の弾性力に抗して逆止弁の弁部材が開き内容物を外部に押出せ、逆止弁の弾性体及び口部の押出端により弁部材の抜けを防止し、減圧状態になると弾性体の弾性力が勝り弁部材を閉じ外部と遮断し内容物や空気を内部に呼び込むことが無いチューブ容器が得られる。したがって、製作時の作業性がよく、内容物が高粘度のものや使用時の条件がシビアーであっても弁開閉が確実に行われ、一度吐出した内容物及び空気を呼び込まないため信頼性が高く、消費過程の空気との接触による弊害はもちろんのこと、製造過程でも空気との接触による弊害が無い効果がある。
【0043】
また、本発明によれば、口部の押出端に弁部材を通したあと、押出端にノズルを嵌着した場合には、ノズルの内径は弁部材の径に影響されない。従って、上記効果に加えて、弁部材のサイズに関係なく必要とする内容物の押出径を自在に設定できる効果がある。
【0044】
また、本発明によれば、ノズルの外周面及び口部の押出端の内周面に設けた係止部により、ノズルの口部内への脱落がなく、上記効果に加えて、素材がプラスチック製であるため、内容物を絞り出しやすく、かつ、内容物の多様性に対して耐腐食性等の対応が出来、廃棄処分やコストの面で優れ、更にガスバリアー性及び防湿性樹脂層による効果を期待できる。
【0045】
また、本発明によれば、内容物が易酸化性物質であっても、空気(酸素)がプラスチック製のチューブを透過することがなく、内部に空気溜まりを作らず、逆止弁が内部の圧力変化に対して応答性良く開閉して、使用時にも内部に空気を入れない。したがって、製造過程はもちろん、最終ユーザーの消費に際しても、充填状態の内容物たる易酸化性物質が空気に触れることが無く、空気による易酸化性物質の変色ないし変質を避けることが出来、最終ユーザーに悪影響を及ぼさない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す逆止弁付チューブ容器の縦断面図である。
【図2】図1に示した逆止弁の斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態を示す逆止弁付チューブ容器の製造状態の縦断面図である。
【図4】本発明の実施の形態を示す逆止弁付チューブ容器の作動状態の縦断面図である。
【図5】従来例の逆支弁付きチューブ容器の縦断面図である。
【符号の説明】
1            逆止弁付チューブ容器
2            チューブ容器
3,g          口部
3a           押出端
4            内容物
5            逆止弁
6            シール材
7            キャップ
10           弁座
11,a         弁部材
12           ノズル
13           弾性体
14           段差
20,21        ネジ
22           内筒
23           外筒
30,c         弁部材収納部
31           離着座面
32           係止部
33           凸条
34           全周凹溝
35           凸部
b            栓本体
D            内径
d            突起部
e            逆流防止用弁
f            プラスチック製チューブ容器
h            逆流防止用弁付プラスチック製チューブ容器

Claims (8)

  1. 復元性を有するチューブ容器の口部内に内容物の逆流防止用の逆止弁を備えてなり、前記逆止弁は前記口部に設けた弁座に離着座して開閉する弁部材を有し、該弁部材と口部の押出端との間に介在させた弾性体により、前記弁部材を前記弁座に弾圧したことを特徴とする逆止弁付チューブ容器。
  2. 前記口部の押出端にノズルを嵌着し、該ノズルと前記弁部材との間に介在させた弾性体により、前記弁部材を前記弁座に弾圧した請求項1記載の逆止弁付チューブ容器。
  3. 前記弾性体が、前記弁部材と前記ノズルを連設する紐状体ないし帯状体である請求項2記載の逆止弁付チューブ容器。
  4. 前記ノズルの外周面及び前記口部の押出端の内周面に係止部を設けた請求項2記載の逆止弁付チューブ容器。
  5. 前記係止部は、前記ノズルの外周面及び前記口部の押出端の内周面の少なくともいずれか一方に設けた凸条と、これらの少なくともいずれか他方に設けた全周凹溝とからなる請求項4記載の逆止弁付チューブ容器。
  6. 前記チューブ容器は、小なくとも1層がガスバリアー性樹脂層及び防湿性樹脂層を含む積層体で構成されてなる請求項1ないし5のいずれか1項記載の逆止弁付チューブ容器。
  7. 前記チューブ容器は、外側から内側にむけて、オレフィン系樹脂外側層/ガスバリアー性樹脂層/環状オレフィン系共重合体層/オレフィン系樹脂内側層の層構成をなす請求項1ないし5のいずれか1項記載の逆止弁付チューブ容器。
  8. 前記チューブの内容物が染毛剤などの易酸化性物質である請求項6又は7記載の逆止弁付チューブ容器。
JP2002300042A 2002-10-15 2002-10-15 逆止弁付チューブ容器 Expired - Fee Related JP4277504B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002300042A JP4277504B2 (ja) 2002-10-15 2002-10-15 逆止弁付チューブ容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002300042A JP4277504B2 (ja) 2002-10-15 2002-10-15 逆止弁付チューブ容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004131159A true JP2004131159A (ja) 2004-04-30
JP4277504B2 JP4277504B2 (ja) 2009-06-10

Family

ID=32289002

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002300042A Expired - Fee Related JP4277504B2 (ja) 2002-10-15 2002-10-15 逆止弁付チューブ容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4277504B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006264759A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Dainippon Printing Co Ltd 容器の製造方法
WO2015033983A1 (ja) * 2013-09-04 2015-03-12 株式会社細川洋行 逆止弁、逆止弁組立体、および逆止弁付き容器
JP2015054697A (ja) * 2013-09-10 2015-03-23 武内プレス工業株式会社 閉鎖膜付きチューブ容器
JP2015214367A (ja) * 2014-05-13 2015-12-03 株式会社細川洋行 弁部材、逆止弁および逆止弁付き容器
CN106132840A (zh) * 2014-03-25 2016-11-16 刮拉包装股份公司 用于具有堵塞器装置的柔性袋的喷口
JP2019134396A (ja) * 2018-03-19 2019-08-08 辰巳電子工業株式会社 撮影装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム
JP2020070021A (ja) * 2018-10-29 2020-05-07 東洋製罐株式会社 弁体付ノズル部材、及び吐出キャップ、並びに射出成形型
CN115140417A (zh) * 2022-06-14 2022-10-04 杭州千岛湖天鑫有限公司 一种防回吸软管

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4606217B2 (ja) * 2005-03-25 2011-01-05 大日本印刷株式会社 容器の製造方法
JP2006264759A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Dainippon Printing Co Ltd 容器の製造方法
US9938064B2 (en) 2013-09-04 2018-04-10 Hosokawa Yoko Co., Ltd. Check valve, check valve assembly and vessel equipped with check valve
WO2015033983A1 (ja) * 2013-09-04 2015-03-12 株式会社細川洋行 逆止弁、逆止弁組立体、および逆止弁付き容器
JP2015048143A (ja) * 2013-09-04 2015-03-16 株式会社細川洋行 逆止弁、逆止弁組立体、および逆止弁付き容器
EP3042861B1 (en) * 2013-09-04 2023-06-07 Hosokawa Yoko Co., Ltd. Check valve, check valve assembly, and check valve-equipped container
JP2015054697A (ja) * 2013-09-10 2015-03-23 武内プレス工業株式会社 閉鎖膜付きチューブ容器
CN106132840A (zh) * 2014-03-25 2016-11-16 刮拉包装股份公司 用于具有堵塞器装置的柔性袋的喷口
JP2015214367A (ja) * 2014-05-13 2015-12-03 株式会社細川洋行 弁部材、逆止弁および逆止弁付き容器
JP2019134396A (ja) * 2018-03-19 2019-08-08 辰巳電子工業株式会社 撮影装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム
JP2020070021A (ja) * 2018-10-29 2020-05-07 東洋製罐株式会社 弁体付ノズル部材、及び吐出キャップ、並びに射出成形型
CN115140417A (zh) * 2022-06-14 2022-10-04 杭州千岛湖天鑫有限公司 一种防回吸软管
CN115140417B (zh) * 2022-06-14 2024-02-09 杭州千岛湖天鑫有限公司 一种防回吸软管

Also Published As

Publication number Publication date
JP4277504B2 (ja) 2009-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5170148B2 (ja) 逆止弁付チューブ容器
JP4956872B2 (ja) 逆止弁付プラスチック製チューブ容器
US20050220375A1 (en) Pakages with active agents
JP5046098B2 (ja) 機能性樹脂層を有する易開封性蓋部材及びそれにより密封され機能性を有する容器
WO2006006513A1 (ja) 薬剤収納封止体
JP4277504B2 (ja) 逆止弁付チューブ容器
WO2015152337A1 (ja) 輸液容器
CN102149607A (zh) 多层液体容器
JP4613472B2 (ja) 逆止弁付チューブ容器
EP1740483B1 (en) Reclosable packages with active agents
JPH11128317A (ja) プラスチック製バッグの口部材
JP5034452B2 (ja) 逆止弁付きチューブ
JP2002347812A (ja) 容器と容器の口栓およびこの容器に用いる蓋
JP3882860B2 (ja) 注ぎ口付き脱酸素性容器及び液状又は半液状物質の充填方法
JPH0872922A (ja) キャップ
JP4515019B2 (ja) 容器口部のシール構造
CA2275370A1 (en) Liquid containment and dispensing device
JP2005206163A (ja) 口栓付き袋
JP2002120848A (ja) プラスチック容器
JP2005096853A (ja) 吸湿包装材及びこれを用いた包装容器
JP4635673B2 (ja) 軟包装袋用スパウトと該スパウトを取り付けた流動食用軟包装袋
JP4976033B2 (ja) 袋状容器用注出具
JP2003026214A (ja) 逆止弁付きプラスチック製チューブ容器
JP4086134B2 (ja) チューブ容器
CN220363752U (zh) 一种包装容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051006

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090217

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090302

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120319

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4277504

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090119

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120319

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120319

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140319

Year of fee payment: 5

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140319

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees