JP2003026214A

JP2003026214A - 逆止弁付きプラスチック製チューブ容器

Info

Publication number: JP2003026214A
Application number: JP2001211977A
Authority: JP
Inventors: Hiroaki Hayashi; 浩昭林; Kenji Yoshihiro; 憲司吉弘
Original assignee: Toyo Seikan Kaisha Ltd
Current assignee: Toyo Seikan Group Holdings Ltd
Priority date: 2001-07-12
Filing date: 2001-07-12
Publication date: 2003-01-29

Abstract

(57)【要約】【課題】内容物を絞り出す際に逆止弁が外れる虞がな
く、さらにはガスバリヤー性および防湿性に優れた逆止
弁付きプラスチック製チューブ容器を提供する。【解決手段】プラスチック製チューブと、該プラスチ
ック製チューブのノズル部内壁に逆止弁を配置した状態
で、ノズル部先端側に逆止弁の最大外径よりも小さい小
径部を設けたことを特徴とする逆止弁付きプラスチック
製チューブ容器。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、クリーム状または
ペースト状の、歯磨き、化粧品、染毛剤、各種医薬品を
収納するチューブ容器に関するもので、詳細にはガスバ
リヤー性、防湿性を有し、内容物を絞り出した後の空気
の吸い込みを阻止し内容物の変質を防止し、さらに、ク
リーム状またはペースト状の粘度の高い内容物を絞り出
す場合でも逆止弁が外れることのない逆止弁付きプラス
チック製チューブ容器に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来から、空気に触れると変質する内容
物を収納するチューブ容器として、ガスバリヤー性に優
れ、内容物を絞り出した後、そのままの形状を維持して
（塑性変形をして）外気をチューブ容器内に吸い込まな
いなどの理由から、アルミニゥム、錫、鉛等の金属製の
ものが多く用いられてきた。しかしながら、上記の金属
製チューブ容器は、内容物の性状によっては、腐食等に
より使用できない場合があり、さらに、使用後の廃棄処
分の面やコストの面から、次第に主としてポリオレフィ
ン系フィルムなどの多層ラミネートフィルムからなるプ
ラスチック製チューブ容器に代わりつつある。

【０００３】ところが、このプラスチック製チューブ容
器は、耐腐食性、廃棄処分やコストの面で優れているも
のの、内容物を絞り出した後の塑性変形があまりなされ
ず、その復元力により、エアバック性、つまり容器内部
に、絞り出した内容物の量に相当する分の空気を吸い込
んでしまうという特性がある。チューブ容器のこのよう
な特性は、例えば、染毛剤のような内容物が空気に触れ
ると反応して変色してしまうものの場合は、変色や変性
によって商品価値を著しく損ねてしまうという問題があ
る。さらに、プラスチックの種類によっては、ガスバリ
ヤー性が低く、容器壁を空気が透過して内容物に触れ変
色させてしまうという問題もある。

【０００４】そのような理由から、プラスチック製チュ
ーブ容器は、ポリエチレン等のポリオレフィンとガスバ
リヤー性の高いポリアミドとのラミネートフィルムやポ
リオレフィンにアルミニゥム等の金属箔をラミネートし
たフィルムを使用することで、ガスバリヤー性を確保
し、さらにそのノズル部に逆止弁を取り付けることで、
内容物を絞り出した後の復元力による空気の吸い込みを
阻止し、空気と内容物との接触を避けて内容物の変質を
防いでいる。

【０００５】例えば、特開平１１−１０５８９６号公報
には、溶融樹脂の押出しインジェクション成形、押出し
ブロー成形で形成され、バリヤー性樹脂層を有する多層
チューブ容器の口頚部の最端部に逆止弁をヒートシール
したチューブ容器が開示されている。また、実用新案登
録第２５９６２４７号公報には、２液混合型の染毛剤用
の容器としてチューブ本体の口部が外部からの押圧力に
より複数の孔を穿設可能な薄板により密閉し、染毛剤の
使用時には複数の孔から糸状に排出することができるビ
ニール製チューブが開示されている。

【０００６】しかし、特開平１１−１０５８９６号公報
に開示されたチューブ容器は、口頚部の最端部に逆止弁
をヒートシール装着していることにより、ヒートシール
のためのランニングコストがかかるという問題がある。
また、実用新案第２５９６２４７号公報に開示されたチ
ューブ容器は、逆止弁機構はなく、複数の孔が穿設され
ているだけなので、染毛剤を排出した後、チューブ本体
の形状復元力により空気を吸い込み染毛剤が酸化劣化す
るという問題がある。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】内容物が外部環境に敏
感な場合、その内容物を収納する容器には、ガスバリヤ
ー性、防湿性、遮光性等のいくつかの重要な性能が要求
される。また、アルミニゥム等の金属箔を有する容器
は、ガスバリヤー性、防湿性、遮光性に優れているが、
金属箔とその他の層との剥離が難しく環境問題上、分別
廃棄という点で好ましくない。また、特に、クリーム状
またはペースト状の内容物をチューブ容器から絞り出す
際には、大きな圧力が逆止弁にかかり、絞り出しの際の
圧力により逆止弁が外れる虞がある。

【０００８】そこで、本発明の目的は、ガスバリヤー
性、防湿性に優れ、プラスチック廃棄物として分別廃棄
が可能であり、さらには、クリーム状またはペースト状
の内容物でも内容物の絞り出しの際、逆止弁が外れない
逆止弁付きプラスチック製チューブ容器を提供すること
にある。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために提案されたものであって、下記の構成から
なることを特徴とするものである。すなわち、本発明に
よれば、プラスチック製チューブと、該プラスチック製
チューブのノズル部内壁に配置した逆止弁付きプラスチ
ック製チューブ容器が提供される。

【００１０】また、本発明によれば、前記プラスチック
製チューブ容器のノズル部内壁に逆止弁を配置した状態
でノズル部先端側に小径部を設けたことを特徴とする上
記逆止弁付きプラスチック製チューブ容器が提供され
る。

【００１１】また、本発明によれば、前記プラスチック
製チューブのノズル部内壁に、逆止弁が配置した状態で
の下端位置に相当する位置にアンダーカット部を設けた
ことを特徴とする上記逆止弁付きプラスチック製チュー
ブ容器が提供される。

【００１２】また、本発明によれば、前記ノズル部上端
の小径部、逆止弁最大外径およびアンダーカット部の内
径の寸法が、ノズル部の小径部＜アンダーカット部の内
径＜逆止弁最大外径、の関係にある上記逆止弁付きプラ
スチック製チューブ容器を提供する。

【００１３】また、本発明によれば、前記プラスチック
製チューブがガスバリヤー性樹脂層及び防湿性樹脂層を
有する多層構造である上記逆止弁付きプラスチック製チ
ューブ容器を提供する。

【００１４】また、本発明によれば、前記プラスチック
製チューブは、外側から内側にむけて、オレフィン系樹
脂層／ガスバリヤー性樹脂層／防湿性樹脂層／オレフィ
ン系樹脂層の層構成からなる上記逆止弁付きプラスチッ
ク製チューブ容器を提供する。

【００１５】また、本発明によれば、前記ガスバリヤー
性樹脂層と防湿性樹脂層を形成する樹脂が、それぞれエ
チレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、環状オレフィン
共重合体である上記逆止弁付きプラスチック製チューブ
容器を提供する。

【００１６】また、本発明によれば、前記プラスチック
容器の内容物は染毛剤である上記逆止弁付きプラスチッ
ク製チューブ容器を提供する。

【００１７】

【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
実施の形態を説明する。図１は本発明の実施形態を示す
逆止弁付きプラスチック製チューブ容器の縦断面図であ
る。図１において、符号１は逆止弁付きプラスチック製
チューブ容器、符号２はプラスチック製チューブ、符号
３はノズル部、符号３ａは小径部、符号４は逆止弁、符
号５はノズル部上端、符号６はアンダーカット部、符号
７は底部開口部、である。

【００１８】図２は、本発明の逆止弁付きプラスチック
製チューブ容器に使用する逆止弁の１実施形態を示す縦
断面図である。図２において、符号８はバルブであり、
バルブ８の天面には符号９の排出口が形成されている。
符号１０はプラグであり、符号１１の流通孔、符号１２
の流路、および符号１３の突出部を備えている。逆止弁
４ａはバルブ８内にプラグ１０が嵌合した構造となって
いる。

【００１９】図３は、本発明の逆止弁付きプラスチック
製チューブ容器に使用する逆止弁の他の実施形態を示す
縦断面図である。図３において、逆止弁４ｂはバルブ８
ａ、プラグ１０ａおよびホルダー１４からなっており、
符号９ａは排出口、符号１１ａは流通孔、符号１２ａは
流路である。また、プラグ１０ａには突出部１３ａおよ
び挿入ロッドと嵌合するためのスカート部１５が形成さ
れている。

【００２０】図４は、本発明の逆止弁付きプラスチック
製チューブ容器を製造するための装置の略図である。符
号１６はハカマ、符号１７は挿入ロッドである。挿入ロ
ッド１７の先端は逆止弁４を嵌合するための嵌合部１８
となっている。

【００２１】前記逆止弁付きプラスチック製チューブ容
器１は、図４に示される装置により製造される。すなわ
ち、ハカマ１６にプラスチック製チューブ２のノズル部
３を挿入した状態で、挿入ロッド１７の先端に形成され
た嵌合部１８に逆止弁４を嵌合し、プラスチック製チュ
ーブ２の底部開口部７側からノズル部３まで逆止弁４を
挿入する。その後、挿入ロッド１７を後退させるが、そ
の際、逆止弁４はノズル部３の内壁に形成されたアンダ
ーカット部６に引っかかり、ノズル部３の内壁に配置さ
れる。このようにして、逆止弁４はノズル部３に形成さ
れた小径部３ａとアンダーカット部６との間に配置され
る。

【００２２】上記のように製造された逆止弁付きプラス
チック製チューブ容器１は、ノズル部３に形成されたネ
ジ部３ｂに図示しないカバーキャップを螺着した状態で
底部開口部７から内容物、例えば染毛剤を充填した後、
底部開口部７を密封して最終製品とするものである。

【００２３】前記プラスチック製チューブ２は、プラス
チック材料から構成されており、ガスバリヤー性樹脂層
および防湿性樹脂層を含む多層構造により構成されるこ
とが好ましい。

【００２４】特に、染毛剤等の酸素を嫌うものが内容物
である場合には、プラスチック製チューブ２は、外側か
ら内側にむけて、オレフィン系樹脂層／ガスバリヤー性
樹脂層／防湿性樹脂層／オレフィン系樹脂層、の層構成
をなすものが使用される。防湿性樹脂層は、内容物から
の水分の蒸散を防止する。

【００２５】プラスチック製チューブ２のその他の層構
成としては、上記層構成のガスバリヤー性樹脂層と防湿
性樹脂層の順序を入れ替えたもの、外側から内側にむけ
て、オレフィン系樹脂層／防湿性樹脂層／ガスバリヤー
性樹脂層／防湿性樹脂層／オレフィン系樹脂層なるもの
が挙げられる。

【００２６】上記層構成中に、プラスチック製チューブ
の製造中に発生した不良等をリグラインドした少なくと
も１層のリグラインド層を設けることもできる。

【００２７】さらに、内容物が過酸化水素のように酸素
を発生するようなものを含む場合には、上記層構成のい
ずれかの層に酸化性樹脂と遷移金属系触媒をブレンドす
ることもできる。

【００２８】プラスチック製チューブ２の内外層を形成
するオレフィン系樹脂は、例えば、低・中・高密度ポリ
エチレン、線状低密度ポリエチレン、アイソタクティッ
クポリプロピレン、シンジオタクティックポリプロピレ
ン、エチレン−プロピレン共重合体、ポリブテン−１、
ポリ４−メチル−１−ペンテン、エチレン−ブテン−１
共重合体、プロピレン−ブテン−１共重合体、エチレン
−プロピレン−ブテン−１共重合体、エチレン−アクリ
ル酸エステル共重合体等があり、これらは単独でも、２
種以上のブレンドでもよい。

【００２９】防湿性樹脂層を構成する樹脂として環状オ
レフィン共重合体を挙げることができる。環状オレフィ
ン共重合体は、オレフィンと環状オレフィンとの非晶質
ないし低結晶性共重合体である。オレフィンとしては、
エチレンが好適であるが、他にプロピレン、１−ペンテ
ン、１−ブテン、１−ヘキセン、１−オクテン、３−メ
チル１−ペンテン、１−デセン等の炭素数３ないし２０
のα−オレフィンが単独あるいはエチレンとの組み合わ
せで使用される。一方、環状オレフィンとしては、エチ
レン系不飽和結合とビシクロ環とを有する脂環族炭化水
素化合物、特に、ビシクロ〔２、２、１〕ヘプト−２−
エン骨格を有する炭化水素化合物である。

【００３０】ガスバリヤー性樹脂層を構成する樹脂とし
ては、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物が最適で
あるが、ナイロン６、ナイロン６・６、ナイロン６／６
・６共重合体、メタキシリレンアジパミド等のポリアミ
ド類も挙げることができる。

【００３１】内容物が過酸化水素のように酸素を発生す
るようなものを含む場合には、上記いずれかの層に酸化
性樹脂および遷移金属系触媒をブレンドして酸素吸収機
能を付与することもできる。上記層構成のいずれかにブ
レンドする酸化性樹脂として、炭素側鎖を含み、且つ
主鎖または側鎖にカルボン酸基、カルボン酸無水物基、
カルボン酸エステル基、カルボン酸アミド基およびカル
ボニル基からなる群より選択された少なくとも１個の官
能基を含む樹脂、メタキシリレンアジパミド等のポリ
アミド樹脂、エチレン系不飽和基含有重合体等が挙げ
られる。遷移金属系触媒は、酸化性樹脂の酸化反応の触
媒となるものであり、遷移金属の有機酸塩あるいは有機
錯塩等である。遷移金属系触媒の例として、鉄、コバル
ト、ニッケル、銅、銀、錫、チタン、ジルコニウム、バ
ナジウム、クロム、マンガン等を挙げることができる。
酸素吸収機能を付与する場合には、これらの酸化性樹脂
および遷移金属系触媒をバリヤー性樹脂にブレンドする
ことが好ましい。

【００３２】前記プラスチック製チューブは、押出し機
により混練溶融された樹脂をダイから押し出した円筒状
パリソンを金型内でブローするブロー成形により成形す
ることができる。

【００３３】本発明の逆止弁付きプラスチック製チュー
ブ容器に使用する逆止弁４は、例えば、図２に示される
ように、逆止弁４ａは天面に排出口９を設けたバルブ８
と、突出部１３と内容物の流通孔１１を備えたプラグ１
０からなっており、バルブ８内にプラグ１０が嵌合した
構造となっており、内容物の流路１２を形成する。バル
ブ８は柔軟性かつ弾力性を有する素材からなっており、
内容物を絞り出す際の圧力により、図２中、点線で示さ
れたように天面が変形して内容物が排出される。内容物
の排出が終了すると同時に、天面は再びプラグ１０の突
出部１３に接するように元の形状に復元され容器外の空
気を吸い込みを阻止する。

【００３４】本発明の逆止弁付きプラスチック製チュー
ブ容器に使用する逆止弁４は、図２に示されたものの
他、図３で示されたものも使用可能である。すなわち、
逆止弁４ｂは天面がとドーム状となったバルブ８ａ、プ
ラグ１０ａおよびホルダー１４からなっている。バルブ
８ａは、柔軟性かつ弾力性を有する素材からなってお
り、内容物を絞り出す際の圧力により図３中、点線で示
されたように天面が変形して内容物が排出される。内容
物の排出が終了すると同時に、天面は再びプラグ１０ａ
に形成された突出部１３ａに接するように元の形状に復
元され容器外の空気の吸い込みを阻止する。

【００３５】本発明の逆止弁付きプラスチック製チュー
ブ容器に使用する逆止弁は、上記２つの例の他、略台形
のフィルムのサイド部をヒートシールにより接合した図
示しないリードバルブを使用することも可能である。

【００３６】逆止弁４を構成するバルブ８、８ａの材質
は、内容物の性状に対応でき、さらに適度の柔軟性かつ
弾力性を有し素材として復元性があれば、特に限定され
るものでない。この適度の柔軟性は、プラグ１０、１０
ａに形成された突出部１３、１３ａに気密に接するため
に必要となり、適度の弾力性は、既に述べた通り、プラ
スチック製チューブ２内が加圧から減圧に転じる際、速
やかに元の形状に復元するための復元力源として必要と
なるものである。この材質を例示すれば、エラストマ
ー、エチレン−プロピレンゴム、線状低密度ポリエチレ
ン、低密度ポリエチレン、超低密度ポリエチレン、軟質
塩化ビニル等が挙げられるが、中でも、エチレン−プロ
ピレンゴムが特に好適である。

【００３７】逆止弁を構成するプラグ１０、１０ａの材
質についても内容物の性状に対応できるものであれば制
限はない。例示すれば、低・中・高密度ポリエチレン、
線状低密度ポリエチレン、アイソタクティックポリプロ
ピレン、シンジオタクティックポリプロピレン、エチレ
ン−プロピレン共重合体、ポリブテン−１、ポリ４−メ
チル−１−ペンテン、エチレン−ブテン−１共重合体、
プロピレン−ブテン−１共重合体、エチレン−プロピレ
ン−ブテン−１共重合体、エチレン−アクリル酸エステ
ル共重合体等が挙げられる。また、必要に応じて、前記
酸化性樹脂および遷移金属系触媒を上記樹脂にブレンド
した酸素吸収機能を付与することもできる。

【００３８】また、本発明の逆止弁付きプラスチック製
チューブ容器は、内容物に特に限定はないがガスバリヤ
ー性に最大の注意を払っていることから、空気と接触す
ることを嫌うものに対してその有効性を発揮することが
でき、特に、空気中の酸素と接触することにより変色す
る染毛剤として好適である。

【００３９】以上、本発明の実施形態を説明したが、具
体的な構成はこれに限定されず、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲での変更や組み合わせは適宜なし得るものと理
解すべきである。

【００４０】

【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
クリーム状またはペースト状の内容物を絞り出す際、大
きな圧力が逆止弁に作用した場合でも逆止弁が外れるこ
とがない。また、本発明によれば、内容物が易酸化性物
質であっても、空気（酸素）がプラスチック製チューブ
を透過することなく、さらに、内容物に含まれる水分も
チューブ壁を透過することもないため、変色ないし変質
をさけることができ、最終ユーザーに商品価値の高い製
品を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施形態を示す逆止弁付きプラスチッ
ク製チューブ容器の縦断面図である。

【図２】本発明の逆止弁付きプラスチック製チューブ容
器に使用する逆止弁の縦断面図である。

【図３】本発明の逆止弁付きプラスチック製チューブ容
器に使用する他の逆止弁の縦断面図である。

【図４】本発明の逆止弁付きプラスチック製チューブ容
器の製造装置の概略図である。

【符号の説明】

１逆止弁付きプラスチック製チューブ容
器２プラスチック製チューブ容器３ノズル部３ａ小径部３ｂネジ部４、４ａ、４ｂ逆止弁５ノズル部上端６アンダーカット部７底部開口部８、８ａバルブ９、９ａ排出口１０、１０ａプラグ１１、１１ａ流通孔１２、１２ａ流路１３、１３ａ突出部１４ホルダー１５スカート部１６ハカマ１７挿入ロッド１８嵌合部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）Ｂ６５Ｄ 35/46 Ｂ６５Ｄ 35/46 65/40 65/40 ＤＦターム(参考） 3E065 AA02 BA14 BB03 CA09 CA20 DB01 DD05 DE07 FA15 GA01 GA10 3E084 AA03 AA24 AB06 DB12 FA09 GA01 GB01 KA04 LD02 3E086 AD03 BA04 BA15 BB02 BB05 CA28 CA35 CA40 4F100 AK02C AK03A AK03D AK04 AK69B AL01C BA04 BA10A BA10D DA01 GB16 JD02B JD04C

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】プラスチック製チューブと、該プラスチッ
ク製チューブのノズル部内壁に配置した逆止弁とからな
る逆止弁付きプラスチック製チューブ容器。
【請求項２】前記プラスチック製チューブ容器のノズル
部内壁に、逆止弁を配置した状態で、ノズル部先端側に
小径部を設けたことを特徴とする請求項１に記載の逆止
弁付きプラスチック製チューブ容器。
【請求項３】前記プラスチック製チューブのノズル部内
壁に、逆止弁を配置した状態での下端位置に相当する位
置にアンダーカット部を設けたことを特徴とする請求項
２に記載の逆止弁付きプラスチック製チューブ容器。
【請求項４】前記ノズル部の小径部、逆止弁最大外径お
よびアンダーカット部の内径の寸法が、ノズル部の小径
部＜アンダーカット部の内径＜逆止弁最大外径、の関係
にあることを特徴とする請求項３に記載の逆止弁付きプ
ラスチック製チューブ容器。
【請求項５】該プラスチック製チューブがガスバリヤー
性樹脂層及び防湿性樹脂層を有する多層構造であること
を特徴とする請求項１ないし４のいずれか１項に記載の
逆止弁付きプラスチック製チューブ容器。
【請求項６】前記プラスチック製チューブは、外側から
内側にむけて、オレフィン系樹脂層／ガスバリヤー性樹
脂層／防湿性樹脂層／オレフィン系樹脂層の層構成から
なることを特徴とする請求項５に記載の逆止弁付きプラ
スチック製チューブ容器。
【請求項７】前記ガスバリヤー性樹脂と防湿性樹脂を形
成する樹脂が、それぞれエチレン−酢酸ビニル共重合体
ケン化物、環状オレフィン共重合体であることを特徴と
する請求項５または６に記載の逆止弁付きプラスチック
製チューブ容器。
【請求項８】前記プラスチック製チューブの内容物は、
染毛剤であることを特徴とする請求項１ないし８のいず
れか１項に記載の逆止弁付きプラスチック製チューブ容
器。