[0001]容器は材料を注出するために用いる場合がある。例えば、練り歯磨き粉チューブ容器は、練り歯磨き粉を注出するために使用することができる。ある種の練り歯磨き粉容器は3つの別個の構成要素を用いて製造される。例えば、その練り歯磨き粉容器は、チューブ部分と、上部部分と、キャップとを含む。さらに、これらの部品は別個に製造され、その後まとめて組み立てられる。例えば、チューブ部分が製造され、それから成形などにより上部部分が製造され、その後、その上部部分が超音波溶接などでチューブ部分に取り付けられる。最後に、キャップが成形されて、ねじ式などによってその上部部分に取り付けられる。この工程は、別個に形成され、その後いくつかのステップにおいて組み立てられるいくつかの別個の部品に関与している。そこで、部品がより少なく、製造費のより低い容器が必要とされている。
[0039]図1および図2を参照すると、容器100は、本体部分102と、上端部分104と、キャップ部分106とを含んでいる。この本体部分102と、上端部分104と、キャップ部分106とは、一体部品として成形されるとよい。例えば、本体部分102と、上端部分104と、キャップ部分106とは、射出成形機で成形することができる。一実施形態において、本体部分と、上端部分と、キャップ部分とは、ポリプロピレンから作られるとよい。その他の実施形態において、本体部分と、上端部分と、キャップ部分とは、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレンまたは高密度ポリエチレンから作られてもよい。一実施形態において、本体部分はチューブ部分とすることができる。
[0040]キャップ部分106はヒンジ108で本体部分102に取り付けられる。ヒンジ108はリビングヒンジとすることができる。一実施形態において、ヒンジは図16に示されるような3部分型のヒンジとすることができる。他の実施形態において、ヒンジは図17に示されるようなバタフライ型のヒンジであってもよい。
[0041]図3を参照すると、本体部分102は側壁を有している。一実施形態において、側壁110は、使用者がその側壁を握り押して容器内に保存されている製品を注出することが可能な厚さ112を有する。一実施形態において、バルブを作動させて液体の注出をもたらすために、側壁110は、約3ポンド〜約15ポンドの範囲の力を加えることで撓まされ得る。
[0042]一実施形態において、側壁110は上端部分104近くでより厚く、下端部分114近くでより薄くなっている。一実施形態において、位置116における厚さは0.03インチ(0.076cm)とすることができ、位置118における厚さは0.025インチ(0.064cm)とすることができ、位置120における厚さは0.014インチ(0.036cm)とすることができる。
[0043]一実施形態において、側壁の厚さは、上端部分104から下端部分114に向かって先細りであってもよい。一実施形態において、本体部分の外面122は、垂直軸に対して約1/32(0.031)度から約1/4(0.25)度までの範囲の角度124を有していてもよい。一例において、角度124は0.195度であり得る。一実施形態において、本体部分の内面126は、垂直軸に対して約1/32(0.031)度から約1/4(0.25)度までの範囲の角度128を有していてもよい。一例において、角度128は1/16(0.0625)度であり得る。この先細りは、本体容器を鋳型から取り外すのを容易にすることができる。
[0044]本体部分は位置特徴部を含むことができる。一実施形態において、この位置特徴部は、図3に示されるようにノッチ(切欠き)129とすることができる。このノッチは、容器を、ラベルを受け止めるための適切な位置に配置させることに用いられる。組立装置は、容器を特定の位置に配置するためにノッチと係合する部分を含み得る。ラベルは、容器が適切な位置に保持されている間に、その容器に配置するとよい。容器を特定の位置に保持することで、容器に対して適切な方向にラベルを配置することができる。この適切な方向は、容器が対称的でない場合、またはヒンジもしくは他の特徴部が特定の位置にある場合など、容器が特定の方向を持っている場合に有益であろう。例えば、一実施形態において、図14および図15のように、容器は対称的でなく、ヒンジが特定の位置にある。
[0045]その他の実施形態において、他の位置特徴部を用いることができる。例えば、本体部分が、タブなどの上方に延びる部分を含むことも可能である。そのタブは組立装置の一部分と係合させることができる。
[0046]他の実施形態において、組立装置は、ヒンジまたはリフトタブなど、容器の特徴部の位置を感知する光センサまたは変位センサなどのセンサを用いることもできる。
[0047]上端部分104は、容器の内容物を注出するために使用することができる。その上端部分104は開口部130を含み得る。図5を参照すると、容器100はバルブ132を含んでいる。バルブ132は開口部130を密閉するとともに、容器から内容物を注出できるようにする。
[0048]図4および図5を参照すると、その上端部分104は保持特徴部を含んでいる。保持特徴部134は、バルブ132を上端部分104上に保持するために用いることができる。一実施形態において、保持特徴部134は突起部136であってもよい。一実施形態において、突起部136は本体部分の中心に向かって内側に延びている。上端部分は、1つ、2つ、3つ、4つ、またはそれ以上の突起部を含むことができる。一実施形態において、この上端部分は4つの突起部136を含んでいる。保持特徴部134は、バルブ132を容器上に保持するために、バルブ132と係合する。
[0049]一実施形態において、保持特徴部134は、上端部分の内面に配置することができる。例えば、図4を参照すれば、保持特徴部は壁138に配置され得る。壁138は下方に延びていてもよい。
[0050]図4を参照すると、壁138はノッチ140を含んでいる。一実施形態において、ノッチはU字形をしている。その他の実施形態において、ノッチは、V字型、正方形、または長方形など、他の形状であってもよい。壁138は、1つ、2つ、3つ、4つ、またはそれ以上のノッチを有することができる。一実施形態において、この壁138は4つのノッチ140を有している。一実施形態において、ノッチ140は、第1の突起部136と第2の突起部136との間に配置される。3つ以上の突起部136を含む実施形態においては、ノッチ140はそれぞれ隣接する一対の突起部の間に配置することができる。例えば、4つの突起部136を含む実施形態においては、第1のノッチ140は第1の突起部と第2の突起部との間に配置することができ、第2のノッチは第2の突起部と第3の突起部との間に配置することができ、第3のノッチは第3の突起部と第4の突起部との間に配置することができ、第4のノッチは第4の突起部と第1の突起部との間に配置することができる。
[0051]ノッチ140はバルブの挿入を容易にする。バルブを挿入できるように、ノッチ140が保持特徴部134の撓みを可能にする。それに加え、ノッチは、容器を成形機から取り除くことを容易にする。
[0052]図5を参照すると、バルブ132は可撓性材料から作られ得る。一実施形態において、バルブはシリコーンから作られるとよい。その他の実施形態において、バルブは熱可塑性エラストマーから作られてもよい。バルブ132は内容物を注出できるようにする開口部142を含むものとすることができる。一実施形態において、開口部142はスリット144である。第2の実施形態においては、開口部は2つのスリットである。第1のスリットは第2のスリットとある角度で交差していてもよい。一実施形態において、その角度は90度とすることができる。その他の実施形態において、その角度は1度から89度までの間であってもよい。
[0053]バルブ132は容器に取り付けることができる。図5を参照すると、一実施形態において、バルブ132は上端部分104に取り付けられいる。バルブ132は保持特徴部134を用いて取り付けられてもよい。その他の実施形態において、バルブは接着剤を用いて、または(超音波溶接などの)融着、もしくは(加熱圧着または非加熱圧着などによる)容器の変形を用いて取り付けられてもよい。他の実施形態において、バルブ132は、以下に述べるような保持リングと共に用いられるとよい。
[0054]図6および図7を参照すると、バルブの第2の実施形態が示されている。バルブ146は開口部148を含んでいる。開口部148は、上述のバルブ132用の開口部のいずれか1つであってもよい。図7を参照すると、バルブ146は、外側部分150と、中間部分152と、内側部分154とを含んでいる。容器の外部に対し圧力がかけられた場合、容器の内部の圧力が、図10に示されるように、中間部分152および内側部分154に外向きの撓みを引き起こし、内容物が開口部148から吐出される。圧力が解除されると、中間部分152および内側部分154は図9に示される位置に戻る。バルブ146は、保持特徴部134を用いて取り付けられてもよい。その他の実施形態において、バルブは接着剤を用いて、または(超音波溶接などの)融着、もしくは(加熱圧着または非加熱圧着などによる)容器の変形を用いて取り付けられてもよい。他の実施形態において、バルブ146は、以下に述べるような保持リング158と共に用いられるとよい。
[0055]容器100はバルブ保持リングを含み得る。図8および図9を参照すると、その保持リング158は保持特徴部134と係合することができる。バルブ146は、保持リング158と上端部分104との間に配置することができる。一実施形態において、保持リング158はバルブ146とは個々独立の部品である。保持リング158は、バルブ146より硬い材料で作られるとよい。例えば、バルブはシリコーン製とし、保持リングはポリプロピレン製とすることができる。その他の実施形態において、バルブは熱可塑性エラストマーから作られてもよい。その他の実施形態において、そのリングはナイロンまたはポリアミドから作られてもよい。一実施形態において、バルブ146は容器内に挿入され、その後その保持リング158が容器内に挿入されてもよい。そこで、保持リング158を保持特徴部134と係合してもよい。他の実施形態において、図11および図12に示されるように、バルブが保持リング上に成形されてもよい。
[0056]図11および図12を参照すると、バルブの第3の実施形態が示されている。バルブ160は保持リング162上に成形されている。保持リング162は、バルブ160より硬い材料から作られてもよい。例えば、バルブはシリコーン製とし、保持リングはポリプロピレン製とすることができる。その他の実施形態において、バルブは熱可塑性エラストマーから作られてもよい。その他の実施形態において、そのリングはナイロンまたはポリアミドから作られてもよい。図13を参照すると、バルブ160は、保持特徴部134を用いて取り付けられている。一実施形態において、バルブ160および保持リング162は容器内に挿入されてもよい。そこで、保持リング162は保持特徴部134と係合してもよい。図12を参照すると、バルブ160は開口部164を含んでいる。開口部164は、上述のバルブ132用の開口部のいずれか1つであってもよい。バルブ160は、外側部分166と、中間部分168と、内側部分170とを含み得る。容器の外部に対して圧力がかけられた場合、容器の内部の圧力が、中間部分168および内側部分170に外向きの撓みを引き起こし、製品が開口部164から吐出される。圧力が解除されると、中間部分168および内側部分170は、図12に示される位置に戻る。
[0057]図12を参照すると、保持リング162はバルブ160より大きい。例えば、保持リング162の外周172は、バルブ160の外周174より大きい。したがって、保持リング162用に大きな外周172を必要とする状況において、外周172の寸法を大きくすることができるが、バルブ160の寸法は同じままとすることができる。そのため、製造者は、バルブ160の寸法を変更する必要なしに、いくつかのさまざまな寸法およびタイプの容器に適合するように、保持リングの外周172を大きくしたり小さくしたりすることができる。さらに、製造者は、バルブ160の寸法を変更する必要なしに、いくつかのさまざまな寸法およびタイプの容器に適合するように、保持リング162の厚さ176を増減させることができる。
[0058]バルブの外側部分166の外周172は、バルブ160の動作部分の寸法を変更する必要なしに、いくつかのさまざまな寸法およびタイプの容器に適合するように大きくしたり小さくしたりすることができる。一実施形態において、バルブ160の動作部分は中間部分168および内側部分170である。例えば、図13を参照すると、図12と比較して、中間部分168および内側部分170の寸法を変更することなく、外側部分166の外周174が小さくされている。
[0059]他の実施形態において、バルブの動作部分の寸法を増減させることもできる。例えば、より粘性の高い流体に適応させるためには、バルブ160の中間部分168および内側部分170の寸法を大きくする必要があるだろう。さらに、保持リング162の内側開口部178の寸法は、バルブの中間部分168および内側部分170の増減に適応させるために増減させることが可能であるが、保持リング162の外周172は同じままでもよい。したがって、製造者が、容器内の流体の粘性を変更することを決定した場合、製造者はバルブの中間部分168および内側部分170の寸法を増減させることが可能であるが、保持リング162の外周172は変わらないため、製造者は同じ容器を用いることができる。場合によっては、バルブの外側部分166の寸法は、大きさが変わることもあり得る。
[0060]バルブが上端部分104に組み付けられた後、容器100には製品が満たされる。製品は液体飲料エンハンサとすることができる。その他の実施形態において、製品は甘味料または栄養補助食品であってもよい。製品は、室温で約1センチポイズ〜約250センチポイズの第1の範囲、室温で約1センチポイズ〜約90センチポイズの第2の範囲、および室温で約1センチポイズ〜約50センチポイズの第3の範囲の粘性を有し得る。
[0061]容器に製品が満たされた後、下端部分114が閉鎖される。図14および図15を参照すると、一実施形態において、下端部分114はヒートシール182を用いて閉鎖され得る。ヒートシール182は、側壁110の一方の部分を側壁110の他方の部分に押し当てて密閉することができる。ヒートシール182は、さまざまな形状を有するように密閉され縁装飾されてもよい。例えば、ヒートシールは、直線状に、波形に、またはつり下げ用の開口部、商標の形状、商標の開口部、装飾、もしくは飾りひも用の開口部を付けて縁装飾してもよい。その他の実施形態において、下端部分114は、接着剤によって、または(超音波溶接などの)融着、もしくは(加熱圧着または非加熱圧着などによる)容器の変形によって下端部分114に取り付けられ得る栓またはキャップで閉鎖されてもよい。
[0062]一実施形態において、容器は製品情報を有していてもよい。図14および図15を参照すると、一実施形態において、製品情報はラベル184とすることができる。ラベル184は接着剤で貼り付けてもよい。その他の実施形態において、ラベルは、シュリンクラップを適用してもよい。
[0063]その他の実施形態において、製品情報は他の技術を用いて容器に配置させてもよい。例えば、製品情報を容器上に印刷してもよい。別の例では、製品情報を容器上にエンボス加工してもよい。第3の例では、製品情報はインモールド式ラベル付けを適用することもできる。
[0064]一実施形態において、容器は開封明示特徴部を含むことができる。一例において、その開封明示特徴部はバンド186とすることができる。バンド186は本体の部分とキャップの部分とにわたって付着されるとよい。もしある人がバンドを破ってキャップを開けたとしたら、後の人は容器が前に開封されたことを知るであろう。一実施形態において、バンドは熱収縮が適用されてもよい。その他の実施形態において、バンドは接着剤で貼り付けられてもよい。
[0065]他の実施形態において、ラベルがキャップの部分にわたって延びていてもよく、ラベルが開封明示特徴部を提供することもできる。この場合、バンドは必要ないであろう。
[0066]図16は、ヒンジの第1の実施形態を示している。ヒンジ108は3部分型のヒンジである。ヒンジ108は、中央部分274と、第1の外側部分275と、第2の外側部分276とを含んでいる。中央部分274はヒンジ277を含んでいる。第1の外側部分275は、上部ヒンジ278と下部ヒンジ279とを含んでいる。第2の外側部分276は、上部ヒンジ280と下部ヒンジ281とを含んでいる。中央部分274と第1の外側部分275とは、第1の間隙282をもって隔てられている。中央部分274と第2の外側部分276とは、第2の間隙283をもって隔てられている。キャップ部分が開かれると、上部ヒンジ278、280と、下部ヒンジ279、281と、ヒンジ277とが屈曲する。さらに、キャップ部分が開かれると、外側部分275、276が屈曲する。
[0067]図17は、ヒンジ第2の実施形態を示している。ヒンジ284はバタフライ型ヒンジである。ヒンジ284は、中央部分286と、第1の外側部分288と、第2の外側部分290とを含んでいる。中央部分286はヒンジ291を含んでいる。第1の外側部分288は、上部ヒンジ293と下部ヒンジ294とを含んでいる。第2の外側部分290は、上部ヒンジ295と下部ヒンジ296とを含んでいる。キャップ部分が開かれると、上部ヒンジ293、295と、下部ヒンジ294、296と、ヒンジ291とが屈曲する。さらに、キャップ部分が開かれると、外側部分288、290が屈曲する。
[0068]その他の実施形態において、容器は、単一部分型のヒンジ、または2部分型のヒンジなど、他のヒンジを有してもよい。
[0069]図1を参照すると、キャップ106は環状壁297を含んでいる。環状壁297はリブ298を含んでもよい。キャップ106も突出部299を含んでもよい。図18を参照すると、キャップ106が閉じられると、キャップ106は上端部分104と係合することができる。上端部分104はリッジ(隆起部)205を有していてもよい。リッジ205は、キャップ106が閉じた位置を維持するように、リブ298と係合することができる。この係合は、キャップが閉じた位置にあることの可聴表示も提供することができる。突出部299はバルブ146に向かって下方に延びている。突出部299は、バルブ146の外向きの撓みを制限することができ、開口部148が開かないようにすることができる。したがって、キャップ106が閉じた位置にあるとき、突出部299は、製品がバルブ146から出ることを防止することができる。
[0070]容器は特定の量の製品を保持するように設計され得る。第1の実施形態において、容器は2ml以上、100ml以下を入れることができる。第2の実施形態において、容器は2ml以上、50ml以下を入れることができる。第3の実施形態において、容器は2ml以上、36ml以下を入れることができる。第4の実施形態において、容器は2ml以上、24ml以下を入れることができる。第5の実施形態において、容器は2ml以上、12ml以下を入れることができる。第6の実施形態において、容器は2ml以上、8ml以下を入れることができる。第7の実施形態において、容器は2ml以上、4ml以下を入れることができる。
[0071]他の実施形態において、本体部分は上端部分に取り付けられてもよい。一実施形態において、図19を参照すると、本体部分302は、超音波溶接などの融着によって上端部分304に取り付けられている。その他の実施形態において、本体部分は、接着剤または熱によって上端部分に取り付けられてもよい。一実施形態において、上端部分304はキャップ部分306を含み得る。キャップ部分306はヒンジ308によって取り付けられてもよい。ヒンジ308は、本明細書に記載されたヒンジの1つであってもよい。
[0072]図20を参照すると、容器の他の実施形態が示されている。この容器400は、本体部分402と、上端部分404と、プラグシール405とを含んでいる。一実施形態において、容器400は、キャップ部分406と、ベース部分407と、ヒンジ部分408とを含んでいる。ヒンジ部分408は、本明細書に記載されたヒンジの1つであってもよい。本実施形態において、ベース部分407はねじ部によって上端部分404に取り付けられる。本実施形態において、本体部分402はチューブであってもよく、下端部分414は、本明細書に記載されているように閉鎖される。
[0073]図21を参照すると、キャップ部分406と、ベース部分407と、ヒンジ部分408とが示されている。ベース部分407はねじ部409を含み得る。ねじ部409は、上端部分404のねじ部411と係合することができる。ベース部分407に挿入されたプラグシール405も示されている。
[0074]図22〜図24を参照すると、プラグシール405が示されている。プラグシール405は、バルブ460と保持リング462とを含んでいる。バルブ460は、保持リング462上に成形されてもよい。バルブ460は、前に述べたバルブ160用の材料で製造されてもよい。保持リング462は、前に述べた保持リング162用の材料で製造されてもよい。
[0075]図24を参照すると、バルブ460は、外側部分466と、中間部分468と、内側部分470とを含んでいる。中間部分468および内側部分470は、中間部分168および内側部分170と同一であってもよい。さらに、中間部分468および内側部分470は、中間部分168および内側部分170と同じ態様で動作し得る。保持リング462は、下方に延びる環状壁472を含み得る。環状壁472は、容器の内部と係合する。一実施形態において、環状壁472は容器と密閉的に係合する。例えば、環状壁472は上端部分404と密閉的に係合する。
[0076]図25を参照すると、容器の他の実施形態が示されている。容器500が閉鎖された下端部分514を有するボトルである点を除けば、容器500は容器400と同じである。
[0077]図26を参照すると、容器の他の実施形態が示されている。容器600が異なる形状の本体部分を有する点を除けば、容器600は容器500と同じである。容器600は閉鎖された下端部分614を有するボトルであってもよく、または、容器600は閉鎖された下端部分614を有するチューブであってもよい。
[0078]図27を参照すると、容器の他の実施形態が示されている。容器700がベース部分707を上端部分704に接続するためのスナップ式取付け具を有する点を除けば、容器700は容器400と同じである。上端部分704は、ベース部分707上の1つまたは複数の突起部713と係合する、1つまたは複数の突起部711を含む。
[0079]図28を参照すると、キャップ部分706と、ベース部分707と、ヒンジ部分708とが示されている。ベース部分707は、1つまたは複数の突起部713を含む。ベース部分707に挿入されたプラグシール705も示されている。
[0080]図29を参照すると、容器の他の実施形態が示されている。容器800が閉鎖された下端部分814を有するボトルである点を除けば、容器800は容器700と同じである。
[0081]図30を参照すると、容器の他の実施形態が示されている。容器900がシール906を有する点を除けば、容器900は容器400と同じである。そのシールはプラスチックシール、ホイル(金属箔)シール、紙で裏当てしたプラスチックシール、紙で裏当てしたホイルシール、または他のタイプのシールであってもよい。
[0082]図31を参照すると、容器の他の実施形態が示されている。容器1000が閉鎖された下端部分1014を有するボトルである点を除けば、容器1000は容器900と同じである。
[0083]本願は、2013年3月15日提出の米国意匠出願第29/450,116号(Leydig事務所整理番号712288)に参照によりその全体が組み込まれる。
[0084]本明細書で引用した刊行物、特許出願、および特許を含む全ての参考文献は、各文献が個々にかつ具体的に参照により組み込まれることが示され、その全体が本明細書に記載されたかのように、本明細書と同程度に、参照により組み込まれる。
[0085]本発明(特に以下の特許請求の範囲の文脈において)を説明する文脈における用語「a」、「an」、「the」、「at least one:少なくとも1つ」、および類似の指示対象語を使用することは、本明細書に別段の指示がない限り、または明らかに文脈と矛盾していない限り、単数形と複数形との両方に対応すると解釈されるべきものである。1つまたは複数の項目の列挙(例えば、「at least one of A and B:AおよびBの少なくとも1つ」)が後に続く「at least one:少なくとも1つ」という用語の使用は、本明細書に別段の指示がない限り、または明らかに文脈と矛盾していない限り、列挙された項目(A or B:AまたはB)から選択される1つの項目を意味する、または2つ以上の列挙された項目の任意の組み合わせ(A and B:AおよびB)を意味すると解釈されるべきものである。用語「comprising:包含する」、「having:有する」、「including:含む」、および「containing:含有する」は、特に断りのない限り、オープンエンドの用語として解釈されるべきものである(すなわち、「含むことではあるが、それに限定されない」という意味)。本明細書の値の範囲の列挙は、本明細書に別段の指示がない限り、単に、その範囲内に入るそれぞれ別個の値を個々に参照する簡略的な方法として役立つように意図され、それぞれ別個の値は、それが個々に本明細書に記載されているかのように、本明細書に組み込まれる。本明細書に記載されたすべての方法は、本明細書に別段の指示がない限り、または明らかに文脈と矛盾していない限り、任意の適切な順序で行うことができる。本明細書に提供されているありとあらゆる例、または例示的な言葉(例えば、「such as:など」)の使用は、単に、本発明をより明らかにすることを意図しており、別段の請求がない限り、本発明の範囲を限定するものではない。本明細書の言葉はいずれも、請求されていない要素を、本発明を実施するために必要不可欠であると示されることはないと解釈されるべきものである。
[0086]本発明の好ましい実施形態は、発明を実施するために発明者らが知る最良の形態を含めて、本明細書に記載されている。これらの好ましい実施形態の変化形態は、前述の説明を読めば当業者には明らかになるであろう。本発明者らは、当業者が適宜そのような変化形態を採用することを予期し、かつ、本発明者らは、本発明が本明細書に詳細に記載した以外の態様で実施されることも意図している。したがって、本発明は、適用法によって認められるように、本明細書に添付の特許請求の範囲に記載された主題のすべての修正およびそれに相当する態様を含む。さらに、本明細書に別段の指示がない限り、または明らかに文脈と矛盾していない限り、すべての可能な変化形態における上記の要素のいかなる組み合わせも、本発明に包含される。