JP3188941B2 - ベローズ状収容容器 - Google Patents

ベローズ状収容容器

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JP3188941B2 JP51005496A JP51005496A JP3188941B2 JP 3188941 B2 JP3188941 B2 JP 3188941B2 JP 51005496 A JP51005496 A JP 51005496A JP 51005496 A JP51005496 A JP 51005496A JP 3188941 B2 JP3188941 B2 JP 3188941B2
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D1/00Containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material, by deep-drawing operations performed on sheet material
    • B65D1/02Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
    • B65D1/0223Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by shape
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  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、収容物の減少に対応して自在に縮退変形す
るプラスチック製の可撓性ベローズ状収容容器に関し、
特には、流動性や粘稠性を有する収容物を容易に充填す
ることができると共に、収容物を殆ど空気に曝されるこ
となく衛生的に保持することができ、吐出ノズル、吐出
ガン、導出ポンプ及び吐出機構を直接装着するか、それ
らを装備した器具や用具や吐出装置に装着することによ
って、収容された内容物を目的に応じた様態で容易に取
り出すことができ、且つ最後まで無駄なく使いきること
ができるベローズ状収容容器に関する。
背景技術 プラスチック素材をブロー成型によって形成した収容
容器は、意匠的にも多様な形状で廉価に製造することが
できるので、使い捨ての収容容器として広く利用されて
いる。
従来、多様なベローズ状の収容容器が開示されている
が、これらの多くは、前記収容容器を軸方向に収縮させ
るため、その側壁に複数の膨出部が形設されたものであ
る。
ところが、ブロー成型で周壁をベローズ状の収容容器
に成型するとき、プラスチック素材を均等な肉厚に成型
することができないので、形成された前記収容容器の周
壁の肉厚は軸線より離れれば離れるほど大抵肉薄とな
り、側壁であるベローズ谷部の肉厚はベローズ山部より
肉厚の膨出部となっている。また、当該ベローズ状収容
容器を最大縮退させると、側壁の膨出部が積層されて収
容容器の内側に中空のスペースが生じる。従って、この
ようなベローズ状の収容容器に収容物が充填されている
場合、例えば、同心円で同径のベローズ状の収容容器に
グリースや印刷インクを充填して商品化されているもの
では、底部を開口部の位置まで縮退させることができな
いため、収容物が前記スペース内に残ったままゴミとし
て捨てられてしまうことが常で、まことに不経済であっ
た。
そこで、ベローズ状の収容容器のデッドスペース内に
残余する内容物をできるだけ残さず取り出すため、例
えば実開平4−7478号公報記載の蛇腹状収容容器のよう
に、底部となる押圧プレートを胴部と固着させて該蛇腹
状容器本体として構成されているもの、例えば実開昭
59−168350号に記載の蛇腹状収容容器のように、底部を
上方に向けて凸状の突出部として形成し、絞り出し口内
側まで進入するようにしたもの、例えば実開昭59−17
4474号公報に記載の蛇腹状収容容器のように、底面を、
蛇腹部が最も縮んだ際の寸法相当分を内方向に凹ませた
もの、例えば実開昭60−169143号公報に記載の蛇腹状
収容容器のように、底壁を、蛇腹が最も縮んだ際の寸法
相当分内方向に窪ませるとともにその中央部に吐出口内
側まで進入する突出部を内方向に形成させたもの、例
えば実開昭56−100347号公報に記載の蛇腹状収容容器の
ように、容器の形状を変位端側が径小のテーパー形状と
したもの、等が開示されている。
しかし、前記に記載の蛇腹状収容容器は、突出部の
内寸法が正確に規定されるものの、胴部と底部押圧プレ
ートが収容容器として一体にブロー成型されていないた
め、製造上手間がかかり、非常にコスト高となるばかり
か、底部押圧プレートも使い捨てとなり、不経済でゴミ
の量を増やすことになる。
前記〜の蛇腹状収容容器は、いずれもブロー成型
で一体に形成されるものの、伸縮自在の収容容器とする
ため、蛇腹膨出部の肉厚がほどよくなるように成型する
と底部が薄くなりすぎ、底部をほど良い肉厚にしようと
すると、今度は蛇腹膨出部の肉圧が厚くなりすぎ伸縮に
支障を生じる。また、これらの蛇腹状収容容器の場合、
いずれも該蛇腹状収容容器内のデッドスペースを解消す
る手段として、底部を蛇腹状の膨出部が最も縮んだ寸法
分内方向に凹ませて、当該底部を上げ底にしている。そ
のため、前記蛇腹状収容容器の肉厚が厚くなれば厚くな
るほど、また、膨出部の数が多ければ多いほど上げ底状
態がひどくなり、収容容器の内容積もその分だけ小さく
なる。これは収容容器の概念からすると不自然で、誠に
不都合と言わざるを得ない。
また、〜の蛇腹状収容容器は、前記のように蛇腹
状の膨出部の内壁に接近して底部が内方向に窪んで上げ
底になっているため、その分、収容物の収容容積も少な
くなるばかりか、「脱気充填」するのがかえって難しく
なる。「脱気充填」とは収容容器内に空気が残らないよ
うに収容物を充填することと定義する。
以上のように、ブロー成型の周知の技術やブロー成型
上の特性を考慮すれば、これらの前記蛇腹状収容容器は
金型を三次元的に製作する必要があり、底部のバリ取り
や蛇腹膨出部と底部の肉厚のバランスを採る必要がある
など、製造上かなり制約を受ける結果となり、その限度
を越えれば製品不良となるか、製造不能となる。以上の
ように、成型方法が制限され、製造条件や製造工程が多
くなるため、ブロー成型による収容容器としての完成度
が低いばかりか時間当りの製造個数も少なくなり、コス
トの高い製品となるという問題があった。
前記の蛇腹状収容容器は、変位端側が径小の逆円錐
台状のテーパー形状に形成された蛇腹膨出部が谷部で重
ならないようになっており、デッドスペースとなる範囲
を狭くすることはできるが、しかし、当該デッドスペー
スを解消することはできないため、収容物の残存は免れ
ないという問題があった。
以上〜の蛇腹状収容容器はいずれも複数の膨出部
からなる側壁を有するベローズ状収容容器の一様態が各
々開示されたものであって、該ベローズ状収容容器を系
統的に検討したものは見あたらない。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであ
り、その解決すべき課題は、ベローズ状収容容器のブロ
ー成型が容易で、成型コストが安く、収容物を容易且つ
確実に充填できて、それを最後まで無駄なく使い切るこ
とができる、一つ以上の膨出部を有する、収容物の性質
上適宜必要なバリヤ性を有するベローズ状収容容器を系
統的に創出することであり、その目的とするところは、
液状、ゲル状あるいはペースト状で、粘稠性や流動性を
有する食品類、化粧品類、各種洗剤、トリートメント
剤、軟膏やリニメント等の薬剤、または各種潤滑油等の
収容のための脱気充填が容易且つ簡便であると共に、収
容物の減少に対応して自在に縮退変形し、開封後も使用
に伴う外気の混入をなくし、これらの収容物が殆ど空気
に曝されず、腐敗や酸化による変色変質等がなく衛生的
に保持され、収容物を最後まで絞り出して無駄なく使い
きることができるようにし、更には、ベローズ状収容容
器に吐出ノズル、吐出ガン、導出ポンプ及び吐出機構を
直接装着するか、又は、それらを装備した器具や用具や
吐出装置に装着することができると共に、収容物を目的
に応じた様態で容易且つ確実に取り出すことができる多
様なベローズ状収容容器を廉価に提供することである。
発明の開示 本願発明は、以下の請求項1から請求項4によって表
される特徴を備え、それぞれの特徴を活用させた優れた
作用効果を奏する。
すなわち、請求項1の発明は、上端に位置する開口部
と、開口部に隣接した上層肩部と、下層底部と、下層底
部の外方向に突設した突出部と、伸縮自在の複数の膨出
部を含んで構成された側壁とを含んで一体に形成された
プラスチック製ベローズ状収容容器であって、膨出部は
断面形状が実質的にアール状となった上方側壁と下方側
壁とを含んで成り、下層底部と突出部とが裏返った形状
が、開口部内側のスペースを含んで最大縮退した本ベロ
ーズ状収容容器の内側に形成されるデッドスペースの形
状とほぼ同一形状に形成されており、且つ、ベローズ状
収容容器を最大縮退したとき、膨出部の上方側壁と下方
側壁との内壁面がいずれも密着されると同時に、裏返っ
た突出部と裏返った下層底部とがデッドスペースに緩挿
され、デッドスペースがほぼなくなることを特徴とする
ベローズ状収容容器であって、容器を最大縮退させた
後、あるいは縮退時に下層底部と突出部とを容器内側に
押し込むことで低流動性である内容物を開口部内側をも
含んで容器外にほぼ完全に排出させることが可能であ
る。
請求項2の発明は、上端に位置する開口部と、開口部
に隣接した上層肩部と、下層底部と、伸縮自在の複数の
膨出部を含んで構成された側壁とを含んで一体に形成さ
れたプラスチック製ベローズ状収容容器であって、膨出
部は断面形状が実質的にアール状となった上方側壁と下
方側壁とを含んで成り、上層肩部はその裏返った形状が
開口部を除く最大縮退したベローズ状収容容器の内側に
形成されるデッドスペースの形状とほぼ同一形状に形成
されており、且つ、ベローズ状収容容器を最大縮退した
とき、膨出部の上方壁部と下方壁部との内壁面がいずれ
も密着されると同時に、裏返った上層肩部が開口部を除
くデッドスペースに緩挿され、該デッドスペースがほぼ
なくなることを特徴とするベローズ状収容容器であっ
て、容器を最大縮退させた後、あるいは縮退時に上層肩
部を容器の内側に押し込むことで低流動性である内容物
を開口部の内側を除いて容器外にほぼ完全に排出させる
ことができる。
請求項3の発明は、上端に位置する開口部と、開口部
に隣接した上層肩部と、下層底部と、伸縮自在の複数の
膨出部を含んで構成された側壁とを含んで一体に形成さ
れたプラスチック製ベローズ状収容容器であって、膨出
部は断面形状が実質的にアール状となった上方側壁と下
方側壁とを含んで成り、下層底部はその裏返った形状が
開口部を除く最大縮退した本ベローズ状収容容器の内側
に形成されるデッドスペースの形状とほぼ同一形状に形
成されており、且つ、ベローズ状収容容器を最大縮退し
たとき、膨出部の上方壁部と下方壁部との内壁面がいず
れも密着されると同時に、裏返った下層底部が開口部を
除くデッドスペースに緩挿され、デッドスペースがほぼ
なくなることを特徴とするベローズ状収容容器であっ
て、容器を最大縮退させた後、あるいは縮退時に下層底
部を容器内に押し込むことで低流動性である内容物を開
口部の内側を除いて容器外にほぼ完全に排出させること
ができる。
請求項4の発明は、上端に位置する開口部と、開口部
に隣接した上層肩部と、下層底部と、伸縮自在の複数の
膨出部を含んで構成された側壁とを含んで一体に形成さ
れたプラスチック製ベローズ状収容容器であって、膨出
部は断面形状が実質的にアール状となった上方側壁と下
方側壁とを含んで成り、上層肩部と下層底部とは両方が
共に裏返った形状が開口部を除く最大縮退したベローズ
状収容容器の内側に形成されるデッドスペースの形状と
ほぼ同一形状に形成されており、且つ、ベローズ状収容
容器を最大縮退したとき、膨出部の上方壁部と下方壁部
との内壁面がいずれも密着されると同時に、裏返った上
層肩部と下層底部とが開口部を除くデッドスペースに緩
挿され、デッドスペースがほぼなくなることを特徴とす
るベローズ状収容容器であって、容器を最大縮退させた
後、あるいは縮退時に上層肩部と下方底部とを容器の内
側に押し込むことで低流動性である内容物を開口部の内
側を除いて容器外にほぼ完全に排出させることができ
る。
本発明の収容容器は、可撓性合成樹脂素材によって形
成されるものであるが、前述したように、流動性や粘稠
性を有する収容物を充填、収納する深物容器であるた
め、予め加温して軟化させた熱可撓性プラスチック素材
を所定の形状に形成した金型の間に挟み、その中に圧縮
空気を吹き込み膨らませる所謂ダイレクトブロー成型、
押出ブロー成形法、コールドインジェクションパリソン
法、インジェクションブロー成型する方法で製造するこ
ともできる。従って、この収容容器は、非常に容易かつ
廉価に製造することができる。
本発明は所謂ブロー成型で一体に形成された収容物の
性質上適宜必要なバリヤ性を有するベローズ状収容容器
に関するものであり、該ベローズ状収容容器は、内容物
の増減に対応して自在に伸縮変形させるため、開口部に
隣接された上層肩部と下層底部との間に上方側壁Aと下
方側壁Bとから構成された少なくとも1つ以上の膨出部
を有する側壁が備えられており、さらに、前記下層底部
の外方向または内方向に突設させた突出部とを含み形成
されている場合と、前記突出部が形成されていない場合
とがある。そして、前記外方向に突設した突出部と下層
底部との両方が裏返った形状、または前記内方向に突設
した突出部と裏返った下層底部とからなる形状、また、
他の場合にあっては、上層肩部や下層底部、さらには上
方側壁や下方側壁のいずれか一方または両方が任意に混
在して裏返った形状が、最大縮退した当該ベローズ状収
容容器の内側に形成されたデッドスペースの形状とほぼ
同一の形状に成型されている。
従って、当該ベローズ状収容容器を最大縮退した時
は、前記膨出部の上方側壁Aと下方側壁Bの内壁面を相
互に密着させることができると同時に、下層底部の外方
向に突出した突出部と下層底部との両方が裏返って挿嵌
され、または下層底部の内方向に突設した突出部と裏返
った下層底部とが緩挿され、また、他の場合にあって
は、上層肩部や下層底部のいずれか一方または両方が混
在して裏返って緩挿され、いずれの場合も前記デッドス
ペースをほぼなくすことができるようになっている。
次に、本発明のベローズ状収容容器は多彩な形状の外
形デザインが可能であるが、その中から基本的な構造を
示すために好例な外形デザインの形状のものや基本的な
構造のデザインのものをユニットとして軸線方向で2つ
以上組み合わせたもの、ポピュラーな同心円で同径の略
円柱状や、側壁の膨出部が積層されてなるスペースをな
るべく小さくするために、底部に至るに従って径大また
は径小のテーパー状の円錐台状や逆円錐台状のものを主
な対象として述べられており、最大縮退させた場合に
は、各膨出部の上方側壁Aと下方側壁Bの内壁面が密着
した状態で当該ベローズ状収容容器を最大縮退させるこ
とができると同時に、下層底部の外方向に突設した突出
部と下層底部との両方が裏返って前記収容容器のデッド
スペースに緩挿して密着され、該デッドスペースがほぼ
なくなるようになっている。
また、他の場合の円錐台状のベローズ状収容容器にあ
っては下層底部のみが裏返って、また、逆円錐台状のベ
ローズ状収容容器にあっては上層肩部のみが裏返って、
ユニット状のデザインのものを軸線方向で2つ以上組み
合わせたベローズ状収容容器にあっては上層型部と下層
底部の両方がそれぞれ裏返って、同様の効果を得ること
ができるようになっている。
具体的には、本発明のベローズ状収容容器のうち、膨
出部が1つの算盤玉形状に成型されたものは、最も単純
な構成であり、収容物の充填も容易である。また、この
構造を応用すれば、様々な外形デザインのベローズ状収
容容器が可能となる。
次に、本発明のベローズ状収容容器のうち、略円柱状
に成型されたものは最も一般に利用されているポピュラ
ーな形状であって、他の器具、用具、機器や装置等に容
易にセットさせることができ、これを内蔵するのに比較
的コンパクトなスペースで済むことができる。円錐台状
や逆円錐台状のものは、他の形状のものに比べ重心の安
定が得易く、開口部に導出機構を取り付ければ、ベロー
ズ状収容容器が器具や用具の外装として利用できる。ま
た、略円柱状のベローズ状収容容器に比べ最大縮退した
とき膨出部の内壁面が密着しても谷部で重なり合わない
ために積層された膨出部の厚みが薄くなり、デッドスペ
ースを比較的小さくすることができる。
次に、本発明の他のベローズ状収容容器は、少なくと
も2つ以上の前記ベローズ状収容容器がユニットとなっ
て軸線方向で連通された形状にブロー成型で一体に形成
されたベローズ状収容容器であり、該収容容器の略連通
部に設けられた連通口は、底部に至るに従って径大また
は径小に形成されているので、これを最大縮退させた場
合には、前記連通口が重なることはなく、更に上述した
実施例と同様に、突出部及び各ユニットの下層底部を開
口部及び連通口の位置まで完全に縮退させることができ
るとともに、各ユニットに形成されている膨出部の上方
側壁と下方側壁の内壁面が密着した状態で軸線方向に折
り畳まれると同時に、前記外方向に突設した突出部と下
層底部との両方が裏返って、前記ベローズ状収容容器に
形成されるデッドスペースに緩挿して密着され、該デッ
ドスペースがなくなるようになっている。これにより、
1つ以上のデザインのものをユニットとして組み合わせ
て連通したものは、実に多彩なデザインが可能であり、
鼓のような形状や瓢箪のような形状で胴部のなかほどが
テーパー状にくびれたおもしろいデザインのベローズ状
収容容器が具現できる。
次に、本発明の他のベローズ状収容容器は、前述した
各実施例に記載のベローズ状収容容器の開口部が、逆止
弁を含み構成されているベローズ状収容容器であって、
これにより、収容物の逆流を防止することができるよう
になっている。
次に、本発明の他の実施例には、前記各実施例のベロ
ーズ状収容容器の開口部に、吐出ノズル、吐出ガン、導
出ポンプ及び定量吐出装置を含む群から選択された導出
機構を備えたベローズ状収容容器が開示されている。例
えば、開口部に吐出ノズルを装着したベローズ状収容容
器によれば、上述した様々な優れた作用効果に加えて、
絞り出す食品等の収容物に意匠的な模様を付与すること
ができる。つまり、その使途に適した形状乃至態様で絞
り出すことができる。
また、ベローズ状収容容器の開口部を吐出ガンと気密
的に装着できる機構では、収容物が例えば化粧水・乳
液、クリーム等の化粧品、殺虫剤等の液状薬剤、または
各種の洗浄剤などであっても、収容物の減少に対応して
当該ベローズ状収容容器が気密な状態で自在に縮退変形
するので、外気の混入による収容物の導出不良や収容物
の変色変質等のトラブルが無く、その殆どすべてを霧状
や滴状にして、容易且つ確実に定量または任意に導出す
ることができる。
次に、本発明の他の実施例には、導出ポンプを気密的
に装着できる機構のベローズ状収容容器が開示されてい
る。該ベローズ状収容容器によれば、収容物の減少に対
応して収容容器の下層底部が開口部の位置まで軸線方向
に漸次縮退変形し、収容物の吐出を容易にすることがで
きるとともに、前記導出ポンプがエアーレスタイプでよ
いため、気密で外気の混入がないので外気の混入による
収容物の導出不良や収容物の変色変質等のトラブルが無
く最後まで使い切ることができるという優れた作用効果
を奏する。
以上説明したように、本発明のベローズ状収容容器を
収容物の性質上適宜必要なバリヤ性の成型品として加工
したものは、液状、ペースト状、あるいはゲル状の粘性
の高い性質をもつ収容物であっても、これらを収容する
ための充填が容易にできると同時に、開封から使い終わ
るまで外気の侵入による腐敗や酸化による変色や変質の
トラブルが生じることなく品質を保持させることがで
き、更に、これらを縮退した時に形成されるデッドスペ
ースをほぼゼロとすることができるので、その殆どすべ
てを容易且つ確実に絞り出し、これらを無駄なく使い切
ることができる。また、吐出ノズル、吐出ガン、導出ポ
ンプ及び吐出機構を直接装着するか、それらを装備した
器具や用具や吐出装置に装着することによって、収容物
を目的に応じた態様で容易且つ確実に取り出し、これら
の収容物を無駄なく使いきることができるこれら前記実
施例において、使い終えたベローズ状収容容器のみ取り
替えることが可能なため、従来使い捨てにされているコ
ストの高い外装兼収容容器や導出機構をゴミとして廃棄
することなく、器具や用具として繰り返し再使用するこ
とができる。
また、前記ベローズ状収容容器は、該ベローズ状収容
容器の充填のために考案した充填機によって、該収容容
器内の空気を排除して収容物を充填する脱気充填ができ
るので、充填が終了した時点で速やかに開口部を覆蓋シ
ールで覆蓋すれば、これらを容易に密封容器とすること
ができ、更に、容易に滅菌処理を施すことができる。あ
るいは、ブロー成型と収容物充填の両機能を備えた機械
によって前記ベローズ状収容容器をブロー成型する際、
収容物を無菌状態で充填できると同時に、覆蓋シールも
一体に成型することが可能である。
図面の簡単な説明 図1〜8は本発明のベローズ状収容容器の実施例を示
す。これらの実施例はいずれも軸線方向に伸縮自在であ
り、開口部に隣接した上層肩部と、下層底部と、該下層
底部の外方向または内方向に突設した突出部と、伸縮自
在の少なくとも1つ以上の同心円の膨出部からなる側壁
とが一体に成型された周壁の上端に開口部が形成された
ベローズ状収容容器であり、(a)、(a′)は側面図
を示し、中心より右半分を破断した断面を表わす。
(b)、(b′)は、(a)、(a′)をそれぞれ最大
縮退したときの側面図を示し、中心より右半分を破断し
た断面を表わす。
発明を実施するための最良の形態 以下、本発明のベローズ状収容容器を、図面に基づい
て更に具体的かつ詳細に説明する。
まず、本発明のベローズ状収容容器は、前述したよう
に、液状、ゲル状あるいはペースト状などの粘稠性や流
動性の特性を有した収容物を充填する可撓性の深物収容
容器であり、合成樹脂素材の所謂パリソンからダイレク
トブロー成型で一体形成することができるので、非常に
簡便かつ廉価に製造することができる。
実施例1のベローズ状収容容器10は、図1(a)に示
したように、開口部11に隣接した上層肩部12と、下層底
部13と、該下層底部13の外方向に突設した突出部14と、
収容物の増減に対応して自在に伸縮するように形成され
た、上方側壁Aと下方側壁Bからなる1つの膨出部15か
らなる側壁とを含み構成された周壁と、上方に位置する
開口部11とが一体に成型されており、且つ、前記突出部
14と下層底部13との両方の裏返った形状が、最大縮退し
たベローズ状収容容器の、開口部11及び上層肩部12の内
壁面とほぼ同一形状になるように成型されている。
従って、前記ベローズ状収容容器10を完全に縮退させ
た際には、図1(b)に示したように、前記膨出部15の
例えば下方側壁Bが裏返って密着すると同時に、下層底
部13と該下層底部13の外方向に突設した突出部14との両
方が裏返ってデッドスペースに緩挿されて、前記開口部
11を含むデッドスペースをほぼなしにすることができる
ようになっているので、収容された収容物が粘性の強い
性質であっても容易且つ確実に絞り出すことができ、こ
れを無駄なく使い切ることができるという優れた作用効
果を奏する。
実施例2のベローズ状収容容器20は、図2(a)に示
したように、開口部21に隣接した上層肩部22と、下層底
部23と、該下層底部23の外方向に突設した突出部24と、
収容物の増減に対応して自在に伸縮させるため、下層に
なるほど径小の3つの算盤玉形状に形成された膨出部25
からなる側壁と、下層の方が径大の2つ連通口26、26′
と、を含み構成された周壁と、開口部21とが一体に成型
されており、且つ、前記突出部24と下層底部23との両方
の裏返った形状が、最大縮退したベローズ状収容容器20
の、開口部21及び上層肩部22の内壁面とほぼ同一形状に
なるように成型されている。
そして、前記ベローズ収容容器20を最大縮退した時に
は、図2(b)に示したように、実施例1と同様、裏返
った前記突出部24を開口部21の位置まで縮退させること
ができるとともに、各膨出部25の例えば下方側壁Bが裏
返ってそれぞれの当該膨出部内面が密着して積層され
る。つまり、前記突出部24と下層底部23との両方が裏返
ってデッドスペースに緩挿され、そのデッドスペースを
ほぼなしにすることができるようになっているので、収
容された収容物を容易且つ確実に絞り出し、これを無駄
なく使い切ることができる。
実施例3のベローズ状収容容器30は、図3(a)に示
したように、開口部31に隣接した上層肩部32と、下層底
部33と、該下層底部33に内方向に突設した突出部34と、
収容物の増減に対応して自在に伸縮する3つの算盤玉形
状に形成された任意の径の膨出部35を有する形状からな
る側壁と、を含み構成された周壁と、開口部31とが一体
に成型されており、且つ、前記下層底部33の内方向に突
設した突出部34と裏返った下層底部33の形状が、最大縮
退した前記ベローズ状収容容器30のデッドスペースの形
状とほぼ同一形状になるように成型されている。
従って、当該ベローズ状収容容器30を最大縮退した時
には、図3(b)に示したように、実施例2で述べたと
同様の作用により、収容物を容易且つ確実に絞り出し、
これを無駄なく使い切ることができる。
実施例4のベローズ状収容容器40は、図4(a)に示
したように、その側壁が収容物の増減に対応して自在に
伸縮変形する3つの膨出部45を有するとともに、下層底
部43とその外方向に突設した突出部44との両方が裏返っ
た形状と、最大縮退した前記ベローズ状収容容器40のデ
ッドスペースの形状とがほぼ同一形状に成型されてお
り、更に側壁は底部に至るに従って径小のテーパー状に
形成されているので、これを最大縮退させた場合には、
図4(b)に示したように、実施例2で述べたと同様の
作用によりに、前記突出部44が裏返って開口部41の位置
まで完全に縮退させることができるとともに、前記下層
底部43と各膨出部45の下方側壁Bが裏返って密着した状
態で折り畳むことができる。つまり、前記突出部44と下
層底部43との両方が裏返って前記デッドスペースに緩
挿、密着して、該デッドスペースがほぼなくなるように
なっているので、当該収容容器40に充填された収容物を
容易且つ確実に絞り出し、これを無駄なく使い切ること
ができる。
実施例5のベローズ状収容容器50は、図5(a)、
(b)に示したように、実施例4のベローズ状収容容器
40をユニットとして軸線方向で3つ組み合わせて連通し
た形状に一体成型されたベローズ状収容容器50であっ
て、これを最大縮退させた場合でも、実施例2や実施例
4と同様の効果を奏する。
なお、連通させる収容容器40ユニットは、その側壁が
底部に至るに従って径大または径小のテーパー状に形成
された収容容器をユニットとして任意個数を、軸線方向
で任意に組み合わせて一体に成型したベローズ状収容容
器とすることが可能である。
実施例6のベローズ状収容容器60、60′は、図6
(a)、(a′)に示したように、開口部61に隣接した
上層肩部62と、下層底部63と、軸線方向に伸縮可能な、
同径の同心円からなる複数の膨出部65または底部に至る
に従って径小の同心円からなる複数の膨出部65を有する
側壁とを含み構成された周壁と、上端に位置する開口部
61とが一体に成型された該ベローズ状収容容器60、60′
であって、前記上層肩部62の裏返った形状が、前記開口
部61内側の導出機構が挿着されるスペース以外の最大縮
退した前記ベローズ状収容容器60の下層底部63と積層さ
れた膨出部の内側に形成される略円柱状または逆円錐台
状のスペースの形状とほぼ同一形状に成型されている。
そして、当該ベローズ状収容容器60、60′を最大縮退
した時、図6(b)または(b′)に示したように、前
記膨出部65の上方側壁と下方側壁の内壁面が密着され、
さらに裏返った前記上層肩部62が開口部61の内側の導出
機構が挿入されるスペース以外の前記デッドスペースに
緩挿され、該デッドスペースをほぼなくすことができる
ようになっているので、収容物を容易且つ確実に絞り出
し、これを無駄なく使い切ることができる。
実施例7のベローズ状収容容器70、70′は、図7に示
したように、(a)と(b)は同径同心円、(a′)と
(b′)は底部に至るに従って径大の同心円からなる複
数の膨出部75を有するベローズ状収容容器70、70′であ
って、開口部71内側の導出機構が挿入されるスペース以
外が最大縮退した時、各膨出部75の内壁面が密着され、
下層底部73が裏返って前記収容容器70、70′の前記デッ
ドスペースに緩挿され、該デッドスペースがほぼなくす
ことができるので、実施例6と同様の効果を奏すること
ができる。
実施例8のベローズ状収容容器80、80′は、図8
(a)に示したように、上方に位置する開口部81と、該
開口部81に隣接した上層肩部82と、同心円からなる複数
の膨出部85を有する、なかほどがくびれた側壁と、下層
底部83とを含む構成からなる、鼓のような形状に一体に
成型されたベローズ状収容容器80、及び、図8(a′)
に示したように、開口部81に隣接した上層肩部82と、同
心円からなる複数の膨出部85を有するなかほどから変移
端が径大及び径小の側壁と、下層底部83とを含む構成か
らなる周壁と、上方に位置する開口部81とが瓢箪のよう
な形状に一体に成型されたベローズ状収容容器80′であ
って、裏返った前記上層肩部と裏返った前記下層底部83
とが密着した形状が、開口部81内側の導出機構が挿入さ
れるスペース以外が最大縮退したベローズ状収容容器8
0、80′の内側に形成されるスペースの形状とほぼ同一
形状になるように成型されている。
従って、当該ベローズ状収容容器80、80′を最大縮退
した時には、図8(b)、(b′)に示したように、前
記上層肩部82と下層底部83との両方が裏返って前記デッ
ドスペースにそれぞれ緩挿され、該デッドスペースをな
くすことができるようになっているので、収容された収
容物を容易且つ確実に絞り出し、これを無駄なく使い切
ることができる。前記膨出部の上方側壁Aと下方側壁B
の形状は直線状であってもアール状であっても又はこれ
らの組み合わせであってもよく、特にこれらのことを制
限するものではない。
以上、上述した各実施例のベローズ状収容容器は、こ
れらが円柱状、円錐台状、逆円錐台状の形状であるもの
を例にして説明したが、本発明のベローズ収容容器の横
断面の形状が、三角形、四角形、五角形、六角形、八角
形、十二角形等の多角形を基にした中空の多面体からな
るベローズ状収容容器であってもよく、特に多観形状に
ついて制限するものではない。
更に又、各実施例は各膨出部の下方側壁Bが裏返って
その内壁面が密着される場合を例にして説明したが、当
該ベローズ状収容容器が押圧されて最大縮退する状況や
条件によっては、上方側壁Aが裏返って膨出部の内壁面
が密着される場合や、各々の膨出部において下方側壁B
及び上方側壁Aが非画一的に(混在して)裏返って該膨
出部の内壁面が密着される場合もある。
また、上述した各実施例のベローズ状収容容器に、収
容物の漏出及び細菌等の侵入を防止するため、前記開口
部を被覆シールする例えば、金属、紙、アルミ箔、樹脂
製によるトップシールやキャップ兼用のものなどによる
覆蓋を備えることができる。
次に、実施例9のベローズ状収容容器は、収容物が逆
流することを防止するために、上層肩部に形成した開口
部に逆止弁を備えた実施例1〜8記載のベローズ状収容
容器であって、収容物が流動性や粘稠性があるため、こ
れらの逆流による空気の侵入を確実に防止することがで
きるようになっている。
次に、実施例10のベローズ状収容容器は、実施例1〜
9のベローズ状収容容器の開口部に、例えば上面の中央
部に先端が星状に切欠かれた所謂花口のノズルを装着し
たベローズ状収容容器であって、このベローズ状収容容
器よれば、ヨーグルト、マヨネーズ、ケチャップ、各種
のクリーム類のような食品を取り出す際、例えば断面が
星状の意匠的な模様を付すことができ、更に、これらの
殆どすべてを品質を損なうことなく容易且つ確実に絞り
出し、これらを無駄なく使い切ることができるのであ
る。吐出ノズルの先端に形成した切欠けの形状は、取り
出した食品の意匠的形状に基づいて適宜選択決定するこ
とができ、形状が異なる複数の吐出ノズルを用意し、収
容物の種類と用途に応じてこれらを適宜選択して使用す
れば、取り出した食品にさまざまな意匠的な模様をデコ
レーションすることができる。
次に、実施例11のベローズ状収容容器は、実施例1〜
8に記載のベローズ状収容容器の開口部に吐出ガンまた
はエアレスポンプを気密的に装着した収容容器であっ
て、この収容容器よれば、収容された収容物を霧状や滴
状でその任意量を導出することができるので、例えば各
種の液状やクリーム状等の化粧品等の収容容器として使
用することができる。
次に、実施例12のベローズ状収容容器は、吐出ガンま
たはエアレスポンプを備えた器具や用具に気密的に装着
内蔵できる実施例1〜8に記載のベローズ状収容容器で
あり、実施例13のベローズ状収容容器は、実施例11に記
載した器具や用具の底面がスプリングの弾性を介して支
持された状態で気密的に装着内蔵されているものであ
る。前記吐出ガンやエアレスポンプは、前記収容容器内
に外気を吸入する吸気孔を設ける必要がなく、さらに導
出チューブを経て収容物を移送する必要もない。つま
り、実施例13のベローズ状収容容器はその底面がスプリ
ングの弾性を介して収容物の減少に対応して常時加圧さ
れた状態で前記器具や用具本体内に収容されているた
め、前記ベローズ状収容容器内の収容物を任意の量だけ
一度に吐出することができる。収容物を使いきるまで外
気が侵入することなく密閉状態で保持することができる
ので、カビや腐敗を防ぎ、あるいは酸化による変色や変
質を防止できる。
以上実施例1〜13で述べたベローズ状収容容器は、そ
の用途が業務用あるいは一般家庭の卓上や台所用である
かによって、その容量や開口部の大きさ等を適宜任意に
設定することができ、食品類、各種洗剤、トリートメン
ト剤、化粧品類、軟膏やリニメント等の薬剤、または各
種潤滑油等を収容する収容容器として多用途に活用する
ことができる。
一方、本発明のベローズ状収容容器にあっては、その
内容量を大型化、且つ取り扱いを簡便化することによっ
て、一般家庭の保存用或は業務用の保存や搬送用などの
収容容器とすることができる。
本発明のベローズ状収容容器は、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリビニ
ールアルコール等の熱可撓性合成樹脂素材、脂肪酸ポリ
エステル、ポリグリコール酸、ポリ乳酸等の生分解性プ
ラスチック素材、または、光分解性プラスチック素材の
炭素或はこれらの多層で成型されており、当該収容容器
は、収容物の性質上必要なバリア性を有するものや、或
は収容物の容積によって適宜任意の大きさに成型するこ
とができ、多様な形状や機能を有する吐出ノズルを目的
に応じ適宜選択して取り替えることが可能である。更
に、前記収容容器が装着できる吐出ノズル若しくはエア
レスポンプや吐出ガンを備えた器具や用具類を用意すれ
ば更に利便性を増加させることができる。
以上、本発明を実際に活用するため現在考えられる最
良の実施形態としての特定の実施例を用いて解説した
が、ここに開示された広範囲の発明概念、及び特許請求
の範囲で想定している範囲から逸脱することがない限
り、本発明を改良することが可能であることは言うまで
もない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−289447(JP,A) 特開 平3−256873(JP,A) 特開 昭64−58660(JP,A) 特開 平5−156672(JP,A) 特開 平7−2261(JP,A) 実開 昭55−72627(JP,U) 実開 昭60−169143(JP,U) 実開 平3−81871(JP,U) 実開 平5−65753(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 21/08 B65D 83/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上端に位置する開口部と、該開口部に隣接
    した上層肩部と、下層底部と、該下層底部の外方向に突
    設した突出部と、伸縮自在の複数の膨出部を含んで構成
    された側壁とを含んで一体に形成されたプラスチック製
    ベローズ状収容容器であって、該膨出部は断面形状が実
    質的にアール状となった上方側壁と下方側壁とを含んで
    成り、前記下層底部と前記突出部とが裏返った形状が、
    前記開口部内側のスペースを含んで最大縮退した本ベロ
    ーズ状収容容器の内側に形成されるデッドスペースの形
    状とほぼ同一形状に形成されており、且つ、本ベローズ
    状収容容器を最大縮退したとき、前記膨出部の前記上方
    側壁と前記下方側壁との内壁面がいずれも密着されると
    同時に、裏返った前記突出部と裏返った前記下層底部と
    が前記デッドスペースに緩挿され、該デッドスペースが
    ほぼなくなることを特徴とするベローズ状収容容器。
  2. 【請求項2】上端に位置する開口部と、該開口部に隣接
    した上層肩部と、下層底部と、伸縮自在の複数の膨出部
    を含んで構成された側壁とを含んで一体に形成されたプ
    ラスチック製ベローズ状収容容器であって、該膨出部は
    断面形状が実質的にアール状となった上方側壁と下方側
    壁とを含んで成り、前記上層肩部はその裏返った形状が
    前記開口部を除く最大縮退した本ベローズ状収容容器の
    内側に形成されるデッドスペースの形状とほぼ同一形状
    に形成されており、且つ、本ベローズ状収容容器を最大
    縮退したとき、前記膨出部の前記上方壁部と前記下方壁
    部との内壁面がいずれも密着されると同時に、裏返った
    前記上層肩部が前記開口部を除くデッドスペースに緩挿
    され、該デッドスペースがほぼなくなることを特徴とす
    るベローズ状収容容器。
  3. 【請求項3】上端に位置する開口部と、該開口部に隣接
    した上層肩部と、下層底部と、伸縮自在の複数の膨出部
    を含んで構成された側壁とを含んで一体に形成されたプ
    ラスチック製ベローズ状収容容器であって、該膨出部は
    断面形状が実質的にアール状となった上方側壁と下方側
    壁とを含んで成り、前記下層底部はその裏返った形状が
    前記開口部を除く最大縮退した本ベローズ状収容容器の
    内側に形成されるデッドスペースの形状とほぼ同一形状
    に形成されており、且つ、本ベローズ状収容容器を最大
    縮退したとき、前記膨出部の前記上方壁部と前記下方壁
    部との内壁面がいずれも密着されると同時に、裏返った
    前記下層底部が前記開口部を除くデッドスペースに緩挿
    され、該デッドスペースがほぼなくなることを特徴とす
    るベローズ状収容容器。
  4. 【請求項4】上端に位置する開口部と、該開口部に隣接
    した上層肩部と、下層底部と、伸縮自在の複数の膨出部
    を含んで構成された側壁とを含んで一体に形成されたプ
    ラスチック製ベローズ状収容容器であって、該膨出部は
    断面形状が実質的にアール状となった上方側壁と下方側
    壁とを含んで成り、前記上層肩部と前記下層底部とは両
    方が共に裏返った形状が前記開口部を除く最大縮退した
    本ベローズ状収容容器の内側に形成されるデッドスペー
    スの形状とほぼ同一形状に形成されており、且つ、本ベ
    ローズ状収容容器を最大縮退したとき、前記膨出部の前
    記上方壁部と前記下方壁部との内壁面がいずれも密着さ
    れると同時に、裏返った前記上層肩部と前記下層底部と
    が前記開口部を除くデッドスペースに緩挿され、該デッ
    ドスペースがほぼなくなることを特徴とするベローズ状
    収容容器。
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