JP2004125113A - 遮断弁及びこの遮断弁が組み込まれた遮断弁ブロック - Google Patents

遮断弁及びこの遮断弁が組み込まれた遮断弁ブロック Download PDF

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Abstract

【課題】弁体径を大きくした場合でも弁体がスムーズに作動し、充分な閉弁気密性が得られるようにする。
【解決手段】バイパス流路46を有する弁軸45が直線運動するよう設けられたガイド48と、弁体43を付勢する主スプリング49と、弁座42より下流に弁体43に対向して配されたステッピングモータ55と、さらに、送りネジ60と、弁体43を押動可能な移動体61と、移動体61の回転を規制するロッド64とで構成されている。これによって、弁体43の質量によるモーメントがステッピングモータ55に加わらず、ロータ52はスムーズに回転する。また、弁軸45とガイド48とのクリアランスは小さく、弁体43の傾きを小さくすることができ、充分な閉弁気密性を得ることができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスの事故を未然に防ぐガス遮断用の遮断弁及びこの遮断弁が組み込まれたブロックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の遮断弁は、特許文献1記載の遮断弁は図5に示されているように、鍔付きカップ状のケーシング6を有し、このケーシング6の外周にステータ4を装着し、前記ケーシング6を有し、このケーシング6の外周にステータ4を装着し、ケーシング6の開口部に合成樹脂製のアウターブッシュ3を嵌着し、このアウターブッシュ3にスタッド5を一体成形することで偏心させて前方に突設し、ケーシング6内にインナーブッシュ12を挿設し、アウターブッシュ3およびインナーブッシュ12にリードスクリュー17をその先端の雄ネジ部17aが当該アウターブッシュ3より前方に突出した状態で正逆方向に回転自在に支持されている。また、このリードスクリュー17にロータ16を前記ステータ4に対向する形で取り付け、このロータ16と前記アウターブッシュ3との間にスラスト荷重用ころがり軸受18を介挿し、スタッド5に係合し雄ネジ部17aに螺合して弁体25を配されている。弾性シール部材8とアウターブッシュ3とケーシング6は、段付きフランジ2と平板フランジ7とで挟み込まれていて、段付きフランジ2と平板フランジ7とはかしめ部32でかしめによって固着されている。また、かしめ部32より外側に弾性シール部材33が段付きフランジ2と筐体27とで挟み込まれて、段付きフランジ2と筐体27との気密を保持している。この遮断弁は通常ガスメーター内にリードスクリュー17を水平方向とするよう配置されている。
【0003】
以上のように構成された遮断弁について、以下その動作について説明する。
【0004】
ガスの異常使用時などには、図示していない制御部からの通電により、ロータ16を正転させ、リードスクリュー17が正方向に回転し、スタッド5が弁体25の回転を拘束することで回転運動を直線運動に変換し、弁体25がリードスクリュー17側から弁座26側に前進して弁座26に当接することにより、流体経路を閉塞して流体を遮断する。また、これを復元するときには、外部入力によってリードスクリュー17を逆方向に回転させ、スタッド5が弁体25の回転を拘束することで回転運動を直線運動に変換し、弁体25を弁座26側からリードスクリュー17側に弁体25の短がアウターブッシュ3に当接するまで後退させ、流体経路を開放して流体の供給を再開していた。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−2352号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
近年、マイコンメータに搭載した電池による電気エネルギーでガス遮断もガス復帰も可能状態と閉弁状態の保持は工ネルギーを必要としない遮断弁の利便性が認められ、業務用等のより大流量ガスメーターへの搭載が期待されている。
【0007】
大流量のガスメーターにおいては、大流量が通過した場合の圧力損失を低減するために、弁座口径すなわち弁体の外径と、開弁時における弁体と弁座の距離すなわち弁ストロークを大きく設定することが必要である。
【0008】
しかしながら、上記の従来の遮断弁では、弁体25はリードスクリュー17の雄ネジ部17aにのみ保持されており、弁体25の外径を大きくした場合はその質量による偏心モーメントがこの雄ネジ部17aとの係合部に集中するため、ロータ16の回転を阻害するような大きな摩擦力を発生したり、またスムーズな係合のためにも受けてあるリードスクリュー17の雄ネ1ジ部17aと弁体25とのクリアランスのため弁体25が傾き、弁座26との角度差が大きくなり充分な閉弁気密性を得られなくなったりする可能性を有していた。
【0009】
本発明はかかる従来の課題に鑑み、大流量に対応するために弁体径を大きくした場合でもロータの回転を阻害することなく、充分な閉弁気密性と省電力で笹動できる遮断弁を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、ガス流路内に設けられた弁座と、上流に設けられ前記弁座を閉塞可能な弁体と、弁体との間にバイパス流路を確保できるように弁体の取付孔より細い部分とバイパス流路を閉塞できる弁体取付孔より太い部分を設けて弁体に配された弁軸と、この弁軸が直線運動するよう設けられたガイドと、弁体を弁座側に付勢する主スプリングと、バイパス流路を閉塞する方向に弁軸を付勢する副スプリングと、前記弁座より下流に前記弁体に対向して配された回転駆動機構と、前記回転駆動機構の出力軸に配された送り手段と、中心孔が前記送り手投に螺合あるいは係合可能で前記弁体を押動可能な移動体と、この移動体の屈転を規制する回転防止手段とを備えたものである。
【0011】
上記発明によれば、弁体は弁軸とガイドによって保持されているため、弁体の質量による偏心モーメントが回転駆動機構に加わらず、大流量に対応するために弁体径を大きくした場合でも回転駆動機構の回転を阻害することがないという特徴と、弁軸に対向して設けた回転駆動機構の出力軸の動きでまず弁軸を弁体から押し付けることでバイパス流路が開いて背圧を下げる事により少ないエネルギーで弁体を復帰開弁でき、また、弁軸とガイドとは直線摺動運動を行うだけなので、弁軸とガイドとのクリアランスはリードスクリューなどの送り機構の場合よりも小さくすることがでる。この結果、弁体の傾きを小さくすることができ、大流量に対応するために弁体径を大きくした場合でも充分な閉弁気密性を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の遮断弁は、ガス流路内に設けられた弁座と、上流に設けられ弁座を閉塞可能な弁体と、弁体との間にバイパス流路を確保できる様に弁体の取付孔より細い部分とバイパス流路を閉塞できる弁体取付孔より太い部分を設けて弁体に配された弁軸と、この弁軸が直線運動するよう設けられたガイドと、弁体を弁座側に付勢する主スプリングと、バイパス流路を閉塞する方向に弁軸を付勢する副スプリングと、弁座より下流に前記弁体に対向して配された回転駆動機構と、回転駆動機構の出力軸に配された送り手段と、中心孔が前記送り手段に螺合あるいは係合可能で前記弁体を押動可能な移動体と、この移動体の回転を規制する回転防止手段とで構成されたものである。
【0013】
これによって、弁体は弁軸とガイドによって保持されているため、弁体の質量による偏心モーメントが回転駆動機構に加わらず、大流量に対応するために弁体径を大きくした場合でも回転駆動機構の回転を阻害することがないという特徴を得ることができる。
【0014】
また、弁軸とガイドとは直線摺動運動を行うだけなので、弁軸とガイドとのクリアランスはリードスクリューなどの送り機構の場合よりも小さくすることができる。この結果、弁体の傾きを小さくすることができ、大流量に対応するために弁体径を大きくした場合でも充分な閉弁気密性を得ることができる。
【0015】
また、本発明の遮断弁は、上記構成に加えて、弁軸の弁体とは逆の端に自己保持型電磁ソレノイドを配したものである。
【0016】
これによって、開弁動作のみ回転駆動機構で行い、自己保持型電磁ソレノイドを吸着保持された後は、直転駆動機構側の移動体は閉弁時に弁体に当接しない位置まで後退させ、閉弁動作は自己保持型電磁ソレノイドの吸着を解除しスプリングの付勢力で弁体を移動させてなすことにより、緊急閉弁が必要な場合などでも高速に安定した閉弁動作を行うことができる。
【0017】
また、本発明の遮断弁は、上記構成に加えて、回転駆動機構がステッピングモータであることを特徴とするものである。
【0018】
これによって、ステッピングモータの保持トルクによって開弁保持することができるため、単純で安価な遮断弁を提供することができる。
【0019】
また、本発明の遮断弁ブロックは、弁座を含むガス流路の−部に上記構成の遮断弁を組み込んだものである。
【0020】
これによって、ガスメーターを製造する場合に流路の一部に遮断弁ブロックを組み込むだけで遮断弁機能を追加することができ、製造上単純であると同時に、遮断弁ブロック単品で機能検査を行うことができるため、安定した品質の遮断弁を提供することができる。
【0021】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0022】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1の遮断弁の閉弁状態の断面図、図2はバイパス流路が開いた状態の断面図、図3は開弁状態の断面図である。
【0023】
図1、2において、右上の入口41aから左下の出口41bヘガスが流れるガス流路41内に設けられた弁座42と、上流に設けられ弁座42を閉塞可能な弁体43と、弁体取付孔44より細い部分45aと、弁体取付孔より太い部分45bを設けた弁軸45と、無負荷時この弁軸45を弁体43に押し付けておく副スプリング47と、直線運動するよう設けられたガイド48と、弁体43を弁座42側に付勢する主スプリング49と、弁座42より下流に弁体43に対向して配された回転駆動機構であるステッピングモータ55と、ステッピングモータ55の出力軸59に配された送り手段である送りネジ60と、中心孔が送りネジ60に螺合あるいは係合可能で弁体43を押動可能な移動体61と、この移動体61の回転を規制する回転防止手段であるロッド64とで遮断弁が構成されている。
【0024】
弁座42は金属切削品であり、ガス流路41に接着されている。弁体43は合成ゴム等の可撓体製である、弁軸45にスプリング受け50で取りつけられている。弁軸45は金属製で、ガイド48はポリテトラフルオロエチレンのコーティングやメッキなどを処理された板金製、または、ポリアセタール等の合成樹脂製であり、弁軸45とガイド48間には直径の1/100程度の微小な摺動クリアランスが設けられている。このガイド48はフランジ67に挿嵌され、フランジ67はシール部材66を介してガス通路41に固定されている。主スプリング49はステンレス鋼などのコイルスプリングであり、弁体43とフランジ65との間に圧縮されて配されている。
【0025】
回転駆動機構であるステッピングモータ55は、永久磁石51を配されたロータ52と、ロータ52に対向したステータ53、ステータ53に内蔵されたコイル54より構成されている。ロータ52とステータ53との間には、オーステナイト系ステンレス鋼などの非磁性金属製の隔壁56が配され、フランジ67との間にシール部材57を介し、ガスが外部に流出しないようガスシールされている。ロータ52の出力軌59は、隔壁56に固定された軸受け58とフタ63とで回動可能に保持されている。送り手段である送りネジ60は出力軸59の一端に切削または転造加工されて形成されている。回転防止手段であるロッド64はフタ63と一体的に形成されている。移動体61は中心穴に雌ねじを形成され、外周に係合部69を設けた合成樹脂製であり、送りネジ60に螺合すると同時にロッド64に係合して配されていて、一端にある押動部62が弁体43に当接可能であり、開弁時は図1に示したように、押動部62と弁体43との間に若干の隙間ができるよう形成されている。移動体61の材料はポリフェニレンサリフアイド等クリープ変形に対する耐性が高いものが望ましい。また、ガス通路41の入口41a、出口41bにはガスメーターのガス通路に接続できるようそれぞれフランジ41c、41dが形成されている。
【0026】
次にこの実施例1の遮断弁の動作、作用について説明する。図1に示した閉弁状態においては、移動体61がフタ63に当接する位置まで後退していて、弁体43との間には隙間がある。そして、弁体43は主スプリング49に付勢されて弁座42に当接して、ガスが流れない閉弁状態を保持している。弁軸45とガイド48間のクリアランスが直径の1/100程度と微小なため弁体43の傾きは小さく、さらに主スプリング49によって均等な押し荷重を受けているため、大流量に対応するために弁体43の径を大きくした場合でも充分な閉弁気密性を得ることができる。
【0027】
各種センサーの信号から危険が解除され復帰可能とマイコンメータの制御部が判断した場合や、ガス利用者が危険状態を復旧し、メータやリモートコントロール盤に設けられた復帰スイッチを操作した場合、ガス供給業者などが通信による遠隔復帰命令を発信した場合などには、マイコンメータの制御部(図示せず)はコイル53に位相差を持ったパルス状電流を印加し、ロータ52を回転させる。すると送りネジ60に送られて移動体61は弁体43側に移動、当接し、弁体43は弁座42から離脱し図2に示した開弁位置まで移動する。この結果、ガスが流通可能になる。
【0028】
ここで、移動体61が軽量であり、弁体43と分離されて構成されていて弁体43の質量による偏心モーメントが送りネジ60との係合部に作用しないため、ロータ52はスムーズな回転運動を行うことができる。そして、大流量に対応するために弁体43の径を大きくした場合でもステッピングモータ55の回転を阻害することがないという特徴を持っている。
【0029】
また、ガスの使用状態が異常でなく、各種センサーからの信号が危険を示していない時、マイコンメータの制御部からの通電はなく、ステッピングモータ55は保持トルクによってロータ52が回転しないよう保持されている。このため弁体43は図3に示した開弁状態を保持し、ガスが流通可能である。ガスの使用状態が異常であるか、各種センサーからの信号が危険を示している時、マイコンメータの制御部はコイル54に位相差を持ったパルス状電流を印加し、ロータ52を回転させ、移動体61はフタ63の側に後退する。そして、弁体43は主スプリング49に付勢されて弁座42に当接して、図1に示すガスが流れない閉弁状態になる。
【0030】
この時も、弁軸45とガイド48間のクリアランスが微小なため弁体43の傾きは小さく、ガイド48とのロックなどがなくスムーズに閉弁位置に移動し、確実な開弁を行うことができる。ガス通路41を含むこの遮断弁ブロックは、遮断弁製造者によってあらかじめ動作や気密性試験などの性能確認を行っており、ガスメーターのガス通路にこのまま組み込むだけでよく、製造上単純であると同時に、安定した品質の遮断弁を提供することができる。
【0031】
このように、本発明の実施例1の遮断弁は、ガス流路41内に設けられた弁座42と、上流に設けられ弁座42を閉塞可能な弁体43と、弁体43に配された弁軸45と、この弁軸45が直線運動するよう設けられたガイド48と、弁体43を弁座42側に付勢する主スプリング49と、弁座42より下流に弁体43に対向して配された回転駆動機構であるステッピングモータ55と、ステッピングモータ55の出力軸59に配された送り手殴である送りネジ60と、中心孔が送りネジ60に螺合あるいは係合可能で弁体43を押動可能な移動体61と、この移動体61の回転を規制する回転防止手投であるロッド64とで遮断弁を構成しており、弁体43は弁軸45とガイド48によって保持されているため、弁体43の質量による偏心モーメントが回転駆動機構であるステッピングモータ55に加わらず、大流量に対応するために弁体43の径を大きくした場合でも回転駆動機構のロータ52の回転を阻害することがないという特徴を得ることができる。
【0032】
そして、弁軸45とガイド48とは直線摺動運動を行うだけなので、弁軸45とガイド48とのクリアランスはリードスクリューなどの送り機構の場合よりも小さくすることができる。この結果、弁体43の傾きを小さくすることができ、大流量に対応するために弁体43径を大きくした場合でも充分な閉弁気密性を得ることができる。
【0033】
また、回転駆動機横がステッピングモータ55であり、ステッピングモータ55の保持トルクによって開弁保持することができるため、単純で安価な遮断弁を提供することができる。また、遮断弁ブロックは、弁座42を含むガス流路41の一部に上記構成の遮断弁を組み込んだものであるため、ガスメーターを製造する場合に流路の一部に遮断弁ブロックを組み込むだけで遮断弁機能を追加することができ、製造上単純であると同時に、遮断弁ブロック単品で機能検査を行うことができるため、安定した品質の遮断弁を提供することができる。
【0034】
なお、弁座42はガス流路41に接着されているとしたがガス流路41の一部に機械加工を施したものでもよく、ガイド48はフランジ64の一部に加工されたものでもよく、表面処理は弁軸45側でもよい。押動部62は移動体61と別部品でもよく、送り手段は送りネジ60でなくカム機構でもよい。
【0035】
また、回転駆動機構はステッピングモータ55であるとしたが、ギヤドモータなど保持トルクの強い回転駆動機構であればよい。ただし、経済性を考えるとステッピングモータが望ましい。
【0036】
(実施例2)
図4は本発明の実施例2の遮断弁の開弁状態の断面図である。実施例1と異なる点は、弁軸71の弁体43とは逆の端に自己保持型電磁ソレノイド78を配した点である。図において、弁軸71の外側にガイド72を配し、その外側にコイル75を配し、弁軸71の端と当接可能に固定鉄芯74を配し、永久磁石73とヨーク76、77と弁軸71とで磁気回路を構成し、自己保持型電磁ソレノイド78を形成している。弁軸71は電磁ステンレス鋼などの磁性材料製である。ガイド72はオーステナイト系ステンレス網などの非磁性金属製である。自己保持型電磁ソレノイド78はシール部材66を介してフランジ81でガス通路41に固定されている。ガイド72とフランジ81間、ガイド72と固定鉄芯74間にはそれぞれシール部材79、80が配され、ガスが外部に流出しないようガスシールされている。なお、実施例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0037】
次にこの実施例2の遮断弁の動作、作用について説明する。図4に示した開弁状態においては、自己保持型電磁ソレノイド78、ステッピングモータ55の双方に電機信号は印加されていない。弁軸71は固定鉄芯74に当接し永久磁石73の磁束によって吸着保持されており、弁体43は弁座42から離れた開弁状態が保持されている。移動体61はフタ63に当接する位置まで後退していて、閉弁位置における弁体43との間に隙間が出きるようになっている。
【0038】
ガスの使用状態が異常であるか、各種センサーからの信号が危険を示している時、マイコンメータの制御部は自己保持型電磁ソレノイド78のコイル75に永久磁石73の磁束とは逆方向の起磁力を発生させるようパルス状電流を印加する。この結果、弁軸71と固定鉄芯74との吸着力が滅少し、主スプリング49に付勢され弁軸71は固定鉄芯74から離脱し、弁体43は弁座42側に移動し当接し、ガス通路41を閉じる。
【0039】
このとき、印加されるパルス状電流は50ms程度の矩形波でよく、短時間に閉弁動作が完了するので、緊急閉弁が必要な場合などでも高速に安定した閉弁動作を行うことができる。閉弁状態においては、移動体61がフタ63に当接する位置まで後退していて、弁体43との間には隙間がある。そして、弁体43は主スプリング49に付勢されて弁座42に当接して、ガスが流れない閉弁状態を保持している。
【0040】
各種センサーの信号から危険が解除され復帰可能とマイコンメータの制御部が判断した場合や、ガス利用者が危険状態を復旧し、メータやリモートコントロール盤に設けられた復帰スイッチを操作した場合、ガス供給業者などが通信による遠隔復帰命令を発信した場合などには、マイコンメータの制御部はステッピングモータ55のコイル53に位相差を持ったパルス状電流を印加し、ロータ52を回転させる。すると送りネジ60に送られて移動体61は弁体43側に移動、当接し、弁体43は弁座42から離脱し、弁軸71が固定鉄芯74に当接する位置まで移動する。そして弁軸71は永久磁石73による磁束に吸引され、固定鉄芯74に吸着保持される。そして、ガスが流通可能になる。
【0041】
この後、マイコンメータの制御部はステッピングモータ55のコイル53に逆位相差を持ったパルス状電流を印加し、ロータ52を逆回転させる。すると送りネジ60に送られて移動体61は弁体43から離れる側に移動し、フタ63に当接する位置まで後退して停止する。そして、図3に示した開弁状態となる。
【0042】
このように、本発明の実施例2の遮断弁は、弁軸71の弁体43とは逆の端に自己保持型電磁ソレノイド78を配したため、短時間に閉弁動作が完了するので、緊急閉弁が必要な場合などでも高速に安定した閉弁動作を行うことができる。また、大流量に対応するために弁体43の径を大きくした場合でも、弁体43による備心モーメントをガイド72で支えられ、主スプリング49の荷重を適切に設定するだけで充分な閉弁気密性を得ることができる。
【0043】
なお、図3において、永久磁石73は固定鉄芯74とヨーク76との間にあるよう図示したが、ヨーク76とヨーク77との間に配してもよく、また、弁軸71は可動鉄芯として機能するよう説明したが、可動鉄芯は別部品で弁軸と嵌合されていてもよい。
【0044】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば次の効果が得られる。
【0045】
弁体は弁軸とガイドによって保持されているため、弁体の質量による偏心モーメントが回転駆動機構に加わらず、大流量に対応するために弁体径を大きくした場合でも回転駆動機構の回転を阻害することがないという特徴と、弁軸に対向して設けた回転駆動機構の出力軸の動きでまず弁軸を弁体から押し付けることでバイパス流路が開いて背圧を下げる事により少ないエネルギーで弁体を復帰開弁できるとともに、また、弁軸とガイドとは直線摺動運動を行うだけなので、弁軸とガイドとのクリアランスはリードスクリューなどの送り機構の場合よりも小さくすることができる。この結果、弁体の傾きを小さくすることができ、大流量に対応するために弁体径を大きくした場合でも充分な閉弁気密性を得ることができる。
【0046】
また、本発明の遮断弁は、上記構成に知えて、弁軸の弁体とは逆の端に自己保持型電磁ソレノイドを配設したことにより、開弁動作のみ回転駆動機構で行い、自己保持型電磁ソレノイドを吸着保持された後は、回転駆動機構側の移動体は閉弁時に弁体に当接しない位置まで後退させ、閉弁動作は自己保持型電磁ソレノイドの吸着を解除しスプリングの付勢力で弁体を移動させてなすことにより、緊急閉弁が必要な場合などでも高速に安定した閉弁動作を行うことができる。
【0047】
また、ステッピングモータの保持トルクによって開弁保持することができるため、単純で安価な遮断弁を提供することができる。
【0048】
また、ガスメーターを製造する場合に流路の一部に遮断弁ブロックを組み込むだけで遮断弁機能を追加することができ、製造工程が単純になると同時に、遮断弁ブロック単品で機能検査を行うことができるため、安定した品質の遮断弁を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の遮断弁の閉弁状態の断面図
【図2】同遮断弁のバイパス部開弁状態の断面図
【図3】同遮断弁の開弁状態の断面図
【図4】本発明の実施例2の遮断弁の開弁状態の断面図
【図5】従来の遮断弁の開弁状態の断面図
【符号の説明】
41 ガス通路弁座弁体
42 弁座
43 弁体
45、71 弁軸
48、72 ガイド
49 主スプリング
55 ステッピングモータ(回転駆動機構)
59 出力軸
60 送りネジ(送り手段)
61 移動体
64 ロッド(回転防止手段)
78 自己保持型電磁ソレノイド

Claims (4)

  1. ガス流路内に設けられた弁座と、上流に設けられ前記弁座を閉塞可能な弁体と、この弁体との間にバイパス流路を確保できるように弁体取付孔より細い部分と前記バイパス流路を閉塞できる弁体取付孔より太い部分を設けて弁体に配設された弁軸と、この弁軸が直線運動するよう設けられたガイドと、前記弁体を弁座側に付勢する主スプリングと前記バイパス流路を閉塞する方向に前記弁軸を付勢する副スプリングと、前記弁座より下流に前記弁体に対向して配設された回転駆動機構と、前記回転駆動機構の出力軸に配設された送り手殴と、中心孔が前記送り手段に螺合あるいは係合可能で前記弁体を押動可能な移動体と、この移動体の回転を規制する回転防止手段とを備え遮断弁。
  2. 弁軸の弁体とは逆の端に自己保持型電磁ソレノイドを配設した請求項1記載の遮断弁。
  3. 回転駆動機構がステッピングモータである請求項1記載の遮断弁。
  4. 請求項1、2または3記載の遮断弁を弁座を含むガス流路の一部に一体的に組み込んだ遮断弁ブロック。
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