JP5316236B2 - 遮断弁流路ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、ガスメータのガス導入室内に、ガス入口からガス導入室へのガス流入を遮断可能な遮断弁を設置する手段に関するものである。
従来、日本国内においては、ガスメータの流量センサによりガスの流量を監視しマイクロコンピュータによりガスの使用状態を異常使用と判断した場合や、地震センサ、ガス圧力センサ、ガス警報器、一酸化炭素センサなどのセンサの状況を監視し危険状態と判断した場合は遮断弁によりガスを遮断する電池電源によるマイクロコンピュータ搭載ガス遮断装置内蔵ガスメータ(以下マイコンメータと省略する)として、この種の遮断弁を内蔵したガスメータは広く流通している。
日本国内のガスメータは、主にアルミニウムダイカスト製であり、遮断弁流路はガスメータのケージングと一体的に比較的容易に構成できる(例えば、特許文献1参照)。
一方、近年USA、EU諸国などにおいても、ガス料金不払い対応手段などのため、ガスメータに遮断弁を内蔵したいとの要望が出てきている。
USA、EU諸国などのガスメータは、プレス成形された鋼板製の筐体内に計量部が収納され、ガス入口管はこの筐体の天面に開口された穴に取り付けられ天面の内側で開放された概ね直管であり、筐体の内側はガスで充満される構成が一般であるため、日本国内と同様に筐体に直接遮断弁を取り付けることができない。
このような、プレス成形された鋼板製筐体のガスメータに遮断弁を取り付ける場合は、ガス入口管に遮断弁流路ユニットをガスメータ筐体内側から気密に接続する手段が採用されている(例えば、特許文献2参照)。
図4は、特許文献2に記載された従来のガスメータおよび遮断弁流路を示すものである。
図4に示すように、プレス成形された鋼板製の上筐体1と、同じくプレス鋼板製の下筐体2と、計量部3と、上筐体1の天面に開口された穴4に気密に取り付けられたガス入口管5と、横方向に弁座穴6と対向面に遮断弁取り付け穴7を有し、パッキン8を介してネジなどを用いてガス入口管5に取り付けられた遮断弁流路9と、遮断弁取り付け穴7に取り付けられ遮断弁流路9内で横方向に移動し弁座穴6を塞いでガスを遮断可能な弁体10を有する遮断弁11とでガスメータが構成されている。
遮断弁11は合成ゴムなどをシール部材とする弁体10と取り付け板12と弁体10を駆動する自己保持型の電磁ソレノイド13より成り、取り付け板12をはさんで弁体10側と電磁ソレノイド13とを気密に分離する気密構造(図示せず)が内蔵されている。
図4において、遮断弁11が開弁状態の場合、弁体10は弁座穴6を塞いでおらず、ガスはガス入口管5から遮断弁流路9を経て弁座穴6から上筐体1と下筐体2との内側の空間であるガス導入室14へ導入される。
特開平11−108725号公報(図4) 特開平11−248506号公報
しかしながら、前記従来の構成では、弁体10および弁座穴6がガス入口管5の開口穴5aの直下にあるため、配管内の鉄錆や水滴などの異物が落下した場合、弁体10または弁座穴6に付着する可能性が大きく、この異物付着によって遮断弁11の閉弁性能が劣化する可能性が大きいという課題を有していた。
また、このガスメータはガス配管に取り付けられていない状態では、弁体10および弁座穴6がガス入口管5の開口穴5aから容易に触れることができる位置にあるため、開口穴5aから指や棒状のものなどを差し込んで弁体10や弁座穴6を破壊するなどのイタズラや、閉弁できないよう弁体10と弁座穴6の間に障害物を挿入しガスを盗用する行為などを容易に行うことができるという課題を有していた。
また、前記従来の構成では、遮断弁11開弁状態において、ガス配管から一時的に大量の水がガスメータに入ってきた場合、遮断弁流路9の弁座穴6より下側は水溜りとなり、弁体10外径が弁座穴6内径より大きいため弁体10の一部が水没し、水による合成ゴムの劣化を招いたり、遮断弁流路9に落下していた異物が水により浮遊し、弁体10または弁座穴6に付着し遮断弁11の閉弁性能が劣化する可能性があるという課題を有していた。
また、前記従来の構成では、ガス入口管5にパッキン8を介してネジなどを用いて遮断弁流路9を取り付けていたため、ガスメータ組み立ての作業性が悪いという課題を有していた。
また、前記従来の構成では、遮断弁11を横向きに配していたため、遮断弁流路9はガス入口管5の下側にパッキン8シール部の高さに加え、遮断弁11の取り付け板12の幅以上の高さが必要となり、計量部3との干渉を避けるため上筐体1を高くするなど遮断弁流路配置の代償が大きくなる可能性が高いという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、筐体が板金プレス製のガスメータに容易に取り付け可能で、ガスメータに遮断機能を付与することができ、配管内の異物の付着、水の混入による閉弁性能の劣化を軽減でき、イタズラやガスの盗用などが困難で、高さを小型にできる、安価な遮断弁流路ユニットを提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の遮断弁流路ユニットは、ガスメータのガス入口管に第1のパッキンを介して気密に取り付け可能な概ね垂直方向の入口パイプと、前記入口パイプの下方に配され、前記入口パイプの流路断面積より大きな流路断面積を有する減速室と、前記減速室の底面より高い位置の側面から概ね水平方向に開口された横流路と、前記横流路の先端部に配され、下向きにガスメータ内部のガス導入室に開口する弁座穴を有し、前記弁座穴に対向して設けた遮断弁取り付け穴を有する弁室と、第2のパッキンを介して前記遮断弁取り付け穴に取り付けられ、前記弁座穴を開閉するための弁体を有する遮断弁を備え、前記遮断弁は、弁体のある流路内と、取り付け板を隔てて流路外との間に気密構造を有することを特徴としたものである。
これによって、遮断弁の弁体や弁座穴は横流路の奥にあり、ガスメータのガス入口から遮断弁の弁体や弁座穴が見えず、指や棒状のものなどを差し込んでも容易に触れることが
できないため、遮断弁へのイタズラ防止に効果がある。
また、減速室の流路断面積が入口パイプより広いので、ガスの流速は減速室で減速し、この時、配管の鉄さび、水滴など比較的質量の大きな異物は減速室にて落下するため遮断弁の弁体や弁座穴に到達せず、異物による遮断弁の閉弁性能劣化を軽減できる効果がある。
また、遮断弁開弁状態において、ガス配管から一時的に水がガスメータに入ってきた場合でも、少量の場合は減速室で滴下され、より大量の場合でも弁座穴からガスメータ内のガス導入室に落下するので、弁体が水没せず、水による弁体の合成ゴムなどの劣化を防止でき、また、遮断弁流路内の落下異物が水に浮遊し弁体に付着する可能性が低いという効果がある。
本発明の遮断弁流路ユニットは、筐体が板金プレス製のガスメータに容易に取り付け可能で、ガスメータに遮断機能を付与することができ、配管内の異物の付着、水の混入による閉弁性能の劣化を軽減でき、イタズラやガスの盗用などが困難で、高さを小型にでき、安価な遮断弁流路ユニットを提供することができる。
本発明の実施の形態1における遮断弁流路ユニットおよびガスメータ上筐体の断面図 本発明の実施の形態1における遮断弁流路ユニットの組み立てイメージを表した斜視図 本発明の実施の形態1における遮断弁の断面図 従来の遮断弁内臓ガスメータの断面図
第1の発明は、ガスメータのガス入口管に第1のパッキンを介して気密に取り付け可能な概ね垂直方向の入口パイプと、前記入口パイプの下方に配され、前記入口パイプの流路断面積より大きな流路断面積を有する減速室と、前記減速室の底面より高い位置の側面から概ね水平方向に開口された横流路と、前記横流路の先端部に配され、下向きにガスメータ内部のガス導入室に開口する弁座穴を有し、前記弁座穴に対向して設けた遮断弁取り付け穴を有する弁室と、第2のパッキンを介して前記遮断弁取り付け穴に取り付けられ、前記弁座穴を開閉するための弁体を有する遮断弁を備え、前記遮断弁は、弁体のある流路内と、取り付け板を隔てて流路外との間に気密構造を有する遮断弁流路ユニットであり、遮断弁の弁体や弁座穴は横流路の奥にあり、ガスメータのガス入口から遮断弁の弁体や弁座穴が見えず、指や棒状のものなどを差し込んでも容易に触れることができないため、遮断弁へのイタズラ防止に効果がある。
また、減速室の流路断面積が入口パイプより広いので、ガスの流速は減速室で減速し、この時、配管の鉄さび、水滴など比較的質量の大きな異物は減速室にて落下するため遮断弁の弁体や弁座穴に到達せず、異物による遮断弁の閉弁性能劣化を軽減できる効果がある。
また、遮断弁開弁状態において、ガス配管から一時的に水がガスメータに入ってきた場合でも、少量の場合は減速室で滴下され、より大量の場合でも弁座穴からガスメータ内のガス導入室に落下するので、弁体が水没せず、水による弁体の合成ゴムなどの劣化を防止でき、また、遮断弁流路内の落下異物が水に浮遊し弁体に付着する可能性が低いという効果がある。
第2の発明は、特に、第1の発明の入口パイプ、減速室、横流路、弁室を一体成形された合成樹脂製とし、減速室の横流路とは反対の側面に開口穴を有し、この開口穴に蓋を気密に着設した構造にしたため、流路本体は安価な合成樹脂2部品で構成でき、ガスメータに経済的に遮断機能を付与することができるという効果がある。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、第1のパッキンは径方向に圧縮可能なOリングパッキンであり、入口パイプは上方を前記Oリングパッキンに挿入可能で、外面は上方の経が細く下方の経が広いテーパ状に形成したため、入口パイプをガス入口管に差し込むだけで容易にガスメータに組みつけることができるという効果がある。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか1つの発明の遮断弁を、回転軸が概ね垂直に配された2相励磁PM型ステッピングモータのロータの回転力を上下運動に変換し弁体を上下運動させ、弁体および前記ロータと、取り付け板およびその上方に配されたステータとの間に気密構造を有するモータ式遮断弁としたため、ソレノイドなどと比較して高さを低くでき、ガス入口管と遮断弁の横位置が離れているためガス入口管をガスメータ上筐体に取り付ける突出部分との干渉を避けて設置できる効果も含め、遮断弁流路ユニットの設置高さを薄くでき、既存のガスメータ内の限られたスペースへの搭載が可能であるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における遮断弁流路ユニットおよびガスメータ上筐体の断面図を示すものである。また、図2は本発明の実施の形態1における遮断弁流路ユニットの組み立てイメージを表した斜視図を示すものである。
図1および図2において、ガスメータ上筐体は0.8mm程度の厚さの鋼板を概ね鍋のように絞りプレス成形された上筐体41と、上筐体41に開口された穴にパッキン44を挟んで挿入され1.6mm程度の鋼板製の補強板42を同時に挟みながら上筐体41内側に突出するかしめ部47をかしめることで上筐体41に気密に取り付けられた概ね直管状で内面にOリング45を配されたガス入口管43とを有して構成されている。
このガス入口管43にOリング45を径方向に圧縮するよう下方から挿入され、上方の経が細く下方の経が広いテーパ状に形成されている概ね垂直方向に配された直管状の入口パイプ51と、入口パイプ51の下方に配され、入口パイプ51の流路断面積より大きな流路断面積を有する減速室52と、減速室52の底面52aより高い位置の側面から概ね水平方向に開口された横流路53と、横流路53の先端部に配され、下向きにガスメータ内部のガス導入室46に開口する弁座穴54を有し、弁座穴54に対向して設けた遮断弁取り付け穴55を有する弁室56とが合成樹脂射出成形加工によって一体的に成形され、合成ゴム製のOリングである第2のパッキン57を介して遮断弁取り付け穴55にビス63によって取り付けられ、弁座穴54を開閉するための弁体82を有し、弁体82のある弁室56内と、取り付け板89を隔ててガス導入室46との間に気密隔壁91による気密構造を有する遮断弁81を備えて、遮断弁流路ユニットが構成されている。
減速室52は、横流路53が連通した側面とは反対の側面に開口穴59を有し、この開口穴59に蓋60を超音波溶着もしくは摩擦溶着などの手段で気密に着設されている。
一体的に成形された入口パイプ51、減速室52、横流路53、弁室56からなる流路
本体61、および減速室52に着設された蓋60は、ポリオキシメチレン(略号POM、ポリアセタールとも称す)、ポリブチレンテレフタレート(略号PBT)などのガスに対して耐性を有するエンジニアリングプラスチック合成樹で製造されている。
流路本体61の弁室56側端には掛止爪58が一体的に形成されていて、補強板42に掛止されている。
入口パイプ51の外面は上から下に広がる方向で片側約1°のテーパ角度が設けられている。
入口パイプ51の流路断面積は約5cmに対し、減速室52の流路断面積は約12cmに設定されており、流速の連続の原理により減速室52に入った流速は入口パイプ51内の流速の約4割に減速される。
図3は、本発明の第1の実施の形態における遮断弁81の断面図を示すものである。
図3において、第2のパッキン57を介して遮断弁取り付け穴55に取り付けられる取り付け板89に固定された、2相のコイルを有するステータ85と、ステータ85と同軸に概ね垂直に配されたリードシャフト86、および焼結フェライトマグネット製の永久磁石87とを有するロータ88と、リード機構95によってリードシャフト86と螺合しリードシャフト86の回転に応じて上下運動することで弁座穴54の弁室56側に形成された弁座62を開閉可能な合成樹脂製の移動体84および合成ゴム製の弁シート83からなる弁体82と、ステータ85とロータ88との間に配された嵌通穴のない概ねキャップ状で、Oリング90にシールされステータ85のある取り付け板89の外側と弁体82のある取り付け板89の内側の弁室56との間を気密に保つオーステナイト系ステンレス鋼など非磁性金属製の気密隔壁91とを有して遮断弁81が構成されている。
ステータ85とロータ88は2相励磁PM(永久磁石)型ステッピングモータを形成しており、このPM型ステッピングモータは、相数が少ない場合電磁ソレノイドや直流モータなどに比較して軸方向に扁平に形成できるという特徴を有し、回転方向を制御可能で強い回転トルクを発生させる最小単位である2相励磁型は最も扁平に構成できる。
気密隔壁91の天部にはポリオキシメチレンなど自己潤滑性合成樹脂製のすべり軸受け93が、取り付け板89側にはステンレス鋼製ボールなどによるころがり軸受け92が配され、ロータ88の回転軸および上下動の荷重を保持している。
移動体84と取り付け板89の間には、移動体84を弁座62方向へ付勢するようステンレス鋼製のスプリング94が配されている。
以上のように構成された遮断弁流路ユニットについて、以下その動作、作用を説明する。
まず、遮断弁81の弁体82が弁座62から離れた開弁状態においては、ガス配管を経由してガス入口管43からガスメータに流入されたガスは、入口パイプ51、減速室52、横流路53、弁室56を経て、弁座穴54からガスメータ内のガス導入室46に導かれる。
ガス配管内には、鋼製配管自身の鉄錆や配管工事時に混入した砂やガス内に微量に含まれる水分が結露して液体化した水分や、ガス自身や塩化ビニル、合成ゴムなどに含まれる油分が結露したドレン成分などの異物が含まれており、これらのうち大きな物がガスの流
れなどに運搬され遮断弁81の弁体82や弁座62に付着した場合、異物噛み込みによる隙間が形成され、遮断弁81の閉弁性能が損なわれるという不具合が生じる可能性があるのだが、この実施例の遮断弁流路ユニットの場合、次のように異物噛み込みによる不具合に対する耐性を有している。
まず、鉄錆や砂などの質量が比較的大きくガスの流れにより移動しにくく、配管から直接落下することによってガスメータ内に入る異物に関しては、入口パイプ51から直下にある減速室52の底面52aに落下し、段差があるため横流路53に流入しにくいため、その先端部にある遮断弁81の弁体82および弁座62まで搬送されにくく、付着しにくい。
次に、比較的質量の小さい異物に関しては、ガスの流れによって運搬されるのだが、この運搬能力はガス流速が小さいほど小さくなるため、減速室52によるガス流速の減少により運搬能力が低下し、多くは減速室52の底面52aに落下するため、その先端にある遮断弁81の弁体82および弁座62まで搬送されにくく、付着しにくい。
ここで、ガスの体積流速を6m/hとすると、流路断面積が約5cmの入口パイプ51においては流速約3m/sであるが、流路断面積が12cmの減速室52においては流速約1.4m/sと減速するため、大型の異物の多くは減速室52内で落下し、その先端にある遮断弁81弁体82および弁座62まで搬送されにくく、付着しにくく閉弁性能が劣化しにくい。
また、ガス配管から一時的に水がガスメータに入ってきた場合でも、少量の場合は減速室52で滴下され、より大量の場合でも弁座穴54からガスメータ内のガス導入室46に落下するので、弁体82が水没せず、水による弁体82の合成ゴムなどの劣化を防止でき、また、流路本体61内の落下異物が水に浮遊し弁体82に付着する可能性が低い。
次に、図示していない外部の制御機器などから遮断弁81に遮断信号が入力された場合、ステータ85が励磁されロータ88が回転し、リード機構95によって弁体82が弁座62方向に移動し、弁座62に当接することで、ガス流路が閉塞され、遮断弁流路ユニットからガス導入室46へのガスが遮断される。
この種のプリペイド料金切れ遮断や、不払い防止機能を目的とした遮断弁の場合、遮断を阻止する例えば棒などの介在物を弁体と弁座間に挿入することによって遮断機能を無効化することができるのであるが、この遮断弁流路ユニットは、遮断弁81の弁体82や弁座穴54は横流路53の奥にあり、ガスメータのガス入口管43から遮断弁81の弁体82や弁座穴54が見えず、指や棒状のものなどを差し込んでも容易に触れることができないため、遮断弁81への遮断機能無効化の不正、イタズラ防止に効果がある。
さらに、本実施例の構成とすることによって、以下のような効果がある。
減速室52の横流路53とは反対の側面に開口穴59を形成しこの開口穴59から減速室52、横流路53を形成するための射出成型用金型を離型することで、入口パイプ51、減速室52、横流路53、弁室56を安価な合成樹脂一体成型品とすることができ、また、この開口穴59に蓋60を超音波溶着もしくは摩擦溶着などの容易な手段で気密に着設した構造にしたため、流路本体61は安価な合成樹脂2部品で構成でき、ガスメータに経済的に遮断機能を付与することができる。
入口パイプ51の外面は上方の経が細く下方の経が広い片側約1°のテーパ状に形成されているため、入口パイプ51をOリング45がセットされたガス入口管43に容易に差
し込むことができ、また差し込んだ時Oリング45が経方向に圧縮されガスがシールされ、さらに掛止爪58を補強板42に掛止することにより、この遮断弁流路ユニットを容易にガスメータに組みつけることができる。
また、遮断弁81を軸方向に扁平に形成できる2相励磁PM型ステッピングモータで構成したため、ソレノイドなどと比較して弁室56および遮断弁81の組み立て高さを低くでき、ガス入口管43と遮断弁81の横位置が離れているためガス入口管43をガスメータ上筐体41に取り付ける突出部であるかしめ部47との干渉を避けて設置できる効果も含め、遮断弁流路ユニットの設置高さを薄くでき、既存のガスメータ内の限られたスペースへの搭載が可能であり、また、遮断弁81のロータ88と、ステータ85との間に気密隔壁91を内蔵して取り付け板89を挟んで内側と外側が気密に構成されているため、弁体82が弁座62に着設した閉弁状態において、遮断弁81を経由してのガス漏洩を防ぐことができ、すぐれた遮断性能を実現できる。
また、弁体82が弁座62に着設した閉弁状態においては、上流からのガス圧力が弁体82を弁座62に付勢する方向に作用するため、ガス圧力が高くなった場合開弁したりすることなく信頼性が高い遮断性能を実現できる。
さらに、遮断弁81の回転軸であるリードシャフト86が概ね垂直に配されているため、ころがり軸受け92、すべり軸受け93は回転軸を横方向に配置した時のような回転方線方向の一方向への重力による偏心荷重を受けず、ころがり軸受け92、すべり軸受け93の安定性や耐久性が向上できる。
なお、ガスメータの上筐体41はプレス成形された鋼板製であるとしたが、ガス入口管が一体成形されたアルミニウムダイカスト製のガスメータにもこの遮断弁流路ユニットを簡単に取り付けることができ、鋼板製と同様、遮断機能を付与することができ、配管内の異物の付着、水の混入による閉弁性能の劣化を軽減でき、イタズラやガスの盗用などが困難で、高さを小型にできる。
以上のように、本発明にかかる遮断弁流路ユニットは、筐体が板金プレス製のガスメータに容易に取り付け可能となるので、種々のガスメータにも適用できる。
43 ガス入口管
45 Oリング(第1のパッキン)
46 ガス導入室
51 入口パイプ
52 減速室
52a 底面(減速室)
53 横流路
54 弁座穴
55 遮断弁取り付け穴
56 弁室
57 第2のパッキン
59 開口穴
60 蓋
81 遮断弁
82 弁体
85 ステータ
88 ロータ
89 取り付け板
91 気密隔壁(気密構造の手段)

Claims (4)

  1. ガスメータのガス入口管に第1のパッキンを介して気密に取り付け可能な概ね垂直方向の入口パイプと、
    前記入口パイプの下方に配され、前記入口パイプの流路断面積より大きな流路断面積を有する減速室と、
    前記減速室の底面より高い位置の側面から概ね水平方向に開口された横流路と、
    前記横流路の先端部に配され、下向きにガスメータ内部のガス導入室に開口する弁座穴を有し、前記弁座穴に対向して設けた遮断弁取り付け穴を有する弁室と、
    第2のパッキンを介して前記遮断弁取り付け穴に取り付けられ、前記弁座穴を開閉するための弁体を有する遮断弁を備え、
    前記遮断弁は、弁体のある流路内と取り付け板を隔てて流路外との間に気密構造を有する遮断弁流路ユニット。
  2. 入口パイプ、減速室、横流路、弁室は一体成形された合成樹脂製で、減速室の横流路とは反対の側面に開口穴を有し、この開口穴に蓋を気密に着設されたことを特徴とする請求項1に記載の遮断弁流路ユニット。
  3. 第1のパッキンは径方向に圧縮可能なOリングパッキンであり、入口パイプは、上方を前記Oリングパッキンに挿入可能で、外面は上方の経が細く下方の経が広いテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の遮断弁流路ユニット。
  4. 遮断弁は、回転軸が概ね垂直に配された2相励磁PM型ステッピングモータのロータの回転力を上下運動に変換し弁体を上下運動させ、弁体および前記ロータと、取り付け板およびその上方に配されたステータとの間に気密構造を有するモータ式遮断弁であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の遮断弁流路ユニット。
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