JP2004120948A - 電線案内用プロテクタ及びこのプロテクタに用いられる方向規制プロテクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】接続用アダプタ2と方向規制プロテクタ3から構成された電線案内用プロテクタ1であり、接続用アダプタ2は、コネクタ4の電線引出部7から引き出された電線を収容して方向規制プロテクタ3へ案内する。方向規制プロテクタ3は、一側結合部25、25に接続した接続用アダプタ2後端から案内された電線を電線挿通規制部27に収容し、所定の方向へ向けて電線を方向規制し、他側結合部26、26に接続したコルゲートチューブ22内に電線を案内する。これにより、コネクタ4から引き出された電線を所定の方向へ向けて方向規制し、電線を自在に配索することができる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワイヤーハーネスを収容して保護すると共に所定の方向へ案内するプロテクタに係り、特にワイヤーハーネスを車輌ボディ等の取付側に沿って配索する際に使用するプロテクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車等の車輌に配索される複数本の電線(ワイヤーハーネス)には、電線の保護、及び合成樹脂製のコネクタから引き出された電線の配索経路を規制する等の目的から、電線を合成樹脂製のプロテクタ内部に貫通させて組み付けている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、複数本の電線が、コルゲートチューブを介してプロテクタ本体内に収容、保持された状態で配索されるものもある(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
更に、複数本の電線を内部に収納して保護するコルゲートチューブを所定の屈曲形状に規制し、形状が保持された状態で車輌内に配索する方法もある。この場合、コルゲートチューブの屈曲形状は、コルゲートクランプによって保持固定されている(例えば、特許文献3参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−51426号公報(第2−6頁、第1図)
【0006】
【特許文献2】
特開2001−359217号公報(第2−4頁、第1図)
【0007】
【特許文献3】
特開平11−82813号公報(第2−3頁、第1図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した特許文献1、2等の技術では、複数本の電線の収容作業性を向上させる点では良いが、様々な配索経路に対応させるためには、配索経路の形状毎にプロテクタを用意しなければならない。このため、プロテクタの部品数が多くなり、汎用性に欠けていた。
【0009】
また、上述した特許文献3等の技術では、配索経路の形状にあわせてコルゲートクランプの曲部の形状を設定しなければならないため、配索経路の形状毎にコルゲートクランプを用意しなければならず、汎用性に欠けていた。更に、電線の配索経路が広く、電線を大きく取り回すことができる場合は良いが、狭いスペースで配索する場合には、電線を保護するコルゲートチューブが曲がり切れないために、電線を自在に配索できないという不具合があった。
【0010】
そこで本発明は、上記した従来技術の欠点を除くためになされたものであって、その目的とするところは、種々の配索経路に対応できる汎用性の高い電線案内用プロテクタを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため請求項1記載の発明では、コネクタの電線引出部から引き出された電線を収容すると共に所定の方向へ向けて方向規制して案内する電線案内用プロテクタであって、前記コネクタの電線引出部から引き出された電線が収容されて所定の方向へ向けて電線を方向規制する方向規制プロテクタと、この方向規制プロテクタを前記コネクタの電線引出部へ連結すると共に前記コネクタから引き出された電線を前記方向規制プロテクタ内へ案内する接続用アダプタとからなることを特徴とする。
【0012】
この電線案内用プロテクタでは、コネクタから引き出された電線は接続用アダプタを挿通した後、方向規制プロテクタに案内されて、方向規制プロテクタにより所定の方向に規制されて引き出され、配索される。
【0013】
また、接続用アダプタを用いることにより、複数種のコネクタと方向規制プロテクタとを接続できるので、コネクタに合わせた接続用アダプタを用意することで、方向規制プロテクタを共用して用いることができ、汎用性が向上する。更に、方向規制プロテクタによって、所定の方向へ電線を方向規制できるので、従来必要であったコルゲートクランプによる方向規制が不要になり、更に汎用性が向上する。また、方向規制プロテクタにより、従来コルゲートチューブが曲がりきれないような狭い配索経路の場合でも、電線を保護しつつ確実に所定の方向に自在に案内することができる。
【0014】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の電線案内用プロテクタであって、前記方向規制プロテクタが、プロテクタ本体部と前記プロテクタ本体部と合体するカバー体とから形成され、前記プロテクタ本体部とカバー体には、前記接続用アダプタと結合する一側結合部と、コルゲートチューブと結合する他側結合部と、前記プロテクタ本体部とカバー体との間に収容された電線を所定の方向へ向けて方向規制する電線挿通規制部とが形成されていることを特徴とする。
【0015】
請求項2記載の発明では、コネクタから引き出された電線は、接続用アダプタを挿通し、方向規制プロテクタの一側結合部から方向規制プロテクタ内に案内され、電線挿通規制部により所定の方向に方向規制された後、他側結合部に結合したコルゲートチューブより引き出され、配索される。
【0016】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の電線案内用プロテクタであって、前記接続用アダプタが、アダプタ本体部と前記アダプタ本体部と合体するカバー体とから形成され、前記アダプタ本体部とカバー体には、前記コネクタと結合するコネクタ結合部と、前記方向規制プロテクタと結合する方向規制プロテクタ結合部と、前記アダプタ本体部とカバー体との間に収容された電線を前記方向規制プロテクタへ向けて挿通する電線挿通部とが形成されていることを特徴とする。
【0017】
請求項3記載の発明では、電線案内用プロテクタに方向規制プロテクタへ向けて電線を挿通する電線挿通部が形成されているため、コネクタから引き出された電線は保護されつつ確実に方向規制プロテクタに案内される。
【0018】
請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の電線案内用プロテクタであって、前記方向規制プロテクタが前記接続用アダプタに対して回転自在であることを特徴とする。
【0019】
請求項4記載の発明では、方向規制プロテクタが接続用アダプタに対して回転自在であるため、接続用アダプタを挿通した電線は、方向規制プロテクタの位置により所定の方向に規制されて自在に引き出され、配索される。
【0020】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の電線案内用プロテクタであって、複数個の前記方向規制プロテクタが連続して接続されていることを特徴とする。
【0021】
請求項5記載の発明では、方向規制プロテクタが複数個接続されているため、電線は配索経路に合わせて自在に配索される。
【0022】
請求項6記載の発明は、プロテクタ本体部と前記プロテクタ本体部と合体するカバー体とからなり、前記プロテクタ本体部とカバー体には、接続用アダプタと結合する一側結合部と、コルゲートチューブと結合する他側結合部と、接続用アダプタの電線挿通部から引き出された電線を収容すると共に所定の方向へ向けて方向規制して案内し、前記プロテクタ本体部とカバー体との間に収容された電線を所定の方向へ向けて方向規制する電線挿通規制部とが形成されていることを特徴とする。
【0023】
この方向規制プロテクタでは、電線は配索経路に合わせて自在に方向規制され、配索される。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる電線案内用プロテクタの詳細を、図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0025】
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態を示し、図3のI−I線に沿って切断した断面図である。図2は、図3のII−II線に沿って切断した断面図である。図3は、本発明の第1実施形態を示し、電線案内用プロテクタ1にコネクタ4とコルゲートチューブ22を組み付けた状態を示す斜視図である。図4は、本発明の実施の形態に係る方向規制プロテクタ3を示す分解斜視図である。
【0026】
図1乃至図3に示すように、本実施形態の電線案内用プロテクタ1は、コネクタ4の電線引出部7から引き出された電線が収容されて所定の方向へ向けて電線を方向規制する方向規制プロテクタ3と、この方向規制プロテクタ3をコネクタ4の電線引出部7へ連結するとともにコネクタ4から引き出された電線を方向規制プロテクタ3内へ案内する接続用アダプタ2とからなる。
【0027】
コネクタ4は、コネクタ本体5と、このコネクタ本体5に一体に形成されたフード部6と、コネクタ本体5の端子収容室(不図示)内に収容された端子金具(不図示)とで構成されている。フード部6内には、端子金具の相手端子との接触部が突設されている。また、端子金具に端末が接続された電線(不図示)は、電線引出部7から外部に引き出されている。そして、フード部6内に相手コネクタが嵌合した状態で、端子金具の接触部が相手端子と接触して電気的に接続される。
【0028】
また、コネクタ4には、コネクタ本体5の外周方向全域にわたり、接続用アダプタ2と結合するためのアダプタ結合部8が設けられている。このアダプタ結合部8は、コネクタ本体5の外周方向全域に設けられた断面矩形状の突部9と、断面矩形状の凹部10とで構成されている。このアダプタ結合部8には、接続用アダプタ2が接続される。
【0029】
接続用アダプタ2は、アダプタ本体部11とこのアダプタ本体部11と合体するカバー体12とから形成されている。アダプタ本体部11とカバー体12には、それぞれ一端側にコネクタ4と結合するコネクタ結合部13、13を備え、他端側に方向規制プロテクタ3と結合する方向規制プロテクタ結合部14、14を備えている。アダプタ本体部11とカバー体12との間は、コネクタ4の電線引出部7から引き出された電線を収容し、方向規制プロテクタ3へ向けて直線方向に電線を挿通する電線挿通部15となっている。なお、方向規制プロテクタ結合部14、14は、コネクタ結合部13、13よりも径が小さくなっており、接続用アダプタ2内面の略中央部に設けられたリブ16、16付近で、コネクタ結合部13、13から方向規制プロテクタ結合部14、14に向かって縮径している。そして、この接続用アダプタ2は、方向規制プロテクタ結合部14、14の開口端より挿通した電線を方向規制プロテクタ3へ案内する。
【0030】
アダプタ本体部11とカバー体12は、それぞれ底壁11a、12aと側壁部11b、11b、12b、12bとからなる上方が開口された矩形断面形状に形成されており、ヒンジ17を介して一体成形されている。そして、カバー体12をヒンジ17を中心にして回動させ、カバー体12の側壁部12b、12bをアダプタ本体部11の側壁部11b、11b内に嵌め込みながら押し込む。これにより、カバー体12はアダプタ本体部11に係合され、コネクタ4と方向規制プロテクタ3に一体的に組み付けられた角筒状の接続用アダプタ2を形成する。
【0031】
コネクタ結合部13、13には、内面にコネクタ4の後端の電線引出部7に形成された突部9に対応して係合凹部18、18が形成され、コネクタ4の凹部10に対応して係合凸部19、19がそれぞれ形成されている。そして、コネクタ4にアダプタ本体部11を嵌合させた後、カバー体12を被せることにより、コネクタ4と接続用アダプタ2とが一体化する。このとき、突部9が係合凹部18、18と係合し、凹部10が係合凸部19、19にそれぞれ係合することによって、コネクタ4と接続用アダプタ2は連結し、軸方向の抜け止めがなされる。なお、係合凹部18、18b及び係合凸部19、19は、それぞれ断面形状が同一であり、コネクタ4の外周面に形成された突部9及び凹部10の形状に合わせてそれぞれ設定されている。
【0032】
また、方向規制プロテクタ結合部14、14には、方向規制プロテクタ3の一側結合部と嵌合するための凸部20、20と凹部21、21が周方向全域に3組ずつそれぞれ形成されている。凸部20、20及び凹部21、21はコルゲートチューブ22の周面に形成された環状の溝部22aの形状と略一致するように形成されている。
【0033】
次に、方向規制プロテクタ3について説明する。図4に示すように、方向規制プロテクタ3は、プロテクタ本体部23とプロテクタ本体部23と合体するカバー体24とから形成されている。プロテクタ本体部23とカバー体24には、それぞれ一端側に接続用アダプタ2と結合する一側結合部25、25を備え、他端側にコルゲートチューブ22と結合する他側結合部26、26を備えている。一側結合部25、25と他側結合部26、26は互いに直交するように形成されている。そして、プロテクタ本体部23とカバー体24との間は、接続用アダプタ2の方向規制プロテクタ結合部14、14から案内された電線を一側結合部25、25より収容し、他側結合部26、26からコルゲートチューブ22へ向けて直角方向に電線を挿通し方向規制する電線挿通規制部27となっている。
【0034】
プロテクタ本体部23とカバー体24は、それぞれ底壁23a、24aと側壁部23b、23b、24b、24bとからなる上方が開口された矩形断面形状に形成されており、ヒンジ28を介して一体成形されている。そして、カバー体24をヒンジ28を中心にしてに回動させ、カバー体24の側壁部24b、24bに形成された係止枠29、29を、プロテクタ本体部23の側壁部23b、23bに形成された係止突起30、30に係合させて固定する。これにより、カバー体24はプロテクタ本体部23に係合され、接続用アダプタ2とコルゲートチューブ22に一体に組み付けられた方向規制プロテクタ3を形成する。
【0035】
一側結合部25、25には、外表面に凸部31、31が4組と凹部32、32が3組ずつ連続して蛇腹状に形成されており、接続用アダプタ2に形成された方向規制プロテクタ結合部14、14と係合する。また、他側結合部26、26の内表面には凸部33、33が3組ずつ形成されており、コルゲートチューブ22の外表面に形成された溝部22aと係合するようになっている。また、他側結合部26、26内表面にはリブ34、34が設けられており、挿入された電線を固定する。なお、コルゲートチューブ22の周面に連続的に形成された環状の溝部22aの形状と、一側結合部25、25外表面に形成された凸部31、31と凹部32、32の形状は同一である。
【0036】
方向規制プロテクタ3と接続用アダプタ2とコルゲートチューブ22を一体に組み付けるには、プロテクタ本体部23の一側結合部25に接続用アダプタ2の方向規制プロテクタ結合部14を係合させ、プロテクタ本体部23の他側結合部26にコルゲートチューブ22を係合させる。次に、カバー体24をヒンジ28を中心にしてに回動させ、カバー体24の側壁部24b、24bに形成された係止枠29、29を、プロテクタ本体部23の側壁部23b、23bに形成された係止突起30、30に係合させて固定する。このとき、接続用アダプタ2の方向規制プロテクタ結合部14、14に形成された凸部20、20が方向規制プロテクタ3の一側結合部25、25外表面に形成された凹部32、32とそれぞれ係合し、方向規制プロテクタ結合部14、14に形成された凹部21、21と方向規制プロテクタ3の一側結合部25、25外表面に形成された凸部31、31とがそれぞれ係合することによって、方向規制プロテクタ3と接続用アダプタ2とが連結する。また、方向規制プロテクタ3の他側結合部26、26に形成された凸部33、33と、コルゲートチューブ22の周面に連続的に形成された環状の溝部22aがそれぞれ係合することによって、方向規制プロテクタ3とコルゲートチューブ22とが連結する。連結した接続用アダプタ2、方向規制プロテクタ3、コルゲートチューブ22はそれぞれ回転自在であるが、軸方向の抜け止めがなされている。
【0037】
このように、本実施形態によれば、コネクタ4から引き出された電線は、接続用アダプタ2の電線挿通部15を挿通することによって保護されつつ確実に直線方向に引き出され、方向規制プロテクタ3に案内され、方向規制プロテクタ3内の電線挿通規制部27によって直角方向に方向規制され、方向規制プロテクタ3の他側結合部26、26に結合したコルゲートチューブ22より引き出され、配索される。よって、コネクタ4から引き出された電線は、保護されつつ確実にコネクタ4に対して直角方向に引き出される。なお、方向規制プロテクタ3は接続用アダプタ2に対して回転自在であるため、配索経路に合わせて電線を立体的に引き出し、配索することも可能である。
【0038】
また、接続用アダプタ2を用いているため、複数種のコネクタと方向規制プロテクタ3とを接続でき、コネクタの形状に合わせた接続用アダプタを用意することで方向規制プロテクタ3を共用して用いることができるため汎用性が向上する。更に、方向規制プロテクタ3によって、所定の方向へ電線を方向規制できるので、従来必要であったコルゲートクランプによる方向規制が不要になり、更に汎用性が向上する。更に、方向規制プロテクタ3により、従来コルゲートチューブが曲がりきれないような狭い配索経路の場合でも、電線を所定の方向に自在に案内することができる。
【0039】
なお、本実施形態では、方向規制プロテクタ3は電線を90度に曲げて方向規制したが、この方向規制角度は90度に限定されるものではなく、90度以下でも90度以上であってもよい。
【0040】
(第2実施形態)
以下、かかる電線案内用プロテクタの第2実施形態について図5乃至7を参照して説明する。図5は、本発明の第2実施形態を示し、電線案内用プロテクタ1にコネクタ4を組み付け、更に方向規制プロテクタ3を組み付けた状態を示す斜視図である。図6は、図5の裏面斜視図である。図7は、図5のVII−VII線に沿って切断した断面図である。なお、上記第1実施形態と同一構成には同一の符号を付して説明の一部を省略する。
【0041】
第1実施形態で説明したように、方向規制プロテクタ3の他側結合部26、26内表面には凸部33、33が形成されており、コルゲートチューブ22の外周面に連続的に形成された環状の溝部22aの形状と係合するようになっている。また、コルゲートチューブ22の溝部22aの形状と、方向規制プロテクタ3の一側結合部25、25外表面に形成された凸部20、20と凹部21、21は同一形状である。従って、方向規制プロテクタ3の他側結合部26、26に、別の方向規制プロテクタ3の一側結合部25、25を結合させることができる。
【0042】
また、方向規制プロテクタ3は接続用アダプタ2に対して回転自在であるため、方向規制プロテクタ3と方向規制プロテクタ3は回転自在に結合する。従って、方向規制プロテクタ3が2個接続されていることにより、電線はコネクタ4に対してU字型等、配索経路に合わせて自在に方向規制することができる。
【0043】
このように、本実施形態によれば、コネクタ4から引き出された電線は、接続用アダプタ2の電線挿通部15を挿通することによって保護されつつ確実に直線方向に引き出され、方向規制プロテクタ3に案内され、方向規制プロテクタ3内の電線挿通規制部27によって直角方向に方向規制され、更に方向規制プロテクタ3の他側結合部26、26に結合したもう一つの方向規制プロテクタ3によって更に直角方向に方向規制され、他側結合部26、26に結合したコルゲートチューブ22より引き出され、配索される。よって、コネクタ4から引き出された電線は、保護されつつ確実に引き出され、配索される。
【0044】
更に、方向規制プロテクタ3は、配索経路に合わせて複数個接続することが可能である。方向規制プロテクタ3は、接続用アダプタ2及び方向規制プロテクタ3に対して回転自在に接続できるため、コネクタ4から引き出された電線は、配索経路に合わせて自在に配索される。
【0045】
また、接続用アダプタ2を用いているため、複数種のコネクタと方向規制プロテクタ3とを接続でき、コネクタの形状に合わせた接続用アダプタを用意することで、方向規制プロテクタを共用して用いることができ、汎用性が向上する。更に、方向規制プロテクタ3によって、所定の方向へ電線を方向規制できるので、従来必要であったコルゲートクランプによる方向規制が不要になり、更に汎用性が向上する。また、方向規制プロテクタ3により、従来コルゲートチューブが曲がりきれないような狭い配索経路の場合でも、電線を所定の方向に自在に案内することができる。
【0046】
なお、本実施形態では、コネクタ4、接続用アダプタ2、方向規制プロテクタ3、コルゲートチューブ22は平面状に連結しているため、電線は平面上に配索されるが、方向規制プロテクタ3は、接続用アダプタ2及び方向規制プロテクタ3に対して回転自在に接続できるため、コネクタ4から引き出された電線を配索経路に合わせて立体的に方向規制することも可能である。
【0047】
また、本実施形態では、コルゲートチューブ22の形状にあわせ、接続用アダプタ2の方向規制プロテクタ結合部14、14と方向規制プロテクタ3の一側結合部25、25及び他側結合部26、26は断面が円形状であるが、接続するチューブの形状にあわせて結合部の断面の形状は断面矩形状等にすることも可能である。そして、その形状にあわせて結合部の凹凸の形状を変えてもよい。
【0048】
更に、本実施形態では、電線案内用プロテクタ1は接続用アダプタ2と方向規制プロテクタ3は別体に形成されているが、接続用アダプタ2に形成されているコネクタ結合部13、13と、方向規制プロテクタ3に形成されている他側結合部26、26とを結合部位だけ分割して、コネクタ4やコルゲートチューブを嵌合できる形状にすることにより、接続用アダプタ2と方向規制プロテクタ3とを一体形成することも可能である。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、この電線案内用プロテクタでは、コネクタから引き出された電線は接続用アダプタを挿通した後、方向規制プロテクタに案内されるため、方向規制プロテクタにより所定の方向に規制されて引き出され、配索される。また、接続用アダプタを用いるため、複数種のコネクタと方向規制プロテクタとを接続できる。このため、コネクタに合わせた接続用アダプタを用意することで、方向規制プロテクタを共用して用いることができ、汎用性が向上する。更に、方向規制プロテクタによって、所定の方向へ電線を方向規制できるので、従来必要であったコルゲートクランプによる方向規制が不要になり、更に汎用性が向上する。また、方向規制プロテクタにより、従来コルゲートチューブが曲がりきれないような狭い配索経路の場合でも、電線を保護しつつ確実に所定の方向に自在に案内することができる。
【0050】
請求項2記載の発明によれば、請求項1に記載された発明の効果に加えて、コネクタから引き出された電線は、方向規制プロテクタの一側結合部から方向規制プロテクタ内に案内され、電線挿通規制部により所定の方向に方向規制された後、他側結合部に結合したコルゲートチューブより引き出されたるため、自在に配索することができる。
【0051】
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2に記載された発明の効果に加えて、電線案内用プロテクタに方向規制プロテクタへ向けて電線を挿通する電線挿通部が形成されているため、コネクタから引き出された電線を確実に方向規制プロテクタに送ることができる。
【0052】
請求項4記載の発明によれば、請求項1乃至請求項3に記載された発明の効果に加えて、方向規制プロテクタが接続用アダプタに対して回転自在であるため、電線を自在に配索することができる。
【0053】
請求項5記載の発明によれば、請求項4に記載された発明の効果に加えて、方向規制プロテクタが複数個接続されているため、配索経路に合わせて電線を自在に配索することができる。
【0054】
請求項6記載の発明によれば、この方向規制プロテクタでは、配索経路に合わせて電線を自在に方向規制し、配索することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示し、図3のI−I線に沿って切断した断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示し、図3のII−II線に沿って切断した断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態を示し、電線案内用プロテクタにコネクタを組み付けた状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る方向規制プロテクタを示す分解斜視図である。
【図5】本発明の第2実施形態を示し、電線案内用プロテクタにコネクタを組み付け、更に方向規制プロテクタを組み付けた状態を示す斜視図である。
【図6】本発明の第2実施形態を示し、図5に示す図の裏面斜視図である。
【図7】本発明の第2実施形態を示し、図5のVII−VII線に沿って切断した断面図である。
【符号の説明】
1 電線案内用プロテクタ
2 接続用アダプタ
3 方向規制プロテクタ
4 コネクタ
7 電線引出部
22 コルゲートチューブ
25 一側結合部
26 他側結合部
27 電線挿通規制部
Claims (6)
- コネクタの電線引出部から引き出された電線を収容すると共に所定の方向へ向けて方向規制して案内する電線案内用プロテクタであって、前記コネクタの電線引出部から引き出された電線が収容されて所定の方向へ向けて電線を方向規制する方向規制プロテクタと、この方向規制プロテクタを前記コネクタの電線引出部へ連結すると共に前記コネクタから引き出された電線を前記方向規制プロテクタ内へ案内する接続用アダプタとからなることを特徴とする電線案内用プロテクタ。
- 請求項1記載の電線案内用プロテクタであって、前記方向規制プロテクタが、プロテクタ本体部と前記プロテクタ本体部と合体するカバー体とから形成され、前記プロテクタ本体部とカバー体には、前記接続用アダプタと結合する一側結合部と、コルゲートチューブと結合する他側結合部と、前記プロテクタ本体部とカバー体との間に収容された電線を所定の方向へ向けて方向規制する電線挿通規制部とが形成されていることを特徴とする電線案内用プロテクタ。
- 請求項1又は2記載の電線案内用プロテクタであって、前記接続用アダプタが、アダプタ本体部と前記アダプタ本体部と合体するカバー体とから形成され、前記アダプタ本体部とカバー体には、前記コネクタと結合するコネクタ結合部と、前記方向規制プロテクタと結合する方向規制プロテクタ結合部と、前記アダプタ本体部とカバー体との間に収容された電線を前記方向規制プロテクタへ向けて挿通する電線挿通部とが形成されていることを特徴とする電線案内用プロテクタ。
- 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の電線案内用プロテクタであって、前記方向規制プロテクタが前記接続用アダプタに対して回転自在であることを特徴とする電線案内用プロテクタ。
- 請求項4記載の電線案内用プロテクタであって、複数個の前記方向規制プロテクタが連続して接続されていることを特徴とする電線案内用プロテクタ。
- プロテクタ本体部と前記プロテクタ本体部と合体するカバー体とからなり、前記プロテクタ本体部とカバー体には、接続用アダプタと結合する一側結合部と、コルゲートチューブと結合する他側結合部と、接続用アダプタの電線挿通部から引き出された電線を収容すると共に所定の方向へ向けて方向規制して案内し、前記プロテクタ本体部とカバー体との間に収容された電線を所定の方向へ向けて方向規制する電線挿通規制部とが形成されていることを特徴とする方向規制プロテクタ。
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