JP2004120182A - デシメーションフィルタおよびインターポレーションフィルタ - Google Patents
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Abstract
【課題】少ないハードウェアで阻止域減衰量の大きなデシメーションフィルタまたはインターポレーションフィルタを提供する。
【解決手段】初段の1stFIRフィルタ4−1における係数長を通常より小さくする。そして、この係数設定を調整してナイキスト周波数近辺に減衰量が十分でない領域を集中させる。これによって、2ndFIRフィルタ4−2により1stFIRフィルタ4−1により減衰量が十分でない領域の減衰量を十分なものにする。
【選択図】 図2
【解決手段】初段の1stFIRフィルタ4−1における係数長を通常より小さくする。そして、この係数設定を調整してナイキスト周波数近辺に減衰量が十分でない領域を集中させる。これによって、2ndFIRフィルタ4−2により1stFIRフィルタ4−1により減衰量が十分でない領域の減衰量を十分なものにする。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、A/Dに使用するデシメーションフィルタまたはD/Aに使用するインターポレーションフィルタ、特に使用するFIRフィルタの係数語長の短縮に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、A/D変換にはデシメーションフィルタが利用され、D/A変換には、インターポレーションフィルタが利用される。特に、デシメーションフィルタには、1/2倍ダウンサンプリングFIRフィルタをカスケード接続されたものが利用され、インターポレーションフィルタには、2倍オーバーサンプリングFIRフィルタをカスケード接続したものが利用される。
【0003】
図1に、一般的なFIRフィルタの構成を示す。このように、入力信号は、直列接続された複数のz−1遅延器1に入力される。そこで、各z−1遅延器1の出力には、順次積算して遅延された信号がそれぞれ得られる。各z−1遅延器1の出力は、それぞれ対応する係数乗算器2に入力され、それぞれ予め設定された係数a0,a1,・・・が乗算された後、加算器3に入力される。そこで、複数の遅延データについて、所定の重みで加算したデータが加算器3の出力に得られる。係数乗算器2の係数の設定などによって、各種のフィルタリング出力を加算器3の出力に得ることができる。
【0004】
図2に、従来のインターポレーションフィルタの一例を示す。2倍オーバーサンプリングFIRフィルタ4−1〜4−3を3段カスケード接続して1fs(サンプリング周波数)のデジタルデータを8fsのデジタルデータに変換している。この構成は1fsのデジタルデータを8倍オーバーサンプリングFIRフィルタを用いて直接8fsのデジタルデータにするよりもハードウェアが小規模で実現できるためよく用いられている。
【0005】
図3〜図5は、2倍オーバーサンプリングFIRフィルタ4−1〜4−2を2段カスケード接続した4倍インターポレーションフィルタの特性の一例を示している。図3は、初段(1st)FIRフィルタ4−1、図4は次段(2nd)FIRフィルタ4−2、図5はフィルタ全体のフィルタ特性を示している。
【0006】
ここで、初段FIRフィルタ4−1の係数語長は16bitであり、フィルタ全体の阻止域減衰量は−64.5dBである。フィルタとしての総合特性はほぼ初段FIRフィルタの減衰量で決まり、初段FIRフィルタ4−1の阻止域減衰量を大きくしようとすれば回路規模もそれに比例して増大する。なお、次段のFIRフィルタ4−2はそれほど回路規模を増加させることなく阻止域減衰量を大きくすることができる。
【0007】
図6は、従来のデシメーションフィルタの一例を示す。1/2倍ダウンサンプリングFIRフィルタ5−1〜5−3を3段カスケード接続して8fsのデジタルデータを1fsのデジタルデータにしている。1/2倍ダウンサンプリングFIRフィルタ5−1〜5−2を2段カスケード接続した1/4倍デシメーションフィルタフィルタの特性は、図3、4と同一であり、図3が、最終段FIRフィルタ5−3、図4がその前段FIRフィルタ5−2、図5がフィルタ全体のフィルタ特性となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
FIR型デジタルフィルタでは、出力yjは入力xi、フィルタ係数hi、タップ数nに対し、yj=Σhi・xi(i=i,n)と表され、基本的には乗算器が必要となる。乗算器を使用しない場合においては、パラレルシフト加算器を使用して時分割で乗算を行う。従来の技術においては阻止域減衰量を大きくしようとすれば、フィルタ係数語長、タップ数ともに増大する。特に、前記したようにインターポレーションフィルタでは初段のフィルタ回路規模が、デシメーションフィルタでは最終段のフィルタ回路規模が著しく増大する。
【0009】
フィルタ係数語長が長くなると、乗算器の回路規模が増大する。また、パラレルシフト加算器を使用する場合においては、演算にかかる時間が増大し、所定時間内に演算が終わらなくなるためパラレルシフト加算器を複数持つなどの対策が必要になるため回路規模が増大する。
【0010】
本発明は、上記課題に対してなされたものであり、その目的はより少ないハードウェアで阻止域減衰量の大きなデジタルフィルタを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、A/Dに使用するデシメーションフィルタであって、ダウンサンプリングを行うFIRフィルタを複数カスケード接続し、最終段のFIRフィルタの係数語長を短くすることにより最終段のFIRフィルタの阻止域において減衰が不充分な領域を生じさせるとともに、前記最終段のFIRフィルタの係数語の設定により、前記減衰が不充分な領域をナイキスト周波数近傍に集め、前段のFIRフィルタをもって最終段のナイキスト周波数近傍を減衰させることを特徴とする。
【0012】
また、デシメーションフィルタにおいて、最終段のFIRフィルタおよび前段のFIRフィルタは1/2ダウンサンプリングを行うフィルタであり、最終段のFIRフィルタは、可聴帯域に対応する20kHz程度以下を通過域とし、それ以上の20kHz〜40kHz程度の範囲を阻止領域とし、かつ係数語長が13ビットであることが好適である。
【0013】
また、本発明は、D/Aに使用するインターポレーションフィルタであって、オーバーサンプリングを行うFIRフィルタを複数カスケード接続し、初段のFIRフィルタの係数語長を短くすることにより初段のFIRフィルタの阻止域において減衰が不充分になる領域を生じさせるとともに、前記初段のFIRフィルタの係数語の設定により、前記減衰が不充分な領域をナイキスト周端数近傍に集め、次段のFIRフィルタをもって初段のナイキスト周端数近傍を減衰させることを特徴とする。
【0014】
また、インターポレーションフィルタにおいて、初段のFIRフィルタおよび次段のFIRフィルタは2倍オーバーサンプリングを行うフィルタであり、初段のFIRフィルタは、可聴帯域に対応する20kHz程度以下を通過域とし、それ以上の20kHz〜40kHz程度の範囲を阻止領域とし、かつ係数語長が13ビットであることが好適である。
【0015】
このように、本発明によれば、ナイキスト周端数近傍の不充分な減衰量を前段、もしくは次段のFIRフィルタでもって減衰させることにより、デジタルフィルタ全体として大きな阻止域減衰量を実現する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。
【0017】
実施形態に係るインターポレーションフィルタのハード構成は、基本的に図2の従来例と同一の構成であり、3つの直列接続されたオーバーサンプリングFIRフィルタ4−1〜4−3からなっている。そして、各FIRフィルタ4−1〜4−3が、それぞれ2倍のオーバーサンプリングを行うことで、サンプリング周波数1fsで入力された信号のサンプリング周波数が順次2倍になり、8fsで出力される。また、各FIRフィルタ4−1〜4−3は、基本的に図1に示す構成と同一である。
【0018】
ここで、この1stFIRフィルタ4−1は、係数乗算器2の係数の桁数(係数語長)を通常の場合に比べ小さくしている。すなわち、従来の1stFIRフィルタ4−1では、その係数語長は16ビットであったが、本実施形態ではこれを13ビットにしている。
【0019】
従来の1stFIRフィルタ4−1において、係数語長を13ビットとした場合には、その特性は図7に示したようにものになる。
【0020】
このように単純に係数語調を短くすると、係数の丸め誤差(量子化誤差)の影響により、図3に比べ、凸凹の特性になり、係数の丸め誤差の影響により阻止域において十分な減衰量を得ることができない。2ndFIRフィルタ4−2をあわせたフィルタ全体の特性は、図8に示したとおりである。フィルタ全体の阻止域減衰量は−60.4dBになっており、図5の場合に比べ、4.1dB特性が劣化している。
【0021】
このように、フィルタの係数語長を短くすると、量子化誤差の影響により、フィルタ特性が劣化する。
【0022】
そこで、本実施形態では、係数語長を通常より短く、例えば13ビットとするが、1stFIRフィルタ4−1の係数乗算器2の係数を通常の場合とは異なる設定にする。例えば、1stFIRフィルタ4−1、2ndFIRフィルタ4−2の係数を表1に示すような値に設定する。なお、この例では、1stFIRフィルタ4−1は79段、2ndFIRフィルタ4−2は15段としている。なお、2ndFIRフィルタ4−2の係数は従来例と同じである。
【0023】
【表1】
図9に、表1のように係数を設定した1stFIRフィルタ4−1の特性が示されている。このように、フィルタの阻止特性が劣化する領域が、40kHz〜50kHz程度のナイキスト周波数近辺に集められている。なお、本実施形態のA/D変換や、D/A変換は、オーディオなどに用いることを基本としている。従って、1stFIRフィルタ4−1の遮断周波数は、20kHz程度(20数kHz)であり、1stFIRフィルタ4−1のナイキスト周波数は、40kHz程度(40数kHz)である。
【0024】
このように、本実施形態によれば、1stFIRフィルタ4−1の係数語長を16bitから13bitに丸める際に、ナイキスト周端数近傍に丸め誤差による減衰量不足が集中するように係数を調整している。従って、図9に示すように、1stFIRフィルタ4−1単体の阻止域減衰量は−60dBであるが、図10に示すように、2ndFIRフィルタ4−2によりナイキスト周端数近傍の特性が改善され、フィルタ全体の阻止域減衰量は−63.6dBを実現している。これによって、係数語長16bitのデジタルフィルタと同等レベルの減衰量が得られる。
【0025】
以上のように、本実施形態のインターポレーションフィルタによれば、2倍オーバーサンプリングFIRフィルタ4−1、4−2をカスケード接続し、1stFIRフィルタ4−1の係数語長を短くする。これにより1stFIRフィルタ4−1の阻止域において減衰が不充分になる。しかし、1stFIRフィルタ4−1の減衰が不充分な領域をナイキスト周端数近傍に集めている。従って、2ndFIRフィルタ4−2をもってナイキスト周端数近傍を減衰させることができ、フィルタ全体としての減衰量を十分なものにできる。
【0026】
また、本実施形態に係るデシメーションフィルタの構成は、図6と同一である。そして、カスケード接続された3つの1/2倍ダウンサンプリングFIRフィルタ5−1、5−2、5−3の最終段のFIRフィルタ5−3の係数語長を例えば13ビットと通常に比べ短くする。これにより最終段のFIRフィルタ5−3の阻止域において減衰が不充分になる。しかし、係数の設定によって、減衰が不充分な領域をナイキスト周端数近傍に集めることで、前段のFIRフィルタ5−2をもってナイキスト周波数近傍を減衰させる。これによって、フィルタ全体としての減衰量を十分なものにできる。
【0027】
このように、本実施形態によれば、13ビットと従来の16ビットより少ない係数語長で大きな阻止域減衰量を得ることが可能となる。従って、乗算器を使用する場合においてはハードウェアの増加を抑制することができ、パラレルシフト加算器を使用する場合においては演算にかかる時間を抑制することができ、またハードウェアの増加を抑制することができる。
【0028】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、FIRフィルタをカスケード接続し、最終段(デシメーションフィルタ)あるいは初段(インターポレーションフィルタ)における係数語長を短くする。これにより初段あるいは最終段のFIRフィルタの阻止域において減衰が不充分になる。しかし、この初段あるいは最終段のFIRフィルタの減衰が不充分な領域をナイキスト周端数近傍に集めている。従って、次段あるいは前段のFIRフィルタをもって初段あるいは最終段のナイキスト周端数近傍を減衰させることができ、フィルタ全体としての減衰量を十分なものにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】FIRフィルタの構成を示す図である。
【図2】インターポレーションフィルタの構成ブロック図である。
【図3】従来の1stFIRフィルタ(係数長16ビット)のフィルタ特性を示す図である。
【図4】従来の2ndFIRフィルタのフィルタ特性を示す図である。
【図5】従来の1st(係数長16ビット)および2ndFIRフィルタのトータルのフィルタ特性を示す図でる。
【図6】デシメーションフィルタの構成ブロック図である。
【図7】従来の1stFIRフィルタ(係数長13ビット)のフィルタ特性を示す図である。
【図8】従来の1st(係数長13ビット)および2ndFIRフィルタのトータルのフィルタ特性を示す図である。
【図9】実施形態の1stFIRフィルタ(係数長13ビット)のフィルタ特性を示す図である。
【図10】実施形態の1st(係数長13ビット)および2ndFIRフィルタのトータルのフィルタ特性を示す図である。
【符号の説明】
1 z−1遅延器、2 係数乗算器、3 加算器、4−1〜4−3 FIRフィルタ、5−1〜5−3 FIRフィルタ。
【発明の属する技術分野】
本発明は、A/Dに使用するデシメーションフィルタまたはD/Aに使用するインターポレーションフィルタ、特に使用するFIRフィルタの係数語長の短縮に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、A/D変換にはデシメーションフィルタが利用され、D/A変換には、インターポレーションフィルタが利用される。特に、デシメーションフィルタには、1/2倍ダウンサンプリングFIRフィルタをカスケード接続されたものが利用され、インターポレーションフィルタには、2倍オーバーサンプリングFIRフィルタをカスケード接続したものが利用される。
【0003】
図1に、一般的なFIRフィルタの構成を示す。このように、入力信号は、直列接続された複数のz−1遅延器1に入力される。そこで、各z−1遅延器1の出力には、順次積算して遅延された信号がそれぞれ得られる。各z−1遅延器1の出力は、それぞれ対応する係数乗算器2に入力され、それぞれ予め設定された係数a0,a1,・・・が乗算された後、加算器3に入力される。そこで、複数の遅延データについて、所定の重みで加算したデータが加算器3の出力に得られる。係数乗算器2の係数の設定などによって、各種のフィルタリング出力を加算器3の出力に得ることができる。
【0004】
図2に、従来のインターポレーションフィルタの一例を示す。2倍オーバーサンプリングFIRフィルタ4−1〜4−3を3段カスケード接続して1fs(サンプリング周波数)のデジタルデータを8fsのデジタルデータに変換している。この構成は1fsのデジタルデータを8倍オーバーサンプリングFIRフィルタを用いて直接8fsのデジタルデータにするよりもハードウェアが小規模で実現できるためよく用いられている。
【0005】
図3〜図5は、2倍オーバーサンプリングFIRフィルタ4−1〜4−2を2段カスケード接続した4倍インターポレーションフィルタの特性の一例を示している。図3は、初段(1st)FIRフィルタ4−1、図4は次段(2nd)FIRフィルタ4−2、図5はフィルタ全体のフィルタ特性を示している。
【0006】
ここで、初段FIRフィルタ4−1の係数語長は16bitであり、フィルタ全体の阻止域減衰量は−64.5dBである。フィルタとしての総合特性はほぼ初段FIRフィルタの減衰量で決まり、初段FIRフィルタ4−1の阻止域減衰量を大きくしようとすれば回路規模もそれに比例して増大する。なお、次段のFIRフィルタ4−2はそれほど回路規模を増加させることなく阻止域減衰量を大きくすることができる。
【0007】
図6は、従来のデシメーションフィルタの一例を示す。1/2倍ダウンサンプリングFIRフィルタ5−1〜5−3を3段カスケード接続して8fsのデジタルデータを1fsのデジタルデータにしている。1/2倍ダウンサンプリングFIRフィルタ5−1〜5−2を2段カスケード接続した1/4倍デシメーションフィルタフィルタの特性は、図3、4と同一であり、図3が、最終段FIRフィルタ5−3、図4がその前段FIRフィルタ5−2、図5がフィルタ全体のフィルタ特性となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
FIR型デジタルフィルタでは、出力yjは入力xi、フィルタ係数hi、タップ数nに対し、yj=Σhi・xi(i=i,n)と表され、基本的には乗算器が必要となる。乗算器を使用しない場合においては、パラレルシフト加算器を使用して時分割で乗算を行う。従来の技術においては阻止域減衰量を大きくしようとすれば、フィルタ係数語長、タップ数ともに増大する。特に、前記したようにインターポレーションフィルタでは初段のフィルタ回路規模が、デシメーションフィルタでは最終段のフィルタ回路規模が著しく増大する。
【0009】
フィルタ係数語長が長くなると、乗算器の回路規模が増大する。また、パラレルシフト加算器を使用する場合においては、演算にかかる時間が増大し、所定時間内に演算が終わらなくなるためパラレルシフト加算器を複数持つなどの対策が必要になるため回路規模が増大する。
【0010】
本発明は、上記課題に対してなされたものであり、その目的はより少ないハードウェアで阻止域減衰量の大きなデジタルフィルタを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、A/Dに使用するデシメーションフィルタであって、ダウンサンプリングを行うFIRフィルタを複数カスケード接続し、最終段のFIRフィルタの係数語長を短くすることにより最終段のFIRフィルタの阻止域において減衰が不充分な領域を生じさせるとともに、前記最終段のFIRフィルタの係数語の設定により、前記減衰が不充分な領域をナイキスト周波数近傍に集め、前段のFIRフィルタをもって最終段のナイキスト周波数近傍を減衰させることを特徴とする。
【0012】
また、デシメーションフィルタにおいて、最終段のFIRフィルタおよび前段のFIRフィルタは1/2ダウンサンプリングを行うフィルタであり、最終段のFIRフィルタは、可聴帯域に対応する20kHz程度以下を通過域とし、それ以上の20kHz〜40kHz程度の範囲を阻止領域とし、かつ係数語長が13ビットであることが好適である。
【0013】
また、本発明は、D/Aに使用するインターポレーションフィルタであって、オーバーサンプリングを行うFIRフィルタを複数カスケード接続し、初段のFIRフィルタの係数語長を短くすることにより初段のFIRフィルタの阻止域において減衰が不充分になる領域を生じさせるとともに、前記初段のFIRフィルタの係数語の設定により、前記減衰が不充分な領域をナイキスト周端数近傍に集め、次段のFIRフィルタをもって初段のナイキスト周端数近傍を減衰させることを特徴とする。
【0014】
また、インターポレーションフィルタにおいて、初段のFIRフィルタおよび次段のFIRフィルタは2倍オーバーサンプリングを行うフィルタであり、初段のFIRフィルタは、可聴帯域に対応する20kHz程度以下を通過域とし、それ以上の20kHz〜40kHz程度の範囲を阻止領域とし、かつ係数語長が13ビットであることが好適である。
【0015】
このように、本発明によれば、ナイキスト周端数近傍の不充分な減衰量を前段、もしくは次段のFIRフィルタでもって減衰させることにより、デジタルフィルタ全体として大きな阻止域減衰量を実現する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。
【0017】
実施形態に係るインターポレーションフィルタのハード構成は、基本的に図2の従来例と同一の構成であり、3つの直列接続されたオーバーサンプリングFIRフィルタ4−1〜4−3からなっている。そして、各FIRフィルタ4−1〜4−3が、それぞれ2倍のオーバーサンプリングを行うことで、サンプリング周波数1fsで入力された信号のサンプリング周波数が順次2倍になり、8fsで出力される。また、各FIRフィルタ4−1〜4−3は、基本的に図1に示す構成と同一である。
【0018】
ここで、この1stFIRフィルタ4−1は、係数乗算器2の係数の桁数(係数語長)を通常の場合に比べ小さくしている。すなわち、従来の1stFIRフィルタ4−1では、その係数語長は16ビットであったが、本実施形態ではこれを13ビットにしている。
【0019】
従来の1stFIRフィルタ4−1において、係数語長を13ビットとした場合には、その特性は図7に示したようにものになる。
【0020】
このように単純に係数語調を短くすると、係数の丸め誤差(量子化誤差)の影響により、図3に比べ、凸凹の特性になり、係数の丸め誤差の影響により阻止域において十分な減衰量を得ることができない。2ndFIRフィルタ4−2をあわせたフィルタ全体の特性は、図8に示したとおりである。フィルタ全体の阻止域減衰量は−60.4dBになっており、図5の場合に比べ、4.1dB特性が劣化している。
【0021】
このように、フィルタの係数語長を短くすると、量子化誤差の影響により、フィルタ特性が劣化する。
【0022】
そこで、本実施形態では、係数語長を通常より短く、例えば13ビットとするが、1stFIRフィルタ4−1の係数乗算器2の係数を通常の場合とは異なる設定にする。例えば、1stFIRフィルタ4−1、2ndFIRフィルタ4−2の係数を表1に示すような値に設定する。なお、この例では、1stFIRフィルタ4−1は79段、2ndFIRフィルタ4−2は15段としている。なお、2ndFIRフィルタ4−2の係数は従来例と同じである。
【0023】
【表1】
図9に、表1のように係数を設定した1stFIRフィルタ4−1の特性が示されている。このように、フィルタの阻止特性が劣化する領域が、40kHz〜50kHz程度のナイキスト周波数近辺に集められている。なお、本実施形態のA/D変換や、D/A変換は、オーディオなどに用いることを基本としている。従って、1stFIRフィルタ4−1の遮断周波数は、20kHz程度(20数kHz)であり、1stFIRフィルタ4−1のナイキスト周波数は、40kHz程度(40数kHz)である。
【0024】
このように、本実施形態によれば、1stFIRフィルタ4−1の係数語長を16bitから13bitに丸める際に、ナイキスト周端数近傍に丸め誤差による減衰量不足が集中するように係数を調整している。従って、図9に示すように、1stFIRフィルタ4−1単体の阻止域減衰量は−60dBであるが、図10に示すように、2ndFIRフィルタ4−2によりナイキスト周端数近傍の特性が改善され、フィルタ全体の阻止域減衰量は−63.6dBを実現している。これによって、係数語長16bitのデジタルフィルタと同等レベルの減衰量が得られる。
【0025】
以上のように、本実施形態のインターポレーションフィルタによれば、2倍オーバーサンプリングFIRフィルタ4−1、4−2をカスケード接続し、1stFIRフィルタ4−1の係数語長を短くする。これにより1stFIRフィルタ4−1の阻止域において減衰が不充分になる。しかし、1stFIRフィルタ4−1の減衰が不充分な領域をナイキスト周端数近傍に集めている。従って、2ndFIRフィルタ4−2をもってナイキスト周端数近傍を減衰させることができ、フィルタ全体としての減衰量を十分なものにできる。
【0026】
また、本実施形態に係るデシメーションフィルタの構成は、図6と同一である。そして、カスケード接続された3つの1/2倍ダウンサンプリングFIRフィルタ5−1、5−2、5−3の最終段のFIRフィルタ5−3の係数語長を例えば13ビットと通常に比べ短くする。これにより最終段のFIRフィルタ5−3の阻止域において減衰が不充分になる。しかし、係数の設定によって、減衰が不充分な領域をナイキスト周端数近傍に集めることで、前段のFIRフィルタ5−2をもってナイキスト周波数近傍を減衰させる。これによって、フィルタ全体としての減衰量を十分なものにできる。
【0027】
このように、本実施形態によれば、13ビットと従来の16ビットより少ない係数語長で大きな阻止域減衰量を得ることが可能となる。従って、乗算器を使用する場合においてはハードウェアの増加を抑制することができ、パラレルシフト加算器を使用する場合においては演算にかかる時間を抑制することができ、またハードウェアの増加を抑制することができる。
【0028】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、FIRフィルタをカスケード接続し、最終段(デシメーションフィルタ)あるいは初段(インターポレーションフィルタ)における係数語長を短くする。これにより初段あるいは最終段のFIRフィルタの阻止域において減衰が不充分になる。しかし、この初段あるいは最終段のFIRフィルタの減衰が不充分な領域をナイキスト周端数近傍に集めている。従って、次段あるいは前段のFIRフィルタをもって初段あるいは最終段のナイキスト周端数近傍を減衰させることができ、フィルタ全体としての減衰量を十分なものにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】FIRフィルタの構成を示す図である。
【図2】インターポレーションフィルタの構成ブロック図である。
【図3】従来の1stFIRフィルタ(係数長16ビット)のフィルタ特性を示す図である。
【図4】従来の2ndFIRフィルタのフィルタ特性を示す図である。
【図5】従来の1st(係数長16ビット)および2ndFIRフィルタのトータルのフィルタ特性を示す図でる。
【図6】デシメーションフィルタの構成ブロック図である。
【図7】従来の1stFIRフィルタ(係数長13ビット)のフィルタ特性を示す図である。
【図8】従来の1st(係数長13ビット)および2ndFIRフィルタのトータルのフィルタ特性を示す図である。
【図9】実施形態の1stFIRフィルタ(係数長13ビット)のフィルタ特性を示す図である。
【図10】実施形態の1st(係数長13ビット)および2ndFIRフィルタのトータルのフィルタ特性を示す図である。
【符号の説明】
1 z−1遅延器、2 係数乗算器、3 加算器、4−1〜4−3 FIRフィルタ、5−1〜5−3 FIRフィルタ。
Claims (4)
- A/Dに使用するデシメーションフィルタであって、
ダウンサンプリングを行うFIRフィルタを複数カスケード接続し、最終段のFIRフィルタの係数語長を短くすることにより最終段のFIRフィルタの阻止域において減衰が不充分な領域を生じさせるとともに、
前記最終段のFIRフィルタの係数語の設定により、前記減衰が不充分な領域をナイキスト周波数近傍に集め、前段のFIRフィルタをもって最終段のナイキスト周波数近傍を減衰させることを特徴とするデシメーションフィルタ。 - 請求項1に記載のデシメーションフィルタにおいて、
最終段のFIRフィルタおよび前段のFIRフィルタは1/2ダウンサンプリングを行うフィルタであり、最終段のFIRフィルタは、可聴帯域に対応する20kHz程度以下を通過域とし、20kHz〜40kHz程度の範囲を阻止領域とし、かつ係数語長が13ビットであることを特徴とするデシメーションフィルタ。 - D/Aに使用するインターポレーションフィルタであって、
オーバーサンプリングを行うFIRフィルタを複数カスケード接続し、初段のFIRフィルタの係数語長を短くすることにより初段のFIRフィルタの阻止域において減衰が不充分になる領域を生じさせるとともに、
前記初段のFIRフィルタの係数語の設定により、前記減衰が不充分な領域をナイキスト周端数近傍に集め、次段のFIRフィルタをもって初段のナイキスト周端数近傍を減衰させることを特徴とするインターポレーションフィルタ。 - 請求項3に記載のインターポレーションフィルタにおいて、
初段のFIRフィルタおよび次段のFIRフィルタは2倍オーバーサンプリングを行うフィルタであり、初段のFIRフィルタは、可聴帯域に対応する20kHz程度以下を通過域とし、20kHz〜40kHz程度の範囲を阻止領域とし、かつ係数語長が13ビットであることを特徴とするインターポレーションフィルタ。
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