JP2000307384A - デジタルフィルタおよび該デジタルフィルタを用いたオーバーサンプリングアナログデジタル変換装置またはデジタルアナログ変換装置 - Google Patents

デジタルフィルタおよび該デジタルフィルタを用いたオーバーサンプリングアナログデジタル変換装置またはデジタルアナログ変換装置

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JP2000307384A
JP2000307384A JP11114550A JP11455099A JP2000307384A JP 2000307384 A JP2000307384 A JP 2000307384A JP 11114550 A JP11114550 A JP 11114550A JP 11455099 A JP11455099 A JP 11455099A JP 2000307384 A JP2000307384 A JP 2000307384A
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moving average
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oversampling
taps
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Nobuyasu Kanekawa
信康 金川
Kazuhisa Takami
和久 高見
Yasuyuki Kojima
康行 小嶋
Masatake Nametake
正剛 行武
Minehiro Nemoto
峰弘 根本
Katsuhiro Furukawa
且洋 古川
Yusuke Takeuchi
勇介 武内
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】より少ない次数の移動平均フィルタで高い減衰
特性を実現する。 【解決手段】(1)オーバーサンプリングアナログデジ
タル変換装置において、デシメータを構成する移動平均
フィルタのタップ数と、デシメータに前置される移動平
均フィルタのタップ数とを異なる値とする。または、デ
シメータを構成する移動平均フィルタのタップ数をデシ
メータの間引き率と異なる値とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動平均フィルタ、
特にオーバーサンプリングアナログデジタル変換装置ま
たはデジタルアナログ変換装置に好適な、高い減衰特性
を有するデシメーションフィルタ(間引きフィルタ)ま
たはインタポーレーションフィルタ(補間フィルタ)に
関する。
【0002】
【従来の技術】アナログデジタル変換器(以下ADCと
略す)またはデジタルアナログ変換器(以下DACと略
す)に関してオーバーサンプリングアナログ技術が近年
脚光を浴び、実用化が進められている(文献:湯川彰
「オーバーサンプリングA/D変換技術」日経マグロー
ヒル(1990))。
【0003】オーバーサンプリング技術によれば、少な
いビット数(極限的には1ビット)のADC,DACで
多ビットのアナログデジタル変換,デジタルアナログ変
換が可能となる。従って従来型の変換方式の多ビットの
ADC,DACの精度を得るためのトリミングが不要と
なり、量産に好適である。またアナログデジタル変換に
おいては、エイリアシングを防止するためにADCに前
置するローパスフィルタ(プレフィルタ)のカットオフ
周波数を高く設定できるため、部品定数の誤差に伴う調
整が不要となり量産が容易になる。さらにデジタルアナ
ログ変換においても、量子化雑音が高い周波数に集中
し、低い帯域での量子化雑音成分が減少するため、DA
Cに後置するローパスフィルタ(ポストフィルタ)のカ
ットオフ周波数を高く設定できるため、部品定数の誤差
に伴う調整が不要となり量産が容易になる。
【0004】なお本明細書中、構成要素であるADC
(アナログデジタル変換器),DAC(デジタルアナロ
グ変換器)と区別するために特にオーバーサンプリング
アナログデジタル変換装置(ADCとデシメーションフ
ィルタ等の総体を指す)及びオーバーサンプリングデジ
タルアナログ変換装置(DACとインターポーレーショ
ンフィルタ等の総体を指す)と呼ぶことにする。
【0005】オーバーサンプリングアナログデジタル変
換装置は文献のp.104の図6.6に示されるようにデ
シメーションフィルタを2段あるいはそれ以上に分け
て、徐々に間引く方式が一般的に採られている。この方
式によりデシメーションフィルタの除去特性を分担させ
て、高い周波数で動作する第1デシメーションフィルタ
の負担を軽減し、ハードウェア量や消費電力を削減する
ことができる。
【0006】文献のp.104の図6.6によれば、動作
周波数の低い第2デシメーションフィルタで急峻な特性
を実現し、動作周波数の高い第1デシメーションフィル
タでは、間引きにより第2デシメーションフィルタの帯
域内に折り返される領域のみを除去する特性を実現す
る。
【0007】各デシメーションフィルタの減衰特性は図
15に示すようになる。
【0008】第1デシメーションフィルタとして、係数
及び演算結果が切りが良い2進数で表現されることから
2のべき乗(2^n)のタップ数の移動平均フィルタが
広く用いられている。例えばNタップの移動平均フィル
タは、Nサンプルのデータを加算し、Nで割る演算で実
現できる。ここでNを2のべき乗(2^n)とすれば、
Nで割る演算はnビットシフトする操作により係数演算
を行わずに容易に実現できる上、演算に必要なビット数
も(ni+n)ビットでよい(但し、ni:入力データ
のビット数)。第1デシメーションフィルタの移動平均
フィルタの段数は量子化雑音に対する必要な減衰量によ
り決定され、文献p.107 によればn次のΔΣ変調器
をADCに用いた場合にはn+1段の移動平均フィルタ
を接続すれば量子化雑音に対して十分な減衰量を得るこ
とができる。
【0009】一般にオーバーサンプリングデジタルアナ
ログ変換装置もオーバーサンプリングアナログデジタル
変換装置と同様にインターポレーションフィルタを2段
あるいはそれ以上の段数に分け、徐々に補間する方法が
一般的に採られている。例えば第1インターポレーショ
ンフィルタおよび第2インターポレーションフィルタの
2つに分ける方法では、初段の第1インターポレーショ
ンフィルタでは1段目の補間により生じるイメージを除
去し、次段の第2インターポレーションフィルタでは2
段目の補間により生じるイメージを除去する。ここで、
初段の第1インターポレーションフィルタに急峻な特性
をもたせれば、2段目の補間により生じるイメージ成分
と基本波の周波数成分とを離すことができ、次段の第2
インターポレーションフィルタには急峻な特性が要求さ
れなくなり、高い周波数で動作する第2インターポレー
ションフィルタの負担を軽減することができる。
【0010】オーバーサンプリングデジタルアナログ変
換は丁度オーバーサンプリングアナログデジタル変換と
可逆な関係にあり、第1インターポレーションフィルタ
と第2インターポレーションフィルタの減衰特性は一般
に図16のようになる。またインターポレーションフィ
ルタにもデシメーションフィルタ同様に移動平均フィル
タが一般的に用いられていた。なお、インターポレーシ
ョンフィルタに多用されている0次ホールド回路は補間
した周波数をサンプリング周波数とすると移動平均フィ
ルタと考えることができ、当然のことながら移動平均フ
ィルタと伝達関数も同一である。
【0011】Nタップ移動平均フィルタの伝達関数は、
【0012】と表され、周波数特性は、Z=exp(jω
T)とおいて次式で表される。
【0013】 H(ωT)=exp(jNωT/2)sin(NωT/2) /sin(ωT/2)/N …(2) 但し、T:サンプリング周期ω:信号の各周波数上式よ
り、 sin(NωT/2)=0かつsin(ωT/2)≠0 …(3) となる時にH(ωT)=0となり、その近傍でゲインが低
くなることがわかる。
【0014】H(ωT)=0となる周波数(ゼロ点)fo
は、ω=2πfo,T=1/fsとおくと、(3)より
次式で与えられる。
【0015】 fo=i・fs/N …(4) 但し fs:サンプリング周波数 N:タップ数 i:整数(0<i<N) 第1デシメーションフィルタおよび第2インターポレー
ションフィルタの減衰特性は上記ゼロ点近傍の周波数で
利得が低下する性質を利用したものである。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】以上述べた第1デシメ
ーションフィルタ及び第2インターポーレーションフィ
ルタとして2のべき乗(2^n)のタップ数の移動平均
フィルタを用いる方法は係数及び演算結果が切りがよい
2進数で表現されることから、少ないビット数で所要の
S/N(演算精度)を得ることができる大変優れた方法
である。また量子化雑音に対する減衰量を必要なだけ得
るために、簡単な回路で2次,3次の移動平均フィルタ
を実現する方法も文献p.118の図7.6、p.119
の図7.7,図7.8,p.120の図7.9等に示されて
いる。
【0017】しかし上記従来技術は近年国際勧告V.9
0 として規格化された56kbpsモデムなどの高性能の
モデムに適用する際の考慮が更に必要である。従来方式
では50〜60dB程度の帯域外減衰量で十分であったの
に対して、56kbpsモデムは高いS/Nが要求され、そ
れに伴って70〜80dB程度の帯域外減衰量が要求され
る。上記従来技術によりこれだけの減衰量を持つ第1デ
シメーションフィルタを実現するためには、プリフィル
タ,ポストフィルタと呼ばれるアナログフィルタの減衰
量を増加させるか、量子化雑音を減衰させるのに十分な
段数よりも大きな段数の移動平均フィルタが必要にな
り、回路規模の増加を招くことになる。そこで、本発明
はより少ない次数の移動平均フィルタで高い減衰特性を
実現することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では以下の手段をとる。
【0019】(1)オーバーサンプリングアナログデジ
タル変換装置において (1a)デシメータを構成する移動平均フィルタのタッ
プ数と、デシメータに前置される移動平均フィルタのタ
ップ数とを異なる値とする。
【0020】(1b)デシメータを構成する移動平均フ
ィルタのタップ数をデシメータの間引き率と異なる値と
する。
【0021】(2)オーバーサンプリングデジタルアナ
ログ変換装置において (2a)インタポーレータを構成するホールド回路のホ
ールドサンプル数(移動平均フィルタのタップ数)と、
インタポーレータに後置される移動平均フィルタのタッ
プ数とを異なる値とする。
【0022】(2b)インタポーレータを構成するホー
ルド回路のホールドサンプル数(移動平均フィルタのタ
ップ数)をインタポーレータの補間率と異なる値とす
る。
【0023】上記手段(1a),(2a)により異なるタ
ップ数の移動平均フィルタを直列接続することにより、
それぞれの移動平均フィルタの利得が低下するゼロ点近
傍の周波数帯域が広がり、所定の減衰量が得られる帯域
を拡大することができる。
【0024】また上記手段(1b),(2b)により移動
平均フィルタのタップ数の選択の自由度が高まり、上記
手段(1a),(2a)の効果を最大限に発揮できるタッ
プ数の組み合わせを選択することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下図に従い本発明の実施例につ
いて説明する。
【0026】図1はNタップ移動平均フィルタからなる
デシメータ11の前に置かれるフィルタのうち少なくと
も1つをMタップ移動平均フィルタとした第1デシメー
ションフィルタ1の構成を示したものである。
【0027】Nタップ移動平均フィルタの伝達関数は、
【0028】と表され、周波数特性は、Z=exp(jω
T)とおいて次式で表される。
【0029】 H(ωT)=exp(jNωT/2)sin(NωT/2) /sin(ωT/2)/N …(2) 但し、T:サンプリング周期 ω:信号の各周波数 上式より、 sin(NωT/2)=0かつsin(ωT/2)≠0 …(3) となる時にH(ωT)=0となり、その近傍でゲインが低
くなることがわかる。
【0030】H(ωT)=0となる周波数(零点)fo
は、ω=2πfo,T=1/fsとおくと、(3)より
次式で与えられる。
【0031】 fo=i・fs/N …(4) 但し fs:サンプリング周波数 N:タップ数 i:整数(0<i<N) 第1デシメーションフィルタの減衰特性は上記零点近傍
の周波数で利得が低下する性質を利用したものである。
【0032】本実施例によれば僅かに異なるタップ数の
移動平均フィルタを直列接続することにより、それぞれ
の移動平均フィルタの利得が低下する零点近傍の周波数
帯域が広がり、所定の減衰量が得られる帯域を拡大する
ことができる。
【0033】図3に本実施例による周波数特性を示す。
比較対照のため図2に示すとおり以下の3つのケースに
ついて示したものである。なお文献の例にならって、サ
ンプリング周波数を12.288MHz 、間引き率を6
4、減衰すべき帯域を170kHz〜214kHzとし
て最大の減衰量が得られるように設計した例を示す。 (1)従来技術により、3つ全ての移動平均フィルタを
64タップとした場合(ケース1)。
【0034】(2)本実施例により、1つの移動平均フ
ィルタを67タップとし、他の移動平均フィルタを64
タップとした場合(ケース2)。
【0035】(3)本実施例により、3つの移動平均フ
ィルタをそれぞれ71タップ,59タップ,64タップ
とした場合(ケース3)。
【0036】図3に示されるように、従来技術によるケ
ース1の特性(1)よりも本実施例によるケース2の特
性(2),ケース3の特性(3)の方が減衰すべき帯域
で高い減衰量を得ていることがわかる。また、全てのフ
ィルタのタップ数を異なる組合せとしたケース3の特性
(3)は最も高い減衰量を得ていることがわかる。
【0037】以上図3に示されるように本実施例によれ
ば、移動平均フィルタの段数が同一でもより高い減衰特
性を得ることができる。
【0038】1つの移動平均フィルタ10aのみのタッ
プ数をデシメータ11のタップ数と異なる値とする場
合、デシメータ11の零点よりも下側の周波数でのゲイ
ン特性の傾きが上側よりも大きいため、移動平均フィル
タ10aの零点をデシメータ11の零点より僅かに低い
周波数に設定した方が、優れた減衰特性が得られる。従
って移動平均フィルタ10aのタップ数Mがデシメータ
11のタップ数よりも僅かに大きいとき(M=1.0〜
1.10N)に減衰量増大,減衰域拡大の効果が得られ
る。移動平均フィルタ10aのタップ数Mがこれよりも
大きくなると、零点の間の周波数での減衰量が減少す
る。
【0039】また、2つの移動平均フィルタ10a,1
0bのタップ数をデシメータ11のタップ数と異なる値
とする場合には、デシメータ11の零点の両側に配置し
た場合に最大の効果が得られる。従って移動平均フィル
タ10a,10bのタップ数Mはデシメータ11のタッ
プ数よりも上下に僅かにずらしたとき(M=1.05〜
1.15N ,M=0.85〜0.95N)に減衰量増大,
減衰域拡大の効果が得られる。
【0040】以上周波数特性の見地からタップ数の選び
方を論じたが、演算に必要なビット長の見地から見る
と、入力信号の振幅が2進数でフルスイングの場合に
は、M,Nは2のべき乗(2^n)に等しいか、これよ
りも僅かに小さな値がよい。M,Nが2のべき乗(2^
n)よりも僅かに大きいと、入力信号データを加算する
のに1ビット余分に必要になるためハードウェア量が増
加する。このようなことのないように予め入力のゲイン
を下げておくことも可能である。
【0041】また、ゲイン調整の見地からはM,Nの値
は2^m(2^n)または2^m(2^n±1)とすれ
ば、シフト演算と可減算の組み合わせで容易にゲイン調
整ができる(但しm,nは整数)。たとえば、2^m
(2^n−1)タップの移動平均の演算は2^m(2^
n+1)サンプルの入力データを加算した後、以下の方
法により近似的に2^m(2^n+1)で除する演算を
する。
【0042】1/{2^m(2^n+1)}≒{1−1
/(2^n)}/{2^(m+n)} と近似されるため、{1−1/(2^n)}/{2^
(m+n)}を乗じる演算により2^m(2^n+1)
で除する演算を近似することができる。
【0043】上記乗算を実現するためには元データをn
ビットLSB側にシフトした値を元データから減じて得
られた値を(m+n)ビットLSB側にシフトさせれば
よい。上記演算を固定論理で実現する場合には、シフト
演算は配線の接続をシフトさせるだけで実現でき、実質
的には演算のための論理回路は不要となり、減算のため
のハードウェアだけで実現できる。
【0044】N=64の場合を考えると、M=64±
1,64±2,64±4,64±8が考えられる。な
お、M=64±16の場合には、先の(M=1.05〜
1.15N,M=0.85〜0.95N)の範囲を逸脱し
適切な周波数特性が得られない。また、M=64+8は
(M=1.0〜1.10N)の範囲を逸脱し適切な周波数
特性が得られない。
【0045】図4はMタップ,Nタップ移動平均フィル
タを組み合わせた場合の零点の分布を示したものであ
る。この場合、次式の周波数における利得が零になる。
【0046】fo=i・fs/N (0<i<N) fo=j・fs/M (0<j<M) これに対して従来技術では図17に示すように零点は次
式の周波数のみとなる。
【0047】fo=i・fs/N (0<i<N) 図5は本発明を用いたオーバーサンプリングアナログデ
ジタル変換装置の実施例である。オーバーサンプリング
周波数fosでサンプリングされたADC2の出力は、
Mタップ移動平均フィルタ10i,Nタップ移動平均フ
ィルタであるデシメータ11から構成される第1デシメ
ーションフィルタ1で周波数fos/Nに間引かれた
後、第2デシメーションフィルタ3でさらに間引かれ
て、最終的なサンプリング周波数fos/N/Kの信号
となる。なお、第2デシメーションフィルタ3には通常
のIIR(Infinite Impulse Response) またはFIR(F
initeImpulse Response) デジタルフィルタを用いれば
よい。本実施例によれば、より少ない段数(ハード量)
で所定の特性の第1デシメーションフィルタ1を実現す
ることができ、オーバーサンプリングアナログデジタル
変換装置全体のハード量ひいては寸法,価格,消費電力
を削減することができる。
【0048】図6は間引き率(N)と異なるタップ数
(L)の移動平均フィルタをデシメータとした場合の構
成を示したものである。本実施例によれば図1の実施例
同様に僅かに異なるタップ数の移動平均フィルタを直列
接続することにより、それぞれの移動平均フィルタの利
得が低下する零点近傍の周波数帯域が広がり、所定の減
衰量が得られる帯域を拡大することができる。また、折
り返し周波数を挟んだ両側に零点を配置する最も効果的
な零点の配置を実現するために図1の実施例ではデシメ
ータを含めて最低3段の移動平均フィルタが必要である
のに対して、2段の移動平均フィルタが必要であるのに
過ぎない。
【0049】図8に図6に示した構成の周波数特性を示
す。なお比較対照のため図7に示す通り2つのケースに
ついて示す。なお図3同様、文献の例にならって、サン
プリング周波数を12.288MHz 、間引き率を6
4、減衰すべき帯域を170kHz〜214kHzとし
て最大の減衰量が得られるように設計した例を示す。 (1)従来技術により、2つ全ての移動平均フィルタを
64タップとした場合(ケース1)。
【0050】(2)本実施例により、1つの移動平均フ
ィルタを70タップとし、他の移動平均フィルタを60
タップとした場合(ケース2)。
【0051】図7に示されるように、従来技術によるケ
ース1の特性(1)よりも本実施例によるケース2の特
性(2)の方が減衰すべき帯域で高い減衰量を得ている
ことがわかる。
【0052】以上図8に示されるように本実施例によれ
ば、移動平均フィルタの段数が同一でもより高い減衰特
性を得ることができる。
【0053】図9に間引き率(N)と異なるタップ数
(L)の移動平均フィルタによるデシメータ11の実施
例を示す。本実施例によればデシメータ11のNサンプ
ルごとに直前Lサンプルのデータの移動平均をデシメー
タ11の出力とする。
【0054】移動平均フィルタ10a,デシメータ11
の零点をデシメータ11の折り返し周波数fos/Nの
両側に配置した場合に最大の効果が得られる。従って移
動平均フィルタ10aのタップ数M、デシメータ11の
タップ数Lはデシメータ11のタップ数よりも上下に僅
かにずらしたとき(L,M=1.05〜1.15N,L,
M=0.85〜0.95N)に減衰量増大,減衰域拡大の
効果が得られる。
【0055】図10は本発明を用いたオーバーサンプリ
ングアナログデジタル変換装置の構成を示したものであ
る。オーバーサンプリング周波数fosでサンプリング
されたADC2の出力は、Mタップ移動平均フィルタ1
0i,Nタップ移動平均フィルタであるデシメータ11
から構成される第1デシメーションフィルタ1で周波数
fos/Nに間引かれた後、第2デシメーションフィル
タ3でさらに間引かれて、最終的なサンプリング周波数
fos/N/Kの信号となる。なお、第2デシメーショ
ンフィルタ3には通常のIIR(Infinite Impulse Resp
onse)またはFIR(Finite Impulse Response)デジタ
ルフィルタを用いればよい。本実施例によれば、より少
ない段数(ハード量)で所定の特性の第1デシメーショ
ンフィルタ1を実現することができ、オーバーサンプリ
ングアナログデジタル変換装置全体のハード量ひいては
寸法,価格,消費電力を削減することができる。
【0056】以上オーバーサンプリングアナログデジタ
ル変換装置の実施例について説明したが、本発明はオー
バーサンプリングデジタルアナログ変換装置のインタポ
ーレータへも適用が可能である。
【0057】図11は第2インターポレーションフィル
タを構成する移動平均フィルタのうち信号をインターポ
レーション比N倍に補間するインターポレータ50が0
次サンプルホールド回路から構成され、インターポレー
タ50の後段にインターポレーション比Nと異なるタッ
プ数Mの移動平均フィルタ51iを付加した実施例であ
る。
【0058】0次サンプルホールド回路からなるインタ
ーポレータの伝達関数は移動平均フィルタ同様に、
【0059】と表され、(4)式で示される周波数でゲ
インが零となる。従って、本実施例によればデシメーシ
ョンフィルタの実施例同様に僅かに異なるタップ数の移
動平均フィルタを直列接続することにより、それぞれの
移動平均フィルタの利得が低下する零点近傍の周波数帯
域が広がり、所定の減衰量が得られる帯域を拡大するこ
とができる。なお、本実施例による周波数特性は図3に
示されるデシメーションフィルタと同一である。
【0060】図12は第2インターポレーションフィル
タを構成する移動平均フィルタのうち信号をインターポ
レーション比N倍に補間するインターポレータ50がL
サンプルの間だけ0次サンプルホールド値を出力する回
路(Lサンプルホールド回路と呼ぶことにする)とした
実施例である。Lサンプルホールド回路は図13のよう
に、1回の入力に対するN回の出力の内L回(サンプ
ル)だけ入力値と同じ値を出力し、残りのN−L回(サ
ンプル)は零を出力する回路である。なお、図11のイ
ンターポレータ50は通常の0次サンプルホールド回路
であるが、Lサンプルホールドと区別するために特に
「Nサンプルホールド」と記した。
【0061】本実施例によれば図11の実施例同様に僅
かに異なるタップ数の移動平均フィルタを直列接続する
ことにより、それぞれの移動平均フィルタの利得が低下
する零点近傍の周波数帯域が広がり、所定の減衰量が得
られる帯域を拡大することができる。なお、本実施例に
よる周波数特性は図8に示されるデシメーションフィル
タと同一である。また、折り返し周波数を挟んだ両側に
零点を配置する最も効果的な零点の配置を実現するため
に図11の実施例ではインターポーレータを含めて最低
3段の移動平均フィルタが必要であるのに対して、2段
の移動平均フィルタで済む。
【0062】図14は図1に示したオーバーサンプリン
グアナログデジタル変換装置及び、図11に示したオー
バーサンプリングデジタルアナログ変換装置を組み合わ
せたモデム20の実施例である。
【0063】マイクロプロセッサ25から出力される伝
送すべきデジタルデータは、変調器22では所定の方式
に従って変調されたサンプリング周波数fos/N/K
のデジタル信号となる。なお変調器22での変調の方式
は各種国際勧告などで規格化されているが、本発明はこ
の変調方式に関するものでもなく、依存するものでもな
いので、変調方式については説明を省略する。変調器2
2より出力されたサンプリング周波数fos/N/Kの
デジタル信号は第1インターポーレーションフィルタ4
でK倍の周波数に補間され、サンプリング周波数fos
/Nのデジタル信号となった後、第2インターポーレー
ションフィルタ5で更にN倍の周波数に補間され、サン
プリング周波数fosのデジタル信号となる。続いてサ
ンプリング周波数fosのデジタル信号はDAC6でア
ナログ信号に変換される。DAC6の後段には図示しないポ
ストフィルタと呼ばれるローパスフィルタが置かれ、デ
ジタル−アナログ変換に伴う量子化雑音が除去され、回
線インタフェース23を介して加入者回線24に送出さ
れる。回線インタフェース23はDAC6からの送信信
号を加入者回線24に出力する一方、受信(ADC2)
側に出力しないようにし、加入者回線24を介して送ら
れて来る信号は受信(ADC2)側に出力する機能(2
線/4線変換)や、加入者回線24を介して侵入するサ
ージなどを吸収してモデム20を保護する機能などを持
つ。
【0064】加入者回線24を介して送られてきた信号
は回線インタフェース23を介してADC2でオーバー
サンプリング周波数fosのデジタル信号に変換され
る。オーバーサンプリング周波数fosでサンプリング
されたADC2の出力は、Mタップ移動平均フィルタ1
0i、Nタップ移動平均フィルタであるデシメータ11
から構成される第1デシメーションフィルタ1で周波数
fos/Nに間引かれた後、第2デシメーションフィル
タ3でさらに間引かれて、最終的なサンプリング周波数
fos/N/Kの信号となる。fos/N/Kの信号は
復調器21で復調され、デジタルデータとなりマイクロ
プロセッサ25に入力される。
【0065】本実施例によれば、モデム20を構成する
オーバーサンプリングアナログデジタル変換装置及び、
オーバーサンプリングデジタルアナログ変換装置のデシ
メーションフィルタおよびインタポーレーションフィル
タにおいて、所要の帯域外減衰量をより少ないハード量
で実現することができる。従って消費電力,寸法,価格
を低減させることができる。またより少ない段数のデジ
タルフィルタですむため、デジタルフィルタの段数を重
ねることにより積算される演算誤差も減少させることが
でき、S/Nを向上させることができる。モデムのS/
N向上によりモデムの伝送速度を高めることができる。
【0066】
【発明の効果】本発明によればデジタルフィルタの所要
の帯域外減衰量をより少ないハード量で実現することが
できる。従って消費電力,寸法,価格を低減させること
ができる。またより少ない段数のデジタルフィルタです
むため、デジタルフィルタの段数を重ねることにより積
算される演算誤差も減少させることができ、S/Nを向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デシメーションフィルタの第1の構成を示した
図である。
【図2】デシメーションフィルタの構成例を示した図で
ある。
【図3】図2の各デシメーションフィルタの周波数特性
を示した図である。
【図4】図2のデジメーションフィルタの周波数特性
(零点の分布)を示した図である。
【図5】オーバーサンプリングアナログデジタル変換装
置の第1の構成を示した図である。
【図6】デシメーションフィルタの第2の構成を示した
図である。
【図7】デシメーションフィルタの構成例を示した図で
ある。
【図8】各デシメーションフィルタの周波数特性を示し
た図である。
【図9】デシメータの構成を示した図である。
【図10】オーバーサンプリングアナログデジタル変換
装置の第2の構成を示した図である。
【図11】オーバーサンプリングデジタルアナログ変換
装置の第3の構成を示した図である。
【図12】オーバーサンプリングデジタルアナログ変換
装置の第4の構成を示した図である。
【図13】補間率と異なるタップ数をもつインタポ−レ
−タの構成を示した図である。
【図14】モデムの構成を示した図である。
【図15】オーバーサンプリングアナログデジタル変換
装置の周波数特性を示した図である。
【図16】オーバーサンプリングデジタルアナログ変換
装置の周波数特性を示した図である。
【図17】従来技術の零点の分布を示した図である。
【符号の説明】
1…第1デシメーションフィルタ、11…デシメータ、
10i…移動平均フィルタ、2…ADC、5…第2イン
タポーレーションフィルタ、50…インタポーレータ、
50i…移動平均フィルタ、6…DAC、20…モデ
ム、21…復調器、21…変調器、23…回線インタフ
ェース、25…マイクロプロセッサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H03M 1/12 H03M 1/12 C 3/00 3/00 (72)発明者 小嶋 康行 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 行武 正剛 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 根本 峰弘 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 古川 且洋 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 武内 勇介 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 Fターム(参考) 5J022 AA01 AB01 AC02 BA06 CA07 5J064 AA00 BA06 BC12

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の移動平均フィルタから構成されるデ
    ジタルフィルタにおいて、少なくとも1つの移動平均フ
    ィルタのタップ数が他の1つの移動平均フィルタのタッ
    プ数の0.85倍から1.15倍であることを特徴とする
    デジタルフィルタ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のデジタルフィルタであっ
    て、少なくとも以下の周波数に零点をもつことを特徴と
    するデジタルフィルタ。 fo=i・fs/N (0<i<N) fo=j・fs/M (0<j<M) ただし、 i,j:整数 fs:サンプリング周波数 M,N:整数(M≠N)
  3. 【請求項3】オーバーサンプリングアナログデジタル変
    換装置であって、 デシメータに前置される移動平均フィルタのタップ数
    と、デシメータを構成する移動平均フィルタのタップ数
    とが異なることを特徴とするオーバーサンプリングアナ
    ログデジタル変換装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載のオーバーサンプリングアナ
    ログデジタル変換装置であって、 デシメータを構成する移動平均フィルタのタップ数がデ
    シメータの間引き率と異なることを特徴とするオーバー
    サンプリングアナログデジタル変換装置。
  5. 【請求項5】請求項3記載のオーバーサンプリングアナ
    ログデジタル変換装置であって、 デシメータに前置される移動平均フィルタのタップ数
    が、 デシメータを構成する移動平均フィルタのタップ数の
    0.85倍から1.15倍であることを特徴とするオーバ
    ーサンプリングアナログデジタル変換装置。
  6. 【請求項6】請求項3記載のオーバーサンプリングアナ
    ログデジタル変換装置であって、 少なくとも以下の周波数に零点をもつことを特徴とする
    オーバーサンプリングアナログデジタル変換装置。 fo=i・fos/N (0<i<N) fo=j・fos/M (0<j<M) ただし、 i,j:整数 fos:オーバーサンプリング周波数 M,N:整数(M≠N)
  7. 【請求項7】オーバーサンプリングデジタルアナログ変
    換装置であって、 インタポーレータに後置される移動平均フィルタのタッ
    プ数と、インタポーレータを構成するホールド回路のホ
    ールドサンプル数(移動平均フィルタのタップ数)とが
    異なる値であることを特徴とするオーバーサンプリング
    デジタルアナログ変換装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載のオーバーサンプリングデジ
    タルアナログ変換装置であって、 インタポーレータを構成するホールド回路のホールドサ
    ンプル数(移動平均フィルタのタップ数)がインタポー
    レータの補間率と異なることを特徴とするオーバーサン
    プリングデジタルアナログ変換装置。
  9. 【請求項9】請求項7記載のオーバーサンプリングデジ
    タルアナログ変換装置であって、 インタポーレータに後置される移動平均フィルタのタッ
    プ数と、インタポーレータを構成するホールド回路のホ
    ールドサンプル数(移動平均フィルタのタップ数)の
    0.85倍から1.15倍であることを特徴とするオーバ
    ーサンプリングデジタルアナログ変換装置。
  10. 【請求項10】請求項7記載のオーバーサンプリングデ
    ジタルアナログ変換装置であって、 少なくとも以下の周波数に零点をもつことを特徴とする
    オーバーサンプリングデジタルアナログ変換装置。 fo=i・fos/N (0<i<N) fo=j・fos/M (0<j<M) ただし、 i,j:整数 fos:オーバーサンプリング周波数 M,N:整数(M≠N)
  11. 【請求項11】オーバーサンプリングアナログデジタル
    変換装置,オーバーサンプリングデジタルアナログ変換
    装置,変復調機能,加入者線インタフェース回路から構
    成されるモデム装置であって、 該オーバーサンプリングアナログデジタル変換装置が請
    求項4記載のオーバーサンプリングアナログデジタル変
    換装置で、オーバーサンプリングデジタルアナログ変換
    装置が請求項8記載のオーバーサンプリングデジタルア
    ナログ変換装置でることを特徴とするモデム装置。
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