JPH08181573A - カスケード接続積分器 - Google Patents

カスケード接続積分器

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JPH08181573A
JPH08181573A JP7265889A JP26588995A JPH08181573A JP H08181573 A JPH08181573 A JP H08181573A JP 7265889 A JP7265889 A JP 7265889A JP 26588995 A JP26588995 A JP 26588995A JP H08181573 A JPH08181573 A JP H08181573A
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parallel
summing means
layer
input signals
cascaded integrator
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JP7265889A
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Thad J Genrich
タッド・ジェイ・ゲンリッチ
Richard M Davis
リチャード・エム・デイビス
Bruno A Martinez
ブルーノ・エー・マルチネス
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Hughes Aircraft Co
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H17/00Networks using digital techniques
    • H03H17/02Frequency selective networks
    • H03H17/06Non-recursive filters
    • H03H17/0621Non-recursive filters with input-sampling frequency and output-delivery frequency which differ, e.g. extrapolation; Anti-aliasing
    • H03H17/0635Non-recursive filters with input-sampling frequency and output-delivery frequency which differ, e.g. extrapolation; Anti-aliasing characterized by the ratio between the input-sampling and output-delivery frequencies
    • H03H17/0671Cascaded integrator-comb [CIC] filters
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    • H03H17/0671Cascaded integrator-comb [CIC] filters
    • H03H2017/0678Cascaded integrator-comb [CIC] filters with parallel structure, i.e. parallel CIC [PCIC]

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、200MSPSより高い入
力サンプリングレートでデシメーション処理を実行する
ディジタルフィルタを提供することである。 【解決手段】 ディジタル信号のデシメーション及び補
間を実行するディジタルフィルタを提供する。このディ
ジタルフィルタは、積分器にカスケード接続された櫛形
フィルタを有する。積分器は、複数のパラレル信号を受
取り、更に、少なくとも2つのパラレル信号の積分結果
を示す少なくとも1つの出力信号を生成する、少なくと
も1つの並列積分ステージを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広い入力帯域幅
と、狭い出力帯域幅を必要とする通信機器に適用される
ディジタルフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆるディジタルフィルタは、(連続
した入力に応じて動作するアナログフィルタに対して)
離散的な入力シーケンスに応じ、対応する離散的な出力
シーケンスを決定する時不変(time-invariant)の線形
システムである。ディジタルフィルタを含むフィルタ
は、パルス関数入力に対するフィルタの複合応答を特徴
とする伝達関数について度々説明される。フィルタは、
入力信号から、望ましい周波数帯域を除く全ての周波数
を実質的に減衰し、望ましい周波数帯域を取り出すため
に使用される。この際、通過する周波数は実質的に減衰
されない(理想的には完全に減衰されない)。
【0003】通常、フィルタは、実質的に減衰されずに
通過する周波数の特性によって分類される。例えば、ロ
ーパスフィルタでは、通過する周波数帯域はゼロ(D
C)から予め選択されたカットオフ周波数までであり、
バンドパスフィルタでは、予め選択された2つのカット
オフ周波数の間である。又、ノッチフィルタまたはバン
ド阻止フィルタは、前記バンドパスフィルタと相補的な
関係にあり、2つのカットオフ周波数間を取り去り(実
質的に減衰する)、それ以外の周波数は全て通過させる
ものである。
【0004】理想的なフィルタは、離散的なカットオフ
周波数を有するが、実際のフィルタは、このような特性
に近いもののみを有する。遷移周波数帯域は、減衰して
通過する前記カットオフ周波数間のフィルタ遷移の鋭利
さ、またはロールオフを特徴とする。従って、理想的な
フィルタの遷移周波数帯域はゼロであり、実際の現実に
あるフィルタは、遷移周波数帯域がゼロより大きい。
【0005】典型的な信号処理アプリケーションでは、
連続した信号は、対象となる情報を示し、通信チャネル
を介してこの情報を伝送するために使用される。ところ
が、実際の通信チャネルでは、ノイズ及び干渉(他の伝
送信号からと同様に伝送信号自身からの干渉)の影響を
受け、これらノイズ及び干渉は、チャネルを通過する際
に信号を歪める。通信受信機は、オリジナル信号の適切
な複写を再生するように機能し、受信側でこの信号に含
まれている情報が確認される。
【0006】伝送信号のディジタル表記に関連した多く
の利点がある。例えば、信号のエラーや歪みを検知し、
補正することができる。又、機密情報を、暗号化して不
正な傍受や解析を防止することができる。データチャネ
ルの効率は、冗長なデータを削減または排除することが
できる(データ圧縮)。ディジタルフィルタのその他の
利点は、各種温度や動作電圧に対応しつつ、ユニットか
らユニットへ、時間外であっても矛盾なく機能すること
である。更に、集積回路技術の進歩やディジタルマルチ
プロセッサパフォーマンスに関連する進歩により、ディ
ジタル信号の複合処理が促進された。
【0007】ディジタル信号処理における有効な恩恵、
及び典型的なリアル信号が現実に連続しているため、オ
リジナルの連続(アナログ)信号を対応する離散的な
(ディジタル)信号に変換する必要がある。この変換機
能は、アナログ・ディジタル変換器(ADC)により行
われる。又、この逆の処理、即ち、ディジタル信号をア
ナログ信号に戻す処理はディジタル・アナログ変換器
(DAC)により行われる。通常、アナログ信号からデ
ィジタル信号への変換は、アナログ信号を所定の間隔で
サンプリング(標本化)することにより行われる。オリ
ジナル信号に含まれた情報の保持には、一定時間内にお
いて、所定の最小サンプリング回数が必要とされる。即
ち、ナイキスト周波数(ナイキストレート)と称される
最小サンプリング周波数(サンプリングレート)が必要
とされる。ADCが、実質的に、ナイキスト周波数より
高いサンプリング周波数、例えば、ナイキスト周波数の
10倍の周波数で動作する場合、このADCはオーバー
サンプリングADCと呼ばれる。
【0008】このサンプリング定理は、オリジナル信号
を一義的に再生するために必要な最小サンプリング周波
数における理論上の限界である。通常、特定の周波数帯
域FN を有する信号(周波数帯域が限定された信号)
は、2FN のナイキスト周波数により得られるサンプル
から再生することができる。もし、サンプリング定理が
満たされていない場合、スペクトルたたみ込み(spectr
al folding)、または折返し歪み(エリアジング)が生
じ、オリジナル信号は、そのサンプルから一義的に再生
できない。従って、アンチエリアジングフィルタが、サ
ンプリングが行われる前に信号の周波数帯域を制限する
ために使用され、信号再生における歪みを低減する。サ
ンプリングが行われた後、各信号サンプルは、量子化と
呼ばれる処理により、複数の離散的な値の一つで示され
る。
【0009】多くのアプリケーションにおいて、離散的
な信号のサンプリング周波数を変更することが望まし
い。高サンプリング周波数でサンプリングされ、1ビッ
ト量子化法により示される信号、例えば、デルタ変調信
号は、低周波数の複数ビット表示、例えば、パルス符号
変調(PCM)信号に変換することができる。このよう
なサンプリング周波数の低減処理は、デシメーション
(decimation)と称される。これと完全に相補的な処
理、補間法は、サンプリング周波数の増加を伴う。例え
ば、効率の良いコード化のために低周波数でサンプリン
グされた、オーディオ信号のような信号は、通信チャネ
ルを伝送するために、搬送波周波数よりも実質的に高い
周波数に変調するように、高サンプリング周波数が要求
される。
【0010】デシメーション及び補間が相補機能である
ため、このような機能を実行するアナログ回路が利用さ
れる。従って、データがこのような構成を一方向に流れ
ることによって、デシメーションが完了し、逆の方向に
流れることによって補間が完了する。よって、後に、デ
シメーションにおいて使用されるディジタルフィルタの
プロセスを示すが、これは、補間において使用されるア
ナログフィルタに同様に適用することができる。
【0011】一般の通信システムでは、ベースバンド信
号(低周波信号)は、より良い伝送特性を有するよう
に、高搬送波周波数を有するバンドパス信号(チャネ
ル)に符号化(あるいは変調)される。高周波数の搬送
波は、広い周波数帯域を有し、これにより、複数のチャ
ネルが同時に伝送される。例えば、振幅変調(AM)、
周波数変調(FM)、または直角変調(QM)等の多く
の符号化法を利用することができる。変調された信号
は、送信機から受信機へ、通信チャネルを介して送られ
る。受信機は、選択された特定の対象チャネルに同調さ
れ、信号を復調する。受信機のフィルタ、例えば、ディ
ジタルフィルタは、オリジナル周波数帯域信号を再生す
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】特定タイプのフィルタ
は、特別なアプリケーションの必要に応じて使用され
る。アプリケーションによっては、鋭利なロールオフを
有するフィルタを必要とする場合があり、又、広い遷移
周波数帯域が要求される場合もある。同様に、歪みを低
減するため、線形位相特性、即ち、周波数に無関係な一
定のグループ遅延を有するフィルタが必要とされる場合
もある。周波数特性を選択でき、線形位相特性を有する
ように設計できるフィルタのタイプは、有限インパルス
応答(FIR)フィルタである。通常のFIRフィルタ
では、乗算器のアレイを用い、各種係数に連続した入力
サンプルを乗算し、全体にわたり望ましい周波数特性を
得る。従って、FIRフィルタは、相対的に複雑な回路
(ソフトウェア)と、動作に必要な顕著な電力とを必要
とする。
【0013】同様の周波数応答を有するFIRフィルタ
より、演算が少なくてすむタイプのフィルタとして、無
限インパルス応答(IIR)ディジタルフィルタがあ
る。しかし、このようなフィルタは、典型的に、線形位
相応答を有さず、更に、実行時に用いられる有限のワー
ド長に起因して、望ましくない特性になり易い。
【0014】デシメーション及び補間処理を実行可能な
周波数応答を供給するディジタルフィルタのいずれも、
カスケード接続された積分器・櫛形(コム)(CIC)
フィルタである。このフィルタ技術では、アナログのF
IRフィルタに比べて明らかに単純なロジックで実施す
ることができる。例えば、CICフィルタは、FIRフ
ィルタに必要とされる複雑な乗算器アレイや大型のデー
タ格納器を必要とせずに、加算器のアレイと、小さなデ
ータ格納器とを使用する。実施に必要な論理ゲートの数
が削減されることは、効率を向上し、必要とされる電力
が顕著に低下する。前記CICフィルタについての詳細
は、Hogenauer, E.B. による“An Economical Class of
Digital Filters for Decimation and Interpolation
”,IEEETransactions on Acoustics, Speech and Sign
al Processing Volume ASSP-29,No. 2, April 1981, p
p. 155-162 に記載されており、本明細書はこれを参照
している。しかし、Hogenauer により開示され、商用の
集積回路により実施されているCICフィルタの連続実
施は32MSPS(million samples per second)近辺
に限定されているサンプリングレートを有する。
【0015】したがって、本発明の目的は、200MS
PSより高い入力サンプリングレートでデシメーション
処理を実行するディジタルフィルタを提供することであ
る。
【0016】本発明の他の目的は、広い入力帯域幅及び
狭い出力帯域幅を必要とする通信受信機に適用されるデ
ィジタルフィルタを提供することである。
【0017】本発明の別の目的は、デシメーション及び
補間処理を並行実施するCICフィルタを提供すること
である。
【0018】本発明のさらに他の目的は、冗長なロジッ
クを削除することによりチップ効率を向上する、並行実
施可能なCICフィルタを提供することである。
【0019】本発明のさらに別の目的は、ビットをスラ
イスした完全なパイプラインアーキテクチャを適用する
ことにより、加算・累算処理スピードを向上する 並列
カスケード接続積分器・櫛形(コム)(PCIC)フィ
ルタを提供することである。
【0020】本発明のさらに他の目的は、デシメーショ
ン及び補間処理の実施において、フィールドプログラマ
ブルゲートアレイ(FPGA)を共通に利用するPCI
Cフィルタを提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】前述した目的及び特徴を
達成するため、ディジタル信号のデシメーション及び補
間を実行するディジタルフィルタを提供する。このディ
ジタルフィルタは、積分器にカスケード接続された櫛形
フィルタを有する。積分器は、複数のパラレル信号を受
取り、更に、少なくとも2つのパラレル信号の積分結果
を示す少なくとも1つの出力信号を生成する、少なくと
も1つの並列積分ステージを特徴とする。
【0022】本発明の、前述した目的、特徴、利点は、
図面を用いて後述する、本発明を実施するベストモード
である詳細な説明により、当該技術を有する者により実
施することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1及び図2によれば、ブロック
図は、本発明にによって構成されたディジタルフィルタ
を有する受信機を含むそれぞれの通信システムを示す。
図1の送信機10は、直角変調(また、同位相及び直角
位相又はI及びQ変調)を利用して、通信チャネルに信
号を伝送する。送信機10は、時間変化成分x(t)及
びy(t)を有するベースバンド信号を発生・処理する
ベースバンド処理回路12を含んでいる。発振器14
は、搬送周波数fc で、シグモイド搬送信号(cos
(ωc t)で表す)を発生する(ここで、ωc =2πf
c )。移相器16は、発振器の信号に90°の位相のず
れを付与して位相がずらされた発振器信号を生成する。
【0024】図1を続いて参照すると、位相がずれた発
振器の信号及び位相のずれていない発振器の信号には、
ミキサー18によって、それぞれベースバンド信号成分
y(t)及びx(t)が乗算される。これらの成分は合
計されて、アンテナ20を介する通信チャンネル上への
伝送に対する複合変調された同位相及び直角位相の高周
波(RF)信号を生成する。もちろん、図1は、単なる
一般的な送信機の概念図である。実際には、送信機10
は、増幅器、フィルタ、マルチプレクサなどのような特
に図示していないような他の多くの機能ブロックを含ん
でも良い。更に、送信機10は、図示しているようにア
ナログ信号を伝送しても良いし、先に記載したように、
ディジタル伝送案を実行しても良い。
【0025】図2を参照すると、受信機30は、アンテ
ナ32を介して通信チャンネル上を伝送されたRF信号
を受信する。いくつかのアプリケーションでは、任意の
チューナブルアナログフィルタ34が受信RF信号を前
置フィルタリングし、高速アナログ・ディジタル変換器
(ADC)36及びディジタルフィルタ46及び48の
ような他のシステムの構成用件の要求を容易にする。高
速ADC36は、受信アナログ信号をデマルチプレクサ
38でデマルチプレクスされたディジタル信号に変換す
る。ミキサー40は、デマルチプレクスされた信号を発
振器42及び移相器44によって発生された発振器信号
を利用するその同位相及び直角位相成分に分離する。も
ちろん、サイン及びコサイン出力を有するダイレクトデ
ィジタル合成器を発振器42及び移相器44の代わりに
用いることもできる。ディジタルフィルタ46及び48
は、元のベースバンド信号成分x(t)及びy(t)を
再構成するのに役立つようなディジタルシーケンスを発
生するローパスPCICフィルタである。
【0026】CICデシメーションフィルタは、高いサ
ンプリングレートでは積分を、低いサンプリングレート
(高いレートの一部分)では微分を実行するので、積分
動作はフィルタの速度を制限する。従って、積分機能の
並列実施はフィルタの速度を増加し、200MSPSを
越える入力サンプリングレートが達成できる。このよう
に、以下の説明においては、微分機能は、上記で参照し
たE. B. Hogenauer 文献による記述に詳細に記載されて
いるような標準設計技術を使用して実行するものと仮定
する。
【0027】シングルステージ並列積分器は、多くの並
列入力を合計し、その合計を積分することによって図3
(a)で示すように構成することができる。図3(a)
に示すように、周波数Fs のディジタル信号は、Fs /
Pの周波数で出力信号X1 からX4 を累積器64に供給
するシリアル・パラレル変換器60に入力を供給する。
累積器64は、合計S1 として出力される合計(積分機
能を提供する)の連続する総和を維持する。図3(a)
の並列構成に対応する合計S1 の値は、図4にグラフに
よって示され、一般的には、参照番号68で示される。
このことから、図3(a)の構成は、一般的には参照番
号70で示される出力シーケンスS2 のすべての4番目
(P番目)の出力サンプルと等しいシーケンスS1 を発
生する。図3(b)に示すように、出力シーケンスS2
は、シリアルサンプリングレートFs で動作するシング
ルステージ積分器66で発生される。
【0028】図3(a)に示す並列積分器のアプローチ
は、2段目の積分器がシリアルサンプルレートFs で動
作する1段目の積分器で発生する中間サンプルのそれぞ
れにアクセスするわけではないので、多段の実施形態を
受け入れるものではない。例えば、2段目の積分器は、
時間t0 からt4 の間に発生するサンプル値にアクセス
するわけではない。多くのアプリケーションが、所望の
周波数応答特性を達成するために多段積分器の実施形態
を必要とするので、図3(a)に示すような並列構成は
そのようなアプリケーションには相応しくないであろ
う。
【0029】図5では、シングルステージのカスケード
接続可能な並列積分器のブロック図を示す。図5のブロ
ック図は、図6〜図10のブロック図と同様に、同期デ
ータの流れを、時間t1 からtx によって輪郭が描かれ
るようにフィルタ要素の様々な層を介して左から右へ描
いている。図示されている並列サンプルは、グループの
最初のサンプルがダイアグラムの上部に、最後のサンプ
ルがダイアグラムの最下部にあるように配置されてい
る。
【0030】図5に戻って、並列積分段80は、本発明
に従って構成されたPCICフィルタでの使用に特に相
応しい。この並列構成は、2つの出力82及び84を発
生することにより、図3に示す構成の制限を取り外すこ
とができる。出力82は、入力86で到達する第1サン
プルx[2n]が処理された後に、シリアルサンプルレー
トFs で動作する積分器(例えば、図3(b)の積分器
66)の状態に対応する。出力84は、入力86で到達
する第1サンプルx[2n]及び入力88で到達する第2
サンプルx[2n+1]が処理された後に、シリアルサンプ
ルレートFs で動作する他の積分器の状態に対応する。
【0031】続いて図5を参照すると、レジスタ90
は、様々なステージを通るデータフローが同期するよう
に、合計ブロック92で課されるのと等しい遅延を提供
する。合計ブロック92は、累積器94によって発生さ
れた累積合計と現在の(遅延された)サンプルx[2n]
を加算して、図示された出力シーケンスを生成する。同
様に、出力84で生成された出力シーケンスは、受信さ
れた最新のサンプルx[2n+1]を含む入力の流れの積分
を表している。
【0032】ブロック92と94で実行される加算機能
とブロック94で実行される累積機能は、出力フリップ
フロップに接続された入力加算器からなるパイプライン
同期装置で実行される。最速の加算器及び累積器は、ビ
ットスライス、完全なパイプラインアーキテクチャ、の
使用を通じて達成することができる。このアプローチに
おいて、単に1つのパイプライン単一ビットの追加は、
加算器の論理遅延を最小にするようなクロックサイクル
毎に各加算器によって実行される。最小桁のビット(L
SB)は、第1サイクルの間に処理され、次のビット
は、次のサイクルで処理される等である。レジスタブロ
ック90は、出力82のパイプライン遅延が出力84の
パイプライン遅延と整合するように提供される。もちろ
ん、加算機能は、特別なアプリケーションに対して、パ
イプライニングの様々なレベルを利用する他の実施形態
を有していても良い。
【0033】完全にパイプライン化された単一ビットス
ライスアーキテクチャの不利益は、LSBが最初に処理
できるような入力データをスキューする必要性を含むこ
とである。処理の後に、出力データは、元のビット順序
を再構成するように、デスキュー(de-skew) させなけれ
ばならない。この戦略は、また、追加の内部フリップフ
ロップを加算器を通じて搬送ビットをパイプラインする
のに要求される。データのスキュー及びデスキューの衝
撃は、データがスキューされている間に実行される動作
の数を増やすことによって減少させても良い。しかし、
この不利益は、所定の動作パラメータに応じて要求され
る並列サンプルの数Pを少なくする増加された動作速度
によって、重要になる。
【0034】図5に示す構成の実施形態の複雑さは、合
計ブロック92と94によって処理される並列ビット
(B)に数に依存する。もし1つの全加算器と加算器
(あるいは累積器)ビット毎の1つのフリップフロップ
を仮定すると、この構成は積分段毎に3B個の全加算器
と4B個のフリップフロップが必要になる。シリアル積
分器は1B個のフリップフロップと1B個の加算器が必
要になる。このようにして、この特別な実施形態は、カ
スケード接続可能な積分器を、追加ロジックのコストで
提供する。
【0035】4つのサンプル幅を有するシングルステー
ジのカスケード接続可能な並列積分器を図6に示す。こ
の構成は、大きなサンプル幅を適用させる3つの層構成
にフィルタ要素の単に2つの層を利用した図5に記載さ
れた概念を拡張する。同様な機能ブロックは、図5及び
図6において類似の方法で動作する。例えば、レジスタ
100は、入力102〜108から出力110〜116
までのパイプライン遅延を整合するために使用される。
同様に、出力110は、入力102に到達する最初のサ
ンプルx[4n]が処理された後の、シリアルサンプルレ
ートFs で動作する積分器の状態に対応する。出力11
6は、すべての4つの入力サンプルが処理された後の、
シリアルサンプルレートFs で動作する積分器の状態に
対応する。ブロック118は、累積器120が図示され
ているように適当な合計ブロック118に入力される連
続合計を維持することによって積分器として機能する間
に、これらの対応する入力の合計を計算する。図5の構
成と同様に、加算器及び累積器機能は出力フリップフロ
ップに接続された入力加算器からなるパイプライン同期
装置によって実行される。
【0036】図6に示す並列構成は、積分段毎に8B個
の全加算器と12B個のフリップフロップを必要とす
る。シリアル実施形態と比較すると、並列実施形態の複
雑さは、構成のサンプル幅によって必要される加算器と
フリップフロップを分割することによって、規格化して
も良い。下記の表で要約すると、規格化された複雑さが
サンプル幅で増加するという結果を示す。このことは、
複雑さの増加は、次第に大きくなるサンプル幅に対する
PCICフィルタの効率の実際上の制限を置くものであ
る。
【0037】
【表1】 このように、本発明の並列積分器構成は2n の一般化さ
れたサンプル幅Pを適応させるように拡張されていても
良いが、他の実施形態はより効率的であっても良い。結
果としての構成は、(n+1)層の総計で特徴づけられ
るであろうし、表1で示されているように、{2n (n
+2)/2}B個の全加算器と{2n(n+1)}B個
のフリップフロップを必要とするであろう。
【0038】一般化された構成の第1層(入力層)内の
要素に対する便利な配置は、P=4に対する図6に示す
P/2個の合計ブロック(それらの間には同数の交替す
る遅延レジスタが入れられている)を含む。出力層を除
くその後に続くすべての層は、P/2個の合計ブロック
とP/2個の遅延レジスタを含んでいる。第1層に対す
る便利な配置は、図6に記載されたのと同様に2つの遅
延レジスタと2つの合計ブロックの交替するグループを
含む。P=8(図示しない)では、第3層は4つの遅延
レジスタと4つの合計ブロックの交替するグループ等に
よって形成されても良い。最終層(出力層)は、(P−
1)個の合計ブロックと1つの累積器を含む。
【0039】図7では、デシメータ出力部の2段の2サ
ンプル幅の並列実施形態のブロック図が示されている。
デシメータフィルタ出力部が示されているが、効率にお
いて同様の利得が実現される積分器の入力で実現されて
も良い。図7及び図8に示されている構成は、下記の構
成と同様に、サンプリングレート減衰比Rが並列サンプ
ルの数Pのゼロでない整数倍(すなわち、R/Pは整
数)に限定される。例えば、4つの並列サンプル(P=
4)を使用したとすれば、デシメータ(サンプリングレ
ート減少比R)の出力でのサンプリングレートによって
分割されたデシメータの入力でのサンプリングレートは
4nに制限され、nはゼロでない整数である。もちろ
ん、同様の効率の利得は実現できないが、整数でないR
/P関係を有するPCICデシメーション・補間フィル
タを実現することは可能である。
【0040】上記のように、CICデシメーションフィ
ルタは、積分器の入力よりも積分器の出力のサンプリン
グレートの方が低い。このように、他の出力が単に後に
続くステージ(これらはない)の便宜のために発生させ
られるので、整数R/P関係が与えられると、最終積分
段の唯一の出力は、サンプリングされるようになる。出
力サンプルがあらゆるPサンプルの最後であるものと仮
定すれば、残りの出力サンプルは、最終段に対して発生
されるべきものではない。例えば、図6に示された並列
構成が多段PCICフィルタの最終段を具備するものと
仮定する。出力116は、発生されるべき4つの出力サ
ンプルの最後であって、出力110〜114に対応する
残りの出力サンプルは発生されるべきではない。これら
の出力を発生するために応答可能な機能の取り除きは、
より大きな全体的な実施効率を結果として招く。
【0041】実施効率は、出力シーケンスを試験し、そ
のシーケンスを生成するのと等しい構成を設計すること
によるのみでもより良くすることができる。様々な実施
形態は一般的にさまざまの処理機能を必要とする。
【0042】図7に戻ると、本発明によるデシメーショ
ンフィルタに対する効率的な並列積分器出力部が示され
ている。出力部128は、図5の並列構成のような並列
構成を具備する多数の並列段のカスケードを続けても良
い。入力130と132は、連続したサンプルx[2n]
とx[2n+1]をそれぞれ受け取る。レジスタ134は、
上部のパイプラインの遅延と下部のパイプラインの遅延
との整合性をとるために機能し、合計ブロック142へ
の入力は実質的に同時に到着する。直感的には、実際に
1つのレジスタ134がこの機能を達成するにも関わら
ず、2つのそのようなレジスタが必要とされることは明
らかである。
【0043】図7を参照して説明を続けると、合計ブロ
ック136の出力は、乗算器138で2が乗じられる。
信号がバイナリディジタル信号であるので、乗算は単一
ビットのシフトで実行され、構成の追加ロジックは要求
されない。すなわち、適当な配線を介して達成される。
乗算器138の出力は、合計ブロック142で入力サン
プルx[2n]と合計される前に、累積器140に伝送さ
れる。この結果は、ここで、出力146で個別の連続合
計を生成する累積器144に通過する。この実施形態に
は、単に4B個の全加算器及び5B個のフリップフロッ
プのみを必要とする。これは、図5に示すように構成さ
れた2つのカスケード部を具備する機能的に等しい構成
上での2B個の全加算器及び3B個のフリップフロップ
を節約する改良である。
【0044】図8では、2段の4サンプル幅のデシメー
タ出力部の並列実施形態が示されている。この出力部
は、図6に示す並列構成のような多数の先行するカスケ
ード接続された並列構成で使用されても良い。
【0045】図8の並列出力構成は、図7に示したもの
と同様な効率的な2段の並列積分器を達成する機能ブロ
ックを有しているが、サンプル幅は4である。上記の実
施形態のように、合計ブロック150及び累積器152
は、出力フリップフロップに接続された入力加算器から
なるパイプライン同期装置で実行される。レジスタ15
4は、上部及び下部のデータフローパス間のパイプライ
ン遅延の整合性をとるために提供されている。乗算器1
56は単一ビット移相により達成され、乗算器158は
4を乗算するために二重ビット移相を必要する。これに
より、乗算器154及び乗算器156共に、どのような
追加のロジックをも必要としない。
【0046】図8に示す実施形態は、単に、8B個の全
加算器及び9B個のフリップフロップのみを必要とす
る。これは、結果として、図6に示すような2つのカス
ケード接続可能な積分器を具備する機能的に等しい実施
形態においての8B個の全加算器と15B個のフリップ
フロップの節約を招く。より大きな数の積分器の部分を
採用するフィルタに対して取り除く機能ブロックの拡張
は実施効率における小さくすることの改良をもたらす。
【0047】図9は3段、チューナー・デシメータ構造
のブロック図を示す。図示の構成は240MSPSの入
力サンプリングレートと30MSPSの出力サンプリン
グレートを実現する。1:4のデマルチプレクサ170
は入力端子172に到達した240MSPS、8ビット
の入力信号を60MSPSの4ワード並列サンプルに変
換する。出力端子174に現れる4つのデータワードの
各々は8データビットからなる。位相発生器176が8
個のプログラマブルリードオンリメモリ(PROM)1
78と共同してチューニングを行う。好ましくは、各P
ROM178は各格納位置が16ビットデータワードを
提供する2キロワードの格納容量を有する7C259か
らなる。
【0048】さらに、図9を参照して説明すると、位相
発生器176は、好ましくは、4個の5ビットのフェー
ズロックドロック位相累積器を実現するA1425から
なる。これにより、チューニングの解像度は7.5MH
z(240MSPS÷25 )となる。位相発生器176
内の制御ロジックはディジタル信号の同相、90度成分
に対するミキサとして機能するPROM178に対する
累積出力の90度位相シフト信号を発生する。このよう
に、PROM178は8ビットの入力データと位相発生
器176で発生された位相角のサイン成分(あるいはコ
サイン成分)との積を含む。このため、より複雑な乗算
を実際に実行する代わりにルックアップテーブルが利用
される。必要なデータ格納量を減少するために、PRO
M178は正の値しか保持しない。したがって、負の値
が必要な場合は、位相発生器176内の制御ロジックは
適当なPCICフィルタ180にサンプルを反転するよ
う指令を出す。
【0049】各PROM178は2Kのデータ格納に対
応する11のアドレスビットしか有しておらず、11ア
ドレスビットのうちの8ビットはデータ入力のために使
わなければならないので、位相発生器176で発生され
た32個の位相状態は(8個のPROM状態を示す)残
りの3ビットで符号化されなければならない。32個の
位相状態は実数、虚数軸に関して対称に割り当てられ
る。その結果、+π/2〜+3π/2の状態は−π/2
〜−3π/2の状態と同じサイン成分(コサイン成分)
を有する。位相発生器176の制御ロジックはこの計略
を実施するためにPROMアドレスを順次変更する。
【0050】さらに、図9において、PROM178か
らの10ビット並列出力ワードは3段のディジタルPC
ICフィルタ180への入力シーケンスとなる。各PC
ICフィルタ180は上述したようなパイプライン化ビ
ットスライス加算・累積を実施するために入力データを
スキュー(skew)する。スキューされたデータは3
段の並列積分器で処理され、サンプリングレートを30
MSPSの出力サンプリングレートに落とす。3段並列
積分器には3段微分器・出力デスキュー(de−ske
w)とが後続し、同相(I)成分と直交(Q)成分につ
いての単一の同調された10ビットの出力ストリームを
発生する。図示されているPCICアプローチは効率的
であり、商用のFPGAを用いて実施可能な程簡単であ
る。好ましくは、各PCICフィルタ180はAltera社
製のEPF81188のようなFPGAにより構成され
る。
【0051】3段のPCICフィルタのみを用いている
ので、図9に示すチューナー・デシメータの満足できる
機能はPole Zero 社製のMINI-30-90-4-SMAのようなチュ
ーナブルアナログフィルタ(34:図2)を必要とす
る。エリアジング成分を十分に除去するためには、チュ
ーナブルフィルタはアナログディジタルフィルタ(3
6:図2)の前に接続しなければならない。これは、デ
シメーションフィルタに対する要求を軽減するととも
に、アナログ・ディジタル変換器の負荷を向上する。そ
のようなチューナブルフィルタを利用することにより、
3段PCICフィルタは約80デシベル(Db)ものエ
リアジング成分除去機能を呈する。
【0052】図10は通信受信機に使われる6段のチュ
ーナー・デシメータ構造を示す。図示の構成は240M
SPSの入力サンプリングレートと30MSPSの出力
サンプリングレートと、アナログ・ディジタル変換器の
前にチューナブルアナログフィルタを用いることなく9
0デシベル以上のエリアジング成分除去機能を実現す
る。プライム(’)が付いている構成要素は図9のプラ
イムの付いていない対応する構成要素と同様な機能を有
する。しかしながら、ディジタルPCICフィルタ18
0’は後述するように6段のフィルタである。
【0053】FPGA190は10ビット並列入力ワー
ドの最下位ビット(LSB)に対して入力スキューを行
う。入力スキュー処理後、積分器のオーバーフローを防
止するために27ビットを必要とする第1の積分器ステ
ージを通過する(これは、E.B. Hogenauer の文献によ
り詳細に説明されている)。そして、データは必要とさ
れるロジックを最小としつつ各積分器のノイズの貢献を
等価するために25ビットだけ必要とする第2の積分ス
テージを通過する。このように、2つのLSBは第1、
第2の積分ステージの間で整えられる。FPGA192
は入力スキュー処理を行い、入力データワードの最上位
ビット(MSB)に対する2段の積分処理を行う。
【0054】第2ステージの積分器の25ビット出力は
FPGA194、196に到達する。データは3段の積
分器のうちの出力においてノイズ貢献の切り捨てを等価
するために23ビットを必要とするステージを流れる。
最後に、3段積分器出力部は21ビットしか必要としな
い。データは16ビットの入力とデスキュー前は11ビ
ットの出力を有する6段の微分器を通過する。FPGA
196はFPGA194により入力データワードのLS
Bに対して行われた処理と同様の処理を入力データワー
ドのMSBに対して行う。
【0055】本発明は、図9、図10に示した以外のデ
ィジタルPCICフィルタの種々の変形例が可能であ
る。例えば、位相発生器176とPROM178により
実行されるチューニング・ミキシング機能はルックアッ
プテーブルを利用する代わりに実際に乗算を行うことに
より単一のFPGAの内部で実現することも可能であ
る。さらに、集積回路技術の進歩に伴い、増大する数の
機能を単一の特定機能集積回路(ASIC)により実現
できることが予測される。マイクロプロセッサの動作速
度の継続的な向上に伴い、ハードウェア、ソフトウェ
ア、ファームウェア、あるいはこれらの組み合わせを利
用する種々の実施形態も予測される。
【0056】本発明は上述した実施形態に限定されず、
本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施可能
である。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、ディジタル補間・デシ
メーションに用いられる高速ディジタルフィルタは、カ
スケード接続積分器・櫛形(CIC)フィルタの積分ス
テージに対して並列処理形態を実現する。本発明の並列
構造は後続の積分器ステージが先行する積分器ステージ
で発生された中間サンプルをアクセスできるから、容易
にカスケード接続される。並列積分器構成はデシメータ
出力部、あるいは補間器入力部に使われる冗長ロジック
を削除することによりその複雑さを軽減できる。CIC
フィルタの並列実施形態は現在実現されている実施形態
よりも少ない標準CMOS論理素子によりより高いサン
プルレートを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディジタル並列カスケード接続積
分器・櫛形(コム)(PCIC)フィルタを有する通信
システムにおける送信機のブロック図。
【図2】本発明に係るディジタル並列カスケード接続積
分器・櫛形(コム)(PCIC)フィルタを有する通信
システムにおける受信機のブロック図。
【図3】カスケード接続されない並列積分器構成を示す
図。
【図4】カスケード接続されない並列積分器構成の動作
を示す図。
【図5】本発明に係るPCICフィルタにおいて、2の
サンプル幅を有するカスケード接続された並列積分器の
1ステージを示すブロック図。
【図6】本発明に係るPCICフィルタにおいて、4の
サンプル幅を有するカスケード接続された並列積分器の
1ステージを示すブロック図。
【図7】本発明において、減少した冗長部を有するデシ
メータ出力部の2ステージの2のサンプル幅を有する並
列実施形態を示すブロック図。
【図8】本発明において、減少した冗長部を有するデシ
メータ出力部の2ステージの4のサンプル幅を有する並
列実施形態を示すブロック図。
【図9】本発明において、200MSPSを越える入力
サンプルレートで使用可能な通信受信機の3ステージチ
ューナ/デシメータ構成を示すブロック図。
【図10】本発明において、200MSPSを越える入
力サンプルレートで使用可能な通信受信機の6ステージ
チューナ/デシメータ構成を示すブロック図。
【符号の説明】
10…送信機、12…ベースバンド処理回路、14…発
振器、16…移相器、18…ミキサ、20…アンテナ、
30…受信機、32…アンテナ、34…チューナブルア
ナログフィルタ、36…アナログ・ディジタル変換器、
38…デマルチプレクサ、40…ミキサ、42…発振
器、44…移相器、46,48…ディジタルフィルタ。
フロントページの続き (72)発明者 リチャード・エム・デイビス アメリカ合衆国、コロラド州 80123、リ トルトン、ナンバー 210、サウス・アッ プハム・ウェイ 8327 (72)発明者 ブルーノ・エー・マルチネス アメリカ合衆国、コロラド州 80231、デ ンバー、アパートメント 5 − 201、 イースト・バージニア・アベニュー 10150

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタルフィルタに用いられるカスケ
    ード接続積分器において、 並列入力信号の第1のシーケンスを受信する第1の層
    と、 前記第1の層に接続され、並列出力信号の第2のシーケ
    ンスを発生する少なくとも1つの後続層とを具備し、 並列出力信号の各々は以前に受信した入力信号の唯一の
    シーケンスの積分結果を表し、その結果、積分器と後続
    する積分器のカスケード接続を許容することを特徴とす
    るカスケード接続積分器。
  2. 【請求項2】 前記第1の層は、 複数の入力信号のうちの2つを受信し、それらの合計を
    出力する第1の合計手段と、 複数の入力信号のうちの1つを受信し、時間遅延を与え
    る遅延手段とを具備し、 前記少なくとも1つの後続層は複数の信号を実質的に同
    時に受信することを特徴とする請求項1に記載のカスケ
    ード接続積分器。
  3. 【請求項3】 前記少なくとも1つの後続層は、 前記第1の合計手段と通信する累積手段と、 前記累積手段と遅延手段と通信する第2の合計手段とを
    具備することを特徴とする請求項2に記載のカスケード
    接続積分器。
  4. 【請求項4】 前記少なくとも1つの後続層は、 前記第1の合計手段と直接に通信する累積手段と、 前記累積手段と遅延手段と直接に通信する第2の合計手
    段とを具備することを特徴とする請求項2に記載のカス
    ケード接続積分器。
  5. 【請求項5】 前記第1の合計手段はパイプライン化同
    期装置であることを特徴とする請求項2に記載のカスケ
    ード接続積分器。
  6. 【請求項6】 前記第1の合計手段はパイプライン化同
    期装置であり、 該パイプライン化同期装置は、 各クロックサイクル間に単一ビットの加算処理を行う少
    なくとも1つの全加算器と、 前記少なくとも1つの全加算器にそれぞれ接続される少
    なくとも1つのフリップフロップとを具備することを特
    徴とする請求項2に記載のカスケード接続積分器。
  7. 【請求項7】 前記第1の層と前記少なくとも1つの後
    続層の各々は多数の要素を具備し、第1の層の各要素は
    後続層の要素の少なくとも1つに直接に接続されること
    を特徴とする請求項1に記載のカスケード接続積分器。
  8. 【請求項8】 並列入力信号の第1のシーケンスを処理
    し、並列出力信号の第2のシーケンスを発生するカスケ
    ード接続積分器において、 並列入力信号の第1のシーケンスを受信し、並列入力信
    号の2つを組み合わせる複数の合計を出力する第1の層
    と、 前記第1の層により得られた複数の合計を組み合わせ、
    並列出力信号の第2のシーケンスを発生する少なくとも
    1つの後続層とを具備し、 並列出力信号の各々は以前に受信した入力信号の唯一の
    シーケンスの積分結果を表し、その結果、積分器と後続
    する積分器のカスケード接続を許容することを特徴とす
    るカスケード接続積分器。
  9. 【請求項9】 2N 個の並列入力信号を処理し、2N
    の並列出力信号を発生し(ここで、Nは正の整数であ
    る)、 前記第1の層は2N-1 個の合計手段と、2N-1 個の遅延
    手段とを具備し、 前記少なくとも1つの後続層は2N-1 個の合計手段と1
    個の累積器とを有する1つの層と、各々が2N-1 個の合
    計手段と2N-1 個の遅延手段とを有するN−1の層とを
    具備することを特徴とする請求項8に記載のカスケード
    接続積分器。
  10. 【請求項10】 前記合計手段はパイプライン化同期装
    置であることを特徴とする請求項9に記載のカスケード
    接続積分器。
  11. 【請求項11】 前記合計手段はパイプライン化同期装
    置であり、 該パイプライン化同期装置は、 各クロックサイクル間に単一ビットの加算処理を行う少
    なくとも1つの全加算器と、 前記少なくとも1つの全加算器にそれぞれ接続される少
    なくとも1つのフリップフロップとを具備することを特
    徴とする請求項9に記載のカスケード接続積分器。
  12. 【請求項12】 ディジタルフィルタに用いられるカス
    ケード接続積分器において、 並列入力信号の第1のシーケンスを受信し、並列信号の
    第2のシーケンスを発生する第1の層と、 前記第1の層に接続され、以前に受信した並列入力信号
    の積分結果を表す出力信号を発生する少なくとも1つの
    後続層とを具備することを特徴とするカスケード接続積
    分器。
  13. 【請求項13】 前記第1の層は並列入力信号の2つの
    和を発生する少なくとも1つの合計手段を具備すること
    を特徴とする請求項12に記載のカスケード接続積分
    器。
  14. 【請求項14】 前記第1の層は、 並列入力信号の2つの和を発生する第1の合計手段と、 和と定数との積を発生する乗算手段と、 以前に得られた積を累積する累積手段と、 複数の入力信号のうちの1つに対して時間遅延を与える
    遅延手段とを具備し、 前記少なくとも1つの後続層は複数の信号を実質的に同
    時に受信することを特徴とする請求項12に記載のカス
    ケード接続積分器。
  15. 【請求項15】 前記少なくとも1つの後続層は、 前記累積手段と遅延手段と通信する第2の合計手段と、 前記合計手段と通信する累積手段とを具備することを特
    徴とする請求項14に記載のカスケード接続積分器。
  16. 【請求項16】 前記第1の層は、 並列入力信号の第1の対を組み合わせる第1の合計手段
    と、 並列入力信号の第2の対を組み合わせる第2の合計手段
    と、 並列入力信号の1つと並列入力信号の他の所定の定数倍
    とを組み合わせる第3の合計手段とを具備することを特
    徴とする請求項12に記載のカスケード接続積分器。
  17. 【請求項17】 前記少なくとも1つの後続層は、 第3の合計手段の出力と複数の入力信号の1つとを組み
    合わせる第4の合計手段と第1、第2の合計手段の出力
    を組み合わせる第5の合計手段とを有する第2の層と、 第4の合計手段と通信する遅延手段と第5の合計手段と
    通信し合計の累積値を出力する累積手段と合計の累積値
    と所定の定数との積を発生する乗算手段とを有する第3
    の層と、 遅延手段の出力と積とを組み合わせる第6の合計手段を
    有する第4の層と、 第6の合計手段の出力と通信する累積手段を有する第5
    の層とを具備することを特徴とする請求項16に記載の
    カスケード接続積分器。
  18. 【請求項18】 ディジタル信号のデシメーションと補
    間に用いられるディジタルフィルタにおいて、 積分部にカスケード接続される櫛形部と、 複数の並列信号を受信し、複数の並列信号のうちの少な
    くとも2つの積分結果を表す少なくとも1つの出力を発
    生する少なくとも1つの並列積分ステージとを具備する
    ことをるディジタルフィルタ。
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