JP2004116382A - エキゾーストマニホールドの集合部構造およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ジョイントに設けられた仕切板と協働して排気通路を隔成する中間仕切板を精度良くかつ簡単に固設することができるエキゾーストマニホールドの集合部構造を提供することにある。
【解決手段】集合部2の隣接する排気管の間の隙間gに管端側から中間仕切板6を所定の長さtだけ突出させて挿入し、突出基部に隅肉溶接を施して固定して、ジョイント4に設けられた仕切板3との間に排気干渉を起こさない好適な隙間をもって対峙させる。
【選択図】 図1
【解決手段】集合部2の隣接する排気管の間の隙間gに管端側から中間仕切板6を所定の長さtだけ突出させて挿入し、突出基部に隅肉溶接を施して固定して、ジョイント4に設けられた仕切板3との間に排気干渉を起こさない好適な隙間をもって対峙させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンからの複数の排気管を集合するエキゾーストマニホールドの集合部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
このような従来のエキゾーストマニホールドの集合部構造は、例えば、二股に分岐したディフューザとこのディフューザの合流部の下流に接続されたフロントチューブに排気干渉を防止するための仕切板が対向配置されて排気通路を画成する構造となっていた。(特許文献1参照)
【0003】
【特許文献1】
特開2002−97950号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ディフューザ側の仕切板はディフューザの分岐部に突き当てて固設されていたのでディフューザ等の寸法のばらつきのためジョイント管側の仕切板との間の隙間の設定が困難となり、いきおいコストアップを招来するという問題があった。
【0005】
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、その目的とするところは、ディフューザ等の構成部品の寸法制度を厳しく設定することなく両仕切板の間の隙間を排気干渉を起こさない精度に設定することが容易なエキゾーストマニホールドの集合部構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明請求項1に記載のエキゾーストマニホールドの集合部構造においては、複数の排気管の集合部側管端に形成される隣り合う排気管との隙間に中間仕切板の一端を挿入して排気管の管端部から突出させ、管端部にて溶接して固定する一方、管端部側から突出する中間仕切板の他端を前記ジョイントの仕切板の端部に対向させ、これら中間仕切板と仕切板とによって排気通路を隔成したことを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のエキゾーストマニホールドの集合部構造において、前記縮管部を、前記複数の排気管の集合部外周部に嵌合し溶接固定される大径部と前記ジョイント管の外周部に嵌合し溶接固定される小径部とこれら大径部と小径部を滑らかに接続するテーパ部とを備えたカラーによって形成したことを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載のエキゾーストマニホールドの集合部構造において、前記中間仕切板の板厚が仕切板の板厚よりも厚いことを特徴とする
【0009】
請求項4に記載の発明では、エンジンの各気筒からの複数の排気管を、内部が仕切板にて複数の排気通路に隔成されたジョイントに縮管部を介して結合するエキゾーストマニホールドの集合部構造の製造方法において、
前記複数の排気管の集合部側管端に形成される隣り合う排気管との隙間に中間仕切板の一端を挿入して排気管の管端部から突出させ、管端部にて溶接して固定する工程と、大径部と小径部とこれら大径部と小径部を接続するテーパ部とを備えたカラーの小径部を前記ジョイントの一端外周部に嵌合し溶接固定する工程と、前記仕切板の端面が前記中間仕切板の端面に当接するまで前記カラーの大径部を前記排気管の集合部外周に嵌挿し、仕切板の当接位置にてカラーの大径部端面と複数の排気管の外周面とを溶接固定する工程とからなることを特徴とする
【0010】
【発明の作用および効果】
請求項1に記載の発明では、排気管の集合部側管端に形成される隣り合う排気管との隙間に中間仕切板の一端を挿入して排気管の管端部から突出させ、管端部にて溶接して固定しているので、中間仕切板の突出長さを調整して溶接固定することによって対向する仕切板との隙間を精度よく形成することが容易になる。また中間仕切板の溶接が隙間封止の溶接を兼ねるのでこの点での製造コストの低減も図れる。
【0011】
請求項2に記載の発明では、縮管部を、複数の排気管の集合部外周部に嵌合し溶接固定される大径部と前記ジョイントの外周部に嵌合し溶接固定される小径部とこれら大径部と小径部を滑らかに接続するテーパ部とを備えたカラーによって形成しているので、中間仕切板の突出長さの調整やジョイントの挿入長さの調整をして溶接固定することによって両仕切板間の隙間の設定がさらに容易になる。
【0012】
請求項3に記載の発明では、中間仕切板の板厚が仕切板の板厚よりも厚く形成されているので、中間仕切板と仕切板との径方向や回転方向のずれが生じても、排気通路の隔成作用に支障をきたすことはない。また、中間仕切板は仕切板よりも短い部材なので、重量や材料費の増加も最小限に抑えられる。
【0013】
請求項4に記載の発明では、カラーの全長、カラーの大径部と排気管の嵌合部のオーバーラップ長さ、カラーの小径部とジョイントの嵌合部のオーバーラップ長さを考慮する程度の粗い位置決めで、隣り合う排気管との隙間に中間仕切板の一端を出し入れ調整して溶接し、次に、仕切板の端面が前記中間仕切板の端面に当接するまで前記カラーの大径部を前記排気管の集合部外周に嵌挿し、当接位置にてカラーの大径部端面と複数の排気管の外周面とを溶接固定するので、制度の高い位置出し工程を要することなく、排気干渉を招来することのない高精度に仕切板と中間仕切板とを対峙させた状態でエキゾーストマニホールドの集合部を製造することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1実施例)
まず、構成を説明する。
図1は本発明のエキゾーストマニホールドの集合部構造の断面図。図2は図1の断面部の斜視図。図3はエキゾーストマニホールドの集合部構造の外観斜視図である。
【0015】
図1、図2において、1a,1b,1c,1dは各気筒からの排気管で、各々集合部2にて縮管されている。
集合部2には内部を仕切板3にて2つの排気通路3a,3bに隔成されたジョイント4の一端が臨んでおり、この一端部と前記排気管1a,1b,1c,1dの縮管部がカラー5によって接続されている。
【0016】
次にこの接続された集合部構造について詳述する。
まず、集合部2では隣接する排気管の間に隙間gを有しており、該隙間gに管端側から前記仕切板よりも板厚の厚い中間仕切板6が所定の長さtだけ突出させて挿入され、突出基部に形成された管端との隅肉部に隅肉溶接を施して排気管側の中間仕切板6が固定されるとともに、隙間gが全て封止される。
【0017】
次にカラー5の大径部が4本の排気管1a,1b,1c,1dの縮径部外周に所定のオーバーラップyにて挿入され端部が全周隅肉溶接される。
該カラー5の他端はテーパ部を介して縮径されて所定長さの小径部が設けられており、この全長Lは容易に計測が可能である。
従って、この全長Lから前記中間仕切板6の突出長さtと前記オーバーラップyとを差し引いた長さが、カラー5の小径部端部から中間仕切板6の先端までの長さx(以下、対峙長さという)となる。
【0018】
続いて前記カラー5の小径の端部から前記ジョイント4を所定のオーバーラップzにて挿入し、該ジョイント4の外周と前記カラー5の小径部端部が全周隅肉溶接されて固定される。
ここでジョイント4と仕切板3の端面は面一なので、ジョイント4をカラー5に挿入するときのオーバーラップzは前記対峙長さxを考慮して挿入することによって、仕切板3と中間仕切板6とが干渉することなく、また排気干渉のない最適の隙間が設定できる。
【0019】
また中間仕切板6は仕切板3よりも短尺でよく、短尺の中間仕切板6の板厚を厚くすることによって、中間仕切板6と仕切板3との周方向や径方向の誤差を吸収するようになっているので、重量や材料費の増加を最小にすることができる。
【0020】
次に、エキゾーストマニホールドの集合部構造の他の製造方法を説明する。
まず、中間仕切板6を隙間gに出し入れ調整して溶接固定する。このときの調整はカラー5の全長を考慮して、2箇所の嵌合部のオーバーラップy、zが十分に確保できる程度の粗い調整でよい。
一方、ジョイント4の一端には所定のオーバーラップzでカラー5の小径部を嵌合させて溶接する。
これら二つの工程の順序は特になく、同時でも良い。
次に、カラー5の大径部を排気管1a,1b,1c,1db,1c,1dの集合部外周に挿通する。この場合、仕切板3の端面が中間仕切板6の端面に当接するまでカラー5を挿通すればよい。
本実施例のエキゾーストマニホールドの集合部構造の他の製造方法によれば、各部品および取り付けは高精度を必要とせず、また、各仕切板3,6の当接の確認は、手作業の場合は、手によって容易に確認され、自動化の場合にも荷重センサ等を使用することによって確認は容易である。
【0021】
なお、上記実施例では4本の排気管を2つの排気通路を有するジョイントに接合するエキゾーストマニホールドの集合部構造について説明したが、排気管および排気通路はこれ以外でも複数であれば本実施例と同様に本発明の作用効果をそうすることはいうまでもない。
要は、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエキゾーストマニホールドの集合部構造の断面図。
【図2】図1の断面部の斜視図。
【図3】エキゾーストマニホールドの集合部構造の外観斜視図である。
【符号の説明】
1a,1b,1c,1d 排気管
2 集合部
3 仕切板
3a,3b 排気通路
4 ジョイント
5 カラー
6 中間仕
g 隙間
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンからの複数の排気管を集合するエキゾーストマニホールドの集合部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
このような従来のエキゾーストマニホールドの集合部構造は、例えば、二股に分岐したディフューザとこのディフューザの合流部の下流に接続されたフロントチューブに排気干渉を防止するための仕切板が対向配置されて排気通路を画成する構造となっていた。(特許文献1参照)
【0003】
【特許文献1】
特開2002−97950号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ディフューザ側の仕切板はディフューザの分岐部に突き当てて固設されていたのでディフューザ等の寸法のばらつきのためジョイント管側の仕切板との間の隙間の設定が困難となり、いきおいコストアップを招来するという問題があった。
【0005】
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、その目的とするところは、ディフューザ等の構成部品の寸法制度を厳しく設定することなく両仕切板の間の隙間を排気干渉を起こさない精度に設定することが容易なエキゾーストマニホールドの集合部構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明請求項1に記載のエキゾーストマニホールドの集合部構造においては、複数の排気管の集合部側管端に形成される隣り合う排気管との隙間に中間仕切板の一端を挿入して排気管の管端部から突出させ、管端部にて溶接して固定する一方、管端部側から突出する中間仕切板の他端を前記ジョイントの仕切板の端部に対向させ、これら中間仕切板と仕切板とによって排気通路を隔成したことを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のエキゾーストマニホールドの集合部構造において、前記縮管部を、前記複数の排気管の集合部外周部に嵌合し溶接固定される大径部と前記ジョイント管の外周部に嵌合し溶接固定される小径部とこれら大径部と小径部を滑らかに接続するテーパ部とを備えたカラーによって形成したことを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載のエキゾーストマニホールドの集合部構造において、前記中間仕切板の板厚が仕切板の板厚よりも厚いことを特徴とする
【0009】
請求項4に記載の発明では、エンジンの各気筒からの複数の排気管を、内部が仕切板にて複数の排気通路に隔成されたジョイントに縮管部を介して結合するエキゾーストマニホールドの集合部構造の製造方法において、
前記複数の排気管の集合部側管端に形成される隣り合う排気管との隙間に中間仕切板の一端を挿入して排気管の管端部から突出させ、管端部にて溶接して固定する工程と、大径部と小径部とこれら大径部と小径部を接続するテーパ部とを備えたカラーの小径部を前記ジョイントの一端外周部に嵌合し溶接固定する工程と、前記仕切板の端面が前記中間仕切板の端面に当接するまで前記カラーの大径部を前記排気管の集合部外周に嵌挿し、仕切板の当接位置にてカラーの大径部端面と複数の排気管の外周面とを溶接固定する工程とからなることを特徴とする
【0010】
【発明の作用および効果】
請求項1に記載の発明では、排気管の集合部側管端に形成される隣り合う排気管との隙間に中間仕切板の一端を挿入して排気管の管端部から突出させ、管端部にて溶接して固定しているので、中間仕切板の突出長さを調整して溶接固定することによって対向する仕切板との隙間を精度よく形成することが容易になる。また中間仕切板の溶接が隙間封止の溶接を兼ねるのでこの点での製造コストの低減も図れる。
【0011】
請求項2に記載の発明では、縮管部を、複数の排気管の集合部外周部に嵌合し溶接固定される大径部と前記ジョイントの外周部に嵌合し溶接固定される小径部とこれら大径部と小径部を滑らかに接続するテーパ部とを備えたカラーによって形成しているので、中間仕切板の突出長さの調整やジョイントの挿入長さの調整をして溶接固定することによって両仕切板間の隙間の設定がさらに容易になる。
【0012】
請求項3に記載の発明では、中間仕切板の板厚が仕切板の板厚よりも厚く形成されているので、中間仕切板と仕切板との径方向や回転方向のずれが生じても、排気通路の隔成作用に支障をきたすことはない。また、中間仕切板は仕切板よりも短い部材なので、重量や材料費の増加も最小限に抑えられる。
【0013】
請求項4に記載の発明では、カラーの全長、カラーの大径部と排気管の嵌合部のオーバーラップ長さ、カラーの小径部とジョイントの嵌合部のオーバーラップ長さを考慮する程度の粗い位置決めで、隣り合う排気管との隙間に中間仕切板の一端を出し入れ調整して溶接し、次に、仕切板の端面が前記中間仕切板の端面に当接するまで前記カラーの大径部を前記排気管の集合部外周に嵌挿し、当接位置にてカラーの大径部端面と複数の排気管の外周面とを溶接固定するので、制度の高い位置出し工程を要することなく、排気干渉を招来することのない高精度に仕切板と中間仕切板とを対峙させた状態でエキゾーストマニホールドの集合部を製造することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1実施例)
まず、構成を説明する。
図1は本発明のエキゾーストマニホールドの集合部構造の断面図。図2は図1の断面部の斜視図。図3はエキゾーストマニホールドの集合部構造の外観斜視図である。
【0015】
図1、図2において、1a,1b,1c,1dは各気筒からの排気管で、各々集合部2にて縮管されている。
集合部2には内部を仕切板3にて2つの排気通路3a,3bに隔成されたジョイント4の一端が臨んでおり、この一端部と前記排気管1a,1b,1c,1dの縮管部がカラー5によって接続されている。
【0016】
次にこの接続された集合部構造について詳述する。
まず、集合部2では隣接する排気管の間に隙間gを有しており、該隙間gに管端側から前記仕切板よりも板厚の厚い中間仕切板6が所定の長さtだけ突出させて挿入され、突出基部に形成された管端との隅肉部に隅肉溶接を施して排気管側の中間仕切板6が固定されるとともに、隙間gが全て封止される。
【0017】
次にカラー5の大径部が4本の排気管1a,1b,1c,1dの縮径部外周に所定のオーバーラップyにて挿入され端部が全周隅肉溶接される。
該カラー5の他端はテーパ部を介して縮径されて所定長さの小径部が設けられており、この全長Lは容易に計測が可能である。
従って、この全長Lから前記中間仕切板6の突出長さtと前記オーバーラップyとを差し引いた長さが、カラー5の小径部端部から中間仕切板6の先端までの長さx(以下、対峙長さという)となる。
【0018】
続いて前記カラー5の小径の端部から前記ジョイント4を所定のオーバーラップzにて挿入し、該ジョイント4の外周と前記カラー5の小径部端部が全周隅肉溶接されて固定される。
ここでジョイント4と仕切板3の端面は面一なので、ジョイント4をカラー5に挿入するときのオーバーラップzは前記対峙長さxを考慮して挿入することによって、仕切板3と中間仕切板6とが干渉することなく、また排気干渉のない最適の隙間が設定できる。
【0019】
また中間仕切板6は仕切板3よりも短尺でよく、短尺の中間仕切板6の板厚を厚くすることによって、中間仕切板6と仕切板3との周方向や径方向の誤差を吸収するようになっているので、重量や材料費の増加を最小にすることができる。
【0020】
次に、エキゾーストマニホールドの集合部構造の他の製造方法を説明する。
まず、中間仕切板6を隙間gに出し入れ調整して溶接固定する。このときの調整はカラー5の全長を考慮して、2箇所の嵌合部のオーバーラップy、zが十分に確保できる程度の粗い調整でよい。
一方、ジョイント4の一端には所定のオーバーラップzでカラー5の小径部を嵌合させて溶接する。
これら二つの工程の順序は特になく、同時でも良い。
次に、カラー5の大径部を排気管1a,1b,1c,1db,1c,1dの集合部外周に挿通する。この場合、仕切板3の端面が中間仕切板6の端面に当接するまでカラー5を挿通すればよい。
本実施例のエキゾーストマニホールドの集合部構造の他の製造方法によれば、各部品および取り付けは高精度を必要とせず、また、各仕切板3,6の当接の確認は、手作業の場合は、手によって容易に確認され、自動化の場合にも荷重センサ等を使用することによって確認は容易である。
【0021】
なお、上記実施例では4本の排気管を2つの排気通路を有するジョイントに接合するエキゾーストマニホールドの集合部構造について説明したが、排気管および排気通路はこれ以外でも複数であれば本実施例と同様に本発明の作用効果をそうすることはいうまでもない。
要は、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエキゾーストマニホールドの集合部構造の断面図。
【図2】図1の断面部の斜視図。
【図3】エキゾーストマニホールドの集合部構造の外観斜視図である。
【符号の説明】
1a,1b,1c,1d 排気管
2 集合部
3 仕切板
3a,3b 排気通路
4 ジョイント
5 カラー
6 中間仕
g 隙間
Claims (4)
- エンジンの各気筒からの複数の排気管を、内部が仕切板にて複数の排気通路に隔成されたジョイントに縮管部を介して結合するエキゾーストマニホールドの集合部構造において、
前記複数の排気管の集合部側管端に形成される隣り合う排気管との隙間に中間仕切板の一端を挿入して排気管の管端部から突出させ、管端部にて溶接して固定する一方、管端部側から突出する中間仕切板の他端を前記ジョイントの仕切板の端部に対向させ、これら中間仕切板と仕切板とによって排気通路を隔成したことを特徴とするエキゾーストマニホールドの集合部構造。 - 請求項1に記載のエキゾーストマニホールドの集合部構造において、前記縮管部を、前記複数の排気管の集合部外周部に嵌合し溶接固定される大径部と前記ジョイントの外周部に嵌合し溶接固定される小径部とこれら大径部と小径部を接続するテーパ部とを備えたカラーによって形成したことを特徴とするエキゾーストマニホールドの集合部構造。
- 請求項1または請求項2に記載のエキゾーストマニホールドの集合部構造において、前記中間仕切板の板厚が仕切板の板厚よりも厚い ことを特徴とするエキゾーストマニホールドの集合部構造。
- エンジンの各気筒からの複数の排気管を、内部が仕切板にて複数の排気通路に隔成されたジョイントに縮管部を介して結合するエキゾーストマニホールドの集合部構造の製造方法において、
前記複数の排気管の集合部側管端に形成される隣り合う排気管との隙間に中間仕切板の一端を挿入して排気管の管端部から突出させ、管端部にて溶接して固定する工程と、大径部と小径部とこれら大径部と小径部を接続するテーパ部とを備えたカラーの小径部を前記ジョイントの一端外周部に嵌合し溶接固定する工程と、前記仕切板の端面が前記中間仕切板の端面に当接するまで前記カラーの大径部を前記排気管の集合部外周に嵌挿し、仕切板の当接位置にてカラーの大径部端面と複数の排気管の外周面とを溶接固定する工程とからなることを特徴とするエキゾーストマニホールドの集合部構造の製造方法。
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JP2002280253A JP2004116382A (ja) | 2002-09-26 | 2002-09-26 | エキゾーストマニホールドの集合部構造およびその製造方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008010390A1 (fr) | 2006-07-19 | 2008-01-24 | Calsonic Kansei Corporation | Structure de la partie collectrice d'un collecteur d'échappement |
-
2002
- 2002-09-26 JP JP2002280253A patent/JP2004116382A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008010390A1 (fr) | 2006-07-19 | 2008-01-24 | Calsonic Kansei Corporation | Structure de la partie collectrice d'un collecteur d'échappement |
JP2008025387A (ja) * | 2006-07-19 | 2008-02-07 | Calsonic Kansei Corp | エキゾーストマニホールドの集合部構造 |
CN101490377B (zh) * | 2006-07-19 | 2011-06-22 | 康奈可关精株式会社 | 排气歧管的集合部结构 |
US8061130B2 (en) | 2006-07-19 | 2011-11-22 | Calsonic Kansei Corporation | Collecting part structure of exhaust manifold |
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