JP2008082319A - 排気マニホールド - Google Patents

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誠 大福
Kohei Muraki
晃平 村木
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Abstract

【課題】フランジを締結する工具スペースを十分に確保することができない排気マニホールドであっても締結作業を容易に行うことができ、更にボルト等の締結部材の撓みや緩みを抑えることが可能な排気マニホールドを提供する。
【解決手段】筒状部材11がフランジ部材2と離間して外管4に固定され、締結部材13が筒状部材11と離間してフランジ部材2に着座している。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関の排気マニホールドに関する。
排気マニホールドは、多気筒内燃機関の各気筒から排出される排気ガスを集合し、後続される排気管や排気浄化装置等へ導くものであり、最近では断熱や保温のため多層構造が多用される。例えば、特許文献1及び特許文献2には、排気通路たる内管と内管の外周を覆う外管とから成る2重管構造の排気マニホールドであって、外管に形成された貫通孔に、内管と干渉しないように筒状部材を貫通係合させ、この筒状部材内に締結部材たるボルトを挿通し、排気マニホールドのフランジを取付対象へ締結する構成が開示されている。
上記の構成により、フランジの周囲にボルト締付のための工具スペースを十分に確保することができない排気マニホールドであっても、排気マニホールドの外側からボルトを貫通させて締付作業を容易に行うことができるとされる。
実開昭58−8713号公報 特開2003−20950号公報
上記特許文献1及び特許文献2に開示される排気マニホールドにおいては、筒状部材の一端部にボルトの頭部が着座しているため、排気熱が筒状部材を介してボルトに伝熱し、ボルトの撓みや緩みが発生し易くなり、ひいては排気ガスが洩れるおそれがある。また、ボルトの首下長さが長くなるのでボルトの撓みが発生し易くなるとともに、ボルト締付けの際に筒状部材がその軸方向へ押圧されるため、筒状部材とフランジとの溶接部、筒状部材と外管との溶接部に応力が集中し、溶接部の耐久性が懸念される。
本発明は上記の課題を解決する排気マニホールドを提供するものである。
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、内燃機関に締結されるフランジ部材と、内燃機関の排気ポートに連通され排気ガスの集合流路を形成する内管と、外管の貫通孔に貫通固定される筒状部材とを備え、筒状部材内に締結部材を挿通して内燃機関とフランジ部材とが締結される排気マニホールドにおいて、筒状部材がフランジ部材と離間して外管に固定され、締結部材が筒状部材と離間して筒状部材内に挿通されていることを特徴とする排気マニホールドである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、筒状部材の少なくとも一端が、環状のカラー部材を介して外管に固定されていることを特徴とする排気マニホールドである。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、貫通孔の孔径が、筒状部材の外径よりも大きく、カラー部材の外径よりも小さいことを特徴とする排気マニホールドである。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明において、筒状部材の少なくとも一端に環状鍔部が形成され、該環状鍔部と外管とが固定されていることを特徴とする排気マニホールドである。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、貫通孔の孔径が、筒状部材の外径よりも大きく、環状鍔部の外径よりも小さいことを特徴とする排気マニホールドである。
請求項1記載の発明によれば、締結部材が外管及び筒状部材と非接触でフランジ部材に着座することにより、排気熱が締結部材に伝熱し難くなり、締結部材の撓みや緩みを抑えることができ、締結力が安定する。また、締結部材の長さを従来よりも短くすることができ撓みが生じ難くなり、更に締結力が安定する。また、締結部材が筒状部材を締付けないため、筒状部材と外管の接合部に応力が集中せず、接合部の耐久性が向上する。
請求項2記載の発明によれば、筒状部材がカラー部材を介して外管に固定されることにより、筒状部材と外管との組付精度及び接合強度が向上する。また、溶接スパッタが外管内部に入ることを防止できる。
請求項3記載の発明によれば、外管の単品形状バラツキや溶接熱歪によって生じる貫通孔の正規位置に対する位置ずれ、すなわち、筒状部材の組付位置のずれを補正することができ、形状精度に優れた排気マニホールドを得ることができる。
請求項4記載の発明によれば、少ない部品点数で筒状部材と外管との組付精度及び接合強度が向上する。
請求項5記載の発明によれば、外管の単品形状バラツキによって生じる貫通孔の正規位置に対する位置ずれ、すなわち筒状部材の組付位置のずれを補正することができ、形状精度に優れた排気マニホールドを得ることができる。
本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。図1及び図2は本発明の第1実施例に係る排気マニホールドを示し、図3は本発明の第2実施例に係る排気マニホールドを示し、図4は本発明の第3実施例に係る排気マニホールドを示す。
図1乃び図2は本発明の第1実施例に係る排気マニホールドを示すものである。排気マニホールド1は、内燃機関(V型8気筒エンジン、直列4気筒エンジン)のシリンダヘッド20に締結されるフランジ部材(通称、ヘッドフランジ)2と、フランジ部材2を介してシリンダヘッド20に形成された排気ポート21a乃至21dに各々連通される内管3a乃至3dと、これら内管を集合する集合内管3e乃至3gとを有する。また、内管3a乃至3dと集合内管3e乃至3g全体の外周には、板金製の半体4a,4bから成る外管4が空隙5を有して外装されている。空隙5の所々にはワイヤメッシュ等のスペーサ6が配置され、内管3a乃至3dおよび集合内管3e乃至3gが外管4と干渉しないようになっている。そして、外管4は、各排気ポート21a乃至21d周りにおいてフランジ部材2と溶接により固定されるとともに触媒コンバータ等の排気浄化装置7と溶接により固定される。そして、排気浄化装置7の端部には図示しない排気管に締結されるフランジ部材8が溶接により固定されている。以上の構成により、排気マニホールド1は気密な空隙を有する2重管構造となっており、内管3a乃至3dと集合内管3e乃至3gの内部を流れる排気ガスが空隙5によって保温され、排気浄化装置7の浄化性能が向上する。
外管4を構成する半体4a,4bには、図2に示すように、フランジ部材2の締結孔2aと略同軸上に貫通孔10a,10bが形成されており、貫通孔10a,10b内に筒状部材11が嵌合されている。筒状部材11の一端は、フランジ部材2と離間して一方の貫通孔10aと溶接により直接固定され、筒状部材11の他端は、貫通孔10bと直接固定されずに環状のカラー部材12を介して間接的に固定されている。すなわち、筒状部材11とカラー部材12とが溶接により固定され、カラー部材12と半体4bとが溶接により固定されている。
ここで、一方の貫通孔10aの孔径を、筒状部材11の外径D1に対し若干大きく設定することで、組付性及び溶接性が良好となる。また、カラー部材12が使用される側の貫通孔10bの孔径D2を、筒状部材11の外径D1に対し数mm大きく設定する。このようにD2を設定することにより、例えば、下記の組付方法と関連して特有の効果が得られる。
外管4、筒状部材11、カラー部材12の組付方法として、先ず半体4aの貫通孔10aと筒状部材11の一端とを溶接する。次に半体4bの貫通孔10bに筒状部材11の他端を遊嵌させるとともに半体4a,4bの縁同士を重ね合わせて溶接する。ここで、半体4bの溶接前における単品形状のバラツキや、溶接熱歪によって貫通孔10bの中心が貫通孔10aの中心に対しずれてしまう(非同軸となる)おそれがあるが、孔径D2を上記のように設定することにより、このずれを補正することができる。次にカラー部材12を筒状部材11に外嵌し、筒状部材11とカラー部材12とを溶接し、カラー部材12と半体4bとを溶接する。カラー部材12の外径D3は孔径D2よりも大きく設定されているため、上記ずれの補正を含めても、貫通孔10bを確実に閉塞することができるとともに筒状部材11と半体4bとの接合強度が向上する。
そして、上記の排気マニホールド1をシリンダヘッド20に締結するには、図2に示すように、ボルト13等の締結部材を筒状部材内に挿通してフランジ部材2とシリンダヘッド20とを締結する。このとき、締結部材は筒状部材11に接触することなく離間した状態でフランジ部材2に着座する。したがって、排気熱が筒状部材11を伝わって締結部材に伝熱し難くなり、締結部材の撓みや緩みを抑えることができる。
次に、図3を参照して本発明の第2実施例に係る排気マニホールドについて説明する。本実施例は筒状部材を除いて上記実施例1と同様であり、筒状部材のみに関して説明する。
筒状部材14は一端に環状鍔部14aがプレス加工等により一体成形されており、環状鍔部14aが半体4bに溶接により接合されている。環状鍔部14aの外径D4は、半体4bの貫通孔10bの孔径D2よりも大きく設定されている。尚、環状鍔部を別体で形成し、筒状部材に接合したものでもよいが、部品点数及び組付工数が増加するため上記のように一体成形が望ましい。
次に、図4を参照して本発明の第3実施例に係る排気マニホールドについて説明する。本実施例の排気マニホールドは、上記第1実施例記載のカラー部材や上記第2実施例記載の環状鍔部を設けることなく、筒状部材と半体とを直接接合したものである。
半体4a,4cが、溶接前における単品形状のバラツキが極めて少なく、また溶接熱歪を予め考慮して設計されたものであれば、組付完成後における貫通孔10a,10cの中心がずれ難くなる(略同軸となる)。したがって、上述のずれを補正する必要がなくなり、筒状部材15を単なるパイプ材とし、貫通孔10cの孔径を上記実施例1で述べた貫通孔10aの孔径と略等しくすることにより、筒状部材と半体との組付位置の精度が確保される。
以上、本発明の実施形態を説明してきたが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲の変更があっても本発明に包含される。例えば、上記実施例では半体の縁部同士の重ね合わせ位置(外管の割面)がフランジ部材に対し平行となっているが、直交や傾斜していても構わない。また、筒状部材が貫通固定される貫通孔が、重ね合わせ位置を含んで半体に形成されていても構わない。また、半体の縁部同士の合わせ形状が、拝み合わせ形状(各半体の周縁を鍔状に形成し鍔同士を合わせた形状)であったり、突合せ形状(両半体の板厚面同士を合わせた形状)であっても構わない。また、筒状部材及びフランジの締結孔の数や形状は、任意に設定すればよい。また、内管の形状及び集合レイアウトは任意であり、内管が筒状部材と干渉しないよう、筒状部材との近傍部を凹ませた内管であってもよい。また、内燃機関の排気ポート数(気筒数)は任意である。また、排気マニホールドが、その外管に排気浄化装置が接続されずにフランジ部材が直接接続されたものでもよい。あるいは、排気浄化装置以外の排気系装置として排気熱交換装置や消音装置が外管に接続された排気マニホールドであっても構わない。
本発明の第1実施例に係る排気マニホールドを示す正面図 図1におけるA−A線断面図 本発明の第2実施例に係る排気マニホールドの図1におけるA−A線断面図 本発明の第3実施例に係る排気マニホールドの図1におけるA−A線断面図
符号の説明
1 排気マニホールド
2 フランジ部材(ヘッドフランジ)
3a,3b,3c 内管
3e,3f,3g 集合内管
4 外管
5 空隙
6 スペーサ
7 排気浄化装置
8 フランジ部材
10a,10b,10c 貫通孔
11,14,15 筒状部材
12 カラー部材
13 締結部材(ボルト)

Claims (5)

  1. 内燃機関に締結されるフランジ部材と、内燃機関の排気ポートに連通され排気ガスの集合流路を形成する内管と、該内管に空隙を有して外装される外管と、該外管の貫通孔に貫通固定される筒状部材とを備え、該筒状部材内に締結部材を挿通して前記内燃機関と前記フランジ部材とが締結される排気マニホールドにおいて、前記筒状部材が前記フランジ部材と離間して前記外管に固定され、前記締結部材が前記筒状部材と離間して前記筒状部材内に挿通されていることを特徴とする排気マニホールド。
  2. 前記筒状部材の少なくとも一端が、環状のカラー部材を介して前記外管に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の排気マニホールド。
  3. 前記貫通孔の孔径が、前記筒状部材の外径よりも大きく、前記カラー部材の外径よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載の排気マニホールド。
  4. 前記筒状部材の少なくとも一端に環状鍔部が形成され、該環状鍔部と前記外管とが固定されていることを特徴とする請求項1記載の排気マニホールド。
  5. 前記貫通孔の孔径が、前記筒状部材の外径よりも大きく、前記環状鍔部の外径よりも小さいことを特徴とする請求項4に記載の排気マニホールド。
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