JP2004112365A - 通信装置及び通信装置の発着信制御方法 - Google Patents

通信装置及び通信装置の発着信制御方法 Download PDF

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JP2004112365A JP2002272423A JP2002272423A JP2004112365A JP 2004112365 A JP2004112365 A JP 2004112365A JP 2002272423 A JP2002272423 A JP 2002272423A JP 2002272423 A JP2002272423 A JP 2002272423A JP 2004112365 A JP2004112365 A JP 2004112365A
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Yukinori Murata
村田 至規
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

【課題】発呼と着呼の衝突による不都合を回避し、且つ受信処理、送信処理に手間を要することなく、実行し得る通信装置を提供する。
【解決手段】発呼による送信要求があると(ST2)、回線を捕捉し(ST3)、回線よりのダイヤルトーンの有無を検出する(ST4)。ダイヤルトーンを検出しない場合に、更にCNG信号の有無を検出する(ST5)。CNG信号検出の場合には、着呼有りと判定し、受信要求をセットし、送信要求をリダイヤルする(ST8)。ここで、受信要求有りと判断し(ST1)、受信処理を優先する(ST9)。受信処理終了後に、最初の発呼による再送信要求でダイヤルし(ST6)、送信処理を行う(ST7)。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
このファクシミリ装置などの、特に着信と発信が衝突した場合の処理に特徴を有する通信装置及び通信装置の発着信制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にファクシミリ装置等において、送信すべき相手方に発呼(発信)した場合に、たまたま自装置に対しての着呼(着信)があり、発呼と着呼が衝突する場合がある。この場合、送信処理も受信処理も行われない。このような不具合を解消するために、発呼時に、着呼を検出すると、着呼を優先処理するようにしたものがある。この技術は、具体的には発呼に際し、回線からの発信者を検出しないと、CNG検出手段でコーリングトーンを検出し、優先的に受信モードに入るようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平1−303855号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した特許文献1に記載の技術では、発呼と着呼が衝突した場合には、着呼による受信処理を優先するので、発呼と着呼の衝突により何も処理が進行しないという不具合が解消されたが、着呼による受信処理の後に、予定の発信を行いたい場合に、再発呼の入力をしなければならない、という面倒さが残されていた。
【0005】
この発明は上記問題点に着目してなされたものであって、発呼と着呼の衝突による不都合を回避し、且つ受信処理、送信処理を手間を要することなく実行し得る通信装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の通信装置は、回線に向けて発呼を行う発呼手段と、発呼による回線閉結時に、ダイヤルトーンの有無を検出するダイヤルトーン検出手段と、CNG(コーリングトーン)信号を検出する手段と、ダイヤルトーンを検出せずに、CNG信号を検出したときに受信処理を優先処理する手段と、前記受信処理の終了時に、前記発呼に係る送信処理を実行する手段とを備えている。
【0007】
この通信装置では、発呼手段による発呼を行うと回線閉結され、電話回線からのダイヤルトーンの有無を検出する。ここでダイヤルトーンが検出されずに、CNG信号が検出されると、着呼が有りとなり、発呼と着呼が衝突していることになる。着呼有りの判定に基づいて、受信処理を優先処理する。受信処理終了時に、発呼による送信処理を自動的に実行する。この通信装置で発呼と着呼の衝突が生じても、何の手間をわずらわせることなく、着呼と発呼に係る通信処理を行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態により、この発明をさらに詳細に説明する。図1は、この発明の一実施形態ファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。
【0009】
この実施形態ファクシミリ装置は、図1に示すように、NCU1と、MODEM2と、ROM3と、RAM4と、画像メモリ5と、MPU6と、表示部7と、操作部8と、画像読取部9と、CODEC10と、プリンタ11と、バス12とを備えている。
【0010】
NCU1は、電話回線13との接続を制御するとともに、相手先の電話番号(=対応したダイヤル信号)の送出機能、及び着信を検出するための機能を備えている。また、NCU1はダイヤルトーン、CNG(コーリングトーン)信号等を電話回線13より受信する。モデム2は、ITU(国際電気通信連合)−T勧告T.30に従ったファクシミリ伝送制御手順に基づいて、V.17、V.27ter、V.29等に従った送信データの変調及び受信データの復調を行う。ROM3は装置全体を制御するためのプログラムを記憶する。RAM4は、ファクシミリ装置に関する各種情報を一時的に記憶する。画像メモリ5は受信画像データや画像読み取り部9で読み取られた画像データを一時的に記憶する。MPU6は、ROM3に記憶されたプログラムに従い、装置を構成する各部を制御する。表示部7は装置の動作状態等の各種情報、転送時間帯表示等の表示を行う。操作部8はテンキー、ワンタッチキー、スタートキー、その他のキーで構成される。画像読取部9は原稿上の画像データを読み取って、白黒2値のイメージデータを出力する。CODEC10は、送信すべき画データを符号化し、また受信した画データを復号する。プリンタ11は、電子写真式のプリンタよりなり、受信画像データやコピー動作において、画像読取部9で読み取られた原稿の画像データを記録紙上に記録する。もっとも、ここに示す実施形態ファクシミリ装置のハード構成は、特に新規なものではなく、各回路構成自体は、既によく知られたものである。この実施形態ファクシミリ装置の新規な特徴事項は、後述するように、発呼と着呼が衝突した場合の処理方法にある。
【0011】
次に、この実施形態ファクシミリ装置の通信動作を、図2に示すフロー図を参照して説明する。動作が開始すると、ステップST1において、先ず受信要求有りか否かを判定する。ここでは、後述するステップST8での受信要求セットがなされている場合において、このルーチンに入った来た場合に、受信要求有りの判定で、ステップST9へ移行する。一方、受信要求無しの場合は、ステップST2へ移行する。ステップST9においては、着呼により送られて来たデータの受信処理を行う。
【0012】
ステップST2においては、送信要求有りか否か判定する。例えば、ワンタッチキーが押下された場合、送信時刻指定の送信データが記憶されており、その指定時刻に達して、MPU6より送信指令が出た場合、などに送信要求有りとなる。送信要求有りの場合は、ステップST3へ移行する。一方、送信要求無しの場合は、ステップST1へ戻る。
【0013】
ステップST3においては、回線捕捉、つまり回線閉結を行う。そして、ステップST4へ移行する。ステップST4においては、ダイヤルトーン検出か否か判定する。電話回線からの着呼などが無い場合は、ダイヤルトーンが聞こえるので、これが検出され、ステップST6へ移行する。一方、ダイヤルトーンが検出されなければ、ステップST5へ移行する。
【0014】
ステップST5においては、GNG(コーリングトーン)信号を検出したか否かを判定する。CNG信号検出の場合は、ステップST8へ移行する。一方、CNG信号を検出しない場合は、ステップST6へ移行する。ステップST4でダイヤルトーン非検出、ステップST5でCNG信号検出の場合は、発呼時に着呼があったことを意味する。そのため、ステップST8においては、現状で送信が起動されているので、受信要求をセットする(受信処理を優先する)とともに、送信要求をリダイヤルする。送信要求(送信コマンド)は、実行キューに展開させて、実行待ちはウエイティング(waiting)状態となり、実行中は、イクスキュート(Excute)状態になっている。ここでの送信要求のリダイヤルは、ウエイティング状態に戻すことである。ステップST8の処理後、処理を終了する。その後、ステップST1へ戻るが、ステップST1の受信要求有りかの判定(メインプログラムの中で、受信要求がセットされているか否かの確認)は、ステップST8の受信要求セットに応じてYESとなり、ステップST9へ移行し、受信処理を優先して、実行する。
【0015】
受信処理が終了して、ステップST1へ戻ると、以後は、ステップST1において、受信要求かの判定NO、ステップST2では、ステップST8の送信要求リダイヤルにより、送信要求かの判定YES、更にステップST3で、回線補足する。続いて、ステップST4でのダイヤルトーン検出かの判定YESで、ステップST6へ移行する。ステップST6において、ダイヤルインし、次にステップST7へ移行し、発呼に係る送信処理を行う。
【0016】
発呼時に着呼がない場合、つまり通常の場合には、上記と同様に、ステップST1の判定NO、ステップST2の送信要求かの判定YES、ステップST3の回線閉 を経て、ステップST4でのダイヤルトーン検出かの判定YES、を経て、ステップST6でダイヤル、最後にステップST7にて送信処理を行う。
【0017】
【発明の効果】
この発明によれば、回線に向けて発呼を行う発呼手段と、発呼による回線閉結時に、ダイヤルトーンの有無を検出するダイヤルトーン検出する手段と、CNG(コーリングトーン)信号を検出する終了と、ダイヤルトーンを検出せずに、CNG信号を検出したときに受信処理を優先処理する手段と、前記受信処理の終了時に、前記発呼に係る送信処理を実行する手段とを備えており、発呼と着呼が衝突しても、受信処理を優先し、続いて送信処理も自動的に行うので、発呼と着呼が衝突しても、オペレータは手間を要することなく、着信と送信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態ファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】同実施形態ファクシミリ装置の通信処理動作を説明するためのフロー図である。
【符号の説明】
1    NCU
2    MODEM
3    ROM
4    RAM
5    画像メモリ
6    MPU
7    表示部
8    操作部
9    画像読取部
10   CODEC
11   プリンタ
12   バス
13   電話回線

Claims (2)

  1. 回線に向けて発呼を行う発呼手段と、発呼による回線閉結時に、ダイヤルトーンの有無を検出するダイヤルトーン検出手段と、CNG(コーリングトーン)信号を検出する手段と、ダイヤルトーンを検出せずに、CNG信号を検出したときに受信処理を優先処理する手段と、前記受信処理の終了時に、前記発呼に係る送信処理を実行する手段とを備えたことを特徴とする通信装置。
  2. ダイヤルトーン検出手段と、CNG(コーリングトーン)信号検出手段とを備え、発呼による回線閉結時に、ダイヤルトーンを検出せずに、CNG信号を検出したときに、着呼による受信処理を優先処理し、この受信処理の終了で、前記発呼に係る送信処理を実行することを特徴とする通信装置の発着信制御方法。
JP2002272423A 2002-09-19 2002-09-19 通信装置及び通信装置の発着信制御方法 Pending JP2004112365A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019080098A (ja) * 2017-10-20 2019-05-23 株式会社沖データ 情報処理装置

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