JPH11346278A - 通信装置および記憶媒体 - Google Patents

通信装置および記憶媒体

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JPH11346278A
JPH11346278A JP11077982A JP7798299A JPH11346278A JP H11346278 A JPH11346278 A JP H11346278A JP 11077982 A JP11077982 A JP 11077982A JP 7798299 A JP7798299 A JP 7798299A JP H11346278 A JPH11346278 A JP H11346278A
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JP
Japan
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instruction information
communication
setting
transmitting
line
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JP11077982A
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English (en)
Inventor
Shozo Kabetani
章三 壁谷
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信中の割込み禁止の設定を手間なく行うこ
とができる通信装置および記憶媒体を実現する。 【解決手段】 CPUはステップ10において、送信開
始ボタンがONされてFAX自動送信の要求があったこ
とを検出すると、ステップ20で回線を閉結し、交換機
から送出されたダイヤル信号を受信してから3秒待ち、
ステップ16でRAMに記憶されているアクセスコード
を読出し、その読出したアクセスコードをダイヤルす
る。これにより、交換機は、通信中の割込禁止を設定す
る。続いてCPUはステップ20でRAMに記憶されて
いる相手FAX番号を読出してダイヤルし、回線が接続
されると、ステップ22で画像情報を送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
に代表される通信装置およびその通信装置を制御するた
めのコンピュータプログラムが記憶された記憶媒体であ
って、キャッチホンなどの通信中の回線網からの割込み
を禁止する設定を行う機能を有するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、通話中の回線網からの割込み禁止
の設定を行う方式として2つの方式が知られている。そ
の1つは、発呼時にオフフック状態で、所定のアクセス
コードをダイヤルすることにより、通話中の割込み禁止
が設定され、オンフックすると、通話中の割込み禁止が
解除され、通話中の割込みを許可する状態に復帰する方
式である。
【0003】もう1つは、通話中に所定時間オンフック
状態を作った後で上記所定のアクセスコードをダイヤル
することにより、通話中の割込み禁止が設定され、オン
フックすると、通話中の割込み禁止が解除され、通話中
の割込みを許可する状態に復帰する方式である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電話通信と
ファクシミリ通信とを1本の通信回線で兼用して行い、
通信中の回線網からの割込みを許可する設定をしている
場合において、ファクシミリ通信中に割込みがあると、
その割込み時に発生するノイズによって、送信している
画像情報、または、受信している画像情報が乱れるとい
う問題があった。
【0005】そこで、その問題を解決するために、従来
は、上記2つの方式のいずれかを用いて、画像情報を受
信する前に通信中の割込み禁止の設定を行っている。
【0006】しかし、上記いずれの方式も、通信中の割
込み禁止を設定するための所定のアクセスコードを手入
力でダイヤルする手間がかかるという問題がある。
【0007】そこで、本発明は、通信中の割込み禁止の
設定を手間なく行うことができる通信装置および記憶媒
体を実現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、請求項1に記載の発明では、通信中の回線
網からの割込禁止の設定を指示する指示情報を記憶する
指示情報記憶手段と、通信先を発呼する際に、前記指示
情報記憶手段に記憶されている指示情報を読出すととも
に、その読出した指示情報を送信する指示情報送信手段
と、が備えられたという技術的手段を採用する。
【0009】請求項2に記載の発明では、通信中の回線
網からの割込禁止の設定を指示する指示情報を記憶する
指示情報記憶手段と、通信を行う相手の通信装置と接続
された通信回線が閉結されている状態で、通信中の回線
網からの割込禁止を設定可能な状態にするための設定信
号を送信する際に、前記指示情報記憶手段に記憶されて
いる指示情報を読出すとともに、その読出した指示情報
を送信する指示情報送信手段と、が備えられたという技
術的手段を採用する。
【0010】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載の通信装置において、画像情報を送信
する画像情報送信手段と、この画像情報送信手段による
画像情報の送信を指示する画像情報送信指示手段と、が
備えられており、前記指示情報送信手段は、前記指示手
段による前記指示がされた場合に前記指示情報を送信す
るものであり、前記画像情報送信手段は、前記指示情報
送信手段によって前記指示情報が送信され、通信中の回
線網からの割込禁止が設定された後に画像情報の送信を
行うものであるという技術的手段を採用する。
【0011】請求項4に記載の発明では、通信中の回線
網からの割込禁止の設定を指示する指示情報を記憶する
ための指示情報記憶プログラムと、通信先を発呼する際
に、前記指示情報記憶プログラムによって記憶されてい
る指示情報を読出すとともに、その読出した指示情報を
送信するように制御するための送信制御プログラムとを
含むコンピュータプログラムが格納されたという技術的
手段を採用する。
【0012】請求項5に記載の発明では、通信中の回線
網からの割込禁止の設定を指示する指示情報を記憶する
ための指示情報記憶プログラムと、通信を行う相手の通
信装置と接続された通信回線が閉結されている状態で、
通信中の回線網からの割込禁止を設定可能な状態にする
ための設定信号を送信する際に、前記指示情報記憶プロ
グラムによって記憶されている指示情報を読出すととも
に、その読出した指示情報を送信するように制御するた
めの送信制御プログラムとを含むコンピュータプログラ
ムが格納されたという技術的手段を採用する。
【0013】
【作用】請求項1に記載の発明では、上記指示情報記憶
手段は、通信中の回線網からの割込禁止の設定を指示す
る指示情報を記憶し、上記指示情報送信手段は、通信先
を発呼する際に、上記指示情報記憶手段に記憶されてい
る指示情報を読出すとともに、その読出した指示情報を
送信する。
【0014】つまり、通信中の回線網からの割込禁止の
設定を行おうとする場合、通信先を発呼する際に、上記
設定を指示するための指示情報を自動的に上記指示情報
記憶手段から読出して送信することができるため、上記
設定を行うごとに、上記指示情報を手入力でダイヤルす
る手間を省くことができる。
【0015】特に、請求項4に記載の発明のように、通
信中の回線網からの割込禁止の設定を指示する指示情報
を記憶するための指示情報記憶プログラムと、通信先を
発呼する際に、上記指示情報記憶プログラムによって記
憶されている指示情報を読出すとともに、その読出した
指示情報を送信するように制御するための送信制御プロ
グラムとを含むコンピュータプログラムが記憶された記
憶媒体を用いることにより、上記請求項1に記載の通信
装置を実現できる。 つまり、上記通信装置は、たとえ
ば、後述する発明の実施の形態に記載するように、通信
装置に内蔵されたCPU、あるいは、通信装置に接続さ
れたコンピュータによって制御されることから、上記記
憶媒体としてのROMを設け、もしくは、上記記憶媒体
に格納されているコンピュータプログラムをコンピュー
タにインストールすることによって、請求項1に記載の
発明を実施できるからである。
【0016】また、請求項2に記載の発明では、上記指
示情報記憶手段は、通信中の回線網からの割込禁止の設
定を指示する指示情報を記憶し、上記指示情報送信手段
は、通信を行う相手の通信装置と接続された通信回線が
閉結されている状態で、通信中の回線網からの割込禁止
を設定可能な状態にするための設定信号を送信する際
に、上記指示情報記憶手段に記憶されている指示情報を
読出すとともに、その読出した指示情報を送信する。
【0017】つまり、通信中の回線網からの割込禁止の
設定を、通信を行う相手の通信装置と接続された通信回
線が閉結されている状態で、つまり、通話状態で行おう
とする場合、通信中の回線網からの割込禁止を設定可能
な状態にするための設定信号を送信する際に、上記指示
情報記憶手段に記憶されている指示情報を自動的に読出
すとともに、その読出した指示情報を送信することがで
きるため、上記設定を行うごとに、上記指示情報を手入
力でダイヤルする手間を省くことができる。
【0018】特に、請求項5に記載の発明のように、通
信中の回線網からの割込禁止の設定を指示する指示情報
を記憶するための指示情報記憶プログラムと、通信を行
う相手の通信装置と接続された通信回線が閉結されてい
る状態で、通信中の回線網からの割込禁止を設定可能な
状態にするための設定信号を送信する際に、上記指示情
報記憶プログラムに記憶されている指示情報を読出すと
ともに、その読出した指示情報を送信するように制御す
るための送信制御プログラムとを含むコンピュータプロ
グラムが記憶された記憶媒体を用いることにより、上記
請求項2に記載の通信装置を実現できる。 つまり、上
記通信装置は、たとえば、後述する発明の実施の形態に
記載するように、通信装置に内蔵されたCPU、あるい
は、通信装置に接続されたコンピュータによって制御さ
れることから、上記記憶媒体としてのROMを設け、も
しくは、上記記憶媒体に格納されているコンピュータプ
ログラムをコンピュータにインストールすることによっ
て、請求項2に記載の発明を実施できるからである。
【0019】また、請求項3に記載の発明では、上記指
示情報送信手段は、画像情報の送信を指示する画像情報
送信指示手段による指示がされた場合に上記指示情報を
送信し、画像情報送信手段は、上記指示情報送信手段に
よって上記指示情報が送信され、通信中の回線網からの
割込禁止が設定された後に画像情報の送信を行う。
【0020】つまり、画像情報の送信中に通信の割込が
あると、その割込によって発生するノイズによって画像
情報が乱れることがあるが、割込禁止が設定された後に
画像情報を送信することができるため、上記画像情報の
乱れが生じることがない。
【0021】しかも、上記指示情報の送信は、自動的に
行うことができるため、画像情報を送信するごとに、指
示情報を手入力でダイヤルする手間を省くことができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の通信装置の第1実
施形態について図を参照して説明する。
【0023】図1は、本第1実施形態の通信装置の主な
制御系をブロックで示す説明図である。
【0024】なお、以下の各実施形態では、本発明の通
信装置としてファクシミリ装置を代表に説明する。
【0025】ファクシミリ装置1には、交換機70に対
して通信中の回線網からの割込禁止の設定、およびその
設定の解除を指示する制御、相手ファクシミリ装置61
との間で行うファクシミリ通信の制御、イメージスキャ
ナ45が原稿の画像情報を読取る場合の読取制御、記録
ヘッド20が記録用紙へ記録を行う場合の記録制御、こ
のファクシミリ装置1に接続されたPC(Person
al Computer)64との間で行うデータの入
出力制御などを行うCPU40が備えられている。
【0026】さらに、ファクシミリ装置1には、画像情
報の送受信を行う通信用モデム60と、この通信用モデ
ム60によって受信された画像情報、あるいは、PC6
4から出力され、インターフェース41を介して入力さ
れた記録データを展開するゲートアレイ42とが備えら
れている。
【0027】CPU40とゲートアレイ42とを接続す
るアドレスバスおよびデータバスには、CPU40が前
述の各種制御を実行するための制御プログラムなどが記
憶されているROM43と、通信中の回線網からの割込
禁止を設定するためのアクセスコード、相手ファクシミ
リ装置のFAX番号などを記憶したり、CPU40の制
御プログラム実行時にROM43から読出した制御プロ
グラムなどを一時的に記憶したりするRAM44とが接
続されており、CPU40は、ROM43およびRAM
44との間で必要なデータの入出力を行う。
【0028】また、ゲートアレイ42には、受信した各
データをイメージデータとして一時的に記憶するイメー
ジメモリ54と、記録ヘッド20が搭載されたキャリッ
ジ(図示省略)の移動速度を計測し、記録タイミングを
決定するエンコーダセンサ59とが接続されている。さ
らに、ゲートアレイ42は、キャリッジの移動にともな
い、エンコーダセンサ59から出力された信号に基づい
て記録クロック57を生成する。さらに、ゲートアレイ
42には、ヘッドドライバIC58が接続されており、
このヘッドドライバIC58は、ゲートアレイ42から
出力された記録データ55、転送クロック56および記
録クロック57に基づいて動作し、記録ヘッド20を駆
動する。
【0029】また、CPU40には、記録用紙の有無を
検出する記録用紙センサ50と、原稿がイメージスキャ
ナ45の読取部分にあることを検出する原稿センサ51
と、キャリッジがホームポジションにあることを検出す
るキャリッジ原点センサ52と、キャリッジモータ14
を駆動するための第1のモータドライバ50と、プラテ
ンローラ(図示省略)を回転させるラインフィードモー
タ47を駆動するための第2のモータドライバ46と、
イメージスキャナモータ48を駆動するための第3のモ
ータドライバ49と、各種の信号をCPU40に与える
操作パネル3と、液晶表示部(LCD)4とが接続され
ている。
【0030】ところで、RAM44が、本発明の記憶手
段に対応し、アクセスコードが指示情報に対応する。
【0031】次に、本発明の特徴である、交換機70に
対して通信中の回線網からの割込禁止の設定およびその
設定の解除を行うためにCPU40によって実行される
処理内容と、そのCPU40の指示によって実行される
交換機70の処理内容について、図2、図3および図5
を参照して説明する。
【0032】図2は、本ファクシミリ装置1と交換機7
0との間で行われる通信手順を示す説明図である。図3
は、画像情報を自動送信する場合に割込禁止の設定を行
うためにCPU40によって実行される処理(以下、割
込禁止設定処理1と称する)の内容を示すフローチャー
トであり、図5は、交換機70によって実行される処理
(以下、交換機処理と称する)の内容を示すフローチャ
ートである。
【0033】なお、以下の各実施形態では、ファクシミ
リ装置1には、送信相手と通話をするための受話器が付
属しているものとする。
【0034】まず、ファクシミリ装置1の使用者が、フ
ァクシミリ送信すべき原稿をセットし、相手先ファクシ
ミリ装置61のFAX番号を短縮ボタン、または、テン
キーを用いて入力すると、この入力されたFAX番号
は、RAM44に一時的に記憶される。続いて、使用者
が、送信開始ボタンをONすると、つまり、回線開放中
にFAX自動送信の要求を行うと、CPU40は、その
要求のあったことを検出し(図3のステップ10:Ye
s)、回線を閉結する(ステップ12)。
【0035】一方、交換機70は、ファクシミリ装置1
(端末)によって回線が閉結されたことを検出すると
(図5のステップ50:Yes)、回線が閉結されたこ
とを示すダイヤルトーンをファクシミリ装置1へ送出す
る(ステップ52)。
【0036】そして、CPU40は、上記ダイヤルトー
ンを受信してから3秒間待ち(図3のステップ14)、
RAM44に記憶されているアクセスコードを読出し、
その読出したアクセスコードをダイヤルする(ステップ
16)。
【0037】一方、交換機70は、ダイヤルによって送
出されるダイヤル信号が入力されたことを検出すると
(図5のステップ54:Yes)、その入力されたダイ
ヤル信号がアクセスコードを示すものであるか否かを判
定する(ステップ56)。
【0038】つまり、交換機70は、通常のダイヤル
か、通信中の回線網からの割込禁止を指示するためのダ
イヤルかを判定する(ステップ56)。
【0039】そして、交換機70は、入力されたダイヤ
ル信号がアクセスコードを示すものであると判定した場
合は(ステップ56:Yes)、ファクシミリ装置1と
交換機70との間の回線が通信中の場合に、その回線に
割り込むことを禁止した状態、つまり、割込禁止状態に
設定する(ステップ58)。続いて、交換機70は、割
込禁止状態に設定したことを示すダイヤルトーンをファ
クシミリ装置1へ送信する(ステップ52)。
【0040】一方、CPU40は、上記ダイヤルトーン
を受信してから3秒間待ち(図3のステップ18)、R
AM44に一時的に記憶されている相手ファクシミリ装
置61のFAX番号を読出してダイヤルする(ステップ
20)。
【0041】そして、交換機70は、上記ダイヤルによ
って送出されるダイヤル信号が入力されたことを検出す
ると(図5のステップ54:Yes)、その入力された
ダイヤル信号がアクセスコードを示すものであるか否か
を判定するが(ステップ56)、上記ダイヤル信号は、
FAX番号であるため、ステップ60へ進み(ステップ
56:No)、ファクシミリ装置1および相手ファクシ
ミリ装置61間の回線を接続する処理を行い、通信状態
に設定する(ステップ62)。交換機70は、当該通信
状態の間、回線がファクシミリ装置1又は61により所
定の時間(例えば300ms)以上開放されるまで、回
線の状態をモニターする(ステップ64:No )。
【0042】一方、CPU40は、イメージスキヤナ4
5に原稿に記録された画像情報の読取りを指令し、イメ
ージスキャナ45によって読取られた画像情報(図2に
PIXで示す)を交換機70を介して相手ファクシミリ
装置61へ送信する(ステップ22)。そして、CPU
40は、画像情報の送信が終了したことを検出すると
(ステップ24:Yes)、回線を開放する(ステップ
26)。交換機70は、上記回線の開放により所定の時
間(例えば300ms)以上の回線の開放を検出すると
(ステップ64:Yes)、当該回線の開放がフラッシ
ュ入力を示すものであるか否かを判断する(ステップ6
6)。すなわち、交換機70は、当該回線の開放時間
が、所定の時間範囲、例えば、300ms〜1100m
sの範囲内であるか否かを判断する。この場合、CPU
40はステップ26にて回線接続解除のために回線を開
放したため、回線は当該所定の時間範囲より長く開放さ
れる。したがって、当該回線の開放時間が所定の時間範
囲外であるため、交換機70は、当該回線の開放はフラ
ッシュ入力を示すものではない(ステップ66:No)
と判断し、ファクシミリ装置1および相手ファクシミリ
装置61間の回線の接続を解除し(ステツプ80)、通
信中の割込を許可する状態に戻す(ステップ82)。
【0043】以上のように、本第1実施形態のファクシ
ミリ装置1を用いれば、FAX自動送信を行う場合に、
相手先ファクシミリ装置61のFAX番号を入力した後
で送信開始ボタンをONするだけで、通信中の回線網か
らの割込禁止の設定を交換機70に指示するためのアク
セスコードを自動的に交換機70へ送信することができ
るため、FAX自動送信を行うごとに、アクセスコード
を手入力する手間を省くことができる。
【0044】次に、本発明の第2実施形態のファクシミ
リ装置について図4および図5を参照して説明する。
【0045】本第2実施形態のファクシミリ装置は、付
属の受話器を用いて送信相手と通話を行い、その通話中
に送信開始ボタンをONしてファクシミリ通信を行う場
合に通信中の回線網からの割込禁止を自動的に設定でき
ることを特徴とする。
【0046】図4は、本第2実施形態のファクシミリ装
置に備えられたCPUによって実行される処理(以下、
割込禁止設定処理2と称する)を示すフローチャートで
ある。
【0047】なお、本第2実施形態のファクシミリ装置
の構成は、CPU40によって実行される割込禁止設定
処理2を除いて前述の第1実施形態と同じであるため、
以下では、割込禁止設定処理2の内容のみを説明する。
【0048】まず、ファクシミリ装置1の使用者が、付
属の受話器を用いて相手ファクシミリ装置61へ電話を
かけて相手と通話を行い、今からファクシミリ送信を行
う旨を告げた後に、送信開始ボタンをONすると、つま
り、回線閉結中にFAXへの切替要求を行うと、CPU
40は、その要求のあったことを検出する(図4のステ
ップ30:Yes)。続いて、使用者が行うフラッシュ
処理、つまり、通信中の回線網からの割込禁止を設定可
能な状態にするための処理を実行する(ステップ3
2)。この処理は、フックボタンを所定の時間、たとえ
ば、300ms〜1100msオンフツクして回線を開
放することによって行う。
【0049】一方、交換機70は、上記回線の開放によ
り所定の時間(例えば300ms)以上の回線の開放を
検出すると(図5のステップ64:Yes)、フラッシ
ュ入力があるか否か、つまり、回線の開放がフラッシュ
処理を示すものであるか否かを判定する(図5のステッ
プ66)。この判定は、回線の開放時間が、所定の時間
範囲、たとえば、300ms 〜1100msの範囲内
である場合は、フラッシュ入力ありと判定し(ステップ
66:Yes)、回線の開放時間が上記範囲より長い、
すなわち、上記範囲外である場合は、フラッシュ入力な
しと判定する(ステップ66:No)。
【0050】そして、交換機70は、フラッシュ入力あ
りと判定すると(ステップ66:Yes)、待機中の回
線があるか否かを判定し(ステップ68)、待機中の回
線かないと判定すると(ステップ68:No)、ダイヤ
ルトーンをファクシミリ装置1へ送信する(ステップ7
0)。
【0051】一方、CPU40は、上記ダイヤルトーン
を受信してから3秒間待ち(図4のステップ34)、R
AM44に記憶されているアクセスコードを読出し、そ
の読出したアクセスコードをダイヤルする(ステップ3
6)。
【0052】そして、交換機70は、上記アクセスコー
ドの入力を検出すると(図5のステップ72:Ye
s)、アクセスコードが入力されたことの確認を示す確
認音をファクシミリ装置1へ送出し(ステップ74)、
通信中の割込を禁止する状態に設定する(ステップ7
6)。
【0053】一方、CPU40は、確認音を受信してか
ら3秒待ち(図4のステップ38)、イメージスキャナ
45によって読取られた画像情報を交換機70を介して
相手ファクシミリ装置61へ送信する(ステップ4
0)。そして、CPU40は、画像情報の送信が終了し
たことを検出すると(ステップ42:Yes)、回線を
開放する(ステップ44)。交換機70は、上記回線の
開放により所定の時間(例えば300ms)以上の回線
の開放を検出すると(図5のステップ64:Yes)、
当該回線の開放がフラッシュ入力を示すものであるか否
かを判断する(ステップ66)。すなわち、交換機70
は、当該回線の開放時間が、所定の時間範囲、例えば、
300ms〜1100msの範囲内であるか否かを判断
する。この場合、CPU40はステップ44にて回線接
続解除のために回線を開放したため、回線は当該所定の
時間範囲より長く開放される。したがって、交換機70
は、当該回線の開放時間が所定の時間範囲より長い、す
なわち、所定の時間範囲外である(ステップ66:N
o)と判断し、ファクシミリ装置1および相手ファクシ
ミリ装置61間の回線の接続を解除し(ステップ8
0)、通信中の割込を許可する状態に戻す(ステップ8
2)。
【0054】なお、交換機70は、ステップ68におい
て、待機中の回線があると判定した場合は(ステップ6
8:Yes)、通信中の回線、つまり、ファクシミリ装
置1および相手ファクシミリ装置61間の回線を待機状
態に設定し、待機中の回線を通信状態に設定する(ステ
ツブ 78)。
【0055】つまり、ファクシミリ装置1がフラッシュ
処理を実行した際に、待機中の回線が存在すれば、その
回線に割り込ませることにより、ファクシミリ装置1の
使用者は、画像情報の送信を行う前に、上記割り込んで
きた相手と通話を行うことができる。
【0056】以上のように、本第2実施形態のファクシ
ミリ装置1を用いれば、送信相手と通話を行ってからフ
ァクシミリ通信を手動で開始する場合に、フラッシュ処
理を行うだけで、通信中の回線網からの割込禁止の設定
を交換機70に指示するためのアクセスコードを自動的
に交換機70へ送信することができるため、ファクシミ
リ通信を手動で行うごとに、アクセスコードを手入力す
る手間を省くことができる。
【0057】なお、上記各実施形態では、画像情報を送
信する前に通信中の回線網からの割込禁止を設定する構
成を説明したが、ファクシミリ装置1が、外付け電話か
らのDTMF信号によってリモート起動し、画像情報を
受信する機能を備えている場合は、そのリモート起動さ
れたことを検出した後にアクセスコードを自動的に交換
機70へ送信し、通信中の回線網からの割込禁止を設定
する構成にすることもできる。
【0058】また、通話中にCNG信号を検出した後に
アクセスコードを自動的に交換機70へ送信し、通信中
の回線網からの割込禁止を設定する構成にすることもで
きる。
【0059】さらに、上記各実施形態では、図3に示す
割込禁止設定処理1および図4に示す割込禁止設定処理
2をファクシミリ装置1に内蔵されたCPU40に実行
させたが、それらの処理を実行するためのコンピュータ
プログラムが格納されたCD−ROMやFDなどをPC
64(図1)でドライブし、上記コンピュータプログラ
ムをHDD(Hard Disk Drive)64b
にインストールすることによって、上記各種制御および
処理をPC64のCPU64aによって行うこともでき
る。この場合、上記CD−ROMやFDなどが、請求項
4または請求項5に記載の記憶媒体として機能する。
【0060】また、本発明の通信装置として、上記各実
施形態では、ファクシミリ装置を代表に説明したが、本
発明は、FAXモデムを備えたPCなどの他の通信装置
にも適用することができる。
【0061】ところで、CPU40によって実行される
ステップ16が、請求項1に記載の指示情報送信手段と
して機能し、ステップ36が、請求項2に記載の指示情
報送信手段として機能する。また、CPU40によって
実行されるステップ22またはステップ40が、請求項
3に記載の画像情報送信手段として機能する。 さら
に、上記送信開始ボタンが、請求項3に記載の指示手段
として機能する。
【0062】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、通信中の回線網からの割込禁止の設定を指示す
る指示情報を記憶する指示情報記憶手段と、通信先を発
呼する際に、上記指示情報記憶手段に記憶されている指
示情報を読出すとともに、その読出した指示情報を送信
する指示情報送信手段とを備えるため、上記設定を行う
ごとに、上記指示情報を手入力でダイヤルする手間を省
くことができる。
【0063】特に、請求項4に記載の発明のように、通
信中の回線網からの割込禁止の設定を指示する指示情報
を記憶するための指示情報記憶プログラムと、通信先を
発呼する際に、上記指示情報記憶プログラムによって記
憶されている指示情報を読出すとともに、その読出した
指示情報を送信するように制御するための送信制御プロ
グラムとを含むコンピュータプログラムが記憶された記
憶媒体という構成であるため、その記憶媒体を通信装置
内のROMとして設け、もしくは、その記憶媒体に格納
されているコンピュータプログラムをコンピュータにイ
ンストールすることによって請求項1に記載の通信装置
を実現することができる。
【0064】また、請求項2に記載の発明によれば、通
信中の回線網からの割込禁止の設定を指示する指示情報
を記憶する指示情報記憶手段と、通信を行う相手の通信
装置と接続された通信回線が閉結されている状態で、通
信中の回線網からの割込禁止を設定可能な状態にするた
めの設定信号を送信する際に、上記指示情報記憶手段に
記憶されている指示情報を読出すとともに、その読出し
た指示情報を送信する指示情報送信手段とを備えるた
め、通信回線が閉結されている状態で上記設定を行うご
とに、上記指示情報を手入力でダイヤルする手間を省く
ことができる。
【0065】特に、請求項5に記載の発明のように、通
信中の回線網からの割込禁止の設定を指示する指示情報
を記憶するための指示情報記憶プログラムと、通信を行
う相手の通信装置と接続された通信回線が閉結されてい
る状態で、通信中の回線網からの割込禁止を設定可能な
状態にするための設定信号を送信する際に、上記指示情
報記憶プログラムに記憶されている指示情報を読出すと
ともに、その読出した指示情報を送信するように制御す
るための送信制御プログラムとを含むコンピュータプロ
グラムが記憶された記憶媒体という構成であるため、そ
の記憶媒体を通信装置内のROMとして設け、もしく
は、その記憶媒体に格納されているコンピュータプログ
ラムをコンピュータにインストールすることによって請
求項1に記載の通信装置を実現することができる。
【0066】また、請求項3に記載の発明によれば、上
記指示情報送信手段は、画像情報の送信を指示する指示
手段による指示がされた場合に上記指示情報を送信し、
画像情報送信手段は、上記指示情報送信手段によって上
記指示情報が送信され、通信中の回線網からの割込禁止
が設定された後に画像情報の送信を行うことができる。
【0067】つまり、割込禁止が設定された後に画像情
報を送信することができるため、上記画像情報の乱れが
生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態の通信装置の主な制御系を
ブロックで示す説明図である。
【図2】ファクシミリ装置1と交換機70との間で行わ
れる通信手順を示す説明図である。
【図3】本発明第1実施形態のCPU40によって実行
される割込禁止設定処理1の内容を示すフローチャート
である。
【図4】本発明第2実施形態のCPU40によって実行
される割込禁止設定処理2の内容を示すフローチャート
である。
【図5】交換機処理の内容を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 40 CPU 44 RAM(記憶手段) 61 相手ファクシミリ装置 70 交換機

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信中の回線網からの割込禁止の設定を
    指示する指示情報を記憶する指示情報記憶手段と、通信
    先を発呼する際に、前記指示情報記憶手段に記憶されて
    いる指示情報を読出すとともに、その読出した指示情報
    を送信する指示情報送信手段と、が備えられたことを特
    徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 通信中の回線網からの割込禁止の設定を
    指示する指示情報を記憶する指示情報記憶手段と、通信
    を行う相手の通信装置と接続された通信回線が閉結され
    ている状態で、通信中の回線網からの割込禁止を設定可
    能な状態にするための設定信号を送信する際に、前記指
    示情報記憶手段に記憶されている指示情報を読出すとと
    もに、その読出した指示情報を送信する指示情報送信手
    段と、が備えられたことを特徴とする通信装置。
  3. 【請求項3】 画像情報を送信する画像情報送信手段
    と、この画像情報送信手段による画像情報の送信を指示
    する画像情報送信指示手段と、が備えられており、前記
    指示情報送信手段は、前記指示手段による前記指示がさ
    れた場合に前記指示情報を送信するものであり、前記画
    像情報送信手段は、前記指示情報送信手段によって前記
    指示情報が送信され、通信中の回線網からの割込禁止が
    設定された後に画像情報の送信を行うものであることを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載の通信装置。
  4. 【請求項4】 通信中の回線網からの割込禁止の設定を
    指示する指示情報を記憶するための指示情報記憶プログ
    ラムと、通信先を発呼する際に、前記指示情報記憶プロ
    グラムによって記憶されている指示情報を読出すととも
    に、その読出した指示情報を送信するように制御するた
    めの送信制御プログラムとを含むコンピュータプログラ
    ムが格納されたことを特徴とする記憶媒体。
  5. 【請求項5】 通信中の回線網からの割込禁止の設定を
    指示する指示情報を記憶するための指示情報記憶プログ
    ラムと、 通信を行う相手の通信装置と接続された通信
    回線が閉結されている状態で、通信中の回線網からの割
    込禁止を設定可能な状態にするための設定信号を送信す
    る際に、前記指示情報記憶プログラムによって記憶され
    ている指示情報を読出すとともに、その読出した指示情
    報を送信するように制御するための送信制御プログラム
    とを含むコンピュータプログラムが格納されたことを特
    徴とする記憶媒体。
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