JP2004108606A - 加熱調理器及び基準温度発生装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】制御回路22は、位置点検モードの実行が指示されると、ステッピングモータ21を駆動して赤外線センサ18の検出視野を点検ポイントに順に移動させ、そのときの特定の赤外線検出素子の検出結果をLCD11に表示させる。加熱室の食品載置領域に設けられた位置点検領域には、ヒータユニットのヒータボードに設けられた金属板により基準温度が発生しており、検出視野が各点検ポイントに移動されたとき、特定の赤外線検出素子は前記金属板の温度を検出する。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、加熱室内の温度を検出する赤外線センサを備えた加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電子レンジには、加熱室内の食品載置領域の一部に検出視野が形成されるように配置された複数の赤外線検出素子を有する赤外線センサと、前記赤外線センサを移動させるステッピングモータ等からなる駆動手段とを備え、前記赤外線センサの検出結果に基づいて食品の加熱調理を実行するように構成されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−13743号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記電子レンジでは、駆動手段が正常に動作しなかったり、赤外線検出素子が正しく配置されていなかったりすると、食品載置領域の全体に検出視野が移動せず、加熱室内の食品が赤外線センサの検出視野のいずれの中にも含まれない事態が発生するおそれがある。このような場合には食品温度を正しく検知することができないため、食品の温度変化に従った加熱調理ができなくなる。
【0005】
ところが、従来の電子レンジでは、赤外線センサの検出視野が食品載置領域の全体に移動されるか否かを調べるためには、赤外線センサの配設部分を分解し、駆動手段を実際に動作させて赤外線検出素子の出力を調べる必要があった。このため、作業が面倒で且つ時間がかかるという欠点があった。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、赤外線センサの検出視野の位置の確認を簡単且つ短時間で行うことができる加熱調理器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の加熱調理器は、前記加熱室内にマイクロ波を照射することにより前記被加熱物を加熱する加熱手段、複数の赤外線検出素子を備え前記加熱室内の被加熱物載置領域のうちの一部に検出視野を有する赤外線センサ、前記検出視野が前記被加熱物載置領域の略全体に亘って順に移動するように前記赤外線センサを駆動する駆動手段、前記赤外線センサの検出結果に基づいて前記被加熱物載置領域における前記赤外線センサの検出視野の位置を点検する位置点検モードを備える制御手段を具備することを特徴とする。
【0008】
赤外線検出素子が正しく配置され、しかも駆動手段が正常に動作していると、赤外線センサの検出視野は被加熱物載置領域の全体に亘って正しく移動される。従って、赤外線センサの検出結果を調べることにより赤外線センサの検出視野を点検することができる。上記構成によれば、制御手段を位置点検モードの実行を可能に構成したことにより、赤外線センサの検出視野の位置を簡単に点検することができる。
【0009】
本発明の請求項2の加熱調理器は、赤外線センサの検出視野を複数の赤外線検出素子の素子検出視野から構成すると共に、前記被加熱物載置領域に設けられた複数の位置点検領域と、前記位置点検領域に予め設定された基準温度を発生させる基準温度発生装置と、前記素子検出視野の温度を表示する表示手段とを備え、前記位置点検モードは、前記駆動手段を駆動して前記赤外線センサの検出視野を順に移動させると共に、各移動位置における前記素子検出視野の温度を前記表示手段に表示させるように構成されていることを特徴とする。
【0010】
上記構成によれば、赤外線センサの検出視野が移動されることに伴い各赤外線検出素子の検出温度が表示手段に表示される。従って、表示手段の表示を見て位置点検領域の基準温度を検知した赤外線検出素子を調べることにより、検出視野が正しく移動されているか、また、素子検出視野が正しい位置に形成されているか否かを点検することができる。
【0011】
この場合、複数の位置点検領域を、それぞれ異なる赤外線検出素子の素子検出視野に対応するように設けると共に、前記位置点検モードを、赤外線センサの検出視野に前記位置点検領域が含まれる位置に前記赤外線センサを移動させるように駆動手段を駆動制御する構成とすると良い(請求項3の発明)。
【0012】
上記構成によれば、複数の異なる赤外線検出素子が正しく配置されているか否かを簡単且つ短時間で点検することができる。
【0013】
また、複数の位置点検領域を、赤外線センサの検出視野が異なる位置に移動されたときの素子検出視野のいずれかに対応して設けると共に、位置点検モードを、検出視野に位置点検領域が含まれるように前記赤外線センサを移動させるように駆動手段を駆動制御する構成とすると良い(請求項4の発明)。
【0014】
上記構成によれば、赤外線センサの検出視野が正しく移動されているか否かを簡単且つ短時間で点検することができる。
【0015】
本発明の請求項5の加熱調理器は、位置点検モードの実行時における赤外線センサの検出視野の移動位置を指定するための位置指定手段と、位置点検モードの実行時おいて複数の赤外線検出素子のうち表示手段に検出結果を表示させる赤外線検出素子を指定するための表示指定手段とを設け、制御手段を、前記位置指定手段によって指定された移動位置に検出視野が移動するように駆動手段を駆動制御すると共に前記表示指定手段により指定された赤外線検出素子の検出結果を前記表示手段に表示させるように構成したところに特徴を有する。
【0016】
上記構成によれば、赤外線センサの検出視野を任意の位置に移動させて、任意の赤外線検出素子の素子検出視野の位置が正しいか否かを点検することができる。
【0017】
本発明の請求項6の加熱調理器は、制御手段を位置点検モードの実行待機状態にする待機状態設定手段と、実行待機状態に設定された制御手段に位置点検動作の実行を指示するための指示手段とを設けたことを特徴とする。
【0018】
赤外線センサの検出視野の位置点検は、製造工場やサービスセンタにおいて製品チェックの一つとして行われるものである。上記構成によれば、待機状態設定手段及び指示手段を操作するという二段階の操作を経なければ制御手段に位置点検モードを実行させることができない。このため、一般の使用者によって位置点検モードが不必要に実行されてしまうことを防止できる。
【0019】
本発明の請求項7の加熱調理器は、前記駆動手段をステッピングモータから構成すると共に、前記ステッピングモータを停止状態に保持する停止保持手段を設け、位置点検モードの実行時において赤外線センサが検出視野の温度を検出しているときは、前記ステッピングモータを停止状態に保持することを特徴とする。
【0020】
上記構成によれば、赤外線センサの検出視野を正確に位置決めすることができ、しかも、検出視野の温度を検出する際に前記検出視野が固定されるため、温度検出精度が向上する。
【0021】
本発明の請求項8の加熱調理器は、前記基準温度発生装置を、複数の位置点検領域に対応して設けられた金属板と、前記金属板の各々に近接して設けられた複数の発熱体と、前記金属板の各々の温度を検出する複数の温度検出手段と、前記温度検出手段の検出結果に基づいて前記金属板が基準温度になるように前記発熱体を通断電制御する制御部とを備えて構成したところに特徴を有する。
【0022】
上記構成によれば、前記基準温度発生装置を用いることにより、簡単に位置点検領域を基準温度に設定することができる。
【0023】
また、本発明の請求項9の基準温度発生装置は、複数の赤外線検出素子を備え加熱室内の被加熱物載置領域のうちの一部に検出視野を有する赤外線センサと、前記検出視野が前記被加熱物載置領域の略全体に亘って順に移動するように前記赤外線センサを移動させる駆動手段と、前記赤外線センサの検出結果に基づいて前記被加熱物載置領域における前記赤外線センサの検出視野の位置を点検する位置点検手段とを備える加熱調理器において、前記位置点検手段に位置点検動作を実行させるときに前記被加熱物載置領域内の複数の位置点検領域に基準温度を発生させるものであって、前記位置点検領域の各々に対応して設けられた複数の金属板と、前記金属板の各々に近接して設けられた複数の発熱体と、前記金属板の各々の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段の検出結果に基づいて前記金属板が基準温度になるように前記発熱体を通断電制御する制御部とを備えることを特徴とする。
【0024】
上記構成の基準温度発生装置を用いることにより、赤外線センサの検出視野の位置を簡単に点検することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をヒータ付き電子レンジに適用した第1の実施例について図面を参照しながら説明する。図1に示すように、本実施例に係る電子レンジ1は矩形箱状のキャビネット2を備えている。前記キャビネット2の内部には加熱室3(図2参照)及び機械室(図示せず)が左右に並んで配設されており、加熱室3の前面開口は扉4により開閉されるようになっている。加熱室3は水平方向の断面形状が矩形状をなしており、その底面部3a(図2参照)が食品載置領域(被加熱物載置領域)とされている。
【0026】
前記加熱室3の天井部には、オーブンヒータ5(図3参照)が配設されている。また、機械室には加熱手段としてのマグネトロン6やインバータ装置7(いずれも図3参照)、マグネトロン6等の機器を冷却するための冷却ファン(図3に冷却ファンモータ8のみ示す)が配設されている。
【0027】
前記キャビネット2の前面右部には、操作パネル9が配設されている。前記操作パネル9の裏面部には各種の電装品を実装した回路基板10(図3参照)が配設されている。前記回路基板10には、LCD11(表示部に相当)、LED群12、スイッチ群13(いずれも図3参照)などが設けられており、これらに対応して操作パネル9には透明なLCD表示部14、LED表示部と兼用のスイッチ操作部15等が設けられている。また、前記操作パネル9には、調理時間や調理温度を設定するためのダイヤル16が設けられている。
【0028】
一方、キャビネット2内には加熱室3内の温度を検出するためのサーミスタ17及び赤外線センサ18(いずれも図3参照)が設けられている。前記サーミスタ17は、加熱調理時に食品から発生する蒸気などを排出するための排気ダクト(図示せず)内に設けられている。
【0029】
図2は、加熱室3の内部を視認できるように加熱室3の底面部3a及び右側壁部3bのみを示す図である。この図2に示すように、前記加熱室3の右側面の上奥部に設けられた窓部19には、センサダクト20が機械室側から取付けられている。前記赤外線センサ18は、センサダクト20の端部(奥部)に配設されており、前記窓部19を介して加熱室3内の赤外線をキャッチする。
【0030】
前記赤外線センサ18は、ICチップ上に例えば8個の赤外線検出素子(サーモパイル、図示せず)が直線状に配列されて構成されている。前記赤外線センサ18の検出視野は、8個の赤外線検出素子の個々が形成する素子検出視野A1〜A8の集合体である。本実施例では、素子検出視野A1〜A8が前記底面部3aの左右方向に対向する2辺の一方から他方に向かって略直線状に並ぶように前記赤外線検出素子は配置されている。
【0031】
また、前記センサダクト20には、赤外線センサ18を矢印P1方向に揺動させるステッピングモータ21(駆動手段に相当,図3にのみ示す)が設けられている。前記ステッピングモータ21によって赤外線センサ18が揺動されることにより素子検出視野A1〜A8も移動する。具体的には、赤外線センサ18が初期位置から矢印P1方向に一往復駆動されることにより、素子検出視野A1〜A8は矢印P2で示すように加熱室3の手前の位置から後方の位置に向かって移動され、再び手前の位置に戻される。尚、底面部3a上に投影される素子検出視野A1〜A8のうち欠けている部分は、加熱室3の左側面や扉4の後面に投影される。上記構成により、赤外線センサ18の検出視野は加熱室3の底面部3a、即ち食品載置領域の略全体に投影されるようになっている。
【0032】
図3は、電子レンジ1の概略的な電気的構成を示すブロック図である。制御回路22は、マイクロコンピュータを主体としてCPUやROM,RAMなどのメモリを備えて構成されている。前記メモリには、マイクロコンピュータが実行する制御プログラムが格納されている。
【0033】
前記制御回路22には、重量センサ23、サーミスタ17、赤外線センサ18の検出信号が、重量センサインターフェース24、サーミスタインターフェース25、赤外線センサインターフェース26を介して入力される。前記重量センサ23は、加熱室3内に収容された食品(被加熱物)の重量を検出する。また、前記制御回路22には、エンコーダ27のパルス信号、スイッチ群13のスイッチ信号が、それぞれインターフェース28、29を介して入力される。前記エンコーダ27は、前記ダイヤル16の回動量をパルス信号にて出力するものである。
【0034】
また、前記制御回路22は、マグネトロン6をインバータインターフェース30及びインバータ装置7を介して駆動制御する。更に、前記制御回路22は、オーブンヒータ5、冷却ファンモータ8、ステッピングモータ21、ブザー31、LCD11、LED群12を、それぞれヒータ駆動回路32、ファンインターフェース33、ステッピングモータインターフェース34、ブザー駆動回路35、LCD駆動回路36、LED駆動回路37を介して制御する。
【0035】
次に、図4を参照しながら、本実施例に係る基準温度発生装置としてのヒータユニット39の構成について説明する。前記ヒータユニット39は、前記電子レンジ1の制御回路22が赤外線センサ17の検出視野の位置を点検する点検動作を実行する際に用いられるものである。この点検動作については後述する。
【0036】
前記ヒータユニット39は、平板状をなす樹脂製のヒータボード40と、前記ヒータボード40の所定部位に埋め込まれた3枚の金属板41の温度を調整するためのコントローラ42(制御部に相当)とから構成されている。
【0037】
前記ヒータボード40は、加熱室3の底面部3aの上に載置される載置部43と前記載置部43の前端部に設けられた位置決め部44とから構成されている。載置部43の前後方向の長さ寸法(奥行き寸法)、底面部3aの奥行き寸法よりも若干小さくなるように構成されている。
【0038】
前記ヒータボード40の左右方向の長さ寸法(幅寸法)は、前部から後部に向かって段階的に小さくなるように構成されている。具体的には、前記位置決め部44は底面部3aよりも若干大きな幅寸法となるように設定されている。前記位置決め部44の下面には前記位置決め部44全体に亘って延び下方に突出する凸部45が設けられている。
【0039】
前記載置部43の前端部は、その幅寸法L2が底面部3aの幅寸法よりも若干小さくなるように構成されている。また、前記載置部43のうち前端部よりも後の部分は幅寸法が異なる3個の領域(以下、前部43a、中間部43b、後部43cと称する)から構成され、いずれも底面部3aよりも幅寸法が小さくなっている。
【0040】
前記金属板41は、それぞれヒータボード40の前部43aの右端部、中間部43bの右端部、奥部43cの後端部に埋め込まれている。前記金属板41はいずれも矩形状をなし、その上面はヒータボード40から露出している。前記金属板41の下面には発熱体としての電熱線(例えばニクロム線)46が前記下面部に沿って取付けられている。また、前記金属板41の近傍には、それぞれ金属板41の温度を検出する熱電対(温度検出手段に相当)47が配設されている。
【0041】
前記電熱線46及び前記熱電対47は、それぞれコントローラ42に接続されている。前記コントローラ42は、その前面に操作スイッチ48及び表示部49を備えた3個の操作パネル50が各金属板41に対応して設けられている。前記操作スイッチ48は、電熱線46をオンオフしたり金属板41の温度を設定したりするためのものである。前記表示部49は、前記電熱線46の温度を表示するためのものである。前記コントローラ42は操作スイッチ48の操作信号及び熱電対47からの温度検出信号に基づいて電熱線46をオンオフ制御することにより、金属板41の温度を調整するようになっている。
【0042】
尚、ヒータボード40の下面部には、ヒータボード40を底面部3aに載置したときに前記底面部3aとの間に間隙を生じさせるための複数の脚部51が設けられている。
【0043】
次に、上記構成の作用を説明する。
まず、赤外線センサ18による加熱室3内の食品載置領域の温度検出動作について説明する。制御回路22は、ステッピングモータ21の駆動を制御することにより、赤外線センサ18の検出視野が加熱室3の底面部3aの手前側の位置から奥側の位置まで移動し、再び手前側の位置に戻るように前記赤外線センサ18を駆動する。赤外線センサ18が一往復する時間(赤外線センサ18の回動周期)は5秒に設定されている。制御回路22は、赤外線センサ18が一往復する間に16ポイント(往路8ポイント、復路8ポイント)ずつ各赤外線検出素子の検出出力を読込み、各素子検出視野の温度を検出する。
【0044】
制御回路22は、食品の加熱調理運転を実行する毎に上記した温度検出動作を自動的に実行し、この温度検出結果に基づいてインバータ装置7を介してマグネトロン6を駆動制御する。この結果、加熱室3内に収容された食品は、その温度が設定温度(加熱終了温度)に到達するまで加熱される。
【0045】
また、制御回路22は、上述の加熱調理モードとは別に赤外線センサ18の検出視野の位置を点検する位置点検モードを実行可能に備えている。位置点検モードはマグネトロン6を停止させた状態で実行され、このとき、制御回路22はステッピングモータ21を駆動して赤外線センサ18の検出視野を点検ポイントに順に移動させると共に、そのときの特定の赤外線検出素子の検出結果をLCD11に表示させる。以下、この位置点検モードについて説明する。
【0046】
まず、位置点検モードを実行させるに当たって、作業者はヒータユニット39のヒータボード40を加熱室3の底面部3a上に設置する。このとき、作業者は位置決め部44の凸部45を底面部3aの前面に当接させ、且つ載置部43の前端部の右側面を加熱室の右側面に当接させた状態で載置部43を底面部3a上に載置する。これにより、ヒータボード40は底面部3aに対して幅方向及び奥行き方向に位置決めされる。
【0047】
このように位置決めされた状態では、ヒータボード40の載置部43の前部43aの金属板41は、赤外線センサ18の検出視野が底面部3a手前側の最初の検出ポイント(第1ポイント)に移動されたときの素子検出視野A2に対応する部位に位置する。また、中間部43bの金属板41は赤外線センサ18の検出視野が第5ポイントにあるときの素子検出視野A5に、奥部43cの金属板41は赤外線センサ18の検出視野が第7ポイントにあるときの素子検出視野A7に対応する部位にそれぞれ位置するように構成されている。これら金属板41が位置する領域は、位置点検領域に相当する。
【0048】
また、作業者はコントローラ42の操作スイッチ48を操作して各金属板41の温度を基準温度(例えば70℃)に設定する。この結果、各金属板41の温度が基準温度になるまで電熱線45により加熱される。
【0049】
続いて、作業者は電子レンジ1の操作パネル9を操作して位置点検モードの実行待機状態に設定する。位置点検モードは、例えば出荷前に製造工場で行われる電子レンジ1の点検作業、或いは電子レンジ1に故障が発生したときにサービスセンタで故障原因の特定のために行われる点検作業の一つであり、一般の使用者が日常的に行うものではない。
【0050】
このため、本実施例では操作パネル9に設けられたスイッチ操作部15を特殊操作することにより、例えばスイッチ群13のうちの特定の複数のスイッチを同時に押圧操作することにより、制御回路22は位置点検モードの待機状態に設定される。その後、特定の操作スイッチ(例えばスタートスイッチ)を押圧操作することにより、制御回路22は位置点検モードの実行を開始する。従って、スイッチ群13が待機状態設定手段、指示手段として機能する。
【0051】
すると、制御回路22はステッピングモータ21を駆動して赤外線センサ18を回動し、検出視野を複数の点検ポイントに順に移動させる。本実施例では、点検ポイントは往復16検出ポイントのうちの第1、第5、第7検出ポイントに設定されている。
【0052】
また、検出視野が各点検ポイントに移動すると、制御回路22はステッピングモータ21に対して時計周り方向及び反時計回り方向の駆動信号を与えてステッピングモータを停止状態に保持する。従って、本実施例では制御回路22が停止保持手段として機能する。そして、第1検出ポイントでは素子検出視野A2の、第2検出ポイントでは素子検出視野A5の、第7検出ポイントではそして検出視野A7の検出温度を、それぞれ素子検出視野を示す符号と共にLCD11に表示させる(例えば「A2:70℃」)。
【0053】
各点検ポイントにおいてLCD11に温度が表示される素子検出視野は位置点検領域の温度、つまりヒータボード40の金属板41の温度を検出する。従って、作業者は各点検ポイントにおけるLCD11の表示を見て金属板41の温度を正しく検出できているか、言い換えると赤外線センサ18の検出視野が正しく移動されているか、また、各検出素子が正しく配置されているかを確認できる。
【0054】
以上説明したように、本実施例によれば、位置点検モードの実行が指示されると、制御回路22はステッピングモータ21を駆動して赤外線センサ18の検出視野を点検ポイントに移動させ、位置点検領域に対応する素子検出視野の温度をLCD11に表示する。従って、LCD11の表示を見ることにより、作業者は赤外線センサ18の検出視野の位置を簡単に点検することができる。
【0055】
本実施例では、赤外線センサ18の異なる3つの検出ポイントに対応する部位を点検ポイントとした。また、各点検ポイントにおける位置点検領域に対応する赤外線検出素子を異ならせた。上記構成により、少ない点検ポイントで、赤外線センサ18の検出視野の位置点検を行うことができる。
【0056】
位置点検モードの待機状態に設定した後、点検動作の開始を指示することにより制御回路22は位置点検モードを実行する。また、待機状態の設定は、操作パネル9を特殊操作することにより行われる。従って、一般の使用者により位置点検モードが不必要に実行されてしまうことを極力防止できる。
【0057】
また、赤外線センサ18をステッピングモータ21により駆動するように構成した。従って、赤外線センサ18の検出視野を各検出ポイントに容易に位置決めすることができる。しかも、位置点検動作の実行時における各点検ポイントでは、ステッピングモータ21を停止状態に保持した。これにより、各点検ポイントにおける温度検出精度が向上する。
【0058】
位置点検モードの実行時にはヒータユニット39を用いるようにした。このため、各位置点検領域に簡単に基準温度を発生させることができる。
【0059】
次に、本発明の他のいくつかの実施例について説明する。これらの実施例は、制御回路22のソフトウェアの構成のみが第1の実施例と異なるだけである。従って、これらの実施例の構成については、第1の実施例の図面を流用して説明する。
【0060】
まず、本発明の第2の実施例では、位置点検モードの実行待機状態に設定した後、スタートスイッチが押圧操作すると、押圧した回数に応じた分だけ制御回路22はステッピングモータ21を駆動して赤外線センサ18の検出視野を移動させるようになっている。
【0061】
具体的には、赤外線センサ18の検出視野が初期位置にあるときにスタートスイッチが1回押圧操作されると、前記検出視野は第1の点検ポイントである第2ポイントへ移動される。赤外線センサ18の検出視野が第1の点検ポイントにあるときにスタートスイッチが2回押圧操作されると、前記検出視野は第3の点検ポイントである第7ポイントへ移動される。また、赤外線センサ18の検出視野が第3の点検ポイントにあるときにスタートスイッチが1回押圧操作されると、前記検出視野は第2の点検ポイントへ移動される。各点検ポイントでは、制御回路22は上記第1の実施例と同様に、特定の素子検出視野の検出温度をLCD11に表示させる。
【0062】
このように、本実施例では、位置点検モードの実行時において、赤外線センサ18の検出視野を移動させる点検ポイントを設定できる。これにより、作業者は任意の点検ポイントにおいてLCD11に表示される検出温度をゆっくり確認することができる。また、各点検ポイントにおける検出結果を何度も繰り返しLCD11に表示させることができる。
【0063】
本発明の第3の実施例は、各点検ポイントにおいてLCD11に検出温度を表示させる素子検出視野を設定可能に構成している。素子検出視野の設定は、例えばダイヤル16を操作することにより行われる。
【0064】
このような構成によれば、各赤外線検出素子の底面部3a上における素子検出視野の位置を個別に確認することができる。
【0065】
尚、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような変形が可能である。
【0066】
制御回路22は、各点検ポイントにおける全ての素子検出視野の検出温度をLCD11に表示するようにしても良い。この場合、LCD11は、前素子検出視野の温度を棒グラフ状に表示するように構成すると、特定の素子検出視野の検出温度と他の検出温度との比較が容易になる。
【0067】
制御回路22は、位置点検モードの実行時には、赤外線センサ18の検出視野を全ての検出ポイントに移動させるように構成しても良い。
【0068】
ヒータユニット39を用いなくても位置点検モードの実行は可能である。例えば底面部3a上の点検ポイントに対応する部位に基準温度の物質を載置して位置点検モードを実行させても良い。
【0069】
赤外線検出素子を直線状に配置してなる赤外線センサに限定されない。例えば、16個の赤外線検出素子を4行×4列に配置してなる赤外線センサと、この検出視野を底面部3aの全体に走査するように前記赤外線センサを駆動する駆動手段とを備える加熱調理器にも適用できる。
【0070】
上記実施例では、ヒータユニットのコントローラに金属板の温度を設定する操作スイッチを設けたが、電源をオンすると金属板の温度が予め設定された基準温度となるように調整される構成でも良い。
【0071】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように本発明は、検出視野が被加熱物載置領域の略全体に亘って移動するように赤外線センサを駆動することにより前記被加熱物載置領域の温度を検出する構成の加熱調理器において、前記赤外線センサの検出結果に基づいて被加熱物載置領域における前記赤外線センサの検出視野の位置を点検する位置点検モードを備える制御手段を設けたので、赤外線センサの検出視野が正しく移動されているか、また、赤外線検出素子が正しく配置されているかを簡単且つ短時間で点検することができる。
【0072】
また、本発明の請求項9の基準温度発生装置によれば、加熱調理器の被加熱物載置領域内の位置点検領域に対応して設けられ、基準温度に設定される金属板を備えるため、位置点検手段による赤外線センサの検出視野の位置点検を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すものであり、電子レンジの外観を示す斜視図
【図2】赤外線センサの検出視野を説明するための図
【図3】電気的構成を示すブロック図
【図4】ヒータボードを上面から見て示すヒータユニットの全体構成図(a)、ヒータボードの側面図
【符号の説明】
1は電子レンジ(加熱調理器)、3は加熱室、3aは底面部(被加熱物載置領域)、6はマグネトロン(加熱手段)、11はLCD(表示手段)、13はスイッチ群(待機状態設定手段、指示手段)、18は赤外線センサ、21はステッピングモータ(駆動手段)、22は制御回路(停止保持手段)、39はヒータユニット(基準温度発生装置)、41は金属板、42はコントローラ(制御部)、46は電熱線(発熱体)、47は熱電対(温度検出手段)を示す。
Claims (9)
- 被加熱物を収容する加熱室、
前記加熱室内にマイクロ波を照射することにより前記被加熱物を加熱する加熱手段、
複数の赤外線検出素子を備え前記加熱室内の被加熱物載置領域のうちの一部に検出視野を有する赤外線センサ、
前記検出視野が前記被加熱物載置領域の略全体に亘って順に移動するように前記赤外線センサを駆動する駆動手段、
前記赤外線センサの検出結果に基づいて前記被加熱物載置領域における前記赤外線センサの検出視野の位置を点検する位置点検モードを備える制御手段を具備することを特徴とする加熱調理器。 - 赤外線センサの検出視野は、複数の赤外線検出素子の素子検出視野から構成されていると共に、
前記被加熱物載置領域に設けられた複数の位置点検領域と、
前記位置点検領域に予め設定された基準温度を発生させる基準温度発生装置と、
前記素子検出視野の温度を表示する表示手段とを備え、
前記位置点検モードは、前記駆動手段を駆動して前記赤外線センサの検出視野を順に移動させると共に、各移動位置における前記素子検出視野の温度を前記表示手段に表示させるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。 - 複数の位置点検領域は、それぞれ異なる赤外線検出素子の素子検出視野に対応するように設けられ、
位置点検モードは、赤外線センサの検出視野に前記位置点検領域が含まれる位置に前記赤外線センサを移動させるように駆動手段を駆動制御する構成であることを特徴とする請求項2記載の加熱調理器。 - 複数の位置点検領域は、赤外線センサの検出視野が異なる位置に移動されたときの素子検出視野のいずれかに対応して設けられ、
位置点検モードは、検出視野に前記位置点検領域が含まれる位置に前記赤外線センサを駆動するように駆動手段を駆動制御する構成であることを特徴とする請求項2記載の加熱調理器。 - 位置点検モードの実行時における赤外線センサの検出視野の移動位置を指定するための位置指定手段と、
位置点検モードの実行時において表示手段に検出結果を表示させる赤外線検出素子を指定するための表示指定手段とを備え、
制御手段は、前記位置指定手段によって指定された移動位置に検出視野が移動するように駆動手段を駆動制御すると共に前記表示指定手段により指定された赤外線検出素子の検出結果を前記表示手段に表示させるように構成されていることを特徴とする請求項2記載の加熱調理器。 - 制御手段を位置点検モードの実行待機状態にする待機状態設定手段と、
実行待機状態に設定された前記制御手段に位置点検動作の実行を指示するための指示手段とを備えることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の加熱調理器。 - 駆動手段はステッピングモータから構成されていると共に、前記ステッピングモータを停止状態に保持する停止保持手段を備え、
位置点検モードの実行時において赤外線センサが検出視野の温度を検出しているときは、前記ステッピングモータは停止状態に保持されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の加熱調理器。 - 基準温度発生装置は、
複数の位置点検領域に対応して設けられた金属板と、前記金属板の各々に近接して設けられた複数の発熱体と、前記金属板の各々の温度を検出する複数の温度検出手段と、前記温度検出手段の検出結果に基づいて前記金属板が基準温度になるように前記発熱体を通断電制御する制御部とを備えて構成されていることを特徴とする請求項2記載の加熱調理器。 - 複数の赤外線検出素子を備え加熱室内の被加熱物載置領域のうちの一部に検出視野を有する赤外線センサと、前記検出視野が前記被加熱物載置領域の略全体に亘って順に移動するように前記赤外線センサを駆動する駆動手段と、前記赤外線センサの検出結果に基づいて前記被加熱物載置領域における前記赤外線センサの検出視野の位置を点検する位置点検手段とを備える加熱調理器において、前記位置点検手段に位置点検動作を実行させるときに前記被加熱物載置領域内の複数の位置点検領域に基準温度を発生させるものであって、
前記位置点検領域の各々に対応して設けられた複数の金属板と、
前記金属板の各々に近接して設けられた複数の発熱体と、
前記金属板の各々の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段の検出結果に基づいて前記金属板が基準温度になるように前記発熱体を通断電制御する制御部とを備えることを特徴とする基準温度発生装置。
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