JPH11182851A - 加熱装置 - Google Patents

加熱装置

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JPH11182851A
JPH11182851A JP35262997A JP35262997A JPH11182851A JP H11182851 A JPH11182851 A JP H11182851A JP 35262997 A JP35262997 A JP 35262997A JP 35262997 A JP35262997 A JP 35262997A JP H11182851 A JPH11182851 A JP H11182851A
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JP
Japan
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temperature
heating
failure
detecting
detected
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Application number
JP35262997A
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English (en)
Inventor
Sanenori Moriguchi
実紀 森口
Hirohisa Imai
博久 今井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は食品の温度を検出しながら自動調理
を行う加熱装置に関するものであり、温度検出手段に異
常が生じた場合は加熱を停止する安全で、使い勝手の良
い加熱装置を提供することを目的としている。 【解決手段】 故障検出手段17は加熱手段3による加
熱開始からの経過時間を計時する第一のタイマ18と、
温度検出手段10により検出される検出温度と所定の温
度とを比較する温度比較手段19からなり、第一のタイ
マ18が所定の時間を計時した時に温度検出手段10に
より検出される検出温度が所定の温度に達していない場
合に故障と判定し加熱手段を停止させるので、安全で、
使い勝手の良い加熱装置を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は食品の温度を検出し
ながら自動調理を行う加熱装置に関し、特に温度検出手
段の故障を検出する構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の加熱装置は、例えば特公昭
60−29195号公報に記載されているようなものが
一般的であった。以下その構成を図7を参照しながら説
明する。図7において、被調理物1を加熱室2内に載置
し、高周波を発振するマグネトロン3により被調理物1
の加熱を開始すると、モータ4がチョッパ5を周期的に
回動させる。被調理物1から放射されて、加熱室1上壁
面の略中央の開口6を通過した赤外線は、このチョッパ
5によって周期的に断続される。そして、被調理物1及
びチョッパ5から放射される赤外線が交互に凹面鏡7に
到達し、凹面鏡7によって温度検出部としての焦電型赤
外線検出素子8に反射集束される。焦電型赤外線検出素
子8は被調理物1及びチョッパ5から放射される赤外線
を交互に受光し、被調理物1の温度に対する信号を出力
する。
【0003】上記構成において、高周波加熱の開始時の
焦電型赤外線検出素子8の出力を検出するとともに、加
熱開始から一定時間経過後の焦電型赤外線検出素子8の
出力を検出し、両検出出力の差が所定値以下の場合、以
後の高周波加熱を停止させるものである。これは、被調
理物1を焦電型赤外線検出素子8の測定視野外(図8の
二点鎖線で示す)に載置して焦電型赤外線検出素子8に
より温度検出ができない場合や、被調理物1を載置せず
空炊き状態となっている場合を検出して高周波加熱を停
止することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の加熱装置では、焦電型赤外線検出素子8は被調理物1
及びチョッパ5から放射される赤外線を交互に受光し、
チョッパ5と被調理物1の温度の差により信号を出力す
るので、例えばチョッパ5が被調理物1と同様に温度上
昇した場合、チョッパ5と被調理物1の温度差は一定と
なり、被調理物1の温度が上昇しても焦電型赤外線検出
素子8では温度上昇を検出できない。すなわち、焦電型
赤外線検出素子8や周辺回路が正常であるにもかかわら
ず異常と判断され、加熱が停止されるという問題を有し
ていた。
【0005】また、温度検出部である焦電型赤外線検出
素子8や周辺回路が正常に機能しているにもかかわら
ず、被調理物1を焦電型赤外線検出素子8の測定視野外
に載置した場合は異常と判断し、調理の途中で加熱を停
止させ、被調理物1を焦電型赤外線検出素子8の測定視
野内に載置し直さないと加熱することができないため、
使用者にとって非常に使い勝手が悪いという問題を有し
ていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、被加熱物を加熱する加熱手段と、前記被加
熱物の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手
段の故障を検出する故障検出手段と、前記温度検出手段
により検出される検出温度に基づき前記加熱手段を制御
する制御手段とを有し、前記故障検出手段は前記加熱手
段による加熱開始からの経過時間を計時する第一のタイ
マおよび前記温度検出手段により検出される検出温度と
所定の温度とを比較する温度比較手段からなり、前記第
一のタイマが所定の時間を計時した時に前記温度検出手
段により検出される検出温度が所定の温度に達していな
い場合に前記加熱手段を停止させるものである。
【0007】上記発明によれば、温度検出手段は赤外線
検出手段の出力と周囲温度検出手段の出力をもとに被加
熱物の温度を検出するので温度検出が正確に行なえ、故
障検出手段は第一のタイマが所定の時間を計時した時に
前記温度検出手段により検出される検出温度が所定の温
度に達していない場合に故障と判定し加熱手段を停止さ
せるので、温度検出手段や周辺回路が正常に機能してい
るにもかかわらず異常と判断され加熱が停止することが
なくなり、使い勝手を向上させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は被加熱物を加熱する加熱
手段と、前記被加熱物の温度を検出する温度検出手段
と、前記温度検出手段の故障を検出する故障検出手段
と、前記温度検出手段により検出される検出温度に基づ
き前記加熱手段を制御する制御手段とを有し、前記故障
検出手段は前記加熱手段による加熱開始からの経過時間
を計時する第一のタイマと、前記温度検出手段により検
出される検出温度と所定の温度とを比較する温度比較手
段からなり、前記第一のタイマが所定の時間を計時した
時に前記温度検出手段により検出される検出温度が所定
の温度に達していない場合に前記加熱手段を停止させる
ものである。
【0009】そして、温度検出手段は赤外線検出手段の
出力と周囲温度検出手段の出力をもとに被加熱物の温度
を検出するので温度検出が正確に行なえ、故障検出手段
は第一のタイマが所定の時間を計時した時に前記温度検
出手段により検出される検出温度が所定の温度に達して
いない場合に故障と判定し加熱手段を停止させるので、
温度検出手段や周辺回路が正常に機能しているにもかか
わらず異常と判断され加熱が停止することがなくなり、
使い勝手を向上させることができる。
【0010】また、被加熱物を加熱する加熱手段と、前
記被加熱物の温度を検出する温度検出手段と、前記温度
検出手段の故障を検出する故障検出手段と、前記温度検
出手段により検出される検出温度に基づき前記加熱手段
を制御する制御手段とを有し、前記温度検出手段は被加
熱物が放射する赤外線を検出する赤外線検出手段と、前
記赤外線検出手段近傍の温度を検出する周囲温度検出手
段とからなり、前記故障検出手段は前記周囲温度検出手
段の検出温度が所定の温度範囲にあるかを確認する周囲
温度範囲確認手段からなり、前記周囲温度検出手段の検
出温度が所定の温度範囲にない場合に前記加熱手段を停
止させるものである。
【0011】そして、故障検出手段は周囲温度範囲確認
手段が周囲温度検出手段の検出温度が所定の温度範囲に
あるかを確認して、検出温度が所定の温度範囲にない場
合に故障と判定するので、周囲温度検出手段が故障して
被加熱物の温度が正しく検出されない場合であっても、
加熱を停止させることができる。
【0012】また、被加熱物を加熱する加熱手段と、前
記被加熱物の温度を検出する温度検出手段と、前記温度
検出手段の故障を検出する故障検出手段と、前記温度検
出手段により検出される検出温度に基づき前記加熱手段
を制御する制御手段とを有し、前記温度検出手段は複数
箇所の温度を検出する温度分布検出手段よりなり、前記
故障検出手段は前記加熱手段による加熱開始からの経過
時間を計時する第二のタイマと、前記温度分布検出手段
が検出する複数箇所の温度の中から最高温度を抽出する
最高温度抽出手段と、前記最高温度抽出手段により抽出
される最高温度と所定の温度を比較する最高温度比較手
段からなり、前記第二のタイマが所定の時間を計時した
時に前記最高温度抽出手段により抽出される最高温度が
所定の温度に達していない場合に前記加熱手段を停止さ
せるものである。
【0013】そして、温度検出手段は複数箇所の温度を
検出する温度分布検出手段よりなり、最高温度抽出手段
は検出した複数箇所の温度の中から最高温度を抽出し、
第二のタイマが所定の時間を計時した時に前記最高温度
抽出手段により抽出される最高温度が所定の温度に達し
ていない場合に故障と判定するので、温度検出手段や周
辺回路が正常に機能していれば被加熱物の載置場所によ
らず加熱することができ、温度検出手段や周辺回路が故
障していれば故障を検出して加熱を停止させることがで
きる。
【0014】また、被加熱物を加熱する加熱手段と、前
記被加熱物の温度を検出する温度検出手段と、前記温度
検出手段の故障を検出する故障検出手段と、前記温度検
出手段により検出される検出温度に基づき前記加熱手段
を制御する制御手段とを有し、前記温度検出手段は複数
箇所の温度を検出する温度分布検出手段よりなり、前記
故障検出手段は前記温度分布検出手段が検出する複数箇
所の温度の中から最高温度を抽出する最高温度抽出手段
と、最低温度を抽出する最低温度抽出手段と、前記最高
温度と前記最低温度との温度差を算出する温度差算出手
段と、前記温度差算出手段により算出される温度差と所
定の温度差とを比較する温度差比較手段と、前記温度差
比較手段による比較の結果前記温度差が所定の温度差を
こえない連続時間を計時する第三のタイマからなり、前
記第三のタイマが所定の時間を計時した時に前記加熱手
段を停止させるものである。
【0015】そして、最高温度抽出手段と最低温度抽出
手段が温度分布検出手段が検出する複数箇所の温度の中
から最高温度と最低温度をそれぞれ抽出し、第三のタイ
マが抽出した最高温度と最低温度の温度差が所定の温度
差以下となる連続時間を計時し、故障検出手段は第三の
タイマが所定の時間を計時すると故障と判定するので、
温度検出手段や周辺回路が正常に機能していれば被加熱
物の載置場所によらず加熱することができ、温度検出手
段や周辺回路が故障していれば故障を検出して加熱を停
止させることができる。
【0016】さらに、制御手段は故障検出手段が温度検
出手段の故障を検出した時に故障信号を記憶しておく故
障信号記憶手段と、前記故障信号記憶手段に故障信号が
記憶されているかどうかを確認する故障信号確認手段と
を有し、前記故障信号記憶手段に故障信号が記憶中は加
熱手段による被加熱物の加熱を禁止するものである。
【0017】そして、故障信号記憶手段は故障検出手段
が温度検出手段の故障を検出した時に故障信号を記憶し
ておき、故障信号確認手段が故障信号記憶手段に故障信
号が記憶されているかどうかを確認して、故障信号が記
憶中は加熱手段による被加熱物の加熱を禁止するので、
温度検出手段が故障すると、それ以降の加熱が禁止さ
れ、安全である。
【0018】また、故障信号記憶手段は制御手段の電源
を切ることにより記憶している故障信号が消去されるも
のである。
【0019】そして、制御手段の電源を切って故障箇所
を修理し、次に電源を入れた時は故障信号記憶手段には
故障信号が記憶されていないので、加熱手段により被加
熱物を加熱することができる。
【0020】また、故障信号記憶手段は制御手段の電源
を切っても記憶している故障信号が消去されない構成と
し、制御手段は故障信号記憶手段に記憶されている故障
信号を解除する故障信号解除手段を有するものである。
【0021】また、故障信号記憶手段は不揮発性メモリ
からなるものである。また、故障信号記憶手段は電源バ
ックアップされた揮発性メモリからなるものである。
【0022】そして、故障箇所を修理し、故障信号解除
手段によって故障信号記憶手段に記憶されている故障信
号を解除した場合には、加熱手段による加熱を再開する
ことができる。
【0023】また、故障検出手段が温度検出手段の故障
を検出した時に故障を報知する故障報知手段を備えたも
のである。
【0024】そして、故障報知手段が故障を報知するの
で、使用者は故障していることが解り、使い勝手が良く
なる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0026】(実施例1)図1は本発明の第1の実施例
の加熱装置の構成ブロック図であり、図2は同加熱装置
の動作を説明するフローチャートである。
【0027】図1において、2は加熱室、9は加熱室に
収納する被加熱物である食品、3は食品9を加熱する加
熱手段で高周波を発振するマグネトロンである。10は
食品9の温度を検出する温度検出手段で、食品9から放
射され加熱室2の上壁面の略中央に設けた開口6を通過
した赤外線を検出する焦電型の赤外線検出手段11、食
品9から放射される赤外線を周期的に断続するチョッパ
5、チョッパ5を駆動させるモータ4、チョッパ5の近
傍に設けチョッパ5の温度を検出するサーミスタからな
る周囲温度検出手段12、赤外線検出手段11の出力を
増幅する増幅回路13、周囲温度検出手段12の出力電
圧及び増幅回路13で増幅した赤外線検出手段11の出
力電圧をそれぞれデジタル化するA/D変換手段14、
周囲温度検出手段12の出力電圧をデジタル化した値か
ら周囲温度を算出する周囲温度算出手段15、赤外線検
出手段11の出力電圧をデジタル化した値と周囲温度算
出手段15に算出された周囲温度から食品の温度を算出
する食品温度算出手段16とを備えている。
【0028】また、17は温度検出手段10の故障を検
出する故障検出手段で、加熱開始からの経過時間を計時
する第一のタイマ18、食品温度算出手段16で算出さ
れる食品9の温度と所定の温度を比較する温度比較手段
19、周囲温度算出手段15で算出された周囲温度の温
度範囲を確認する周囲温度範囲確認手段20からなる。
【0029】さらに、21は制御手段で、故障検出手段
17により故障が検出されると故障信号を記憶する故障
信号記憶手段22、加熱開始時に故障信号記憶手段22
に故障信号が記憶されているか確認する故障信号確認手
段23、チョッパ5を駆動させるモータ4の制御を行な
うモータ制御手段24、そして、マグネトロン3、モー
タ制御手段24、第一のタイマ18に信号を送り加熱を
制御する加熱制御手段25を有している。
【0030】また、26は温度検出手段10の故障を報
知する故障報知手段であり、27は加熱を開始する信号
を出力するスタートキーである。
【0031】上記構成において、図1及び図2を用いて動
作を説明する。食品9を加熱室2に収納し、スタートキ
ー27を押すと、まず、故障信号確認手段23が故障信
号記憶手段22に故障信号が記憶されているかどうかを
確認する。故障信号記憶手段22に故障信号が記憶され
ていなければ、加熱制御手段25はマグネトロン3、第
一のタイマ18、モータ制御手段24に加熱開始の信号
を送信する。マグネトロン3は高周波を発振して加熱を
開始し、第一のタイマ18は加熱開始からの経過時間を
計時する。同時に、モータ制御手段24によりモータ4
を制御してチョッパ5を開閉することにより、食品9か
ら放射される赤外線を断続し、温度検出手段10による
食品9の温度検出を開始する。
【0032】ここで、温度検出方法を説明する。まず、
サーミスタよりなる周囲温度検出手段12はチョッパ5
の温度に対応する電圧をA/D変換手段14に出力す
る。A/D変換手段14はこの出力電圧をデジタル値V
sに変換し、周囲温度算出手段15に出力する。周囲温
度算出手段15は(1)式によりチョッパ5の温度Ts
を算出し、食品温度換算手段16に出力する。
【0033】 Ts=f1(Vs) =a1×Vs+b1 (1) (1)式において、a1、b1は周囲温度検出手段12
の特性と検出回路の定数により定めた定数である。
【0034】次に、赤外線検出手段11はチョッパ5が
開状態の時に食品9から放射される赤外線を受光し、そ
の出力電圧は増幅回路13で増幅され、A/D変換手段
14によりデジタル値Viraに変換後、食品温度換算
手段16に取り込まれる。さらに、赤外線検出手段11
はチョッパ5が閉状態の時にチョッパ5から放射される
赤外線を受光し、その出力電圧は増幅回路13で増幅さ
れ、A/D変換手段14によりデジタル値Virbに変
換後、食品温度換算手段16に取り込まれる。
【0035】ここで、チョッパ5が開状態と閉状態の時
に得られるデジタル値の差であるVira−Virb
は、食品9とチョッパ5の温度差に相関を持った値であ
る。すなわちVira−Virbは食品9の絶対温度の
4乗とチョッパ5の絶対温度の4乗の差に比例するもの
である。簡易的には限定された範囲ではVira−Vi
rbは食品9の温度とチョッパ5の温度の温度差に比例
するとしても、十分精度の良い近似ができる。したがっ
て、食品温度算出手段16は(2)式で示す関数を予め
持っていて食品9の温度Tを算出する。
【0036】 T=Ts+f2(Vira−Virb) =Ts+a2×(Vira−Virb) (2) (2)式においてa2は赤外線検出手段11の特性と増
幅回路13の増幅率により定めた定数である。
【0037】次に温度検出手段10で得られるチョッパ
5の温度Tsと食品9の温度Tを故障検出手段17に入
力し、温度検出手段10が故障していないか確認する。
すなわち、まず周囲温度算出手段15で算出された温度
Tsが周囲温度範囲確認手段20に入力される。周囲温
度範囲確認手段20はTsが所定の温度範囲(Ts≧T
k1)にあるかどうかを確認しており、Tsが所定の温度
範囲にない場合(Ts<Tk1)は周囲温度算出手段15
が故障しているものと判定する。この判定でTk1は、加
熱装置の使用環境として想定される温度より十分低い温
度(例えば-20℃)とすれば良く、周囲温度検出手段
12の断線故障を検出できる。
【0038】さらに、加熱開始からの経過時間を計時し
ている第一のタイマ18が所定の時間t1を計時した時
に食品温度算出手段16で算出される食品の温度Tが所
定の温度Tk2に到達していなければ温度検出手段10が
故障しているものと判定する。
【0039】赤外線検出手段11や増幅回路13、モー
タ4の故障の多くの場合は、チョッパ5の開閉にかかわ
らず増幅回路13の出力電圧は一定、すなわちVira
=Virbとなり、食品温度算出手段16は食品9の温
度Tとして周囲温度Tsを算出する。
【0040】この判定でTk2は加熱装置の使用環境とし
て想定される温度より高い温度(例えば50℃)とし、
第一のタイマ18の時間t1は、想定される食品9が加
熱によりTk2に達するに十分な時間とすれば、赤外線検
出手段11や増幅回路13、モータ4の故障を検出でき
る。
【0041】以上の方法により、故障検出手段17で故
障が検出された場合は故障信号記憶手段22に故障信号
が記憶され、そして、エラー表示やブザー等からなる故
障報知手段26により温度検出手段10の故障を報知
し、加熱制御手段25が加熱手段であるマグネトロン3
を制御して加熱を停止させる。
【0042】一方、温度検出手段10が正常で、故障検
出手段17で故障が検出されない場合は、加熱制御手段
25は温度検出手段10で時々刻々と検出される食品9
の温度Tと加熱終了温度Tendとの比較を行い、食品9の
温度Tが加熱終了温度Tend(例えば70℃)を超える
と加熱手段であるマグネトロン3を制御して加熱を停止
させる。
【0043】ここで、故障信号記憶手段22はマイコン
のRAM等の揮発性メモリで構成され、一度記憶された
故障信号は制御手段21の電源を切らない限り記憶され
続ける。したがって、故障検出手段17で温度検出手段
10の故障が検出された後は、故障信号確認手段23に
より故障信号記憶手段22に故障信号が記憶されている
ことが確認され、マグネトロン3による加熱は禁止され
る。そして、制御手段21の電源を切って温度検出手段
10の故障箇所を修理後、再び制御手段21の電源を入
れると故障信号記憶手段22に記憶された故障信号は消
去されているので、マグネトロン3による加熱を安全に
再開することができる。
【0044】したがって、本発明の加熱装置によると、
温度検出手段10は赤外線検出手段11の出力と周囲温
度検出手段12の出力をもとに被加熱物9の温度を検出
するので、例えばチョッパ5が被加熱物9と同様に温度
上昇した場合であっても、被加熱物9の温度上昇を正確
に検出でき、温度検出手段10や周辺回路が正常に機能
しているにもかかわらず異常と判断され加熱が停止する
という問題を解決することができる。
【0045】また、故障検出手段17は、周囲温度範囲
確認手段20が周囲温度検出手段12による検出温度が
所定の温度範囲にあるかを確認して、検出温度が所定の
温度範囲にない場合に故障と判定するので、周囲温度検
出手段が故障して被加熱物9の温度が正しく検出されな
い異常時であっても、加熱を停止させることができる。
【0046】さらに、故障検出手段17は第一のタイマ
18が所定の時間を計時した時に前記温度検出手段10
により検出される検出温度が所定の温度に達していない
場合に故障と判定し加熱手段を停止させるので、温度検
出手段10や周辺回路が故障して被加熱物9の温度が正
しく検出されない異常時であっても、加熱を停止させる
ことができる。
【0047】また、故障信号記憶手段22は故障検出手
段17が温度検出手段10の故障を検出した時に故障信
号を記憶しておき、故障信号確認手段23が故障信号記
憶手段22に故障信号が記憶されているかどうかを確認
して、故障信号が記憶中は加熱手段3による被加熱物の
加熱を禁止するので、温度検出手段10が故障すると、
それ以後の加熱は禁止され、安全である。
【0048】そして、故障報知手段26が故障を報知す
るので、使用者は故障していることが解りやすく、使い
勝手が良くなる。
【0049】以上の様に温度検出手段10や周辺回路が
正常な場合は被加熱物9の温度を正確に検出して加熱調
理を行なうことができ、温度検出手段10や周辺回路に
異常が生じた場合は直ち加熱を停止し、それ以後の加熱
を禁止するので、安全で使い勝手の良い加熱装置を提供
することができる。
【0050】(実施例2)次に、本発明の第2の実施例
を図3、図4を用いて説明する。図3は本発明の第2の
実施例の加熱装置の構成ブロック図であり、図4は同加
熱装置の動作を説明するフローチャートである。
【0051】図3において、28は加熱室2内の複数箇
所の温度を検出する温度分布検出手段で、開口6を通過
した赤外線を検出する焦電型の赤外線検出手段11を駆
動させるセンサ駆動手段29を有している。センサ駆動
手段29は例えばモータからなり、モータの回転により
赤外線検出手段11が加熱室2の底面中央を往復走査す
る構成とし、赤外線検出手段11は加熱室底面中央の複
数箇所からの赤外線を順次検出する。
【0052】また、故障検出手段17は、食品温度算出
手段16が算出する複数箇所の温度の中から最高温度を
抽出する最高温度抽出手段30、加熱開始からの経過時
間を計時している第二のタイマ31、第二のタイマ31
が所定の時間を計時した時に最高温度抽出手段30によ
り抽出された最高温度と所定の温度とを比較する最高温
度比較手段32を有している。さらに、制御手段21は
センサ駆動手段29の動作を制御するセンサ駆動制御手
段33、故障信号記憶手段22に記憶されている故障信
号を解除する故障信号解除手段34を有している。な
お、第1の実施例と同じ構成要素には同一の符号を付し
説明を省略する。
【0053】上記構成において、図3及び図4を用いて
動作を説明する。食品9を加熱室2に収納し、スタート
キー27を押すと、まず、故障信号確認手段23が故障
信号記憶手段22に故障信号が記憶されているかどうか
を確認する。故障信号記憶手段22に故障信号が記憶さ
れていなければ、加熱制御手段25はマグネトロン3、
第二のタイマ31、モータ制御手段24、センサ駆動制
御手段33に加熱開始の信号を送信する。マグネトロン
3は高周波を発振して加熱を開始し、第二のタイマ31
は加熱開始からの経過時間を計時する。同時に、モータ
制御手段24によりモータ4を、センサ駆動制御手段3
3によりセンサ駆動手段29の動作を制御し、温度分布
検出手段28による加熱室2内の温度検出を開始する。
【0054】ここで、加熱室内のn箇所の温度を検出す
る場合について説明する。まず初めに、センサ駆動手段
29によって赤外線検出手段11は1番目の温度検出箇
所(i=1)の方向に移動し、温度分布検出手段28は
第1の実施例の温度検出手段10と同様の方法で1番目
の温度検出箇所の温度T1を検出し、最高温度抽出手段
30に出力する。最高温度抽出手段30は最高温度Tma
x(初期値は0とする。)と1番目の温度検出箇所の温度
T1とを比較して、T1の温度が高ければ最高温度Tmax
はT1に更新され、T1の温度が低ければTmaxは更新さ
れない。
【0055】次に、センサ駆動手段29によって赤外線
検出手段11は2番目の温度検出箇所(i=2)の方向
に移動し、2番目の温度検出箇所の温度T2が検出さ
れ、最高温度Tmaxの更新が決定される。以下、n番目
の温度検出箇所まで同様のことが繰り返される。
【0056】したがって、温度分布検出手段28により
n箇所の温度(T1、T2、T3、...、Tn)が得
られ、最高温度抽出手段30によりn箇所のうちの最高
温度Tmaxが抽出される。ここで、最高温度Tmaxは加熱
室2の底面よりも食品9の方が温度上昇が大きいことか
ら、加熱開始直後を除き食品9の温度を表す値である。
【0057】次に、このようにして得られた最高温度T
maxにより、故障検出手段17は温度分布検出手段28
の故障を判断する。すなわち、加熱開始からの経過時間
を計時している第二のタイマ31が所定の時間t2を計
時した時、最高温度Tmaxが所定の温度Tk3に到達して
いなければ温度分布検出手段28が故障しているものと
判定する。故障検出手段17で故障が検出された場合は
故障信号記憶手段22に故障信号が記憶され、故障報知
手段26により温度分布検出手段28の故障を報知し、
加熱制御手段25が加熱手段であるマグネトロン3を制
御して加熱を停止させる。
【0058】ここで、前記実施例と同様にTk3は例えば
50℃、第2のタイマ31として食品9が加熱によりT
k3に達するに十分な時間とすれば、赤外線検出手段11
や増幅回路13、モータ4の故障を検出できる。
【0059】一方、温度分布検出手段28が正常で、故
障検出手段17で故障が検出されない場合は、加熱制御
手段25は最高温度抽出手段30で抽出される最高温度
Tmaxと加熱終了温度Tendとの比較を行い、最高温度T
maxが加熱終了温度Tendを超えると加熱手段であるマグ
ネトロン3を制御して加熱を停止させる。
【0060】ここで、故障信号記憶手段22は、例えば
EEPROM等の不揮発性メモリや電源バックアップさ
れた揮発性メモリにより構成し、制御手段21の電源を
切っても記憶された故障信号が消去されない。また、故
障信号解除手段34によって記憶されている故障信号を
消去する事ができる構成とする。すなわち、停電発生等
で一旦電源が切れ、再び電源が入っても故障信号が記憶
されたままなのでスタートキー27を押しても加熱され
ない。そして、温度分布検出手段28の故障を修理した
後、故障信号解除手段34によって故障信号を消去する
ことで、スタートキー27を押すと加熱を開始すること
ができるようになる。ここで、故障信号解除手段34
は、例えば、複数個の操作キーの組み合わせにより故障
信号を消去する構成としたり、使用者が操作できない場
所に押しボタンを設ける等、使用者には扱えないように
することで、より安全性を高めることができる。
【0061】したがって、本発明の加熱装置によると、
最高温度抽出手段30が温度分布検出手段28で検出し
た複数箇所の温度の中から最高温度を抽出し、この最高
温度によりマグネトロン3による加熱を制御し、さら
に、第二のタイマ31が所定の時間を計時した時に最高
温度抽出手段28により抽出される最高温度が所定の温
度に達していない場合に故障と判定するので、温度分布
検出手段や周辺回路が正常に機能していれば被加熱物の
載置場所によらず加熱することができ、温度分布検出手
段や周辺回路が故障していれば故障を検出して加熱を停
止させることができる。
【0062】そして、故障信号解除手段34によって故
障信号記憶手段22に記憶されている故障信号を解除し
た場合のみ、加熱を再開することができ、より安全性を
高めることができる。
【0063】(実施例3)次に、本発明の第3の実施例
を図5、図6を用いて説明する。図5は本発明の第3の
実施例の加熱装置の構成ブロック図であり、図5は同加
熱装置の動作を説明するフローチャートである。
【0064】図5において、故障検出手段17は、食品
温度算出手段16が算出する複数箇所の温度の中から最
高温度を抽出する最高温度抽出手段30と、最低温度を
抽出する最低温度抽出手段35と、前記最高温度と前記
最低温度との温度差を算出する温度差算出手段36と、
算出された温度差と所定の温度差とを比較する温度差比
較手段37と、温度差比較手段36による比較の結果前
記温度差が所定の温度差以下となる連続時間を計時する
第三のタイマ38とを有している。なお、上述の実施例
と同じ構成要素には同一の符号を付し説明を省略する。
【0065】上記構成において、図5及び図6を用いて
動作を説明する。食品9を加熱室2に収納し、スタート
キー27を押すと、まず、故障信号確認手段23が故障
信号記憶手段22に故障信号が記憶されているかどうか
を確認する。故障信号記憶手段22に故障信号が記憶さ
れていなければ、加熱制御手段25はマグネトロン3、
モータ制御手段24、センサ駆動制御手段33に加熱開
始の信号を送信する。マグネトロン3は高周波を発振し
て加熱を開始し、同時に、モータ制御手段24によりモ
ータ4を、センサ駆動制御手段33によりセンサ駆動手
段29の動作のを制御し、温度分布検出手段28による
加熱室2内の温度検出を開始する。
【0066】すなわち、第2の実施例では温度分布検出
手段28により加熱室内のn箇所の温度分布(T1、T
2、T3、...、Tn)を検出しながら、最高温度抽
出手段30によってこれらのn箇所の温度から最高温度
Tmaxを抽出したが、本実施例では、さらに、最低温度
抽出手段35によってこれらのn箇所の温度から最低温
度Tminを抽出する。
【0067】そして、温度差算出手段36が最高温度抽
出手段30により抽出された最高温度Tmaxと、最低温
度抽出手段35により抽出された最低温度Tminとの温
度差ΔTを算出し、温度差比較手段37に出力する。
【0068】温度差比較手段37は、この出力された温
度差ΔTと所定の温度差ΔTk4とを比較し、ΔTがΔT
k4以下であれば第三のタイマ38による計時を開始し、
ΔTがΔTk4より大きければ第三のタイマ38による計
時を停止して、第三のタイマ38で計時された時間をリ
セットする。これにより、第三のタイマ38は最高温度
Tmaxと最低温度Tminの温度差ΔTが所定の温度差ΔT
k4以下となる連続した時間を計時することになる。
【0069】ここで、第三のタイマ38が所定の時間t
3を計時すると、故障検出手段17は温度分布検出手段
28が故障しているものと判定し、故障信号記憶手段2
2に故障信号を記憶させ、故障報知手段26により温度
分布検出手段28の故障を報知する。さらに、加熱制御
手段25が加熱手段であるマグネトロン3を制御して加
熱を停止させる。
【0070】これは温度分布検出手段28が正常であれ
ば、加熱室2の底面と食品9の複数箇所の温度分布を検
出するので、加熱の進行に従い食品9の加熱分布による
温度差、食品9と加熱室2の底面との温度差が発生し、
ΔTは所定値以上となる。また、赤外線検出手段11や
増幅回路13、モータ4、センサ駆動手段29等が故障
している場合にはΔT≒0となる。したがって、温度差
を発生する十分な時間を第3のタイマの所定時間t3に
設定し、ΔTk4として十分小さな温度差(例えば2℃)
を設定しておくことで故障の検出ができる。
【0071】一方、第三のタイマ38が所定の時間t3
を計時していない場合は、故障検出手段17は温度分布
検出手段28が正常に機能していると判定し、加熱制御
手段25は最高温度抽出手段30で抽出される最高温度
Tmaxと加熱終了温度Tendとの比較を行い、最高温度T
maxが加熱終了温度Tendを超えると加熱手段であるマグ
ネトロン3を制御して加熱を停止させる。
【0072】したがって、本発明の加熱装置によると、
最高温度抽出手段30と最低温度抽出手段35が温度分
布検出手段28が検出する複数箇所の温度の中から最高
温度と最低温度をそれぞれ抽出し、第三のタイマ38が
この最高温度と最低温度の温度差が所定の温度差以下と
なる連続時間を計時し、故障検出手段17は第三のタイ
マ38が所定の時間を計時すると故障と判定するので、
温度検出手段や周辺回路が正常に機能していれば被加熱
物の載置場所によらず加熱することができ、温度検出手
段や周辺回路が故障していれば故障を検出して加熱を停
止させることができる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明の加熱装置は
以下の効果を有する。
【0074】(1)温度検出手段は赤外線検出手段の出
力と周囲温度検出手段の出力をもとに被加熱物の温度を
検出するので、例えばチョッパが被加熱物と同様に温度
上昇した場合であっても、被加熱物の温度上昇を正確に
検出でき、温度検出手段や周辺回路が正常に機能してい
るにもかかわらず異常と判断され加熱が停止するという
問題を解決することができ、使い勝手を向上させること
ができる。
【0075】そして、故障検出手段は第一のタイマが所
定の時間を計時した時に温度検出手段により検出される
検出温度が所定の温度に達していない場合に故障と判定
し加熱手段を停止させるので、温度検出手段や周辺回路
が故障して被加熱物の温度を正しく検出できない異常時
は加熱を停止させることができ、安全である。
【0076】(2)故障検出手段は、周囲温度範囲確認
手段が周囲温度検出手段による検出温度が所定の温度範
囲にあるかを確認して、検出温度が所定の温度範囲にな
い場合に故障と判定するので、周囲温度検出手段が故障
して被加熱物の温度を正しく検出できない異常時は加熱
を停止させることができ、安全である。
【0077】(3)最高温度抽出手段が温度分布検出手
段で検出した複数箇所の温度の中から最高温度を抽出
し、この最高温度により加熱手段をを制御し、さらに、
第二のタイマが所定の時間を計時した時に最高温度抽出
手段により抽出される最高温度が所定の温度に達してい
ない場合に故障と判定するので、温度分布検出手段や周
辺回路が正常に機能していれば被加熱物の載置場所によ
らず加熱を制御することができ、温度分布検出手段や周
辺回路が故障していれば故障を検出して加熱を停止させ
ることができる。
【0078】(4)最高温度抽出手段と最低温度抽出手
段が温度分布検出手段が検出する複数箇所の温度の中か
ら最高温度と最低温度をそれぞれ抽出し、第三のタイマ
が抽出した最高温度と最低温度の温度差が所定の温度差
以下となる連続時間を計時し、第三のタイマが所定の時
間を計時すると故障検出手段は故障と判定するので、よ
り短時間で故障の検出を行なうことができ、故障時の被
加熱物の損失をおさえることができる。
【0079】(5)故障信号記憶手段は故障検出手段が
温度検出手段の故障を検出した時に故障信号を記憶して
おき、故障信号確認手段が故障信号記憶手段に故障信号
が記憶されているかどうかを確認して、故障信号が記憶
中は加熱手段による被加熱物の加熱を禁止するので、温
度検出手段が故障すると、それ以降の加熱が禁止され、
安全である。
【0080】(6)故障信号記憶手段は制御手段の電源
を切ることにより記憶している故障信号が消去される構
成としたので、制御手段の電源を切って温度検出手段の
故障箇所を修理後、再度、制御手段の電源を入れると故
障信号記憶手段に記憶された故障信号は消去されている
ので、加熱手段による加熱を安全に再開することができ
る。
【0081】(7)故障信号解除手段によって故障信号
記憶手段に記憶されている故障信号を消去できる構成と
したので、温度検出手段の故障箇所を修理後、故障信号
解除手段を操作することで、より安全に加熱手段による
加熱を再開することができる。
【0082】(8)故障報知手段が温度検出手段の故障
を報知するので、使用者に故障していることが解り易
く、使い勝手が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における加熱装置の構成ブロ
ック図
【図2】同加熱装置の動作を説明するフローチャート
【図3】本発明の実施例2における加熱装置の構成ブロ
ック図
【図4】同加熱装置の動作を説明するフローチャート
【図5】本発明の実施例3における加熱装置の構成ブロ
ック図
【図6】同加熱装置の動作を説明するフローチャート
【図7】従来の加熱装置の構成ブロック図
【符号の説明】
3 マグネトロン 9 食品 10 温度検出手段 11 赤外線検出手段 12 周囲温度検出手段 17 故障検出手段 18 第一のタイマ 19 温度比較手段 20 周囲温度範囲確認手段 21 制御手段 22 故障信号記憶手段 23 故障信号確認手段 26 故障報知手段 28 温度分布検出手段 30 最高温度抽出手段 31 第二のタイマ 32 最高温度比較手段 34 故障信号解除手段 35 最低温度抽出手段 36 温度差算出手段 37 温度差比較手段 38 第三のタイマ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加熱物を加熱する加熱手段と、前記被加
    熱物の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手
    段の故障を検出する故障検出手段と、前記温度検出手段
    により検出される検出温度に基づき前記加熱手段を制御
    する制御手段とを有し、前記故障検出手段は前記加熱手
    段による加熱開始からの経過時間を計時する第一のタイ
    マおよび、前記温度検出手段により検出される検出温度
    と所定の温度とを比較する温度比較手段からなり、前記
    第一のタイマが所定の時間を計時した時に前記温度検出
    手段により検出される検出温度が所定の温度に達してい
    ない場合に前記加熱手段を停止させる構成とした加熱装
    置。
  2. 【請求項2】被加熱物を加熱する加熱手段と、前記被加
    熱物の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手
    段の故障を検出する故障検出手段と、前記温度検出手段
    により検出される検出温度に基づき前記加熱手段を制御
    する制御手段とを有し、前記温度検出手段は前記被加熱
    物が放射する赤外線を検出する赤外線検出手段と、前記
    赤外線検出手段近傍の温度を検出する周囲温度検出手段
    とからなり、前記故障検出手段は前記周囲温度検出手段
    の検出温度が所定の温度範囲にあるかを確認する周囲温
    度範囲確認手段からなり、前記周囲温度検出手段の検出
    温度が所定の温度範囲にない場合に前記加熱手段を停止
    させる構成とした加熱装置。
  3. 【請求項3】被加熱物を加熱する加熱手段と、前記被加
    熱物の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手
    段の故障を検出する故障検出手段と、前記温度検出手段
    により検出される検出温度に基づき前記加熱手段を制御
    する制御手段とを有し、前記温度検出手段は複数箇所の
    温度を検出する温度分布検出手段よりなり、前記故障検
    出手段は前記加熱手段による加熱開始からの経過時間を
    計時する第二のタイマと、前記温度分布検出手段が検出
    する複数箇所の温度の中から最高温度を抽出する最高温
    度抽出手段と、前記最高温度抽出手段により抽出される
    最高温度と所定の温度を比較する最高温度比較手段から
    なり、前記第二のタイマが所定の時間を計時した時に前
    記最高温度抽出手段により抽出される最高温度が所定の
    温度に達していない場合に前記加熱手段を停止させる構
    成とした加熱装置。
  4. 【請求項4】被加熱物を加熱する加熱手段と、前記被加
    熱物の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手
    段の故障を検出する故障検出手段と、前記温度検出手段
    により検出される検出温度に基づき前記加熱手段を制御
    する制御手段とを有し、前記温度検出手段は複数箇所の
    温度を検出する温度分布検出手段よりなり、前記故障検
    出手段は前記温度分布検出手段が検出する複数箇所の温
    度の中から最高温度を抽出する最高温度抽出手段と、最
    低温度を抽出する最低温度抽出手段と、前記最高温度と
    前記最低温度との温度差を算出する温度差算出手段と、
    前記温度差算出手段により算出される温度差と所定の温
    度差とを比較する温度差比較手段と、前記温度差比較手
    段による比較の結果前記温度差が所定の温度差をこえな
    い連続時間を計時する第三のタイマからなり、前記第三
    のタイマが所定の時間を計時した時に前記加熱手段を停
    止させる構成とした加熱装置。
  5. 【請求項5】制御手段は故障検出手段が温度検出手段の
    故障を検出した時に故障信号を記憶しておく故障信号記
    憶手段と、前記故障信号記憶手段に故障信号が記憶され
    ているかどうかを確認する故障信号確認手段とを有し、
    前記故障信号記憶手段に故障信号が記憶中は加熱手段に
    よる被加熱物の加熱を禁止する請求項1乃至4のいずれ
    か1項に記載の加熱装置。
  6. 【請求項6】故障信号記憶手段は制御手段の電源を切る
    ことにより記憶している故障信号が消去される構成の請
    求項5記載の加熱装置。
  7. 【請求項7】故障信号記憶手段は制御手段の電源を切っ
    ても記憶している故障信号が消去されない構成とし、制
    御手段は故障信号記憶手段に記憶されている故障信号を
    解除する故障信号解除手段を有する構成の請求項5記載
    の加熱装置。
  8. 【請求項8】故障信号記憶手段は不揮発性メモリからな
    る請求項7記載の加熱装置。
  9. 【請求項9】故障信号記憶手段は電源バックアップされ
    た揮発性メモリからなる請求項7記載の加熱装置。
  10. 【請求項10】故障検出手段が温度検出手段の故障を検
    出した時に、故障を報知する故障報知手段を備えた請求
    項1乃至9のいずれか1項に記載の加熱装置。
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EP3754453A4 (en) * 2018-03-22 2021-03-17 Foshan Shunde Midea Electrical Heating Appliances Manufacturing Co., Limited TEMPERATURE CONTROL PROCESS AND DEVICE FOR COOKWARE AND COOKWARE AND STORAGE MEDIUM

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