JP2004102241A - 定着装置 - Google Patents

定着装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004102241A
JP2004102241A JP2003190867A JP2003190867A JP2004102241A JP 2004102241 A JP2004102241 A JP 2004102241A JP 2003190867 A JP2003190867 A JP 2003190867A JP 2003190867 A JP2003190867 A JP 2003190867A JP 2004102241 A JP2004102241 A JP 2004102241A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing
peeling
fixing roller
fixing member
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2003190867A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Murata
村田 弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba Corp
Publication of JP2004102241A publication Critical patent/JP2004102241A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2017Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means
    • G03G15/2028Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means with means for handling the copy material in the fixing nip, e.g. introduction guides, stripping means

Abstract

【課題】定着ローラから記録紙を分離する非接触の分離ガイドの製造精度及び設置精度のマージンを拡大して製造容易とする。
【解決手段】記録紙Pの先端余白の最小値Lである場合に、定着装置30のニップN−1出口から剥離プレート34の先端34aまでの距離rが、r/L≦1を保持するよう、剥離プレート34を配置する。
【選択図】 図15

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に用いられ、記録媒体上に形成される現像剤像を定着する定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真方式の複写機やプリンタ等に使用される定着装置では、定着装置通過後、定着ローラからシート紙を剥離するための剥離部材を有している。この剥離部材を、定着ローラに接触して設けた場合は、定着ローラ表面に剥離部材により擦られた筋状の跡や傷を発生する。この定着ローラ表面の剥離部材が擦った跡や傷が、結果的に画像に現れ画質を低下させる原因に成っていた。このため従来は、曲率分離方式を用い、非接触の分離ガイドにより、定着ローラから記録紙を分離する装置がある。(例えば特許文献1参照。)
【0003】
【特許文献1】
特開平7−181826号公報明細書(第3、4頁、図2)
例えば(特許文献1)では、図2に示す非接触の分離ガイド7の定着ローラ3とのギャップが大きすぎると分離ミスを生じるおそれがあることから、記録紙を確実に分離するには分離ガイド7を定着ローラ3になるべく近接する必要がある。そして近接される定着ローラ3と分離ガイド7とのギャップを高精度に保持するには、ギャップを変動する様々な要因を除去するため、定着ローラ3の径にばらつきを生じないよう、定着ローラ3の製造精度及び設置精度を高めると共に、分離ガイド7の寸法精度及び取付け精度を高め、更には画像形成装置の駆動時の振れを防止しなければならない。
【0004】
更に従来、一対のローラ間の表面硬度の差を利用して定着ローラから記録紙を分離する装置がある。(例えば特許文献2参照。)
【0005】
【特許文献2】
特開2000−56601号公報明細書(第2〜4頁、図4、11、12)
例えば(特許文献2)では、図4に示すように定着ローラ43の表面実効硬度を加圧ローラ44の表面実効硬度より小さくして、両ローラ43、44のニップ部から排紙される記録紙Pを加圧ローラ44側に屈曲する事によりのみ定着ローラ43から分離するものである。しかしながら(特許文献2)は、腰の弱い記録紙Pにおいて、記録紙Pの一部が定着ローラ43に付着した場合等にあっては、記録紙Pを定着ローラ43から分離出来ず、定着ローラ43側に巻き込んでしまうおそれを生じていた。
【0006】
従って、加熱加圧定着装置において、定着ローラからシート紙を確実に剥離可能でありながら、定着ローラ及び非接触の剥離部材の、製造精度及び設置精度のマージンの拡大を図り、製造容易であることから製造コストの上昇を抑え、画像に定着ローラの傷痕を生じることなく、高画質の定着画像を得る定着装置が望まれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は上記課題を解決するものであり、加熱加圧定着装置において、製造コストの上昇を生じることなく、非接触の剥離部材により、シート紙を確実に剥離して、高画質の定着画像を得る定着装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するための手段として、記録媒体の現像画像形成面と接する定着部材と、前記定着部材に加圧接触して前記定着部材と共に前記記録媒体を挟持搬送する加圧部材と、前記定着部材及び前記加圧部材間のニップ領域を通過後の前記記録媒体を前記定着部材から剥離する非接触の剥離部材とを具備し、前記ニップ領域の出口から前記剥離部材の剥離先端迄の距離をrとし、前記記録媒体の先端余白の最小値をLとした時に、r/L≦1とするものである。
【0009】
又本発明は上記課題を解決するものであり、記録媒体の現像画像形成面と接する定着部材と、前記定着部材に加圧接触して前記定着部材と共に前記記録媒体を挟持搬送する加圧部材と、前記定着部材及び前記加圧部材間のニップ領域を通過後の前記記録媒体を前記定着部材から剥離する非接触の剥離部材とを具備し、前記ニップ領域の出口から前記剥離部材の剥離先端迄の距離をrとし、前記記録媒体の先端余白の最小値をLとした時であって、(前記定着部材の表面硬度)<(前記加圧部材の表面硬度)である時、0.5≦r/L≦1.5とするものである。
【0010】
又本発明は上記課題を解決するものであり、記録媒体の現像画像形成面と接する定着部材と、前記定着部材に加圧接触して前記定着部材と共に前記記録媒体を挟持搬送する加圧部材と、前記定着部材及び前記加圧部材間のニップ領域を通過後の前記記録媒体を前記定着部材から剥離する非接触の剥離部材とを具備し、前記ニップ領域の出口から前記剥離部材の剥離先端迄の距離をrとし、前記記録媒体の先端余白の最小値をLとした時であって、前記定着部材の前記ニップ領域の出口側の半径をSとし、L/S>0.13である時、0.5≦r/L≦1.5とするものである。
【0011】
又本発明は上記課題を解決するものであり、記録媒体の現像画像形成面と接する定着部材と、前記定着部材に加圧接触して前記定着部材と共に前記記録媒体を挟持搬送する加圧部材と、前記定着部材及び前記加圧部材間のニップ領域を通過後の前記記録媒体を前記定着部材から剥離する非接触の剥離部材とを具備し、前記ニップ領域の出口から前記剥離部材の剥離先端迄の距離をrとし、前記記録媒体の先端余白の最小値をLとした時であって、前記定着部材の表面搬送速度をTとし、L/Tの絶対値が0.02以上である時、0.5≦r/L≦1.5とするものである。
【0012】
上記構成により本発明は、ニップ領域の出口から剥離部材までの距離を適正に設定することにより、画像に定着ローラの傷痕を生じることなく定着ローラからシート紙を確実に剥離可能とする定着装置において、製造精度及び設置精度のマージンの拡大により製造コストの上昇を抑えるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
先ず本発明の原理について述べる。
【0014】
(原理1)
先ず加熱加圧方式の定着装置において、(原理1)として図1に示す定着部材である定着ローラ7aと、加圧部材である加圧ローラ8a及び、剥離部材である剥離プレート9からなる定着装置6aを用いて、定着ローラ7aと加圧ローラ8a間のニップ領域A−aを通過後の記録媒体であるシート紙Pの搬送状況を観察した。ここで定着ローラ7a及び加圧ローラ8aの表面硬度は等しく、アスカーC硬度60°のものを用いた。この結果以下のことが判明した。
【0015】
▲1▼シート紙Pの先端余白Bのみがニップ領域A−aの出口を通過する間は、シート紙Pは図1に示すようにニップ領域A−aの方向に沿って真っ直ぐ搬送される。これにより、シート紙P先端から定着ローラ7a表面迄の距離m1は遠くなる。
【0016】
▲2▼シート紙Pの先端余白Bに続く画像形成領域Cニップ領域A−aの出口を通過すると、シート紙Pは画像形成領域Cが定着ローラ7aに付着する事が多く、シート紙Pは図2に示すように定着ローラ7a方向に向きを変えて搬送される。これにより、シート紙P先端から定着ローラ7a表面迄の距離m2は近くなる。
【0017】
この結果、上記▲1▼のように、シート紙Pの先端余白Bのみがニップ領域A−aの出口を通過している間に、剥離部材である剥離プレート9により、定着ローラ7aからシート紙Pを剥離すれば、シート紙P先端から定着ローラ7a表面迄の距離mを広く取れることが判明した。
【0018】
すなわち、図3に示すように剥離プレート9の先端をニップ領域A−aの出口に適度に近づけることで、ニップ領域A−aの出口からシート紙Pの先端余白Bのみが出ている時点で、剥離プレート9により先端余白Bをすくうことで、シート紙Pの剥離を確実に行なえ、更に剥離プレート9先端から定着ローラ7a迄のギャップkのマージンを増やせると考えられる。
【0019】
(試験1)
次に(原理1)と同じ定着装置6aを用いて、トナー付着量が約1.2mg/cm2のA4サイズのベタ画像を定着し、ニップ領域A−aの出口から剥離プレート9の先端迄の距離rと、シート紙Pの先端余白Bの最小値Lの条件を変えて、シート紙Pの剥離性能の試験を行なった。距離rは、ニップ領域A−aの出口から剥離プレート9の先端迄直線で結んだ距離である。シート紙Pの先端余白Bのサイズは、画像形成装置の給紙タイミングや、画像データの書き出しタイミング等により、その時々に応じてばらつきがあるが、ここでは、画像形成装置が出しうる先端余白Bのサイズの最小値Lを用いる。条件として、シート紙Pの先端余白Bの最小値Lは1mm以上とし、ニップ領域A−aの出口から剥離プレート9の先端迄の距離rは、0.5mm刻みで評価した。
【0020】
評価結果を図4に示す。図4の実線斜線で示す領域Fが、良好な剥離を得られる領域である。この結果、シート紙Pの先端余白Bの最小値Lと、ニップ領域A−aの出口から剥離プレート9の先端迄の距離rが等しい一点鎖線で示す線dをほぼ境にして、シート紙Pの剥離性能の特性の領域が分けられた。但し、ニップ領域A−aの出口から剥離プレート9の先端迄の距離rを0.5mmより小さく設定することは機械的に困難であった。すなわち、r/L≦1となるように、剥離プレート9を配置すれば良好な剥離性能を得られることが判明した。
【0021】
(試験2)
更に(原理1)と同じ定着装置6aを用いて、シート紙Pの先端余白Bのサイズを3mmにして、トナー付着量が約1.2mg/cm2のA4サイズのベタ画像を定着し、剥離プレート9先端から定着ローラ7a迄のギャップkと、ニップ領域A−aの出口から剥離プレート9の先端迄の距離rの条件を変えて、シート紙Pの剥離性能の試験を行なった。
【0022】
評価結果を図5に示す。図5の実線で囲まれる領域Hが良好な剥離を得られる領域である。領域Hのうち、ニップ領域A−aの出口から剥離プレート9の先端迄の距離rが短い領域では、剥離プレート9先端から定着ローラ7a迄のギャップkのマージンを広く取れる。領域Hのうち、ニップ領域A−aの出口から剥離プレート9の先端迄の距離rが大きい領域では、良好な剥離を得られるギャップkのマージンは狭くなる。例えば、r/L=1となる点線eで示す位置であれば、剥離プレート9先端から定着ローラ7a迄のギャップkは、0.5mm〜1.3mmのマージンを取れる。
【0023】
この結果からも、r/L≦1となるように、剥離プレート9を配置すれば良好な剥離性能を確実に得られることが判明した。
【0024】
(原理2)
次に(原理1)で用いた定着装置6aに変えて、図6に示すように定着ローラ7bと、加圧ローラ8b及び、剥離部材である剥離プレート9からなる定着装置6bを用いて、定着ローラ7bと加圧ローラ8b間のニップ領域A−bを通過後のシート紙Pの搬送状況を観察した。ここで定着ローラ7b及び加圧ローラ8bの関係は、(定着ローラ7bの表面硬度)<(加圧ローラ8bの表面硬度)のものを用いた。この結果定着ローラ7bの表面が、加圧ローラ8bの表面に比し軟らかいため、ニップ領域A−bは定着ローラ7b表面が凹状に湾曲した形状に沿って形成される。
【0025】
従って、シート紙Pの先端余白Bがニップ領域A−bの出口を出てくる時は、シート紙P先端は、図6に示すように加圧ローラ8b側に向いた方向、すなわちシート紙Pの搬入方向を示す矢印fよりも下向きに出てくる。従って、(原理1)に比し、剥離プレート9の先端をニップ領域A−bの出口からやや遠めに配置しても良好な剥離を得られると考えられる。
【0026】
(原理3)
次に(原理1)で用いた定着装置6aに変えて、図6の定着ローラ7bと、加圧ローラ8bの関係を、(定着ローラ7bの表面硬度)≧(加圧ローラ8bの表面硬度)となるようにした。この結果定着ローラ7bの表面が、加圧ローラ8bの表面に比し軟らかいため、ニップ領域A−bは図6に点線で示すように、加圧ローラ8b表面が凹状に湾曲した形状に沿って形成される。
【0027】
従って、シート紙Pの先端余白Bがニップ領域A−bの出口を出てくる時は、シート紙P先端は、定着ローラ7b側に向いた方向、すなわちシート紙Pの搬入方向を示す矢印fよりも上向きに出てくる。従って、剥離プレート9の先端を(原理1)と、ほぼ同程度あるいはそれよりもニップ領域A−bの出口に近づける必要を生じる。
【0028】
(試験3)
次に(原理2)及び(原理3)の定着装置6bを用いて、定着ローラ7b及び加圧ローラ8bの表面硬度を変化し、又(r/L)の条件を変えて、トナー付着量が約1.2mg/cmのA4サイズのベタ画像を定着し、シート紙Pの剥離性能の試験を行なった。
【0029】
定着ローラ7b及び加圧ローラ8bの外径は共に40mmとし、定着ローラ7b及び加圧ローラ8bの表面硬度を、アスカーC硬度 °で表わして、定着ローラ7bの表面硬度を60°、70°、80°、100°以上(ハードローラ)と変化し、加圧ローラ8bの表面硬度を50°、60°、70°、85°に変化し、夫々を組み合わせて試験を行なった。定着ローラ7b及び加圧ローラ8bの組み合わせによる硬度比(定着ローラ表面硬度/加圧ローラ表面硬度)の値を図7の(表1)に示す。但し表面硬度100°以上のハードローラについては、全て硬度100とした。
【0030】
又先端余白Bのサイズを、3、4、5mm、に変えたところ先端余白Bのサイズに関わらず同様の評価結果を得られた。但し、先端余白Bが大きいと(r/L)が0.5以下でも剥離可能であるが、先端余白Bが3mm以下では(r/L)は、0.5迄が良好な剥離を得られる限界であり、0.5以下になると剥離不良を生じあるいは、剥離プレート9の取付け操作に高い精度を必要とし、取付け困難となる。
【0031】
評価結果を図8に示す。図8の実線で囲まれた領域Jが良好な剥離を得られる領域である。すなわち硬度比が大きくなるにつれ、(r/L)の範囲が狭くなる。領域Jのうち、加圧ローラ8bに比し定着ローラ7bの硬度が小さい場合すなわち、硬度比が1未満の場合は良好な剥離を得られる(r/L)の範囲が広く、図8の実線斜線で示す領域Jbで良好な剥離を得られる。この結果から、硬度比が1未満の場合は0.5≦r/L≦1.5とすれば良好な剥離性能を確実に得られることが判明した。
【0032】
一方、領域Jのうち、加圧ローラ8bに比し定着ローラ7bの硬度が大きい場合すなわち、硬度比が1以上の場合は良好な剥離を得られる(r/L)の範囲が狭くなり、図8の点線斜線で示す領域Jcで良好な剥離を得られる。この結果から、硬度比が1未満の場合は0.5≦r/L≦1であれば良好な剥離性能を確実に得られることが判明した。
【0033】
(原理4)
次に(原理1)で用いた定着装置6aに変えて、図9に示す定着ローラ7dと、加圧ローラ8d及び、剥離部材である剥離プレート9からなる定着装置6dを用い、定着ローラ7dと加圧ローラ8d間のニップ領域A−dのニップ幅を変えて、ニップ領域A−dを通過後のシート紙Pの搬送状況を観察した。ここで曲率はニップ領域A−dの出口側の曲率をいう。
【0034】
この結果定着ローラ7dの曲率が大きい場合にはニップ幅が狭く、シート紙Pの先端余白Bが定着ローラ7dから離れ易い。一方定着ローラ7dの曲率が小さい場合にはニップ幅が広く、シート紙Pの先端余白Bが定着ローラ7dから離れ難くなる。従ってシート紙Pの先端余白Bがニップ領域A−dの出口を出てくる時は、定着ローラ7dの曲率が大きい場合は、図9に実線で示すように、シート紙P先端から定着ローラ7d表面迄の距離mを広く取れ、定着ローラ7dの曲率が小さい場合は、図9に点線で示す様に、シート紙P先端から定着ローラ7d表面迄の距離mが短くなることが判明した。すなわち定着ローラ7dの曲率が大きいほうが、曲率が小さい場合に比し、ニップ領域A−dの出口から剥離プレート9の先端迄の距離rを長くしても良好な剥離を得られると考えられる。
【0035】
(試験4)
次に(原理4)の定着装置6dを用いて、定着ローラ7d及び加圧ローラ8dの径を変化し、又シート紙Pの先端余白Bの最小値Lの条件を変えて、トナー付着量が約1.2mg/cm2のA4サイズのベタ画像を定着し、シート紙Pの剥離性能の試験を行なった。
【0036】
加圧ローラ8dの外径は40mmとし、定着ローラ7dの外径を、25、30、40、50、60mmの5種に変化した。シート紙Pの先端余白Bの最小値Lは、2、3、4、5mmとして評価した。ニップ領域A−dの出口側の定着ローラ7d表面の曲率を表わす指標として、先端余白のサイズの最小値Lを、定着ローラ7dの半径で割った数値を用いる。図10の(表2)に(先端余白のサイズの最小値L)/(定着ローラ半径)を示す。
【0037】
評価結果を図11に示す。図11の実線で囲まれる領域Kが良好な剥離を得られる領域である。(先端余白のサイズの最小値L)/(定着ローラ半径)が大きくなるにつれ、(r/L)の範囲が広くなる。領域Kのうち、(先端余白のサイズの最小値L)/(定着ローラ半径)が0.13を境にして、(先端余白のサイズの最小値L)/(定着ローラ半径)が大きい、つまり曲率半径が大きい領域では良好な剥離を得られる(r/L)の範囲が広く、図11の実線斜線で示す領域Kdで良好な剥離を得られる。この結果から、(先端余白のサイズの最小値L)/(定着ローラ半径)が0.13以上の場合は0.5≦r/L≦1.5とすれば良好な剥離性能を確実に得られることが判明した。
【0038】
一方、領域Kのうち、(先端余白のサイズの最小値L)/(定着ローラ半径)が0.13未満の曲率半径が小さい領域では良好な剥離を得られる(r/L)の範囲が狭く、図11の点線斜線で示す領域Keで良好な剥離を得られる。この結果から、(先端余白のサイズの最小値L)/(定着ローラ半径)が0.13未満の場合は0.5≦r/L≦1とすれば良好な剥離性能を確実に得られることが判明した。
【0039】
尚先端余白Bの変動に関わらず同様の評価結果を得られることから、図11は、先端余白Bを変動した場合の結果を総合して表わしている。但し、先端余白Bが大きいと(r/L)が0.5以下でも剥離可能であるが、先端余白Bが3mm以下では(r/L)は、0.5迄が良好な剥離を得られる限界であり、0.5以下になると剥離不良を生じあるいは、剥離プレート9の取付け操作に高い精度を必要とし、取付け困難となる。
【0040】
又、定着ローラ7dの径の大きさに応じて、ニップ領域A−dのサイズが変わるためこの(実験4)では、実質的な定着時間を揃えるためにニップ領域A−dのサイズに応じて、シート紙Pの搬送速度を調整して行なった。
【0041】
(原理5)
次に(原理1)で用いた定着装置6aの定着ローラ7aの表面速度を変動して、定着ローラ7aと加圧ローラ8b間のニップ領域A−aを通過後のシート紙Pの搬送状況を観察した。
【0042】
定着ローラの表面速度が速い場合は、ニップ領域A−aの出口を通過した後のシート紙P先端の移動速度が比較的大きいため、シート紙P先端は図1の点線で示すように、定着ローラ7aから十分に離間する前に剥離プレート9に達してしまう。一方、定着ローラの表面速度が遅い場合は、ニップ領域A−aの出口を通過した後のシート紙P先端の移動速度が比較的小さいため、シート紙P先端は図1の実線で示すように、剥離プレート9に達するまでに定着ローラ7aから十分に離間されることが判明した。すなわち定着ローラ7aの表面速度を遅くしたほうが、表面速度が速い場合に比し、ニップ領域A−aの出口から剥離プレート9の先端迄の距離rを長くしても良好な剥離を得られると考えられる。
【0043】
(試験5)
次に上記(原理5)をふまえて、定着ローラ7aの表面速度を変化し、又シート紙Pの先端余白Bの最小値Lの条件を変えて、トナー付着量が約1.2mg/cm2のA4サイズのベタ画像を定着し、シート紙Pの剥離性能の試験を行なった。
【0044】
定着ローラ7a及び加圧ローラ8aの外径を共に40mmとし、定着ローラ7a及び加圧ローラ8aの表面硬度は等しく、アスカーC60°とする。定着ローラ7aの表面速度を90、130、200、300、400mm/sに変化し、シート紙Pの先端余白Bの最小値Lは、2、3、4、5mmとして評価した。定着ローラ7aの表面速度を表わす指標として、先端余白のサイズの最小値Lを、定着部材の表面搬送速度である定着ローラ7aの速度Tで割った絶対値を用いる。図12の(表3)に(先端余白のサイズの最小値L)/(定着ローラ速度T)の絶対値を示す。
【0045】
評価結果を図13に示す。図13の実線で囲まれる領域Mが良好な剥離を得られる領域である。(先端余白のサイズの最小値L)/(定着ローラ速度T)が大きくなるにつれ、(r/L)の範囲が広くなる。領域Mのうち、(先端余白のサイズの最小値L)/(定着ローラ速度T)の絶対値が0.02を境にして、(先端余白のサイズの最小値L)/(定着ローラ速度T)の絶対値が大きい、つまり定着ローラ7aの表面速度が遅い領域では良好な剥離を得られる(r/L)の範囲が広く、図13の実線斜線で示す領域Maで良好な剥離を得られる。この結果から、(先端余白のサイズの最小値L)/(定着ローラ速度T)の絶対値が0.02以上の場合は0.5≦r/L≦1.5とすれば良好な剥離性能を確実に得られることが判明した。
【0046】
一方、領域Mのうち、(先端余白のサイズの最小値L)/(定着ローラ速度T)の絶対値が0.02未満の場合は良好な剥離を得られる(r/L)の範囲が狭く、図13の点線斜線で示す領域Mbで良好な剥離を得られる。この結果から、(先端余白のサイズの最小値L)/(定着ローラ速度T)の絶対値が0.02未満の場合は0.5≦r/L≦1とすれば良好な剥離性能を確実に得られることが判明した。
【0047】
尚先端余白Bの変動に関わらず同様の評価結果を得られた。但し、先端余白Bが大きいと(r/L)が0.5以下でも剥離可能であるが、先端余白Bが3mm以下では(r/L)は、0.5迄が良好な剥離を得られる限界であり、0.5以下になると剥離不良を生じあるいは、剥離プレート9の取付け操作に高い精度を必要とし、取付け困難となる。
【0048】
尚、定着ローラ7aの速度により定着時間が変わるため、実質的な定着時間を揃えるため、ニップ領域A−aのニップ幅を調整して行なった。
【0049】
次に上記原理及び試験結果から、この発明の好ましい実施の形態について、添付図面を例に取って述べる。
【0050】
(第1の実施の形態)
図14は、この発明の第1の実施の形態である4連タンデム方式のフルカラープリンタの像形成部10を示す概略構成図である。像形成部10は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)の各トナーを用いて各色成分毎の現像画像をそれぞれ形成する4組のイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)の各ステーション12Y、12M、12C、12BKが、記録媒体であるシート紙Pを搬送する転写搬送ベルト13に沿って並列配置されている。
【0051】
各色のステーション12Y、12M、12C、12BKは、それぞれ同じ構成となっていることから、前段に配置されるイエローステーション12Yを参照して説明し、他の色のステーション12M、12C、12BKについては、同じ部分に同じ符号とそれぞれの色を示す添字を付してその説明を省略する。
【0052】
イエローステーション12Yは、感光体ドラム14Yを有し、その周囲には、その回転方向に沿って帯電装置16Y、イエロー(Y)の光信号17Yを照射する露光装置(図示せず)、現像装置18Y、転写ローラ20Y、クリーニング装置21Y、除電装置22Yが順次配置されている。転写ローラ20Yは転写搬送ベルト13を介して感光体ドラム14Yに対向配置している。
【0053】
さらに各ステーション12Y、12M、12C、12BK下方には、記録媒体であるシート紙Pを収納する給紙カセット装置24及び、この給紙カセット装置24からシート紙Pを取り出すピックアップローラ26及び、給紙カセット装置24から取り出したシート紙Pを搬送する送りローラ27が配設されている。又転写搬送ベルト13より下流側には、定着装置30排紙ローラ対41、及び排紙トレイ42が配設されている。この像形成部10によりシート紙P上に形成されるトナー像の先端余白の最小値Lは3mmとなっている。
【0054】
次に定着装置30について詳述する。図15に示すように定着部材であり半径30mmの定着ローラ31は、ヒータランプや電磁誘導コイル等のヒータ31aを内蔵する、アルミニウムパイプ等金属製の芯金31b周囲を、アスカーC硬度60°のシリコーンゴムあるいはスポンジ状の耐熱性ゴム等の表面層31cで被覆して構成される。これにより、(先端余白のサイズの最小値L)/(定着ローラ半径)は、3mm/30mm=0.10となる。
【0055】
又定着ローラ31には、トナーのオフセットを防止する為定着ローラにシリコーンオイルを塗布するオイル塗布ローラ32が接触している。定着ローラ31は、駆動モータ(図示せず)により、カラープリンタのプリントスピードである200mm/sと同じ表面速度で回転される。これにより、(先端余白のサイズの最小値L)/(定着ローラ速度T)の絶対値は3/200=0.015となる。
【0056】
加圧部材であり、半径30mmの加圧ローラ33は、ヒータ33aを内蔵するアルミニウムパイプ等金属製の芯金33bの外周面にシリコーンゴムの表面層33cを被覆してなり、表面硬度は、定着ローラ31と同様アスカーC硬度60°となっている。加圧ローラ33は、図示しないスプリングにより定着ローラ31との間で荷重をかけ、定着ローラ31との間に(原理1)で述べた図1及び図2に示すような形状のニップN−1を形成する。これにより、ニップN−1通過後のシート紙P先端は、図15に矢印fで示すシート紙P搬入方向の延長線に排出される。
【0057】
剥離部材である剥離プレート34は、ステンレス等からなり、剥離プレート先端34aのニップN−1からの距離rが2mm、定着ローラ31からの距離kが0.8mmとなるよう配置される。
【0058】
次に作用について述べる。プリント操作が開始されると、像形成部10の、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)の各ステーション12Y、12M、12C、12BKにおいて、矢印u方向に回転される各感光体ドラム14Y、14M、14C、14BK上に順次帯電工程、露光工程、現像工程を実施し、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)のトナー像を形成する。
【0059】
感光体ドラム14Y、14M、14C、14BK上の各色のトナー像の形成操作に同期して、給紙カセット装置24からシート紙Pが供給され、このシート紙Pは、転写搬送ベルト13に送られる。
【0060】
転写搬送ベルト13に送られたシート紙Pは、転写搬送ベルト13の走行に伴って矢印v方向に搬送される間、各転写ローラ20Y、20M、20C、20BK位置でイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)のトナー像を順次多重転写され、フルカラートナー像を形成され、ヒータ31a、33aにより所定温度に加熱される定着装置30に搬送される。
【0061】
シート紙Pは、定着装置30の定着ローラ31と加圧ローラ33の間に形成されるニップN−1を矢印v方向に走行通過する間に加熱加圧定着される。定着装置30から排出されたシート紙Pは、剥離プレート34に達し、先端から順次剥離され排紙トレイ42に排紙される。
【0062】
この実施の形態にて、トナー付着量が約1.2mg/cm2のA4サイズのベタ画像を形成し定着装置30を用いて定着テストを行なったところ、剥離プレート34の剥離ミスを生じることなく、ジャムが発生されなかった。
【0063】
以上の構成によりこの第1の実施の形態の定着装置30によれば、上記(試験2)より得られた0.5≦r/L≦1を満たすように、剥離プレート先端34aから定着ローラ31迄の距離rをシート紙Pの先端余白の最小値L=3mmより短い2mmとなる位置に配置しているので、剥離プレート先端34aを定着ローラ31から0.8mm離して設置可能でありながら、シート紙Pを確実に剥離出来る。又、剥離プレート先端34aと定着ローラ31間のギャップマージンを従来に比し拡大出来るので、定着ローラ31や分離プレート34に高い製造精度及び設置精度を要求されず、製造コストの低減を図れる。
【0064】
(第2の実施の形態)
この発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態の定着ローラ半径及び、剥離プレートの配置が異なるものの、他は第1の実施の形態と同じであることから、前述の第1の実施の形態で説明した構成と同一部分については同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0065】
この第2の実施の形態は、定着ローラ31の半径を20mmとし、剥離プレート34のニップN−1出口からの距離rを第1の実施の形態に比し長くし、剥離プレート先端34aのニップN−1からの距離rが4mm、定着ローラ31からの距離kが1.0mmとなるよう配置したものであり、r/Lは4/3となる。またこの実施の形態では、(先端余白のサイズの最小値L)/(定着ローラ半径)は、3mm/20mm=0.15となる。
【0066】
プリント操作によりフルカラートナー像転写されたシート紙Pは、定着装置30−2の定着ローラ31と加圧ローラ33の間に形成されるニップN−1を走行通過する間に加熱加圧定着され、剥離プレート34により先端から順次剥離され排紙トレイ42に排紙される。
【0067】
この第2の実施の形態にて、トナー付着量が約1.2mg/cm2のA4サイズのベタ画像を形成し定着装置30を用いて定着テストを行なったところ、第1の実施の形態と同様良好な剥離結果を得られた。
【0068】
以上の構成によりこの第2の実施の形態の定着装置30によれば、(先端余白のサイズの最小値L)/(定着ローラ半径)が0.15であり、上記(試験4)より得られた0.5≦r/L≦1.5を満たすように、剥離プレート先端34aをr/Lが4/3となる位置に配置しているので、剥離プレート34によりシート紙Pを確実に剥離出来る。又第1の実施の形態と同様、剥離プレート先端34aと定着ローラ31間のギャップマージンを従来に比し拡大出来、製造コストの低減を図れる。
【0069】
(第3の実施の形態)
この発明の第3の実施の形態は、第1の実施の形態の定着ローラ速度T及び、剥離プレートの配置が異なるものの、他は第1の実施の形態と同じであることから、前述の第1の実施の形態で説明した構成と同一部分については同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0070】
この第3の実施の形態は、定着ローラ速度Tを130mm/sとし、剥離プレート34の、ニップN−1出口からの距離rを第1の実施の形態に比し長くし、剥離プレート先端34aのニップN−1からの距離rが4.2mm、定着ローラ31からの距離kが1.1mmとなるよう配置したものであり、r/Lは1.4となる。またこの実施の形態では、(先端余白のサイズの最小値L)/(定着ローラ速度T)の絶対値は、3/130=0.023となる。
【0071】
プリント操作によりフルカラートナー像転写されたシート紙Pは、定着装置30の定着ローラ31と加圧ローラ33の間に形成されるニップN−1を走行通過する間に加熱加圧定着され、剥離プレート34により先端から順次剥離され排紙トレイ42に排紙される。
【0072】
この実施の形態にて、トナー付着量が約1.2mg/cm2のA4サイズのベタ画像を形成し定着装置30を用いて定着テストを行なったところ、第1の実施の形態と同様良好な剥離結果を得られた。
【0073】
以上の構成によりこの第3の実施の形態の定着装置30によれば、(先端余白のサイズの最小値L)/(定着ローラ速度T)の絶対値が0.023であり、上記(試験5)より得られた0.5≦r/L≦1.5を満たすように、剥離プレート先端34aをr/Lが1.4となる位置に配置しているので、剥離プレート34によりシート紙Pを確実に剥離出来る。又第1の実施の形態と同様、剥離プレート先端34aと定着ローラ31間のギャップマージンを従来に比し拡大出来、製造コストの低減を図れる。
【0074】
(第4の実施の形態)
この発明の第4の実施の形態は、第1の実施の形態の定着装置30の定着ローラ及び加圧ローラの表面硬度が異なり、更に剥離プレートの配置が異なるものの、他は第1の実施の形態と同じであることから、前述の第1の実施の形態で説明した構成と同一部分については同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0075】
図16に示す第4の実施の形態の定着装置50の定着ローラ51は、ヒータ51aを内蔵する、芯金51b周囲を、アスカーC硬度60°の表面層51cで被覆して構成される。加圧ローラ53は、ヒータ53aを内蔵する芯金53bの外周面に表面層53cを有してなり、表面硬度は、アスカーC硬度80°となっている。従って、定着ローラ51と加圧ローラ53の硬度比は、0.75となる。加圧ローラ53の荷重により、定着ローラ51との間に(原理2)で述べた図6に示すように定着ローラ31表面が凹状に湾曲した形状のニップN−4を形成する。これにより、ニップN−4通過後のシート紙P先端は、図16に矢印fで示すシート紙P搬入方向の延長線上より下に排出される。
【0076】
剥離プレート34は、剥離プレート先端34aのニップN−4からの距離rが4.3mm、定着ローラ31からの距離kが1.2mmとなるよう配置される。この定着装置50のr/Lは1.43となる。
【0077】
プリント操作によりフルカラートナー像を形成されたシート紙Pは、定着装置50の定着ローラ51と加圧ローラ53の間に形成されるニップN−4を走行通過する間に加熱加圧定着され、剥離プレート34により先端から順次剥離され排紙トレイ42に排紙される。
【0078】
この実施の形態にて、トナー付着量が約1.2mg/cm2のA4サイズのベタ画像を形成し定着装置50を用いて定着テストを行なったところ、第1の実施の形態と同様良好な剥離結果を得られた。
【0079】
以上の構成によりこの第4の実施の形態の定着装置50によれば、硬度比が0.75であり、上記(試験3)より得られた0.5≦r/L≦1.5を満たすように、剥離プレート先端34aをr/Lが1.43となる位置に配置しているので、剥離プレート34によりシート紙Pを確実に剥離出来る。又第1の実施の形態と同様、剥離プレート先端34aと定着ローラ51間のギャップマージンを従来に比し拡大出来、定着ローラ51や分離プレート34の製造コストの低減を図れる。
【0080】
(第5の実施の形態)
この発明の第5の実施の形態は、第1の実施の形態の定着装置30の定着ローラ及び加圧ローラの表面硬度が異なり、更に剥離プレートの配置が異なるものの、他は第1の実施の形態と同じであることから、前述の第1の実施の形態で説明した構成と同一部分については同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0081】
図17に示す定着装置60の定着ローラ61は、ヒータ61aを内蔵する、芯金61b周囲を、アスカーC硬度80°の表面層61cで被覆して構成される。加圧ローラ63は、ヒータ63aを内蔵する芯金63bの外周面に表面層63cを有してなり、表面硬度は、アスカーC硬度60°となっている。従って、定着ローラ61と加圧ローラ63の硬度比は、1.33となる。加圧ローラ63の荷重により、定着ローラ61との間に(原理3)で述べたように加圧ローラ63表面が凹状に湾曲した形状のニップN−5を形成する。これにより、ニップN−5通過後のシート紙P先端は、図17に矢印fで示すシート紙P搬入方向の延長線上より上に排出される。
【0082】
剥離プレート34は、剥離プレート先端34aのニップN−5からの距離rが2mm、定着ローラ61からの距離kが0.7mmとなるよう配置される。この定着装置60のr/Lは2/3となる。
【0083】
プリント操作によりフルカラートナー像を形成されたシート紙Pは、定着装置60の定着ローラ61と加圧ローラ63の間に形成されるニップN−5を走行通過する間に加熱加圧定着され、剥離プレート34により先端から順次剥離され排紙トレイ42に排紙される。
【0084】
この実施の形態にて、トナー付着量が約1.2mg/cm2のA4サイズのベタ画像を形成し定着装置60を用いて定着テストを行なったところ、第1の実施の形態と同様良好な剥離結果を得られた。
【0085】
以上の構成によりこの第5の実施の形態の定着装置60によれば、硬度比が1.33であり、上記(試験3)より得られた0.5≦r/L≦1を満たすように、剥離プレート先端34aをr/Lが2/3となる位置に配置しているので、剥離プレート34によりシート紙Pを確実に剥離出来る。又第1の実施の形態と同様、剥離プレート先端34aと定着ローラ61間のギャップマージンを従来に比し拡大出来、定着ローラ61や分離プレート34の製造コストの低減を図れる。
【0086】
(第6の実施の形態)
この発明の第6の実施の形態は、第1の実施の形態の定着装置30の定着ローラの曲率が異なるものの、他は第1の実施の形態と同じであることから、前述の第1の実施の形態で説明した構成と同一部分については同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0087】
図18に示す定着装置70の定着ローラ71は、ヒータ71aを内蔵する、芯金71b周囲を、アスカーC硬度60°の表面層71cで被覆して半径25mmとなるよう構成される。これにより、(先端余白のサイズの最小値L)/(定着ローラ半径)の絶対値は0.12となる。加圧ローラ73は、ヒータ73aを内蔵する芯金73bの外周面に表面層73cを有してなり、表面硬度は、アスカーC硬度60°となり、半径20mmとなるよう構成される。従って(原理4)で述べたように、この実施の形態の定着ローラ71及び加圧ローラ73の間に形成されるニップN−6の領域は第1の実施の形態のニップN−1に比し広くなり、シート紙P先端から定着ローラ71迄の距離mは第1の実施の形態に比し狭くなる。
【0088】
剥離プレート34は、剥離プレート先端34aのニップN−6からの距離rが2mm、定着ローラ71からの距離kが0.6mmとなるよう配置される。この定着装置50のr/Lは2/3となる。
【0089】
プリント操作により像形成部10の、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)の各ステーション12Y、12M、12C、12BKにて形成されたフルカラートナー像を転写されたシート紙Pは、定着装置70の定着ローラ71と加圧ローラ73の間に形成されるニップN−6を走行通過する間に加熱加圧定着され、剥離プレート34により先端から順次剥離され排紙トレイ42に排紙される。
【0090】
この実施の形態にて、トナー付着量が約1.2mg/cm2のA4サイズのベタ画像を形成し定着装置70を用いて定着テストを行なったところ、第1の実施の形態と同様良好な剥離結果を得られた。
【0091】
以上の構成によりこの第6の実施の形態の定着装置70によれば、(先端余白のサイズの最小値L)/(定着ローラ半径)が0.12であり、上記(試験4)より得られた0.5≦r/L≦1を満たすように、剥離プレート先端34aをr/Lが2/3となる位置に配置しているので、剥離プレート34によりシート紙Pを確実に剥離出来る。又第1の実施の形態と同様、剥離プレート先端34aと定着ローラ71間のギャップマージンを従来に比し拡大出来、製造コストの低減を図れる。
【0092】
(第7の実施の形態)
この発明の第7の実施の形態は、第1の実施の形態のカラープリンタのプリントスピード及び定着装置30のシート紙Pの搬送速度、更には剥離プレートの配置が異なるものの、他は第1の実施の形態と同じであることから、前述の第1の実施の形態で説明した構成と同一部分については同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0093】
この第7の実施の形態の定着装置30は、図15に示す第1の実施の形態で用いたのと同一の定着ローラ31及び加圧ローラ33を用いる。この実施の形態では定着装置30によるシート紙Pの搬送速度を第1の実施の形態に比し高速の300mm/sとするものである。従って(原理5)で述べたように、この実施の形態の定着ローラ31及び加圧ローラ33の間に形成されるニップN−1出口を通過した後のシート紙P先端は、第1の実施の形態に比し定着ローラ31側に近づく。
【0094】
剥離プレート34は、剥離プレート先端34aのニップN−1からの距離rが2.5mm、定着ローラ31からの距離kが0.7mmとなるよう配置される。この定着装置50のr/Lは0.83となる。
【0095】
プリント操作によりフルカラートナー像転写されたシート紙Pは、定着装置30の定着ローラ31と加圧ローラ33の間に形成されるニップN−1を走行通過する間に加熱加圧定着され、剥離プレート34により先端から順次剥離され排紙トレイ42に排紙される。
【0096】
この実施の形態にて、トナー付着量が約1.2mg/cm2のA4サイズのベタ画像を形成し定着装置30を用いて定着テストを行なったところ、第1の実施の形態と同様良好な剥離結果を得られた。
【0097】
以上の構成によりこの第7の実施の形態の定着装置30によれば、(先端余白のサイズの最小値L)/(定着ローラ速度T)の絶対値が0.01であり、上記(試験5)より得られた0.5≦r/L≦1を満たすように、剥離プレート先端34aをr/Lが0.83となる位置に配置しているので、剥離プレート34によりシート紙Pを確実に剥離出来る。又第1の実施の形態と同様、剥離プレート先端34aと定着ローラ71間のギャップマージンを従来に比し拡大出来、製造コストの低減を図れる。
【0098】
尚本発明は上記実施の形態に限られるものではなく、この発明の範囲内で種々変更可能であり、例えば、本発明の定着装置を搭載する、画像形成装置の構造は限定されず、感光体ドラム周囲に複数の現像装置を設け、感光体ドラムを複数回転する事により感光体ドラム状に順次色の異なるトナー像を形成する装置であっても良いし、転写方法も中間転写媒体を用いるものであっても良い。又定着部材は加圧ローラ及び駆動ローラ間に掛け渡される定着ベルトであっても良いし、剥離部材も先端が尖った爪形状であっても良い。
【0099】
【発明の効果】
以上詳述したようにこの発明によれば、ニップ領域の出口から分離部材の剥離先端迄の距離を適正に設定して分離部材を配置する事により、定着部材と非接触に分離部材を設ける際の、剥離部材と定着部材との間のギャップマージンを従来に比し拡大出来る。従ってギャップを高精度に保持するため従来要求されていた定着部材や剥離部材の高い製造精度や取付け精度の緩和を図れ、製造コストを低減出来、低コストでありながら、高画質の定着画像を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の(原理1)及び(原理5)の定着装置のニップ領域出口を、シート紙の先端余白のみが通過した状態を示す概略説明図である。
【図2】本発明の(原理1)の定着装置のニップ領域出口を、シート紙の画像形成領域が通過した状態を示す概略説明図である。
【図3】本発明の(原理1)の定着装置の剥離プレート先端位置とギャップマージンを示す概略説明図である。
【図4】本発明の(試験1)の剥離性能の評価を示すグラフである。
【図5】本発明の(試験2)の剥離性能の評価を示すグラフである。
【図6】本発明の(原理2)及び(原理3)の定着装置を示す概略説明図である。
【図7】本発明の(試験3)の硬度比を示す(表1)である。
【図8】本発明の(試験3)の剥離性能の評価を示すグラフである。
【図9】本発明の(原理4)の定着ローラの曲率が大きい定着装置を示す概略説明図である。
【図10】本発明の(試験4)の(先端余白のサイズの最小値L)/(定着ローラ半径)を示す(表2)である。
【図11】本発明の(試験4)の剥離性能の評価を示すグラフである。
【図12】本発明の(試験5)の(先端余白のサイズの最小値L)/(定着ローラ速度T)の絶対値を示す(表3)である。
【図13】本発明の(試験5)の剥離性能の評価を示すグラフ;(原理4)の定着ローラの曲率が大きい定着装置を示す概略説明図である。
【図14】本発明の第1の実施の形態のカラープリンタの像形成部を示す概略構成図である。
【図15】本発明の第1、第2、第3及び第7の実施の形態の定着装置を示す概略構成図である。
【図16】本発明の第4の実施の形態の定着装置を示す概略構成図である。
【図17】本発明の第5の実施の形態の定着装置を示す概略構成図である。
【図18】本発明の第6の実施の形態の定着装置を示す概略構成図である。
【符号の説明】
10…像形成部
12Y〜12BK…ステーション
13…転写搬送ベルト
14Y〜14BK…感光体ドラム
16Y〜16BK…帯電装置
17Y〜17BK…光信号
18Y〜18BK…現像装置
20Y〜20BK…転写ローラ
21Y〜21BK…クリーニング装置
22Y〜22BK…除電装置
24…給紙カセット装置
30…定着装置
31…定着ローラ
33…加圧ローラ
34…剥離プレート

Claims (11)

  1. 記録媒体の現像画像形成面と接する定着部材と、
    前記定着部材に加圧接触して前記定着部材と共に前記記録媒体を挟持搬送する加圧部材と、
    前記定着部材及び前記加圧部材間のニップ領域を通過後の前記記録媒体を前記定着部材から剥離する非接触の剥離部材とを具備し、
    前記ニップ領域の出口から前記剥離部材の剥離先端迄の距離をrとし、前記記録媒体の先端余白の最小値をLとした時に、r/L≦1とすることを特徴とする定着装置。
  2. 前記定着部材がローラ形状を有し、前記加圧部材がローラ形状を有することを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  3. (前記定着部材の表面硬度)≧(前記加圧部材の表面硬度)である時、
    0.5≦r/L≦1とすることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか記載の定着装置。
  4. 前記定着部材の前記ニップ領域の出口側の半径をSとし、L/S≦0.13である時、
    0.5≦r/L≦1とすることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか記載の定着装置。
  5. 前記定着部材の表面搬送速度をTとし、L/Tの絶対値が0.02未満である時、
    0.5≦r/L≦1とすることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか記載の定着装置。
  6. 記録媒体の現像画像形成面と接する定着部材と、
    前記定着部材に加圧接触して前記定着部材と共に前記記録媒体を挟持搬送する加圧部材と、
    前記定着部材及び前記加圧部材間のニップ領域を通過後の前記記録媒体を前記定着部材から剥離する非接触の剥離部材とを具備し、
    前記ニップ領域の出口から前記剥離部材の剥離先端迄の距離をrとし、前記記録媒体の先端余白の最小値をLとした時であって、
    (前記定着部材の表面硬度)<(前記加圧部材の表面硬度)である時、
    0.5≦r/L≦1.5とすることを特徴とする定着装置。
  7. 前記定着部材がローラ形状を有し、前記加圧部材がローラ形状を有することを特徴とする請求項6記載の定着装置。
  8. 記録媒体の現像画像形成面と接する定着部材と、
    前記定着部材に加圧接触して前記定着部材と共に前記記録媒体を挟持搬送する加圧部材と、
    前記定着部材及び前記加圧部材間のニップ領域を通過後の前記記録媒体を前記定着部材から剥離する非接触の剥離部材とを具備し、
    前記ニップ領域の出口から前記剥離部材の剥離先端迄の距離をrとし、前記記録媒体の先端余白の最小値をLとした時であって、
    前記定着部材の前記ニップ領域の出口側の半径をSとし、L/S>0.13である時、
    0.5≦r/L≦1.5とすることを特徴とする定着装置。
  9. 前記定着部材がローラ形状を有し、前記加圧部材がローラ形状を有することを特徴とする請求項8記載の定着装置。
  10. 記録媒体の現像画像形成面と接する定着部材と、
    前記定着部材に加圧接触して前記定着部材と共に前記記録媒体を挟持搬送する加圧部材と、
    前記定着部材及び前記加圧部材間のニップ領域を通過後の前記記録媒体を前記定着部材から剥離する非接触の剥離部材とを具備し、
    前記ニップ領域の出口から前記剥離部材の剥離先端迄の距離をrとし、前記記録媒体の先端余白の最小値をLとした時であって、
    前記定着部材の表面搬送速度をTとし、L/Tの絶対値が0.02以上である時、
    0.5≦r/L≦1.5とすることを特徴とする定着装置。
  11. 前記定着部材がローラ形状を有し、前記加圧部材がローラ形状を有することを特徴とする請求項10記載の定着装置。
JP2003190867A 2002-09-10 2003-07-03 定着装置 Abandoned JP2004102241A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/237,630 US6678497B1 (en) 2002-09-10 2002-09-10 Fixing device

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004102241A true JP2004102241A (ja) 2004-04-02

Family

ID=29780321

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003190867A Abandoned JP2004102241A (ja) 2002-09-10 2003-07-03 定着装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6678497B1 (ja)
JP (1) JP2004102241A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006039465A (ja) * 2004-07-30 2006-02-09 Oki Data Corp 定着装置及び画像形成装置
JP2008158508A (ja) * 2006-11-29 2008-07-10 Kyocera Mita Corp 定着装置、及びこれを備えた画像形成装置、シート処理装置
JP2008276009A (ja) * 2007-05-01 2008-11-13 Sharp Corp 画像形成装置および画像形成方法
JP2011164260A (ja) * 2010-02-08 2011-08-25 Konica Minolta Business Technologies Inc 定着装置および画像形成装置
JP2015187690A (ja) * 2014-03-14 2015-10-29 株式会社リコー 定着装置、および画像形成装置

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6810229B2 (en) * 2002-12-30 2004-10-26 Lexmark International, Inc. Non-contact fusing roller/media separation apparatus and method for its use
US6871039B2 (en) * 2003-03-20 2005-03-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Induction heating apparatus having sheet releasing mechanism
US7142792B2 (en) * 2003-07-09 2006-11-28 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Fixing apparatus
JP4451220B2 (ja) * 2004-06-04 2010-04-14 シャープ株式会社 加熱装置を備えた画像形成装置
JP4092329B2 (ja) * 2004-12-17 2008-05-28 株式会社リコー 定着装置、分離板、その製造方法及び画像形成装置
JP2012063742A (ja) * 2010-08-19 2012-03-29 Ricoh Co Ltd 記録媒体分離装置、定着装置及び画像形成装置
CN103588008A (zh) * 2013-11-11 2014-02-19 吴江华尔美特装饰材料有限公司 防粘连辊轴送料结构

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3315504B2 (ja) 1993-12-22 2002-08-19 キヤノン株式会社 定着装置
JP2000056601A (ja) 1998-08-06 2000-02-25 Sharp Corp 画像形成装置の定着装置
US6564031B2 (en) * 2001-09-19 2003-05-13 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Fixing apparatus and image forming apparatus

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006039465A (ja) * 2004-07-30 2006-02-09 Oki Data Corp 定着装置及び画像形成装置
JP2008158508A (ja) * 2006-11-29 2008-07-10 Kyocera Mita Corp 定着装置、及びこれを備えた画像形成装置、シート処理装置
US7672629B2 (en) 2006-11-29 2010-03-02 Kyocera Mita Corporation Sheet processing apparatus, fixing unit and image forming apparatus provided with the fixing unit
JP2008276009A (ja) * 2007-05-01 2008-11-13 Sharp Corp 画像形成装置および画像形成方法
JP4509138B2 (ja) * 2007-05-01 2010-07-21 シャープ株式会社 画像形成装置および画像形成方法
JP2011164260A (ja) * 2010-02-08 2011-08-25 Konica Minolta Business Technologies Inc 定着装置および画像形成装置
JP2015187690A (ja) * 2014-03-14 2015-10-29 株式会社リコー 定着装置、および画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US6678497B1 (en) 2004-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4821473B2 (ja) 画像形成装置
US7162179B2 (en) Image forming apparatus
JP4696845B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2009115956A (ja) 転写定着装置、及び画像形成装置
JP2004102241A (ja) 定着装置
JP2003345156A (ja) 画像形成装置
JP2007121363A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2007079296A (ja) 画像形成装置
JP2007086543A (ja) 定着装置および画像形成装置
US20070172265A1 (en) Image forming device
JP6135209B2 (ja) 定着装置、画像形成装置、および定着装置の保守方法
JP2006098901A (ja) 画像形成装置
US7822361B2 (en) Image forming apparatus having two fixing devices with sheet-paths of differing lengths
JP4254184B2 (ja) 光沢処理装置および画像形成装置
JP4714893B2 (ja) 画像形成装置
JP2002268436A (ja) 定着装置・画像形成装置
JP2007249098A (ja) 転写装置、転写定着装置、画像形成装置、転写方法、転写定着方法、および画像形成方法
JP4651522B2 (ja) レジストローラおよびこれを用いた画像形成装置
JP2010191380A (ja) 定着装置及びこれを搭載する画像形成装置
JP2003263047A (ja) 定着装置
JP4934350B2 (ja) 定着装置、画像形成装置
JP2005043533A (ja) 画像形成装置
JP2003217816A (ja) 加熱装置及び画像形成装置
JP2007079135A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP4004027B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060601

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060607

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070703

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20070831