JP2004102042A - シート材固定装置 - Google Patents

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JP2004102042A JP2002265592A JP2002265592A JP2004102042A JP 2004102042 A JP2004102042 A JP 2004102042A JP 2002265592 A JP2002265592 A JP 2002265592A JP 2002265592 A JP2002265592 A JP 2002265592A JP 2004102042 A JP2004102042 A JP 2004102042A
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Takashi Fukui
福井 隆史
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Abstract

【課題】配置部材にシート材を密着固定できるシート材固定装置を得る。
【解決手段】露光部18では、装着レバー42が装着溝40に装着されて後端チャック36が回転ドラム24の周面に装着された際に、アーム48が回転ドラム24を押圧して後端チャック36が反回転ドラム24側へ押圧されることで、押付板46が印刷版12を回転ドラム24の周面に押し付けて印刷版12が回転ドラム24の周面に固定される。ここで、アーム48が回転ドラム24を押圧することで回転ドラム24から受ける反作用Fの方向が、押付板46による印刷版12の押付位置Aを中心としてアーム48による回転ドラム24の押圧位置Bを通過する円弧Rの押圧位置Bにおける接線Lに対し、反円弧R側とされている。このため、反作用Fによって後端チャック36が印刷版12を引っ張ることができ、回転ドラム24の周面に印刷版12を密着固定できる。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート材を固定するシート材固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
印刷版露光装置としては、シート状の印刷版(例えば所謂フォトポリプレートやサーマルプレート)における画像形成層(感光層や感熱層等)に、直接レーザビーム等で画像を記録(露光)するものが開発されてきている。
【0003】
この印刷版露光装置は、例えば回転ドラムを備えている。回転ドラムは円筒状とされて両端が閉塞されており、回転ドラムの周面には種々のサイズの印刷版が搬送される。回転ドラムの周面には吸引穴及び吸引溝が形成されており、吸引穴は回転ドラム内に連通されると共に、吸引溝は吸引穴に連通されている。ここで、回転ドラムの周面に印刷版が搬送されると、回転ドラム内が減圧されて回転ドラムの周面と内面との間に圧力差が作られると共に、回転ドラムが回転されることで、吸引穴及び吸引溝を介して印刷版が回転ドラムの周面に吸着されつつ巻き付けられて、印刷版が回転ドラムの周面に密着される。
【0004】
回転ドラムの近傍には記録ヘッド部が設置されており、回転ドラムの周面に密着されて巻き付けられた印刷版に、回転ドラムが高速回転されつつ、記録ヘッド部から光ビームが照射されることで、印刷版が露光処理される構成である。
【0005】
ここで、上述の如く印刷版が回転ドラムの周面に密着されて巻き付けられるため、印刷版の露光処理の際にピントボケが発生することを防止でき、良好な画像を得ることができる。
【0006】
しかしながら、このような印刷版露光装置では、回転ドラムの周面に印刷版を密着させて巻き付ける構造に、回転ドラム内を減圧する機構が必要であるため、コストが高いという問題がある。
【0007】
さらに、印刷版を回転ドラムの周面に密着させて巻き付けるためには、印刷版を回転ドラムの周面に吸着させつつ回転ドラムを回転させる必要がある。このため、印刷版を回転ドラムの周面に密着させて巻き付ける際には、回転ドラムを低速で回転させる必要があるという問題もある。
【0008】
またここで、回転ドラムに、印刷版の先端(前端)を先端チャックにより固定すると共に、印刷版の後端を後端チャックにより固定する画像露光装置がある(例えば、特許文献1参照)。
【0009】
この画像露光装置では、後端チャックに板ばねが設けられており、板ばねが後端チャックを付勢することで、回転ドラムの周面と後端チャックとの間で印刷版の後端を狭持して回転ドラムに固定する。また、回転ドラムの周面には装着溝が形成されており、装着溝の底面に板ばねが当接することで、板ばねが回転ドラムの周面を損傷させることが防止されている。
【0010】
しかしながら、この画像露光装置では、回転ドラムの周面に印刷版を密着固定させることに関しては、特に考慮されていない。
【0011】
【特許文献1】
特開2001−121677公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実を考慮し、配置部材にシート材を低コストで密着固定できるシート材固定装置を得ることが目的である。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のシート材固定装置は、シート材が配置される配置部材と、前記配置部材に設置され、かつ、前記配置部材への設置部位の一側に押圧部が設けられると共に当該設置部位の他側に押付部が設けられ、前記押圧部において前記配置部材を押圧して反前記配置部材側へ押圧されることで前記押付部において前記シート材を前記配置部材に押し付けて前記シート材を前記配置部材に固定する固定部材と、を備えたシート材固定装置であって、前記押圧部が前記配置部材を押圧することで前記配置部材から受ける反作用の方向を、前記押付部による前記シート材の押付位置を中心として前記押圧部による前記配置部材の押圧位置を通過する円弧の当該押圧位置における接線に対し、反当該円弧側とした、ことを特徴としている。
【0014】
請求項1に記載のシート材固定装置では、配置部材にシート材が配置されると共に固定部材が配置部材に設置され、かつ、固定部材の配置部材への設置部位の一側に押圧部が設けられると共に、固定部材の当該設置部位の他側に押付部が設けられている。また、固定部材が押圧部において配置部材を押圧して、固定部材が反配置部材側へ押圧されることで、固定部材が押付部においてシート材を配置部材に押し付けて、シート材が配置部材に固定される。
【0015】
ここで、押圧部が配置部材を押圧することで配置部材から受ける反作用の方向が、押付部によるシート材の押付位置を中心として押圧部による配置部材の押圧位置を通過する円弧の当該押圧位置における接線に対し、反当該円弧側とされている。このため、当該反作用によって固定部材がシート材を引っ張ることができ、これにより、シート材を緊張させることができて、配置部材にシート材を密着固定できる。
【0016】
しかも、当該反作用の方向を当該接線に対し反当該円弧側とするのみで配置部材にシート材を密着固定できるため、配置部材にシート材を密着固定する構成を低コストで実現することができる。
【0017】
請求項2に記載のシート材固定装置は、請求項1に記載のシート材固定装置において、前記配置部材に設けられ、前記押圧部が押圧する押圧溝を備えた、ことを特徴としている。
【0018】
請求項2に記載のシート材固定装置では、固定部材の押圧部が配置部材を押圧溝において押圧するため、押圧部が配置部材を上記接線に対し上記円弧側へ押圧し易くなり、上記反作用の方向を上記接線に対し反上記円弧側とする構成を容易に実現することができる。
【0019】
請求項3に記載のシート材固定装置は、請求項1または請求項2記載のシート材固定装置において、前記押圧部に設けられ、前記押圧部を前記配置部材側へ付勢する捩りバネを備えた、ことを特徴としている。
【0020】
請求項3に記載のシート材固定装置では、固定部材の押圧部に設けられた捩りバネが押圧部を配置部材側へ付勢するため、押圧部が配置部材を上記接線に対し上記円弧側へ一層押圧し易くなり、上記反作用の方向を上記接線に対し反上記円弧側とする構成を一層容易に実現することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
図5には、本発明のシート材固定装置が適用されて構成された実施の形態に係る印刷版自動露光装置10が側面図にて示されている。
【0022】
本実施の形態に係る印刷版自動露光装置10は、シート材としてのフォトポリプレートやサーマルプレート等の印刷版12における支持体上の画像形成層(感光層や感熱層等)に画像を露光(記録)するものである。印刷版自動露光装置10は、搬送ガイドユニット14とパンチ部16と露光部18とに分かれており、搬送ガイドユニット14の前方にパンチ部16及び露光部18が配置されると共に、パンチ部16の下方に露光部18が配置されている。
【0023】
搬送ガイドユニット14は、略四角形平板状の給版ガイド20と、略四角形平板状の排版ガイド22と、を有しており、給版ガイド20と排版ガイド22とは互いの相対位置関係が横V字型とされている。搬送ガイドユニット14は、図5の中央付近を中心として所定角度回動する構造となっており、この回動によって、給版ガイド20や排版ガイド22を選択的にパンチ部16や露光部18に対応させることができる。また、給版ガイド20上には、印刷版12が供給される。
【0024】
ここで、搬送ガイドユニット14が回動されて給版ガイド20がパンチ部16に対応(対向)されることで、給版ガイド20上の印刷版12の前端部がパンチ部16内に搬送されて、パンチ部16によって印刷版12の前端部に例えば円孔と長孔等の所定数のパンチ孔(図示省略)が穿孔される。パンチ部16での処理が終了すると、印刷版12が給版ガイド20上へ戻される。
【0025】
露光部18は、配置部材としての回転ドラム24を備えており、回転ドラム24は円柱状とされて、周方向両側(図5の矢印A及び矢印Bの方向)へ回転可能とされている。回転ドラム24の周面には、押圧溝としての装着溝40が所定数(本実施の形態では4対)形成されており、各装着溝40は、回転ドラム24周面の周方向全体に亘って形成されると共に、断面台形状とされて回転ドラム24外側部位が回転ドラム24内側部位に比し左右方向(回転ドラム24の回転軸方向)において小さくされている(図4参照)。
【0026】
ここで、上述の如くパンチ部16から給版ガイド20上へ印刷版12が戻されると、搬送ガイドユニット14が回動されて給版ガイド20が露光部18に対応される(回転ドラム24の接線方向に対向される)ことで、回転ドラム24の周面上に印刷版12の前端が搬送(配置)されて、印刷版12が位置決めされる。
【0027】
回転ドラム24の周面には、印刷版12の前端が搬送される位置において、前端チャック26が所定数(本実施の形態では11個)左右方向に沿って設けられている。各前端チャック26は板状とされて回転自在に支持されており、各前端チャック26の前側には、回転ドラム24周面から離間される方向へ弾性力が付与されている。
【0028】
各前端チャック26の上方には装着カム28が設けられており、装着カム28が各前端チャック26の前側を押圧することで、各前端チャック26の後端が上記弾性力に抗して回転ドラム24の周面から離間している。これにより、上述の如く給版ガイド20から回転ドラム24の周面上に搬送される印刷版12の前端が各前端チャック26の後端と回転ドラム24の周面との間に挿入され、この状態で上記印刷版12の位置決めが行われる。また、上記印刷版12の位置決めが終了した後には、装着カム28が回動して各前端チャック26前側の押圧を解除することで、各前端チャック26の後端が上記弾性力により印刷版12の前端を回転ドラム24の周面に押し付けて、回転ドラム24の周面に印刷版12の前端が固定される。その後、回転ドラム24が図5の矢印Aの方向へ回転されことで、印刷版12が回転ドラム24の周面に巻き付けられる。
【0029】
回転ドラム24の周面近傍には、各装着カム28よりも図5の矢印Aの方向側において、円柱状のスクイズローラ30が配設されている。スクイズローラ30は、回転ドラム24側へ移動されることで、回転ドラム24に巻き付けられる印刷版12を回転ドラム24へ向けて押圧しつつ回転され、印刷版12を回転ドラム24の周面に密着させる。
【0030】
回転ドラム24の周面近傍には、各装着カム28とスクイズローラ30との間において、後端チャック着脱ユニット32が配設されており、上述の如く回転ドラム24の周面に巻き付けられる印刷版12の後端が後端チャック着脱ユニット32に対向する位置で回転ドラム24が一時停止される。
【0031】
後端チャック着脱ユニット32には昇降フレーム34が設けられており、昇降フレーム34は回転ドラム24の周面に接近可能とされている。昇降フレーム34の下方には、固定部材としての後端チャック36が所定数(本実施の形態では4つ)左右方向に沿って保持されており、各後端チャック36は長方形板状とされている。
【0032】
図1乃至図3に示す如く、後端チャック36には、右側部位の略中央及び左側部位の略中央においてそれぞれ、設置部位としての装着レバー42が設けられており、各装着レバー42は後端チャック36に対し回転可能とされている。
【0033】
各後端チャック36の下端には固定コマ44が固定されており、各固定コマ44は後端チャック36の底面から突出している。固定コマ44は、一方向が長尺かつ他方向が短尺とされた長方体状とされており、固定コマ44の長尺方向において対向する各側面は、下側が上側に比し徐々に拡径された傾斜面とされると共に、横断面が装着レバー42の回転中心軸を中心とした円弧状とされている。また、図4(A)に示す如く、固定コマ44は、長尺方向が前後方向に平行とされると共に、短尺方向が左右方向に平行とされている。
【0034】
後端チャック36の前端には、右側部位及び左側部位(各装着レバー42の前側(他側)部位)の下端においてそれぞれ、押付部としての長尺板状の押付板46(版咥え部)が設けられている。押付板46の表面はゴムコーティングされており、押付板46の摩擦係数が大きくされている。
【0035】
後端チャック36の後側には、各装着レバー42後側(一側)の底部においてそれぞれ、押圧部としてのアーム48が設けられている。アーム48は、略長方体棒状とされて上端に円筒状の支持軸50が固定されており、アーム48は支持軸50において後端チャック36に回転可能に支持されている。アーム48は後端チャック36の底面から突出されており、アーム48の下側は回転ドラム24の周面から離間する方向へ屈曲されると共に、アーム48下端の回転ドラム24側角部表面は断面円状(曲面状)とされている。
【0036】
アーム48の支持軸50には、与圧バネとして捩りバネ52(捩りコイルバネ)が挿通されており、捩りバネ52は、一端がアーム48に係止されると共に他端が後端チャック36に係止されることで、アーム48をその下側が回転ドラム24の周面に向かう方向へ付勢している。
【0037】
ここで、上述の如く回転ドラム24に巻き付けられる印刷版12の後端が後端チャック着脱ユニット32に対向すると、昇降フレーム34が回転ドラム24の周面に接近されることで、各後端チャック36が回転ドラム24の周面に接触する。これにより、図4(A)に示す如く各装着レバー42の固定コマ44が回転ドラム24の各装着溝40に挿入され、この状態で、昇降フレーム34によって各装着レバー42が90度正回転されることで、図4(B)に示す如く各固定コマ44の長尺方向が左右方向とされて各装着レバー42の各装着溝40からの離脱が不能になり、各後端チャック36が回転ドラム24の周面に装着(設置)される。
【0038】
各後端チャック36が回転ドラム24の周面に装着された際には、各アーム48の下端が各装着溝40に挿入されて各装着溝40の底面を押圧することで、各後端チャック36前端の各押付板46が各捩りバネ52の付勢力により印刷版12の後端を回転ドラム24の周面に押し付けて、回転ドラム24の周面に印刷版12の後端が固定される。
【0039】
ここで、各アーム48の下端が各装着溝40の底面を押圧することで各装着溝40の底面から受ける反作用Fの方向は、各押付板46による印刷版12の押付位置Aを中心として各アーム48の下端による各装着溝40底面の押圧位置Bを通過する円弧Rの押圧位置Bにおける接線Lに対し、反円弧R側とされている。
【0040】
また、各後端チャック36が回転ドラム24の周面に装着された際には、昇降フレーム34による各後端チャック36の保持が解除され、その後、昇降フレーム34が回転ドラム24の周面(各後端チャック36)から離間される。
【0041】
このように、各前端チャック26及び各後端チャック36によって印刷版12の前端及び後端が回転ドラム24の周面に固定されると、スクイズローラ30が回転ドラム24から離間された後に、回転ドラム24が所定の回転速度で高速回転される。
【0042】
図5に示す如く、回転ドラム24周面の後側近傍には、記録ヘッド38が配設されており、記録ヘッド38は、高速回転される回転ドラム24に向け、この回転ドラム24の回転に同期させて、読み込まれた画像データに基づいて変調した光ビームを照射し、これにより、印刷版12が画像データに基づいて露光される。この露光処理は、回転ドラム24を高速で回転させながら(主走査)、記録ヘッド38を回転ドラム24の軸線方向へ移動させる(副走査)、所謂走査露光である。
【0043】
この印刷版12への露光処理が終了すると、各後端チャック36が後端チャック着脱ユニット32に対向する位置で回転ドラム24が一時停止されて、昇降フレーム34が回転ドラム24の周面(各後端チャック36)に接近される。その後、昇降フレーム34によって各装着レバー42が90度逆回転されることで、図4(A)に示す如く各固定コマ44の長尺方向が前後方向とされて各装着レバー42を各装着溝40から離脱可能になり、各後端チャック36の回転ドラム24周面への装着が解除されて、各後端チャック36前端の各押付板46による回転ドラム24周面への印刷版12後端の固定が解除される。
【0044】
各後端チャック36の回転ドラム24周面への装着が解除された際には、昇降フレーム34に各後端チャック36が保持され、その後、昇降フレーム34が各後端チャック36と共に回転ドラム24の周面から離間される。
【0045】
さらに、搬送ガイドユニット14が回動されて排版ガイド22が露光部18に対応された(回転ドラム24の接線方向に対向された)後、回転ドラム24が図5の矢印Bの方向へ回転されることで、印刷版12が後端側から排版ガイド22上へ排出される。この際、装着カム28が回動されて各前端チャック26の前側を押圧することで、各前端チャック26の後端による印刷版12前端の固定が解除される。また、印刷版12が排版ガイド22に送られると、搬送ガイドユニット14が回動されて、排版ガイド22から印刷版12が排出され、これにより、印刷版12が印刷版自動露光装置10に隣接する次工程の現像装置または印刷装置(図示省略)へ搬送される構成である。
【0046】
次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0047】
以上の構成の印刷版自動露光装置10では、印刷版12を給版ガイド20に載置すると、先ず、搬送ガイドユニット14を回動させて給版ガイド20をパンチ部16に対応させることで、印刷版12の前端部をパンチ部16内に搬送する。パンチ部16内に搬送された印刷版12は、前端部にパンチ部16により所定数のパンチ孔が穿孔された後、給版ガイド20上に戻される。
【0048】
さらに、搬送ガイドユニット14を回動させて給版ガイド20を露光部18に対応させることで、印刷版12を露光部18へ搬送して、位置決めする。位置決めされた印刷版12は、前端と後端とがそれぞれ前端チャック26と後端チャック36とによって回転ドラム24の周面に固定されると共にスクイズローラ30によって回転ドラム24の周面に密着されつつ、回転ドラム24の周面に巻き付けられる。回転ドラム24の周面に印刷版12を巻き付けると、回転ドラム24を高速回転させた状態で、記録ヘッド38から光ビームを印刷版12へ照射することで、露光処理を行う。
【0049】
露光処理が終了すると、搬送ガイドユニット14を回動させて排版ガイド22を回転ドラム24へ対応させると共に、前端チャック26及び後端チャック36による印刷版12の回転ドラム24周面への保持を解除しつつ、印刷版12を回転ドラム24から排版ガイド22へ排出する。その後、搬送ガイドユニット14を回動させて排版ガイド22から印刷版12を排出する。
【0050】
ところで、図1に示す如く、露光部18の後端チャック36は、装着レバー42が回転ドラム24の装着溝40から離脱不能になることで、回転ドラム24の周面に装着(設置)される。さらに、後端チャック36は、装着レバー42の前側に押付板46が設けられると共に、装着レバー42の後側にアーム48が設けられている。
【0051】
後端チャック36が回転ドラム24の周面に装着された際には、後端チャック36がアーム48の下端において回転ドラム24を押圧して、後端チャック36が反回転ドラム24側へ押圧されることで、後端チャック36が押付板46において印刷版12の後端を回転ドラム24の周面に押し付けて、印刷版12の後端が回転ドラム24の周面に固定される。
【0052】
ここで、アーム48の下端が回転ドラム24を押圧することで回転ドラム24から受ける反作用Fの方向が、押付板46による印刷版12の押付位置Aを中心としてアーム48の下端による回転ドラム24の押圧位置Bを通過する円弧Rの押圧位置Bにおける接線Lに対し、反円弧R側とされている。このため、反作用Fによって後端チャック36が印刷版12を印刷版12の中央から後端へ向けて引っ張ることができ、これにより、印刷版12を緊張させることができて、回転ドラム24の周面に印刷版12を密着固定できる。したがって、印刷版12の露光処理の際にピントボケが発生することを防止でき、良好な画像を得ることができる。
【0053】
しかも、反作用Fの方向を接線Lに対し反円弧R側とするのみで回転ドラム24の周面に印刷版12を密着固定できるため、回転ドラム24の周面に印刷版12を密着固定する構成を低コストで実現することができる。
【0054】
また、後端チャック36のアーム48が回転ドラム24の装着溝40に挿入されて回転ドラム24を装着溝40の底面において押圧するため、アーム48が回転ドラム24を接線Lに対し円弧R側へ押圧し易くなり、反作用Fの方向を接線Lに対し反円弧R側とする構成を容易に実現することができる。
【0055】
さらに、後端チャック36のアーム48に設けられた捩りバネ52がアーム48を回転ドラム24側へ付勢するため、アーム48が回転ドラム24を接線Lに対し円弧R側へ一層押圧し易くなり、反作用Fの方向を接線Lに対し反円弧R側とする構成を一層容易に実現することができる。
【0056】
また、上述の如く、反作用Fによって後端チャック36が印刷版12を引っ張ることで回転ドラム24の周面に印刷版12を密着固定するため、回転ドラム24の周面に印刷版12を巻き付ける際に回転ドラム24を低速で回転させる必要をなくすことができる。
【0057】
なお、本実施の形態では、本発明を後端チャック36に適用した構成としたが、本発明を前端チャックに適用した構成としてもよい。
【0058】
【発明の効果】
請求項1に記載のシート材固定装置では、押圧部が配置部材を押圧することで配置部材から受ける反作用の方向が、押付部によるシート材の押付位置を中心として押圧部による配置部材の押圧位置を通過する円弧の当該押圧位置における接線に対し、反当該円弧側とされている。このため、当該反作用によって固定部材がシート材を引っ張ることができ、配置部材にシート材を密着固定できる。しかも、当該反作用の方向を当該接線に対し反当該円弧側とするのみで配置部材にシート材を密着固定できるため、配置部材にシート材を密着固定する構成を低コストで実現することができる。
【0059】
請求項2に記載のシート材固定装置では、押圧部が配置部材を押圧溝において押圧するため、押圧部が配置部材を上記接線に対し上記円弧側へ押圧し易くなり、上記反作用の方向を上記接線に対し反上記円弧側とする構成を容易に実現することができる。
【0060】
請求項3に記載のシート材固定装置では、固定部材の押圧部に設けられた捩りバネが押圧部を配置部材側へ付勢するため、押圧部が配置部材を上記接線に対し上記円弧側へ一層押圧し易くなり、上記反作用の方向を上記接線に対し反上記円弧側とする構成を一層容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る印刷版自動露光装置の後端チャックを示す側面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る印刷版自動露光装置の後端チャックを示す底面側からの斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る印刷版自動露光装置の後端チャックを示す上面側からの斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る印刷版自動露光装置における後端チャックの装着レバー及び回転ドラムの装着溝を示す断面図であり、(A)は、後端チャックの回転ドラムへの装着が解除された際を示す図であり、(B)は、後端チャックが回転ドラムへ装着された際を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る印刷版自動露光装置を示す概略的な側面図である。
【符号の説明】
10  印刷版自動露光装置
12  印刷版(シート材)
24  回転ドラム(配置部材)
36  後端チャック(固定部材)
40  装着溝(押圧溝)
42  装着レバー(設置部位)
46  押付板(押付部)
48  アーム(押圧部)
52  捩りバネ

Claims (3)

  1. シート材が配置される配置部材と、
    前記配置部材に設置され、かつ、前記配置部材への設置部位の一側に押圧部が設けられると共に当該設置部位の他側に押付部が設けられ、前記押圧部において前記配置部材を押圧して反前記配置部材側へ押圧されることで前記押付部において前記シート材を前記配置部材に押し付けて前記シート材を前記配置部材に固定する固定部材と、
    を備えたシート材固定装置であって、
    前記押圧部が前記配置部材を押圧することで前記配置部材から受ける反作用の方向を、前記押付部による前記シート材の押付位置を中心として前記押圧部による前記配置部材の押圧位置を通過する円弧の当該押圧位置における接線に対し、反当該円弧側とした、
    ことを特徴とするシート材固定装置。
  2. 前記配置部材に設けられ、前記押圧部が押圧する押圧溝を備えた、ことを特徴とする請求項1記載のシート材固定装置。
  3. 前記押圧部に設けられ、前記押圧部を前記配置部材側へ付勢する捩りバネを備えた、ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のシート材固定装置。
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