JP2004001986A - シート材処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】スクイズローラによるシート材への挟持力を、印刷版全域に対して均一とし、回転ドラムへのシート材の巻付け状態において、浮きや弛みを完全に除去する。
【解決手段】回転ドラム16の周面における基準ピン94が取付けられた側とは反対側の端部にスペーサ108を取付け、偏って回転ドラム16の周面に巻き付けられた印刷版12に起因するスクイズローラ30からの挟持力のむらを解消し、印刷版12の全域に均一に挟持力を付与することで、印刷版12を確実に回転ドラム16の周面に密着巻付けることができる。これにより、焦点深度の変化がなく、画質の低下を防止することができる。
【選択図】 図4
【解決手段】回転ドラム16の周面における基準ピン94が取付けられた側とは反対側の端部にスペーサ108を取付け、偏って回転ドラム16の周面に巻き付けられた印刷版12に起因するスクイズローラ30からの挟持力のむらを解消し、印刷版12の全域に均一に挟持力を付与することで、印刷版12を確実に回転ドラム16の周面に密着巻付けることができる。これにより、焦点深度の変化がなく、画質の低下を防止することができる。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート材を回転ドラムの周面に巻き付けて処理するためのシート材処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
シート状の記録材料、特に支持体上に画像記録面が設けられた印刷版を用い、この印刷版の画像記録面に直接レーザビーム等で画像を記録する技術が開発されてきている(印刷版露光装置)。このような技術では、印刷版への迅速な画像記録が可能となっている。なお、印刷版いは、フォトポリマー刷版、サーマル型刷版、銀塩拡散転写型刷版等が含まれる。
【0003】
印刷版への画像記録の技術を用いる印刷版自動露光装置では、印刷版を回転ドラムの周面に巻き付けた状態で、この回転ドラムを高速に回転しながら(主走査)、露光ヘッドを回転ドラムの軸線方向に沿って移動することで(副走査)、印刷版上に画像を記録するようになっている。
【0004】
この種の印刷版自動露光装置においては、回転ドラムに固定された、或いは着脱可能に設けられた開閉式のチャックを備えたクランプ機構によって印刷版の一端を回転ドラムに固定するものが知られている。
【0005】
このクランプ機構では、チャックを開放状態(回転ドラムとの間に隙間を生じさせておく状態)とし、回転ドラムの接線方向から印刷版を進入させ、この印刷版が所定の位置に位置決めされた時点でチャックを閉止状態(回転ドラムとによる印刷版を挟持する状態)とすることで、印刷版を保持することができる。
【0006】
その後、回転ドラムを回転させながら、印刷版を回転ドラムの周面に沿って巻付けていき、最後に巻付け方向後端部を後端用のチャックで保持することで、印刷版を回転ドラムの所定位置に位置決めすることができる。
【0007】
ところで、この印刷版の回転ドラム周方向への巻付け時に、印刷版と回転ドラムの周面との間に気泡が生じたり、弛みが生じると、後工程の画像露光の焦点位置が狂う原因となる。そこで、先端のチャックを保持した後、この先端チャック保持位置の近傍において、スクイズローラを回転ドラムに接近させ、このスクイズローラと回転ドラムとで印刷版を挟持する。この状態で、回転ドラムを回転させることで、印刷版はスクイズローラによってしごかれながら巻付いていくため、前記気泡や弛みを解消することができる。
【0008】
しかしながら、図8に示される如く、スクイズローラ150の回転ドラム152への押し付け力が印刷版154面に対して偏っていると、スクイズローラ150の軸線Pと回転ドラムの軸線Qとの平行関係が崩れ(軸線Rはスクイズローラ150が傾いた状態を示す)、印刷版154の一部、特に巻付け方向と直交する幅方向一端部に浮きが生じ、この部分の焦点位置に誤差が生じることがある。
【0009】
特に、印刷版を回転ドラム152の軸線Q方向中央ラインSで位置決めせず、印刷版154の幅方向一端部を回転ドラム152の軸線Q方向一端部に設けた基準ピン156等を基準として位置決めするような構成の場合、印刷版154の幅方向中央ラインTと前記回転ドラムの中央ラインSと一致しないため、スクイズローラ150の軸線P方向両端部に均等な押圧力(挟持力)を加えても、印刷版154に対する挟持力に不均一な領域を発生させることがある。
【0010】
本発明は上記事実を考慮し、スクイズローラによるシート材への挟持力を、印刷版全域に対して均一とし、回転ドラムへのシート材の巻付け状態において、浮きや弛みを完全に除去することができるシート材処理装置を得ることが目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、シート材を回転ドラムの周面に巻き付けて処理するためのシート材処理装置であって、前記シート材における前記回転ドラム巻付け方向一端部を、当該回転ドラム周面に保持する先端保持手段と、前記先端保持手段でシート材の先端部を保持した状態で、前記回転ドラムを回転させることでシート材を徐々に回転ドラム周面に巻付けていくシート材巻付手段と、前記回転ドラムの周面に対して接触離間可能とされ、前記シート材巻付手段によってシート材を巻付ける際に、前記回転ドラムの周面との間にシート材を挟持するように配設され、シート材を回転ドラムの周面に密着させるスクイズローラと、前記スクイズローラの軸線方向両端部のそれぞれに設定された押圧点に対して、前記シート材を回転ドラムの周面との間で挟持するための挟持力を付与する挟持力付与手段と、前記挟持力付与手段によるそれぞれの押圧点と、前記シート材の巻付け方向中央と、の距離が長い方に該当する前記スクイズローラ又は回転ドラムの一方の軸線方向端部側に設けられ、前記スクイズローラ又は回転ドラムの少なくとも一方の半径寸法を拡大するスペーサと、を有している。
【0012】
請求項1記載の発明によれば、先端保持手段により、前記シート材における前記回転ドラム巻付け方向一端部を、当該回転ドラム周面に保持する。その後、シート巻付け手段により回転ドラムを回転させることでシート材を徐々に回転ドラム周面に巻付けていく。この巻付け時、スクイズローラは、回転ドラムの周面との間にシート材を挟持するように配設され、挟持力付与手段で付与される挟持力によってシート材は所謂しごかれながら回転ドラムの周面に密着されていく。
【0013】
このスクイズローラによるしごき、すなわちシート材の挟持力はシート材の全域に亘り均一である必要がある。そこで、挟持力付与手段では、スクイズローラの軸線方向両端部に位置するそれぞれの押圧点と、前記シート材の巻付け方向中央と、の距離が長い方に該当する前記スクイズローラ又は回転ドラムの一方の軸線方向端部側にスクイズローラ又は回転ドラムの少なくとも一方の半径寸法を拡大するスペーサを設ける。スペーサによってモーメント差による挟持力差を制限し、シート材の全域に亘り均一に挟持力を付与することができる。
【0014】
請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記シート材の幅方向が、前記回転ドラムの周方向の中央に対して偏って位置決めされたとき、この位置決め基準側と反対側の端部に前記スペーサを設けることを特徴としている。
【0015】
請求項2に記載の発明によれば、シート材を巻付ける際、回転ドラムの軸線方向一端部に偏って位置決めする場合がある。すなわち、この位置決め基準側とは反対側にスクイズローラと回転ドラムとの間にシート材が存在しない領域が多くなり、スクイズローラの移動空間がその分増加し、モーメントがかかり撓み易くなる。そこで、上記位置決め基準側とは反対側にスペーサを設けることで、スクイズローラの撓みを防止することで、シート材にかかる力を均一にすることができる。
【0016】
請求項3に記載の発明は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記スペーサが、前記回転ドラムの周面又はスクイズローラの周面の少なくとも一方に沿って、後工程によって貼付け並びに剥取り可能な細幅のテープであることを特徴としている。
【0017】
請求項3に記載の発明によれば、スペーサを貼付け、剥取り可能な細幅のテープとすることで、必要に応じて装置組立中或いは装置完成後に係らず着脱が容易となる。
【0018】
請求項4に記載の発明は、前記請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の発明において、前記請求項1乃至請求項3の何れか1項記載のシート材処理装置が、前記シート材としての金属製の支持版の表面に画像記録層(例えば、感光層又は感熱層等)が設けられた印刷版を、前記回転ドラムに巻付けられた状態で画像データに応じて発光する光ビームを走査することで画像を形成する画像形成装置であることを特徴としている。
【0019】
請求項4に記載の発明によれば、金属製の支持版を持つ印刷版の場合、特に肉厚寸法が0.2mm〜0.3mm程度あり、全幅が1000mm程度であると、挟持力に不均一さが顕著に現れるため、スペーサの配置が極めて挟持力の均一化に有用となる。なお、このように肉厚寸法の印刷版に対しては、スペーサの肉厚寸法としては、0.18mm程度が好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1には、本実施の形態に係る印刷版自動露光装置10が示されている。
【0021】
この印刷版自動露光装置10は、印刷版12の画像形成層に光ビームを照射して画像を露光する露光部14と、印刷版12を前記露光部14へ搬送する搬送ガイドユニット18と、の2つのブロックに分かれている。また、この印刷版自動露光装置10によって、露光処理された印刷版12は、印刷版自動露光装置10に隣接した設置された図示しない現像装置へ送り出されるようになっている。
【0022】
露光部14は、印刷版12を周面に巻付けて保持する回転ドラム16を主要部として構成されており、印刷版12は、搬送ガイドユニット18に案内されて、この回転ドラム16の接線方向から送り込まれるようになっている。搬送ガイドユニット18は、給版ガイド20と排版ガイド22とで構成されている。
【0023】
搬送ガイドユニット18の給版ガイド20と排版ガイド22とは、互いの相対位置関係が横V字型とされ、給版ガイド20は印刷版12を回転ドラム16へ供給し、排版ガイド22は回転ドラム16から印刷版12を受け取るようになっている(給排版位置)。
【0024】
また、搬送ガイドユニット18の近傍には、パンチャー24が配設されている。ここで、搬送ガイドユニット18は、図1の中央付近を中心として、所定角度回動する構造となっている。この回動によって、搬送ガイドユニット18は、前記給排版位置と、給版ガイド20からパンチャー24へ印刷版12を送り込み、給版ガイド20へ戻すパンチ位置との間を選択的に移動させることができる。
【0025】
すなわち、印刷版12は、まず、給版ガイド20に案内されてパンチャー24へ送り込まれ、この印刷版12の先端に位置決め用の穴又は切欠きを形成した後、一旦給版ガイド20に戻される。その後、搬送ガイドユニット18を回転させることで、印刷版12を回転ドラム16に対応する位置に移動される。
【0026】
回転ドラム16は、図示しない駆動手段によって、印刷版12の装着露光方向(図1の矢印A方向)及び装着露光方向と反対方向となる印刷版12の取外し方向(図1の矢印B方向)へ回転される。
【0027】
図1に示されるように、露光部14に設けられている回転ドラム16には、外周面の所定の位置に、先端クランプ機構部50が取付けられている。露光部14では、この回転ドラム16に印刷版12を装着するときに、先ず、先端クランプ機構部50が、搬送ガイドユニット18の給版ガイド20によって送り込まれる印刷版12の先端に対向する位置(印刷版装着位置)で回転ドラム16を停止させる。
【0028】
図2に示される如く、先端クランプ機構部50は、回転ドラム16の軸線方向に沿って複数個設けられ、これらは1列に配列されている(図3参照)。各先端クランプ機構部50は、独立して作動可能となっている。
【0029】
先端クランプ機構部50は、回転ドラム16の周面との間で印刷版12を挟持する先端チャック26を備えている。先端チャック26の長辺の一方は、実際に印刷版12を回転ドラム16方向へ押圧する押圧部26Aとなっている。
【0030】
また、先端チャック26は、回転ドラム16に取付けられた支柱52によって支持されている。
【0031】
支柱52は、先端チャック26の回転ドラム16の周方向に沿う方向(先端チャック26の短辺方向)の略中央部に位置しており、この支柱52を支点として先端チャック26をシーソーの如く回動可能としている。
【0032】
この支柱52に対して前記押圧部26Aが設けられた側とは反対側と、回転ドラム16の周面との間には、付勢手段としての板ばね54が介在されており、フリーな状態では、先端チャック26の押圧部26Aを回転ドラム16の周面に接近する方向に付勢している。
【0033】
すなわち、このフリーの状態では、接線方向から進入し、押圧部26Aと回転ドラム16の周面との間に配置された印刷版12の先端部を挟持することができる。
【0034】
回転ドラム16の図3の上方には、先端チャック26に対向して移動手段としてのチャック開閉ユニット28が設けられている。
【0035】
このチャック開閉ユニット28は、回転ドラム16の両端部の回転軸を軸支する一対の側板56に掛け渡されている。
【0036】
図3に示される如く、チャック開閉ユニット28は、回転ドラム16に対して接近離間可能に前記側板56に取付けられた昇降ブロック58と、この昇降ブロック58に取付けられ、前記複数の先端クランプ機構部50に対応して配置された押圧シャフト60と、で構成されている。
【0037】
昇降ブロック58は、長手方向(回転ドラム16の軸線方向)の両端部が昇降駆動機構部62と連結されており、この昇降駆動機構部62の駆動力により回転ドラム16に対して長手方向に亘り均一の間隔を維持しながら昇降するようになっている。
【0038】
先端チャック26は、この昇降ブロック58を下降させて印刷版12の一端側を押圧することにより、回転ドラム16の周面との間に印刷版12の挿入が可能となる。
【0039】
このときに、印刷版12は、回転ドラム16の周面の所定の位置に突設されている図示しない位置決めピンに当接することにより、回転ドラム16に対して位置決めされる。
【0040】
印刷版12が位置決めされた時点では、昇降駆動機構部62が駆動し昇降ブロック58を上昇させることにより、印刷版12の先端を先端チャック26と回転ドラム16の周面との間で挟持して保持する。
【0041】
図1に示される如く、露光部14では、回転ドラム16に印刷版12の先端が固定されると、回転ドラム16を装着露光方向へ回転する。これにより、搬送ガイドユニット18の給版ガイド20から送り込まれる印刷版12は、回転ドラム16の周面に巻き付けられる。
【0042】
回転ドラム16の周面近傍には、印刷版装着位置よりも装着露光方向の下流側にスクイズローラ30が配置されている。このスクイズローラ30は、回転ドラム16に向けて移動することにより回転ドラム16に巻き付けられる印刷版12を回転ドラム16へ向けて押圧し、印刷版12をしごくことで、回転ドラム16の周面に密着させる。
【0043】
図4には、回転ドラム16とスクイズローラ30との相対位置関係が示されている。
【0044】
回転ドラム16の軸線Z方向一端部側には、印刷版12の幅方向の位置決め基準となる基準ピン94が設けられている。すなわち、印刷版12は、先端チャック26(図1参照)と回転ドラム16との間に挿入された時点で巻付け方向が位置決めされた後、幅方向に移動されるようになっている。この移動中に、上記基準ピン94に当接した時点で、印刷版12はその先端部が先端チャック26によって保持される。
【0045】
この位置は、回転ドラム16の軸線方向中央ラインYに対して、印刷版12の幅方向中央ラインXが偏っている。
【0046】
スクイズローラ30の軸線W方向両端面から突出している一対の回転軸100、102は、前記回転ドラム16へ接近、或いは回転ドラム16から退避させるための移動機構部104、106に支持されている。
【0047】
この移動機構部104、106の内部には、回転軸100、102を回転ドラム16方向へ移動させる際に、付勢手段の付勢力で追従させる機構が設けられている。
【0048】
このため、回転軸100、102は、スクイズローラ本体30Aの適正位置に対応する軸線位置(図4に示す軸線W)よりも大きく移動させている。この回転軸100、102の軸線とスクイズローラ本体30Aの軸線Wとの差分が前記付勢手段の弾性変形により吸収され、印刷版12に所定の挟持力を付与することが可能となる。
【0049】
ここで、印刷版12が回転ドラム16の軸線方向中央ラインYに対して幅方向に偏って位置決めされているため、印刷版12の幅方向のそれぞれの端部に対応するスクイズローラ30上の点V1、V2と、スクイズローラ30の回転軸100、102を移動させる移動機構部104、106によるそれぞれの支持点U1、U2までの長さ寸法L1、L2が異なっている。すなわち、基準ピン94が設けられ側と反対側の方が長い(L1>L2)。この長さ寸法の差により、前記支持点V1、V2に同一の力が加えられたとしても、印刷版12には、異なる力となって加わる。そこで、本実施の形態では、回転ドラム16における前記長さ寸法が長い方に対応する端部にスペーサ108を巻付けている。
【0050】
スペーサ108はテフロン(R)加工されたテープ状とされ、その肉厚寸法tは、0.18mmである。これは、一般的に利用される印刷版12の肉厚寸法0.2mm、0.24mm、0.3mmに対応している。
【0051】
このスペーサ108を貼付けることにより、スクイズローラ30の軸線Wが回転ドラム16の軸線Zに対して傾いたり、スクイズローラ30の軸線Wが湾曲するといったことが解消され、印刷版12に対して均一な挟持力を付与することが可能となる。
【0052】
また、露光部14には、先端チャック26よりも回転ドラム16の装着露光方向下流側近傍(スクイズローラ30よりも上流側)に後端チャック着脱ユニット32が配置されている。後端チャック着脱ユニット32には、回転ドラム16へ向けて突出されたシャフト34の先端に後端チャック36が装着されている。
【0053】
露光部14では、回転ドラム16に巻き付けた印刷版12の後端が、後端チャック着脱ユニット32に対向すると、シャフト34を突出させて、後端チャック36を回転ドラム16の所定の位置に装着する。これにより、後端チャック36が、回転ドラム16との間で印刷版12の後端を挟持して保持する。
【0054】
露光部14では、印刷版12の先端及び後端を回転ドラム16に保持させるとスクイズローラ30を離間させる。この後、露光部14では、回転ドラム16を所定の回転速度で高速回転させながら、この回転ドラム16の回転に同期させて、記録ヘッド部37から画像データに基づいて変調した光ビームを照射する。これにより、印刷版12が画像データに基づいて走査露光される。
【0055】
露光部14では、印刷版12への走査露光が終了すると、印刷版12の後端を保持している後端チャック36が後端チャック着脱ユニット32に対向する位置で回転ドラム16を一時停止させ、回転ドラム16から後端チャック36を取り外す。これにより、印刷版12の後端が開放される。
【0056】
その後、回転ドラム16を印刷版12の取出し方向へ回転させることで、印刷版12は後端側から回転ドラム16の接線方向に沿って、搬送ガイドユニット18の排版ガイド22へ排出され、その後、次工程の現像装置へ搬送される。
【0057】
以下に本実施の形態の作用を説明する。
【0058】
印刷版12を搬送ガイドユニット18の給版ガイド20へ送り込んだ後、この印刷版12へのパンチが必要な場合は、搬送ガイドユニット18をパンチャー24側へ切り換えて給版ガイド20をパンチャー24へ対応させる。
【0059】
パンチャー24では、印刷版12の先端部に所定のパンチ加工が施され、その後、再度給版ガイド20へ戻されて、仮位置決めされる。
【0060】
また、露光処理する場合には、搬送ガイドユニット18を回転ドラム16側へ切り換えて、給版ガイド20を回転ドラム16へ対応させる。これにより、印刷版12を回転ドラム16へ、この回転ドラム16の接線方向から送り込むことができる。
【0061】
送り込まれた印刷版12は、先端チャック26及び後端チャック36によって回転ドラム16の周面に緊密に巻き付けられ、露光のための位置決めが完了する。
【0062】
回転ドラム16が印刷版12を受け入れる所定の位置に待機している状態では、先端クランプ機構部28が昇降ブロック58と対向する。
【0063】
このとき、昇降ブロック58は、昇降駆動機構部62の駆動力により、最下位位置とされており、この結果、押圧シャフト60が先端チャック26を押圧し、板ばね54の付勢力に抗して、先端チャック26を支柱52を支点として回動させている。この回動保持状態では、押圧部26Aが回転ドラム16の周面から離間され、隙間が生じているため、印刷版12を受け入れることができる。
【0064】
印刷版12が前記隙間に進入し、所定の位置に位置決めされると、昇降ブロック58が昇降駆動機構部62の駆動力で上昇(回転ドラム16から離れる方向)を開始する。
【0065】
これにより、印刷版12の先端部が先端チャック26によって保持され、回転ドラム16が回転することで、印刷版12は徐々に巻付けられていく。この巻付け時、スクイズローラ30が回転ドラム16に接触させ、印刷版12をしごきながら巻付けていくため、印刷版12と回転ドラム16との間に気泡や弛みを生じさせることなく、巻付けていくことができる。
【0066】
印刷版12の巻付けが終了すると、その後端部を後端チャック36によって保持することで回転ドラム16への印刷版12の装着が完了する。
【0067】
ここで、本実施の形態では、回転ドラム16の周面における軸線方向一端部側にスペーサ108を取付けている。スペーサ108は、細幅テープ状で装置の組立時であっても、組み付け完了時であっても貼付けが可能である。
【0068】
このスペーサ108は、スクイズローラ30がその両端の回転軸100、102に所定の力を加えたときに、実際に印刷版12に加わる挟持力の偏差を矯正する役目を持つ。
【0069】
すなわち、印刷版12が回転ドラム16の軸線Z方向一端部に設けられた基準ピン94を位置決め基準として幅方向が位置決めされているため、この印刷版12の幅方向中央ラインXと、回転ドラム16の軸線Z方向中央ラインYとが一致しておらず、基準ピン94側に偏って位置決めされているため、基準ピン94と反対側に対応する回転ドラム16とスクイズローラ30との間に印刷版12が存在しない空間が軸線方向に多く存在する。このため、回転軸100、102を同一の力で押圧すると、スクイズローラ30が上記空間に移動し、スクイズローラ30の軸線Wが、回転ドラム16の軸線Zに対して傾いたり、湾曲したりする。
【0070】
スペーサ30はこのような傾き又は湾曲を制限するため、印刷版12は、均一に挟持力を受けることができ、印刷版12の回転ドラム16に対する浮きが生じることが防止される。
【0071】
印刷版12の回転ドラム16への装着が完了すると、画像データを読み込み、記録ヘッド部37からの光ビームによって露光処理が開始される。露光処理は、回転ドラム16を高速で回転させながら(主走査)、記録ヘッド部37を回転ドラム16の軸線方向へ移動する、所謂走査露光である。
【0072】
露光処理が終了すると、搬送ガイドユニット18を切り換え(排版ガイド22を回転ドラム16へ対応させ)、次いで、回転ドラム16に巻きつけた印刷版12を接線方向から排出していく。このとき、印刷版12は、排版ガイド22に送られる。
【0073】
印刷版12が排版ガイド22に送られると、搬送ガイドユニット18を切り換え、排版ガイド22を排出口へ対応させ、印刷版12を排出させる。この排出方向には、現像部が設けられており、印刷版12は続けて現像処理される。
【0074】
以上説明したように本実施の形態では、回転ドラム16の周面における基準ピン94が取付けられた側とは反対側の端部にスペーサ108を取付け、偏って回転ドラム16の周面に巻き付けられた印刷版12に起因するスクイズローラ30からの挟持力のむらを解消し、印刷版12の全域に均一に挟持力を付与することで、印刷版12を確実に回転ドラム16の周面に密着巻付けることができる。これにより、焦点深度の変化がなく、画質の低下を防止することができる。
【0075】
なお、本実施の形態では、回転ドラム16にスペーサ30を取付けたが、図5に示される如く、スクイズローラ30に取付けるようにしてもよい。
【0076】
また、本実施の形態では、印刷版12が回転ドラム16に対して偏って位置決めしたことに起因するスクイズローラ30の軸線Wの傾斜又は湾曲を制限する例を挙げたが、図6に示される如く、印刷版12が回転ドラム16に対して偏らず、センター位置決め(回転ドラム16の軸線Z方向中央ラインYと、印刷版12の幅方向中央ラインXとが一致)された場合において、スクイズローラ30の回転軸100、102の長さ寸法が異なる場合でも、スクイズローラ30の軸線Wの傾き又は湾曲が生じることがある。このような場合においては、回転軸の長い法に対応してスペーサ30を設けることで、同様の効果を得ることができる。
【0077】
さらに、本実施の形態では、スペーサ108として、テフロン(R)加工されたテープを適用したが、図7に示される如く、スクイズローラ30の一端部の回転軸100を長くとり(回転軸100の基部の拡径部)、この長くとった寸法分の厚みを持ち、かつ前記スクイズローラ30の外径よりも所定寸法大きい外径の円筒状のスペーサ部材110をワッシャー111を介して嵌入するようにしてもよい。このスペーサ部材110は、スベリ性のよい合成樹脂製とされている。
【0078】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明では、スクイズローラによるシート材への挟持力を、印刷版全域に対して均一とし、回転ドラムへのシート材の巻付け状態において、浮きや弛みを完全に除去することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る印刷版自動露光装置の概略図である。
【図2】搬送ガイドユニットの斜視図である。
【図3】回転ドラム上部に設けられたチャック開閉ユニット及びその周辺を示す斜視図である。
【図4】回転ドラムとスクイズローラとの相対位置関係を示す正面図である。
【図5】スペーサをスクイズローラに取付けた変形例に係る回転ドラムとスクイズローラとの相対位置関係を示す正面図である。
【図6】スクイズローラの両端部の回転軸の長さが異なる場合の回転ドラムとスクイズローラとの相対位置関係を示す正面図である。
【図7】スペーサを円筒状の別部材としてスクイズローラに取り付け場合の斜視図である。
【図8】従来のスクイズローラと回転ドラムとの相対関係における印刷版への挟持力付与状態を示す正面図である。
【符号の説明】
10 印刷版自動露光装置
12 印刷版(シート材)
14 露光部
16 回転ドラム
26 先端チャック
26A 押圧部
30 スクイズローラ
37 記録ヘッド部
94 基準ピン
100、102 回転軸
108 スペーサ
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート材を回転ドラムの周面に巻き付けて処理するためのシート材処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
シート状の記録材料、特に支持体上に画像記録面が設けられた印刷版を用い、この印刷版の画像記録面に直接レーザビーム等で画像を記録する技術が開発されてきている(印刷版露光装置)。このような技術では、印刷版への迅速な画像記録が可能となっている。なお、印刷版いは、フォトポリマー刷版、サーマル型刷版、銀塩拡散転写型刷版等が含まれる。
【0003】
印刷版への画像記録の技術を用いる印刷版自動露光装置では、印刷版を回転ドラムの周面に巻き付けた状態で、この回転ドラムを高速に回転しながら(主走査)、露光ヘッドを回転ドラムの軸線方向に沿って移動することで(副走査)、印刷版上に画像を記録するようになっている。
【0004】
この種の印刷版自動露光装置においては、回転ドラムに固定された、或いは着脱可能に設けられた開閉式のチャックを備えたクランプ機構によって印刷版の一端を回転ドラムに固定するものが知られている。
【0005】
このクランプ機構では、チャックを開放状態(回転ドラムとの間に隙間を生じさせておく状態)とし、回転ドラムの接線方向から印刷版を進入させ、この印刷版が所定の位置に位置決めされた時点でチャックを閉止状態(回転ドラムとによる印刷版を挟持する状態)とすることで、印刷版を保持することができる。
【0006】
その後、回転ドラムを回転させながら、印刷版を回転ドラムの周面に沿って巻付けていき、最後に巻付け方向後端部を後端用のチャックで保持することで、印刷版を回転ドラムの所定位置に位置決めすることができる。
【0007】
ところで、この印刷版の回転ドラム周方向への巻付け時に、印刷版と回転ドラムの周面との間に気泡が生じたり、弛みが生じると、後工程の画像露光の焦点位置が狂う原因となる。そこで、先端のチャックを保持した後、この先端チャック保持位置の近傍において、スクイズローラを回転ドラムに接近させ、このスクイズローラと回転ドラムとで印刷版を挟持する。この状態で、回転ドラムを回転させることで、印刷版はスクイズローラによってしごかれながら巻付いていくため、前記気泡や弛みを解消することができる。
【0008】
しかしながら、図8に示される如く、スクイズローラ150の回転ドラム152への押し付け力が印刷版154面に対して偏っていると、スクイズローラ150の軸線Pと回転ドラムの軸線Qとの平行関係が崩れ(軸線Rはスクイズローラ150が傾いた状態を示す)、印刷版154の一部、特に巻付け方向と直交する幅方向一端部に浮きが生じ、この部分の焦点位置に誤差が生じることがある。
【0009】
特に、印刷版を回転ドラム152の軸線Q方向中央ラインSで位置決めせず、印刷版154の幅方向一端部を回転ドラム152の軸線Q方向一端部に設けた基準ピン156等を基準として位置決めするような構成の場合、印刷版154の幅方向中央ラインTと前記回転ドラムの中央ラインSと一致しないため、スクイズローラ150の軸線P方向両端部に均等な押圧力(挟持力)を加えても、印刷版154に対する挟持力に不均一な領域を発生させることがある。
【0010】
本発明は上記事実を考慮し、スクイズローラによるシート材への挟持力を、印刷版全域に対して均一とし、回転ドラムへのシート材の巻付け状態において、浮きや弛みを完全に除去することができるシート材処理装置を得ることが目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、シート材を回転ドラムの周面に巻き付けて処理するためのシート材処理装置であって、前記シート材における前記回転ドラム巻付け方向一端部を、当該回転ドラム周面に保持する先端保持手段と、前記先端保持手段でシート材の先端部を保持した状態で、前記回転ドラムを回転させることでシート材を徐々に回転ドラム周面に巻付けていくシート材巻付手段と、前記回転ドラムの周面に対して接触離間可能とされ、前記シート材巻付手段によってシート材を巻付ける際に、前記回転ドラムの周面との間にシート材を挟持するように配設され、シート材を回転ドラムの周面に密着させるスクイズローラと、前記スクイズローラの軸線方向両端部のそれぞれに設定された押圧点に対して、前記シート材を回転ドラムの周面との間で挟持するための挟持力を付与する挟持力付与手段と、前記挟持力付与手段によるそれぞれの押圧点と、前記シート材の巻付け方向中央と、の距離が長い方に該当する前記スクイズローラ又は回転ドラムの一方の軸線方向端部側に設けられ、前記スクイズローラ又は回転ドラムの少なくとも一方の半径寸法を拡大するスペーサと、を有している。
【0012】
請求項1記載の発明によれば、先端保持手段により、前記シート材における前記回転ドラム巻付け方向一端部を、当該回転ドラム周面に保持する。その後、シート巻付け手段により回転ドラムを回転させることでシート材を徐々に回転ドラム周面に巻付けていく。この巻付け時、スクイズローラは、回転ドラムの周面との間にシート材を挟持するように配設され、挟持力付与手段で付与される挟持力によってシート材は所謂しごかれながら回転ドラムの周面に密着されていく。
【0013】
このスクイズローラによるしごき、すなわちシート材の挟持力はシート材の全域に亘り均一である必要がある。そこで、挟持力付与手段では、スクイズローラの軸線方向両端部に位置するそれぞれの押圧点と、前記シート材の巻付け方向中央と、の距離が長い方に該当する前記スクイズローラ又は回転ドラムの一方の軸線方向端部側にスクイズローラ又は回転ドラムの少なくとも一方の半径寸法を拡大するスペーサを設ける。スペーサによってモーメント差による挟持力差を制限し、シート材の全域に亘り均一に挟持力を付与することができる。
【0014】
請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記シート材の幅方向が、前記回転ドラムの周方向の中央に対して偏って位置決めされたとき、この位置決め基準側と反対側の端部に前記スペーサを設けることを特徴としている。
【0015】
請求項2に記載の発明によれば、シート材を巻付ける際、回転ドラムの軸線方向一端部に偏って位置決めする場合がある。すなわち、この位置決め基準側とは反対側にスクイズローラと回転ドラムとの間にシート材が存在しない領域が多くなり、スクイズローラの移動空間がその分増加し、モーメントがかかり撓み易くなる。そこで、上記位置決め基準側とは反対側にスペーサを設けることで、スクイズローラの撓みを防止することで、シート材にかかる力を均一にすることができる。
【0016】
請求項3に記載の発明は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記スペーサが、前記回転ドラムの周面又はスクイズローラの周面の少なくとも一方に沿って、後工程によって貼付け並びに剥取り可能な細幅のテープであることを特徴としている。
【0017】
請求項3に記載の発明によれば、スペーサを貼付け、剥取り可能な細幅のテープとすることで、必要に応じて装置組立中或いは装置完成後に係らず着脱が容易となる。
【0018】
請求項4に記載の発明は、前記請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の発明において、前記請求項1乃至請求項3の何れか1項記載のシート材処理装置が、前記シート材としての金属製の支持版の表面に画像記録層(例えば、感光層又は感熱層等)が設けられた印刷版を、前記回転ドラムに巻付けられた状態で画像データに応じて発光する光ビームを走査することで画像を形成する画像形成装置であることを特徴としている。
【0019】
請求項4に記載の発明によれば、金属製の支持版を持つ印刷版の場合、特に肉厚寸法が0.2mm〜0.3mm程度あり、全幅が1000mm程度であると、挟持力に不均一さが顕著に現れるため、スペーサの配置が極めて挟持力の均一化に有用となる。なお、このように肉厚寸法の印刷版に対しては、スペーサの肉厚寸法としては、0.18mm程度が好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1には、本実施の形態に係る印刷版自動露光装置10が示されている。
【0021】
この印刷版自動露光装置10は、印刷版12の画像形成層に光ビームを照射して画像を露光する露光部14と、印刷版12を前記露光部14へ搬送する搬送ガイドユニット18と、の2つのブロックに分かれている。また、この印刷版自動露光装置10によって、露光処理された印刷版12は、印刷版自動露光装置10に隣接した設置された図示しない現像装置へ送り出されるようになっている。
【0022】
露光部14は、印刷版12を周面に巻付けて保持する回転ドラム16を主要部として構成されており、印刷版12は、搬送ガイドユニット18に案内されて、この回転ドラム16の接線方向から送り込まれるようになっている。搬送ガイドユニット18は、給版ガイド20と排版ガイド22とで構成されている。
【0023】
搬送ガイドユニット18の給版ガイド20と排版ガイド22とは、互いの相対位置関係が横V字型とされ、給版ガイド20は印刷版12を回転ドラム16へ供給し、排版ガイド22は回転ドラム16から印刷版12を受け取るようになっている(給排版位置)。
【0024】
また、搬送ガイドユニット18の近傍には、パンチャー24が配設されている。ここで、搬送ガイドユニット18は、図1の中央付近を中心として、所定角度回動する構造となっている。この回動によって、搬送ガイドユニット18は、前記給排版位置と、給版ガイド20からパンチャー24へ印刷版12を送り込み、給版ガイド20へ戻すパンチ位置との間を選択的に移動させることができる。
【0025】
すなわち、印刷版12は、まず、給版ガイド20に案内されてパンチャー24へ送り込まれ、この印刷版12の先端に位置決め用の穴又は切欠きを形成した後、一旦給版ガイド20に戻される。その後、搬送ガイドユニット18を回転させることで、印刷版12を回転ドラム16に対応する位置に移動される。
【0026】
回転ドラム16は、図示しない駆動手段によって、印刷版12の装着露光方向(図1の矢印A方向)及び装着露光方向と反対方向となる印刷版12の取外し方向(図1の矢印B方向)へ回転される。
【0027】
図1に示されるように、露光部14に設けられている回転ドラム16には、外周面の所定の位置に、先端クランプ機構部50が取付けられている。露光部14では、この回転ドラム16に印刷版12を装着するときに、先ず、先端クランプ機構部50が、搬送ガイドユニット18の給版ガイド20によって送り込まれる印刷版12の先端に対向する位置(印刷版装着位置)で回転ドラム16を停止させる。
【0028】
図2に示される如く、先端クランプ機構部50は、回転ドラム16の軸線方向に沿って複数個設けられ、これらは1列に配列されている(図3参照)。各先端クランプ機構部50は、独立して作動可能となっている。
【0029】
先端クランプ機構部50は、回転ドラム16の周面との間で印刷版12を挟持する先端チャック26を備えている。先端チャック26の長辺の一方は、実際に印刷版12を回転ドラム16方向へ押圧する押圧部26Aとなっている。
【0030】
また、先端チャック26は、回転ドラム16に取付けられた支柱52によって支持されている。
【0031】
支柱52は、先端チャック26の回転ドラム16の周方向に沿う方向(先端チャック26の短辺方向)の略中央部に位置しており、この支柱52を支点として先端チャック26をシーソーの如く回動可能としている。
【0032】
この支柱52に対して前記押圧部26Aが設けられた側とは反対側と、回転ドラム16の周面との間には、付勢手段としての板ばね54が介在されており、フリーな状態では、先端チャック26の押圧部26Aを回転ドラム16の周面に接近する方向に付勢している。
【0033】
すなわち、このフリーの状態では、接線方向から進入し、押圧部26Aと回転ドラム16の周面との間に配置された印刷版12の先端部を挟持することができる。
【0034】
回転ドラム16の図3の上方には、先端チャック26に対向して移動手段としてのチャック開閉ユニット28が設けられている。
【0035】
このチャック開閉ユニット28は、回転ドラム16の両端部の回転軸を軸支する一対の側板56に掛け渡されている。
【0036】
図3に示される如く、チャック開閉ユニット28は、回転ドラム16に対して接近離間可能に前記側板56に取付けられた昇降ブロック58と、この昇降ブロック58に取付けられ、前記複数の先端クランプ機構部50に対応して配置された押圧シャフト60と、で構成されている。
【0037】
昇降ブロック58は、長手方向(回転ドラム16の軸線方向)の両端部が昇降駆動機構部62と連結されており、この昇降駆動機構部62の駆動力により回転ドラム16に対して長手方向に亘り均一の間隔を維持しながら昇降するようになっている。
【0038】
先端チャック26は、この昇降ブロック58を下降させて印刷版12の一端側を押圧することにより、回転ドラム16の周面との間に印刷版12の挿入が可能となる。
【0039】
このときに、印刷版12は、回転ドラム16の周面の所定の位置に突設されている図示しない位置決めピンに当接することにより、回転ドラム16に対して位置決めされる。
【0040】
印刷版12が位置決めされた時点では、昇降駆動機構部62が駆動し昇降ブロック58を上昇させることにより、印刷版12の先端を先端チャック26と回転ドラム16の周面との間で挟持して保持する。
【0041】
図1に示される如く、露光部14では、回転ドラム16に印刷版12の先端が固定されると、回転ドラム16を装着露光方向へ回転する。これにより、搬送ガイドユニット18の給版ガイド20から送り込まれる印刷版12は、回転ドラム16の周面に巻き付けられる。
【0042】
回転ドラム16の周面近傍には、印刷版装着位置よりも装着露光方向の下流側にスクイズローラ30が配置されている。このスクイズローラ30は、回転ドラム16に向けて移動することにより回転ドラム16に巻き付けられる印刷版12を回転ドラム16へ向けて押圧し、印刷版12をしごくことで、回転ドラム16の周面に密着させる。
【0043】
図4には、回転ドラム16とスクイズローラ30との相対位置関係が示されている。
【0044】
回転ドラム16の軸線Z方向一端部側には、印刷版12の幅方向の位置決め基準となる基準ピン94が設けられている。すなわち、印刷版12は、先端チャック26(図1参照)と回転ドラム16との間に挿入された時点で巻付け方向が位置決めされた後、幅方向に移動されるようになっている。この移動中に、上記基準ピン94に当接した時点で、印刷版12はその先端部が先端チャック26によって保持される。
【0045】
この位置は、回転ドラム16の軸線方向中央ラインYに対して、印刷版12の幅方向中央ラインXが偏っている。
【0046】
スクイズローラ30の軸線W方向両端面から突出している一対の回転軸100、102は、前記回転ドラム16へ接近、或いは回転ドラム16から退避させるための移動機構部104、106に支持されている。
【0047】
この移動機構部104、106の内部には、回転軸100、102を回転ドラム16方向へ移動させる際に、付勢手段の付勢力で追従させる機構が設けられている。
【0048】
このため、回転軸100、102は、スクイズローラ本体30Aの適正位置に対応する軸線位置(図4に示す軸線W)よりも大きく移動させている。この回転軸100、102の軸線とスクイズローラ本体30Aの軸線Wとの差分が前記付勢手段の弾性変形により吸収され、印刷版12に所定の挟持力を付与することが可能となる。
【0049】
ここで、印刷版12が回転ドラム16の軸線方向中央ラインYに対して幅方向に偏って位置決めされているため、印刷版12の幅方向のそれぞれの端部に対応するスクイズローラ30上の点V1、V2と、スクイズローラ30の回転軸100、102を移動させる移動機構部104、106によるそれぞれの支持点U1、U2までの長さ寸法L1、L2が異なっている。すなわち、基準ピン94が設けられ側と反対側の方が長い(L1>L2)。この長さ寸法の差により、前記支持点V1、V2に同一の力が加えられたとしても、印刷版12には、異なる力となって加わる。そこで、本実施の形態では、回転ドラム16における前記長さ寸法が長い方に対応する端部にスペーサ108を巻付けている。
【0050】
スペーサ108はテフロン(R)加工されたテープ状とされ、その肉厚寸法tは、0.18mmである。これは、一般的に利用される印刷版12の肉厚寸法0.2mm、0.24mm、0.3mmに対応している。
【0051】
このスペーサ108を貼付けることにより、スクイズローラ30の軸線Wが回転ドラム16の軸線Zに対して傾いたり、スクイズローラ30の軸線Wが湾曲するといったことが解消され、印刷版12に対して均一な挟持力を付与することが可能となる。
【0052】
また、露光部14には、先端チャック26よりも回転ドラム16の装着露光方向下流側近傍(スクイズローラ30よりも上流側)に後端チャック着脱ユニット32が配置されている。後端チャック着脱ユニット32には、回転ドラム16へ向けて突出されたシャフト34の先端に後端チャック36が装着されている。
【0053】
露光部14では、回転ドラム16に巻き付けた印刷版12の後端が、後端チャック着脱ユニット32に対向すると、シャフト34を突出させて、後端チャック36を回転ドラム16の所定の位置に装着する。これにより、後端チャック36が、回転ドラム16との間で印刷版12の後端を挟持して保持する。
【0054】
露光部14では、印刷版12の先端及び後端を回転ドラム16に保持させるとスクイズローラ30を離間させる。この後、露光部14では、回転ドラム16を所定の回転速度で高速回転させながら、この回転ドラム16の回転に同期させて、記録ヘッド部37から画像データに基づいて変調した光ビームを照射する。これにより、印刷版12が画像データに基づいて走査露光される。
【0055】
露光部14では、印刷版12への走査露光が終了すると、印刷版12の後端を保持している後端チャック36が後端チャック着脱ユニット32に対向する位置で回転ドラム16を一時停止させ、回転ドラム16から後端チャック36を取り外す。これにより、印刷版12の後端が開放される。
【0056】
その後、回転ドラム16を印刷版12の取出し方向へ回転させることで、印刷版12は後端側から回転ドラム16の接線方向に沿って、搬送ガイドユニット18の排版ガイド22へ排出され、その後、次工程の現像装置へ搬送される。
【0057】
以下に本実施の形態の作用を説明する。
【0058】
印刷版12を搬送ガイドユニット18の給版ガイド20へ送り込んだ後、この印刷版12へのパンチが必要な場合は、搬送ガイドユニット18をパンチャー24側へ切り換えて給版ガイド20をパンチャー24へ対応させる。
【0059】
パンチャー24では、印刷版12の先端部に所定のパンチ加工が施され、その後、再度給版ガイド20へ戻されて、仮位置決めされる。
【0060】
また、露光処理する場合には、搬送ガイドユニット18を回転ドラム16側へ切り換えて、給版ガイド20を回転ドラム16へ対応させる。これにより、印刷版12を回転ドラム16へ、この回転ドラム16の接線方向から送り込むことができる。
【0061】
送り込まれた印刷版12は、先端チャック26及び後端チャック36によって回転ドラム16の周面に緊密に巻き付けられ、露光のための位置決めが完了する。
【0062】
回転ドラム16が印刷版12を受け入れる所定の位置に待機している状態では、先端クランプ機構部28が昇降ブロック58と対向する。
【0063】
このとき、昇降ブロック58は、昇降駆動機構部62の駆動力により、最下位位置とされており、この結果、押圧シャフト60が先端チャック26を押圧し、板ばね54の付勢力に抗して、先端チャック26を支柱52を支点として回動させている。この回動保持状態では、押圧部26Aが回転ドラム16の周面から離間され、隙間が生じているため、印刷版12を受け入れることができる。
【0064】
印刷版12が前記隙間に進入し、所定の位置に位置決めされると、昇降ブロック58が昇降駆動機構部62の駆動力で上昇(回転ドラム16から離れる方向)を開始する。
【0065】
これにより、印刷版12の先端部が先端チャック26によって保持され、回転ドラム16が回転することで、印刷版12は徐々に巻付けられていく。この巻付け時、スクイズローラ30が回転ドラム16に接触させ、印刷版12をしごきながら巻付けていくため、印刷版12と回転ドラム16との間に気泡や弛みを生じさせることなく、巻付けていくことができる。
【0066】
印刷版12の巻付けが終了すると、その後端部を後端チャック36によって保持することで回転ドラム16への印刷版12の装着が完了する。
【0067】
ここで、本実施の形態では、回転ドラム16の周面における軸線方向一端部側にスペーサ108を取付けている。スペーサ108は、細幅テープ状で装置の組立時であっても、組み付け完了時であっても貼付けが可能である。
【0068】
このスペーサ108は、スクイズローラ30がその両端の回転軸100、102に所定の力を加えたときに、実際に印刷版12に加わる挟持力の偏差を矯正する役目を持つ。
【0069】
すなわち、印刷版12が回転ドラム16の軸線Z方向一端部に設けられた基準ピン94を位置決め基準として幅方向が位置決めされているため、この印刷版12の幅方向中央ラインXと、回転ドラム16の軸線Z方向中央ラインYとが一致しておらず、基準ピン94側に偏って位置決めされているため、基準ピン94と反対側に対応する回転ドラム16とスクイズローラ30との間に印刷版12が存在しない空間が軸線方向に多く存在する。このため、回転軸100、102を同一の力で押圧すると、スクイズローラ30が上記空間に移動し、スクイズローラ30の軸線Wが、回転ドラム16の軸線Zに対して傾いたり、湾曲したりする。
【0070】
スペーサ30はこのような傾き又は湾曲を制限するため、印刷版12は、均一に挟持力を受けることができ、印刷版12の回転ドラム16に対する浮きが生じることが防止される。
【0071】
印刷版12の回転ドラム16への装着が完了すると、画像データを読み込み、記録ヘッド部37からの光ビームによって露光処理が開始される。露光処理は、回転ドラム16を高速で回転させながら(主走査)、記録ヘッド部37を回転ドラム16の軸線方向へ移動する、所謂走査露光である。
【0072】
露光処理が終了すると、搬送ガイドユニット18を切り換え(排版ガイド22を回転ドラム16へ対応させ)、次いで、回転ドラム16に巻きつけた印刷版12を接線方向から排出していく。このとき、印刷版12は、排版ガイド22に送られる。
【0073】
印刷版12が排版ガイド22に送られると、搬送ガイドユニット18を切り換え、排版ガイド22を排出口へ対応させ、印刷版12を排出させる。この排出方向には、現像部が設けられており、印刷版12は続けて現像処理される。
【0074】
以上説明したように本実施の形態では、回転ドラム16の周面における基準ピン94が取付けられた側とは反対側の端部にスペーサ108を取付け、偏って回転ドラム16の周面に巻き付けられた印刷版12に起因するスクイズローラ30からの挟持力のむらを解消し、印刷版12の全域に均一に挟持力を付与することで、印刷版12を確実に回転ドラム16の周面に密着巻付けることができる。これにより、焦点深度の変化がなく、画質の低下を防止することができる。
【0075】
なお、本実施の形態では、回転ドラム16にスペーサ30を取付けたが、図5に示される如く、スクイズローラ30に取付けるようにしてもよい。
【0076】
また、本実施の形態では、印刷版12が回転ドラム16に対して偏って位置決めしたことに起因するスクイズローラ30の軸線Wの傾斜又は湾曲を制限する例を挙げたが、図6に示される如く、印刷版12が回転ドラム16に対して偏らず、センター位置決め(回転ドラム16の軸線Z方向中央ラインYと、印刷版12の幅方向中央ラインXとが一致)された場合において、スクイズローラ30の回転軸100、102の長さ寸法が異なる場合でも、スクイズローラ30の軸線Wの傾き又は湾曲が生じることがある。このような場合においては、回転軸の長い法に対応してスペーサ30を設けることで、同様の効果を得ることができる。
【0077】
さらに、本実施の形態では、スペーサ108として、テフロン(R)加工されたテープを適用したが、図7に示される如く、スクイズローラ30の一端部の回転軸100を長くとり(回転軸100の基部の拡径部)、この長くとった寸法分の厚みを持ち、かつ前記スクイズローラ30の外径よりも所定寸法大きい外径の円筒状のスペーサ部材110をワッシャー111を介して嵌入するようにしてもよい。このスペーサ部材110は、スベリ性のよい合成樹脂製とされている。
【0078】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明では、スクイズローラによるシート材への挟持力を、印刷版全域に対して均一とし、回転ドラムへのシート材の巻付け状態において、浮きや弛みを完全に除去することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る印刷版自動露光装置の概略図である。
【図2】搬送ガイドユニットの斜視図である。
【図3】回転ドラム上部に設けられたチャック開閉ユニット及びその周辺を示す斜視図である。
【図4】回転ドラムとスクイズローラとの相対位置関係を示す正面図である。
【図5】スペーサをスクイズローラに取付けた変形例に係る回転ドラムとスクイズローラとの相対位置関係を示す正面図である。
【図6】スクイズローラの両端部の回転軸の長さが異なる場合の回転ドラムとスクイズローラとの相対位置関係を示す正面図である。
【図7】スペーサを円筒状の別部材としてスクイズローラに取り付け場合の斜視図である。
【図8】従来のスクイズローラと回転ドラムとの相対関係における印刷版への挟持力付与状態を示す正面図である。
【符号の説明】
10 印刷版自動露光装置
12 印刷版(シート材)
14 露光部
16 回転ドラム
26 先端チャック
26A 押圧部
30 スクイズローラ
37 記録ヘッド部
94 基準ピン
100、102 回転軸
108 スペーサ
Claims (4)
- シート材を回転ドラムの周面に巻き付けて処理するためのシート材処理装置であって、
前記シート材における前記回転ドラム巻付け方向一端部を、当該回転ドラム周面に保持する先端保持手段と、
前記先端保持手段でシート材の先端部を保持した状態で、前記回転ドラムを回転させることでシート材を徐々に回転ドラム周面に巻付けていくシート材巻付手段と、
前記回転ドラムの周面に対して接触離間可能とされ、前記シート材巻付手段によってシート材を巻付ける際に、前記回転ドラムの周面との間にシート材を挟持するように配設され、シート材を回転ドラムの周面に密着させるスクイズローラと、
前記スクイズローラの軸線方向両端部のそれぞれに設定された押圧点に対して、前記シート材を回転ドラムの周面との間で挟持するための挟持力を付与する挟持力付与手段と、
前記挟持力付与手段によるそれぞれの押圧点と、前記シート材の巻付け方向中央と、の距離が長い方に該当する前記スクイズローラ又は回転ドラムの一方の軸線方向端部側に設けられ、前記スクイズローラ又は回転ドラムの少なくとも一方の半径寸法を拡大するスペーサと、
を有するシート材処理装置。 - 前記シート材の幅方向が、前記回転ドラムの周方向の中央に対して偏って位置決めされたとき、この位置決め基準側と反対側の端部に前記スペーサを設けることを特徴とする請求項1記載のシート材処理装置。
- 前記スペーサが、前記回転ドラムの周面又はスクイズローラの周面の少なくとも一方に沿って、後工程によって貼付け並びに剥取り可能な細幅のテープであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のシート材処理装置。
- 前記請求項1乃至請求項3の何れか1項記載のシート材処理装置が、前記シート材としての金属製の支持版の表面に画像記録層が設けられた印刷版を、前記回転ドラムに巻付けられた状態で画像データに応じて発光する光ビームを走査することで画像を形成する画像形成装置であることを特徴とするシート材処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002202543A JP2004001986A (ja) | 2002-03-27 | 2002-07-11 | シート材処理装置 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002089298 | 2002-03-27 | ||
JP2002202543A JP2004001986A (ja) | 2002-03-27 | 2002-07-11 | シート材処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004001986A true JP2004001986A (ja) | 2004-01-08 |
Family
ID=30446135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002202543A Pending JP2004001986A (ja) | 2002-03-27 | 2002-07-11 | シート材処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004001986A (ja) |
-
2002
- 2002-07-11 JP JP2002202543A patent/JP2004001986A/ja active Pending
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